JP2012093558A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】OIS駆動機構のサーボ系の発振を防止し、かつ携帯電話にも搭載が可能な小型のオートフォーカス機構および光学的手振れ補正機構付きカメラモジュールを提供する。
【解決手段】本発明に係るカメラモジュール100は、撮像レンズ4を備える光学部1と、中間支持体8と、固定支持体9と、固定支持体9に対して固定されている撮像素子6とを備える光学的手振れ補正用のカメラモジュールであって、中間支持体8に対する、光学部1の光軸に垂直な方向における変位を規制し、かつ、中間支持体8に対して光学部1を光軸方向に変位可能に支持するボール10と、中間支持体8と固定支持体9とを連結し、固定支持体9に対して、中間支持体8を光軸に垂直な方向に変位可能に支持するサスペンションワイヤー11とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話等の電子機器に搭載されるカメラモジュールに関するものであって、特にオートフォーカス機能に加えて、手振れ補正機能を有するカメラモジュールに関するものである。
近年の携帯電話は、携帯電話内にカメラモジュールを組み込んだ機種が大半を占めるようになってきている。携帯電話に搭載されるカメラモジュールは、携帯電話内に収納しなければならないため、デジタルカメラと比べて小型、軽量化に対する要求が大きい。
このようなカメラモジュールの中で、レンズ駆動装置によってレンズを駆動させることによりオートフォーカス(AF:Auto Focus)機能を実現するタイプのものが、携帯電話等の電子機器に搭載される例も増加してきている。レンズ駆動装置として、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、VCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)を利用するタイプ等、様々なタイプが存在し、すでに市場に流通している。
一方、このようにオートフォーカス機能を有するカメラモジュールを搭載する携帯電話が当たり前になってきた状況においては、差別化を図るためのさらなる機能として、手振れ補正機能が注目されてきている。手振れ補正機能は、デジタルカメラやビデオカメラでは世の中で広く採用されているが、携帯電話ではサイズ面の問題等があって、搭載するのが難しい状況にある。しかしながら、小型化が可能な新規の手振れ補正機構も提案されつつあり、今後は手振れ補正機能を搭載した携帯電話用カメラモジュールが増加していくと予想される。
携帯電話に搭載することを意識した手振れ補正機能付きカメラモジュールが特許文献1に記載されている。特許文献1で説明されているのは、光学的手振れ補正機構(OIS:Optical Image Stabilizer)についてである。
特許文献1では、撮影ユニット(可動モジュール)と呼ばれる従来のAFカメラモジュールを4本のサスペンションワイヤーで支持し、光軸に垂直な2軸方向に駆動することで手振れを補正する構造となっている。撮影ユニットの駆動機構として、撮影ユニットを搭載したカバー部の4つの外周側面にそれぞれマグネットが配置され、各マグネットに対向するように固定体側ヨークにコイルが配置されている。これにより、固定体側ヨークに対して撮影ユニットが、光軸に垂直な2軸に独立して駆動可能となっている。
また、特許文献1に記載されているAFカメラモジュールは、レンズを含む移動体(可動部)を光軸方向に変位可能に支持するAF駆動機構として、レンズを含む移動体を上下2組のバネ部材で支持するタイプの機構を有する。
OIS駆動機構を備えないカメラモジュールのためのAF駆動機構としては、バネ部材で支持するタイプのAF駆動機構以外にも、たとえば、ボールガイド構造または軸ガイド構造を用いる機構も提案されている。
特許文献2には、OIS駆動機構は備えないが、ボールガイド構造のAF駆動機構を備える撮像機器が開示されている。特許文献2に記載の撮像機器は、ホルダ(可動部)と支持体(固定部)との間に回転可能な回転部材(ボール)を配置したボールガイド構造のAF駆動機構を有する。
特許文献3には、OIS駆動機構は備えないが、軸ガイド構造のAF駆動機構を備えるカメラモジュールが開示されている。特許文献3に記載のカメラモジュールは、レンズホルダー(可動部)と筐体(固定部)との間にシャフト状案内手段を配置した軸ガイド構造のAF駆動機構を有する。
ただし、ボールガイド構造または軸ガイド構造のAF駆動機構では、ボールの転がり、軸の摺動において摩擦力が発生する。例えば、VCMによってレンズを含む可動部を変位させる場合、特にボールガイド構造または軸ガイド構造における静摩擦力のために、VCMに加える電圧と可動部の変位との間にヒステリシスが生じる。また、摩擦のために、可動部を変位させる分解能を細かくすることが困難になる。また、ボールの転動面または軸の摺動面に異物が混入すると、動作が不安定になってしまうという問題がある。
このような理由により、AF駆動機構を有する(かつOIS機構を有しない)携帯電話等に搭載可能な小型のカメラモジュールにおいては、バネ部材で支持するタイプのAF駆動機構の実用化が先行しており、ボールガイド構造または軸ガイド構造を用いるAF駆動機構はほとんど採用されていない。
特開2009−288770号公報(2009年12月10日公開) 特開2008−287034号公報(2008年11月27日公開) 特開2007−286439号公報(2007年11月1日公開)
そのため、OIS駆動機構とAF駆動機構とを併せ持つ小型のカメラモジュールにおいても、一般的に特許文献1のように、バネ部材で支持するタイプのAF駆動機構が採用される。
しかしながら、本願発明者は、OIS駆動機構とバネ部材で支持するタイプのAF駆動機構とを組合わせた場合に、OIS駆動の際に、AF駆動機構のバネ部材に起因する制御困難な共振が発生する問題が生じることを見出した。OIS駆動機構とバネ部材で支持するタイプのAF駆動機構とを組合わせた場合に生じる問題を、以下に説明する。
特許文献1の例では、OIS可動部(OIS駆動機構における可動部)である撮影ユニットには撮像素子も含まれており、レンズ系と撮像素子とを一体で光軸に垂直な方向に駆動しても、十分な手振れ補正はできない。また、特許文献1の例では、レンズを含むAF可動部(AF駆動機構における可動部)をAF用バネによりAF固定部に対して支持し、AF固定部をOISバネ(サスペンションワイヤー)でOIS固定部に対して支持する構成となっている。このような構成を模式的に表すと、図10に示すような2自由度系の振動モデルになる。mがAF可動部の質量、mがAF可動部を除いたOIS可動部の質量(すなわちAF固定部の質量)、kがAF可動部を支持しているAF用バネの横方向(光軸に垂直な方向)のバネ定数、kがOIS可動部を支持しているサスペンションワイヤーの撓み方向(光軸に垂直な方向)のバネ定数である。AF用の板バネは、AF可動部を光軸方向に変位可能に支持するためのものであるが、光軸に垂直な方向の変位を完全に規制することはできない。そのため、AF用バネは、光軸に垂直な方向において、バネ定数kのバネとして振る舞う。各バネの自然長の位置を基準として、AF可動部、OIS可動部の変位をそれぞれx、xとすると、特許文献1の例ではOIS駆動力fはOIS可動部(mに相当)に作用することになる。簡略化のため、粘性項は省略している。このモデルに対して運動方程式をたてると、以下のようになる。
(d/dt)+k(x−x)=0
(d/dt)+k(x−x)+k=f
ラプラス変換して、x、xそれぞれについて連立方程式を解くと、以下のようになる。
/F=k/((m+k)×(m+k+k)−k
/F=(m+k
/((m+k)×(m+k+k)−k
ただし、sはラプラス変換の変数、X、X、Fはそれぞれx、x、fのラプラス変換後の関数である。
ここで、s=−ω、ω=2π×f(fは周波数)として周波数領域に変換すると、この振動系のボード線図が得られる。図11および図12にこの系のボード線図を示す。横軸は周波数で、ゲインの目盛を縦軸左側に、位相の目盛を縦軸右側に示している。上式をそのまま計算すると共振点でゲインが無限大となるため、適度な粘性項を与えて計算した結果を示しており、図11はXに関するボード線図を示し、図12はXに関するボード線図を示す。
まずは、レンズを含むAF可動部の動きを表している図11のボード線図について説明する。上式からも類推できるが、X/Fは、分子が定数、分母がsの2次項になっている。したがって、分母=0、すなわちX/F→∞となる共振点が2つ存在することになる。特に、高域側の2次共振は、大きなゲインピークを有し、位相が180度回るため、サーボ系のカットオフ周波数を過ぎてから再び0dBラインを横切る可能性があり、サーボ系の発振につながるため望ましくない。発振を防止するためには、サーボ系全体のゲインを下げるか、フィルター等で2次共振のゲインを落とすか、2次共振の周波数を機械的に上げるか(kを高くする)等の対応が必要になる。ゲインを落とすことは、手振れ補正機能の低下につながり、kを高くするとAFの動作にも悪影響を及ぼす可能性がある。
次に、OIS可動部の動きを表している図12のボード線図について説明する。通常、OIS制御系では、OIS可動部の変位を検出して、フィードバック制御を行うため、このXの動きを表すボード線図の方が重要となる。上式からも類推できるが、X/Fは、分子がsの1次項、分母がsの2次項になっている。したがって、分子=0となる共振点が1つ、分母=0となる共振点が2つ存在することになる。分子=0では下向きのゲインピークが現れ、分母=0では上向きのゲインピークが現れる。分子=0の共振周波数と分母=0の2つめ(高域側)の共振周波数を比較すると、分子=0の共振周波数の方が低域側にくるため、図12に示すようなゲインカーブとなり、数百Hz付近の位相のピークは上向きとなる。
さらに、図11に示す結果は、AF可動部の重心位置にOIS駆動力(AF用バネを介して作用する)が働いた場合を想定したものであるが、重心位置とOIS駆動力の位置がずれている場合は、AF可動部に対して回転モーメントが作用するため、さらにAF用バネのねじれモード(光軸に垂直な軸を中心とする回転)の共振も生じる。ねじれモードの共振が生じた場合のボード線図を図13に示す。構造にもよるが、通常はねじれモードの共振は2次共振(高域側の共振)よりもやや低い周波数で発生し、ゲインピークで見ると下側のピークと上側のピークが接近して見られる。このような共振ピークもサーボ系の不安定性につながるため、望ましくない。
いずれにしても、数百Hzレベルに、このような共振ピークが存在すると、サーボ系を不安定にする要因となり、望ましくない。そして、これらの数百Hzレベルの共振は、AFバネの横方向(光軸に垂直な方向)のバネ定数に関係して生じているものである。サーボ系の安定化のためには、共振周波数をkHzオーダーまで高くするか、あるいは共振そのものが生じない構造を採用することが望ましい。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、OIS駆動機構のサーボ系の不安定性につながる発振(共振)を防止し、かつ携帯電話にも搭載が可能な小型のオートフォーカス機構および光学的手振れ補正機構付きカメラモジュールを提供することにある。
本発明に係るカメラモジュールは、撮像レンズを備える光学部と、中間支持体と、固定支持体と、上記固定支持体に対して固定されている撮像素子とを備える光学的手振れ補正用のカメラモジュールであって、上記の課題を解決するために、上記中間支持体に対する、上記光学部の光軸に垂直な方向における変位を規制し、かつ、上記中間支持体に対して上記光学部を光軸方向に変位可能に支持する転動体または摺動部を有する第1支持手段と、上記中間支持体と上記固定支持体とを連結し、上記固定支持体に対して、上記中間支持体を光軸に垂直な方向に変位可能に支持する第2支持手段とを備えることを特徴としている。
光学部を光軸方向に駆動するAF駆動機構において、板バネ等の弾性支持体を用いて光学部を光軸方向に変位可能に支持すると、板バネは光軸に垂直な方向においてもバネとして作用してしまう。そのため、光学部(および中間支持体)を光軸に垂直な方向に駆動するOIS駆動によって、実用的な周波数領域において共振が発生してしまう。
本発明の上記の構成によれば、AF駆動機構において、光学部を転動体または摺動部によって支持する。よって、中間支持体に対する、光学部の光軸に垂直な方向における変位を規制し、かつ、中間支持体に対して光学部を光軸方向に変位可能に支持することができる。そのため、OIS駆動において、光軸に垂直な方向のバネ機構に起因する共振が発生しなくなり、サーボ系をより安定に保つことが可能になるという効果を奏する。
また、上記カメラモジュールは、上記光学部を上記中間支持体に近づけるように上記光学部に力を加えることにより、第1支持手段の上記転動体または上記摺動部に与圧を加える与圧手段を備えてもよい。
上記の構成によれば、光学部と中間支持体とが、第1支持手段を介して光軸に垂直な方向において離れず、OIS駆動によって、光学部と中間支持体とを一体的に駆動することが可能となる。よって、OIS駆動による共振の発生を防止し、安定的に光学部を支持することが可能になる。
また、上記与圧手段は、磁力によって与圧を加える構成であってもよい。
上記の構成によれば、磁力によって上記光学部を上記中間支持体に近づけるように上記光学部に力を加えることにより、光学部の光軸方向への駆動(AF駆動)を阻害することなく、第1支持手段に与圧を加えることができる。そのため、より共振が生じにくく、サーボ系をより安定に保つことが可能になる。
また、第1支持手段は、上記光学部と上記中間支持体との間に配置される、複数の上記転動体を有し、上記光学部の周囲の複数の位置にそれぞれ上記転動体が配置されており、光軸から見て、上記与圧手段が力を加える方向とは異なる方向に位置する上記転動体が接する上記中間支持体側または上記光学部側の転動面が、上記与圧手段が力を加える方向に対して傾いている構成であってもよい。
上記の構成によれば、上記与圧手段が力を加える方向に対して、転動面が平行ではなく傾いていることにより、該転動面に接する転動体に与圧を加えることができる。それゆえ、光軸から見て、上記与圧手段が力を加える方向に位置する転動体に与圧を加えるだけではなく、上記与圧手段が力を加える方向とは異なる方向に位置する上記転動体に対しても与圧を加えることができる。
また、上記カメラモジュールは、コイルとマグネットとを含む駆動機構を備え、上記コイルおよび上記マグネットのいずれか一方が上記光学部に対して固定されており、他方が上記中間支持体に対して固定されており、上記駆動機構は、上記コイルと上記マグネットとの間に働く電磁力により、上記光学部を光軸方向に変位させ、上記与圧手段は、上記光学部および上記中間支持体のうちの上記コイルが固定された方に設置された磁性体と、上記マグネットとの間に働く磁力によって与圧を加える構成であってもよい。
上記の構成によれば、AF駆動のためのマグネットを、与圧手段として共用することができる。
また、第2支持手段は、弾性力によって、上記固定支持体に対して、上記中間支持体を光軸に垂直な平面における所定の位置に保持するよう作用する構成であってもよい。
また、第2支持手段は、少なくとも4つのサスペンションワイヤーからなる構成であってもよい。
上記の構成によれば、中間支持体を、簡単な構成で光軸に垂直な2軸の方向に変位可能に支持することができる。また、第2支持手段としてサスペンションワイヤーを用いることで、その撓み方向(曲がる方向)のバネ定数に対して長さ方向(伸縮する方向)のバネ定数を十分に高めることが可能となり、OIS可動部のねじれ(チルト)に対する抵抗力を高めることができる。
以上のように、本発明に係るカメラモジュールでは、光学部を光軸方向に変位可能に支持する手段として転動体または摺動部のガイド手段を用いることで、光学部の光軸に垂直な方向における変位を規制する。よって、光軸に垂直な方向において弾性的に支持するバネ機構をAF駆動機構からなくすことができる。それゆえ、OIS駆動において、バネ機構に起因する共振の発生を防ぐことができ、サーボ系の安定化が可能になるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールの構造を示す斜視図である。 図1のカメラモジュールのA−A矢視断面図である。 図1のカメラモジュールのB−B矢視断面図である。 図2および図3のカメラモジュールのC−C矢視断面図である。 本発明の実施形態の上記カメラモジュールにおけるOIS駆動機構のマグネットとコイル周辺の要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態のカメラモジュールの振動モデルを模式的に表した図である。 本発明の実施形態のカメラモジュールにおける撮像レンズおよび中間支持体の変位に関するボード線図の一例である。 本発明の別の実施形態に係る光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールの、図2に相当する断面図である。 本発明の別の実施形態に係る光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールの、図4に相当する断面図である。 従来の光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールの振動モデルを模式的に表した図である。 従来の光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールにおけるレンズの変位に関するボード線図の一例である。 従来の光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールにおけるOIS可動部の変位に関するボード線図の一例である。 従来の光学的手振れ補正機能付きカメラモジュールにおけるレンズの変位に関する別のボード線図の一例である。
[実施形態1]
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図7に基づいて説明する。
(カメラモジュールの構成)
図1は、本実施形態の光学的手振れ補正機能付きカメラモジュール100の構造を示す斜視図である。カメラモジュール100は、複数の撮像レンズを含む光学部1と、光学部1を光軸方向および光軸に垂直な方向に駆動するために光学部1の外側に配置された光学部駆動装置2と、光学部1を経由した光を撮像する撮像部3とを備える。光学部駆動装置2と、撮像部3とは光軸方向に積層されている。以下の説明では、便宜上、光学部1側(被写体側)を上方、撮像部3側を下方とする。
まず、図2〜図4に基づき、カメラモジュール100の全体構造について説明する。図2は、図1のカメラモジュール100の構造を示すA−A矢視断面図であり、カメラモジュール100の対角を結ぶ位置を光軸方向に沿って切断した断面図である。図3は、図2のカメラモジュール100のB−B矢視断面図であり、カメラモジュール100の中央部を光軸方向に沿って切断した断面図である。図4は、図2および図3のカメラモジュール100のC−C矢視断面図である。図2、図3には、光軸の位置を一点鎖線で示す。
光学部1は、複数(図2では4枚)の撮像レンズ4と、複数の撮像レンズ4を内側に保持するシリンダ形状のレンズバレル5とを備える。光学部1は、被写体像を形成する撮像光学系であり、外部からの光を複数の撮像レンズ4を介して撮像部3の撮像素子6へ導く。撮像レンズ4の光軸は、レンズバレル5の軸心と一致している。光学部1は、撮像部3の撮像素子6に対して光軸方向および光軸に垂直な2軸の方向に変位可能に支持されている。
光学部駆動装置2は、レンズホルダ7、中間支持体8、固定支持体9、第1の支持手段としての複数個のボール(転動体)10、第2の支持手段としての複数本のサスペンションワイヤー11とを備えている。ボール10は、レンズホルダ7と中間支持体8との間に介挿され、レンズホルダ7を中間支持体8に対して、光軸方向のみに変位可能となるように支持している。また、サスペンションワイヤー11は、中間支持体8と固定支持体9とを連結しており、中間支持体8を固定支持体9に対して、光軸に垂直な方向のみに変位可能となるように支持している。固定支持体9は、光学部駆動装置2のベース部材の役割と、撮像素子6をカバーするためのセンサーカバーの役割を兼ねている。
レンズホルダ7は、レンズバレル5を内側に保持し、光学部1と一体となって駆動される。レンズホルダ7の上端近傍部(被写体側の端部)と下端近傍部(撮像素子側の端部)の各コーナーにはそれぞれボール10が配置されている。各ボール10は、レンズホルダ7と中間支持体8との間に挟まれており、転動することにより、中間支持体8に対してレンズホルダ7を光軸方向に変位可能に支持する。
中間支持体8の上端部にはフランジ部材12が固定されており、外側に張り出したフランジ部12aにサスペンションワイヤー11の上端部が固定され、固定支持体9にサスペンションワイヤー11の下端部が固定されている。
サスペンションワイヤー11は、金属等からなる細い棒状の部材である。サスペンションワイヤー11はワイヤー軸(長手方向)に垂直な方向には容易に撓む(曲がる)が、ワイヤー軸に沿った長手方向のバネ定数は高く、長手方向の伸び縮みはほとんど無視できる。光軸に平行に配置された4つのサスペンションワイヤー11によって、中間支持体8を支持することにより、中間支持体8および光軸に垂直な方向についてそれと一体的に支持された光学部1は、固定支持体9に対して光軸に垂直な2軸の方向に変位可能となる。また、OIS駆動力を働かせない場合、光学部1は、4つのサスペンションワイヤー11の弾性力によって、光軸に垂直な平面における所定の位置に保持される。
中間支持体8は、上下が開口した中空の、四角形状の部材であり、光学部1およびレンズホルダ7を取り囲むように配置されている。フランジ部材12の内側に張り出したフランジ部12bは、レンズホルダ7の上側の可動範囲を規制するためのストッパの役割を兼ねている。
固定支持体9の上側部分には、ヨークとしての役割を兼ねたカバー13が設置され、固定されている。カバー13は、光学部1、および中間支持体8等を取り囲むような箱の形状をしている。カバー13の光学部1の上方に対応する位置には、開口部13aが設けられている。
固定支持体9は、矩形の部材であり、上下方向に貫通した開口9aが中央に形成されている。固定支持体9は、底面側に凹部を備えており、開口9aをふさぐように底面側凹部に配置されたIRカットフィルター14を備える。固定支持体9とIRカットフィルター14とは、撮像素子6を覆うセンサカバーの役割も兼ねる。本実施形態では、IRカットフィルター14は、リッドガラスからなるが、これに限らない。
撮像部3は、基板15と、基板15上に搭載された撮像素子6とを備える。撮像素子6は、光学部1を経由して到達した光を受光して光電変換を行い、撮像素子6上に結像された被写体像を得る。基板15の上面と固定支持体9の下面は接着剤によって固定される。
(光学部のAF駆動機構)
次に、光学部1のAF駆動機構について説明する。光学部1およびそれを支持するレンズホルダ7を光軸方向に変位させるAF機能は、AF用コイル16と、AF用マグネット17とを含むAF駆動機構によって実現される。
中間支持体8の4つのコーナー部分には、略台形形状(図4参照)をしたAF用マグネット17が固定されている。また、AF用コイル16は、レンズホルダ7の周囲を囲むように巻き回された略八角形状をしており、レンズホルダ7に固定されている。AF用コイル16の軸は、光軸に一致している。AF用マグネット17は、一方の磁極がAF用コイル16に向くように配置されている。AF用コイル16に電流を流すことにより、AF用マグネット17との間で生じる電磁力がレンズホルダ7に作用し、中間支持体8に対してボール10の転動によって光軸方向にガイドされたレンズホルダ7を、光軸方向に移動させることができる。
(光学部のOIS駆動機構)
次に、光学部1および中間支持体8のOIS駆動機構について説明する。光学部1および中間支持体8を光軸に垂直な方向に変位させるOIS機能は、OIS用コイル18(図3参照)と、OIS用マグネット19とを含むOIS駆動機構によって実現される。
中間支持体8の外側の四方の各側面に、OIS用コイル18が配置され、固定されている。各OIS用コイル18は、コイルの軸が中間支持体8の側面に垂直になるように配置されている。また、各OIS用コイル18に対向するように、カバー(ヨーク)13の内側側面にはOIS用マグネット19が配置され、固定されている。OIS用コイル18とOIS用マグネット19との位置関係を示す要部拡大斜視図を図5に示す。図5に示すように、OIS用マグネット19は内側を向く面に2極着磁されており、OIS用コイル18の縦方向の巻線部分(巻線が光軸方向に沿った箇所)がそれぞれの磁極に対向するように配置されている。OIS用コイル18に電流を流すことにより、OIS用マグネット19との間で生じる電磁力が中間支持体8に作用し、中間支持体8、および中間支持体8に対して支持される光学部1を光軸に垂直な方向に駆動する(変位させる)ことができる。
なお、OIS駆動機構およびAF駆動機構について、コイルまたはマグネットを可動部側に搭載するか、固定部側に搭載するかの組み合わせは自由であり、例示した構成におけるコイルとマグネットとを入れ替えた構成を用いることもできる。ただし、コイルに比べてマグネットの方が質量が大きいため、コイルを可動部側に、マグネットを固定部側に搭載した方がエネルギー的には効率的である。
また、AF駆動機構について、AF用コイルをAF可動部に搭載し、AF用マグネットを固定支持体に搭載し、両者の間に働く電磁力によってAF可動部を固定支持体に対して、光軸方向に変位させてもよい。このように構成することにより、AF用マグネットが固定支持体に設けられるので、OIS可動部を軽量化することができる。
(OIS機能およびAF機能)
以上の構成により、光学部駆動装置2は、電磁力によって、光学部1を光軸方向および光軸に垂直な2軸の、計3軸の方向に駆動することができる。撮像部3の撮像素子6に対して光学部1を3軸駆動することで、オートフォーカス(AF)機能と光学的手振れ補正(OIS)機能の両方を実現する。
AF機能については、無限遠端からマクロ端までの間で、光学部1を撮像素子6に対して上下動させる(すなわち複数の撮像レンズ4を撮像素子6に対して光軸方向に変位させる)ことで実現する。なお、撮像レンズ4の無限遠端とは、無限遠にある被写体に対して合焦する位置を意味し、撮像レンズ4のマクロ端とは、所望のマクロ距離(たとえば10cm)にある被写体に対して合焦する位置を意味する。
OIS機能については、手振れの量および方向に応じて、光学部1を撮像素子6に対して光軸に垂直な方向に動かす(すなわち複数の撮像レンズ4を撮像素子6に対して光軸に垂直な方向に相対変位させる)ことで実現する。なお、図示しないジャイロセンサ、加速度センサ等を、カメラモジュール、あるいはカメラモジュールを備える携帯電話等に搭載し、ジャイロセンサ等で検出された角速度に基づいて、同じく図示しないOIS制御系が、手振れの量および方向を特定する。OIS制御系は、特定した手振れの量および方向に応じて、撮像レンズ4の光軸に垂直な方向の変位を制御する。また、カメラモジュール内に、撮像素子6に対するOIS可動部(または光学部1)の位置を検出する位置センサ(ホール素子、またはフォトリフレクタ等)を搭載しておくと、角速度を検出するジャイロセンサの検出信号に応じて光学部1の位置(すなわち撮像レンズ4の位置)を制御できるため、クローズドループ制御を行って手振れ補正の補正精度を高めることが可能となる。
以上のような構成により、光学的手振れ補正機構付きカメラモジュールが構成される。ただし、上記の構成に限定される訳ではない。本実施形態での説明は、コイルの形状や磁気回路の構造に対して、何ら限定を与えるものではなく、小型化、軽量化、または高推力化等のための新たなアイデアに対して制限を加えるものではない。
なお、本発明の第1の支持手段は、ボールに限定される訳ではなく、ローラを用いた転動ガイド構造でもよく、また、シャフトに沿って摺動する軸ガイド構造であってもかまわないし、中間支持体およびレンズホルダの面同士が摺動するような構造でもかまわない。
本発明の主たる特徴における第1のポイントは、OIS可動部となるAF駆動機構において、中間支持体に対してAF可動部を光軸方向にのみ変位可能に支持するために、横方向(光軸に垂直な方向)においても弾性的に変形しやすいバネ機構(AF用バネ)を用いず、転動(あるいは摺動)によるガイド機構を設けた点にある。よって、中間支持体に対するAF可動部の横方向の変位を規制することができる。それゆえ、AF用バネの横方向の運動による共振が発生せず、サーボ系を安定に保つことが可能となる。
(OIS駆動による振動解析)
図6は、本実施形態のカメラモジュールの構成を模式的に表す振動モデルを示す図である。本実施形態の光軸に垂直な一方向における振動モデルは、図6に示すような1自由度系の振動モデルになる。なぜなら、光軸に垂直な方向については、バネとして作用するのはOIS用のサスペンションワイヤーのみであり、光軸に垂直な方向については、AFの可動部とOISの可動部とが一体のものとみなせるからである。mがAF可動部の質量、mがAF可動部を除いたOIS可動部の質量、kがOIS可動部を支持しているサスペンションワイヤーの撓み方向(光軸に垂直な方向)のバネ定数である。各バネの自然長の位置を基準として、OIS可動部すなわちAF可動部の変位をxとすると、本実施形態ではOIS駆動力fはOIS可動部(mに相当)に作用する。このモデルに対して運動方程式をたてると、
(m+m)(d/dt)+k=f
ラプラス変換してこの方程式を解くと、
/F=1/((m+m)s+k
となる。ただし、sはラプラス変換の変数、X、Fはそれぞれx、fのラプラス変換後の関数である。
ここで、s=−ω、ω=2π×f(fは周波数)として周波数領域に変換し、各定数として本実施形態のカメラモジュール100の一設計例の数値を用いると、この振動系のボード線図が得られる。図7にこの系の撮像レンズの変位を示すボード線図を示す。横軸は周波数で、ゲインの目盛を縦軸左側に、位相の目盛を縦軸右側に示している。また、ボード線図中のそれぞれの線に付した矢印によって、対応する軸を示す。上式をそのまま計算すると共振点でゲインが無限大となるため、図7に示すのは適度な粘性項を与えて計算した結果である。上式からも類推できるが、X/Fは、分子が定数、分母がsの1次項になっている。したがって、分母=0、すなわちX/F→∞となる共振点が1つのみ存在する。図からもわかるように、ボード線図上に高次(数百Hz辺り)の共振ピークは存在せず、サーボ系の発振につながるような要素がないため、サーボ系は非常に安定したものとなる。
[実施形態2]
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した図面と同じ機能を有する部材・構成については、同じ符号を付記し、その詳細な説明を省略する。本実施形態について、図8〜図9を参照して説明する。本実施形態では、ボールを介して中間支持体とレンズホルダを引き合わせるための与圧機構を設けている。
(カメラモジュールの構成)
図8は、図2と同様の断面図であり、本実施形態のカメラモジュール200の対角を結ぶ位置を光軸方向に沿って切断した断面図である。図9は、図4と同様の断面図であり、図8のカメラモジュール200のD−D矢視断面図である。本実施形態では、ボール10に与圧を加えるために、与圧手段として、AF用マグネット17と磁性体20とを用いる。
本実施形態では、実施形態1と異なり、レンズホルダ7の一部、例えばAF用コイル16の内側に、鉄等の磁性体20を配置している。磁性体20は、AF用マグネット17に対向する位置に設けられる。レンズホルダ7に固定された磁性体20は、中間支持体8に固定されたAF用マグネット17に引き寄せられる。これによってレンズホルダ7(および光学部1)が図9の矢印21の方向に引き寄せられるため、ボール10とレンズホルダ7および中間支持体8との間に隙間が生じないように与圧をかけることができる。
なお、一方向に与圧を加えるため、磁性体20が配置されて与圧をかけているボール10の対角に位置するボールは不要となる。残りの2つの角のボール(上下で4個)については、矢印21の方向に力がかかるように、レンズホルダ7のボールはめ込み部分に段差7aを設けている。段差7aに押されるボール10が接する中間支持体8の壁面(転動面)の角度を矢印21の方向から若干傾けておくと、壁面に対する垂直抗力成分が生じるため、残りの2隅のボール10についても与圧をかけることができる。
すなわち、中間支持体8側の転動面の法線方向(中間支持体8側の転動面がボール10に与える垂直抗力の方向)と、磁性体20による力の方向(矢印21の方向)とがなす角が、鈍角になるように、転動面を傾ければよい。このとき、光学部1(レンズホルダ7)側の転動面は、中間支持体8側の転動面に平行であってもよい。
また、光学部1(レンズホルダ7)側の転動面の法線方向(光学部1側の転動面がボール10に与える垂直抗力の方向)と、磁性体20による力の方向(矢印21の方向)とがなす角が、鋭角になるように、転動面を傾ければよい。このとき、ボール10が矢印21の方向に移動しないように、中間支持体8側に段差7aのような段差を設けてもよい。
なお、与圧機構は磁気的な吸引力または押圧力を利用する構造に限定される訳ではなく、バネ材を用いて圧力をかけてもかまわない。光学部1(またはそれを保持するレンズホルダ7)を中間支持体8に近づけるように光学部1に力を加えることにより、ボールや摺動部等の支持手段に与圧を加えることができる。なお、ボールに対して与圧を付与する磁力またはバネ材による弾性力は、強くすることができるので、実用範囲で共振を生じないよう構成することができる。磁力による与圧手段を用いることで、光学部の光軸方向への駆動(AF駆動)を阻害することなく、ボール等の支持手段に与圧を加えることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、特に、携帯用端末等の通信機器をはじめとする各種電子機器に搭載されるカメラモジュールに好適に利用することができる。
1 光学部
2 光学部駆動装置
3 撮像部
4 撮像レンズ
5 レンズバレル
6 撮像素子
7 レンズホルダ
8 中間支持体
9 固定支持体
10 ボール(第1支持手段、転動体)
11 サスペンションワイヤー(第2支持手段)
12 フランジ部材
13 カバー
14 IRカットフィルター
15 基板
16 AF用コイル
17 AF用マグネット(与圧手段)
18 OIS用コイル
19 OIS用マグネット
20 磁性体(与圧手段)
100、200 カメラモジュール

Claims (7)

  1. 撮像レンズを備える光学部と、中間支持体と、固定支持体と、上記固定支持体に対して固定されている撮像素子とを備える光学的手振れ補正用のカメラモジュールであって、
    上記中間支持体に対する、上記光学部の光軸に垂直な方向における変位を規制し、かつ、上記中間支持体に対して上記光学部を光軸方向に変位可能に支持する転動体または摺動部を有する第1支持手段と、
    上記中間支持体と上記固定支持体とを連結し、上記固定支持体に対して、上記中間支持体を光軸に垂直な方向に変位可能に支持する第2支持手段とを備えることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記光学部を上記中間支持体に近づけるように上記光学部に力を加えることにより、第1支持手段の上記転動体または上記摺動部に与圧を加える与圧手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記与圧手段は、磁力によって与圧を加えることを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 第1支持手段は、上記光学部と上記中間支持体との間に配置される、複数の上記転動体を有し、
    上記光学部の周囲の複数の位置にそれぞれ上記転動体が配置されており、
    光軸から見て、上記与圧手段が力を加える方向とは異なる方向に位置する上記転動体が接する上記中間支持体側または上記光学部側の転動面が、上記与圧手段が力を加える方向に対して傾いていることを特徴とする請求項2または3に記載のカメラモジュール。
  5. コイルとマグネットとを含む駆動機構を備え、
    上記コイルおよび上記マグネットのいずれか一方が上記光学部に対して固定されており、他方が上記中間支持体に対して固定されており、
    上記駆動機構は、上記コイルと上記マグネットとの間に働く電磁力により、上記光学部を光軸方向に変位させ、
    上記与圧手段は、上記光学部および上記中間支持体のうちの上記コイルが固定された方に設置された磁性体と、上記マグネットとの間に働く磁力によって与圧を加えることを特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。
  6. 第2支持手段は、弾性力によって、上記固定支持体に対して、上記中間支持体を光軸に垂直な平面における所定の位置に保持するよう作用することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  7. 第2支持手段は、少なくとも4つのサスペンションワイヤーからなることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
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