JP2012093170A - 電磁流量計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】交流増幅回路22からのアナログの流量信号(流量信号成分+ノイズ成分)を第1のA/D変換部26でデジタル信号に変換する。励磁周波数fexの例えば1周期を所定期間としてこのデジタル信号をサンプリングし、このサンプリングされた所定期間のデジタル信号の全ての周波数成分の絶対値を積算した値を第1の積算値Xとする。また、その所定期間のデジタル信号の周波数成分のうち、カットオフ周波数fc(例えば、fexの8倍)以上の周波数成分の絶対値を積算した値を第2の積算値Yとする。そして、この第1の積算値Xに対する第2の積算値Yの比率(Y/X)を高周波レシオHR(付着ノイズ評価値)として算出する。この高周波レシオHRが診断用閾値SPHRを上回った場合に電極への異物の付着ありと判定する。
【選択図】 図1
Description
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係る電磁流量計の一実施の形態の要部を示す図である。同図において、1はその極性が交互に変化する周波数fexの励磁電流Iexの供給を受けて測定管11内を流れる流体に磁界を印加し、その流体に発生した起電力を出力する検出器、2は検出器1に対して励磁電流Iexを供給するとともに、検出器1からの起電力をアナログの流量信号として検出し、このアナログの流量信号をデジタル信号に変換して処理することにより測定管11内を流れる流体の流量を算定する変換器である。この検出器1と変換器2とによって電磁流量計100が構成されている。
制御部28において、流量算定部28Aは、第2のA/D変換部27によってデジタル信号に変換された直流流量信号より測定管11内を流れている現在の流体の流量を算定し、その算定した流量を流量出力部29を介して出力する。
制御部28において、電極付着診断機能は、第1の積算値の算出機能と、第2の積算値の算出機能と、第1の積算値と第2の積算値とからの付着ノイズ評価値の算出機能と、算出された付着ノイズ評価値に基づく電極付着有無判定機能とから構成される。
制御部28は、電磁流量計100を現場に設置しての運用中、励磁周波数fexの1周期を所定期間とし、この所定期間の第1のA/D変換部26からのデジタル信号の値を所定の周期で発生するサンプリングタイミングでサンプルデータとして読み込み、この読み込んだ所定期間のサンプルデータの全ての周波数成分の絶対値を積算した値を第1の積算値として算出する。この場合、デジタル信号のサンプリングはサンプリング部28Bによって行われ、第1の積算値の算出は第1の積算部28Dによって行われる。
制御部28は、電磁流量計100を現場に設置しての運用中、励磁周波数fexの1周期を所定期間とし、この所定期間の第1のA/D変換部26からのデジタル信号の値を所定の周期で発生するサンプリングタイミングでサンプルデータとして読み込み、この読み込んだ所定期間のサンプルデータの周波数成分のうち、励磁周波数fexよりも高い所定の周波数(この例では、励磁周波数fexの8倍)をカットオフ周波数fcとし、このカットオフ周波数fc以上の周波数成分の絶対値を積算した値を第2の積算値として算出する。
制御部28は、この所定期間毎に、その算出される第1の積算値と第2の積算値とから、第1の積算値に対する第2の積算値の比率として付着ノイズ評価値(高周波レシオHR)を算出する。この付着ノイズ評価値の算出は付着ノイズ評価値算出部28Fによって行われる。
図3に付着ノイズ評価値(高周波レシオHR)に基づく電極付着診断ルーチンのフローチャートを示す。制御部28は、高周波レシオHRの算出が終了すると、診断用閾値記憶部28Gに記憶されている診断用閾値SPHRを読み出す(ステップS201)。そして、算出された高周波レシオHRと読み出した診断用閾値SPHRとを比較する(ステップS202)。
図4に電極13A,13Bに異物が付着している状態の電磁流量計100における交流増幅回路22からのアナログの流量信号(流量信号成分+ノイズ成分)の観測波形を例示する。なお、図4中、W1が観測波形であり、この観測波形W1に対して電極13A,13Bに異物の付着がない正常時の波形W0を対比して示している。
図6〜図11に電極13A,13Bへの異物の付着状況が異なる複数の電磁流量計100をサンプルのメータとし、このサンプルのメータにおいて観測された交流増幅回路22からのアナログの流量信号(流量信号成分+ノイズ成分)の波形を示す。
上述した実施の形態1では、高周波レシオHRが1回でも診断閾値SPHRを上回ると、異物が電極に付着していると判断される。これに対して、実施の形態2では、電極付着を1回で判定せずに、所定回数連続して高周波レシオHRが診断閾値SPHRを上回った場合に電極付着ありと判定する。
一定期間継続して電極に付着した異物が自然に剥離するのは稀であるが、流体又は流体に混入した物質によって剥離する場合もある。このような場合を想定して、実施の形態3では、実施の形態2において、電極に異物が付着していると判定された後に、所定回数連続して高周波レシオHRが診断閾値SPHRを下回った場合に電極付着なしと判定する。
実施の形態1において、第1のA/D変換部26は、ノイズを含んだ信号をA/D変換するので、変換精度は比較的高くなくてもよいが、変換スピードの速いA/D変換器が望まれる。このため、制御部28におけるCPU内蔵のA/D変換器を使用している。一方、第2のA/D変換部27は、流量算定部28Aによる流量算定の基礎となる流量信号を扱うので、サンプリング周期は比較的長くても、変換精度の高いA/D変換器が望まれる。このため、第2のA/D変換部27としては、第1のA/D変換部26よりもそのアナログ信号のデジタル信号への変換精度が高いA/D変換器を使用している。これにより、流量算定精度が高く、且つ、電極付着診断の信頼性の高い電磁流量計が得られる。
Claims (6)
- 流体を流す測定管と、
前記測定管内を流れる流体の流れ方向に対してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイルと、
前記励磁コイルへその極性が交互に変化する励磁周波数fexの励磁電流を供給する励磁電流供給手段と、
前記測定管内を流れる流体の流れ方向および前記励磁コイルの発生磁界の方向と直交して前記測定管内に配置された一対の電極と、
前記電極間に生じる起電力をアナログの流量信号として検出する流量信号検出手段と、
前記流量信号検出手段によって検出されたアナログの流量信号をデジタル信号に変換する第1のA/D変換手段と、
前記第1のA/D変換手段によってデジタル信号に変換された流量信号を所定の周期でサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によってサンプリングされた所定期間のサンプルデータの全ての周波数成分の絶対値を積算した値を第1の積算値として算出する第1の積算手段と、
前記サンプリング手段によってサンプリングされた所定期間のサンプルデータの周波数成分のうち、前記励磁周波数fexよりも高い所定の周波数以上の周波数成分を抽出する高周波成分抽出手段と、
前記高周波成分抽出手段によって抽出された周波数成分の絶対値を積算した値を第2の積算値として算出する第2の積算手段と、
前記第1の積算手段によって算出された第1の積算値に対する前記第2の積算手段によって算出された第2の積算値の比率を前記起電力に及ぼす前記電極への異物の付着によるノイズ成分の影響度を評価する付着ノイズ評価値として算出する付着ノイズ評価値算出手段と、
前記付着ノイズ評価値算出手段によって算出された付着ノイズ評価値と予め定められている診断用閾値とを比較し、その比較結果に基づいて前記電極に対する異物の付着の有無を判定する電極付着診断手段と
を備えることを特徴とする電磁流量計。 - 請求項1に記載された電磁流量計において、
前記高周波成分抽出手段は、
前記抽出する周波数成分に商用電源周波数と同じ周波数成分を含めない
ことを特徴とする電磁流量計。 - 請求項1に記載された電磁流量計において、
前記電極付着診断手段は、
前記付着ノイズ評価値として算出された前記比率が所定回数連続して前記診断用閾値を上回った場合に、前記電極に異物が付着していると判定する
ことを特徴とする電磁流量計。 - 請求項3に記載された電磁流量計において、
前記電極付着診断手段は、
前記電極に異物が付着していると判定した後、前記付着ノイズ評価値として算出された前記比率が所定回数連続して前記診断用閾値を下回った場合に、前記電極に異物が付着していないと判定する
ことを特徴とする電磁流量計。 - 請求項1に記載された電磁流量計において、
前記起電力を直流流量信号に変換する直流流量信号変換手段と、
前記直流流量信号に含まれるノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、
前記ノイズ成分が除去された直流流量信号をデジタル信号に変換する第2のA/D変換手段と、
前記デジタル信号に変換された直流流量信号より前記流体の流量を算定する流量算定手段とを備え、
前記第2のA/D変換手段は、前記第1のA/D変換手段よりそのアナログ信号のデジタル信号への変換精度が高い
ことを特徴とする電磁流量計。 - 請求項1に記載された電磁流量計において、
前記起電力を直流流量信号に変換する直流流量信号変換手段と、
前記直流流量信号に含まれるノイズ成分を除去するノイズ除去手段と、
前記第1のA/D変換手段にノイズ成分を含む前記起電力のデジタル信号への変換と前記ノイズ成分が除去された直流流量信号のデジタル信号への変換とを時分割で行わせる手段と、
前記デジタル信号に変換された直流流量信号より前記流体の流量を算定する流量算定手段と
を備えることを特徴とする電磁流量計。
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CN104864922B (zh) * | 2014-02-25 | 2019-01-01 | 横河电机株式会社 | 电磁流量计、误接线检测设备和误接线检测方法 |
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