JP2012090949A - 内視鏡用ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】十二指腸乳頭と内視鏡との位置関係によらず内視鏡への固定機能が発揮され易い内視鏡用ガイドワイヤを提供する。
【解決手段】内視鏡用ガイドワイヤは、長尺状の本体部114及び本体部から縮径した先端部111を有する素線11と、本体部及び先端部を被覆する、外表面が平滑な樹脂被覆部12と、樹脂被覆部に設けられた視認可能なマークと、を有し、本体部は、本体部の一部をなし当該一部と異なる本体部の他の部分116に比べて曲げ剛性が小さい柔軟部115を有し、視認可能なマークは、樹脂被覆部における柔軟部を被覆する位置に設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡検査や内視鏡下手術、特に膵胆管系の処置において用いられる処置具を経内視鏡的にガイドするための内視鏡用ガイドワイヤに関する。
現在、膵管や胆管の造影、胆石除去、十二指腸乳頭の開口の確保等、内視鏡を用いた様々な膵胆管系の処置が行われている。膵胆管系の内視鏡検査や内視鏡下手術では、まず、内視鏡が被験者の口から膵胆管の入口である十二指腸乳頭まで挿入され、内視鏡内の処置具挿通用チャンネルを通じて、カテーテルが経内視鏡的に膵胆管内へ挿入される。その後、カテーテルを通してガイドワイヤが膵胆管内に挿入され、内視鏡の先端から引き出されたガイドワイヤの一部が膵胆管内に留置される。ガイドワイヤの留置後、カテーテルは内視鏡から引き抜かれ、別のカテーテル(ステント、乳頭切開ナイフ、採石バスケット等)が、ガイドワイヤによって案内され、内視鏡を通して膵胆管内へ挿入される。そして処置が完結するまで、ガイドワイヤを介した経内視鏡的なカテーテルの挿入及び引き抜きが繰り返される。
このようなカテーテルの挿入及び引き抜き作業は、通常、術者の他に介助者を数名必要とし、コスト、時間、衛生面に難点があるため、例えば特許文献1に記載されているようなカテーテルの挿入及び引き抜き作業を補助する内視鏡がしばしば用いられる。この内視鏡は、ガイドワイヤを固定可能な機構を先端に備え、ガイドワイヤを固定することによってカテーテルの交換作業を簡便にする。より具体的には、図1に示すように、処置具挿通用チャンネルE1の先に、処置具挿通用チャンネルE1に沿う方向に対して側方に逸れるようにガイドワイヤWを曲げる爪状の部材(起上台)E2が回動自在に設けられており、この爪状の部材E2の先端E4及び処置具挿通用チャンネルE1の開口部近傍の部位E3の2箇所でガイドワイヤWが保持される。ここで、ガイドワイヤWは、曲げられた状態から元に戻ろうとする自身の反力によって爪状の部材E2の先端E4及び開口部近傍の部位E3に押し付けられて保持される。
特開2001−340288号公報
しかし、図2に示すように、内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとが離隔し、内視鏡Eの先端が十二指腸乳頭Pを見上げるような位置で保持されると、内視鏡Eの先端から引き出されたガイドワイヤWが内視鏡Eの挿入方向と反対方向に引っ張られ、爪状の部材E2の先端E4に接触し難くなる。このため、内視鏡Eの位置によってはガイドワイヤWの固定が困難で、カテーテルの引き抜きに伴ってガイドワイヤWが抜けてしまうという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、十二指腸乳頭と内視鏡との位置関係によらず内視鏡への固定機能が発揮され易い内視鏡用ガイドワイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の内視鏡用ガイドワイヤは、長尺状の本体部及び当該本体部から縮径した先端部を有する素線と、前記本体部及び前記先端部を被覆する、外表面が平滑な樹脂被覆部と、当該樹脂被覆部に設けられた視認可能なマークと、を有し、前記本体部は、当該本体部の一部をなし当該一部と異なる前記本体部の他の部分に比べて曲げ剛性が小さい柔軟部を有し、前記視認可能なマークは、前記樹脂被覆部における前記柔軟部を被覆する位置に設けられる。
また、上記目的を達成するための本発明の医療器具は、処置具挿通用チャンネル及び当該処置具挿通用チャンネルの先端に配置された起上台を備える内視鏡と、前記処置具挿通用チャンネルに挿通可能であり、長尺状の本体部及び当該本体部から縮径した先端部を有する素線、並びに、前記本体部及び前記先端部を被覆する、外表面が平滑な樹脂被覆部を備えるガイドワイヤと、を有し、当該ガイドワイヤは、前記処置具挿通用チャンネルに挿通し、前記ガイドワイヤの前記先端部を十二指腸乳頭に挿入した状態において、前記起上台よりも末端側に他の部分に比べて曲げ剛性が小さい柔軟部を有する。
上記のように構成した本発明の内視鏡用ガイドワイヤは、柔軟部で曲がり易いため、内視鏡の先端が十二指腸乳頭を見上げるような位置で保持される場合でも、柔軟部が内視鏡から引き出され内視鏡先端と十二指腸乳頭との間に配置されることによって、柔軟部より先端側が十二指腸乳頭に挿入された状態で、先端側と反対の基端側が内視鏡の保持位置に接するように曲がることができ、十二指腸乳頭と内視鏡先端との位置関係によらず内視鏡への固定機能が発揮され易い。
また、前記内視鏡用ガイドワイヤは、前記樹脂被覆部における前記柔軟部を被覆する位置に視認可能なマークを有し、術者が内視鏡先端から柔軟部を引き出す際に柔軟部の位置を確認し易いため、操作性に優れる。
また、前記樹脂被覆部の外表面が平滑であり、処置具が内視鏡用ガイドワイヤに沿って円滑に案内されるため、処置具の挿脱操作が容易である。
また、前記柔軟部が、前記他の部分に比べて細径化したくびれ形状を有するようにすれば、内視鏡用ガイドワイヤが柔軟部で任意の方向に曲がり易いため、十二指腸乳頭と内視鏡との様々な位置関係に柔軟に対応して固定機能を発揮できる。
また、前記柔軟部が、前記本体部の外周面にらせん状に形成された溝を有するようにすれば、柔軟部で曲がりぐせがつき難いため、内視鏡用ガイドワイヤの挿脱操作が容易である。
また、前記柔軟部が、前記樹脂被覆部の先端から150mm以上基端側に設けられるようにすれば、柔軟部より先で十二指腸乳頭に挿入するためのある程度の長さが確保され、柔軟部より先の部分が十二指腸乳頭に挿入された際に抜け難い。
また、前記視認可能なマークが、X線造影性を有するようにすれば、X線透視下で柔軟部の位置を把握できる。
また、前記本体部が複数の前記柔軟部を有し、前記柔軟部同士の間隔が、内視鏡内に設けられた前記本体部を保持する2つの保持位置の離隔距離以上であると、複数の柔軟部のうちのいずれか1つが内視鏡先端と十二指腸乳頭との間に配置されればその機能を果たすため、柔軟部が1つで、それを適切に配置する場合比べ、作業が容易である。
また、前記柔軟部が、前記樹脂被覆部によって被覆され、前記樹脂被覆部の基端側には、前記樹脂被覆部とは異なる樹脂部材によって構成された基端側樹脂被覆部を有するようにすれば、外表面の特性を変化できるという効果を奏する。
また、上記のように構成した本発明の医療器具によれば、ガイドワイヤが柔軟部で曲がり易いため、内視鏡の先端が十二指腸乳頭を見上げるような位置で保持される場合でも、ガイドワイヤは、柔軟部より先端側が十二指腸乳頭に挿入された状態で先端側と反対の基端側が内視鏡の保持位置に接するように曲がることができ、その結果、十二指腸乳頭と内視鏡先端との位置関係によらず内視鏡への固定機能を発揮し易い。
内視鏡の先端が十二指腸乳頭に向かい合う位置にある場合にガイドワイヤが内視鏡の保持部によって保持された状態を示す部分拡大図である。 内視鏡の先端が十二指腸乳頭を見上げる位置にある場合に従来のガイドワイヤが内視鏡の保持部から離隔する様子を示す部分拡大図である。 第1実施形態の内視鏡用ガイドワイヤの概略構成図である。 図3の4−4線に沿う断面図である。 実施形態の医療器具の概略構成図である。 医療器具の先端部の拡大図である。 医療器具の先端部の断面図である。 十二指腸乳頭を見上げる位置まで内視鏡が十二指腸へ挿入される様子を模式的に示す断面図である。 十二指腸へ挿入された内視鏡へカテーテルが挿入される様子を模式的に示す断面図である。 カテーテルが内視鏡先端から引き出され十二指腸乳頭へ挿入される様子を模式的に示す断面図である。 カテーテルを通じ内視鏡用ガイドワイヤが十二指腸乳頭へ挿入される様子を模式的に示す断面図である。 柔軟部が内視鏡の先端と十二指腸乳頭との間に配置されて内視鏡用ガイドワイヤが保持される様子を模式的に示す断面図である。 カテーテルが内視鏡用ガイドワイヤに沿って内視鏡の処置具挿入用チャンネルに挿入される様子を模式的に示す断面図である。 カテーテルが内視鏡用ガイドワイヤに沿って十二指腸乳頭に挿入される様子を模式的に示す断面図である。 第2実施形態の内視鏡用ガイドワイヤの概略構成図である。 第3実施形態の内視鏡用ガイドワイヤの概略構成図である。 第4実施形態の内視鏡用ガイドワイヤの概略構成図である。 第5実施形態の内視鏡用ガイドワイヤの概略構成図である。 第6実施形態の内視鏡用ガイドワイヤの概略構成図である。 第6実施形態の素線の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下で説明する第2実施形態〜第4実施形態では、第1実施形態と異なる特徴について説明し、共通の機能を有する構成については第1実施形態と同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、第5実施形態では第4実施形態と異なる点について説明し、共通の機能を有する構成については重複する説明を省略する。また、内視鏡及び内視鏡用ガイドワイヤの操作方法についても第2実施形態〜第6実施形態は、第1実施形態と略同様であるため、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
図3において概説すると、第1実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ10は、膵胆管系の内視鏡検査や内視鏡下手術において用いられるカテーテルを経内視鏡的にガイドするためのものであり、軸心に設けられた可撓性の素線11と、素線11を被覆する樹脂被覆部12と、を有する。内視鏡用ガイドワイヤ10の長さは、例えば1500〜5000mmである。
素線11は、長尺状の本体部114及び本体部114から縮径した先端部111を有する。素線11を構成する材料は、例えば、ニッケル−チタン合金、銅−亜鉛合金等の超弾性合金若しくはステンレス鋼等の金属材料、又は比較的剛性の高い樹脂材料である。
先端部111は、本体部114と一体的に形成された先細り形状のテーパ部113、及びテーパ部113から軸方向に伸びる先端小径部112を有する。テーパ部113及び先端小径部112は、ともに円形の断面形状を有する。以降、先端小径部112の断面形状は円形として説明されるが、当該発明はこれに限定されることなく、プレス加工によって長方形又はタル状の断面を有してもよい。
本体部114は、本体部114の曲げ剛性を局所的に低下させる柔軟部115を有する。柔軟部115は、本体部114の一部をなしており、柔軟部115と異なる本体部114の他の部分116に比べて曲げ剛性が小さい。柔軟部115及び他の部分116は円形又はタル状の断面形状を有し、柔軟部115は、他の部分116に比べて細径化したくびれ形状を有する。内視鏡用ガイドワイヤ10における柔軟部115の位置は、後述する内視鏡Eの処置具挿通用チャンネルに挿通し、内視鏡用ガイドワイヤ10の先端部111を十二指腸乳頭Pに挿入した状態において、起上台よりも末端側にあることが好ましい。内視鏡用ガイドワイヤ10の先端から柔軟部115までの距離L1は、好ましくは50〜250mmであり、より好ましくは150mmである。
樹脂被覆部12は、素線11全体を被覆している。樹脂被覆部12を構成する材料は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂等の各種熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等の熱可塑性エラストマー、各種ゴムである。また樹脂被覆部12はタングステンや硫酸バリウム等の造影物質を含有している。これによってX線透視下で内視鏡用ガイドワイヤ10の先端の位置を確実に把握できる。
視認可能なマーク13が、樹脂被覆部12における柔軟部115を被覆する位置に形成されている。軸方向のマーク13の幅は、柔軟部115の軸方向の長さと同程度又はそれより大きく、そして、マーク13はその幅で素線11のまわりに全周にわたって円環状に形成されている。このようにマーク13が素線11のまわりに全周にわたって形成されているため、内視鏡用ガイドワイヤが回転操作された場合であってもマーク13を見失うことがなく、内視鏡用ガイドワイヤ10の操作性が優れる。
マーク13は、例えば印刷や顔料の添加によって形成され、マーク13と樹脂被覆部12の他の部分とで色が異なる。また、炭素系の微粒子を含む樹脂被覆部12にレーザが照射され、樹脂被覆部12の一部が変色することによって、マーク13が形成されてもよい。
図4に示すように、樹脂被覆部12の外表面は平滑であり、軸方向に直線的に形成されている。また、内視鏡用ガイドワイヤ10の径は軸方向に沿って略一定である。
次に、内視鏡用ガイドワイヤ10及び内視鏡用ガイドワイヤ10とともに用いられる内視鏡Eを備えた医療器具1について述べる。
図5に示すように、医療器具1は、内視鏡用ガイドワイヤ10と、内視鏡用ガイドワイヤ10を挿通可能な長尺状の内視鏡Eとを備える。
内視鏡Eは、可撓性を有し体内に挿入される長尺状の挿入部E5と、挿入部E5の基端に接続し挿入部E5を操作するための操作部E6と、を有する。
挿入部E5は、挿入部E5に沿って伸び内視鏡用ガイドワイヤ10を挿入可能な処置具挿通用チャンネルE1を有する。また、挿入部E5は、図6、図7に示すように、処置具挿通用チャンネルE1に連通する、先端に設けられた開口部E51と、内視鏡Eから引き出された内視鏡用ガイドワイヤ10の先端の向きを調整するとともに内視鏡用ガイドワイヤ10を保持するための起上台E2と、を有する。また、挿入部E5は、体内を撮像するための撮像部E52と、撮像部E52に併設され体内を照らす照明部E53とを、先端に有する。撮像部E52は、例えばCCDセンサを備える。
開口部E51は、挿入部E5に沿う方向に対し略直交する方向に向いて設けられている。内視鏡用ガイドワイヤ10は、処置具挿通用チャンネルE1を通って開口部E51から引き出され、そして十二指腸乳頭に挿入される。この状態において、内視鏡用ガイドワイヤ10は、起上台E2よりも末端側に柔軟部115を有する。
起上台E2は、爪状の部材である。起上台E2は、挿入部E5の先端部に設けられた軸E7によって、回動自在に支持されている。起上台E2は、軸E7のまわりに回動することによって内視鏡用ガイドワイヤ10を曲げ、内視鏡用ガイドワイヤ10の先端の向きを変える。
起上台E2によって曲げられた内視鏡用ガイドワイヤ10は、処置具挿通用チャンネルE1が挿入部E5に沿う方向から開口部E51に向かって曲がる角部E3(保持位置)、及び起上台E2の先端E4(保持位置)に接する。内視鏡用ガイドワイヤ10は、曲げられた状態から元に戻ろうとする自身の反力によって、角部E3及び起上台E2の先端E4に押し付けられて保持される。
撮像部E52、及び照明部E53は、挿入部E5に沿う方向に対し略直交する方向に向いて設けられている。すなわち、内視鏡Eは、挿入部E5に沿う方向に対し略直交する方向を観察する側視型である。
操作部E6は、挿入部E5の先端を曲げるためのノブE60と、起上台E2を動作させるためのレバーE61と、処置具挿通用チャンネルE1に連通した処置具挿入部E63と、を有する。また、ディスプレイ及びビデオプロセッサ等を含む表示装置(不図示)に撮像部E52からの信号を送り、また、光源からの光を照明部E53に導くためのユニバーサルコードE62が、操作部E6に設けられている。
ノブE60の操作によって、挿入部E5の先端が任意の方向に曲げられる。レバーE61は、不図示のワイヤによって起上台E2と連結している。レバーE61の操作によって、起上台E2は軸E7のまわりに回転するように動く。
次に、内視鏡用ガイドワイヤ10の操作方法について述べる。
概説すると、内視鏡用ガイドワイヤ10の操作方法は、内視鏡Eの先端が十二指腸乳頭を見上げるような位置に達するまで内視鏡Eを十二指腸に挿入する内視鏡挿入工程と、内視鏡挿入工程後、柔軟部115が開口部E51と十二指腸乳頭との間に位置するように、十二指腸に挿入された内視鏡Eを通じ内視鏡用ガイドワイヤ10を十二指腸乳頭へ挿入するガイドワイヤ挿入工程と、ガイドワイヤ挿入工程後、内視鏡用ガイドワイヤ10を保持した状態でカテーテルを内視鏡用ガイドワイヤ10に沿って進め十二指腸乳頭に挿入するカテーテル挿入工程と、を有する。
また、内視鏡用ガイドワイヤ10の操作方法は、内視鏡挿入工程後、ガイドワイヤ挿入工程前に、内視鏡用ガイドワイヤ10を十二指腸乳頭へ案内するためのカテーテルを内視鏡Eへ挿入する案内用カテーテル挿入工程を有する。以下、各工程について述べる。
図8に示すように、内視鏡挿入工程において、術者は、患者の口から内視鏡Eを挿入し、そして、撮像部E52によって得られる画像から内視鏡Eの先端の位置を確認しつつ、十二指腸Dへと内視鏡Eを進める。術者は、十二指腸Dにおいて内視鏡Eの先端が十二指腸乳頭Pを通り過ぎた位置、すなわち内視鏡Eの先端が十二指腸乳頭Pを見上げるような位置に達すると内視鏡Eの挿入を止める。
図9に示すように、内視鏡挿入工程後、案内用カテーテル挿入工程において、術者は、可撓性を有する管状のカテーテルC1を処置具挿入部E63から処置具挿通用チャンネルE1へと挿入する。
そして、図10に示すように、術者は、開口部E51からカテーテルC1を突出させるとともにカテーテルC1の向きを調整し、十二指腸乳頭PへカテーテルC1を挿入する。術者は、レバーE61を操作し起上台E2を回動させることによって、カテーテルC1の向きを調整する。
図11に示すように、案内用カテーテル挿入工程後、ガイドワイヤ挿入工程において、術者は、カテーテルC1のルーメンを通じ、十二指腸乳頭P、更には胆管又は膵管へと内視鏡用ガイドワイヤ10を挿入する。
内視鏡用ガイドワイヤ10が挿入されたら、術者は、内視鏡用ガイドワイヤ10を挿入したままカテーテルC1を抜去するとともに、図12に示すように、柔軟部115が、開口部E51よりも末端側で十二指腸乳頭Pよりも基端側、すなわち開口部E51と十二指腸乳頭Pとの間に位置するように、柔軟部115の位置を調整する。内視鏡用ガイドワイヤ10にマーク13が設けられているため、術者は、撮像部E52によって得られる画像を見ながら柔軟部115の位置を調整できる。術者は、柔軟部115を十二指腸乳頭Pと開口部E51との間に位置させた状態で、起上台E2の先端E4及び角部E3によって内視鏡用ガイドワイヤ10を保持する。
図13、図14に示すように、カテーテル挿入工程において、術者は、診断及び手術等の処置に必要なカテーテル、例えばステント、乳頭切開ナイフ、又は採石バスケット等を備えたカテーテルC2を、内視鏡用ガイドワイヤ10に沿って挿入する。術者は、カテーテルC2を胆管又は膵管の所定の位置まで挿入し、胆石除去等の所望の処置を行う。内視鏡用ガイドワイヤ10は、起上台E2の先端E4及び角部E3に接して保持されているため、カテーテルC2が挿入・抜去されても十二指腸乳頭Pに挿入された状態を維持し易い。
次に、本実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ10及び医療器具1、並びに内視鏡用ガイドワイヤ10の操作方法によって奏される作用効果を述べる。
内視鏡用ガイドワイヤ10は柔軟部115で曲がり易い。このため、内視鏡Eの先端が十二指腸乳頭Pを見上げるような位置で保持される場合でも、図12に示すように柔軟部115が内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとの間に配置されることによって、柔軟部115より先端側が十二指腸乳頭Pに挿入された状態で、先端側と反対の基端側が角部E3及び起上台E2の先端E4に接するように曲がることができ、その結果、内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとの位置関係によらず内視鏡Eへの内視鏡用ガイドワイヤ10の固定機能が発揮され易い。
本実施形態と異なり、コイルが素線11に巻回され外表面に露出されたような構成のガイドワイヤが内視鏡Eに通されると、起上台E2が、コイルとコイルとの間に引っ掛かり、ガイドワイヤの挿脱が阻害されたりガイドワイヤの損傷を生じさせたりする虞がある。これに対し、本実施形態では樹脂被覆部12が素線11を覆っているため、起上台E2への引っ掛かりが防止され、内視鏡用ガイドワイヤ10の挿脱が円滑に行われるとともに内視鏡用ガイドワイヤ10の損傷が防止される。
また、樹脂被覆部12の外表面が平滑であり、カテーテルC2が内視鏡用ガイドワイヤ10に沿って円滑に案内されるため、カテーテルC2の挿脱操作が容易である。
また、内視鏡用ガイドワイヤ10はマーク13を有するため、術者が内視鏡Eの先端の開口部E51から柔軟部115を引き出し内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとの間に柔軟部115を配置する際、内視鏡Eの先端に設けられた撮像部E52によって柔軟部115の位置を確認し易く、操作性に優れる。
また、樹脂被覆部12は、タングステン、硫酸バリウム、酸化ビスマス等の粉末状の無機材料からなるX線造影物質を含有しているため、X線透視下で造影物質を含有していないマーク13との間でコントラストを生じる。これによって、内視鏡用ガイドワイヤ10の先端からの距離を測長でき、たとえマーク13が撮像部E52の視界から外れた場合でも、内視鏡用ガイドワイヤ10を目的部位に正確に配置できる。
また、柔軟部115がくびれ形状を有し、内視鏡用ガイドワイヤ10が柔軟部115で任意の方向に曲がり易いため、一定の方向にだけ曲がり易い場合に比べ、十二指腸乳頭Pと内視鏡Eとの様々な位置関係に柔軟に対応して固定機能を発揮できる。
<第2実施形態>
第2実施形態は第1実施形態と略同様であるが、素線における柔軟部の構成が第1実施形態と異なる。内視鏡E及び操作方法は第2実施形態と第1実施形態とで同様であるため、重複する説明を省略する。
図15に示すように、第2実施形態の柔軟部215は、くびれておらず、本体部214における柔軟部215以外の部分116と同じ大きさの径を有している。そして、柔軟部215は、本体部214の外周面にらせん状に形成された溝217を有する。
このため、第2実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ20は、柔軟部215で曲がりぐせがつき難く、第1実施形態の効果に加え、内視鏡用ガイドワイヤ20の挿脱が容易であるという効果を奏する。
<第3実施形態>
第3実施形態は第1実施形態と略同様であるが、素線が複数の柔軟部及びマークを有する点で第3実施形態の内視鏡用ガイドワイヤは第1実施形態と異なる。内視鏡E及び操作方法は第3実施形態と第1実施形態とで同様であるため、重複する説明を省略する。
図16に示すように、第3実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ30では、素線31の本体部314が複数の柔軟部115を有しており、柔軟部115同士の間隔L2が、角部E3と起上台E2の先端E4との離隔距離以上である。
このため、第3実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ30では、複数の柔軟部115のうちのいずれか1つが内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとの間に配置されればその機能を果す。従って、柔軟部が1つで、それを適切に配置する場合比べ、作業が容易である。また、複数の柔軟部115及びマーク13を有する点以外の構成については第1実施形態と同様であるため、第3実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ30は、第1実施形態と同様の効果を奏する。
<第4実施形態>
図17において概説すると、第4実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ40は、芯材である第1実施形態と同様の可撓性の素線11を有するが、素線11が、互いに異なる樹脂被覆部42及び基端側樹脂被覆部44によって被覆される点で第1実施形態と異なる。内視鏡E及び操作方法は第4実施形態と第1実施形態とで同様であるため、重複する説明を省略する。
樹脂被覆部42は、先端部111から柔軟部115まで、及び柔軟部115より基端側の本体部116の一部を被覆しており、これらの外表面全体を被覆する第1の被覆材421と、第1の被覆材421の全体を被覆する第2の被覆材422と、を有する。
樹脂被覆部42の外表面は平滑であり、また、樹脂被覆部42において柔軟部115を被覆する位置に、視認可能なマーク43が設けられている。マーク43は、第1実施形態のマーク13と同様の構成を有する。
第1の被覆材421は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性エラストマー、ラテックスゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料、又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合材料によって形成され、好ましくは、ポリウレタンによって形成される。
第2の被覆材422は、親水性材料によって形成される。親水性材料は、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等である。
また、第2の被覆材422は、タングステンや硫酸バリウム等の造影物質を含む。このため、X線透視下で内視鏡用ガイドワイヤの先端の位置を確実に把握でき、また、造影物質を含有していないマーク43との間でX線透視下においてコントラストを生じる。
本実施形態では、柔軟部115が、樹脂被覆部42の先端から150mm以上基端側に設けられる。樹脂被覆部42の先端から柔軟部115までの距離L1は、好ましくは150mm〜300mmであり、より好ましくは150mm〜200mmである。これに対応し、樹脂被覆部42の軸方向の長さは、好ましくは250mm〜500mmであり、より好ましくは250mm〜350mmである。柔軟部115が樹脂被覆部42の先端から150mm以上基端側に設けられるため、柔軟部115より先で十二指腸乳頭に挿入するためのある程度の長さが確保され、柔軟部115より先が十二指腸乳頭に挿入された際に抜け難く好ましい。
基端側樹脂被覆部44は、樹脂被覆部42の基端側にこれと別体に設けられ、本体部116の軸まわり全体を被覆する。基端側樹脂被覆部44は、樹脂被覆部42とは異なる樹脂部材によって構成される。基端側樹脂被覆部44は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)等のフッ素系樹脂材料によって構成され、好ましくは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)によって構成される。
以上のように、本実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ40は、第1実施形態と略同様の構成を有するとともに、樹脂被覆部42及び基端側樹脂被覆部44を有するため、第1実施形態の効果に加え、外表面の特性を変化できるという効果を奏する。本実施形態では、樹脂被覆部42が第2の被覆材422に親水性材料を含んでおり、湿潤状態において外表面の潤滑性が発揮され、摩擦抵抗が低減する。
<第5実施形態>
図18において概説すると、第5実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ50は、第4実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ40と略同様であるが、X線造影性を有するコイル51を有する点で第4実施形態と異なる。また、内視鏡用ガイドワイヤ50は、視認可能なマーク53がX線造影性を有し、マーク53が設けられている樹脂被覆部52がX線造影性を有さない点で第4実施形態と異なる。これら以外の構成については、第5実施形態は第4実施形態と同様である。内視鏡E及び操作方法は第5実施形態と第1実施形態とで同様であるため、重複する説明を省略する。
コイル51は、例えば、金、白金、タングステン等の貴金属又はこれらを含む合金(例えば白金−イリジウム合金)等によって形成される。コイル51は、先端小径部112に密巻きに巻回され、樹脂被覆部52によって全体を被覆されている。コイル51はテーパ部113に配置されてもよい。
マーク53は、第4実施形態のマーク43が造影物質を含んだ構成を有する。造影物質は、従来公知のものを適用でき、例えばタングステンや硫酸バリウム等である。
樹脂被覆部52は、第4実施形態と同様の第1の被覆材421と、第1の被覆材421を被覆する第2の被覆材522と、を有する。第2の被覆材522は、造影物質を含まない点で第4実施形態における第2の被覆材422と異なるが、その他の構成については第2の被覆材422と同様である。
第5実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ50は、コイル51を先端部111に有するため、X線透視下で内視鏡用ガイドワイヤ先端の位置を確認でき、また、マーク53が造影性を有するため、X線透視下で柔軟部115の位置を把握できる。
また、コイル51及びマーク53の両者がX線造影性を有するため、予め決められたコイル51とマーク53との間の距離を基準として、X線透視下で生態管腔内部の狭窄部の大きさ(長さ)を測定できる。
また、第5実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ50は、第4実施形態と共通の構成を有しており、それらの構成によって第4実施形態と同様の効果を奏する。
<第6実施形態>
図19において概説すると、第6実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ60は、芯材である可撓性を有する素線61と、素線61を被覆する樹脂被覆部62と、素線61に設けられた柔軟部615と、樹脂被覆部62における柔軟部615を被覆する位置に設けられたアンカー部材63(マーク)と、を有する。
素線61は、長尺状の本体部614と、本体部614から縮径した先端部111と、を有する。素線61を形成する材料は、第1実施形態の素線11と同様である。また、先端部111の構成は第1実施形態と同様である。
図20に示すように、柔軟部615は、本体部614の一部の外周面に螺旋状の溝617が形成された構成を有する。柔軟部615は、柔軟部615と異なる本体部614の他の部分116に比べ曲げ剛性が小さい。
アンカー部材63は溝617に沿って設けられている。アンカー部材63の一部は溝617内から半径方向外側に突出している。アンカー部材63は樹脂材料によって形成される。アンカー部材63を形成する樹脂材料として、公知の樹脂材料を適宜適用できる。例えば、アンカー部材63を形成する樹脂材料として、ポリスルホン、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレンケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリイミドスルホン、ポリアリルスルホン、ポロアリルエーテルスルホン、ポリエステル、ポリエーテルスルホンや、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、また、これらの他、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)、ポリイミド、シリコーン樹脂、ポリウレタン等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。アンカー部材63を形成する樹脂材料としては、素線61との接続強度が良好で素線61から剥離し難いものが好ましい。
また、アンカー部材63を形成する樹脂材料は、X線造影性フィラーを含む。X線造影性フィラーは、例えば、タングステン、金、白金等の金属粉末、硫酸バリウム、炭酸バリウム、酸化ビスマス等の金属酸化物粉末である。
また、アンカー部材63を形成する樹脂材料は顔料を含んでおり、アンカー部材63は素線61の外表面と異なる色を有する。樹脂被覆部62は光透過性を有しており、アンカー部材63は樹脂被覆部62を介して視認可能である。
アンカー部材63と素線61の外表面との間のコントラストは、視認性の面から高いことが好ましく、一の例として、銀白色(金属色)、灰色、又は黒色の素線61の外表面に対し、アンカー部材63を赤色又は黄色にすることによってコントラストを高められる。また、他の例として、黒、チャコールグレー、こげ茶色、紺色、紫色等の素線61の外表面に対して、アンカー部材63を黄色、黄緑色、オレンジ色等にすることによってコントラストを高められる。顔料は、公知のものを適用でき、有機顔料及び無機顔料のうちのいずれであってもよい。また、顔料を2種以上混合して用いてもよい。
樹脂被覆部62は、本体部614を被覆する基端被覆部622と、先端部111を被覆する先端被覆部621と、を有する。基端被覆部622は、柔軟部615及びその近傍の外周全体を被覆する。先端被覆部621は先端部111の全体を被覆する。先端被覆部621と基端被覆部622とは一体的に設けられている。
基端被覆部622は、好ましくはアンカー部材63と相溶性を有する。相溶性とは、「2種類以上の物質が、不都合な分離(滲出、ブルーム)を起こさず、また化学反応も起こさずに均質にまざり合う能力」(1992年5月25日株式会社工業調査会発行「英和 プラスチック工業辞典第5版」第187頁引用)である。
基端被覆部622とアンカー部材63とは、同一の樹脂を含むことによって互いに相溶性を有することができ、また、同一の基を有する樹脂材料を含むことによって互いに相溶性を有することができる。例えば、基端被覆部622とアンカー部材63とは、ポリアミドイミドとポリイミド、ポリエーテルイミドとポリイミド、ポリアミドイミドとポリエーテルイミドのように、「イミド基」を有する樹脂材料を各々含むことによって互いに相溶性を有し、また、ポリスルホンとポリエーテルスルホンのように、「スルホン基」を有する樹脂材料を各々含むことによって互いに相溶性を有することができる。
また、基端被覆部622は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂等を含むことによって、外表面の摩擦低減を図ることができる。
先端被覆部621は、基端被覆部622と同様の樹脂材料によって形成され得る。先端被覆部621は、X線造影性を有し、上で例示したような金属粉末、金属酸化物粉末等のX線造影性フィラーを含む。
また、先端被覆部621は、好ましくは基端被覆部622との間に相溶性を有する。基端被覆部622とアンカー部材63とが相溶性を有する場合と同様、先端被覆部621は、例えば、基端被覆部622を形成する樹脂材料と同一の樹脂材料を含む、又は基端被覆部622を形成する樹脂材料と同一の基を有する樹脂材料を含むことによって、基端被覆部622との間に相溶性を有する。
以上説明した本実施形態の内視鏡用ガイドワイヤ60の操作方法及び内視鏡Eについては、第1実施形態と同様であるため、ここでの重複する説明を省略する。
次に第6実施形態の作用効果を述べる。
内視鏡用ガイドワイヤ60は柔軟部615で曲がり易い。このため、内視鏡Eの先端が十二指腸乳頭Pを見上げるような位置で保持される場合でも、図12に示したように柔軟部615が内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとの間に配置されることによって、柔軟部615より先端側が十二指腸乳頭Pに挿入された状態で、先端側と反対の基端側が角部E3及び起上台E2の先端E4に接するように曲がることができ、その結果、内視鏡Eの先端と十二指腸乳頭Pとの位置関係によらず内視鏡Eへの内視鏡用ガイドワイヤ60の固定機能が発揮され易い。
内視鏡用ガイドワイヤの作用効果が分かり易いように図12では内視鏡用ガイドワイヤを単に黒い線で表したが、上で述べたように、アンカー部材63は素線61の外表面と異なる色を有するとともに基端被覆部622を通じて視認可能であり、術者は、内視鏡Eの先端に設けられた撮像部E52によって、アンカー部材63、すなわち柔軟部615の位置を容易に把握できる。
また、アンカー部材63がX線造影性を有しており、内視鏡用ガイドワイヤ60の本体部614でX線造影性が得られるため、例えばアンカー部材63が撮像部E52によって視認できない位置にあるような場合でも、本体部614、特に柔軟部615の位置を把握できる。
また、先端被覆部621がX線造影性を有し、アンカー部材63との距離が一定に決められているため、X線造影下で狭窄部位等の生体管腔内の所定部位の長さを測定することができる。
また、先端被覆部621は、基端被覆部622と一体的に設けられており、基端被覆部622が先端被覆部621をつなぎ止めるため、先端被覆部621の剥離及びずれを防止することができる。
また、先端部111は本体部614から縮径しており、素線61の柔軟性が基端から先端方向に向かって増加している。よって、内視鏡用ガイドワイヤ60の操作性及び安全性が優れる。
また、内視鏡用ガイドワイヤ60では、溝617に沿ってアンカー部材63が設けられることによってアンカー部材63と素線61とが外れ難くなっており、さらに、アンカー部材63が基端被覆部622と同様に樹脂材料によって形成され、例えばアンカー部材63が金属材料によって形成されているような場合に比べ樹脂被覆部62がアンカー部材63と良好に接続している。このため、樹脂被覆部62が、アンカー部材63を介して素線61につなぎ止められ、剥離し難い。
また、アンカー部材63が樹脂材料によって形成されているため、金属材料によって形成される場合に比べ、安価である。また、アンカー部材63が樹脂材料によって形成されているため、金属材料によって形成される場合に比べ、素線61が柔軟となり、内視鏡用ガイドワイヤ60は操作性及び安全性に優れる。
また、溝617が螺旋状に設けられているため、例えば、素線61の軸まわりに形成された環状の溝が互いに分離して複数設けられるような場合に比べ、素線61が曲げられたときに折れ難い。
また、アンカー部材63が基端被覆部622との間に相溶性を有することによって、樹脂被覆部62とアンカー部材63とがより強く接続するため、樹脂被覆部62の剥離及びずれがより効果的に防止される。
また、アンカー部材63が、溝617から半径方向外側に突出しており、基端被覆部622とアンカー部材63との接触面積が大きいため、樹脂被覆部62の剥離及びずれがより効果的に防止される。
また、アンカー部材63が、X線造影性フィラーを含む樹脂材料によって形成されており、X線造影性が得られるため、X線透視下で内視鏡用ガイドワイヤ60の位置を把握できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変できる。例えば、柔軟部は、上記のものに限定されず、曲げ剛性を局所的に低下させる他の形態を含み、例えばプレス加工によって本体部を部分的に潰し、断面が楕円形の柔軟部を形成することもできる。この場合、内視鏡用ガイドワイヤが柔軟部で異なる方向に曲がり易くするため、長軸方向が互いに交差する2つの断面楕円形状の柔軟部を隣接させて形成することが好ましい。
また、上記実施形態では、内視鏡用ガイドワイヤがカテーテルC1を通じて十二指腸乳頭に挿入されるが、カテーテルC1が用いられず内視鏡用ガイドワイヤが内視鏡から十二指腸乳頭に直接挿入されてもよい。
1 医療器具、
10、20、30、40、50、60 内視鏡用ガイドワイヤ、
11、21、31、61 素線、
111 先端部、
112 先端小径部、
113 テーパ部、
114、214、314、614 本体部、
115、215、615 柔軟部、
116 柔軟部と異なる本体部の他の部分、
12、42、52、62 樹脂被覆部、
13、43、53 マーク、
63 アンカー部材(マーク)、
217 溝、
44 基端側樹脂被覆部、
51 コイル、
E 先端にガイドワイヤのロック機構を備えた内視鏡、
E1 処置具挿通用チャンネル、
E2 起上台、
E3 角部(保持位置)
E4 起上台の先端(保持位置)、
E5 挿入部、
E6 操作部、
E51 開口部、
E52 撮像部、
E53 照明部、
P 十二指腸乳頭、
W 従来のガイドワイヤ
D 十二指腸。

Claims (8)

  1. 長尺状の本体部及び当該本体部から縮径した先端部を有する素線と、
    前記本体部及び前記先端部を被覆する、外表面が平滑な樹脂被覆部と、
    当該樹脂被覆部に設けられた視認可能なマークと、を有し、
    前記本体部は、当該本体部の一部をなし当該一部と異なる前記本体部の他の部分に比べて曲げ剛性が小さい柔軟部を有し、前記視認可能なマークは、前記樹脂被覆部における前記柔軟部を被覆する位置に設けられる、内視鏡用ガイドワイヤ。
  2. 前記視認可能なマークは、X線造影性を有する、請求項1に記載の内視鏡用ガイドワイヤ。
  3. 前記本体部は複数の前記柔軟部を有し、前記柔軟部同士の間隔は、内視鏡に設けられた前記本体部を保持する2つの保持位置の離隔距離以上である、請求項1又は2に記載の内視鏡用ガイドワイヤ。
  4. 前記柔軟部は、前記樹脂被覆部によって被覆され、前記樹脂被覆部の基端側には、前記樹脂被覆部とは異なる樹脂部材によって構成された基端側樹脂被覆部を有する、請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の内視鏡用ガイドワイヤ。
  5. 前記柔軟部は、前記他の部分に比べて細径化したくびれ形状を有する、請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の内視鏡用ガイドワイヤ。
  6. 前記柔軟部は、前記本体部の外周面にらせん状に形成された溝を有する、請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の内視鏡用ガイドワイヤ。
  7. 前記柔軟部は、前記樹脂被覆部の先端から150mm以上基端側に設けられる、請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の内視鏡用ガイドワイヤ。
  8. 処置具挿通用チャンネル及び当該処置具挿通用チャンネルの先端に配置された起上台を備える内視鏡と、
    前記処置具挿通用チャンネルに挿通可能であり、長尺状の本体部及び当該本体部から縮径した先端部を有する素線、並びに、前記本体部及び前記先端部を被覆する、外表面が平滑な樹脂被覆部を備えるガイドワイヤと、を有し、
    当該ガイドワイヤは、前記処置具挿通用チャンネルに挿通し、前記ガイドワイヤの前記先端部を十二指腸乳頭に挿入した状態において、前記起上台よりも末端側に他の部分に比べて曲げ剛性が小さい柔軟部を有する、医療器具。
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