JP2012090934A - 座椅子用台車及びそれを用いた座椅子移動装置 - Google Patents

座椅子用台車及びそれを用いた座椅子移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高齢者や歩行が不自由な人を自動車に移乗させることができる装置に、介護者の体力的な負担を軽減し得る機能を提供する。
【解決手段】座椅子移動装置は、座面の裏側に摺動手段が取り付けられた座椅子を用い、座椅子台および連結板の上を、当該座椅子を滑らせることができる。このため、被介護者が着座したままでも、当該座椅子を小さな力で水平方向に移動することが可能なので、介助する側の負担を極めて小さくすることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、歩行の障害がある人を介護するための装置に関わり、被介護者が座椅子に座ったまま、自動車に乗降することなどが可能で、かつ、通常の車椅子と同様に、被介護者自身が操作が可能な座椅子移動装置に関するものである。
家屋や交通機関のバリアフリーが提唱され、特に近年の我が国においては、人口の高齢化が顕著で、様々な場所で、高齢者や歩行が不自由な人に対する介助が必要となっている。これに対処するために、自走機能や、利用者の起立を介助する機能を有する車椅子が開発されている。
また、高齢者や歩行が不自由な人に限らず、中長距離の移動には自動車を使用する機会が多いため、車椅子から自動車への人の移動を介助するための介助装置が開発されている。
例えば特許文献1には、金属製の支柱に取り付けられたハンドルと手すりと、ボルトを軸にして上下可動のスライド用座席と可動させるジャッキ、その固定用台とそれを取り付けるベース台と、それにボルト軸で付けられた開閉用アームと移動用のキャスターから構成された移乗用介助支援車が開示されている。
また、特許文献2には、座面の上下動と回動が可能で、かつ座面の後方へのスライドが可能な構造を有する車椅子が開示されている。しかし、これらの装置は、被介護者を自動車に移乗させる際には、被介護者の身体を介助者が持ち上げる必要があり、介助者の負担軽減という観点から、改善の余地がある。
しかも、これらには、被介護者が自身で操作できる車輪が付属していないため、自力での移動が不可能で、介助者の援助がないと、まったく動くことができないという課題がある。
特開2001−037814号公報 特開2002−186648号公報
従って、本発明の課題は、高齢者や歩行が不自由な人を自動車に移乗させることができる装置に、介助者の体力的な負担を軽減し得る機能と、被介護者自身の操作で移動が可能な機能を付与することである。
本発明は、前記の課題解決のため、被介護者が着座したまま、自動車の座席などに移乗させることが可能で、しかも通常の車椅子に用いられる車輪が着脱可能である装置の構造を検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、高さ調整機構と、座面の裏側に摺動手段を備えた座椅子を搭載可能な座椅子台と、車椅子用の車輪に着脱機能を付与した着脱車輪が取り付け可能な機構を有することを特徴とする、座椅子用台車である。
また、本発明は、前記摺動手段が、フリーベアリングであることを特徴とする、前記の座椅子用台車である。
また、本発明は、前記高さ調整機能が、高さ調整ブロックとパンタグラフジャッキの少なくともいずれかであることを特徴とする、前記の座椅子用台車である。
また、本発明は、前記の座椅子用台車と、自動車のシートに取り付けられる沈降防止バーを介して、前記シート上に搭載されるシート用座椅子台と、前記座椅子用台車の前記座椅子台との間を接合可能な機構を備え、前記座椅子を前記シート用座椅子台及び前記座椅子用台車の前記座椅子台との間で移動可能とする連結板を有することを特徴とする、座椅子移動装置である。
本発明の座椅子移動装置においては、座面の裏側に摺動手段が取り付けられた座椅子を用い、座椅子台および連結板の上を、当該座椅子を滑らせることができる。このため、被介護者が着座したままでも、当該座椅子を小さな力で水平方向に移動することが可能なので、介助する側の負担を極めて小さくすることができる。
また、本発明に用いる座椅子用台車には、通常の車椅子に用いられる車輪が着脱可能なので、被介護者が座椅子用台車に着座した状態では、被介護者自身が車輪を操作することにより、介助なしで移動が可能である。しかも、自動車のシートに搭載されるシート用座椅子台と座椅子用台車の座椅子台との間の連結板は、簡単に着脱が可能なので、自動車で移動中は、座椅子用台車を自動車の後部に収納できるため、極めて有用である。
本発明に係る座椅子移動装置に用いる座椅子用台車の一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いる高さ調整用ブロックの一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いる車椅子用座椅子台の一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いる連結板の一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いるシート用座椅子台の一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いる沈降防止バーの一例を自動車のシートに取り付けた状態を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いる座椅子の一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置に用いる着脱車輪の一例を示す斜視図。 本発明に係る座椅子移動装置を構成する主要部品を組み立てた状態の一例を模式的に示す図。
次に具体的な図を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる座椅子用台車100の一例を示す斜視図である。図1において、101はファスナーロック、102はガイドピン、103は着脱車輪受けバー、104は抜け防止ピン、105はブレーキが付属した自在キャスター、106は伸縮支柱、107はパンタグラフジャッキ、108は自在キャスターロックレバー、109はロックレバーストッパー、110はパンタグラフジャッキ昇降ハンドルである。
この座椅子用台車100には、使用する自動車のシートの高さに合わせて、座椅子を搭載する面の高さを調製するため、構成要素として伸縮支柱106を含み、後述する高さ調整ブロックとパンタグラフジャッキ107を用いる。ガイドピン102により高さ調整ブロックの位置決めを行い、ファスナーロック101により固定する。
また、着脱車輪受けバー103には、これも後述する着脱車輪の台車取付金具を嵌合して接合し、抜け防止ピン104により固定することができる。着脱車輪を接合した状態で、パンタグラフジャッキ107の操作で、伸縮支柱106の長さを短縮すると、図における右側の自在キャスター105が地面や床面から浮き上がり、通常の車椅子と同様に被介護者自身が操作可能となる。
なお、被介護者を自動車と座椅子用台車100との間で移動させる際などの、座椅子用台車100が予測しない動きをしないようにする必要がある場合、自在キャスターロックレバー108や、ロックレバーストッパー109を用いて制動可能であることは勿論である。
図2は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる高さ調整用ブロック200の一例を示す斜視図である。図2において、201はファスナーフック、202はガイドピン受穴、203は介助者用ハンドル挿入穴、204は介助者用ハンドルである。この高さ調整ブロック200の機能は、前記の通りであり、ガイドピン穴202により、座椅子用台車100上の位置決めを行い、ファスナーフック201を用いて座椅子用台車100に固定することができる。
図3は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる車椅子用座椅子台300の一例を示す斜視図である。図3において、301は連結板接合レール受金具、302は台座固定用ビス、303、306はストッパー、304は肘掛挿入穴、305は座椅子ロックピン挿入穴、307は肘掛である。
これは、後述する座椅子を座椅子用台車100に搭載するための部材である。この部材は、前記の高さ調整ブロック200と一体に製作することも可能であるが、高さ調整ブロック100は、前述のように、用いる自動車の車高に適合させて製作する方が、運用の利便性が向上するので、このように別の部材とするのが望ましい。
また、連結板接合レール受金具301は、後述するように、自動車側と座椅子用台車の間の座椅子を移動する際に、連結板の上面用いるので、連結板を接合するための部材である。ストッパー303、306座椅子を搭載する際の位置決めに使用するガイド板のような部材である。また、座椅子ロックピン挿入穴に、図示していないピンを挿入して座椅子を固定する。さらに肘掛装入穴304に、適宜肘掛307を嵌合させて使用することができる。
図4は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる、連結板の一例を示す斜視図である。図4において、400は連結板、401は連結板取付穴、402はストッパー、403は車椅子用座椅子台接合レールである。連結板400特有の機能は前述の通りであり、この例では、他の部材との接合手段として、レール状の部材のスライド可能な状態での嵌合と、穴にボルト状部材を嵌合させる方法を用いているが、他の接合手段も使用可能であることは言うまでもない。
図5は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる、シート用座椅子台500の一例を示す斜視図である。図5において、501は座椅子ストッパー、502は座席ロックピン装入穴、503は連結板ストッパー、504はストッパー、505はシート傾斜調整ブロック、506は連結板受ボルト、507a,507bはシート用座椅子台500をシートに固定するための、シート固定バンドである。
一般に自動車のシートはクッションであるため、その上面に後述する座椅子を直接搭載すると、位置、特に上下の位置が不安定になり、座椅子の移動に支障をきたす。このため後述する沈降防止バーを介して、シート用座椅子台500の上に、座椅子を搭載する構造とする。また一般に自動車のシートは、後部が低い傾斜を有するので、傾斜調整ブロック505を用いて、シート用座椅子台500を可能な限り水平に近い状態に保持する。
図6は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる沈降防止バー601の一例を自動車のシート601に取り付けた状態を示す斜視図である。このような部材が必要な理由は、前述の通りである。
図7は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる座椅子700の一例を示す斜視図である。図7において、701は座椅子ロックピン、702はフリーベアリングである。座椅子ロックピンは、座椅子700を移動の時以外に固定するために用いる。また、座椅子の座面の反対側には、座椅子を移動する際の介助者の負担を軽減するために、フリーベアリング702が取り付けられている。
図8は、本発明に係る座椅子移動装置に用いる着脱車輪800の一例を示す斜視図、また図9は、本発明に係る座椅子移動装置を構成する主要部品を組み立てた状態の一例を模式的に示す図である。図8において、801はロックナット、802は台車取付金具である。台車取付金具の内側に、座椅子用台車100の着脱車輪受けバーを挿入し、抜け防止ピンを、図示しないピン挿入穴に係止することにより、着脱車輪を固定して、通常の車椅子と同様に使用できるのは、前述の通りである。
本発明による座椅子搬送装置は、以上に説明したような構成を備えているので、歩行の不自由な被介護者が着座した状態で、大きな力を要しないで座椅子を移動することが可能なので、自動車などへの移動に際しての被介護者や介助者の負担を軽減できる。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
100 座椅子用台車
101 ファスナーロック
102 ガイドピン
103 着脱車輪受けバー
104 抜け防止ピン
105 自在キャスター
106 伸縮支柱
107 パンタグラフジャッキ
108 自在キャスターロックレバー
109 ロックレバーストッパー
110 パンタグラフジャッキ昇降ハンドル
200 高さ調整ブロック
201 ファスナーフック
202 ガイドピン受穴
203 介助者用ハンドル挿入穴
204 介助者用ハンドル
300 車椅子用座椅子台
301 連結板接合レール受金具
302 台座固定用ビス
303,306,402,504 ストッパー
304 肘掛挿入穴
305,502 座椅子ロックピン挿入穴
307 肘掛
400 連結板
401 連結番取付穴
403 車椅子用座椅子台接合レール
500 シート用座椅子台
501 座椅子ストッパー
503 連結板ストッパー
505 シート傾斜調整ブロック
506 連結板受ボルト
507a,507b シート固定バンド
600 シート
601 沈降防止バー
700 座椅子
701 座椅子ロックピン
702 フリーベアリング
800 着脱車輪
801 ロックナット
802 台車取付金具

Claims (4)

  1. 高さ調整機構と、座面の裏側に摺動手段を備えた座椅子を搭載可能な座椅子台と、車椅子用の車輪に着脱機能を付与した着脱車輪が取り付け可能な機構を有することを特徴とする、座椅子用台車。
  2. 前記摺動手段は、フリーベアリングであることを特徴とする、請求項1に記載の座椅子用台車。
  3. 前記高さ調整機能は、高さ調整ブロックとパンタグラフジャッキの少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の座椅子用台車。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の座椅子用台車と、自動車のシートに取り付けられる沈降防止バーを介して、前記シート上に搭載されるシート用座椅子台と、前記座椅子用台車の前記座椅子台との間を接合可能な機構を備え、前記座椅子を前記シート用座椅子台及び前記座椅子用台車の前記座椅子台との間で移動可能とする連結板を有することを特徴とする、座椅子移動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014212799A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 トヨタホーム株式会社 車椅子の車輪着脱装置及び着脱方法
CN107080662A (zh) * 2017-06-22 2017-08-22 嘉兴禾择企业管理服务有限公司 一种防二次受伤的烧伤整形工作台

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