JP2012088604A5 - - Google Patents

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ファインダー光学系およびそれを用いた撮像装置
本発明はファインダー光学系およびそれを用いた撮像装置に関し、例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラなどの撮像装置に好適なものである。
近年、デジタルカメラに用いられる撮影光学系として、広画角および高ズーム比のズームレンズが用いられている。このため、デジタルカメラに装着されるファインダー光学系には、撮影光学系の仕様に合わせた広画角・高ズーム比の変倍機能を有したファインダー光学系であることが要求されている。又、このファインダー光学系には、小型のデジタルカメラに組み込むことから小型でしかも高い光学性能を有することが要求されている。ファインダー光学系として、変倍作用のある対物光学系で形成した物体像(ファインダー像)を反転光学系で正立像とし、この正立像を接眼レンズを介して観察する実像式の変倍ファインダーが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1、2では、対物光学系を複数のレンズ群で構成し、2以上のレンズ群を移動させることによってズーミングを行い、対物光学系により物体像の倍率を種々と変えている。そしてこのときの物体像をポロプリズムや複数のプリズムにより成る像反転光学系を介して正立像としている。そしてこの正立像を接眼レンズを介して観察している。特許文献1,2に開示されている対物光学系は、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、および正の屈折力の第4レンズ群から構成されている。そして、第1レンズ群が不動で、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群が移動することで変倍および変倍に伴う視度変化(ファインダー視度変化)を補正している。
特開2010‐39339号公報 特開2007‐206164号公報
最近、デジタルカメラに用いられる撮像光学系は小型化、広画角化そして高ズーム比化され、それに対応してファインダー光学系も小型で、広画角、高ズーム比のものが求められている。広画角で高ズーム比の小型のファインダー光学系を得るには、対物光学系のズームタイプおよび変倍に伴って移動するレンズ群の屈折力(パワー)や移動量を適切に設定することが重要となってくる。これらの要素が不適当だと全系の小型化を図りつつ、高いズーム比、広画角で高い光学性能を得るのが困難になってくる。
本発明は、広画角化及び高ズーム比が容易で広角端から望遠端に至る全ズーム範囲で良好なる光学性能が得られるファインダー光学系およびそれを用いた撮像装置の提供を目的とする。
本発明のファインダー光学系は、変倍機能を有する正の屈折力の対物光学系と、

前記対物光学系で結像される倒立像を正立像に反転するための反転光学系と、

前記正立像からの光束を観察側へ導光するための正の屈折力の接眼光学系から構成されるファインダー光学系であって

前記対物光学系は物体側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から成り、ズーミングに際し、前記第2、第3、第4レンズ群が光軸上を移動

前記対物光学系の広角端における焦点距離をfw、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をG2R1、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第2、第4レンズ群の移動距離を各々m2、m4とするとき、

1.4<|G2R1/fw|<2.0 ・・・(1)

0.0<|m2/m4|<3.0 ・・・(2)

なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角化及び高ズーム比が容易で広角端から望遠端に至る全ズーム範囲で良好なる光学性能が得られるファインダー光学系が得られる。
本発明の実施例1の実像式のファインダー光学系のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例1の広角端、中間のズーム位置、望遠端の収差図 本発明の実施例2の実像式のファインダー光学系のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端の収差図 本発明の実施例3の実像式のファインダー光学系のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端の収差図 本発明の実施例4の実像式のファインダー光学系のレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端の収差図 本発明のファインダー光学系の要部斜視図 本発明のファインダー光学系を用いた撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のファインダー光学系は、変倍機能を有する対物光学系と対物光学系が形成する物体像(倒立像)を反転し、正立像とする反転光学系と、物体像からの光束を反転光学系を介して観察者のアイポイントへ導く接眼光学系とを備えている。対物光学系は物体側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から成っている。そしてズーミング(変倍)に際して第1レンズ群が不動で、第2レンズ群、第3レンズ群および第4レンズ群が光軸上を移動する。
これによって変倍および変倍に伴う視度変化を補正している。
図1は、実施例1のファインダー光学系の光路を展開したときの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A),(B),(C)はそれぞれ実施例1のファインダー光学系の広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1のファインダー倍率は、−0.19〜−0.70である。図3は、実施例2のファインダー光学系の光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A),(B),(C)はそれぞれ実施例2のファインダー光学系の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2のファインダー倍率は−0.19〜−0.69である。
図5は、実施例3のファインダー光学系の光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A),(B),(C)はそれぞれ実施例3のファインダー光学系の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3のファインダー倍率は−0.19〜−0.75である。図7は、実施例4のファインダー光学系の光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A),(B),(C)はそれぞれ実施例4のファインダー光学系の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4のファインダー倍率は−0.19〜−0.70である。図9は、本発明のファインダー光学系の要部斜視図である。図10は、本発明のファインダー光学系と撮影光学系を有する撮像装置の要部概略図である。各実施例のファインダー光学系は、撮像装置(光学機器)に用いられる光学系であり、レンズ断面図において、左方が物体側で、右方が観察側である。
次に、各実施例のファインダー光学系のレンズ断面図について説明する。Goは変倍および変倍に伴う視度変化(ファインダー視度変化)を補正し、全体として正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)を有する対物光学系である。対物光学系Goは正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4で構成され、物体像(ファインダー像)を所定面上に形成(結像)している。Grは反転光学系(像反転光学系)であり、第1プリズムP1と第2プリズムP2を有し、対物光学系Goによって形成される物体像(倒立像)を正立像に反転している。レンズ断面図では第1、第2プリズムP1、P2は光路を展開したブロックとして示している。SPは絞り(部材)であり通過光束を制限している。
S1は視野絞りであり、ファインダー視野の範囲を制限している。Geは接眼光学系であり、反転光学系Grで正立像とした物体像からの光束を、アイポイントEpに導光している。観察者は接眼レンズGeを介してアイポイントEpより物体像を観察している。矢印は、広角端から望遠端への変倍および変倍に伴う視度変化を補正するための各レンズ群の移動方向(移動軌跡)を示している。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端のズーム位置とは変倍用のレンズ群(各実施例では第2レンズ群L2、第4レンズ群L4)が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
次に、収差図について説明する。球面収差図において、実線はd線、2点鎖線はF線、1点鎖線はC線である。非点収差図において実線はd線のサジタル像面、点線はd線のメリディオナル像面、2点鎖線はF線のサジタル像面、1点鎖線はF線のメリディオナル像面である。倍率色収差図において2点鎖線はF線、1点鎖線はC線である。Aはファインダー倍率、ωは入射光の半画角である。各実施例のファインダー光学系では、全系の小型化と高い光学性能を実現するために、第2レンズ群L2の物体側のレンズ面の曲率半径を条件式(1)を満足するように設定している。
一般に、広画角化を図ろうとすると、負の屈折力のレンズ群である第2レンズ群L2の屈折力は強まる。このとき、第2レンズ群L2を1枚のレンズで構成すると、第2レンズ群L2の物体側のレンズ面の曲率半径G2R1は曲率がきつくなる傾向となる。曲率半径G2R1の曲率が過度に強すぎると、光線は屈折せず全反射し、すなわち光線が通りにくくなる。そこで各実施例では、対物光学系Geの広角端における焦点距離と第2レンズ群L2の物体側のレンズ面の曲率半径との関係を条件式(1)を満足するように適切に設定している。そして更に、第2レンズ群L2と第4レンズ群L4のズーミングの際の移動距離(移動量)を条件式(2)を満足するように設定している。
一般に、高ズーム比化を図るには、例えば変倍レンズ群である第2レンズ群L2の移動距離を増やす必要がある。第1レンズ群L1がズーミングに際して固定の場合、第2レンズ群L2の移動距離を増やすと望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3が干渉しないよう、広角端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を予め十分に広げておく必要がある。この結果、各実施例のように、対物光学系Goの軸上光線束を決定する部材SPを第3レンズ群L3の物体側に配置しているファインダー光学系においては、広角端において第2レンズ群L2と部材SPとの距離が長くなる。この結果、第1レンズ群L1と部材SPとの距離が増えて前玉(第1レンズ群L1)の有効径が増大してくる。
そこで、各実施例では、部材SPより観察者側の第4レンズ群L4のズーミングに際しての移動量を増やし、第4レンズ群L4に変倍分担させることで、第2レンズ群L2の変倍分担を軽減している。以上のように各実施例のファインダー光学系では対物光学系Goの全体の小型化を図りつつ、広画角化および高ズーム比化が容易で広角端から望遠端に至る全ズーム範囲で良好なる光学性能を得ている。
次に、実施例1〜4の対物光学系Goを構成する各レンズ群について説明する。対物光学系Goの第1レンズ群L1を正の屈折力のレンズ群とすることで、結像作用を持たせ、正の屈折力のレンズ群を先行させることで後続するレンズ群のレンズ外形を小さくしている。対物光学系Goの第2レンズ群L2を負の屈折力のレンズ群とし、光軸上を移動させることによって変倍効果を持たせている。対物光学系Goの第3レンズ群L3を正の屈折力のレンズ群とし、ズーミングに際して移動させることによって変倍に伴う視度変化(ファインダー視度変化)を補正している。対物光学系Goの第4レンズ群L4を正の屈折力のレンズ群とすることで、第3レンズ群L3を射出した光を視野枠S1又はその近傍に一次結像させている。
次に、実施例1〜4の対物光学系Goを構成する各レンズ群のズーミングに際しての移動について説明する。対物光学系Goの第1レンズ群L1はメカ構成を簡素化するため、ズーミングに際して不動としている。一般に、変倍および変倍に伴う視度変化を補正するためには、少なくとも2つのレンズ群を移動させる必要がある。しかしながら、全系の変倍機能を1つのレンズ群で負担すると、変倍機能を有するレンズ群の移動距離が増大し、対物光学系の全長(最も物体側のレンズ面から第1プリズム1の第1面までの距離)が長くなる。
そこで各実施例では、ズーミングに際して、3つのレンズ群を移動させ、変倍機能を複数のレンズ群で分担して、所定のズーム比を確保しつつ対物光学系Goの全長が短くなるようにしている。このとき、広角端から望遠端までのズーミングに際して、最も変倍比の大きい(主変倍機能を有する)レンズ群を主変倍レンズ群とし、次に変倍比の大きい(副変倍機能を有する)レンズ群を副変倍レンズ群と呼ぶ。
各実施例では、第4レンズ群L4を主変倍レンズ群、第2レンズ群L2を副変倍レンズ群とし、2つのレンズ群に変倍機能を分担している。具体的には、第2レンズ群L2は、広角端から望遠端へのズーミングに際して単調に観察側へ移動している。第4レンズ群L4は、第2レンズ群L2との間隔を短くするよう、物体側へ移動している。なお、ズーミングに際してのレンズ群の移動距離の符合は、観察側へ移動するときを正の符号、物体側へ移動するときを負の符号としている。
ズーミングに際して第2レンズ群L2の移動距離が大きすぎると、対物光学系Goの全長が増大してくる。逆に、ズーミングに際して第2レンズ群L2の移動距離が小さすぎると、所望のズーム比(変倍比)を得ることが困難となる。これと同様に、ズーミングに際して第4レンズ群L4の移動距離が小さすぎると、第4レンズ群L4の変倍分担が過小となり、所望のズーム比を得ることが難しくなる。逆に、ズーミングに際して第4レンズ群L4の移動距離が大きすぎると、対物光学系Goの全長が増大してくる。
そこで、各実施例では、主変倍機能を有する第4レンズ群L4と、副変倍機能を有する第2レンズ群L2のズーミングの際の移動方向および移動距離を適切に設定すること(条件式(2))により、対物光学系Go全体の小型化と高ズーム比化を実現している。
次に、ズーミングに際しての第3レンズ群L3の移動について説明する。広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を縮めるよう観察側へ移動することで、広角端での対物光学系Go全長の短縮を図りつつ、変倍に伴う視度変化を補正している。第3レンズ群L3の移動方向は、広角端から望遠端へのズーミングの際に第3レンズ群L3を物体側へ移動することでも第2レンズ群L2との間隔を縮めることはできる。
しかしながら、この組み合わせでは、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3が干渉しないよう、広角端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を充分確保しなければならず、対物光学系Goの全長が大型化する。そこで、各実施例では、第3レンズ群L3を観察側へ移動させる構成とした。
次に、実施例1〜4の対物光学系Goの各レンズ群のレンズ構成について説明する。対物光学系Goの第1レンズ群L1は両凸形状の正レンズで構成されており、特に望遠側において球面収差を良好に補正している。第2レンズ群L2は両凹形状の負レンズで構成されており、画角変化による像面変動を良好に補正している。第3レンズ群L3および第4レンズ群L4は両凸形状の正レンズで構成されており、球面収差と非点収差を良好に補正している。そして、各レンズ群は非球面形状のレンズ面を有することで、軸上光線と軸外光線の収差補正を独立に行い、少ないレンズ枚数で良好な光学性能を達成している。また、第1乃至第4レンズ群をプラスティック材より成るレンズで構成することで、対物光学系Goの簡素化を実現している。
次に、実施例1〜4で用いている像反転光学系Grの構成について図9を用いて説明する。第1プリズムP1は、対物光学系Goからの光束を入射面P1aより入射させ、第1反射面P1bで光軸Laと垂直方向に光束を反射させている。そして第1反射面P1bを反射した光束を射出面P1c面より射出させて1次結像面S1aへ導光している。ファインダー視野範囲を示す視野枠S1は、一次結像面又はその近傍(第1プリズムP1の射出面P1c近傍)に設けられている。視野枠S1は遮光部材または液晶等の表示手段から成っている。
射出面P1cは正の屈折力を有しており、入射する光束を集光光束または平行光束とするフィールドレンズとして作用している。そして、射出面P1cを射出した光束を第2プリズムP2の入射面P2aに入射させ、第2反射面P2b、第3反射面P2c、第4反射面P2dでそれぞれ光軸と垂直方向に反射させて、射出面P2eより射出させている。第1プリズムP1と第2プリズムP2により、対物光学系Goによって形成される物体側(倒立像)を正立像に反転し、射出面P2eより射出させて接眼レンズ(接眼光学系)Geに導光している。
次に、実施例1〜4で用いている接眼光学系Geの構成について説明する。接眼レンズGeは正の屈折力を有する単レンズで構成されている。対物光学系Goにより形成された物体像を第1、第2プリズムP1,P2を介して正立の物体像とし、接眼レンズGeを介してアイポイントEpより観察している。広視野かつコンパクトなファインダー光学系を構成するためには、接眼光学系Geの接眼倍率をある程度高くし、対物光学系Goと接眼光学系Geの屈折力配分を適切に行う必要がある。ただし、対物光学系Goに対し、接眼倍率が極端に大きすぎると、接眼光学系Geの歪曲収差が増大してくる。
逆に、接眼倍率が極端に小さすぎると、広視野を達成するために、対物光学系Goを大型化しなくてはならない。各実施例では、対物光学系Goに対する接眼倍率を適切に設定することで、広視野でありながら、ファインダー光学系をコンパクトに構成している。
今、対物光学系Goの広角端における焦点距離をfwとする。第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面の曲率半径をG2R1とする。対物光学系Goの第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4の焦点距離を各々f1、f2、f3、f4とする。接眼光学系の焦点距離をfeとする。広角端から望遠端へのズーミングにおける第2レンズ群L2の移動距離をm2、第4レンズ群L4の移動距離をm4とする(但し、観察側への移動するときを正符号、その逆を負符号とする)。このとき各実施例の実像式のファインダー光学系では前述したように条件式(1)、(2)を満足するようにしている。
1.4<|G2R1/fw|<2.0 ・・・(1)
0.0<|m2/m4|<3.0 ・・・(2)
さらに、本発明の実像式のファインダー光学系では以下の条件式のうち1以上を満足するようにしている。
0.0<f1/f3<1.1 ・・・(3)
0.4<f2/f4<1.0 ・・・(4)
4<f3/fw<10 ・・・(5)
0.0<fw/fe<0.4 ・・・(6)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は対物光学系Goの広角端における焦点距離に対する、第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面の曲率半径を規定した式である。
条件式(1)の下限を超えると、第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面の曲率半径が過度にきつくなり、前記レンズ面において屈折せず全反射してしまい、光線が通らなくなる場合が生じてくる。条件式(1)の上限を超えると、第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面の曲率半径が緩すぎてくる。そうすると、第2レンズ群L2の屈折力が過度に弱まり、このとき所望のズーム比を得ようとすると、第2レンズ群L2のズーミングに際して移動距離を過度に増やさなければならなくなる。
第2レンズ群L2の移動距離が過度に増えると、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3が干渉しないよう、予め広角端で第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を十分に確保しておかなければならず、対物光学系Goの全長が増加してくる。さらに好ましくは、条件式(1)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
1.4<|G2R1/fw|<1.8 ・・・(1a)
条件式(2)は第4レンズ群L4のズーミングに際しての移動距離に対する、第2レンズ群L2のズーミングに際しての移動距離の比を規定した式である。条件式(2)の下限を超えると、第2レンズ群L2の移動距離が過度に小さくなり、所望のズーム比を得ようとした場合、第2レンズ群L2の屈折力を過度に強めなければならなくなる。第2レンズ群L2の屈折力が過度に強いと、良好な光学性能を得るためには、複数のレンズに屈折力を分担させなければならなくなるため、構成レンズ枚数が増大してくる。条件式(2)の上限を超えると、第2レンズ群L2の移動距離が過度に長くなる。
第1レンズ群L1がズーミングに際して固定の光学系において、第2レンズ群L2の移動距離が過度に増えると、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3が干渉してくる。このとき干渉しないよう、広角端において予め第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を十分に確保しておかなければならない。この結果、対物光学系Goの全長が増加してくる。さらに好ましくは、条件式(2)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
1.0<|m2/m4|<3.0 ・・・(2a)
条件式(3)は第3レンズ群L3の焦点距離に対する、第1レンズ群L1の焦点距離の比を規定した式である。条件式(3)の下限を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離が短くなり、すなわち、第1レンズ群L1の屈折力が過大となり、望遠端において軸上色収差が補正不足となる。条件式(3)の上限を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離が長くなり、すなわち、第1レンズ群の屈折力が過小となる。この場合、第1レンズ群L1を通過する光線を曲げる力(屈折力)が過小となるため、第1レンズ群L1を通過する光線の高さが高くなり、前玉有効径が大型化してくる。さらに好ましくは、条件式(3)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
0.8<f1/f3<1.1 ・・・(3a)
条件式(4)は、第4レンズ群L4の焦点距離に対する、第2レンズ群L2の焦点距離の比を規定した式である。条件式(4)の下限を超えると、第2レンズ群L2の焦点距離が短くなり、すなわち、第2レンズ群L2の屈折力が過大となるため、ペッツバール和がマイナス側に増大する。その結果、像面のオーバー傾向を過度に強めることとなり、収差補正が困難になる。条件式(4)の上限を超えると、第2レンズ群L2の焦点距離が長くなり、すなわち、第2レンズ群L2の屈折力が過小となる。
第2レンズ群L2は変倍機能を有するため、第2レンズ群L2の屈折力が過小となると、所望のズーム比を得るためには、第2レンズ群L2の移動距離が増大する。その結果、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3が干渉しないようにするため、広角端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔を予め確保しなければならない。この結果、広角端において対物光学系GOの全長が増大してくる。さらに好ましくは、条件式(4)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
0.5<f2/f4<1.0・・・(4a)
条件式(5)は広角端における対物光学系Goの焦点距離に対する、第3レンズ群L3の焦点距離の比を規定した式である。条件式(5)の下限を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離が短くなり、すなわち、第3レンズ群L3の屈折力が過大となる。その結果、望遠端において球面収差が補正不足となる。条件式(5)の上限を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離が長くなり、すなわち、第3レンズ群L3の屈折力がゆるくなる。この結果、高ズーム比化に伴う視度変化を十分に補正することが困難になる。さらに好ましくは、条件式(5)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
4<f3/fw<8・・・(5a)
条件式(6)は、対物光学系Goの焦点距離と接眼光学系Goの焦点距離の関係を規定した式である。条件式(6)の下限を超えると、対物光学系Goの焦点距離を一定と考えると、接眼光学系Geの焦点距離が過大となり、すなわち接眼倍率が低くなるため、所望のファインダー倍率を得るのが難しくなる。また、接眼光学系Geの焦点距離を一定、すなわち、接眼倍率を一定と考えた場合は、対物光学系Goの焦点距離が短すぎるため、各レンズ群の屈折力を増大させなければならない。
その結果、所望の光学性能を達成するためには、各レンズ群の屈折力を複数のレンズに分散させなければならず、構成レンズ枚数が増大してくる。条件式(6)の上限を超えると、対物光学系Goの焦点距離を一定と考えると、接眼光学系Geの焦点距離が過小となり、接眼光学系Geの糸巻き型の歪曲収差が増大してくる。さらに好ましくは、条件式(6)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
0.0<fw/fe<0.3・・・(6a)
以上のように各実施例によれば、対物光学系Geの全体の小型化を図りつつ、28mm相当の広画角化と3.5倍以上の高ズーム比化が容易で、広角端から望遠端に至る全ズーム範囲で良好なる光学性能のファインダー光学系が得られる。
次に各実施例の数値実施例を示す。各数値実施例において使用する記号の意味は次に示すとおりである。数値実施例において、Aはファインダー倍率、ωはファインダーの半画
角、riは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔である。そして、ndiとνdiは各々物体側より順に第i番
目のレンズ(レンズ群)の材料の波長587.6nmにおける屈折率とアッベ数である。非球面形状は光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を、面頂点基準でxとするとき、
で表される。ただし、Rは曲率半径、kは円錐定数、A4、A6、A8は非球面係数である。また、[e+X]は[10X]を意味し、[e−X]は[10-X]を意味している。
前述の各条件式と数値実施例における諸数値の関係を表1に示す。
[数値実施例1]A=-0.19〜-0.70 ω=33.26〜9.30°
面番号 r d nd νd
1* 11.943 1.85 1.49171 57.4
2 -13.994 (可変)
3* -3.986 0.70 1.58306 30.2
4* 2.955 (可変)
5 ∞ -0.07
6* 7.006 1.00 1.49171 57.4
7* -414.859 (可変)
8* 4.414 1.70 1.49171 57.4
9* -4.130 (可変)
10 ∞ 6.74 1.57090 33.8
11 -16.620 0.40
12 ∞ 2.40
13 ∞ 13.53 1.57090 33.8
14 ∞ 0.10
15 ∞ 0.20
16 ∞ 0.09
17* 16.781 1.60 1.49171 57.4
18 -9.084 16.00
19 アイポイント

非球面データ
第1面 K =-1.07387e+000 A 4=-4.19172e-004 A 6=-1.01933e-005 A 8= 8.91911e-008

第3面 K =-1.04035e+001 A 4=-1.96110e-003 A 6=-1.07105e-004 A 8= 1.42947e-005

第4面 K =-2.21203e+000 A 4= 1.19316e-002 A 6=-2.90078e-003 A 8= 1.09535e-004

第6面 K =-4.97725e+000 A 4=-1.26709e-002 A 6= 5.95654e-004 A 8=-3.51771e-004

第7面 K = 1.05876e+004 A 4=-1.13663e-002 A 6=-3.55948e-004 A 8= 2.04933e-005

第8面 K = 2.19665e-001 A 4=-2.12036e-003 A 6=-1.56374e-004 A 8= 1.64269e-004

第9面 K =-2.89698e+000 A 4= 1.90846e-003 A 6= 4.35793e-005 A 8= 1.11517e-004

第17面 K = 3.79650e+000 A 4=-4.47796e-004 A 6= 5.04578e-006 A 8=-2.43568e-007


ズーム比 3.64
広角 中間 望遠
倍率 -0.19 -0.44 -0.70
画角 33.26 14.65 9.30
全長 14.03 14.03 14.03

d 2 0.78 3.65 4.56
d 4 4.45 2.01 1.19
d 7 3.22 1.57 0.47
d 9 0.41 1.62 2.64

群 始面 焦点距離
第1 レンズ群 1 13.42
第2 レンズ群 3 -2.81
第3 レンズ群 5 14.02
第4 レンズ群 8 4.64
反転光学系 10 29.11
接眼光学系 17 12.24
[数値実施例2]A=-0.19〜-0.69 ω=33.82〜9.26°
面番号 r d nd νd
1* 11.360 1.85 1.49171 57.4
2 -12.595 (可変)
3* -3.501 0.70 1.58306 30.2
4* 3.153 (可変)
5 ∞ -0.07
6* 6.532 1.00 1.49171 57.4
7* -303.758 (可変)
8* 4.414 1.70 1.49171 57.4
9* -4.304 (可変)
10 ∞ 6.74 1.57090 33.8
11 -16.620 0.40
12 ∞ 2.40
13 ∞ 13.53 1.57090 33.8
14 ∞ 0.10
15 ∞ 0.20
16 ∞ 0.09
17* 16.781 1.60 1.49171 57.4
18 -9.084 16.00
19 アイポイント

非球面データ
第1面 K =-8.39787e-001 A 4=-3.46688e-004 A 6=-2.72618e-005 A 8= 3.86376e-007

第3面 K =-1.06761e+001 A 4=-1.07681e-003 A 6=-2.43181e-004 A 8= 3.92114e-005

第4面 K =-1.56403e+000 A 4= 1.47037e-002 A 6=-2.08994e-003 A 8=-6.77859e-006

第6面 K =-5.73557e+000 A 4=-1.02215e-002 A 6= 1.67904e-003 A 8=-1.99712e-008

第7面 K =-4.95134e+000 A 4=-1.00365e-002 A 6= 6.49632e-004 A 8= 2.00293e-006

第8面 K = 6.93670e-001 A 4=-1.57892e-003 A 6=-7.32813e-005 A 8=-5.99224e-006

第9面 K =-4.39311e+000 A 4= 2.34155e-003 A 6=-4.08300e-005 A 8= 1.31361e-006

第17面 K = 3.79650e+000 A 4=-4.47796e-004 A 6= 5.04578e-006 A 8=-2.43568e-007



ズーム比 3.67
広角 中間 望遠
倍率 -0.19 -0.51 -0.69
画角 33.82 12.64 9.26
全長 13.74 13.74 13.74

d 2 0.54 3.98 4.72
d 4 4.67 2.12 1.50
d 7 3.00 0.93 0.34
d 9 0.36 1.54 2.00

群 始面 焦点距離
第1 レンズ群 1 12.46
第2 レンズ群 3 -2.74
第3 レンズ群 5 13.02
第4 レンズ群 8 4.74
反転光学系 10 29.11
接眼光学系 17 12.24
[数値実施例3]A=-0.19〜-0.75 ω=34.95〜8.83°
面番号 r d nd νd
1* 12.093 1.85 1.49171 57.4
2 -13.960 (可変)
3* -3.386 0.70 1.58306 30.2
4* 3.200 (可変)
5 ∞ -0.07
6* 6.562 1.00 1.49171 57.4
7* -152.987 (可変)
8* 4.428 1.70 1.49171 57.4
9* -4.264 (可変)
10 ∞ 6.74 1.57090 33.8
11 -16.620 0.40
12 ∞ 2.40
13 ∞ 13.53 1.57090 33.8
14 ∞ 0.10
15 ∞ 0.20
16 ∞ 0.09
17* 16.781 1.60 1.49171 57.4
18 -9.084 16.00
19 アイポイント

非球面データ
第1面 K =-1.74853e+000 A 4=-3.54717e-004 A 6=-1.85512e-005 A 8= 2.72585e-007

第3面 K =-9.90260e+000 A 4=-1.23426e-003 A 6=-1.29561e-004 A 8= 1.32038e-005

第4面 K =-1.84629e+000 A 4= 1.48001e-002 A 6=-3.25802e-003 A 8= 1.31102e-004

第6面 K =-6.12489e+000 A 4=-1.08628e-002 A 6= 4.74569e-004 A 8=-1.34667e-004

第7面 K =-2.46236e+004 A 4=-9.87872e-003 A 6=-4.75356e-004 A 8= 6.01078e-005

第8面 K = 1.72352e-001 A 4=-1.78961e-003 A 6=-1.37286e-004 A 8= 1.15019e-004

第9面 K =-3.04785e+000 A 4= 1.96002e-003 A 6= 1.04383e-005 A 8= 8.19156e-005

第17面 K = 3.79650e+000 A 4=-4.47796e-004 A 6= 5.04578e-006 A 8=-2.43568e-007


ズーム比 4.01
広角 中間 望遠
倍率 -0.19 -0.47 -0.75
画角 34.95 14.39 8.83
全長 14.07 14.07 14.07

d 2 0.72 3.82 4.22
d 4 4.49 1.97 1.05
d 7 3.28 1.30 0.16
d 9 0.40 1.80 3.46

群 始面 焦点距離
第1 レンズ群 1 13.49
第2 レンズ群 3 -2.72
第3 レンズ群 5 12.82
第4 レンズ群 8 4.72
反転光学系 10 29.11
接眼光学系 17 12.24
[数値実施例4]A=-0.19〜-0.70 ω=33.24〜9.34°
面番号 r d nd νd
1* 12.084 1.85 1.49171 57.4
2 -14.213 (可変)
3* -4.300 0.70 1.58306 30.2
4* 2.842 (可変)
5 ∞ -0.07
6* 7.050 1.00 1.49171 57.4
7* -378.119 (可変)
8* 4.433 1.70 1.49171 57.4
9* -4.112 (可変)
10 ∞ 6.74 1.57090 33.8
11 -16.620 0.40
12 ∞ 2.40
13 ∞ 13.53 1.57090 33.8
14 ∞ 0.10
15 ∞ 0.20
16 ∞ 0.09
17* 16.781 1.60 1.49171 57.4
18 -9.084 16.00
19 アイポイント

非球面データ
第1面 K =-2.34671e-001 A 4=-4.28928e-004 A 6=-9.82031e-006 A 8= 1.00523e-007

第3面 K =-9.79261e+000 A 4=-2.23155e-003 A 6=-1.10485e-004 A 8= 1.74562e-005

第4面 K =-3.14151e+000 A 4= 1.28935e-002 A 6=-2.64693e-003 A 8= 2.62653e-005

第6面 K = 1.74391e+000 A 4=-1.24567e-002 A 6= 4.31797e-004 A 8=-5.69717e-004

第7面 K = 1.08773e+003 A 4=-8.96297e-003 A 6=-3.75860e-004 A 8=-1.20166e-004

第8面 K = 2.43693e-001 A 4=-1.65241e-003 A 6=-4.28534e-005 A 8= 1.74489e-004

第9面 K =-3.26633e+000 A 4= 1.67854e-003 A 6= 1.50903e-004 A 8= 1.35873e-004

第17面 K = 3.79650e+000 A 4=-4.47796e-004 A 6= 5.04578e-006 A 8=-2.43568e-007


ズーム比 3.64

倍率 -0.19 -0.43 -0.70
画角 33.24 14.94 9.34
全長 14.12 14.12 14.12

d 2 0.78 3.66 5.12
d 4 4.44 2.11 1.51
d 7 3.31 1.64 0.18
d 9 0.41 1.53 2.14

群 始面 焦点距離
第1 レンズ群 1
13.60
第2 レンズ群 3 -2.83
第3 レンズ群 5 14.09
第4 レンズ群 8 4.64
反転光学系 10 29.11
接眼光学系 17 12.24
次に実施例1〜4に示したファインダー光学系をデジタルスチルカメラ(撮像装置)に適用した実施例を図10を用いて説明する。図10(A)は正面図であり、図10(B)は断面図である。図10(A)、(B)において10はカメラ本体である。11は撮影光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。固体撮像素子12によって光電変換された被写体像に対応する情報は不図示のメモリに記録される。13は被写体像を観察するためのファインダー光学系である。ファインダー光学系13は実施例1〜4に示したような実像式のファインダー光学系で構成される。このように本発明の実像式のファインダー光学系をデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型の撮像装置が実現できる。
Go…対物光学系 Gr…反転光学系 Ge…接眼光学系 L1…第1レンズ群L2…第2レンズ群 L3…第3レンズ群 L4…第4レンズ群 S1 …視野枠

Claims (7)

  1. 変倍機能を有する正の屈折力の対物光学系と、
    前記対物光学系で結像される倒立像を正立像に反転するための反転光学系と、
    前記正立像からの光束を観察側へ導光するための正の屈折力の接眼光学系から構成されるファインダー光学系であって
    前記対物光学系は物体側から観察側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から成り、ズーミングに際し、前記第2、第3、第4レンズ群が光軸上を移動
    前記対物光学系の広角端における焦点距離をfw、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をG2R1、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第2、第4レンズ群の移動距離を各々m2、m4とするとき、
    1.4<|G2R1/fw|<2.0
    0.0<|m2/m4|<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とするファインダー光学系。
  2. 前記第1、第3レンズ群の焦点距離を各々f1、f3とするとき、
    0.0<f1/f3<1.1
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1のファインダー光学系。
  3. 前記第2、第4レンズ群の焦点距離を各々f2、f4とするとき、
    0.4<f2/f4<1.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2のファインダー光学系。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    4<f3/fw<10
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項のファインダー光学系。
  5. 前記接眼光学系の焦点距離をfeとするとき、
    0.0<fw/fe<0.4
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項のファインダー光学系。
  6. 前記第1乃至第4レンズ群はそれぞれプラスティック材より成る1つのレンズからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項のファインダー光学系。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のファインダー光学系と撮影光学系を有することを特徴とする撮像装置。
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