JP2012087964A - オイルミスト除去用バーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルミストの除去効率を高くする。また、油煙の発生源である熱処理炉等の排煙箇所毎に簡単に装着して排煙中のオイルミストを焼却して除去可能とする。
【解決手段】オイルミストを含む排煙12を通過させる煙道に接続される少なくとも1つの油煙導入口11と、鉛直に配置され油煙導入口11から導入された排煙12を燃焼させる空間を形成する燃焼室10と、該燃焼室10の中心に同軸上に配置され軸心方向に火炎を噴射する噴孔3を有するノズルチップ2と、ノズルチップ2の噴孔3と対向配置されて燃焼室10との間に排煙12を通過させる環状流路16を形成する邪魔板6とを配置し、噴孔3から噴射される火炎17が邪魔板6に衝突して放射状に拡がることにより燃焼室10と邪魔板6との間の流路16を塞ぐ火炎の膜を形成し、油煙導入口11から導入した排煙12を火炎17と全面的に接触させてから排気するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、排煙中に含まれる有害物質などを除去する装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、排煙中に含まれるオイルミストを焼却して除去するオイルミスト除去用バーナに関する。
オイルテンパー炉からはミスト状のオイルを含む排煙(油煙)が発生する。また、オイルを冷却材として使用していない熱処理炉においても、熱処理品に付着している防錆油や潤滑油等が気化して油煙が大量発生する。その他にも、ダイカスト成形、中子成形等において発生する離型剤としてのシリコンオイルや、各種の機械オイル、洗浄用オイルなどがミスト状となって工場内に浮遊し作業環境を悪化させる。そこで、工場などでは、吸引ブロワに接続された多くの吸引ダクトが工場内部の各所(側壁、天井、床)に開口され、工場内の全空間から排煙を集めて電気集塵やフィルタでオイルミストを排ガスから除去してから外部に排気する方法が一般的に採られている。
こうした単純な集塵装置に対し、更に効果的なオイルミストの処理方法として、収集したオイルミストを燃焼処理することが知られている。例えば、セラミック蓄熱とバーナとの併用によるオイルミスト燃焼処理方法が提案されている(特許文献1)。このオイルミスト燃焼処理方法は、収集したオイルミストを分岐してダンパーを介して少なくとも2つの燃焼室に導き、各燃焼室のオイルミストの流路の途中に、オイルミストの流れ方向にオイルミストの通過を許すセラミック蓄熱室と前室とを設け、これらセラミック蓄熱室の近傍で燃焼バーナを作用させ、一方の燃焼室の前室の温度が所定値以上に上昇したときにダンパーの切り換え操作によって、オイルミストを他方の燃焼室へ導くようにしたものである。このオイルミスト燃焼処理装置は、燃焼室の加熱空間における単なる燃焼バーナによるオイルミストの直接加熱だけでなく、高温加熱したセラミックにオイルミストを接触通過させて、確実に燃焼処理することを意図しているものであり、オイルミストの流路を少なくとも2つに分岐し、一方の前室の温度が所定値以上(例えば、200℃)に上昇したときに、ダンパーの切り換え操作でオイルミストを他方の燃焼室へ導き、各燃焼室を交互に使用して一方のバーナの休止による燃費節約と排気温度の上昇を抑制するようにしている。
また、フィルタによる黒煙中の煤の捕捉と加熱による除去とを組み合わせ、フィルタに煤を付着させて排煙から分離・除去して収集した後にフィルターを加熱して煤を焼却する方法(特許文献2)も提案されている。この黒煙消煙装置は、油煙発生源となる装置の近傍に設置して瞬時に多量に黒煙が発生した場合にも対処できるようにしたものであり、黒煙が発生するとき、送風ファンを駆動することで黒煙発生源から発生した黒煙を吸い込み口から吸い込んでフィルターに黒煙の煤を捕集し、浄化した空気を排気筒から排出し、黒煙が発生しない間にフィルター加熱手段でフィルターを加熱することでフィルターに捕集した黒煙の煤を焼却除去するものである。これにより、瞬時に多量の黒煙が発生してもフィルターで捕集して空気を浄化することができると共に黒煙を発生しない間にフィルターに捕集した黒煙の煤を焼却除去できるために時間をかけて加熱して処理することができるようにしたものである。
また、油煙発生源となる熱処理炉などの排煙筒の内部に触媒とこの触媒の分解能力を高めるための予熱ヒータとを備え、油煙を触媒燃焼させてオイルミストを除去する装置も提案されている(特許文献3)。
さらに、オイルミストの燃焼方法ではないが、排煙中に含まれる臭気成分や有害物質を除去するため、煙の発生源である焼却装置などの煙道の途中に燃焼室を形成し、そこにバーナの火炎を噴射して燃焼ガスと排煙とを混合して燃焼処理することも提案されている(特許文献4〜6)。
特開平7−133918号公報 特開平7−251018号 特開平10−267254号公報 特開2001−208312号公報 特開2001−241642号公報 特開2008−301979号公報
しかしながら、工場内の全空間から排煙を集めて電気集塵やフィルタでオイルミストを排ガスから除去してから外部に排気する方法では、フィルタの目詰まりにより圧損が増大してオイルミストの除去効率が上がらないという問題があると共にフィルタの交換作業も面倒である。しかも、工場全体で排煙を集めてオイルミストを処理する場合では、機械の一部あるいは多くが稼働停止している場合にも、工場内の全空間から排ガスを集めて集塵することとなるため、非効率的である。
また、セラミック蓄熱とバーナとを併用した特許文献1のオイルミスト燃焼処理方法によれば、オイルミストの除去効率は上がるものの、2系統の触媒と、前室と、燃焼室と流路切替手段とを必要とするため設備が大型化する。このため、工場全体で排煙を集めてオイルミストを処理する方式において効果を発揮するとしても大型化するためにダクト内に組みこむことができず、さらには油煙の発生源である熱処理炉などの排気筒に直接組みこむことはできない。しかも、このため、機械の一部あるいは多くが稼働停止している場合にも、工場内の全空間から排ガスを集めて集塵することとなるため、非効率的であるという問題を伴うものである。
また、フィルタによる黒煙中の煤の捕捉と加熱による除去とを組み合わせた特許文献2の黒煙消煙装置は、瞬時に多量に発生する黒煙の煤を焼却除去するには適していても、各種のオイルミストが浮遊する工場全体の排煙浄化や個別の油煙の発生源である装置毎の排煙浄化、例えばオイルテンパー炉のように炉の稼働中には終始継続的に排出される油煙の浄化には適用できない問題がある。
また、油煙発生源の排煙筒の内部に触媒とこの触媒の分解能力を高めるための予熱ヒータとを備える特許文献3のオイルミスト除去装置の場合、高価な触媒を用いるため設備コスト・ランニングコストの双方がかかってしまう。しかも、触媒を利用するために、この触媒と油煙との化学反応に伴う爆発を防ぐための不活性ガスなどを利用した防爆設備をさらに必要とする問題を有する。しかも、これら防爆設備などが場所をとってしまい、装置のコンパクト化を妨げるものである。
さらに、特許文献4〜6記載のオイルミストの燃焼処理方法においては、バーナによる加熱燃焼を行うだけであるので、燃焼室内でのバーナの火炎と微細のオイルミストとの接触が確実且つ長時間確保することが難しい。その為、完全な燃焼処理が期待できず、どうしても不完全な燃焼となり易く、オイルミストの残存やカーボンの発生などが見られるという問題がある。つまり、火炎と油煙との混合が完全に起こせないために、油煙の一部が火炎と接触せずにそのまま排出されることによりオイルミストの除去効率が上がらないものである。
本発明は、オイルミストの除去効率が高いオイルミスト除去用バーナを提供することを目的とする。また、本発明は、油煙の発生源である熱処理炉等の排煙箇所毎に簡単に装着して排煙中のオイルミストを焼却して除去可能とするオイルミスト除去用バーナを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載のオイルミスト除去用バーナは、オイルミストを含む排煙を通過させる煙道に接続される少なくとも1つの油煙導入口と、鉛直に配置され前記油煙導入口から導入された排煙を燃焼させる空間を形成する燃焼室と、該燃焼室の中心に同軸上に配置され軸心方向に火炎を噴射する噴孔を有するノズルチップと、前記ノズルチップの前記噴孔と対向配置されて前記燃焼室との間に前記排煙を通過させる環状流路を形成する邪魔板とを配置し、前記噴孔から噴射される前記火炎が前記邪魔板に衝突して放射状に拡がることにより前記燃焼室と前記邪魔板との間の流路を塞ぐ前記火炎の膜を形成し、前記油煙導入口から導入した排煙を前記火炎と全面的に接触させてから排気するようにしている。
また、本発明にかかるオイルミスト除去用バーナは、邪魔板とノズルチップの噴孔との間には、火炎が最高温度に達する前に邪魔板に衝突させ、火炎を邪魔板に沿って広げる間隔の隙間が形成されていることが好ましい。
また、本発明にかかるオイルミスト除去用バーナにおいて邪魔板は、ノズルチップ内にノズルチップと同心状に配置された支持ロッドで中心を支持されていることが好ましい。
また、本発明にかかるオイルミスト除去用バーナにおいて邪魔板は、燃焼室の中心軸上に同軸に配置されていることが好ましい。
請求項1記載のオイルミスト除去用バーナによると、ノズルチップの噴孔の前に邪魔板を配置して火炎が放射状に拡がるようにして煙道を塞ぐ火炎の膜を形成し、この火炎の膜を排煙が通過するようにするようにしたので、排煙が火炎と必ず接触することにより確実に排煙中のオイルミストを焼却できる。
しかも、このオイルミスト除去用バーナは、燃焼によって排煙中のオイルミストを除去して浄化するので、フィルタの交換などの手間がかからない上に、フィルタの目詰まりに因る圧損の増大を招かずに済み、オイルミストの除去効率が時間経過と共に低減して行くことがない。
また、鉛直に配置された燃焼室において発生する燃焼によるドラフト(通風力)により、油煙導入口から排煙が燃焼室内に誘引されかつ燃焼室の外に排出されるので、別途排気手段を必要としない。特に、油煙の発生源である熱処理炉等の個別の装置の排煙箇所に装備する場合には、各装置内で生ずるドラフトも併用できるので、別途排気手段を備えなくとも、より強力な排気が可能となる。加えて、同心状に配置された燃焼室と、ノズルチップと、邪魔板とで、邪魔板と燃焼室との間に形成される環状流路を経て排気されるオイルミストを含む排煙が、邪魔板に衝突して邪魔板に沿って放射状に拡がり環状流路を塞ぐ火炎の膜を通過してから排出される簡単な構造としたので、極めてコンパクトにできる。
したがって、工場全体で排煙を集めてオイルミストを処理する方式の場合にも、排気用ダクト・煙道の途中に本発明のオイルミスト除去用バーナを組み込むことができ、別途排気手段を備えることなく、排煙中のオイルミストの焼却による除去と工場外への排出とを行うことができる。また、油煙の発生源である熱処理炉等の排煙箇所毎に簡単に装着して排煙中のオイルミストを焼却により除去することができる。この場合、稼働している油煙の発生源である熱処理炉等、例えばオイルテンパー炉のみから排出される排煙のみを処理してオイルミストを焼却し除去するため、効率的である。
また、請求項2記載のオイルミスト除去用バーナによると、邪魔板とノズルチップの噴孔との間には、火炎が最高温度に達する前に邪魔板に衝突させるだけの間隔の隙間しか形成されていないので、邪魔板が過熱されて赤熱することがなく、邪魔板の焼損を抑え長期間の使用を可能とする。
また、請求項3記載の発明によると、邪魔板がその中心において1本の支持ロッドで支持されているので、支持ロッドを中心に火炎が放射状に邪魔板に沿って広がり、火炎が割れることがない。このため、オイルミストを含む排煙の全量が必ず火炎と接触させられ、より確実にオイルミストを焼却できる。
また、請求項4記載の発明によると、邪魔板は燃焼室の中心軸上に同軸に配置されているので、邪魔板と燃焼室との間に形成される環状流路が均等な開口断面となり、偏った排煙の流れが生ずることがない。このため、火炎の膜と排煙とを全周において均等に接触させることができるので、オイルミストの燃焼処理にむらが生ずることなく除去効率が高くなる。
本発明のオイルミスト除去用バーナの概念図である。 邪魔板とノズルチップの噴孔との間の隙間を(A)3.5mm、(B)7mm、(C)10mmの範囲で変化させたときの、同オイルミスト除去用バーナの一次空気の量と0%O時のCO濃度との関係についての実験結果を示すグラフである。 本発明のオイルミスト除去用バーナをテンパー炉に適用した実施形態を示す正面図である。 油煙導入口を燃焼室の側方に2箇所備えたタイプのテンパー炉に搭載のオイルミスト除去用バーナの正面図である。 同バーナの平面図である。 油煙導入口を燃焼室の底面に1箇所備えたタイプのテンパー炉に搭載のオイルミスト除去用バーナの正面図である。 同バーナの平面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明のオイルミスト除去用バーナの一実施形態を示す。このオイルミスト除去用バーナ1は、オイルミストを含む排煙(以下、油煙と呼ぶ)12を通過させる煙道に接続される少なくとも1つの油煙導入口11と、鉛直に配置され油煙導入口11から導入された油煙12を燃焼させる空間を形成する燃焼室10と、該燃焼室10の中心に同軸上に配置され軸心方向に火炎を噴射する噴孔3を有するノズルチップ2と、ノズルチップ2の噴孔3と対向配置されて燃焼室10との間に油煙12を通過させる環状流路16を形成する邪魔板6とを配置し、噴孔3から噴射される火炎17が邪魔板6に衝突して放射状に拡がることにより燃焼室10と邪魔板6との間の流路16を塞ぐ火炎の膜を形成し、油煙導入口11から導入した油煙12を火炎17と全面的に接触させてから排気するようにしている。尚、本実施形態では、筒で燃焼室10が構成されているが、場合によっては排気ダクトの一部利用して燃焼室10を構成しても良いし、その断面形状は矩形に限られず、円形でも良い。
本実施形態のノズルチップ2は、予混合ガスを燃焼させる単孔のノズルであり、燃焼室10の中心付近において燃焼室10の軸方向に噴孔3から火炎を噴射するように配置される。具体的には、燃焼室10を側方から貫通する燃料ガス供給管9に対して、エルボ8とニップル継手7を介して、燃焼室10の中央で同軸上に配置されている。このノズルチップ2の噴孔3の前方には、邪魔板6が噴孔3から噴射される火炎と対向するように配置ている。つまり、燃焼室10並びにノズルチップ2の噴孔3の軸心と直交するように邪魔板6が配置されている。本実施形態では、ベンチュリー24を利用して一定空気比の予混合ガスを供給することにより、予混合燃焼とするようにしている。ここで、一次空気として適正空気比の約70%程度の空気がベンチュリー24で燃料ガスによって誘引され、完全に予混合された後にノズルチップ2の噴孔3から邪魔板6に向けて噴射される。この場合、設備コストが安価にするだけでなく、適切なドラフトが容易に得られる。しかし、予混合バーナに限定されるものではなく、拡散バーナでも使用可能である。尚、図中の符号4はパイロット用のノズルである。
邪魔板6は耐熱性のある素材例えばステンレススティールやセラミックスなどで円板に構成されており、その中央を貫通する1本の支持ロッド・ねじ軸5で支持されている。支持ロッド5は、本実施形態の場合、ニップル継手7の中にL形に折れ曲がった先端部分を挿入して、ニップル継手の側面の孔に嵌め込んだ状態のまま、ニップル継手7とノズルチップ2のねじを互いにねじ込むことにより組み込んだ状態で接続する。そして、組み立て後に、支持ロッド5のL形に折れ曲がった先端部分をニップル継手の孔に嵌め込んだまま溶接付けによって固定するようにしている。つまり、邪魔板6はノズルチップ2内にノズルチップ2と同心状に配置された支持ロッド5で中心を支持され、燃焼室10の中心軸上に同軸に配置されている。
邪魔板6とノズルチップ2の噴孔3との間には、火炎17が最高温度に達する前に邪魔板6に火炎17が衝突して邪魔板6に沿って広がるに十分な間隔の隙間が形成されている。このノズルチップ2と邪魔板6との間隔dは、邪魔板6が過熱されず(赤熱するまで加熱されず)に火炎17を放射状に均一に広げられるものであれば十分である。つまり、ノズルチップ2と邪魔板6との間隔dが広すぎると、ノズルチップ2の周りを流れる二次空気(排煙)12がノズルチップ2と邪魔板6との間の隙間に流入して一次火炎を空気過剰状態とし火炎温度を上げるために邪魔板6を赤熱させることとなる。他方、ノズルチップ2と邪魔板6との間隔dが狭ま過ぎると、二次空気が引き込まれずに一次空気だけで予混合ガスが燃焼するため、未燃分・COが増大する虞がある。また、1次空気量を増やすとCOが発生し易く、1次空気量が減るとCOが減少する傾向があり、邪魔板の赤熱は、1次空気量の多い場合にも起きやすい。そこで、邪魔板6が赤熱されない範囲で可能な限りノズルチップ2と邪魔板6との間隔dを広げることが好ましい。
例えば、本発明者等の実験結果を図2の(A)〜(C)に示す。この実験結果から明らかなように、隙間dが3.5mmの場合、COの発生量は、0%O換算値で28〜135ppmであるという結果が得られた。また、隙間dが7mmの場合、53〜203ppmという結果が得られた。さらに、隙間dが10mmの場合、0〜123ppmという結果が得られた。この結果から、ノズルチップ2と邪魔板6との間隔dは、狭くなると燃焼が不安定となる傾向があり、広くなると燃焼が安定して行く傾向があることが判明した。このことから、ノズルチップ2と邪魔板6との間隔dは、邪魔板6が赤熱するまで温度が上がらない範囲で可能な限り広げることが好ましい。尚、本実験は、燃焼室125角、排気筒内径80mmΦに対して邪魔板の直径60mmΦとした。
また、邪魔板6の直径と燃焼室10の内寸法との関係は、火炎の広がりに影響すると共に圧力損失となることから、邪魔板6と燃焼室10との間の隙間・環状流路16を火炎17が十分に埋め尽くして確実に火炎17と油煙12とが接触することを前提に、圧力損失が可能な限り小さくなるように隙間・環状流路16の大きさを設定することが望まれる。つまり、邪魔板6の直径が燃焼室10の内寸法に比して小さい場合には、火炎17の広がりが十分と成らずに燃焼室10内の隙間・環状流路16を十分に埋め尽くせずに火炎17と油煙12とが接触せずに通過する領域を形成してしまう問題を有している。その反面、邪魔板6の直径が燃焼室10の内寸法に比して大きい場合には、広がった火炎17が邪魔板6と燃焼室10との間の隙間・環状流路16を十分に埋め尽くして確実に火炎17と油煙12とが接触するようにできるが、邪魔板6と燃焼室10との間の隙間が狭くなることによって圧力損失が大きくなることからドラフトが効きづらくなり、排気効果が低減する虞がある。そこで本実施形態の場合、燃焼室125角、排気筒内径80mmΦに対して邪魔板6の直径を50〜70mmΦ程度、より好ましくは60mmΦ程度としている。勿論、この値に限られるものではない。尚、本実施形態では、燃焼室10を構成する筒は矩形状に形成され、円形の排気筒28が挿入されるように接合されることにより、排気筒28の下端開口の縁部と邪魔板6との間の上下方向の隙間で環状流路16が形成されている。したがって、火炎17の膜は、邪魔板6で広がった後、排気筒28に吸込まれる形に形成される。そして、火炎17が広がった部分で油煙が接触し、最終的には排気筒28に吸込まれる部分で油煙が接触している。
以上のように構成されたオイルミスト除去用バーナによれば、ノズルチップ2の噴孔3と邪魔板6との距離が近く火炎17が最高温度に達する前に邪魔板6に衝突させられるため、邪魔板6が赤熱する前に火炎17が放射状に広がる。そして、広がった火炎17が燃焼室(ダクト)10内の邪魔板6の外側の流路(環状流路)16を塞ぐ。このため、燃焼室10内に導入された油煙12は、邪魔板6の周りの環状流路16を通過する際に火炎17と満遍なく接触し、油煙17中のオイルミストを燃焼させる。そして、オイルミストが除去された排気(浄化済み排気)として、図示していないダクトなどを介してあるいは直接に外部に排出される。ここで、燃焼室10内では、予混合ガスの燃焼とオイルミストの燃焼とによって発生するドラフトで上昇流が生ずるので、底部の油煙導入口11から油煙を誘引して排気することができる。したがって、排気のための動力源を必要としなくなる。しかも、テンパー炉などの油煙発生源となる熱処理炉では炉自体が有する熱でドラフトは元々発生しており、また排気筒などでも吸引ブロワなどでドラフトが発生しているが、バーナの燃焼に起因するドラフトがこれらを助長・加速することとなる。これにより、温度差に起因するドラフトだけの自然排気の中で焼却することとなるので、動力を必要とせず、設備コストもランニングコストも低減することが可能となる。
次に、図3〜図5に、本発明のオイルミスト除去用バーナをテンパー炉に搭載した実施の形態の一例を示す。尚、図3〜図5の実施形態は、油煙導入口11を燃焼室10の側方に2箇所備えたタイプのものである。
本発明のオイルミスト除去用バーナは、主たる構成要素が邪魔板6とノズルチップ2であるため、非常にコンパクトな構成となり、排気筒やそれと同等の筒状物・燃焼室内に配置できる。そこで、油煙発生源となるテンパー炉そのものに搭載することが可能となる。そこで、図3〜図5の実施形態のテンパー炉18では、炉の上面にオイルミスト除去用バーナ1を搭載し、炉入り口側の排気筒20と出口側の排気筒22とオイルミスト除去用バーナ1の油煙導入口11とをダクト19,21でそれぞれ接続し、炉の入り口側と出口側とからそれぞれ炉内に発生するドラフトとオイルミスト除去用バーナ1の燃焼によって発生するドラフトとを併用して、テンパー炉18に発生する油煙を燃焼室10に誘引するようにしている。つまり、オイルミスト除去用バーナは、煙道の途中に接続されるものである。尚、図中の符号23は制御装置、24は予混合ガスを生成するベンチュリー、25はガス供給管、26はフレームロッド、27は点火ロッド、28は排気筒、29は架台である。
このようにして、本発明のオイルミスト除去用バーナ1は、油煙発生源となる機械例えばテンパー炉などの熱処理炉毎に装備できるので、テンパー炉のドラフトで排気すると共に煙道の途中たる燃焼室10内でのオイルミストの焼却によるドラフトの上昇により、無動力で排気システムを構成できる。しかも、油煙発生源となる機械1台1台に設置することができるので、稼働している機械・テンパー炉のみから排出される油煙のみを処理してオイルミストを除去することができ、効率的である。しかも、オイルミストの燃焼処理は、オイルミストの濃度が濃い段階で焼却することが好ましい。したがって、テンパー炉から工場内に排出されて拡散される前にオイルミストを焼却して排気を浄化することは有意義である。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、複数の油煙導入口11から油煙を誘引しオイルミストを焼却して除去するオイルミスト除去用バーナについて主に説明したが、これに特に限定されるものではなく、図6及び図7に示すように、1箇所の油煙導入口11から油煙を誘引して焼却・除去する構造としても良い。この場合、燃焼室10を兼ねるダクトを、テンパー炉18の排気筒の上に配置するように搭載して固定することによりテンパー炉毎に装備することも可能である。このとき、燃焼室10の底部は開口されて油煙導入口11を構成しており、バーナ火炎によって生ずる上昇流によってテンパー炉内の油煙が誘引される。勿論、燃焼室10の底部から油煙を導入するようにしているが、油煙導入口11の位置は特に底部に限られない。燃焼室10の側方から油煙を導入するようにしても良い。勿論、オイルミストを含む油煙を通過させる煙道に接続される油煙導入口11は、底面や側方に1または2箇所設けられる場合に限られず、場合によっては矩形断面形状の燃焼室の3辺あるいは4辺に設けるようにしても良い。
本実施形態の場合、邪魔板の中心を同軸上に配置された1本のロッドで支持するようにしているが、これに特に限られるものではなく場合によっては複数のロッドで支えるようにしても良い。
さらに、本発明において対象となるオイルミストとは、テンパー炉からの油煙に特に限られず、シリコン、機械油、洗浄油等の各種の工場あるいは各種炉等において発生し、霧散する種々のオイルを含むものであり、工場内部の各所(側壁、天井、床)に開口された油煙ダクトを介して集められた油煙などを対象とすることもある。また、テンパー炉から排気される油煙を直接にダクトで集める場合に限られず、工場内部の各所(側壁、天井、床)に開口されたダクトの途中に本発明にかかるオイルミスト除去用バーナを設置して、オイルミストを焼却するようにすると共にオイルミスト除去用バーナによる燃焼で生ずるドラフト圧で工場内の雰囲気を誘引することも可能である。
又、本実施形態では、本発明のオイルミスト除去用バーナをテンパー炉に直接装備した場合について主に説明したが、これに特に限定されるものではなく、その他の熱処理炉に直接搭載することも可能であるし、複数の熱処理炉などに跨るように排気筒を配管して複数の熱処理炉の共用設備としても良いし、工場内部の各所(側壁、天井、床)に設置される多くの吸引ダクトに接続されて、これらダクトによって収集される油煙を処理するようにしても良い。この場合においても、工場内部の油煙は、工場内のドラフト圧で排気されると同時に、煙道の途中でのオイルミストの焼却によるドラフト圧の上昇により工場の外部に排気されるため、排気のための吸引ブロワの小型化が可能となる。
また、本実施形態では、燃焼室10及びノズルチップ2は鉛直に配置され、邪魔板6が水平に配置されるようにしているが、これに特に限られるものではなく、場合によってはの燃焼室10及びノズルチップ2を傾斜させて配置するようにしても良いし、極端なケースでは燃焼室10及びノズルチップ2が水平に配置され、邪魔板6が鉛直に配置されるようにしても良い。つまり、オイルミスト除去用バーナ1全体を横向きに配置することも可能である。
1 オイルミスト除去用バーナ
2 ノズルチップ
3 噴孔
5 支持ロッド
6 邪魔板
10 燃焼室
11 油煙導入口
12 オイルミストを含む排煙(油煙)
13 予混合ガス
16 環状流路(燃焼室と邪魔板との間の流路)
17 火炎

Claims (4)

  1. オイルミストを含む油煙を通過させる煙道に接続される少なくとも1つの油煙導入口と、鉛直に配置され前記油煙導入口から導入された油煙を燃焼させる空間を形成する燃焼室と、該燃焼室の中心に同軸上に配置され軸心方向に火炎を噴射する噴孔を有するノズルチップと、前記ノズルチップの前記噴孔と対向配置されて前記燃焼室との間に前記油煙を通過させる環状流路を形成する邪魔板とを配置し、前記噴孔から噴射される前記火炎が前記邪魔板に衝突して放射状に拡がることにより前記燃焼室と前記邪魔板との間の流路を塞ぐ前記火炎の膜を形成し、前記油煙導入口から導入した油煙を前記火炎と全面的に接触させてから排気することを特徴とするオイルミスト除去用バーナ。
  2. 前記邪魔板と前記ノズルチップの前記噴孔との間には、前記火炎が最高温度に達する前に前記邪魔板に衝突させ、前記火炎を前記邪魔板に沿って広げる間隔の隙間が形成されているものである請求項1記載のオイルミスト除去用バーナ。
  3. 前記邪魔板は前記ノズルチップ内に前記ノズルチップと同心状に配置された支持ロッドで中心を支持されているものである請求項1または2記載のオイルミスト除去用バーナ。
  4. 前記邪魔板は前記燃焼室の中心軸上に同軸に配置されているものである請求項1から3までのいずれか1つに記載のオイルミスト除去用バーナ。
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