JP2012087715A - 密閉型圧縮機およびこれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

密閉型圧縮機およびこれを用いた冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】スラスト転がり軸受に発生する損失を低減することができる密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】フレーム1にはクランクシャフト7を支持するスラスト転がり軸受50が設けられている。ラジアル軸受1bの端部1b1は、内径側がクランクシャフト7の表面に面し、かつ、外径側がスラスト転がり軸受50の内径側に面する環状突起部1sを有している。クランクシャフト7には、環状突起部1sの上端面1s1と隙間Sを持って対応する位置に環状段差部7sが設けられている。環状突起部1sの上端面1s1および環状段差部7sの下端面7s1は、スラスト転がり軸受50の転動体50aを保持する保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置している。
【選択図】図6

Description

本発明は、レシプロ型の密閉型圧縮機およびこれを用いた冷蔵庫に関する。
従来の密閉型圧縮機としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この密閉型圧縮機は、スラスト転がり軸受を備えたもので、スラスト転がり軸受の内径側にはラジアル軸受ハブが延伸した上部管状延長部が位置している。上部管状延長部はスラスト転がり軸受の上レースと重なり部を持っており、この重なり部における上部管状延長部と上レースとの隙間によりスラスト転がり軸受への給油量を規定している。
また、他の従来の密閉型圧縮機としては、例えば特許文献2に記載のものが知られている。この密閉型圧縮機は、スラスト転がり軸受を、クランクシャフト外表面に設けられたスパイラル溝上端よりも上部に備えたもので、クランクシャフト内部の潤滑油流路からスラスト転がり軸受へ潤滑油を供給するための分岐流路が設けられている。
特許第4268519号公報(図4b参照) 特開2007−32562号公報(図2参照)
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された構造を適用した場合、次のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載された構造においては、回転運動を行うスラスト転がり軸受の上レースと静止している上部管状延長部とがラジアル方向に接触するため、摺動損失が発生するおそれがあった。また、特許文献1の構造では、スラスト転がり軸受の転動体を保持する保持器の内径面が上部管状延長部の外径面と全面で直接摺動する構造になっているため、摺動状況が厳しくなり損失が発生するおそれがあった。
また、特許文献2に記載された構造においては、クランクシャフト内部の潤滑油流路からスラスト転がり軸受へ潤滑油を供給するための分岐流路が設けられているため、クランクシャフトの外面がスラスト転がり軸受の内径側の全面と対向している。このため、スラスト転がり軸受の転動体を保持する保持器の内径面の全面および転動体の下側を保持する下レース(下部スラスト座金)の内径面の全面がクランクシャフトと摺動するおそれがあり、摺動状況が厳しくなり損失が発生するおそれがあった。
本発明は、前記した従来の問題を解決するものであり、スラスト転がり軸受に発生する損失を低減することができる密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫を提供することを課題とする。
本発明は、密閉容器内に電動要素及び圧縮要素を収納した密閉型圧縮機において、前記電動要素は、ステータと、ロータとを備え、前記圧縮要素は、シリンダ内においてピストンを往復動させることで冷媒を圧縮するクランクシャフトと、前記クランクシャフトを軸支するラジアル軸受を有するフレームとを備え、前記フレームには、前記クランクシャフトを支持するスラスト転がり軸受が設けられ、前記ラジアル軸受の端部は、内径側が前記クランクシャフト表面に面し、かつ、外径側が前記スラスト転がり軸受の内径側に面する環状突起部を有し、前記クランクシャフトには、前記環状突起部の上面と所定の隙間を持って対応する位置に環状段差部が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、スラスト転がり軸受に発生する損失を低減することができる密閉型圧縮機を提供することができる。さらに、当該密閉型圧縮機を冷蔵庫に搭載すれば、消費電力量の少ない冷蔵庫を提供することができる。
第1実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図である。 フレーム単体を示す斜視図である。 クランクシャフトを示す側面図である。 クランクシャフトにバランスウェイトおよび給油ピースを組みつけた状態の縦断面図である。 シリンダの端面に取り付けられる各部品の分解斜視図である。 スラスト転がり軸受およびその周辺を示す縦断面図である。 スラスト転がり軸受およびその周辺をフレーム連通孔および排油溝の位置で切断したときの縦断面図である。 密閉型圧縮機が搭載された冷蔵庫の縦断面図である。 密閉型圧縮機の冷媒の流れを示す説明図である。 第2実施形態に係る密閉型圧縮機におけるスラスト転がり軸受およびその周辺を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機100A,100Bおよびこれを備えた冷蔵庫60について図1〜図10を用いて説明する。なお、各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態の密閉型圧縮機100Aは、圧縮要素20と電動要素30とを密閉容器3内に上下に配置して構成されたいわゆるレシプロ圧縮機である。圧縮要素20及び電動要素30は、密閉容器3内において複数のコイルバネ9を介して弾性的に支持されている。
電動要素30は、フレーム1の下方に配置され、ステータ5及びロータ6を含んで構成されている。ステータ5は、フレーム1に固定され、ロータ6は、後記するクランクシャフト7に固定されている。また、ロータ6は、電磁鋼板が積層したロータコア6aからなる構造を有している。
圧縮要素20は、シリンダ1a内にピストン4を往復動させることで冷媒を圧縮するクランクシャフト7と、このクランクシャフト7を軸支するラジアル軸受1bとを備えたフレーム1で構成されている。
図2に示すように、フレーム1は、シリンダ1a、ラジアル軸受1bを含んで一体に形成されている。また、フレーム1は、略板状のベース1cを有し、シリンダ1aが該フレーム1(ベース1c)の上部に位置し、ラジアル軸受1bがベース1cの中央部に位置するように構成されている。
シリンダ1aは、その内部にピストン4(図1参照)が往復動するシリンダ室1d(図1参照)を有している。また、シリンダ1aの外側上面は、クランクシャフト7(図1参照)側に向けて傾斜する傾斜面1a1を有している。
ラジアル軸受1bは、クランクシャフト7が軸支される貫通孔1eを有する筒状に形成され、ベース1cから下方へ突出して形成されている。また、ベース1cの上面には、略円形の凹部1fが形成され、該凹部1f内に貫通孔1eの開口1gが位置している。
凹部1f内には、開口1gの周縁部に、後記するスラスト転がり軸受50が載置される環状の設置部1hが形成されている。また、凹部1f内には、設置部1hの周囲に、ベース1cを上下方向(鉛直方向)に貫通するフレーム連通孔1i、該フレーム連通孔1iと設置部1hとを連通するスリット状の排油溝1jが形成されている。また、設置部1hの底面と排油溝1jの底面とは、互いに同じ高さ位置、換言すると互いに同一平面で連通するように構成されている。なお、本実施形態に係るフレーム連通孔1iおよび排油溝1jは、周方向に向けて等間隔で4箇所に形成されるが、本実施形態に限定されるものではなく適宜変更できる。また、排油溝1jの底面は設置部1hの底面よりも低い位置としてもよい。
図3に示すように、クランクシャフト7は、貫通孔1e(図1参照)からなるラジアル軸受1b(図1参照)に挿通してフレーム1(図1参照)の下方から上方へ延伸し、クランクピン7aがフレーム1(図1参照)の上方側に位置するように設けられている。クランクピン7aは、クランクシャフト7の上端部において、該クランクシャフト7の回転中心(回転軸O、図1参照)から偏心した位置に設けられている。
また、クランクシャフト7は、回転軸O(図1参照)に対して直交する方向(水平方向)に延びるフランジ部7hを有している。また、クランクシャフト7の内部には、下端から上方に向けて中ぐり穴7bが形成され、中空状の空間となっている。中ぐり穴7bは、クランクシャフト7の下端からフランジ部7hまでの距離のほぼ中間の位置まで形成されている。なお、中ぐり穴7bの位置は、前記中間よりも下側であっても上側であってもよい。また、クランクシャフト7には、中ぐり穴7bの上端部から該クランクシャフト7の外部に貫通する下部連通孔7cが形成されている。
また、クランクシャフト7の外周面には、スパイラル溝7dがフランジ部7hの下縁部まで形成されている。このスパイラル溝7dは、下部連通孔7cの径とほぼ同じ幅で形成されている。
図4に示すように、クランクシャフト7には、スパイラル溝7dの上端部7jからクランクピン7aの内部を鉛直方向上方に向けて延びる上部連通穴7eが形成されている。この上部連通穴7eは、フランジ部7hを貫通し、クランクピン7aの高さ方向の途中まで延びて形成されている。また、上部連通穴7eは、クランクピン7aの軸中心よりもクランクシャフト7の回転軸O(図1参照)側にずれて形成されている。また、クランクシャフト7は、スパイラル溝7dの上端部7jが軸中心に向けて横穴7j1が形成され、該横穴7j1の上面側の一部が上部連通穴7eと連通するように構成されている。
また、クランクピン7aの内部には、上部連通穴7eと連通するとともに、上方に向けて延びるピン部中ぐり穴7fが形成されている。このピン部中ぐり穴7fは、上端部が開放する開口部7f1を有し、ピン部下連通孔7g、ピン部上連通孔7kが形成されている。ピン部下連通孔7gは、クランクピン7aの外周面に形成された溝7g1と連通している。ピン部上連通孔7kは、クランクピン7aの外部に貫通して形成され、バランスウエイト25に貫通して形成された小孔(図示せず)と連通するように構成されている。なお、バランスウエイト25は、ウエイト部分がクランクピン7aとは反対側に位置して、圧縮機の振動を防止している。
また、クランクシャフト7には、中ぐり穴7bの開口部に、給油ピース8が嵌め込まれている。この給油ピース8は、縦断面視U字形状を呈し、先端部(下端部)に給油ピース先端孔8aが形成されている。また、給油ピース8内には、潤滑油35を攪拌する攪拌板8bが設けられている。
このように構成されたクランクシャフト7は、図1に示すように、その下部がロータ6と結合され、電動要素30の動力によりクランクシャフト7が回転するように構成されている。
圧縮要素20は、シリンダ室1dを形成するシリンダ1aと、シリンダ室1d内を往復動するピストン4と、このピストン4と連結されるコネクティングロッド2と、シリンダ1a端面に組み立てられる吐出弁装置40と、吐出室空間の一部を形成するヘッドカバー17とを備えている。
ピストン4は、コネクティングロッド2の大端部2bを介してクランクピン7aに連結され、クランクピン7aの偏心回転によりシリンダ室1d内を往復運動する。また、コネクティングロッド2の内部には、大端部2bからピストン4に連結される小端部2cにかけてコネクティングロッド連通孔2aが形成されている。コネクティングロッド連通孔2aの基端部は、クランクピン7aに形成された前記溝7g1(図4参照)と連通している。
図5に示すように、シリンダ1aの端面には、シリンダ1a側から順に、トップパッキン41、吸入弁板42、バルブプレート43、パッキン44、ヘッドカバー17、吸入サイレンサパッキン45a、吸入サイレンサ45、吸入サイレンサ固定部材45bの順に配置されている。
また、トップパッキン41、吸入弁板42、バルブプレート43、パッキン44およびヘッドカバー17の四隅(一部不図示)にはボルト挿通孔b(一部不図示)が形成され、ボルトB(図9参照)が各ボルト挿通孔bに挿通され、シリンダ1aの端面に形成されたボルト締結穴cに螺着されることで吐出弁装置40およびヘッドカバー17がシリンダ1aの端面に締結される。ちなみに、バルブプレート43は、吸入弁板42と隣り合うことで吸入構造を構成し、バルブプレート43、パッキン44およびヘッドカバー17によって吐出室空間が形成されている。なお、ヘッドカバー17内の吐出室空間については図示を省略している。
図6に示すように、スラスト転がり軸受50は、クランクシャフト7に形成されたフランジ部7hと、フレーム1に形成されたラジアル軸受1bの端部1b1との間に設けられている。
また、スラスト転がり軸受50は、複数個の転動体50a、保持器50b、上レース50dおよび下レース50cによって構成され、フレーム1に形成された溝状の設置部1hに載置される。転動体50aは、周方向に複数個等間隔に配置され、各転動体50aが保持器50bによって水平方向(ラジアル方向)の周囲が保持されている。
保持器50bは、転動体50aが該保持器50bの上面50b1から上方に、下面50b2から下方にそれぞれ突出するように転動体50aを転がり自在に保持されている。また、保持器50bの上面50b1と下面50b2との間の内径側は、鉛直方向に延びる面50b3で構成されている。
これにより、スラスト転がり軸受50を構成する転動体50aは、保持器50bとともに、クランクシャフト7の回転に伴って上レース50dおよび下レース50cの間を転がりながらクランクシャフト7のスラスト方向の荷重を軸支するようになっている。
また、ラジアル軸受1bの端部(上端部)1b1には、環状突起部1sがフレーム1と一体に形成されている。この環状突起部1sは、その内径側がクランクシャフト7の外径面(表面)と相対し、かつ、外径側がスラスト転がり軸受50の内径側(面50b3)と相対する向きになる位置関係となるように構成されている。
一方、クランクシャフト7には、環状突起部1sの上端面1s1と所定の隙間Sを持って相対する環状段差部7sが形成されている。この環状段差部7sは、その外周面7s2がスラスト転がり軸受50の内径側(面50b3)と相対する向きになる位置関係となるように構成されている。
すなわち、スラスト転がり軸受50の全体の高さをHb、下レース50cの下面50c1から環状突起部1sの上端面1s1までの高さをHf、環状段差部7sの下端面7s1から上レース50dの上面50d3までの高さをHs、隙間Sをhとすると、Hb=Hf+Hs+hが成立する。
さらに、環状突起部1sと環状段差部7sとの間の隙間Sは、保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置するように設定されている。すなわち、環状突起部1sの上端面1s1と環状段差部7sの下端面7s1は、保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置するように設定されている。
図7に示すように、フレーム1には、上下に連通したフレーム連通穴1iを有し、該フレーム連通穴1iが排油溝1jを介してスラスト転がり軸受50が設置される設置部1hと連通している。
次に、第1実施形態に係る密閉型圧縮機100Aの作用について説明する。ロータ6の回転に伴いクランクシャフト7が回転すると、給油ピース8内の潤滑油35には遠心力が加わり、潤滑油35はクランクシャフト7の下端に設けられた中ぐり穴7b内を上昇し、さらに下部連通穴7cへと運ばれる。
下部連通穴7cへと到達した潤滑油35は、スパイラル溝7d(図3参照)へと導かれる。スパイラル溝7dの壁面と、ラジアル軸受1b(図1参照)の壁面とで形成される潤滑油通路においては、クランクシャフト7の回転による壁面移動に伴い、潤滑油35が粘性の効果で壁面に引きずられスパイラル溝7d内を上昇する。このとき、同時に潤滑油35はラジアル軸受1bを潤滑することになる。
スパイラル溝7d内を上昇してスパイラル溝7dの上端部7jに達した潤滑油35は、再びクランクシャフト7の回転に伴う遠心力によって図4に示す上部連通穴7eを通り抜け、ピン部中ぐり穴7fへと搬送される。ちなみに、このとき、より効果的にスパイラル溝7dでの粘性効果による潤滑油搬送能力を利用するためには、スパイラル溝7dの上端部7jの位置を出来るだけフランジ部7hに近づけて上部連通穴7eの長さを短くすることが好ましい。これは、スパイラル溝7dの上端部7jの位置を上部に持っていくことにより粘性効果による潤滑油搬送区間を長くし、潤滑油35の揚程を稼ぐことができるためである。
ピン部中ぐり穴7fには、ピン部下連通穴7gが設けられており、ピン部下連通穴7gに達した潤滑油35は、クランクピン7aの外周面に形成された溝7g1を介してコネクティングロッド連通孔2a(図1参照)に運ばれ、コネクティングロッド2とピストン4との摺動部を潤滑する構造になっている。
また、ピン部中ぐり穴7fに達した潤滑油35の一部は、さらに遠心力によって上昇し、ピン部上連通穴7kおよびクランクシャフト7の上端のピン部中ぐり穴7fの開放端から飛散する。飛散した潤滑油35の一部は、ピストン4の摺動面へと降りかかることでピストン4とシリンダ1aとの間の摺動面を潤滑する。また、シリンダ1aの上面へ飛散した潤滑油35は、シリンダ1aの上面に設けられた傾斜面1a1に従いピストン4側へ滴下し、ピストン4とシリンダ1aとの間の潤滑に用いられる。
次に、スラスト転がり軸受50周辺の潤滑油の作用について主に図6および図7を参照して説明する。ちなみに、スラスト転がり軸受50の下レース50cは、フレーム1の設置部1hの底面1h1に接するように配置され、上レース50dは、クランクシャフト7のフランジ部7hに形成された天井面7h1と接するように配置されている。また、下レース50cは、静止しているフレーム1上に載置されているため、環状突起部1sの外径側の面1s2と下レース50cとは摺動することはなく、上レース50dは、クランクシャフト7と一緒に回転して相対速度は同じであるため、環状段差部7sの外周面7s2と上レース50dとは摺動しない。
スパイラル溝7d内を上昇した潤滑油35は、スパイラル溝7dの上端部7jに到達した後、上部連通穴7eを上昇する。このとき、潤滑油35の一部は、環状突起部1sと環状段差部7sとの間に形成された隙間Sからスラスト転がり軸受50側へと供給される。このときの潤滑油35の供給量は、環状突起部1sと環状段差部7sとの間の隙間Sの大きさ(上下方向の高さ)により決定することができる。クランクシャフト7の回転時において保持器50bの内径側の面50b3は、環状突起部1sの外径側の面1s2および環状段差部7sの外周面7s2と摺動するが、環状突起部1sと環状段差部7sとの間の隙間Sが保持器50bと同じ高さに位置しているため、保持器50bの内径側の面50b3と環状突起部1sの外径側の面1s2および環状段差部7sの外周面7s2との摺動面は、遠心力によって潤滑油35の圧力が前記摺動面に直接にかかるので固体接触しにくい構造、つまり潤滑油35により潤滑されやすい構造となっている。
環状突起部1sと環状段差部7sとの間の隙間Sから出た潤滑油35は、保持器50bおよび転動体50aを潤滑した後、スラスト転がり軸受50の設置部1hに大量に溜まることなく排油溝1j(図7参照)を通り、フレーム連通穴1i(図7参照)から滴下することで排油される。ちなみに、潤滑油35がスラスト転がり軸受50の設置部1hに大量に溜まった場合、転動体50aが潤滑油35中を動き、かき混ぜることで動力損失が発生するが、本実施形態の構造の場合はスラスト転がり軸受50に給油された潤滑油35は速やかに排油溝1jおよびフレーム連通孔1iを介して排油されるため、転動体50aによる動力損失の発生を抑制することが可能になる。このことから、密閉型圧縮機100Aの高速運転時においてスラスト転がり軸受50へ潤滑油35が過剰に供給された場合においても、潤滑油35を速やかに排出できることで、スラスト転がり軸受50で発生する損失を抑制することが可能になる。なお、フレーム連通孔1iは、フレーム1を上下方向に貫通して形成されており、フレーム連通孔1iに排出された潤滑油35を電動要素30側に滴下させるようになっている。
以上説明したように、第1実施形態に係る密閉型圧縮機100Aによれば、フレーム1のラジアル軸受1bの端部1b1にスラスト転がり軸受50の内径側に面する位置に環状突起部1sを備え、クランクシャフト7に環状突起部1sの上端面1s1と隙間Sを介して対応する位置に環状段差部7sを備えたことにより、スラスト転がり軸受50に対して潤滑油35を遠心力を利用して直接に供給することができるので摺動面を従来よりも潤滑し易くなり、摺動抵抗(摺動ロス)を低減することが可能になる。
また、第1実施形態に係る密閉型圧縮機100Aによれば、環状突起部1sの上端面1s1がスラスト転がり軸受50の転動体50aを保持する保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置しているので、環状突起部1sの外径側の面1s2と保持器50bの内径側の面50b3との摺動面積を減らすことができ、この点においても摺動抵抗(摺動ロス)を低減できるようになる。
また、第1実施形態に係る密閉型圧縮機100Aによれば、環状段差部7sの下端面7s1がスラスト転がり軸受50の転動体50aを保持する保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置しているので、環状段差部7sの外周面7s2と保持器50bの内径側の面50b3との摺動面積を減らすことができ、この点においても摺動抵抗(摺動ロス)を低減できるようになる。
ところで、潤滑油35は遠心力による搬送よりも粘性力による搬送の方が安定して供給できることが知られている(例えば、特開2005−337158号公報参照)。
しかし、特許文献2に記載された構造においては、以下に示す様々な問題がある。すなわち、特許文献2の構造は、潤滑油はスラスト転がり軸受の下方まではスパイラル溝内をクランクシャフトの回転に伴う粘性力により上昇し、スラスト転がり軸受近傍はクランクシャフト内部に設けられた流路内を遠心力によって上昇する。このため、例えばクランクシャフトのスラスト面までスパイラル溝が延伸したものと比較した場合、潤滑油が粘性力により搬送される区間が短くなり、遠心力により搬送される区間が長くなる。また、圧縮機を低速運転させた場合、潤滑油の搬送能力が不足し、スラスト転がり軸受への給油量が不足するおそれがあった。また、クランクシャフトの上部からピストンに潤滑油を供給する構造においては、クランクシャフト上部への給油量が不足することにより、ピストン摺動面の潤滑性が損なわれるおそれもあった。さらに、スパイラル溝の上端部からクランクシャフト偏心部への潤滑油流路を、クランクシャフトの回転軸側に近い位置に形成する必要があるため、潤滑油経路内で得られる遠心力が小さくなり、圧縮機の低速運転時においてクランクシャフト上部への給油量が不足するおそれがあった。
しかし、第1実施形態に係る密閉型圧縮機100Aによれば、スパイラル溝7dの上端部7jの少なくとも一部がスラスト転がり軸受50の下レース50cの下面50c1よりも上方に位置しているので、潤滑油35を粘性力によってスラスト転がり軸受50まで上昇させることができ、スラスト転がり軸受50への潤滑油の給油量が不足するのを防止できる。さらに、第1実施形態によれば、クランクシャフト7の上部への給油量が不足するのを防止できるので、ピストン摺動面の潤滑性が損なわれることがない。なお、ピストン摺動面とは、ピストン4とコネクティングロッド2との摺動面、ピストン4とシリンダ1aとの摺動面を意味している。
また、第1実施形態に係る密閉型圧縮機100Aによれば、フレーム1に下方へ連通するフレーム連通孔1iが形成され、スラスト転がり軸受50の下レース50cが設置される設置部1hからフレーム連通孔1iへ排油溝1jが連通して形成されているので、スラスト転がり軸受50に給油された潤滑油35は速やかに排油溝1jおよびフレーム連通孔1iを介して排油される。このため、転動体50aによる動力損失の発生を抑制することが可能になる。これにより、密閉型圧縮機100Aの高速運転時において過剰にスラスト転がり軸受50へ潤滑油35が供給された場合においても、スラスト転がり軸受50で発生する損失を抑えることができる。
次に、密閉型圧縮機100Aを搭載した冷蔵庫60について図8を参照して説明する。図8は本実施形態の密閉型圧縮機100Aが搭載された冷蔵庫60の縦断面図である。
図8に示すように、冷蔵庫60は、冷蔵庫本体61、冷蔵室62、上段冷凍室63、下段冷凍室64、野菜室65により構成される。なお、冷蔵室62、上段冷凍室63、下段冷凍室64、野菜室65の位置関係は図8の限りではない。密閉型圧縮機100Aから吐出された冷媒は、冷蔵庫60内に設けられた凝縮器(不図示)、減圧機構(不図示)を通過し、冷却器66で冷蔵庫内の熱を吸収して、再び密閉型圧縮機100A内へと戻される。なお、この密閉型圧縮機100A、凝縮器、減圧機構及び冷却器66からなる冷凍サイクルには、プロパンやイソブタンなどの炭化水素系の冷媒が使用されている。
また、図9を参照して、密閉型圧縮機100A内の冷媒の流れについて説明する。すなわち、冷却器66から戻って、密閉容器3を貫通して接続された吸入パイプ3aから導入された冷媒は、吸入サイレンサ45の吸入口45c(図5参照)から吸入された後、ヘッドカバー17の円形の導入孔17aなどを介してシリンダ室1d(図1参照)に導入される。また、シリンダ室1dにおいてピストン4によって圧縮された冷媒は、バルブプレート43、パッキン44およびヘッドカバー17で構成された吐出室空間を通って、フレーム1に形成された吐出サイレンサ1m,1nおよびパイプ3cを通って、吐出パイプ3bから凝縮器に送られる。
前記したように摺動ロスを低減した密閉型圧縮機100Aを冷蔵庫60に搭載することにより、冷蔵庫60の運転効率を向上でき、その結果として冷蔵庫60の消費電力を低減することが可能になる。
ところで、一般に、圧縮機をインバータ駆動とした場合、低速運転時にスラスト転がり軸受50への給油量が適正になるような給油経路の構造を採用すると、高速運転時においてはスラスト転がり軸受50への給油量が過多になり、特許文献2に記載されたような構造ではスラスト転がり軸受50が設置される溝内に排油機構(フレーム連通孔1i、排油溝1jに相当するもの)がないため、潤滑油35の一部がスラスト転がり軸受部50に滞留し、撹拌することで損失が発生するおそれがある。そのため、広い運転速度域を持った圧縮機に適用することが困難であるという問題があった。
しかし、本実施形態の密閉型圧縮機100Aをインバータ駆動として、複数の運転速度(モータの回転速度)で運転するように構成することで、高速運転時にスラスト転がり軸受50に対して潤滑油が過剰に供給された場合であっても、スラスト転がり軸受50に供給された潤滑油が排油溝1jを介してフレーム連通孔1iから速やかに排出されるので、潤滑油35がスラスト転がり軸受50に滞留することはなく、損失(転動体50aによる動力損失など)が発生するのを抑制することができる。
したがって、本実施形態の密閉型圧縮機100Aをインバータ駆動のものとして複数の運転速度で運転できるように構成することで、動力損失を抑制できる。この密閉型圧縮機100Aを冷蔵庫60に適用することで、冷蔵庫60の消費電力をさらに低減することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の密閉型圧縮機100Bについて図10を参照して説明する。なお、基本構成は第1実施形態と同様であり、異なる点のみについて説明する。図10は第2実施形態に係る密閉型圧縮機におけるスラスト転がり軸受およびその周辺を示す縦断面図である。
図10に示すように、第2実施形態に係る密閉型圧縮機100Bは、スラスト転がり軸受50の内径側とクランクシャフト7の外径側との間の隙間に円筒部材70が配置、すなわち円筒部材70がクランクシャフト7に外挿されるように構成されている。
また、クランクシャフト7は、円筒部材70の上面70aと所定の隙間Sを持って相対する環状段差部7tを有し、環状段差部7tの面(外周面7t2)とスラスト転がり軸受50の内径側の面が相対する向きになる位置関係となっている。また、第1実施形態と同様に、スラスト転がり軸受50の高さをHb、下レース50cの下面50c1から円筒部材70の上面70aまでの高さをHf、環状段差部7tの下端面(下面)7t1から上レース50dの上面50d3までの高さをHsとすると、Hb=Hf+Hs+hが成立する。
また、密閉型圧縮機100Bは、円筒部材70と環状段差部7tとの隙間Sが保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置するようになっている。すなわち、円筒部材70の上面70aと環状段差部7tの下端面7t1は、それぞれ保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置するようになっている。
第2実施形態における潤滑油35の作用について説明すると、スパイラル溝7dの上端部7jに到達した潤滑油35は、上部連通穴7eを上昇するとともに、潤滑油35の一部は円筒部材70と環状段差部7tとの隙間Sからスラスト転がり軸受50側へと供給される。なお、このときの潤滑油35の供給量は、円筒部材70と環状段差部7tの隙間Sの大きさ(上下方向の高さ)により決定される。クランクシャフト7の回転時において保持器50bの内径側の面50b3は、円筒部材70の外径側の面70bおよび環状段差部7tの外周面7t2と摺動するが、円筒部材70と環状段差部7tの隙間Sが保持器50bと同じ高さに位置しているため、保持器50bの内径側の面50b3と、円筒部材70の上面70aおよび環状段差部7tの外周面7t2との摺動面は、遠心力によって潤滑油35の圧力が前記摺動面に直接にかかるので固体接触しにくい構造、つまり潤滑油35により潤滑されやすい構造となっている。
また、円筒部材70と環状段差部7tの隙間Sから出た潤滑油35は、保持器50bおよび転動体50aを潤滑した後に、スラスト転がり軸受50の設置部1hに大量に溜まることなく排油溝1j(図7参照)を通り、フレーム連通穴1i(図7参照)から滴下することで排油される。潤滑油35がスラスト転がり軸受50の設置部1hに大量に溜まった場合、転動体50aが潤滑油35中を動き、かき混ぜることで動力損失が発生するが、本実施形態の構造の場合はスラスト転がり軸受50に給油された潤滑油は速やかに排油されるため、転動体50aによる動力損失の発生を抑制することが可能になる。このことから、圧縮機圧縮機100Bの高速運転時においてスラスト転がり軸受50へ潤滑油35が過剰に供給された場合においても、スラスト転がり軸受50で発生する損失を抑える事ができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る密閉型圧縮機100Bによれば、フレーム1のラジアル軸受1bの端部1b1にスラスト転がり軸受50の内径側に面する位置に円筒部材70を備え、クランクシャフト7に円筒部材70の上面70aと隙間Sを介して対応する位置に環状段差部7tを備えたことにより、スラスト転がり軸受50に対して潤滑油35を遠心力を利用して直接に供給することができるので摺動面を従来よりも潤滑し易くなり、摺動抵抗(摺動ロス)を低減することが可能になる。
また、第2実施形態に係る密閉型圧縮機100Bによれば、円筒部材70の上面70aがスラスト転がり軸受50の転動体50aを保持する保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置しているので、円筒部材70の外径側の面70bと保持器50bの内径側の面50b3との摺動面積を減らすことができ、この点においても摺動抵抗(摺動ロス)を低減できるようになる。
また、第2実施形態に係る密閉型圧縮機100Bによれば、環状段差部7tの下端面7t1がスラスト転がり軸受50の転動体50aを保持する保持器50bの上面50b1と下面50b2の間の高さに位置しているので、環状段差部7tの外周面7t2と保持器50bの内径側の面50b3との摺動面積を減らすことができ、この点においても摺動抵抗(摺動ロス)を低減できるようになる。
また、第2実施形態に係る密閉型圧縮機100Bによれば、円筒部材70と環状段差部7tとの隙間Sを、円筒部材70の長さ(高さ)を変えることによって容易に調整することが可能になる。さらに説明すると、このような構造の密閉型圧縮機100Bでは、様々な部品を重ねることによって構成されているため、積み上げ誤差が大きくなるおそれがある。そこで、第2実施形態によれば、別体で構成された円筒部材70を備えることにより、高さの異なる円筒部材70を複数用意しておき、それぞれの部材(密閉型圧縮機100B)に合った円筒部材70を選択することにより、よりクリアランス管理が容易になる。
また、第2実施形態の密閉型圧縮機100Bをインバータ駆動のものとして複数の運転速度で運転できるように構成することで、動力損失を抑制できる。また、この密閉型圧縮機100Bを冷蔵庫60に適用することで、冷蔵庫60の消費電力を低減することが可能になる。
なお、前記した説明では、密閉型圧縮機100A,100Bを冷蔵庫60に搭載した場合を例に挙げて説明したが、冷蔵庫に限定されるものではなく、自動販売機用や冷凍空調用に搭載することができる。
1 フレーム
1b ラジアル軸受
1i フレーム連通孔(連通孔)
1j 排油溝
1s 環状突起部
1s1 上端面(上面)
3 密閉容器
5 ステータ
6 ロータ
7 クランクシャフト
7a クランクピン
7d スパイラル溝
7h フランジ部
7j 上端部
7s,7t 環状段差部
7s1,7t1 下端面(下面)
20 圧縮要素
30 電動要素
35 潤滑油
50 スラスト転がり軸受
50a 転動体
50b 保持器
50c 下レース
50d 上レース
60 冷蔵庫
70 円筒部材
70a 上面
100A,100B 密閉型圧縮機
S 隙間

Claims (9)

  1. 密閉容器内に電動要素及び圧縮要素を収納した密閉型圧縮機において、
    前記電動要素は、ステータと、ロータとを備え、
    前記圧縮要素は、シリンダ内においてピストンを往復動させることで冷媒を圧縮するクランクシャフトと、前記クランクシャフトを軸支するラジアル軸受を有するフレームとを備え、
    前記フレームには、前記クランクシャフトを支持するスラスト転がり軸受が設けられ、
    前記ラジアル軸受の端部は、内径側が前記クランクシャフト表面に面し、かつ、外径側が前記スラスト転がり軸受の内径側に面する環状突起部を有し、
    前記クランクシャフトには、前記環状突起部の上面と所定の隙間を持って対応する位置に環状段差部が設けられたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記環状突起部の上面は、前記スラスト転がり軸受の転動体を保持する保持器の上面と下面の間の高さに位置していることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 密閉容器内に電動要素及び圧縮要素を収納した密閉型圧縮機において、
    前記電動要素は、ステータと、ロータとを備え、
    前記圧縮要素は、シリンダ内においてピストンを往復動させることで冷媒を圧縮するクランクシャフトと、前記クランクシャフトを軸支するラジアル軸受を有するフレームとを備え、
    前記フレームには、前記クランクシャフトを支持するスラスト転がり軸受が設けられ、
    前記スラスト転がり軸受の内径側と前記クランクシャフト外径側の隙間には、円筒部材が配置され、
    前記クランクシャフトには、前記円筒部材の上面と所定の隙間を持って対応する位置に環状段差部が設けられたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  4. 前記円筒部材の上面は、前記スラスト転がり軸受の転動体を保持する保持器の上面と下面の間の高さに位置していることを特徴とする請求項3に記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記環状段差部の下面は、前記スラスト転がり軸受の転動体を保持する保持器の上面と下面の間の高さに位置していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 前記クランクシャフトはスパイラル溝を有し、
    前記スパイラル溝の上端部の少なくとも一部が、前記スラスト転がり軸受の下レースの下面よりも上方に位置することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機。
  7. 前記フレームには下方へ連通する連通孔が形成され、
    前記スラスト転がり軸受の下レースが設置される面から前記連通孔へ排油溝が延伸していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機。
  8. インバータ駆動によって複数の運転速度にて運転することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機。
  9. 請求項1〜8に記載された密閉型圧縮機を搭載することを特徴とする冷蔵庫。
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