JP2012086510A - プリンター - Google Patents

プリンター Download PDF

Info

Publication number
JP2012086510A
JP2012086510A JP2010237158A JP2010237158A JP2012086510A JP 2012086510 A JP2012086510 A JP 2012086510A JP 2010237158 A JP2010237158 A JP 2010237158A JP 2010237158 A JP2010237158 A JP 2010237158A JP 2012086510 A JP2012086510 A JP 2012086510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bubble
ink
flow path
bubbles
ink supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010237158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012086510A5 (ja
JP5671938B2 (ja
Inventor
Yuichi Kataniwa
勇一 片庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010237158A priority Critical patent/JP5671938B2/ja
Priority to US13/278,586 priority patent/US20120098909A1/en
Publication of JP2012086510A publication Critical patent/JP2012086510A/ja
Priority to US13/858,058 priority patent/US8616692B2/en
Publication of JP2012086510A5 publication Critical patent/JP2012086510A5/ja
Priority to US14/085,739 priority patent/US20140078228A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5671938B2 publication Critical patent/JP5671938B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14145Structure of the manifold
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/19Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles

Abstract

【課題】インク供給流路内の気泡を排出するために無駄に消費されるインクの量を低減す
ることが可能なプリンターを提案する。
【解決手段】インク滴を吐出するノズルに向かってインクが通過するインク供給流路21
には、インク供給流路21内の気泡が収容される気泡収容部35が形成されている。この
プリンターは、気泡収容部35内の気泡の量が所定量となったことを検出する気泡検出手
段37と、気泡検出手段37での検出結果に基づいて気泡収容部35の気泡を排出する気
泡排出手段とを有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、インク滴を吐出して印刷媒体に印刷を行うプリンターに関する。
従来、複数のノズルが配列される印刷ヘッドからインク滴を吐出して印刷用紙等の印刷
媒体に印刷を行うインクジェットプリンターが知られている(たとえば、特許文献1参照
)。特許文献1に記載のインクジェットプリンターは、インクの供給流路内に存在する気
泡の影響で発生するドット抜けや印字かすれ等を防止するため、供給流路内の気泡を検出
する気泡検出手段を備えている。このインクジェットプリンターでは、気泡検出手段は、
インク供給用のチューブと印刷ヘッドとを繋ぐ継ぎ手に取り付けられており、継ぎ手内を
通過する気泡が気泡検出手段によって検出されると、所定のタイミングでノズルからイン
クが吸引されて、供給流路内の気泡が排出される。
特開2008−87217号公報
特許文献1に記載のインクジェットプリンターでは、継ぎ手内を通過する気泡が検出さ
れると、所定のタイミングでノズルからインクが吸引されて、供給流路内の気泡が排出さ
れている。したがって、このインクジェットプリンターでは、供給流路内の気泡を排出す
るためのインク吸引の頻度が高くなる。供給流路内の気泡を排出するためのインク吸引時
には、所定量のインクが無駄に消費される。したがって、特許文献1に記載のインクジェ
ットプリンターのように、供給流路内の気泡を排出するためのインク吸引の頻度が高くな
ると、供給流路内の気泡排出のために無駄に消費されるインクの量が多くなる。
そこで、本発明の課題は、インク供給流路内の気泡を排出するために無駄に消費される
インクの量を低減することが可能なプリンターを提案することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のプリンターは、インク滴を吐出するノズルと、前
記ノズルに供給されるインクが通過するインク供給流路に形成され、前記インク供給流路
内の気泡が収容される気泡収容部と、前記気泡収容部内の気泡の量が所定量となったこと
を検出する気泡検出手段と、前記気泡検出手段での検出結果に基づいて前記気泡収容部の
気泡を排出する気泡排出手段と、を有することを特徴とする。
本発明のプリンターは、インク供給流路内の気泡が収容される気泡収容部を備えている
。そのため、ノズルに向かって気泡が流れないように、インク供給流路内の気泡を気泡収
容部に溜めることが可能になる。また、本発明のプリンターは、気泡収容部内の気泡の量
が所定量となったことを検出する気泡検出手段と、気泡検出手段での検出結果に基づいて
気泡収容部の気泡を排出する気泡排出手段とを備えている。そのため、気泡収容部に溜ま
った気泡の量が所定量に達したときに気泡排出手段によって気泡を排出することが可能に
なり、1回の排出動作で、気泡収容部に溜まったインク供給流路内の気泡をまとめて排出
することが可能になる。したがって、本発明では、インク供給流路内の気泡の排出動作の
頻度を低減することが可能になり、その結果、インク供給流路内の気泡を排出するために
無駄に消費されるインクの量を低減することが可能になる。
本発明において、前記インク供給流路には、前記ノズルに供給されるインクが通過可能
な第1流路と第2流路との少なくとも2個の流路が並列に形成され、前記第2流路の少な
くとも一部が前記気泡収容部となっており、前記第1流路と前記第2流路とは、前記気泡
排出手段による前記気泡収容部の気泡の排出時に前記第1流路と前記第2流路との両方を
インクが流れ、かつ、印刷媒体への印刷時に前記第1流路をインクが流れるように形成さ
れていることが好ましい。このように構成すると、気泡排出手段による気泡収容部の気泡
の排出時に気泡収容部に溜まった気泡を排出することが可能になり、かつ、気泡収容部に
溜まった気泡が印刷媒体への印刷時にノズルに向かって流れていくのを防止することが可
能になる。
本発明において、前記インク供給流路は、下側から上側に向かってインクが通過するよ
うに形成され、前記気泡収容部は、前記インク供給流路の上端側に配置されるとともに前
記インク供給流路の流出口よりも上側に配置されていることが好ましい。このように構成
すると、気泡に生じる浮力を利用して、ノズルに向かって気泡が流れないように、気泡収
容部に気泡を確実に溜めることが可能になる。
本発明において、前記第2流路には、前記インク供給流路の上端部分を構成するととも
に水平方向へインクが流れる水平流路部があり、前記水平流路部の下側を画定する下壁部
の少なくとも一部には、下側へ窪む凹部が形成されており、前記気泡収容部は、前記水平
流路部と前記凹部とによって構成されていることが好ましい。このように構成すると、気
泡収容部の容積を大きくすることが可能になり、気泡収容部に収容可能な気泡の量を増や
すことが可能になる。したがって、インク供給流路内の気泡の排出動作の頻度をより低減
することが可能になる。
本発明において、前記気泡検出手段は、プリズムと、前記プリズムに向かって光を射出
する発光素子と、前記発光素子から射出され前記プリズムで反射された光を受光する受光
素子と、を有し、前記プリズムは、前記気泡収容部の中に配置され、前記プリズムの反射
面は、前記反射面の背面にインクが接触しているときには、前記発光素子からの光を透過
し、前記反射面の背面に気泡が接触しているときには、前記発光素子からの光を反射する
ことが好ましい。
本発明の実施の形態にかかる小切手処理装置の外観斜視図。 小切手処理装置の平面図。 小切手搬送方向の上流側から印刷ヘッドおよびその周辺部分を示す側面図。 小切手搬送方向の上流側から印刷ヘッドおよびその周辺部分を示す斜視図。 図3のE部の拡大図。 図4のF部の拡大図。 図6のG部の拡大図。
以下、図面を参照して、本発明のプリンターの実施形態である小切手処理装置1を説明
する。
(小切手処理装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる小切手処理装置1の外観斜視図である。図2は、
小切手処理装置1の平面図である。
小切手処理装置1は、装置本体側の本体ケース2と、左右の開閉カバー3、4とを備え
ている。本体ケース2と開閉カバー3、4との間には、小切手5を搬送するための小切手
搬送路6が形成されている。本形態の小切手搬送路6は、上から見た場合に略U字状に湾
曲して延びている細幅の垂直溝によって画定されている。小切手搬送路6の小切手搬送方
向の上流端は、細幅の垂直溝からなる小切手送り出し通路7を介して広幅の垂直溝からな
る小切手供給部8に繋がっている。小切手搬送路6の下流端は、左右に分岐している細幅
の垂直溝からなる左右の分岐通路9、10を介して、左右の広幅の垂直溝からなる第1お
よび第2小切手排出部11、12に繋がっている。
小切手5の表面5aの下端部分には、磁気インク文字列5Aが印刷されている。また、
表面5aには、所定の模様の背景に、金額、振出人、番号、サイン等が記載されており、
裏面5bには裏書き欄等が設けられている。小切手5は、その幅方向と上下方向とが一致
するように、小切手供給部8に挿入される。また、小切手5は、表面5aがU形状の小切
手搬送路6の外側を向くように、小切手供給部8に挿入される。
小切手搬送路6には、小切手搬送路6に沿って小切手5を搬送するための複数の搬送ロ
ーラ対が配置されている。また、小切手搬送路6には、図2に示すように、磁気インク文
字列5Aを読み取るための磁気ヘッド15と、小切手5の表面画像を読み取るためのイメ
ージスキャナー16と、小切手5の裏面画像を読み取るためのイメージスキャナー17と
、小切手5の裏面5bに印刷を行うための印刷ヘッド18とが小切手搬送路6に臨むよう
に配置されている。
小切手供給部8から小切手送り出し通路7を介して送り出された小切手5は、小切手搬
送路6に沿って搬送されながら、その表面5aに印刷されている磁気インク文字列5A、
その表面画像および裏面画像が読み取られた後に、第1小切手排出部11または第2小切
手排出部12に振り分けられて排出される。また、小切手5の裏面5bには、必要に応じ
て印刷が行われる。
(印刷ヘッドおよびその周辺部分の構成)
図3は、小切手搬送方向の上流側から印刷ヘッド18およびその周辺部分を示す側面図
である。図4は、小切手搬送方向の上流側から印刷ヘッド18およびその周辺部分を示す
斜視図である。図5は、図3のE部の拡大図である。図6は、図4のF部の拡大図である
。図7は、図6のG部の拡大図である。
印刷ヘッド18は、U形状の小切手搬送路6の内側に配置されている。この印刷ヘッド
18は、ヘッド本体部19を備えている。ヘッド本体部19には、インク滴を吐出する複
数のノズルが配列されたノズル面19aが形成されている。ノズル面19aは、上下方向
と平行に配置されており、印刷ヘッド18は水平方向へインク滴を吐出する。ヘッド本体
部19の内部には、ノズルに連通するインク室が形成されている。また、ヘッド本体部1
9の内部には、複数のピエゾ素子が配置されており、このピエゾ素子が駆動すると、イン
ク室の容積が変化して、ノズルからインク滴が吐出される。
ヘッド本体部19の、ノズル面19aと反対側の面には、流路形成部材20が固定され
ている。流路形成部材20には、インク室を介してノズルへ供給されるインクが通過する
インク供給流路21が形成されている。インク供給流路21の流入口22は、流路形成部
材20の下端側に形成され、インク供給流路21の流出口23は、流路形成部材20の上
端側に形成されている。すなわち、インク供給流路21は、下側から上側に向かってイン
クが通過するように形成されている。
流入口22には、チューブ等を介してインクカートリッジが接続されている。インクカ
ートリッジから供給されるインクは、流路形成部材20の、小切手搬送方向の下流側の側
面(図3の紙面奥側の側面)から小切手搬送方向の上流側の側面(図3の紙面手前側の側
面)に向かって流入口22を通過する。流出口23は、流路形成部材20に形成されるイ
ンク供給部24とインク供給流路21との境界に形成されている。インク供給部24には
、異物を除去するためのフィルタが配置されており、流出口23から流出したインクはこ
のフィルタを通過した後に、インク供給部24に形成される複数のインク供給孔25を通
過してヘッド本体部19の内部へ流入する。
インク供給流路21は、流路形成部材20の、小切手搬送方向の上流側の側面から小切
手搬送方向の下流側に向かって窪む溝と、流路形成部材20の、小切手搬送方向の上流側
の側面に貼り付けられた透明な樹脂フィルムとによって画定されている。インク供給流路
21の上端側は、ヘッド本体部19の内部へ供給されるインクが通過可能な第1流路26
と第2流路27との2個の流路によって構成されている。第1流路26と第2流路27と
は、並列に形成されており、インク供給流路21の共通流路28の上端で分岐した第1流
路26と第2流路27とは、流出口23の手前で合流している。
第1流路26は、水平方向へインクが流れる水平流路部26aと、斜め上方向へインク
が流れる傾斜流路部26bとを備えている。水平流路部26aの一端は、共通流路28の
上端に繋がり、水平流路部26aの他端は、傾斜流路部26bの下端に繋がっている。ま
た、傾斜流路部26bの上端側は、流出口23の手前で第2流路27と合流している。
第2流路27は、上方向へインクが流れる垂直流路部27aと、水平方向へインクが流
れる水平流路部27bとを備えている。垂直流路部27aの下端は、共通流路28の上端
に繋がり、垂直流路部27aの上端は、水平流路部27bの一端に繋がっている。また、
水平流路部27bの他端側は、流出口23の手前で第1流路26と合流している。
水平流路部27bの下側を画定する下壁部30には、下側へ窪む凹部31が形成されて
いる。凹部31は、バスタブ状に形成されている。また、本形態の凹部31は、下壁部3
0の全域に形成されており、水平方向で凹部31を画定する2個の側壁部32の上端部分
が、水平流路部27bの下側を画定する下壁部30となっている。インク供給流路21内
の気泡には浮力が作用するため、インク供給流路21内の気泡は、インク供給流路21の
上端部分を構成する水平流路部27bおよび凹部31に溜まる。本形態では、インク供給
流路21の上端側に配置される水平流路部27bと凹部31とによって、インク供給流路
21の気泡が収容される気泡収容部35が構成されている。気泡収容部35は、流出口2
3よりも上側に配置されている。なお、気泡収容部35には、インク供給部24に配置さ
れるフィルタを通過できずにインク供給流路21へ逆流する気泡も溜まる。
小切手処理装置1は、気泡収容部35内の気泡B(図5参照)の量が所定量となったこ
とを検出する気泡検出手段37を備えている。図4に示すように、気泡検出手段37は、
反射型の光学式センサ38と、プリズム39とを備えている。光学式センサ38は、プリ
ズム39に向かって光を射出する発光素子と、発光素子から射出されプリズム39で反射
された光を受光する受光素子とを備えている。プリズム39は、凹部31の中に固定され
ている。具体的には、プリズム39は、凹部31の中の、垂直流路部27aと凹部31と
の境界に配置される側壁部32の近傍に固定されている。
プリズム39の第1の反射面39aは、気泡収容部35の中の気泡Bの量が少なくて、
第1の反射面39aの背面にインクが接触しているときには、図7の矢印V1で示すよう
に、発光素子からの光を透過する。一方、第1の反射面39aは、図5の二点鎖線で示す
ように、気泡収容部35の中の気泡Bの量が所定量に達して、第1の反射面39aの背面
に気泡Bが接触しているときには、図7の矢印V2で示すように、発光素子からの光を第
2の反射面39bへ反射する。また、第2の反射面39bは、第1の反射面39aからの
反射光を受光素子に向かって反射する。したがって、発光素子から射出された光が受光素
子で受光されると、気泡収容部35の中に溜まった気泡Bの量が所定量となったことが検
出される。具体的には、発光素子から射出された光が受光素子で受光されると、気泡収容
部35の中がほぼ気泡Bで満たされていることが検出される。
なお、気泡収容部35の容積は、たとえば、気泡収容部35の中に気泡Bがない状態か
ら想定される最悪条件下で4ヵ月〜6ヵ月程度、経過したときにインク供給流路21の上
端側に溜まると想定される気泡Bが気泡収容部35に収容可能となるように設定されてい
る。
印刷ヘッド18のノズル面19aには、ノズル面19aを覆うクリーニングキャップ(
気泡排出手段)41が対向配置されている。クリーニングキャップ41は、小切手搬送路
6を挟んで、ノズル面19aに対向しており、U形状の小切手搬送路6の外側に配置され
ている。クリーニングキャップ41は、ノズル面19aとクリーニングキャップ41とが
近づく方向およびノズル面19aとクリーニングキャップ41とが離れる方向へクリーニ
ングキャップ41を移動させる移動機構に連結されている。また、クリーニングキャップ
41には、吸引用のポンプが接続されている。クリーニングキャップ41は、印刷ヘッド
18のクリーニング時に、ノズル面19aを覆って、ノズル面19aに配列されるノズル
を吸引する。
小切手処理装置1では、気泡検出手段37によって、気泡収容部35内の気泡Bの量が
所定量となったことが検出されると、クリーニングキャップ41による印刷ヘッド18の
クリーニングが行われる。クリーニングキャップ41によるクリーニング時にインク供給
流路21を流れるインクの流速は、印刷ヘッド18によって小切手5に印刷が行われる印
刷時にインク供給流路21を流れるインクの流速よりも速くなっている。
本形態では、第1流路26での圧力損失が第2流路27での圧力損失よりも大きくなる
ように、第1流路26および第2流路27の幅、長さおよび深さが設定されている。具体
的には、インク供給流路21を流れるインクの流速が速いクリーニングキャップ41によ
るクリーニング時に、第1流路26と第2流路27とをインクが流れ、かつ、インク供給
流路21を流れるインクの流速が遅い小切手5への印刷時に、第1流路26のみをインク
が流れるように、第1流路26および第2流路27の幅、長さおよび深さが設定されてい
る。すなわち、本形態では、クリーニングキャップ41によるクリーニング時には、第1
流路26と第2流路27との両方をインクが流れ、小切手5への印刷時には、第1流路2
6のみをインクが流れ、第2流路27をインクが流れない。そのため、クリーニングキャ
ップ41によるクリーニング時には、気泡収容部35の中に溜まった気泡Bは、気泡収容
部35から流れ出て、気泡収容部35から排出される。また、気泡収容部35から排出さ
れた気泡は、インク供給部24に配置されるフィルタを通過して、印刷ヘッド18のノズ
ルから印刷ヘッド18の外部へ排出される。一方、小切手5への印刷時には、第1流路2
6を通過するインクはヘッド本体部19の内部へ供給されるが、気泡収容部35の中に溜
まった気泡Bは、気泡収容部35の中に留まっている。
(本実施の形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、インク供給流路21内の気泡が収容される気泡収容
部35がインク供給流路21に形成されている。そのため、インク供給流路21内の気泡
がヘッド本体部19の内部へ流れ込まないように、インク供給流路21内の気泡を気泡収
容部35に溜めることが可能になる。特に本形態では、インク供給流路21の上端側に気
泡収容部35が形成され、かつ、気泡収容部35が流出口23よりも上側に配置されてい
るため、気泡に生じる浮力を利用して、ヘッド本体部19の内部へ気泡が流れ込まないよ
うに、気泡収容部35に気泡を確実に溜めることが可能になる。
また、本形態では、気泡検出手段37によって気泡収容部35内の気泡Bの量が所定量
となったことが検出されると、クリーニングキャップ41による印刷ヘッド18のクリー
ニングが行われて、気泡収容部35内の気泡Bが排出される。そのため、1回の排出動作
で、気泡収容部35に溜まったインク供給流路21内の気泡をまとめて排出することがで
きる。したがって、本形態では、インク供給流路21内の気泡の排出動作の頻度を低減す
ることができ、その結果、インク供給流路21内の気泡を排出するために無駄に消費され
るインクの量を低減することが可能になる。
特に本形態では、水平流路部27bと凹部31とによって気泡収容部35が構成されて
いるため、水平流路部27bのみによって気泡収容部35が構成されている場合と比較し
て、気泡収容部35の容積を大きくして、気泡収容部35に収容可能な気泡Bの量を増や
すことができる。したがって、1回の排出動作で、気泡収容部35に溜まったより多くの
気泡をまとめて排出することができ、インク供給流路21内の気泡の排出動作の頻度をよ
り低減することができる。その結果、本形態では、インク供給流路21内の気泡を排出す
るために無駄に消費されるインクの量をより低減することが可能になる。
また、本形態では、気泡検出手段37によって気泡収容部35内の気泡Bの量が所定量
となったことが検出されると、クリーニングキャップ41による印刷ヘッド18のクリー
ニングが行われて、気泡収容部35内の気泡Bが排出されるため、気泡収容部35に収容
しきれない気泡が小切手5の印刷時にインク供給部24に配置されるフィルタを通過して
、ヘッド本体部19の内部へ流れ込むのを防止することができる。したがって、本形態で
は、インク供給流路21内に存在する気泡に起因するドット抜けや印字かすれ等の発生を
防止して、印刷品質を確保することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、気泡検出手段37は、反射型の光学式センサ38およびプリズム3
9等によって構成されているが、気泡検出手段37は、透過型の光学式センサおよびプリ
ズム39等によって構成されても良い。また、気泡検出手段37は、気泡収容部35に配
置される一対の電極等によって構成されても良い。この場合には、一対の電極間の電気抵
抗の変化を測定することで、気泡収容部35内の気泡Bの量が所定量となったことを検出
しても良いし、一対の電極間の静電容量の変化を測定することで、気泡収容部35内の気
泡Bの量が所定量となったことを検出しても良い。ただし、気泡検出手段37が一対の電
極等によって構成される場合には、電極等から発生するノイズが印刷ヘッド18のピエゾ
素子の駆動等に悪影響を及ぼす可能性があるため、気泡検出手段37は、光学式のセンサ
等によって構成されることが好ましい。
上述した形態では、凹部31は、下壁部30の全域に形成されているが、凹部31は、
下壁部30の一部に形成されても良い。また、下壁部30に凹部31が形成されずに、水
平流路部27bのみによって気泡収容部35が構成されても良い。
上述した形態では、印刷ヘッド18は印刷媒体となる小切手5の幅方向に移動可能とな
っていないが、印刷ヘッド18がキャリッジに搭載されて小切手5の幅方向に移動可能と
なっていても良い。また、上述した形態では、印刷ヘッド18は水平方向へインク滴を吐
出するように配置されているが、印刷ヘッド18は下方向へインクを吐出するように配置
されても良い。また、上述した形態では、小切手処理装置1を例に本発明のプリンターの
実施の形態を説明したが、本発明の構成が適用されるプリンターは、磁気ヘッド15およ
びイメージスキャナー16、17を備えていないインクジェットプリンターであっても良
い。
1 小切手処理装置(プリンター)、21 インク供給流路、23 流出口、26 第
1流路、27 第2流路、27b 水平流路部、30 下壁部、31 凹部、35 気泡
収容部、37 気泡検出手段、39 プリズム、39a 第1の反射面(反射面)、41
クリーニングキャップ(気泡排出手段)

Claims (5)

  1. インク滴を吐出するノズルと、
    前記ノズルに供給されるインクが通過するインク供給流路に形成され、前記インク供給
    流路内の気泡が収容される気泡収容部と、
    前記気泡収容部内の気泡の量が所定量となったことを検出する気泡検出手段と、
    前記気泡検出手段での検出結果に基づいて前記気泡収容部の気泡を排出する気泡排出手
    段と、を有することを特徴とするプリンター。
  2. 前記インク供給流路には、前記ノズルに供給されるインクが通過可能な第1流路と第2
    流路との少なくとも2個の流路が並列に形成され、
    前記第2流路の少なくとも一部が前記気泡収容部となっており、
    前記第1流路と前記第2流路とは、前記気泡排出手段による前記気泡収容部の気泡の排
    出時に前記第1流路と前記第2流路との両方をインクが流れ、かつ、印刷媒体への印刷時
    に前記第1流路をインクが流れるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のプリンター。
  3. 前記インク供給流路は、下側から上側に向かってインクが通過するように形成され、
    前記気泡収容部は、前記インク供給流路の上端側に配置されるとともに前記インク供給
    流路の流出口よりも上側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のプリンター
  4. 前記第2流路には、前記インク供給流路の上端部分を構成するとともに水平方向へイン
    クが流れる水平流路部があり、
    前記水平流路部の下側を画定する下壁部の少なくとも一部には、下側へ窪む凹部が形成
    されており、
    前記気泡収容部は、前記水平流路部と前記凹部とによって構成されていることを特徴と
    する請求項3に記載のプリンター。
  5. 前記気泡検出手段は、プリズムと、前記プリズムに向かって光を射出する発光素子と、
    前記発光素子から射出され前記プリズムで反射された光を受光する受光素子と、を有し、
    前記プリズムは、前記気泡収容部の中に配置され、
    前記プリズムの反射面は、前記反射面の背面にインクが接触しているときには、前記発
    光素子からの光を透過し、前記反射面の背面に気泡が接触しているときには、前記発光素
    子からの光を反射することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプリンター。
JP2010237158A 2010-10-22 2010-10-22 プリンター Expired - Fee Related JP5671938B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010237158A JP5671938B2 (ja) 2010-10-22 2010-10-22 プリンター
US13/278,586 US20120098909A1 (en) 2010-10-22 2011-10-21 Printer
US13/858,058 US8616692B2 (en) 2010-10-22 2013-04-07 Printer
US14/085,739 US20140078228A1 (en) 2010-10-22 2013-11-20 Printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010237158A JP5671938B2 (ja) 2010-10-22 2010-10-22 プリンター

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012086510A true JP2012086510A (ja) 2012-05-10
JP2012086510A5 JP2012086510A5 (ja) 2013-10-10
JP5671938B2 JP5671938B2 (ja) 2015-02-18

Family

ID=45972681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010237158A Expired - Fee Related JP5671938B2 (ja) 2010-10-22 2010-10-22 プリンター

Country Status (2)

Country Link
US (3) US20120098909A1 (ja)
JP (1) JP5671938B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5671938B2 (ja) * 2010-10-22 2015-02-18 セイコーエプソン株式会社 プリンター
WO2016175853A1 (en) * 2015-04-30 2016-11-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printer fluid impedance sensing in a printhead

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017599A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Seiko Epson Corp インクタンクおよびインクジェットプリンタ
JP2004136502A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Seiko Epson Corp 液体噴射装置の駆動制御方法、及び、液体噴射装置
JP2004167760A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Seiko Epson Corp 機能液送液装置、液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP2007098570A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2008200995A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Seiko Epson Corp 気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置
JP2009078512A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Brother Ind Ltd 液滴噴射装置
JP2009208368A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Seiko Epson Corp 流路形成部材及び液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000334976A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Canon Inc インクジェット記録装置、インク供給装置、およびインク供給方法
US6478415B2 (en) * 2001-03-21 2002-11-12 Hewlett-Packard Company Rejuvenation station and printer cartridge therefore
DE60218376T2 (de) * 2001-05-01 2007-11-08 Seiko Epson Corp. Tintenbehälter und Tintenstrahldrucker mit einem solchen Behälter
JP4741761B2 (ja) * 2001-09-14 2011-08-10 キヤノン株式会社 インクジェット記録ヘッド、該インクジェット記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置、およびインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP4841467B2 (ja) * 2007-03-07 2011-12-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP5671938B2 (ja) * 2010-10-22 2015-02-18 セイコーエプソン株式会社 プリンター

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017599A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Seiko Epson Corp インクタンクおよびインクジェットプリンタ
JP2004136502A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Seiko Epson Corp 液体噴射装置の駆動制御方法、及び、液体噴射装置
JP2004167760A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Seiko Epson Corp 機能液送液装置、液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP2007098570A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2008200995A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Seiko Epson Corp 気泡サイズ判定装置、メンテナンス装置及び流体噴射装置
JP2009078512A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Brother Ind Ltd 液滴噴射装置
JP2009208368A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Seiko Epson Corp 流路形成部材及び液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120098909A1 (en) 2012-04-26
US20140078228A1 (en) 2014-03-20
US20130222495A1 (en) 2013-08-29
JP5671938B2 (ja) 2015-02-18
US8616692B2 (en) 2013-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11787209B2 (en) Liquid discharge apparatus
JP6735591B2 (ja) インク循環装置、インクジェット記録装置
JP2013067032A (ja) インクジェット記録装置のインク供給装置及びインク供給方法
JP5671938B2 (ja) プリンター
CN108973336B (zh) 供给液容器单元及具备该供给液容器单元的喷墨记录装置
JP2010125619A (ja) 液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドユニット
JP6377547B2 (ja) インクジェットヘッドのヘッドユニットおよびインクジェットプリンタ
JP6550901B2 (ja) 液体吐出装置
JP5724947B2 (ja) 液体容器
JP2005313447A (ja) 液体貯留部材、及び、液体消費装置
JP2005313446A (ja) 液体貯留部材、及び、液体消費装置
JP2005225198A (ja) 液体吐出性能維持方法及び液体吐出装置
JP2012011606A (ja) 滴吐出状態検出装置及び画像形成装置
JP2001341321A (ja) インクジェット記録装置
JP4860516B2 (ja) 廃液収容容器及び画像形成装置
JP5593874B2 (ja) 滴吐出状態検出装置、ヘッドアレイユニット及び画像形成装置
JP2013067133A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター
JP5842474B2 (ja) 液体容器
JP5332911B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2018094740A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたヘッドクリーニング機構並びにインクジェット記録装置
JP2021160323A (ja) 液体吐出装置
JP2005313449A (ja) 液体貯留部材、及び、液体消費装置
JP2013248781A (ja) 液体容器
KR20140102548A (ko) 문서 출력 장치의 잉크 공급부
JP2022149570A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5671938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees