JP2012083524A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2012083524A JP2010229377A JP2010229377A JP2012083524A JP 2012083524 A JP2012083524 A JP 2012083524A JP 2010229377 A JP2010229377 A JP 2010229377A JP 2010229377 A JP2010229377 A JP 2010229377A JP 2012083524 A JP2012083524 A JP 2012083524A
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Abstract

【課題】トナー収納容器交換後に、トナー撹拌部材を高速回転させるため、利用直前のトナーにストレスが加わり、画像形成装置の現像剤として適正な物性が変化する懸念がある。また、トナーホッパー内のトナーが偏って積載されると、トナー量が正確にトナー残量検地センサで測定できない問題がある。このような状態で印字率の高い画像を連続的に画像形成すると、トナーが供給不足となり、画像濃度が低下してしまう。
【解決手段】トナー貯留部材と、貯留されたトナーを撹拌するスパイラル状の羽根部を有し、該羽根部に複数の切欠き部が設けられたトナー撹拌部材と、複数の切欠き部のうち少なくとも1つの切欠き部に固定された清掃部材と、前記トナー貯留部材に貯留されたトナーの量を検出する検出部とを備え、トナー撹拌部材が回転することにより、前記清掃部材が前記検出部の検出面を清掃することとする。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真法を利用する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に現像装置にトナーを供給するトナー補給装置を有する画像形成装置に関するものである。
従来より、電子写真法を利用する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置は、画像形成により消費される現像装置内部の現像剤トナー量を一定に保つため、トナーを収納するトナー収納容器から現像装置にトナーを自動的に補給している。さらに、トナー収納容器と現像装置との間にトナーを一時的に貯留するトナー貯留部材(トナーホッパー)を設け、現像装置が必要とするトナーを補給している。
また、トナー収納容器内のトナーが無くなった時には、トナーホッパーから現像装置にトナーを継続して補給することにより、トナー不足を一時的に回避するトナー補給装置が知られている。
このトナーホッパー内には、トナー撹拌部材とトナー量の検出部としてトナー残量検知センサが設けられている。トナー量の規定レベル以下をトナー残量検知センサが検知すると、トナー収納容器の交換を利用者又はサービス拠点に知らせ、新しいトナーの詰まったトナー収納容器に交換する。
しかし、通常使用時にトナー残量検知センサにトナーが大量に付着する、またはトナーがトナーホッパー内で偏って積載される等の理由から、トナーホッパー内のトナー量が正確にトナー残量検知センサで測定できず、結果として現像剤濃度低下が発生するという問題がある。
この問題を解消する技術として、トナー残量検知センサが所定のトナー量以下を検出すると、回転数可変に構成された、スパイラル状のトナー撹拌部材をトナー積載の偏りをなくすため高速回転させる。この間に、トナーホッパー内のトナー量をトナー残量検知センサで再確認し、所定のトナー量以上あれば、スパイラル状のトナー撹拌部材を低速回転させる。
この動作で、トナーホッパー内のトナー積載の偏りをなくし、トナー量をトナー残量検知センサで正確に検出する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
また、トナー残量検知センサ位置にある、スパイラル状のトナー撹拌部材を切り取り、センサクリーナを配置し、トナー撹拌部材の回転でトナー検知面に付着しているトナーを掻き落とす方法も開示されている(例えば特許文献2参照)。
特開2009−251152号公報 特開2003−66706号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、スパイラル状のトナー撹拌部材を高速回転させるため、使用直前のトナーに過度のストレスが加わり、画像形成装置の現像剤として適正な物性が変化する懸念がある。
特許文献2に記載の技術では、トナー撹拌部材が切り欠けている箇所でのトナー搬送力低下により、トナーホッパー内でトナーだまりやトナー積載の偏りが発生することが起こりえる。このことは、トナーホッパー内のトナー量が不均一となり、トナー残量検知センサのトナー検出面でのトナー量がトナーホッパー全体のトナー量と対応せずに検知が正確に行えないという問題が生じる。
このような状態で印字率の高い画像を連続的に画像形成すると、トナーホッパー内に貯留されたトナーが無くなってもトナー残量検知センサはトナー有りと誤検知し、トナー供給動作を続けても現像装置にトナーは供給されずに、画像濃度が低下してしまう。
本発明は、上記問題に鑑み、トナー残量検知センサが検知するトナー量と、その際にトナーホッパー全体に存在するトナー量との誤差を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題は、下記の構成により達成される。
1.トナー貯留するトナー貯留部材と、
前記トナー貯留部材に貯留されたトナーを撹拌するスパイラル状の羽根部を有し、該羽根部に複数の切欠き部が設けられたトナー撹拌部材と、
前記複数の切欠き部のうち少なくとも1つの切欠き部に設けられた清掃部材と、
前記トナー撹拌部材の回転軸に垂直な方向に関して前記清掃部材を含む空間に配置され、前記トナー貯留部材に貯留されたトナーの量を検出する検出部と、を備え、
前記トナー撹拌部材が前記回転軸周りに回転することにより、前記清掃部材が前記検出部の検出面を清掃すること、
を特徴とする画像形成装置。
2.前記複数の切欠き部の間隔は前記羽根部のピッチであること、を特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記複数の切欠き部は前記回転軸の軸方向に関する前記羽根部の全域に形成されていること、を特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
4.前記清掃部材は前記複数の切欠き部のうち少なくとも2つの切欠き部に固定されていること、を特徴とする前記1から前記3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.前記検出部は圧電素子を有するセンサであること、を特徴とする前記1から前記4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
6.トナー貯留するトナー貯留部材と、
前記トナー貯留部材に貯留されたトナーを撹拌するスパイラル状の羽根部を有し、該羽根部に複数の切欠き部が設けられたトナー撹拌部材と、
前記複数の切欠き部を連結する連結部と、
前記連結部に固定された清掃部材と、
前記トナー撹拌部材の回転軸に垂直な方向に関して前記清掃部材を含む空間に配置され、前記トナー貯留部材に貯留されたトナーの量を検出する検出部と、を備え、
前記トナー撹拌部材が前記回転軸周りに回転することにより、前記清掃部材が前記検出部の検出面を清掃すること、
を特徴とする画像形成装置。
7.前記複数の切欠き部の間隔は前記羽根部のピッチであること、を特徴とする前記6に記載の画像形成装置。
8.前記複数の切欠き部は前記回転軸の軸方向に関する前記羽根部の全域に形成されていること、を特徴とする前記7に記載の画像形成装置。
9.前記検出部は圧電素子を有するセンサであること、を特徴とする前記6から前記8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
本発明によれば、トナーホッパー内のトナーの積載状態を均一に近づけることにより、トナー残量検知センサが検知するトナー量と、その際にトナーホッパー全体に存在するトナー量との誤差を低減することができる画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の全体構成図である。 従来のトナー補給装置(トナーホッパー)の構成図である。 トナーホッパー内トナー残量検知センサ部の拡大図である。 トナーホッパー内トナー積載状態の図である。 トナーホッパー内トナー残量検知センサ部の積載状態の図である。 本発明のトナー撹拌部材の概念図である。 本発明のトナーホッパー内トナー積載状態の図である。 本発明のトナーホッパー内トナー残量検知センサ部の積載状態の図である。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、画像読取部SC、自動原稿送り部DFを備えた画像形成装置Aの全体構成図である。画像形成装置Aは、像担持体1、帯電部2、像露光部3、現像部4、転写部5、除電部6、分離爪7、クリーニング装置100等から成る画像形成部GKと、定着装置(以降、定着部)9と、用紙搬送系YHと、操作部OPと、制御部80とから構成されている。さらに制御部80は、ネットワークに接続されプリンタとして機能するネットワークユニット801を有している。
自動原稿送り部DFの原稿台上に載置された原稿dは原稿給紙手段により搬送され、画像読取部SCの光学系により原稿dの片面又は両面の画像が、イメージセンサCCDにより読み込まれる。イメージセンサCCDにより読み込まれた原稿のアナログ信号は、画像処理部20において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、制御部80内の画像メモリー81にページ単位で記憶される。画像メモリー81のページ単位のデータは画像伸張処理後、像露光部3に画像データとして送られる。
画像形成部GKにおいては、像担持体1に対し帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の電子写真プロセス処理が行われ、像担持体1に作成されたトナー像は、転写部5によりタイミングを調整されて搬送された記録紙Pに転写される。
用紙搬送系YHは、給紙カセット10、第1給紙部11、第2給紙部12、搬送部13、排紙部14、及び手差し給紙トレイ15と、記録紙Pを循環再給紙する循環再給紙部JKとから構成されている。
給紙カセット10および第1給紙部11は、複数の給紙部(図示の3段)により形成され、複数種のサイズの記録紙Pを収容して給紙する。記録紙サイズは、操作部OPによる手動設定、又は原稿サイズ検知手段による自動記録紙サイズ設定によって制御部80に入力され給紙制御に利用される。
記録紙Pは、給紙カセット10又は、手差し給紙トレイ15から制御部80の指示に基づき給送され、転写部5に搬送されトナー像が転写され、搬送部13を経由して定着部9によってトナー像が記録紙Pに定着される。
記録紙Pの両面に画像形成する場合は、表面にトナー像が定着された記録紙Pを搬送路切換部16により排紙部14の手前で分岐させ、記録紙Pを循環再給紙路JKに沿って搬送する。
記録紙Pは、循環再給紙路JK途中で反転搬送ローラ17により反転された後に、第2給紙部12を経て画像形成部GKに再給紙される。像担持体1に作成されたトナー像は、転写部5で記録紙Pの裏面に転写し、定着部9で裏面のトナー像が定着される。
記録紙Pは、操作部OPにより設定されたモード、又はネットワークユニット801より指示されたモードに基づき、搬送路切換部16により、ストレート排紙パスの搬送路r1、反転排紙パスの搬送路r2、両面循環パスの搬送路r3の何れかに選択されて搬送される。
搬送路r1を通過する記録紙Pは、画像形成面を上(フェースアップ)にして排出され、搬送路r2を通過する記録紙Pは、表面画像形成面を下(フェースダウン)にして排出される。
一方、記録紙Pを分離した像担持体1は残留電位を除去したあと、クリーニング装置100において残留トナーを除去清掃されて次なる画像形成のプロセスに入る。このようにして画像形成が行われ、現像部4は消費されたトナーをトナー収納容器49からトナー貯留部材を含むトナー補給装置(以降トナーホッパーと称する)40を経由し、現像器48へ補給する。
以下、図2〜図5を用いて従来のトナーホッパー40の構成について説明する。
図2(a)は画像形成装置における従来のトナーホッパー40の概略図である。図2(a)ではトナー収納容器49(図1参照)からのトナーをスパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41a、41bで撹拌しながら搬送し、トナー搬送部材42により現像器48(図1参照)へ送るトナーホッパー40の構成を示している。
スパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aは、図示なき駆動モータと駆動歯車で、トナー撹拌部材41aの軸に固定された歯車401が駆動回転され、トナーを矢印Haの方向に搬送する。また、図中HRの部分でトナー撹拌部材41aの軸に固定された歯車402と噛み合っている歯車403により、トナー撹拌部材41bはトナー撹拌部材41aと逆方向に回転し、トナーを矢印Hbの方向に搬送する。
矢印Hbの方向に搬送されたトナーは、図示なき搬送駆動モータと搬送駆動歯車と噛み合う、歯車404により駆動されるトナー搬送部材42により現像器48へ送られるか、再びトナー撹拌部材41a側に送られ、トナーホッパー40内を循環する。
また、このトナー撹拌部材41a、41bは一定距離トナーを撹拌搬送することで、トナーをトナーホッパー40に貯留する機能を持たせている。さらに、このトナー撹拌搬送の間に貯留したトナー量を検出するため、トナー撹拌部材41aの途中にトナー残量検知センサ43を設け、トナー収納容器よりトナーが供給されずに、トナーホッパー40内のトナー量が減少したことを検知している。
トナー残量検知センサ43は、トナー撹拌部材41aの軸に垂直な方向の空間に、例えば圧電素子で構成されるトナー検知面45をトナー撹拌部材41a側に向け設置され、スパイラル状の羽根部により撹拌され搬送されるトナー量を検出する(TK部)。トナー検知面45はトナーホッパー40の側面に位置しており、トナーの減少を圧力で検知することにより、トナーホッパー40内のトナー量を検出する。
このため、圧電素子で構成されたトナー残量検知センサ43のトナー検知面45は、トナーが付着した状態が継続し、誤検知となることを防ぐため、トナー撹拌部材41aにトナー検知面45を拭払する清掃部材を設けている。
図2(b)はトナー撹拌部材41a単体の図である。図2(b)に示すように、トナー撹拌部材41aは、トナーホッパー40のトナー残量検知センサ43位置に対応した部分だけ、スパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aの羽根部を1ピッチ切欠いて、切欠き部を設けて有る(KC部分)。
このトナー撹拌部材41aの切欠き部に、トナー検知面45を拭払する清掃部材(以後センサクリーナと称す)を設け、トナー撹拌部材41aが回転することで、トナー検知面45に付着したトナーを拭払する構成になっている。
さらに図3は、図2(a)のトナーホッパー内のトナー残量検知センサ43であるTK部の拡大図である。トナー残量検知センサ43に対向する位置で、トナー撹拌部材41aのスパイラル状の羽根部を1ピッチ切欠き、トナー撹拌部材41aの回転により、トナー残量検知センサ43のトナー検知面45を拭払するセンサクリーナ44を取り付けてある。
このセンサクリーナ44は、ゴムやマイラー等の弾性のある材料でトナー撹拌部材41aの軸に取り付けられ、トナー撹拌部材41aの回転により、トナー残量検知センサ43のトナー検知面45を常に清掃し、トナーホッパー40内のトナー残量を正確に検知する構成になっている。
しかし、トナー撹拌部材41aは、トナー残量検知センサ43のトナー検知面45を清掃するため、スパイラル状の羽根部を1ピッチ程削除し、この位置にセンサクリーナ44を取り付けている。このことは、トナー撹拌部材41aの軸方向でのトナー撹拌性能がこの削除位置の前後で異なることになる。
このことで、トナーTの撹拌不均一によるトナーだまりが発生するか、トナーホッパー40内にトナーの積載不均一が発生し、トナー残量検知センサ43が正常に機能せず誤検知を招いている。
図4は、このようなトナーホッパー40内でのトナーTの積載状態を示した図である。図4(a)は、トナーTが十分にトナーホッパー内に貯留されている状態で、図4(b)はトナーホッパー40内のトナーTが減少し、トナー収納容器を交換し、新たなトナーTをトナーホッパー40に投入する必要が有る状態である。
図4(a)、(b)共にトナー残量検知センサ43のトナー検知面45付近のトナーTの積載が、トナー撹拌部材41aのスパイラル状の羽根の有無により、不均一となっている。
このため図4(b)の状態では、貯留されているトナーTが減少しても、トナー残量検知センサ43部分ではトナー残量を正確に検知できず、トナーTが十分に貯留されている状態とトナー残量検知センサ43は誤検知する。
図5は、図4(a)のトナー残量検知センサ部KTの拡大図である。トナーTは、スパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aの回転により、Haの方向に撹拌されながら搬送される。
しかし、トナー残量検知センサ43のトナー検知面45を清掃するためにスパイラル状の羽根部を1ピッチ程削除してセンサクリーナ44を設けたことで、トナーTのトナー撹拌部材41aの軸方向撹拌力に強弱が生じてしまう。この結果、トナーTは切欠き部ではそれ以外の部分に比べてトナーの軸方向の搬送力が弱くなるので、トナー残量検知センサ43部分で山のようにトナーTが積載され、トナー積載量が不均一となる。
図6(a)と図6(b)は、本発明のトナー撹拌部材の概念図である。本発明のトナー撹拌部材41aは、図示せぬ駆動系により図中RHの方向に回転することで、トナーを矢印Haの方向に撹拌しながら搬送する。
スパイラル状の羽根部に設けた切欠き部KIは、例えばスパイラル状の羽根部のピッチ間隔で設けられる。そして、トナー残量検知センサの取り付けられた部分に対応する切欠き部KIには、トナー検知面45のトナーを拭払して清掃する目的でセンサクリーナ44が設けられる。
なお、スパイラル状の羽根部に設けた切欠き部KIの間隔は、スパイラル状の羽根のピッチと同一でなく、例えば90度、180度、270度等の任意の間隔で設ける事が出来る。
図6(a)では、スパイラル状の羽根部に切欠き部KIを設けたトナー撹拌部材41aにおいて、センサクリーナ44を複数ある切欠き部KIのうち2つの切欠き部KIに亘り設けている。
図6(b)では、連結部材RKをスパイラル状の羽根部の切欠き部KIの全域に亘り設け、この連結部材RKにセンサクリーナ44を取り付けている。このセンサクリーナ44の役割は、トナー残量検知センサ43のトナー検知面45の清掃であり、本来はトナー検知面に対応する箇所のみ設ければ足りる。しかしながら、図6(b)における実施形態においては、センサクリーナ44がトナー検知面に対応する箇所のみならず広範囲に設けられている。
上述の通り、本発明の1実施形態として図6(a)と図6(b)で示すトナー撹拌部材41aは、その軸方向において羽根部に複数の切欠きを有している。
一方、従来のトナー攪拌部材41aは、センサクリーナ44を取り付けるために、トナー残量検知センサの対向する羽根の局部を1箇所のみ削除している。さらに、その局部の大きさは、センサクリーナを取る付けるために羽根の1ピッチ程度の大きさを有してしまっている。このため、図4(a)と図4(b)で示すようにトナー残量検知センサ43部分で山のようにトナーTが積載され、トナー積載量が不均一となる。
しかしながら、図6(a)と図6(b)で示す本発明のトナー撹拌部材41aは、その軸方向においてスパイラル状の羽根部に複数の切欠きを有することで、従来のようにトナー残量検知センサ43部分のみにトナーTを積載しない。
すなわち、図7(a)と図7(b)で示すように、切欠きがある箇所とない箇所とでトナーTの積載状態が山から谷と繰り返し変化することで、トナーTがトナー残量検知センサ43部分のみで山のように積載されることを防いでいる。これにより、従来のトナー攪拌部材41aに比べて、トナーTの積載状態をより均一な状態に近づけることができる。結果、トナーホッパー40内のトナー残量を従来よりも正確にトナー残量検知センサ43で検知することが可能になる。
さらに、図6(b)においては、センサクリーナ44がトナー検知面に対応する箇所のみならず広範囲に設けられている。このため、トナー残量検知センサ43近傍を含む広範囲の領域におけるトナー撹拌と搬送力の強弱が図6(a)よりも改善され、トナーだまりやトナー積載の偏りが抑制される。よって、トナーだまりやトナー積載の偏りを抑制するためには、センサクリーナ44を出来る限り広範囲に設けることが好ましい。
図7は、本発明のスパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aによるトナーホッパー40内のトナー積載状態を示した図である。ともにスパイラル状の羽根部は、図6(b)の形状を利用している。図7(a)は、定常時のトナーホッパー40内のトナー積載状態を示し、図7(b)は、トナー残量が規定量以下に減少し、トナー残量検知センサ43が正確に検知したときのトナーホッパー40内のトナー積載状態を示している。ともに、従来に比べてよりトナーだまりやトナー積載不良が改善され、トナーがより均一に積載されている。
図8は、図7のトナーホッパー40内のトナー残量検知センサ43部のトナー積載状態を示した図である。また、図8(a)は、図7(a)のA部の拡大図であり、図8(b)は、図7(b)のB部の拡大図である。
以上本発明によれば、トナー補給装置内のトナーホッパー40内での貯留トナー量を従来よりも正確に検知することが出来、画像形成装置での画像濃度低下と言われる要因一つであるトナー不足を改善することができる。また、トナー積載の偏りをなくすためにトナー撹拌部材を高速回転させることが必要ないので、トナーホッパー内のトナーに加えられるストレスを抑制することも可能となる。
なお、本発明ではスパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aの切欠き部は軸方向全域の例で説明したが、この切欠き部は必ずしも軸方向全域に設けなくても良い。例えば、センサクリーナ44の取り付け位置であるトナー残量検知センサ43に対向する位置と、それ以外の位置の2箇所に切欠き部を設けても良い。
また、例えばトナー残量検知センサ43に対向する複数のスパイラル状の羽根部に連続した切欠き部を設け、この間に連続したセンサクリーナ44を設けても良い。
また、スパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aの切欠いた羽根部を繋げるように、連結部材RKを設け、この連結部材RKにセンサクリーナ44を設け、両面テープ等の簡単な方法でセンサクリーナ部材を固定しても良い。
本発明によれば、以上いずれの場合も、スパイラル状の羽根部を有するトナー撹拌部材41aの軸方向全域での撹拌及び搬送力を大きく変化させずに、均一で偏りの無いトナー積載状態により、トナー残量検知センサ43の誤検知を抑制することができる。
1 像担持体
2 帯電部
3 像露光部
4 現像部
5 転写部
6 除電部
7 分離爪
9 定着部
10 給紙カセット
11 第1給紙部
12 第2給紙部
13 搬送部
14 排紙部
15 手差し給紙トレイ
16 搬送路切換部
20 画像処理部
40 トナーホッパー
41a、b トナー撹拌部材
42 トナー搬送部材
43 トナー残量検知センサ
44 センサクリーナ
45 トナー検知面
48 現像器
49 トナー収納容器
80 制御部
81 画像メモリー
100 クリーニング装置
401、402、403、404 歯車
801 ネットワークユニット
A 画像形成装置
CCD 画像読み取り素子
d 原稿
DF 自動原稿送り装置
GK 画像形成部
JK 循環再給紙部
KC 切欠き部
OP 操作部
P 記録紙
RK 連結部
SC スキャナーユニット
T トナー
YH 用紙搬送系

Claims (9)

  1. トナー貯留するトナー貯留部材と、
    前記トナー貯留部材に貯留されたトナーを撹拌するスパイラル状の羽根部を有し、該羽根部に複数の切欠き部が設けられたトナー撹拌部材と、
    前記複数の切欠き部のうち少なくとも1つの切欠き部に設けられた清掃部材と、
    前記トナー撹拌部材の回転軸に垂直な方向に関して前記清掃部材を含む空間に配置され、前記トナー貯留部材に貯留されたトナーの量を検出する検出部と、を備え、
    前記トナー撹拌部材が前記回転軸周りに回転することにより、前記清掃部材が前記検出部の検出面を清掃すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の切欠き部の間隔は前記羽根部のピッチであること、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の切欠き部は前記回転軸の軸方向に関する前記羽根部の全域に形成されていること、を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記清掃部材は前記複数の切欠き部のうち少なくとも2つの切欠き部に固定されていること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出部は圧電素子を有するセンサであること、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. トナー貯留するトナー貯留部材と、
    前記トナー貯留部材に貯留されたトナーを撹拌するスパイラル状の羽根部を有し、該羽根部に複数の切欠き部が設けられたトナー撹拌部材と、
    前記複数の切欠き部を連結する連結部と、
    前記連結部に固定された清掃部材と、
    前記トナー撹拌部材の回転軸に垂直な方向に関して前記清掃部材を含む空間に配置され、前記トナー貯留部材に貯留されたトナーの量を検出する検出部と、を備え、
    前記トナー撹拌部材が前記回転軸周りに回転することにより、前記清掃部材が前記検出部の検出面を清掃すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 前記複数の切欠き部の間隔は前記羽根部のピッチであること、を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の切欠き部は前記回転軸の軸方向に関する前記羽根部の全域に形成されていること、を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記検出部は圧電素子を有するセンサであること、を特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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