JP2012083147A - 欠陥分類システム及び欠陥分類装置及び画像撮像装置 - Google Patents

欠陥分類システム及び欠陥分類装置及び画像撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
性質が異なる画像を取得する複数種類の観察装置を用いた欠陥分類システムにおいて、分類性能及びシステムの操作性を向上させる。
【解決手段】
被検査対象を撮像する複数の画像撮像手段と、上記画像撮像手段から得られた画像を分類する欠陥分類装置と、上記複数の画像撮像手段と、上記欠陥分類との間のデータ伝送を行う為の伝送手段からなる欠陥分類システムにおいて、上記欠陥分類装置に、画像撮像手段から得られた画像データを記憶する画像記憶手段と入力画像データに関する付随情報を記憶する情報記憶手段と、上記、付随情報に応じて画像の処理方式あるいは表示方式を変更する手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は,半導体ウェーハ等の製造工程において発生する各種の欠陥を分類する欠陥分類システム及び欠陥分類装置及び画像撮像装置に関する。
半導体ウェーハの製造では、その製造プロセスを迅速に立ち上げ、高歩留りで量産を行うことが、収益確保のため重要である。この目的のため、製造ラインには、欠陥検査装置及び欠陥観察装置からなるウェーハ検査システムが導入されている。このウェーハ検査システムでは、欠陥検査装置にてウェーハ上の欠陥を検出した後、欠陥観察装置にてその欠陥を観察・解析し、その結果に基づいて発生原因を対策する。検査装置としては光学式や電子線式のウェーハ検査装置が一般的に用いられている。例えば、特許文献1には、明視野照明により、ウェーハ表面の光学画像を撮像し、良品部位の画像(例えば隣接チップの画像)との比較により欠陥を検査する技術が開示されている。ただし、このような光学式検査装置は、その照明波長の影響を受け、取得画像の分解能限界は数百ナノメートル程度となる。よって、ウェーハ上における数十ナノメートルオーダの欠陥に関しては、その有無は検出できるのみであり、詳細な欠陥解析を行うことはできない。この詳細な欠陥解析を行うための装置が、欠陥観察装置である。数十ナノメールオーダの欠陥を観察する必要があるため、製造現場では、電子線式の観察装置(レビューSEM:Scanning Electron Microscope[走査電子顕微鏡])が用いられている。例えば、特許文献2には、レビューSEMと、レビューSEMに搭載されているADR(Automatic Defect Review)機能とADC(Automatic Defect Classification)機能[自動欠陥分類機能]が開示されている。ADR機能は、ウェーハ検査装置で検出した欠陥のウェーハ上での位置情報を入力として、その部位のSEM像を自動撮像する機能である。ADC機能は、取得された欠陥の画像を、欠陥の原因などの観点で定義された複数の欠陥クラスに自動分類する機能である。
特開2000-97869号公報 特開2001-135692号公報
上記したADC機能は、取得したSEM画像から、欠陥部位の大きさや形などの各種の特徴を特徴量として計算し、計算された特徴量からその欠陥を事前に定義された複数の欠陥クラスに分類する機能である。現在、レビューSEMは幾つかのメーカより市場投入されているが、各社とも、このADC機能を、自社のレビューSEMとセットで販売する欠陥分類装置に搭載し提供している。この欠陥分類装置には、上述した欠陥画像の自動分類機能のみならず、その分類結果をユーザに提示するための表示機能や、ユーザからの入力を受け付けて、自動分類の結果を修正する機能、あるいは分類結果を、製造ラインに設置された、歩留まり管理用のデータベースサーバ等に転送する機能も有している。
ところで、半導体デバイス製造における歩留まり管理作業では、複数の異なる型式の検査装置や観察装置を用いることが頻繁に発生する。この理由としては、例えば、検査作業の信頼性確保が挙げられる。装置毎に性能が異なる場合、それぞれの装置を補完的に用いることで、検査作業の信頼性を高めることが可能である。また、装置の購入と装置メーカからの装置供給のタイミングが合わないことにより、複数の異なる型式の装置を活用せざるをえない場合もある。なお、ここでいう異なる型式の装置には、異なる複数メーカの装置の場合も、同一メーカの異なる型式の装置の場合も含まれる。
装置の型式が異なる場合は、その性能や特性が異なる場合が多いことから、そのような性能や特性の異なる複数の装置を使いこなすことが、歩留まり業務には求められる。このニーズは、レビューSEM及びそれに付随する欠陥分類装置についても当てはまる。即ち、型式の異なる複数のレビューSEMの画像を分類する欠陥分類装置やシステムへのニーズが高い。
従来技術による欠陥分類装置は、それぞれ特定の欠陥観察装置(ここではレビューSEM)に付随したシステムであるため、複数の型式の異なる欠陥観察装置の画像を処理対象とすることは想定されていない。そのため、従来技術による欠陥分類装置を用いて、複数の型式の異なる欠陥観察装置の画像を処理対象とする欠陥分類システムを構築した場合には、以下の課題がある。
第一が分類性能である。欠陥分類処理に搭載されている処理アルゴリズムは、その欠陥分類装置に対応する欠陥観察装置が出力する画像データの特性に合わせて設計されている。ところが、欠陥観察装置の型式が異なると、その検出画像の数や各画像の特性が異なる場合が多い。レビューSEMでは、ウェーハ表面から発生する2次電子、後方散乱電子などを検出するが、それらの電子を検出するための検出器の数、各検出器の検出方向、検出収率、2次電子と後方散乱電子の検出器毎での分離度合い、などが装置毎に異なる場合があるからである。欠陥分類装置に、処理アルゴリズム設計時の前提であった画像データと異なる性質の画像データが入力された場合、分類性能は低下する可能性が高い。
2つめの問題として、操作性の低下がある。上述したとおり、欠陥分類装置には、欠陥画像やその分類結果の表示機能や、分類結果の修正機能が設けられているが、検出器の特性が異なる複数の装置によって得られた欠陥画像を表示画面に表示した場合、各画像の見方・解釈の仕方が大きく異なる場合があり、この場合には、ユーザの操作性を低下させる恐れがある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば次の通りである。
(1)被検査対象である試料表面の欠陥を複数の画像撮像装置で撮像して得た複数の画像を分類する欠陥分類装置であって、前記複数の画像撮像装置で撮像して得た複数の画像を格納する画像記憶手段と、前記複数の画像各々を撮像した前記複数の画像撮像装置の種類を特定する情報又は前記複数の画像を撮像した際の検出条件の情報の少なくとも一つを含む、前記複数の画像各々に対応付けられた付随情報を記憶する付随情報記憶手段と、前記付随情報記憶部に記憶された前記付随情報に基づいて、前記複数の画像同士が互いに類似するように前記複数の画像の一部又は全部を加工する画像加工処理手段と、前記画像加工処理手段により処理された前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像を分類する分類処理手段と、を有することを特徴とする欠陥分類装置である。
(2)欠陥部位を含む被検査対象を撮像する複数の画像撮像装置によって得られた画像を分類する欠陥分類装置であって、欠陥分類装置に、画像撮像装置から入力された各欠陥部位の画像データを記憶する画像記憶手段と、各画像データを取得した画像撮像装置の種類を特定する情報あるいは取得された画像データの検出条件情報からなる付随情報を記憶する付随情報記憶手段と、画像を分類するための画像処理手段と、分類結果を表示するための表示手段を備え、前記の付随情報記憶手段に記憶された付随情報に応じて、画像処理手段における処理内容や表示手段での表示内容を変更することを特徴とする欠陥分類装置である。
(3)被検査対象である試料表面の欠陥の画像を取得する画像撮像装置であって、予め取得した欠陥の位置情報に基づいて、前記試料表面に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、前記電子ビーム照射手段による電子ビームの照射により前記試料表面から発生する2次電子又は後方散乱電子を複数の検出器により検出して複数の画像を取得する画像取得手段と、前記複数の画像各々に対応付けられた、前記複数の画像を撮像した際の検出条件の情報を有する付随情報を作成する付随情報作成手段と、前記付随情報作成手段により作成された前記複数の画像各々に対応する付随情報に基づいて、前記複数の画像同士が互いに類似するように前記複数の画像の一部又は全部を加工する画像加工処理手段と、を有することを特徴とする画像取得装置である。
(4)欠陥分類システムであって、被検査対象である試料表面の欠陥の画像を取得する複数の画像撮像装置と、前記複数の画像撮像装置で撮像して得た複数の画像を格納する画像記憶手段と、前記複数の画像各々を撮像した前記複数の画像撮像装置の種類を特定する情報又は前記複数の画像を撮像した際の検出条件の情報の少なくとも一つを含む、前記複数の画像各々に対応付けられた付随情報を記憶する付随情報記憶手段と、を備える欠陥分類装置と、前記付随情報記憶部に記憶された前記付随情報に基づいて、前記複数の画像同士が互いに類似するように前記複数の画像の一部又は全部を加工する画像加工処理手段と、を有し、前記欠陥分類装置は、さらに、前記画像加工処理手段により処理された前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像を分類する分類処理手段、を有することを特徴とする欠陥分類システムである。
本発明によれば、画像の検出特性の異なる複数の画像撮像装置から取得された欠陥画像データを高性能に分類し、操作性を高めた欠陥分類システム、及びこれを構成する欠陥分類装置、画像撮像装置の提供が可能となる。
欠陥分類システムの一実施例の構成図である。 画像撮像装置の一実施例の構成図である。 画像撮像装置による取得画像例である。 欠陥断面と検出器の配置例を示す図である。 検出器の配置と取得される画像の検出陰影方向を模式的に示す図である。 画像撮像装置による陰影検出画像例である。 欠陥分類装置での処理手順を示す図である。 データセットリストの一例を示す図である。 欠陥画像に付随する付随情報の例 付随情報をテーブル形式で表した一例を示す図である。 取得画像と画像加工処理後の画像の一覧表示例を示す図である。 分類結果の表示画面例を示す図である。 実施例2の欠陥分類装置の構成図である。 表示画像とその条件を定義する情報の一例を示す図である。 検出方向が異なる複数の欠陥画像の表示画面例を示す図である。 実施例3の画像撮像装置の構成図である。
以下、本発明の実施例について、図を用いて説明する。
図1は、欠陥分類システムの一実施例の構成図を示している。本システムは、ウェーハ検査装置100、画像撮像装置101、歩留まり管理サーバ103、欠陥分類装置102が、通信手段104を介して接続される構成となっている。ウェーハ検査装置100は、半導体デバイスの製造段階におけるウェーハを検査し、検出したウェーハ上の欠陥部位の位置情報を出力する。画像撮像装置101は、ウェーハ検査装置100から得られた欠陥部位の座標情報を取得し、欠陥部位の座標情報に基づいて欠陥部位を含む画像を取得する。図1では、本システムにおいてこの画像撮像装置101がN台存在する例を示す。画像撮像装置101の詳細は、図2を用いて、後ほど説明する。歩留まり管理サーバ103は、製造ラインの歩留まり管理のための各種データを管理する機能を有する。具体的には、ウェーハ毎の欠陥数、各欠陥の座標値、画像撮像装置101で取得した各欠陥の画像、各欠陥の分類結果などのデータを管理する。欠陥分類装置102は、複数台の画像撮像装置101で得られた欠陥画像を分類し、その結果を、歩留まり管理サーバ103に送信する機能を持つ。この欠陥分類装置102の詳細を以下に説明する。
欠陥分類装置102は、各装置の動作を制御する全体制御部105と、取得した画像や、画像と共に画像撮像装置から得られる付随情報や、分類処理に必要となる処理条件設定ファイルである分類レシピなどを格納する記憶部106と、取得画像に対する加工処理や分類処理を行う処理部107と、操作者に対するデータの提示及び操作者からの入力を受け付ける為のキーボード・マウス・ディスプレイ装置などを用いて構成される入出力部108や通信手段104を介したデータ転送のための入出力I/F部109を適宜用いて構成される。記憶部106は、さらに取得した画像を格納する画像記憶部110と、画像と共に画像撮像装置から得られる付随情報を格納する付随情報記憶部111と、分類レシピを格納する分類レシピ112を有する。また、処理部107は、後に詳説する、画像を加工する画像加工処理部113と、画像及び加工された画像の分類を行う分類処理部114とを有する。
画像撮像装置101の構成例の詳細について、図2を用いて説明する。画像撮像装置101は、SEM本体201と、SEM制御部208と、入出力I/F209と、記憶部211と、付随情報作成部214とが通信手段215を介して接続される構成となっている。入出力I/F209は、通信手段104と入出力部210とに接続され、入出力部210を介して操作者に対するデータの入出力が行われる。
SEM本体201は、試料ウェーハ207を載せるステージ206と、試料ウェーハ207に対して1次電子ビームを照射する電子源202と、電子源202による試料ウェーハ207への1次電子ビームの照射により発生する2次電子や後方散乱電子を検出する複数の検出器203、204、205を適宜用いて構成される。なお、図示しないが、1次電子ビームを試料ウェーハ207の観察領域に走査するための偏向器や、検出電子の強度をデジタル変換してデジタル画像を生成する画像生成部等も適宜用いて構成される。
記憶部211は、SEM撮像条件である、加速電圧やプローブ電流、フレーム加算数(同一箇所の画像を複数枚取得し、それらの平均画像を作成することでショットノイズの影響を低減する処理に用いる画像の数)、視野サイズなどを記憶する撮像レシピ記憶部212と取得画像データを保存する画像メモリ213とを適宜用いて構成される。
付随情報生成部214は、各画像データに対し付随する情報、例えば、その撮像条件、撮像装置を特定するID情報、画像生成のために用いた各検出器203〜205の種類や性質などの情報を作成する機能を有する。付随情報生成部214により作成された付随情報は、入出力I/F209を介して画像データが転送される際に、その画像データとあわせて転送される。
SEM制御部208は、画像取得などの、この画像撮像装置101にて行う処理を制御する。SEM制御部208からの指示により、試料ウェーハ207上の所定の観察部位を撮像視野に入れるためのステージ206の移動、試料ウェーハ207への1次電子ビームの照射、試料から発生した電子の検出器203〜205での検出、検出した電子の画像化及び画像メモリ213への保存、付随情報作成部214での撮像画像に対する付随情報の作成等が行われる。操作者からの各種の指示や撮像条件の指定などは、キーボード、マウスやディスプレなどから構成される入出力部210を通して行われる。
この画像撮像装置101には、特許文献2に開示されている欠陥画像の自動収集機能(ADR機能)が搭載されている。ADR機能は、試料ウェーハ207上の欠陥位置の情報を入力として、その部位のSEM画像を自動収集する機能である。ADRでは、欠陥部位の画像の取得を、[1] 欠陥座標位置を含む視野が十分に広い(例えば数マイクロメートル)の画像を取得し画像処理によりその画像から欠陥位置を特定し、[2] 特定された箇所を狭い視野(例えば0.5マイクロメートル)で撮像するというように、2段階で行うことが多い。これは、ステージ206の停止位置精度及び、ウェーハ検査装置100が出力する欠陥の座標位置精度が、取得する高倍の(つまり視野サイズの狭い)欠陥画像の視野サイズより大きいため、高倍で欠陥部位を直接撮像してもその視野に欠陥が含まれない場合が多いからである。以下、このように2段階で画像を取得する際は、[1]で得られる画像を低倍画像、[2]で得られる画像を高倍画像と呼ぶ。
ADRによる画像収集処理は、ウェーハ上にある複数個の欠陥(検出された欠陥の全てあるいは、サンプリングされた複数個の欠陥)について実行され、収集された撮像画像は、画像メモリ213に格納される。これら一連の処理は、SEM制御部208によって行われる。
ところで、図2に示した画像撮像装置101の一実施例では検出器を3つ備えている。そのため、この画像撮像装置101では、ウェーハ上の観察箇所の画像を3枚同時に取得することが可能である。図3は、ウェーハ表面の異物について取得した3つの画像の例である。図3(a)は、試料から発生する2次電子を検出器203にて検出することで取得した画像、図3(b)、図3(c)は、試料から発生する後方散乱電子を2つの検出器204,205でそれぞれ取得した画像である。ここでは、検出器203による図3(a)の画像を上方画像、検出器204,205による図3(b)、(c)の画像をそれぞれ左画像、右画像と称することとする。図3(a)の上方画像は、他の像と比較して回路パターンや欠陥部位の輪郭が明瞭に観察できる。一方、図3(b)、(c)の左画像・右画像は、表面の凹凸状態に起因して発生する陰影が観察できる。このような画像の性質の違いは、検出器の配置、検出器がもつ検出電子のエネルギーバンド、試料から発生電子の軌道に影響を与えるカラム内に与えられる電磁界等によって生じる。また、画像の質は、撮像条件、例えば電子の加速電圧、プローブ電流量、フレーム加算数等によっても変化する。
ここで、検出器の特性の違いにより、得られる画像の性質が異なる事例として、後方散乱電子の検出器204、205の方向と画像の陰影の関係について図4乃至図6を用いて説明する。図4(a)は、試料ウェーハ207上に突起状の欠陥401が存在する場合、図4(b)は、凹み状の欠陥402が存在する場合、の試料の断面と後方散乱電子の検出器204,205の位置関係をそれぞれ模式的に示す。本実施例では、図4に示すように、後方散乱電子の2つの検出器204,205が、試料ウェーハ207の斜め上にて、対向する位置に配置されている。1次電子ビームは直上方向から入射される。観察部位から発生する後方散乱電子は、そのエネルギが強くかつ方向性を持つという特性があるため、一方の検出器の方向に発生した後方散乱電子は、その逆側にある検出器にはほとんど達しない。この結果、図3(b)、(c)に示したように、観察部位の凹凸状態に応じた陰影を観察可能な画像が取得できる。
なお、この陰影の方向は、検出器204、205の試料ウェーハ207に対する相対的な位置が変わると変化する。図5は、検出器の方向と取得される画像の陰影の方向を模式的に示した図であり、図5中の各画像(i)(ii)は、それぞれ検出器204及び205で得られる画像を模式的に示している。図5(a)は、検出器が座標系のX方向に整列している例である。図5(a)では、検出器204及び205で得られる画像(a-i)(a-ii)上の明領域と暗領域の位置は図に示す様になり、結果としてX方向に陰影が発生している。ここで、明領域とは、この画像上で明度が高い領域である。明領域は、その部位で発生した後方散乱電子が多く検出器で検出されていることを意味し、一方の暗領域とは、その部位で発生した後方散乱電子が、その検出器ではほとんど検出されない領域である。このように明暗が現れるのは、後方散乱電子は方向性を持つため、各部位における後方散乱電子の発生方向と、後方散乱電子を検出する検出器の位置・方向に依存して、画像上の明暗が決定されるからである。図5(b)は図5(a)に対し、両検出器の方向を、時計回りに45度回転させた場合である。(a)に対して、陰影の方向も回転している。同様に、図5(c)は図5(a)に対し反時計回りに45度回転させた位置に検出器を配置した場合である。これも、同様に陰影の方向が回転している。このように、検出器の方向が変われば陰影の方向が変わる。
一方、対象の凹凸状態によっても陰影の方向が変わることに注意が必要である。即ち、図4(a)、(b)に示した凸状の欠陥と凹状の欠陥では、陰影の方向が逆になることに注意が必要である。よって、例えば、図6(a)、(b)に示すように、それぞれ、検出器204及び205で画像が得られた場合に、この観察対象の欠陥が凸状・凹状のいずれであるかは、検出器の構成についての情報がないと判定できない。実際のところ、本例は図6(a)の画像(A-i)(A-ii)がそれぞれ凸状の欠陥を図5(b)の検出器204,205の構成で取得した画像であり、図6(b)の画像(B-i)(B-ii)がそれぞれ凹状の欠陥を図5(c)の検出器204,205の構成で取得した画像を示しているが、このように、検出器の構成が異なる画像を混在して処理あるいは表示する場合には、欠陥部の凹凸関係を誤認識する恐れがあることがわかる。
図1に示した本実施例の欠陥分類システムでは、複数の画像撮像装置101が接続されているが、各画像撮像装置の型式が異なる場合もある。例えば、装置の提供メーカが異なる場合や、また、同一のメーカであっても、検出器の構成の異なる複数の製品が提供されている場合がある。ここまで、画像撮像装置の検出器の数が3つで、かつ後方散乱電子を検出するための検出器が対向する場合にその試料に対する相対位置が変化する場合を例にとって説明したが、検出器の数や、各検出器の方向や相対的位置関係、検出する電子エネルギ帯等、その他の条件についても、装置毎で異なる場合が考えられる。しかも、発生する試料のエネルギは撮像時の条件でも変化しうるため、得られる画像もこれらの条件で変化する可能性があることに注意しなければならない。
次に、図1に示した欠陥分類装置102及び画像撮像装置101を用いる欠陥分類システムの動作について具体的に説明する。
ここでは、欠陥分類装置102での処理と、ウェーハ検査装置100や画像撮像装置101での処理とは、非同期で行われるものとする。即ち、ウェーハ検査装置100による試料ウェーハの検査、画像観察装置101による欠陥部位の画像撮像、及び、取得データの欠陥分類装置102への転送は、後述するように、欠陥分類装置102での処理とは非同期で行われるものとする。
これら非同期の処理について具体的に説明する。まず、検査対象ウェーハ207に対し、ウェーハ検査装置100で検査が行われる。そして、その後、複数台設置された画像撮像装置101の中で、その時点で使用されていない装置にウェーハ207が送られ、ウェーハ207が配置された画像撮像装置にてADR処理により、ウェーハ検査装置で検出した欠陥部位の画像データセットが取得される。得られた画像データセットは、通信手段104を介して、欠陥分類装置102に送信され、記憶部106内の画像記憶部110に格納される。また、画像データセットが転送される際には、各画像撮像装置101の付随情報作成部214で作成された付随情報も併せて転送され、記憶部106内の付随情報記憶部111に格納される。この付随情報には、撮像した装置を特定する為のID、各画像についての属性情報、例えば、低倍・高倍のいずれであるかを示す情報、複数の検出画像のうちのいずれであるかを示す情報、また、撮像時の加速電圧、プローブ電流、フレーム加算数の情報等が適宜含まれる。
欠陥分類装置102で行われる処理手順について、図7のフローチャートを用いて説明する。まず、分類処理を行う画像データセットが選択される(S701)。これらデータに対するデータセットの選択は以下のように実施される。画像データセットは、複数の画像撮像装置101においてADR処理が実行されるたびに、画像分類装置102に非同期で転送される。そこで、データセットを受信するたびに、受信したデータセットのリストを更新しておく。そして、例えば一定の時間間隔で全体制御部105が、そのリストを参照し、分類処理が終了していないデータセットがある場合は、受信が最も早いデータから順に分類対象となるデータセットとして選択する。
図8は、データセットリストの一例を示す。各データセットには、例えば、そのデータセットを特定するデータIDのほか、ウェーハID、プロセス名、データ格納場所、データ取得日時、分類状態(済あるいは未)が付されておりテーブル形式で管理されている。この情報は、画像記憶部110に画像データと合わせて保存されており、データが転送されるたびに自動更新される。なお、このデータリストを入出力部108の画面に表示させるようにすることにより、操作者は、入出力部108の画面で図8に示したリストを確認し、分類が行われていないデータセットをマニュアルで指定して分類処理を開始させるようにすることも可能である。
次に、処理部107で行われる処理のパラメタセットである分類レシピが分類レシピ記憶部112より読み出され(S702)、選択されたデータセットについて、そのデータセットに含まれる画像データに対応する付随情報が、付随情報記憶部111から読み出されて(S703)、それぞれ処理部107に送信される。その後、読み出された付随情報に基づき、対応する各画像データに対する画像加工処理が、画像加工処理部113にて実行される(S704)。なお、この付随情報としては、前述したとおり、撮像した装置を特定する為のID、各画像についての属性情報、例えば、低倍・高倍のいずれであるかを示す情報、複数の検出画像のうちのいずれであるかを示す情報、また、撮像時の加速電圧、プローブ電流、フレーム加算数の情報等が適宜含まれる。
図9は、付随情報記憶部111に記憶された付随情報をテーブル形式で示した一例である。図9に示す付随情報は、入出力部108の画面に表示させることにより、操作者は付随情報を確認することができる。付随情報の属性項目としては、ウェーハID ,プロセス名、データフォルダ名、欠陥ID、画像撮像装置ID、画像枚数などがある。そしてこの画像枚数の数に対応して、各画像データに関する属性が格納されている。各画像データに与えられる属性としては、ファイル名、低倍像・高倍像のいずれであるかの情報、検査・参照画像のいずれであるかの情報、視野サイズ、撮像時の加速電圧・プローブ電流・加算フレーム数・検出器の種類(上方・右・左)等が適宜用いられる。
次に、この付随情報を参照することにより、画像加工処理部113で行われる画像加工処理の詳細について説明する。画像加工処理とは、画像データセットを入力とし、それらを処理した画像データセットを出力する一連の処理を意味する。具体的には、画質改善処理、陰影方向の変換処理、画像の混合処理などが適宜実施される。
画質の改善処理としては、例えばノイズ低減処理がある。SEMでは、画像撮像時のプローブ電流が低い場合やフレーム加数が少ない場合には、S/Nが低下した画像が得られやすい。また、同じ撮像条件であっても、撮像する装置が異なる場合には、その検出器での電子検出収率が異なることに起因してS/Nが異なる画像が得られることもある。同一型式の装置であっても、調整の程度が異なれば、装置間の性能差に起因するS/Nの差が生じる可能性もある。ノイズ低減処理の具体例としては、各種ノイズフィルタ処理がある。
画質改善処理の他の例としては、1次電子ビームのビーム径に起因する画像のぼやけによる鮮鋭度の差を低減させるための鮮鋭度変換処理がある。SEMでは、数ナノメートルオーダの径に集束させた電子ビームで観察部位をスキャンするが、このビーム径が画像の鮮鋭度に影響を与える。つまり、ビームが太い場合は、ぼやけが生じ、鮮鋭度が低下した画像が得られる。つまり、1次電子ビームの集束性能が異なる複数の装置では、異なる鮮鋭度の画像像が得られることになる。得られた画像からより鮮鋭度の高い画像を得るためには、デコンボリューション処理が有効であり、逆に得られた画像からより鮮鋭度の低い画像を得るためにはローパスフィルタが有効である。
画質改善処理の他の例としては、コントラスト変換処理がある。本処理には、試料表面の帯電現象によって、観察視野一面において、画像明度が緩やかに変化する場合に、この明度変化を除去する処理や、回路パターン部や欠陥部の明度を補正し、視認性が高い画像を取得する処理を含む。SEMは、撮像条件が異なる場合や、同一の撮像条件であっても撮像機種が異なる場合には、回路パターンと非パターン部での明暗関係が反転することもある。このコントラスト変換処理は、そのように反転した明度を補正することで、異なる装置間、あるいは異なる条件で撮像した画像の外観を統一させることができる。
その他の画像加工処理の例として、陰影情報の変換処理がある。たとえば図5に示したように、後方散乱電子を検出することによって得られる陰影の情報は、装置における検出器の配置形態に強く影響される。図6で例示したとおり、検出器の配置形態が異なる画像が混在するときには、凹凸状態の判定を誤らせる可能性があることから、それを防ぐために、陰影の方向を変換した画像を作成する。
具体的には、陰影方向を変換するために、画像に対する回転処理や鏡像反転処理などの幾何変換処理を行う。ただし、これらの回転処理や反転処理では、画像全体を処理対象とするため、陰影方向のみを変更することはできないことに注意が必要である。よって、回転・反転処理を行うと、撮像されている回路パターンなども同様に変換される。しかし、陰影を解析することにより凹凸を判定する処理においては、これは問題とならない。なぜなら、通常、凹凸の判定では欠陥画像と参照画像の画像比較を用いて凹凸等を判定するが、双方の画像とも、同一の回転・反転処理をしておけば比較処理を行った際に、パターンの情報は除去され、欠陥画像と参照画像で差異のある部位(即ち欠陥部)の陰影部のみが抽出できるからである。
さらに、他の画像加工処理の例としては、画像の混合処理がある。図3では、図2に示した画像撮像装置により、2次電子と後方散乱電子を分離検出して3枚の画像を取得した例を示したが、そもそも、装置の型式が異なれば、検出器の数やその検出電子の種類なども異なることが想定される。そこで、検出された複数の画像を混合することで、さらに異なる複数枚の画像を作成する。例えば、ある画像撮像装置Aは、2次電子画像と後方散乱画像が完全分離された像を取得することでき、一方、他の画像撮像装置Bでは、それらが混在した画像が検出されるならば、完全に分離されて検出される画像撮像装置Aの画像から、各画像を混合させた複数の画像を生成することで、画像撮像装置Bにより得られる画像に類似する画像を作成することができる。
ここまで述べてきた画像加工処理の内容は、後述する後段の処理である分類処理(S705)が要求する画像の枚数や画像の性質に依存する。例えば、分類処理が、ある画像撮像装置Nにより得られる画像の枚数とそれぞれの画像の性質を前提としたアルゴリズムである場合は、それ以外の画像撮像装置は、その画像撮像装置Nの出力画像を基準とし、この基準画像に近くなる様に加工処理の内容を決定することが、分類性能の確保には適することになる。なお、基準となる画像は、入出力部108の画面に表示された各画像撮像装置にて撮像された画像から操作者が任意で選択するようにしてもよく、また各画像から得られる特徴量に応じて自動的に最適な画像が選択されるようにしても構わない。
また、欠陥分類システムに備えられたN台の画像撮像装置の中のある特定の装置ではなく、N台の装置のいずれとも異なる(実在しない)仮想的な画像撮像装置を想定することも可能である。この場合、その仮想的な画像撮像装置の出力する画像の枚数や種類を仮定しておいた上で、分類処理の内容をその出力画像に合わせたものとし、使用するN台の画像撮像装置から得られる画像データセットを、全てその仮想的な画像撮像装置の基準となる出力画像に近くなる様に変換するように画像各処理の内容を定義する。このようにすることで、可能な限りで、多くの種類の装置に対応できる欠陥分類装置を構築できる。なお、仮想的な画像撮像装置の出力画像の枚数や種類などの各種設定は、設定画面を入出力部108の画面に表示することにより、操作者が任意で設定可能である。また、上記で例示した、各種の画像加工処理は、単独で行うのではなく、組み合わせて実行しても構わない。
各画像に対応する付随情報に基づいて行われる加工処理の内容は、例えば図10に示すテーブル形式で定義され、付随情報記憶部111に記憶されている。各画像加工処理について、具体的にどのような処理を行わせるかを決定する処理パラメータもあわせて格納される。図10では、装置IDがT001である画像撮像装置で得られた上方画像であって、プローブ電流が50pA未満の条件で得られた画像については、ノイズ除去処理を所定のパラメタセット(P01)で実行し、装置IDがT001の撮像装置で得られた左画像については、パラメタセット(P02)に従って画像回転処理を行う、事例を示している。なお、図10で示した加工処理の内容は、新たな画像撮像装置が導入される度に、新たに定義し追加する必要があるが、この作業は、入手力部108にて操作者からの指示を受けることにより実行可能である。
図11は、ある欠陥についての画像データセット(高倍及び低倍画像の6枚)について、取得画像と加工処理後の画像をテーブル形式にまとめたものである。高倍の上方画像に対しては、ノイズ除去処理とコントラスト補正と回転処理を適用し、左右画像には、コントラスト補正と回転処理を行った例である。操作者は、図10に示した処理結果の一覧を、入出力部108の画面により確認することが可能である。なお、図11に示すように、入出力部108の画面には、画像と共に、その画像が上方画像、左右画像のいずれであるかを示す表示や画像処理後の画像に対しては実行された画像処理項目が適宜併せて表示される。また、ここでは図示しないが、前述の基準となる画像をこれらの画像と同時に表示するようにしても構わない。
図7のフローチャートの説明に戻る。次に、加工処理後の画像に対して、分類処理部114により分類処理が行われる(S705)。分類処理としては、欠陥特徴量抽出処理とパターン認識処理の2つの処理がなされる。この一連の分類処理は、例えば、特許文献2に開示されている従来技術を用いて行うことができる。欠陥特徴量抽出処理では、まず、各欠陥の画像データセットから、欠陥部位を認識した後、その欠陥の凹凸状態や形状・明るさ等を数値化した特徴量を計算する。パターン認識処理は、得られた特徴量を用いて、複数の分類クラスのいずれに属するかを判定する。具体的には、S702で読み出されたデータセットに対応する分類レシピに含まれる教示データを参照して、算出した特徴量データから分類クラスを判定する。ここで、教示データとは、事前に収集した各分類クラスの代表欠陥画像から計算された分類特徴量から、各クラスの特徴量の統計的な性質(各分類クラス毎の特徴量の平均値や標準偏差などの統計情報)を算出し、記憶したものである。この各分類クラスについての教示データと、計算された特徴量を比較することで、各分類クラスに属する確率を計算し、最も確率が高い分類クラスを分類結果とする。パターン認識処理において、複数の分類クラスに対する確率が同程度である場合や、いずれのクラスに対する確率も低い場合は、事前に定めたクラスのいずれに属するか不明となる場合も起こりうる。そこで、この様な場合が発生したときには、「クラス不明」を分類結果とするものとする。
対象のデータセットに含まれる欠陥データ全てに対して分類処理が行われると、その結果が、歩留まり管理サーバ103に転送される(S706)。なお、各欠陥の分類クラスの情報は、各欠陥が分類されると同時に、逐次的に歩留まり管理サーバに送信することも可能である。また、自動分類結果を操作者が確認し、入出力部108の画面上で必要な修正を行った後に送信してもよい。
図12は、あるデータセットに対する分類結果を入出力部108に表示した画面の例である。この表示画面は、該当データセットに含まれる欠陥についての画像一覧と、各欠陥の分類結果を標示する画面である。画面は、分類クラス表示部1201と、画像表示部1202から構成される。画像表示部1202では、各欠陥の画像が、分類されたクラス毎に整列表示されている。画像表示部1202では、各欠陥は、サムネイルと呼ばれる、画像を縮小してアイコン化した画像(サムネイル画像1203)として表示されている。これにより、一度に多数の画像を観察できるというメリットがある。また、分類クラス表示部1201において、いずれかのクラスをマウスなどで選択した場合には、その該当クラスに分類された欠陥が画面の中央に来るように表示位置が変化する機能を設けても構わない。
ここで、前述の通り、分類クラス表示部1201には「クラス不明」というクラスがある。このクラスに属する欠陥データは、分類処理において、いずれのクラスに属するか判断できなかった欠陥である。ここに属する欠陥については、まだ欠陥クラスが付与されていないことを意味するため、操作者は、この「クラス不明」の欠陥の画像を入出力部108の画面にて目視し、各データに対しクラス名を付与すれば、全てのデータに対する分類処理を完了することができる。具体的には、画面上にて、分類クラスを付与したい欠陥のサムネイルを選択し、それを、分類クラス表示部802の所定のクラス名のところにドラッグすることで行うことが可能である。また、必要に応じて、既に分類されている欠陥データについて、この画面にて、各データの分類結果を目視確認し、誤分類があった場合にはそれを修正することも可能である。なお、「クラス不明」に属する欠陥データについては、それが、ユーザが予期しない新規の欠陥であることもある。そこで、「クラス不明」に判定された欠陥の数が多い場合には、新規な欠陥として新たな分類クラスを設定して分類してもよいし、何か異常があると考え、プロセス解析を開始するためのアラームとして使っても構わない。
次に、欠陥分類システムの他の実施例として、実施例1とは異なる欠陥分類装置102’を有する欠陥分類システムについて、図13を用いて説明する。なお、通信手段104を介して接続されたウェーハ検査装置や画像撮像装置などは実施例1と同様であり、実施例1と同様の構成についてはここでは説明を適宜省略し、相違する点を主として説明する。
図12に示した表示画面は、前述の通り、あるウェーハに存在する複数の欠陥を、画像撮像装置101にて取得した結果として得られた画像データセットを入出力部108の画面に表示したものである。通常の場合、各画像を取得した画像撮像装置101は同一の装置である場合が多く、この場合は、整列表示されたサムネイル画像同志で、その撮像条件や検出器の特性が異なることはない。
しかし、画像取得に用いられた画像撮像装置101の異なる複数の画像セットを、交互に表示画面上で確認する場合、あるいは、複数の異なる画像撮像装置101で撮像された画像データを同一画面上で確認する場合などでは、各画像でその撮像条件や検出器の特性が異なることに起因して、画像を目視確認する際に、操作者に違和感を与え、また、欠陥クラスの判定を誤らせる場合が起こりうる。例えば、図6(a)(b)の例で示したとおり、欠陥部位の凹凸状態が異なる場合であっても、後方散乱電子の検出方向の異なる複数装置で撮像した画像を同時に閲覧すると、その凹凸状態が同一であると誤る可能性がある。なお、複数の異なる画像撮像装置で撮像した画像を同一画面上で確認する場合とは、例えば、歩留まり管理のための発生欠陥の状態・傾向の確認などの目的で、得られた大量の画像データセットの中から、例えば、プロセス名、画像取得日時などで絞り込んだ部分データセットを作成し、その内容を画面上で確認する場合などで生じる。
また、各欠陥については、ADR処理において、視野の広い低倍画像と視野の狭い高倍画像の双方が取得されるが、このように各欠陥について倍率の異なる複数の画像が存在する場合、どちらの倍率種の画像を表示するべきかどうかは、分類結果によって変わる場合も多い。例えば、視野の狭い高倍率の画像において、視野領域と比較して欠陥サイズが十分大きい欠陥については、その背景パターンとの位置関係などは、視野の広い低倍画像の方が確認しやすい場合がある。また、ADC処理にて欠陥を検出することができなかった欠陥(これらは、多くの場合、SEMで検出できなかった欠陥として、例えば 「SEM Invisible」といった類のクラス名称が付される)については、本当に欠陥が存在しなかったのかあるいは、画像処理のミスにより欠陥を検出できなかったのかを、操作者が画像を目視で確認し判断することが必要となる場合もあり、この場合は、視野の広い低倍画像の方が確認に適すると考えられる。
この課題に対応するため、本実施例で示す欠陥分類装置102’は、各欠陥について入出力部108の画面に表示する際の画像種を、取得した画像及び前述の画像加工画像の結果生成された画像の中から選択し、表示させる機能を有する。
図13は、実施例2にかかる欠陥分類装置102’の構成を示したものである。欠陥分類装置102’は、図1に示す欠陥分類装置102に対し、表示画像情報記憶部1301が付加されている。この表示画像情報記憶部1301にて保存される情報をテーブル形式にまとめた表を図14に示す。ここでは、表示する画像を選択する条件として、分類結果・欠陥のサイズ・プロセスを指定した例を示している。例えば、分類結果が、その表面が凸状であることに特徴がある異物である場合は、凹凸状況を確認しやすい後方散乱電子を検出した左画像あるいは右画像を表示するように指定される。また、分類結果「SEM Invisible」であれば、視野の広い低倍画像を表示するように指定される。さらに、欠陥サイズがある規定より大きい場合、視野の広い低倍画像を表示するものが指定され、対象プロセスがMetalであって、この工程で特に観察したい欠陥が上方画像において確認しやすい場合であればその画像が指定される。なお、この表では、各条件において指定される表示画像は、図11に示した取得画像及び加工処理後の画像一覧データにおいて、各画像に付されたIDを用いて指定されている。複数の条件の間に優先度を定義しておくことで(例えば、図14に示す表では、1,2,3,4の順で優先度が高いとする)、ある欠陥が複数の条件に一致する場合であっても、その欠陥の表示画像を一意に決定できる。なお、図14に示したテーブル形式の情報は、入出力部108の画面を通じて、操作者が、任意のタイミングで設定・更新することができる。
入出力部108の画面上の表示例として、検出する陰影方向が異なる複数の装置で撮像した画像をサムネイル表示した場合の表示画面例を図15に示す。これは異物欠陥について後方散乱電子を検出した4つの左画像を、サムネイル画像として表示部108に表示した画面の例である。図15(a)は、4つの画像のうち、2番目及び4番目の陰影方向がその他のものと異なっているものの、取得画像そのものを表示している場合の例である。陰影方向が異なるため、凹凸状態の把握に適さない。一方、画像加工処理において、陰影の方向が同一となるような回転処理が行われた場合に、その加工処理後の画像を表示することで、各欠陥の陰影方向を統一させた場合の表示画面が図15(b)である。このように陰影方向が揃えられた画像を表示すれば、各欠陥の分類結果が正しいのか否か、本例では、凸状であることを特徴とする「異物」であるのか否か、の確認が容易になる。なお、陰影の方向を揃えるために、画像に対し、回転処理あるいは鏡像反転処理を施すと、撮像されているパターンの方向も同時に回転あるいは反転することに注意が必要である。
なお、画像加工の前後の双方を確認することが必要な場合、例えば、画像加工処理前の画像におけるパターンの方向と欠陥の凹凸状態の双方を目視確認する作業に対しては、図15(a)(b)の表示を切り替える仕組みを入出力部108の画面上に設け、操作者の指示に従って表示を短時間で切り替える機能を持たせることで解決できる。操作者が目視作業を行っている際、任意のタイミングで表示画面切替の指示を出し、それに対してアルタイムに表示変換すれば、操作者は効率よく作業を行うことが可能となる。
なお、操作者による目視確認を容易にするという目的の達成のためには、上述した様に画像加工処理後の画像を表示する方法のほか、画像データとその画像データに対応する付随情報そのものを同時に表示する方法や、画像データとその画像データに対応する付随情報を基にして生成した情報とを同時に方法も考えられる。例えば、図15(c)に示すように、後方散乱電子の検出方向が異なる画像を表示する際に、その検出器の方向を矢印記号として表示するようにしてもよい。このようにその方向を目視確認容易な形態で表示することでも、欠陥の凹凸状態を判断する作業に効果があると考えられる。
次に、欠陥分類システムの他の実施例として、実施例1及び実施例2とは異なる場所に、分類処理や表示に用いられる画像加工処理を行う部位が設けられている欠陥分類システムについて、図16を用いて説明する。なお、通信手段104を介して接続されたウェーハ検査装置などは実施例1・実施例2と同様であり、これらの同様の構成についてはここでは説明を適宜省略し、相違する点を主として説明する。
実施例1や実施例2にかかる欠陥分類システムでは、この画像加工処理は、欠陥分類装置102、102’の処理部107内に設けられた画像加工処理部113にて行われていたが、この画像加工処理部は、必ずしも欠陥分類装置102、102’に設けられる必要はない。例えば、図16に示すように、画像撮像装置101’に画像加工処理部1601を設けても構わない。この画像加工処理部1601は、欠陥分類装置102、102’において分類処理を行う際に、撮像した装置の種類を考慮すること無く処理が行えるようにするために、各画像撮像装置101’それぞれが持つ検出器の特性や数に応じた画像加工処理を行う。各画像撮像装置101’で行われる画像加工処理の内容は、図10に示したように、画像撮像装置101’のIDや検出器や撮像条件の情報と対応付けられ、画像撮像装置101’内の撮像レシピ記憶部212として格納されている。この情報は、入出力部210の画面により、操作者が確認・更新できる。
実施例3にかかる欠陥分類システムによれば、画像加工処理に必要な演算負荷を分散させることができる。実施例1・2に示すように、欠陥分類装置102、102’において、全画像の画像加工処理を行うと、取得される画像数が大量となる場合には、その負荷が大きくなり、分類処理のスループットを低下させる恐れがある。この画像加工処理を、各画像撮像装置101’側で行えば、欠陥分類装置102、102’の演算負荷を低減させることが可能になる。なお、この目的を達成するためは、画像加工処理部1601を、画像撮像装置101’や欠陥分類装置102、102’以外の、他の装置に持たせてもよい。例えば、画像加工処理専用の別装置を設け、通信手段104を通じて複数の画像撮像装置101からデータを入力し、処理の画像加工処理を行った上で、処理結果あるいは処理結果と入力画像のセットを欠陥分類装置102、102’に送信してもよい。また、画像加工処理を複数の処理に分割し、画像撮像装置、欠陥分類装置、あるいは加工画像処理専用の装置に分散実行させることでも、同様の効果が得られるのはいうまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100…ウェーハ検査装置、101、101’…画像撮像装置、102、102’…欠陥分類装置、103…歩留り管理サーバ、104…通信手段、105…全体制御部、106…記憶部、107…処理部、108…入出力部、109…入出力I/F、110…画像記憶部、111…付随情報記憶部、112…分類レシピ記憶部、113…画像加工処理部、114…分類処理部、201…SEM本体、202…電子源、203、204、205…検出器、206…ステージ、207…試料ウェーハ、208…SEM制御部、209…入出力I/F、210…入出力部、211…記憶部、212…撮像レシピ記憶部、213…画像メモリ、214…付随情報作成部、215…通信手段、401…凸状欠陥、402…凹状欠陥、1201…分類クラス表示部、1202…画像表示部、1203…サムネイル画像、1301…表示画像情報記憶部、1601…画像加工処理部

Claims (16)

  1. 被検査対象である試料表面の欠陥を複数の画像撮像装置で撮像して得た複数の画像を分類する欠陥分類装置であって、
    前記複数の画像撮像装置で撮像して得た複数の画像を格納する画像記憶手段と、
    前記複数の画像各々を撮像した前記複数の画像撮像装置の種類を特定する情報又は前記複数の画像を撮像した際の検出条件の情報の少なくとも一つを含む、前記複数の画像各々に対応付けられた付随情報を記憶する付随情報記憶手段と、
    前記付随情報記憶部に記憶された前記付随情報に基づいて、前記複数の画像同士が互いに類似するように前記複数の画像の一部又は全部を加工する画像加工処理手段と、
    前記画像加工処理手段により処理された前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像を分類する分類処理手段と、
    を有することを特徴とする欠陥分類装置。
  2. 請求項1記載の欠陥分類装置であって、
    さらに、前記分類処理手段による分類結果を表示する表示手段を有し、
    前記表示手段は、前記画像加工処理手段により加工された画像を表示する際に、前記加工された画像になされた加工処理内容を併せて表示することを特徴とする欠陥分類装置。
  3. 請求項1記載の欠陥分類装置であって、
    さらに、前記分類処理手段による分類結果を表示する表示手段を有し、
    前記表示手段は、前記付随情報を表示することを特徴とする欠陥分類装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の欠陥分類装置であって、
    前記複数の画像各々に対応付けられた付随情報の検出条件の情報は、前記複数の画像各々の取得に用いた前記複数の画像撮像手段の検出器の種類を特定するための情報、又は、前記複数の画像各々を取得した際の撮像条件の情報、の少なくとも一つを含むことを特徴とする欠陥分類装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の欠陥分類装置であって、
    前記画像加工処理手段は、前記複数の画像に基づいて新たな1以上の画像を生成することにより、互いに類似する複数の画像を得ることを特徴とする欠陥分類装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の欠陥分類装置であって、
    前記画像加工処理手段は、画像の回転処理又は鏡像反転処理、若しくは、画像の画質を向上させる処理のいずれか1つ以上を実行すること特徴とする欠陥分類装置。
  7. 被検査対象である試料表面の欠陥の画像を取得する画像撮像装置であって、
    予め取得した欠陥の位置情報に基づいて、前記試料表面に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段と、
    前記電子ビーム照射手段による電子ビームの照射により前記試料表面から発生する2次電子又は後方散乱電子を複数の検出器により検出して複数の画像を取得する画像取得手段と、
    前記複数の画像各々に対応付けられた、前記複数の画像を撮像した際の検出条件の情報を有する付随情報を作成する付随情報作成手段と、
    前記付随情報作成手段により作成された前記複数の画像各々に対応する付随情報に基づいて、前記複数の画像同士が互いに類似するように前記複数の画像の一部又は全部を加工する画像加工処理手段と、
    を有することを特徴とする画像取得装置。
  8. 欠陥分類システムであって、
    被検査対象である試料表面の欠陥の画像を取得する複数の画像撮像装置と、
    前記複数の画像撮像装置で撮像して得た複数の画像を格納する画像記憶手段と、前記複数の画像各々を撮像した前記複数の画像撮像装置の種類を特定する情報又は前記複数の画像を撮像した際の検出条件の情報の少なくとも一つを含む、前記複数の画像各々に対応付けられた付随情報を記憶する付随情報記憶手段と、を備える欠陥分類装置と、
    前記付随情報記憶部に記憶された前記付随情報に基づいて、前記複数の画像同士が互いに類似するように前記複数の画像の一部又は全部を加工する画像加工処理手段と、
    を有し、
    前記欠陥分類装置は、さらに、前記画像加工処理手段により処理された前記複数の画像に基づいて、前記複数の画像を分類する分類処理手段、
    を有することを特徴とする欠陥分類システム。
  9. 請求項8記載の欠陥分類システムであって、
    前記画像加工処理手段は、前記欠陥分類装置に含まれることを特徴とする欠陥分類システム。
  10. 請求項9記載の欠陥分類システムであって、
    前記欠陥分類装置は、さらに、前記分類処理手段による分類結果を表示する表示手段を有し、前記表示手段は、前記画像加工処理手段により加工された画像を表示する際に、前記加工された画像になされた加工処理内容を併せて表示することを特徴とする欠陥分類システム。
  11. 請求項9記載の欠陥分類システムであって、
    前記欠陥分類装置は、さらに、前記分類処理手段による分類結果を表示する表示手段を有し、前記表示手段は、前記付随情報を表示することを特徴とする欠陥分類システム。
  12. 請求項9乃至11のいずれかに記載の欠陥分類システムであって、
    前記複数の画像各々に対応付けられた付随情報の検出条件の情報は、前記複数の画像各々の取得に用いた前記複数の画像撮像手段の検出器の種類を特定するための情報、又は、前記複数の画像各々を取得した際の撮像条件の情報、の少なくとも一つを含むことを特徴とする欠陥分類システム。
  13. 請求項9乃至12のいずれかに記載の欠陥分類システムであって、
    前記画像加工処理手段は、前記複数の画像に基づいて新たな1以上の画像を生成することにより、互いに類似する複数の画像を得ることを特徴とする欠陥分類システム。
  14. 請求項9乃至13のいずれかに記載の欠陥分類システムであって、
    前記画像加工処理手段は、画像の回転処理又は鏡像反転処理、若しくは、画像の画質を向上させる処理のいずれか1つ以上を実行すること特徴とする欠陥分類システム。
  15. 請求項8記載の欠陥分類システムであって、
    前記画像加工処理手段は、前記複数の画像撮像手段各々に含まれていることを特徴とする欠陥分類システム。
  16. 請求項8乃至15記載の欠陥分類システムであって、
    さらに、前記複数の画像撮像装置及び前記欠陥分類装置と通信手段を介して接続され、前記被検査対象である試料表面の欠陥を検出する検査装置を有することを特徴とする欠陥分類システム。
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