JP2012074925A - 受信機、チャネル情報圧縮方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

受信機、チャネル情報圧縮方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送信機から受信機へ複数の通信チャネルを介して信号を送信する場合において、複数のチャネル情報のデータ量を削減して受信機から送信機へ送るときに、チャネル情報のデータ量に係る削減効率の向上を図る。
【解決手段】MIMO受信機は、チャネル情報を周波数変換するDTF部41と、周波数変換結果の電力を算出する電力算出部42と、電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択する選択部43と、選択された周波数成分の情報を記憶する記憶部44と、周波数変換結果に係る情報を作成する情報作成部45とを備え、前回チャネル情報を周波数変換してから所定時間経過するまで記憶部44に記憶された周波数成分に対してのみ周波数変換する。
【選択図】図2

Description

本発明は、受信機、チャネル情報圧縮方法およびコンピュータプログラムに関する。
次世代の無線通信システムにおいては、MIMO(Multiple Input Multiple Output)システムを採用することが検討されている。MIMOシステムでは、送信機が送信データに対して信号伝送路(通信チャネル)の状態を表すチャネル情報(CSI:Channel State Information)に基づいたプリコーディング(Precoding)を行うことにより、プリコーディングを行わない場合に比べて周波数利用効率を向上できることが知られている。
また、FDD(Frequency Division Duplex)の場合、一般的にチャネル情報は受信機で取得されるが、そのチャネル情報に基づいた送信データのプリコーディングを行う方法として、例えば、受信機が取得したチャネル情報(例えば、チャネル応答行列)を送信機へ送信し、送信機が該チャネル情報に応じたプリコーディングを行うことが知られている。
しかし、受信機が取得したチャネル情報をそのまま送信機へ送る場合、送信データ量が膨大になる。そこで、受信機から送信機へ送るデータ量を削減する技術として、例えば、非特許文献1が知られている。非特許文献1に記載の従来のチャネル情報圧縮技術では、チャネル情報を離散コサイン変換し、離散コサイン変換後のデータの中から電力が高い周波数成分のみを送信機へ送っている。
畑川養幸,小西聡,"チャネル推定誤りとフィードバック遅延を考慮したCSI圧縮手法の特性評価",電子情報通信学会技術研究報告 RCS2009-227,pp.115-120,2010年1月
しかしながら、上述した従来のチャネル情報圧縮技術では、チャネル情報圧縮のための離散コサイン変換に要する演算量が膨大であるため、チャネル情報圧縮処理に時間がかかる、という問題がある。このため、受信機から送信機へ送るチャネル情報のデータ量に係る削減効率の向上が望まれている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、送信機から受信機へ複数の通信チャネルを介して信号を送信する場合において、複数のチャネル情報のデータ量を削減して受信機から送信機へ送るときに、チャネル情報のデータ量に係る削減効率の向上を図ることができる受信機、チャネル情報圧縮方法およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る受信機は、送信機から複数の通信チャネルを介して信号を受信し、前記通信チャネルの状態を表すチャネル情報を前記送信機に伝える受信機において、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換する第1の変換部と、前記第1の変換部による周波数変換結果の各周波数成分の電力を算出する第1の電力算出部と、前記第1の電力算出部により算出された電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択する選択部と、前記選択部により選択された周波数成分の情報を記憶する第1の記憶部と、前記選択部により選択された周波数成分の周波数変換結果に係る情報を作成する第1の情報作成部と、前記第1の記憶部に記憶された周波数成分についてのみ、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換する第2の変換部と、前記第2の変換部による周波数変換結果に係る情報を作成する第2の情報作成部と、前記第1の変換部による変換が行われてから所定時間経過するまでは前記第2の変換部による変換を行い、前記第1の変換部による変換が行われてから前記所定時間経過すると前記第1の変換部による変換を行う制御部と、前記第1の情報作成部又は前記第2の情報作成部により作成された情報を前記送信機に送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る受信機においては、前記第2の情報作成部は、前記第2の変換部による変換を行ったことを示す情報と、前記第2の変換部による周波数変換結果とから構成される情報を作成することを特徴とする。
本発明に係る受信機においては、MIMO伝送方式であり、前記第1の変換部及び前記第2の変換部は、同一の送信アンテナと受信アンテナとの組に係る通信チャネルであるチャネル情報の組合せからなるチャネル情報圧縮セット毎に時間領域から周波数領域に変換し、前記第1の記憶部は、全ての前記チャネル情報圧縮セットに対して共通であることを特徴とする。
本発明に係る受信機においては、前記第2の変換部による周波数変換結果の電力を算出する第2の電力算出部と、前記第2の電力算出部により算出された電力が前記所定の閾値より小さい場合に、フラグを立てて記憶する第2の記憶部と、を備え、前記制御部は、前記第2の記憶部に記憶されたフラグが立っていると、前記第1の変換部による変換を行い、前記フラグを降ろすことを特徴とする。
本発明に係る受信機においては、前記第2の変換部は、前記第1の変換部による変換が行われてからの経過時間が長くなると、前記選択された周波数成分の周辺の周波数成分も追加して変換することを特徴とする。
本発明に係るチャネル情報圧縮方法は、送信機から複数の通信チャネルを介して受信機へ信号を送信する通信システムにおいて、前記通信チャネルの状態を表すチャネル情報を前記送信機に伝える際に前記チャネル情報を圧縮する方法であって、
前記受信機の第1の変換部が、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、前記受信機の第1の電力算出部が、前記第1の変換部による周波数変換結果の各周波数成分の電力を算出するステップと、前記受信機の選択部が、前記第1の電力算出部により算出された電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択するステップと、前記受信機の第1の記憶部が、前記選択部により選択された周波数成分の情報を記憶するステップと、前記受信機の情報作成部が、前記選択部により選択された周波数成分の周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、前記受信機の第2の変換部が、前記第1の記憶部に記憶された周波数成分についてのみ、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、前記受信機の第2の情報作成部が、前記第2の変換部による周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、前記受信機の制御部が、前記第1の変換部による変換が行われてから所定時間経過するまでは前記第2の変換部による変換を行い、前記第1の変換部による変換が行われてから前記所定時間経過すると前記第1の変換部による変換を行うステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、送信機から複数の通信チャネルを介して受信機へ信号を送信する通信システムにおいて、前記通信チャネルの状態を表すチャネル情報を前記送信機に伝える際にチャネル情報圧縮処理を行うためのコンピュータプログラムであって、前記受信機の第1の変換部が、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、前記受信機の第1の電力算出部が、前記第1の変換部による周波数変換結果の各周波数成分の電力を算出するステップと、前記受信機の選択部が、前記第1の電力算出部により算出された電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択するステップと、前記受信機の第1の記憶部が、前記選択部により選択された周波数成分の情報を記憶するステップと、前記受信機の情報作成部が、前記選択部により選択された周波数成分の周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、前記受信機の第2の変換部が、前記第1の記憶部に記憶された周波数成分についてのみ、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、前記受信機の第2の情報作成部が、前記第2の変換部による周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、前記受信機の制御部が、前記第1の変換部による変換が行われてから所定時間経過するまでは前記第2の変換部による変換を行い、前記第1の変換部による変換が行われてから前記所定時間経過すると前記第1の変換部による変換を行うステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
これにより、前述の受信機がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、送信機から受信機へ複数の通信チャネルを介して信号を送信する場合において、複数のチャネル情報のデータ量を削減して受信機から送信機へ送るときに、チャネル情報のデータ量に係る削減効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す概略構成図である。 図1に示すチャネル情報圧縮部の構成を示すブロック図である。 図1に示すチャネル情報展開部の構成を示すブロック図である。 実施例1によるチャネル情報圧縮部のチャネル情報圧縮処理の手順を示すフローチャートである。 実施例3による無線通信システムのサブキャリア配列例を示す概略図である。 実施例3によるチャネル情報圧縮セットの例を示す概略図である。 実施例4によるチャネル情報圧縮部のチャネル情報圧縮処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す概略構成図である。この無線通信システムは、MIMO送信機1とMIMO受信機2を有し、MIMO送信機1からMIMO受信機2へMIMO伝送を行う。
図1において、MIMO送信機1は、プリコーディング部11と送信部12と制御情報受信部13とチャネル情報展開部14を有する。プリコーディング部11は、チャネル情報(CSI)を用いて送信データのプリコーディングを行う。送信部12は、複数の送信アンテナを有し、プリコーディングされた送信データを複数の送信アンテナから送信する。制御情報受信部13は、MIMO受信機2から制御情報を受信する。この制御情報は、チャネル情報圧縮符号化データBを有する。チャネル情報展開部14は、制御情報を用いてチャネル情報を取得する。チャネル情報展開部14は、取得したチャネル情報をプリコーディング部11へ供給する。
MIMO受信機2は、受信部21とチャネル推定部22と受信処理部23とチャネル情報圧縮部24と制御情報送信部25を有する。受信部21は、複数の受信アンテナを有し、MIMO送信機1の複数の送信アンテナから送信された信号を複数の受信アンテナで受信する。チャネル推定部22は、各受信アンテナの受信信号を用いてチャネル情報(CSI)を推定する。受信処理部23は、チャネル情報を用いて受信処理を行い、受信データを取得する。
チャネル情報圧縮部24は、チャネル推定部22で推定されたチャネル情報からチャネル情報圧縮符号化データBを生成する。チャネル情報圧縮部24は、チャネル情報圧縮符号化データBを制御情報送信部25へ出力する。制御情報送信部25は、チャネル情報圧縮符号化データBを含む制御情報をMIMO送信機1へ送信する。
図2は、図1に示すチャネル情報圧縮部24の構成を示すブロック図である。
図2において、チャネル情報圧縮部24は、DFT(離散フーリエ変換;Discrete Fourier Transform)部(第1の変換部、第2の変換部)41と電力算出部(第1の電力算出部、第2の電力算出部)42と選択部43と記憶部(第1の記憶部、第2の記憶部)44と情報作成部(第1の情報作成部、第2の情報作成部)45と量子化・可変長符号化部46と制御部47を有する。
DFT部41には、チャネル推定部22からチャネル情報(CSI)が入力される。DFT部41は、離散フーリエ変換(DFT)により、チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換する(以下、周波数変換と呼ぶ)。DFT部41は、チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換した結果である周波数変換結果を電力算出部42及び情報作成部45へ出力する。
なお、本実施形態では、離散フーリエ変換を用いてチャネル情報を時間領域の信号から周波数領域の信号に変換しているが、例えば、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)、又は離散ウェーブレット変換(DWT:Discrete wavelet transform)などを用いてもよい。
電力算出部42は、周波数変換結果の電力を算出する。そして、電力算出部42は、算出した電力を選択部43へ出力する。選択部43は、電力算出部42により算出された電力が所定の閾値β以上である周波数成分を選択する。そして、選択部43は、電力が閾値β以上である周波数成分のインデックスを記憶部44へ出力する。記憶部44は、RAM(Random Access Memory)を備え、電力が閾値β以上である周波数成分のインデックス(情報)をRAMへ書き込む。
情報作成部45は、周波数変換結果からフィードバック情報を作成する。具体的には、情報作成部45は、記憶部44に記憶される周波数成分のインデックスを読み出し、当該周波数成分の周波数変換結果を抽出する。そして、情報作成部45は、抽出した周波数変換結果を用いてフィードバック情報を作成する。情報作成部45は、作成したフィードバック情報を量子化・可変長符号化部46へ出力する。
量子化・可変長符号化部46は、フィードバック情報を量子化し、量子化したフィードバック情報を可変長符号化する。量子化・可変長符号化部46は、フィードバック情報を量子化及び可変長符号化した結果であるチャネル情報圧縮符号化データBを制御情報送信部25へ出力する。
制御部47は、DFT部41、電力算出部42、選択部43、記憶部44、情報作成部45及び量子化・可変長符号化部46の動作を制御する。
次に、図3を参照してチャネル情報展開部14を説明する。図3は、図1に示すチャネル情報展開部14の構成を示すブロック図である。
図3において、チャネル情報展開部14は、可変長復号化・逆量子化部51と情報展開部52とIDFT部53と制御部54を有する。これら図3の各部は図2の各部に対応したものである。
可変長復号化・逆量子化部51には、制御情報受信部13からチャネル情報圧縮符号化データBが入力される。可変長復号化・逆量子化部51は、チャネル情報圧縮符号化データBを可変長復号化する。そして、可変長復号化・逆量子化部51は、可変長復号化したチャネル情報圧縮符号化データBを逆量子化する。可変長復号化・逆量子化部51は、チャネル情報圧縮符号化データBの可変長復号化及び逆量子化により得られたフィードバック情報を情報展開部52へ出力する。
情報展開部52は可変長復号化・逆量子化部51から受け取ったフィードバック情報を情報展開する。情報展開部52は、フィードバック情報の情報展開により得られたデータをIDFT部53へ出力する。
IDFT部53は、情報展開部52から入力されたデータを周波数領域から時間領域に変換(DFT部41の逆変換)する。IDFT部53は、変換により得られたチャネル情報(CSI)をプリコーディング部11へ出力する。
制御部54は、可変長復号化・逆量子化部51、情報展開部52及びIDFT部53の動作を制御する。
以下、本実施形態に係るチャネル情報圧縮部24について、実施例を挙げて説明する。
図4は、本発明に係るチャネル情報圧縮部24のチャネル情報圧縮処理の手順を示すフローチャートである。
以下、チャネル情報圧縮処理において圧縮対象となるチャネルの組合せであるチャネル情報圧縮セットを{h,h,…h1023}とする。h(n=0,1,…,1023)は、チャネル情報である。ここで、本実施形態による無線通信システムは、MIMO−OFDM(直交周波数分割多重:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式にて、MIMO送信機1からMIMO受信機2へデータを送信する。nはOFDMの1024個のサブキャリアに各々対応するサブキャリア番号である。
まず、ステップS101において、制御部47は、経過時間に関する閾値αと、電力に関する閾値βを決定する。まず、制御部47は、MIMO受信機2の移動速度と環境情報に基づいて閾値αを決定する。環境情報とは、MIMO送信機1が存在する場所の環境に関する情報であり、例えば、高層ビルが多数存在する都市部環境や、周囲に障害物がない環境等の情報である。具体的には、制御部47は、MIMO受信機2の移動速度が速いほど閾値αを小さな値とし、MIMO受信機2の移動速度が遅いほど閾値αを大きな値とする。これは、MIMO受信機2の移動速度が速いほどチャネル変動速度も速いと考えられるためである。また、制御部47は、MIMO送信機1が存在する場所の環境が都市部環境である場合には、移動速度が遅くとも閾値αを小さな値にする。一方、制御部47は、MIMO送信機1が存在する場所の環境が、周囲に障害物がない環境である場合には、移動速度が速くとも閾値αの値を大きな値とする。なお、MIMO受信機2は、移動速度を検知するためのセンサーを備えており、制御部47には、センサーが検知した移動速度が入力される。また、MIMO受信機2は予めMIMO送信機1から環境情報を受信しており、受信した環境情報が制御部47に入力される。
次に、制御部47は、前回のチャネル情報圧縮処理において、閾値βより電力が大きい周波数成分が所定の割合以上となる値を閾値βとする。なお、制御部47は、チャネル情報圧縮処理が初回である場合には、予め設定されたパラメータを閾値βとする。
なお、本実施形態では、閾値αと閾値βを自律的に決定しているが、パラメータとしてMIMO受信機2に予め設定しておいてもよい。
次に、ステップS102において、制御部47は、チャネル情報圧縮処理が通信開始後、初回であるか(後述する処理aをまだ一度も行っていないか)否かを判定する。初回のチャネル情報圧縮処理である場合には、処理aへ進む。処理aは、後述するステップS104〜S106に示す処理である。一方、2回目以降のチャネル情報圧縮処理である場合には、ステップS103へ進む。
ステップS103において、制御部47は、処理aを前回行った時刻からの経過時間が閾値α以上であるか否かを判定する。経過時間が閾値α以上である場合には、処理aへ進む。一方、経過時間が閾値αより小さい場合には、処理bへ進む。処理bは、後述するステップS107〜S109に示す処理である。
処理aでは、ステップS104において、まず、DFT部41が、チャネル情報を周波数変換する。具体的には、次の式(1)により、周波数変換結果Hを算出する。
Figure 2012074925
ここで、kはDFTポイント番号(周波数成分のインデックス)である。本実施例ではDFTポイント数(周波数成分の個数)は1024である。
次に、電力算出部42が、次の式(2)により、周波数変換結果の周波数成分全てに対して電力Pを算出する。
Figure 2012074925
次に、ステップS105において、選択部43が、電力Pが閾値β以上である周波数成分を選択する。そして、記憶部44が、選択部43により選択された周波数成分のインデックスをRAMに書き込む。
次に、ステップS106において、情報作成部45が、選択部43により選択された周波数成分の周波数変換結果からフィードバック情報を作成する。例えば、選択部43により選択された周波数成分のインデックスがk=30,32,38であった場合には、周波数成分のインデックスと周波数変換結果から構成されるフィードバック情報は[30,H30,32,H32,38,H38]となる。
一方、処理bでは、ステップS107において、まず、制御部47が、処理aにおいて記憶された周波数成分のインデックスを記憶部44のRAMから読み出す。
次に、ステップS108において、DFT部41が、読み出されたインデックスに対応する周波数成分に対してのみ、チャネル情報を周波数変換する。具体的には、読み出したインデックスがk=30,32,38であった場合には、DFT部41は、次の式(3)により、周波数変換結果Hを算出する。
Figure 2012074925
次に、ステップS109において、情報作成部45が、ステップS108における周波数変換結果からフィードバック情報[30,H30,32,H32,38,H38]を作成する。
次に、ステップS110において、量子化・可変長符号化部46が、フィードバック情報を量子化及び可変長符号化してチャネル情報圧縮符号化データBを作成する。そして、ステップS111において、量子化・可変長符号化部46は、チャネル情報圧縮符号化データBを制御情報送信部25へ出力する。制御情報送信部25は、チャネル情報圧縮符号化データBをMIMO送信機1へ送信する。
このように、従来技術では常に全ての周波数成分について周波数変換を行っていたのに対し、本実施例では、前回の処理aからの経過時間が閾値α以内である場合には、前回の処理aで閾値βを超えた電力を持つ周波数成分に対してのみ周波数変換を行っている。これにより、周波数変換、電力算出、及び閾値βを超える電力を探索する処理の頻度を削減し、性能を劣化させることなくチャネル情報圧縮処理における演算量を削減することができる。
実施例2は、実施例1の変形例である。実施例2に係るチャネル情報圧縮処理の動作は図4と同様である。実施例2では、処理bにおけるフィードバック情報のデータ量を削減することを図る。
実施例1では、フィードバック情報がインデックスと周波数変換結果の組から構成される。これに対して、実施例2では、処理bのステップS109において、情報作成部45は、処理bが選択されたことを表すビットTと周波数変換結果からフィードバック情報を作成する。具体的には、RAMに記憶されたインデックスがk=30,32,38だった場合には、情報作成部45は、フィードバック情報[ビットT,H30,H32,H38]を作成する。
この場合、MIMO送信機1におけるチャネル情報展開部14は、RAMを備える記憶部を有する。そして、この記憶部は、MIMO受信機2から受信したフィードバック情報に周波数成分のインデックスが含まれる場合に、そのインデックスをRAMに書き込む。一方、MIMO受信機2から受信したフィードバック情報にビットTが含まれている場合には、制御部54は、RAMから周波数成分のインデックスを読み出し、読み出したインデックスを情報展開部52に出力する。情報展開部52は、制御部54から入力されたインデックスに基づいて、フィードバック情報を展開する。つまり、チャネル情報展開部14は、前回受信したフィードバック情報に含まれる周波数成分のインデックスを保持しておいき、保持していたインデックスに基づいてチャネル情報を展開する。
このように、本実施例では、処理bにおけるフィードバック情報のデータ量を実施例1よりも減らすことができる。
実施例3は、実施例1又は2の変形例である。実施例3に係るチャネル情報圧縮処理の動作は図4と同様である。実施例3では、チャネル情報圧縮セットがどの送受信アンテナ間のチャネル情報の組合せから構成されているかに着目し、実施例1及び2よりも更にチャネル情報圧縮処理における演算量を削減することを図る。
まず、本実施例によるチャネル情報圧縮セットの作成方法について説明する。なお、ここで示すチャネル情報圧縮セットは既存技術として存在するものである。また、本実施例では、送信部12が備える送信アンテナを2本、受信部21が備える受信アンテナを2本とした場合を例に説明する。ここで、各送信アンテナを送信アンテナ#1,#2とし、各受信アンテナを受信アンテナ#1,#2とする。
図5は、本実施例による無線通信システムのサブキャリア配列例を示す概略図である。
本図において、縦軸はOFDMのサブキャリアfであり、横軸は時刻(OFDMシンボル)tである。G(f,t)は、サブキャリアf、時刻tにおけるチャネル行列である。G(f,t)は、次の式(4)で表される。
Figure 2012074925
ここで、g11 (f,t)は、サブキャリアf、時刻tにおける送信アンテナ#1−受信アンテナ#1間のチャネル情報である。また、g21 (f,t)は、サブキャリアf、時刻tにおける送信アンテナ#2−受信アンテナ#1間のチャネル情報である。また、g12 (f,t)は、サブキャリアf、時刻tにおける送信アンテナ#1−受信アンテナ#2間のチャネル情報である。また、g22 (f,t)は、サブキャリアf、時刻tにおける送信アンテナ#2−受信アンテナ#2間のチャネル情報である。
図6は、本実施例によるチャネル情報圧縮セットの例を示す概略図である。
本図に示すとおり、チャネル情報圧縮セットは、同一時刻、同一送受信アンテナのチャネル情報の組合せである。
本実施形態によるチャネル情報圧縮部24は、異なる送受信アンテナに係るチャネル情報圧縮セットに対しても、図4に示すチャネル情報圧縮処理を行う。つまり、記憶部44は全てのチャネル情報圧縮セットに対して共通である。例えば、通信開始後、チャネル情報圧縮部24は、まず、チャネル情報圧縮セット1に対してチャネル情報圧縮処理を行う。このとき、チャネル情報圧縮部24は、上述した処理aを行い、電力が閾値βを超えた周波数成分のインデックスをRAMに書き込む。
次に、チャネル情報圧縮部24は、チャネル情報圧縮セット2に対してチャネル情報圧縮処理を行う。ここで、チャネル情報圧縮セット1とチャネル情報圧縮セット2とは、異なる送受信アンテナに係るチャネル情報圧縮セットであるが、チャネル情報圧縮部24は、上述したステップS102及びS103の判定を行い、処理bを行う。このとき、チャネル情報圧縮部24は、チャネル情報圧縮セット1に処理aを行った際にRAMに書き込んだインデックスに対応する周波数成分についてのみチャネル情報を周波数変換する。
以後、チャネル情報圧縮セット1に対し処理aを行った時刻からの経過時間が閾値αをこえるまで、チャネル情報圧縮セット1に処理aを行った際にRAMに書き込んだインデックスに基づいて、チャネル情報圧縮セット3以降を処理する。
なお、処理aを行ったチャネル情報圧縮セット1と送受信アンテナが異なるチャネル情報圧縮セットに対して処理bを行う場合、チャネル情報圧縮セット1と変換すべき周波数成分がわずかにずれている場合を考慮し、RAMに書き込まれている周波数成分のインデックス周辺の周波数成分の周波数変換結果を合わせてフィードバック情報としてもよい。
このように、本実施例によれば、異なる送受信アンテナに係るチャネル情報圧縮セットも処理bの適用対象とすることにより、実施例1及び2よりも更なる演算量の削減が可能となる。
実施例4は、実施例1、2又は3の変形例である。実施例4では、処理bを行うことに対する妥当性を検証する。
図7は、本実施例によるチャネル情報圧縮部24のチャネル情報圧縮処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS401において、制御部47は、経過時間に関する閾値αと、電力に関する閾値βを決定する。閾値α及びβの決定方法は実施例1と同様である。
次に、ステップS402において、制御部47は、チャネル情報圧縮処理が通信開始後初回であるか否かを判定する。初回のチャネル情報圧縮処理である場合には、処理aへ進む。処理aは、後述するステップS406〜S408に示す処理である。一方、2回目以降のチャネル情報圧縮処理である場合には、ステップS403へ進む。
ステップS403において、制御部47は、記憶部44に記憶されている妥当性判定のためのフラグFが立っているか否かを判定する。なお、フラグFの初期値は「0」である。フラグFが立っている(フラグ=1)場合には、ステップS404へ進む。ステップS404において、制御部47は、フラグを降ろす(フラグ値=0にする)。一方、フラグが立っていない(フラグ=0)場合には、ステップS405へ進む。
ステップS405において、制御部47は、処理aを前回行った時間からの経過時間が閾値α以上であるか否かを判定する。経過時間が閾値α以上である場合には、処理aへ進む。一方、経過時間が閾値αより小さい場合には、処理bへ進む。処理bは、後述するステップS409〜S413に示す処理である。
処理aでは、ステップS406において、まず、DFT部41が、チャネル情報を周波数変換する。次に、電力算出部42が、周波数変換結果の周波数成分全てに対して電力を算出する。周波数変換方法及び電力算出方法は実施例1と同様である。
次に、ステップS407において、選択部43が、電力が閾値β以上である周波数成分を選択する。そして、記憶部44が、選択部43により選択された周波数成分のインデックスをRAMに書き込む。
次に、ステップS408において、情報作成部45が、選択部43により選択された周波数成分の周波数変換結果からフィードバック情報を作成する。フィードバック情報の作成方法は実施例1と同様である。
一方、処理bでは、ステップS409において、まず、制御部47が、処理aにおいて記憶された周波数成分のインデックスを記憶部44のRAMから読み出す。
次に、ステップS410において、DFT部41が、読み出されたインデックスに対応する周波数成分に対してのみ、チャネル情報を周波数変換する。次に、電力算出部42が、読み出されたインデックスに対応する周波数変換結果の電力を算出する。具体的には、読み出したインデックスがk=30,32,38であった場合には、電力算出部42は、次の式(5)により、電力Pを算出する。
Figure 2012074925
次に、ステップS411において、制御部47が、ステップS410において算出された全ての電力が閾値β以上であるか否かを判定する。全ての電力が閾値β以上であればステップS413へ進む。一方、閾値βより小さい電力がある場合には、ステップS412へ進む。ステップS412において、記憶部44は、RAMに記憶されているフラグFを立てる(フラグ値=1にする)。
次に、ステップS413において、情報作成部45が、ステップS410における周波数変換結果からフィードバック情報を作成する。
次に、ステップS414において、量子化・可変長符号化部46が、フィードバック情報を量子化及び可変長符号化してチャネル情報圧縮符号化データBを作成する。そして、ステップS415において、量子化・可変長符号化部46は、チャネル情報圧縮符号化データBを制御情報送信部25へ出力する。制御情報送信部25は、チャネル情報圧縮符号化データBをMIMO送信機1へ送信する。
このように、本実施例によれば、処理bの妥当性を検証することにより、MIMO受信機2の移動速度が急激に変化するなどして、閾値αに適切な値を設定することが難しくなった場合であっても、特性劣化を抑制することができる。
実施例5は、実施例1、2、3又は4の変形例である。実施例5におけるチャネル情報圧縮部24のDFT部41は、前回処理aを行った時刻からの経過時間が長くなると(閾値αに近づくにつれて)、RAMに記憶された周波数成分の周辺の周波数成分も追加して周波数変換する。つまり、DFT部41は、経過時間が閾値αに近づくにつれて、周波数変換を行う周波数成分を増やす。これにより、経過時間に伴う性能劣化を防ぐことができる。
また、実施例1〜5によれば、従来ではハードウェア性能の制約上チャネル情報圧縮処理が不可能であった場合でも、チャネル情報圧縮処理が可能になる。具体的に、ハードウェア性能の制約上、1OFDMシンボルの継続時間内に周波数変換を完了できない場合を例に説明する。ここで、チャネル情報に対してDFTポイント数1024の周波数変換を行うのに10OFMDシンボル分の時間を要するとする。この場合、チャネル情報圧縮部24は、OFDMシンボルt=1からt=10までの間に処理aを実行する。この間、チャネル情報のフィードバック(チャネル情報圧縮符号化データBの送信)は行わない。処理aが完了すると、チャネル情報圧縮部24は、チャネル情報圧縮符号化データBを作成し、作成したチャネル情報圧縮符号化データBを制御情報送信部25へ出力する。制御情報送信部25は、チャネル情報圧縮符号化データBをMIMO送信機1へ送信する。その後、処理aからの経過時間が閾値αに達するまでの期間は、チャネル情報圧縮部24は、処理bを実施する。処理bでは、RAMに記憶された周波数成分に対してのみ周波数変換を行うため、1OFDMシンボル内で周波数変換を行うことができる。これにより、1OFDMシンボル内でチャネル情報圧縮処理を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本発明は、MIMOシステム以外の無線通信システムに適用し、通信チャネルの状態を表すチャネル情報を情報圧縮することも可能である。
また、チャネル情報圧縮符号化データBを送信するための専用チャネルを確保する必要はなく、例えば、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)のようなシステムであれば、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)等のユーザデータの送信チャネルを利用してチャネル情報圧縮符号化データBを伝送してもよい。
また、図2に示すチャネル情報圧縮部24の機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、チャネル情報圧縮処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…MIMO送信機、2…MIMO受信機、11…プリコーディング部、12…送信部、13…制御情報受信部、14…チャネル情報展開部、21…受信部、22…チャネル推定部、23…受信処理部、24…チャネル情報圧縮部、25…制御情報送信部、41…DTF部、42…電力算出部、43…選択部、44…記憶部、45…情報作成部、46…量子化・可変長符号化部、47…制御部、51…可変長復号化・逆量子化部、52…情報展開部、53…IDFT変換部、54…制御部、

Claims (7)

  1. 送信機から複数の通信チャネルを介して信号を受信し、前記通信チャネルの状態を表すチャネル情報を前記送信機に伝える受信機において、
    前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換する第1の変換部と、
    前記第1の変換部による周波数変換結果の各周波数成分の電力を算出する第1の電力算出部と、
    前記第1の電力算出部により算出された電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された周波数成分の情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記選択部により選択された周波数成分の周波数変換結果に係る情報を作成する第1の情報作成部と、
    前記第1の記憶部に記憶された周波数成分についてのみ、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換する第2の変換部と、
    前記第2の変換部による周波数変換結果に係る情報を作成する第2の情報作成部と、
    前記第1の変換部による変換が行われてから所定時間経過するまでは前記第2の変換部による変換を行い、前記第1の変換部による変換が行われてから前記所定時間経過すると前記第1の変換部による変換を行う制御部と、
    前記第1の情報作成部又は前記第2の情報作成部により作成された情報を前記送信機に送信する送信部と、
    を備えたことを特徴とする受信機。
  2. 前記第2の情報作成部は、前記第2の変換部による変換を行ったことを示す情報と、前記第2の変換部による周波数変換結果とから構成される情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. MIMO伝送方式であり、
    前記第1の変換部及び前記第2の変換部は、同一の送信アンテナと受信アンテナとの組に係る通信チャネルであるチャネル情報の組合せからなるチャネル情報圧縮セット毎に時間領域から周波数領域に変換し、
    前記第1の記憶部は、全ての前記チャネル情報圧縮セットに対して共通である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信機。
  4. 前記第2の変換部による周波数変換結果の電力を算出する第2の電力算出部と、
    前記第2の電力算出部により算出された電力が前記所定の閾値より小さい場合に、フラグを立てて記憶する第2の記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2の記憶部に記憶されたフラグが立っていると、前記第1の変換部による変換を行い、前記フラグを降ろす
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の受信機。
  5. 前記第2の変換部は、前記第1の変換部による変換が行われてからの経過時間が長くなると、前記選択された周波数成分の周辺の周波数成分も追加して変換することを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の受信機。
  6. 送信機から複数の通信チャネルを介して受信機へ信号を送信する通信システムにおいて、前記通信チャネルの状態を表すチャネル情報を前記送信機に伝える際に前記チャネル情報を圧縮する方法であって、
    前記受信機の第1の変換部が、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、
    前記受信機の第1の電力算出部が、前記第1の変換部による周波数変換結果の各周波数成分の電力を算出するステップと、
    前記受信機の選択部が、前記第1の電力算出部により算出された電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択するステップと、
    前記受信機の第1の記憶部が、前記選択部により選択された周波数成分の情報を記憶するステップと、
    前記受信機の情報作成部が、前記選択部により選択された周波数成分の周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、
    前記受信機の第2の変換部が、前記第1の記憶部に記憶された周波数成分についてのみ、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、
    前記受信機の第2の情報作成部が、前記第2の変換部による周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、
    前記受信機の制御部が、前記第1の変換部による変換が行われてから所定時間経過するまでは前記第2の変換部による変換を行い、前記第1の変換部による変換が行われてから前記所定時間経過すると前記第1の変換部による変換を行うステップと、
    を含むことを特徴とするチャネル情報圧縮方法。
  7. 送信機から複数の通信チャネルを介して受信機へ信号を送信する通信システムにおいて、前記通信チャネルの状態を表すチャネル情報を前記送信機に伝える際にチャネル情報圧縮処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    前記受信機の第1の変換部が、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、
    前記受信機の第1の電力算出部が、前記第1の変換部による周波数変換結果の各周波数成分の電力を算出するステップと、
    前記受信機の選択部が、前記第1の電力算出部により算出された電力が所定の閾値以上である周波数成分を選択するステップと、
    前記受信機の第1の記憶部が、前記選択部により選択された周波数成分の情報を記憶するステップと、
    前記受信機の情報作成部が、前記選択部により選択された周波数成分の周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、
    前記受信機の第2の変換部が、前記第1の記憶部に記憶された周波数成分についてのみ、前記チャネル情報を時間領域から周波数領域に変換するステップと、
    前記受信機の第2の情報作成部が、前記第2の変換部による周波数変換結果に係る情報を作成するステップと、
    前記受信機の制御部が、前記第1の変換部による変換が行われてから所定時間経過するまでは前記第2の変換部による変換を行い、前記第1の変換部による変換が行われてから前記所定時間経過すると前記第1の変換部による変換を行うステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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