JP2012074255A - ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】グローブ内に点灯回路を配した構成を有するランプにおいて、当該点灯回路が存在することによる光量の低下を可能な限り抑制したランプを提供する。
【解決手段】グローブ7と口金11とを含む外囲器内に、半導体発光素子17と、前記口金11から受電される電力を変換して前記半導体発光素子17を発光させるための回路ユニット9とが格納されたランプ1において、前記回路ユニット9が、前記半導体発光素子17に対して前記口金11と反対側であって前記グローブ7内に、回路ケース13に覆われ且つ支持具61,63,67,69によって支持された状態で配されており、前記回路ケース13は、前記半導体発光素子17からの出射光の少なくとも一部を前記グローブ7内面に向けて反射させる反射面85を有する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランプに関し、特に、口金を有しかつ回路ユニットを内蔵したランプに関する。
半導体発光素子を発光体とするランプの一つとして、電球形のLEDランプが普及しつつある。
当該LEDランプは、一般的に、一の実装基板に多数のLEDを実装し、当該実装基板の裏側、口金との間に存する筐体空間内にLEDを点灯するための回路ユニットが収納され、LEDから発せられる光を、グローブを介して外部に出射する構成を有している(特許文献1)。
また、筐体を良熱伝導材料である金属で形成し、LEDで発生した熱を口金へと伝導し、当該筐体に熱が蓄積しないようにしているものもある(非特許文献1(第12頁)参照)。
特開2006−313717号公報
「ランプ総合カタログ 2010」発行:パナソニック株式会社 ライティング社他
ところで、金属筐体を伝導する熱は、筐体内部にも放熱され、回路ユニットはその影響を受ける。回路ユニットを構成する電子部品の中には、熱の影響により寿命が大きく左右されるものがある。
そこで、本願の発明者らは、回路ユニットの寿命を低下させることなく、LEDへの通電量を増大し、一層輝度を向上させることができる電球形のLEDランプとして、実装基板を挟んで口金と反対側のグローブ内に回路ユニットを収納する構成とした発明を創作した。これによれば、LEDから口金に至る熱伝導経路に回路ユニットが存在しないため、回路ユニットの制約を受けることがなくなり、LEDへの通電量を増大することができる。また、LEDからの光の出射方向に回路ユニットが位置することによる配光特性への悪影響もさほど問題とならないことも確認した。
しかしながら、さほど問題にならないとはいえ、光出射方向に点灯回路を配したことにより、当該点灯回路で光が吸収されてしまい、光出射方向前方の光量が僅かではあるが低減されてしまう。
そこで、本発明は、グローブ内に点灯回路を配した構成を有するランプにおいて、当該点灯回路が存在することによる光量の低下を可能な限り抑制したランプを提供することを目的とする。
本発明に係るランプは、グローブと口金とを含む外囲器内に、半導体発光素子と、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させるための回路ユニットとが格納されたランプにおいて、前記回路ユニットが、前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側であって前記グローブ内に、回路ケースに覆われ且つ支持具によって支持された状態で配されており、前記回路ケースは、前記半導体発光素子からの出射光の少なくとも一部を前記グローブ内面に向けて反射させる反射面を有することを特徴とする。
本発明に係るランプは、回路ユニットが回路ケースで覆われており、前記回路ケースは半導体発光素子からの出射光の少なくとも一部をグローブ内面に向けて反射させる反射面を有する構成であるため、回路ケースがなければ回路ユニットで吸収されてしまうはずであった光が、前記反射面によって前記グローブ内面に向けて反射され、その反射光が前記グローブを透過して外部へと取り出される。したがって、グローブ内に回路ユニットを配した構成であっても、光量の低下を可能な限り抑制することができる。
第1の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 図1におけるA−A線に沿った断面矢視図 第2の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第3の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第4の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第5の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第6の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図
以下、本実施の形態に係るランプについて、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態で記載している、材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それに限定されることはない。また、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに、他の実施の形態との組み合わせは、矛盾が生じない範囲で可能である。
また、ここでは、半導体発光素子としてLEDを利用する形態について説明するが、半導体発光素子は、例えば、LD(レーザダイオード)であっても良く、EL素子(エレクトリックルミネッセンス素子)であっても良い。
<第1の実施形態>
[全体構成]
図1は、第1の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図であり、図2は、図1におけるA−A線に沿った断面矢視図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るLEDランプ(本発明に係る「ランプ」に相当)1は、LEDを光源として有するLEDモジュール3と、LEDモジュール3を搭載する台座5と、LEDモジュール3を覆うグローブ7と、LEDを発光させるための回路ユニット9と、回路ユニット9と電気的に接続されている口金11と、回路ユニット9を覆う回路ケース13とを備える。なお、LEDランプ1は、所謂、電球形のランプである。
つまり、LEDランプ1は、グローブ7と口金11とを含む外囲器内に、半導体発光素子であるLEDと、口金11から受電される電力を変換してLEDを発光させるための回路ユニット9とを格納し、回路ユニット9はグローブ7内におけるLEDに対して口金11とは反対側の位置に、回路ケース13に覆われた状態で配置されている。
(1)LEDモジュール
LEDモジュール3は、実装基板15と、実装基板15の表面に実装された複数のLED17と、実装基板15上において複数のLED17を被覆する封止体19とを有する。封止体19は、主に、透光性材料からなり、LED17から発せられた光の波長を所定の波長へと変換する必要がある場合は、光の波長を変換する変換材料が前記透光性材料に混入されてなる。
透光性材料としては例えばシリコーン樹脂を利用することができ、また、変換材料としては例えば蛍光体粒子を利用することができる。
ここでは、LED17は青色光を発光色とするものであり、変換材料として青色光を黄色光に変換する蛍光体粒子が利用されている。これにより、LED17から出射された青色光と、蛍光体粒子により波長変換された黄色光とにより混色された白色光がLEDモジュール3(LEDランプ1)から発せられることとなる。
(2)台座
台座5は、筒状の筒体21と、椀状の蓋体23とからなる。蓋体23は、椀内側が回路ユニット9側に向けられており、筒体21の回路ユニット9側の開口を塞ぐようにして筒体21に延設されている。蓋体23の外周縁部は筒体21よりも外側に張り出しており、その外周縁部にグローブ7の開口側端部25を嵌め込むための円環状の溝部27が設けられている。この溝部27にグローブ7の開口側端部25を嵌めこみ接着剤29で固着することによって台座5にグローブ7が固着されている。また、筒体21の口金11側の端部には口金11が外嵌されており、これによって台座5と口金11とが組み合わされていると共に、筒体21の口金11側の開口31が塞がれている。
蓋体23の回路ユニット9側の表面(蓋体表面)33にはLEDモジュール3が搭載されている。なお、LEDモジュール3の台座5への搭載は、例えば、ネジ、接着剤、係合構造を利用することで行われている。点灯時にLED17で発生した熱は、台座5を介して口金11へと伝えられ、口金11から照明器具へと伝えられる。
(3)グローブ
グローブ7は、本実施の形態では開口側端部25が台座5に固着され、グローブ7と台座5の蓋体23と口金11とで外囲器が構成されている。グローブ7の形状(タイプ)は特に限定されるものではないが、本実施の形態ではボール電球に似た形状であるGタイプが利用されている。
グローブ7は、円筒状をした筒部35と、筒部35の回路ユニット9側の端縁から球状に膨らんだ球状部37とを有する。なお、筒部35の一端部がグローブ7の開口側端部25である。
筒部35の内径は、回路ケース13の後述する最大外殻幅Wよりも大きくなっており、筒部35から球状部37内に回路ケース13を挿入できるようになっている。既存の電球やコンパクト蛍光灯代替を想定すると、筒部35の内径は、口金11の内径と同等から球状部37の内径と同等までが考えられる。
球状部37は、外面だけでなく内面39も球状である。球状部37の内面39は、入射光の一部を透過し一部を反射させる半透過性反射面であって、内面39に入射した光の一部はグローブ7を透過し外部へ取り出される。残りの光は内面39で反射する。このような半透過性反射面は、球状部37の内面39にフロスト処理等の処理を施すことによって実現できる。
(4)回路ユニット
回路ユニット9は、回路基板41と、回路基板41に実装された各種の電子部品43,45とから構成され、後述する支持具によって支持された状態で、グローブ7の球状部37内に格納されている。電子部品43は回路基板41に対して口金11側に配置され、電子部品45は回路基板41に対して口金11とは反対側に配置されている。なお、電子部品は、便宜上「43」、「45」の2つの符号だけを用いているが、電子部品は「43」、「45」以外にも存在する。
図2に示すように、回路基板41は、本実施の形態では円板状をし、LEDランプを平面視したときに(LEDランプ1を口金11とは反対側(グローブ7側)からランプ軸Zに沿った方向に見たときに、図2においては紙面上方から下方を見たときに)、LEDモジュール3の封止体19の上方に位置し、封止体19の位置と回路基板41の位置とが重なっている(ここでは、封止体19の全領域が回路基板41の領域内に位置している)。
(5)口金
口金11は、LEDランプ1が照明器具に取着されて点灯された際に、照明器具のソケットから電力を受けるためのものである。
口金11の種類は、特に限定するものではないが、ここではエジソンタイプが使用されている。図1に戻って、口金11は、筒状であって周面が雄ネジとなっているシェル部47と、シェル部47に絶縁材料49を介して装着されたアイレット部51とを有する。
(6)回路ケース
回路ケース13は、外観形状が多面体で有り、内部には回路ユニット9を格納するための球状の空間を有し、ランプ軸Zと直交し且つ多面体の中心Oを含む仮想面で回路ケース13を2分割して得られる2つの椀状の部材で構成されている。具体的には、回路ケース13の口金11側の部分を構成する第1部材53と、残りの部分を構成する第2部材55とで構成されている。
第1部材53および第2部材55は、本実施の形態ではポリカーボネート等の樹脂材料で形成されている。なお、第1部材53および第2部材55を形成する材料は樹脂材料に限定されず、アルミニウム等の金属や、ガラス材であっても良い。
回路ケース13の外観形状は、本実施の形態では多面体の一例である斜方立方八面体であるが、これに限らず、切頂四面体、切頂六面体、切頂八面体、切頂十二面体、切頂二十面体、斜方二十・十二面体、斜方切頂立方八面体、斜方切頂二十・十二面体、変形立方体および変形十二面体等の斜方立方八面体以外の半正多面体でも良い。
また、回路ケース13の外観形状は、半正多面体に限定されず、正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体および正二十面体等の正多面体でも良い。さらに、多面体は、立方八面体、二十・十二面体、十二・十二面体、大二十・十二面体、小二重三角二十・十二面体、二重三角十二・十二面体、大二重三角二十・十二面体、四面半六面体、八面半八面体、立方半八面体および小二十面半十二面体等の準正多面体でも良い。
また、回路ケース13の外観形状は、小星型十二面体、大十二面体、大星型十二面体および大二十面体等の星型正多面体でも良い。さらに、回路ケース13の外観形状は、小立方立方八面体、大立方立方八面体、立方切頂立方八面体、一様大斜方立方八面体、小斜方六面体、大切頂立方八面体、大斜方六面体、小二十・二十・十二面体、小変形二十・二十・十二面体、小十二・二十・十二面体、切頂大十二面体、斜方十二・十二面体、切頂大二十面体、小星型切頂十二面体、大星型切頂十二面体、大二重斜方二十・十二面体および大二重変形二重斜方十二面体等の一様多面体でも良い。
また、回路ケース13の外観形状は、アルキメデス双対、デルタ多面体、ジョンソンの立体、星型多面体、ゾーン多面体、平行多面体、等面菱形多面体、複合多面体、複合体、穿孔多面体、ダ・ヴィンチの星、正四面体リングおよびねじれ正多面体等でも良い。
第2部材55の開口側端面には回路ユニット9の回路基板41の外周縁部57を嵌め込むための円環状の凹所59が形成されており、その凹所59に回路基板41の外周縁部57を嵌め込んだ状態で、第1部材53の開口側端面と第2部材55の開口側端面同士を合わせると、電子部品43は第1部材53内に配置され、電子部品45が第2部材55内に配置される。すなわち、回路基板41、電子部品43,45等を有する回路ユニット9の全体が、回路ケース13に覆われた状態で回路ケース13の内部空間に格納される。なお、発熱源であるLED17から遠い位置に存在する第2部材55内に、熱に弱い電子部品45が配置されていることが好ましい。
回路基板41の外周縁部57は、第2部材55の凹所59に嵌まり込み、且つ、第1部材53の開口側端面と第2部材55の開口側端面とで挟まれた状態となっており、この係合構造をもって回路ユニット9は回路ケース13に固定されている。なお、回路ユニット9を回路ケース13に固定する方法は、前記係合構造に限定されず、例えば、ネジや接着剤で回路基板41を回路ケース13に固定する方法であっても良いし、複数の方法を組み合わせて固定する方法であっても良い。回路ユニット9が回路ケース13に固定されているため、回路ケース13は回路ユニット9を介して間接的に支持具によって支持されていることになる。
(7)支持具
回路ユニット9の出力端子とLEDモジュール3の入力端子とは、電気配線61,63によって電気的に接続されている(電気配線63は図1には表れていない。電気配線63については図2参照)。より具体的には、電気配線61は、回路ケース13の第1部材53に設けられた貫通孔65を通って、LEDモジュール3の入力端子と接続されている。電気配線63は、回路ケース13の第1部材53に設けられた貫通孔(不図示)を通って、LEDモジュール3の入力端子と接続されている。
回路ユニット9の入力端子と口金11とは、電気配線67,69によって電気的に接続されている。より具体的には、電気配線67は、回路ケース13の第1部材53に設けられた貫通孔71、台座5の蓋体23に設けられた貫通孔73、および、筒体21に設けられた貫通孔75を通って、口金11のシェル部47と接続されている。電気配線69は、回路ケース13の第1部材53に設けられた貫通孔77、台座5の蓋体23に設けられた貫通孔79、および、筒体21の口金11側の開口31を通って、口金11のアイレット部51と接続されている。
電気配線61,63,67,69は、例えば、絶縁被覆されたリード線であって、これら4本の電気配線61,63,67,69により、回路ユニット9を支持する支持具が構成されている。
図2に示すように、電気配線61,63とLEDモジュール3の入力端子との接続箇所81,83は、ランプ軸Zと直交する仮想線X上に位置している。また、台座5の蓋体23に設けられた貫通孔71,77は、ランプ軸Zと直交する仮想線Y上に位置している(ランプ軸Zは蓋体23の表面33の中心を通っている)。そして、仮想線Xと仮想線Yとは直交している。接続箇所81,83および貫通孔71,77がこのような位置関係であるため、支持具を構成する4本の電気配線61,63,67,69によって回路ユニット9および回路ケース13をバランス良く支持することができる。
図1に戻って、回路ケース13に設けられた4つの貫通孔65,71,77(1つは不図示)も、接続箇所81,83および貫通孔71,77と対応するように、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて、すなわち回転角が90[°]となる間隔で配置されているため、回路ユニット9および回路ケース13が電気配線61,63,67,69によって更にバランス良く支持されている。
なお、回路ユニット9および回路ケース13は、回路ユニット9の出力端子とLEDモジュール3の入力端子とを接続する電気配線61,63、または、回路ユニット9の入力端子と口金11とを接続する電気配線67,69のどちらかのみで支持されていても良い。
[LEDから出射される光の光路]
本実施の形態では、回路ケース13の外面85全体(第1部材53の外面および第2部材55の外面)が拡散反射面であって、LED17からの出射光は、係る外面85とグローブ7の内面39との間で反射を繰り返してグローブ7の頂部89に導かれる。なお、回路ケース13が導光体である場合は、出射光の一部が回路ケース13の外面85と内面との間で反射を繰り返しながら導光し、クローブ7の頂部89に導かれる。
LED17から回路ユニット9に向けて出射された光L1は、回路ケース13の外面85で反射して球状部37の内面39に向かう。内面39に入射した光L1のうちの一部の光L2は、球状部37を透過して球状部37の外側へ取り出され、残りの光L3は、内面39で反射して回路ケース13の外面85に向かう。外面85に入射した光L3は、回路ケース13の外面85で反射して再び球状部37の内面39に向かう。内面39に入射した光L3のうちの一部の光L4は、球状部37を透過して球状部37の外側へ取り出され、残りの光L5は、内面39で反射して回路ケース13の外面85へ向かう。このように、LED17から回路ユニット9に向けて出射された光L1は、球状部37の内面39と回路ケース13の外面85との間で反射を繰り返しながら、いずれは全て球状部37を透過して球状部37の外側へ取り出される。
なお、光L2のように口金11側に向けて取り出された光は、照明器具の反射板等で反射されて照明光として利用される。一方、光L4のように口金11とは反対側に向けて取り出された光は、そのまま照明光として利用される。
上記構成とすることによって、回路ケース13がなければ回路ユニット9で吸収されるか或いは回路ユニット9で反射されたのち台座5の蓋体23で吸収されるはずであった光L1を、回路ケース13の外面85で反射させて球状部37の外側へ取り出すことができる。
上記構成において、球状部37の内面39の光反射率を領域ごと変化させることによって、LEDランプの配光特性を調整することができる。例えば、球状部37の内面39の光反射率を高めることで、光L1を回路ケース13の裏側(回路ケース13に対してLEDモジュール3とは反対側)により多く導くことが可能であり、これにより良好な配光特性が得られる。また、球状部37全体から均一に光を取り出したい場合は、球状部37の内面39の光反射率が、開口部87側(口金11側)から頂部89側(口金11とは反対側)へ向けて漸次低下する構成としても良い。その場合、頂部89においては光反射率を0[%]、開口部87においては99[%]まで選択することができる。
球状部37の内面39に入射したものの反射しなかった光は、全て球状部37を透過することが好ましい。すなわち、光反射率と光透過率の総和が100[%]であることが好ましい。球状部37を透過する光はそのまま直進させて外部に取り出しても良いが、拡散粒子が混入した材料で球状部37を形成する等して、球状部37に光拡散機能を持たせて、拡散させつつ光を取り出しても良い。また、球状部37に導光機能を持たせて、例えば開口部87側で入射した光が頂部89側で出射するようにしても良い。
回路ケース13の位置について、回路ケース13の中心Oは、球状部37の中心(球状部37の内面39で構成される球の中心、回路ケース13の中心Oと同じ位置であるため不図示)と合致している。回路ケース13の中心Oと球状部37の中心とを合致させることで、球状部37の内面39と回路ケース13の外面85との隙間幅をより均一にすることができる。なお、回路ケース13の中心Oと球状部37の中心とは必ずしも合致している必要はないが、球状部37の中心を含むところに配置されるのが好ましい。球状部37の内面39と回路ケース13の外面85との隙間幅が5mm以上であれば、それら内面39および外面85間での反射を利用して球状部37全体から均一に光を取り出すのに有利である。
グローブ7の内面39が本実施の形態のように球状である場合は、最大外殻幅Wと最小外殻幅Wとの差がより小さいことが好ましい。これによって、球状部37の内面39と回路ケース13との隙間幅に関して、よりバラツキが少なくなるため、回路ケース13の外面85とグローブ7の内面39との間で光を反射させることについて光学設計が容易である。最大外殻幅Wと最小外殻幅Wとの差を小さくするためには、回路ケース13の外観形状が、正多面体、半多面体、準多面体であることが好ましい。
[放熱経路]
実施の形態に係るLEDランプ1は、上記構成を有するため、例えば、LED17への投入電流を高めることができる。つまり、本LEDランプ1では、LED17に発生した熱は、台座5から口金11へと伝熱し、口金11から照明器具のソケットを経由して照明器具や壁・天井へと放熱される。
したがって、LED17への投入電流を高めると、発光時のLED17に生じる熱が増加し、その熱は口金11から照明装置側へと伝導される。このとき、LEDモジュール3と口金11との間には回路ユニット9を格納する必要がないため、LEDモジュール3と口金11との距離を小さくでき、LEDモジュール3から口金11へと伝導する熱量を増加させることができる。
また、LED17により発生した熱のすべてが口金11側に伝導せずにLEDモジュール3や台座5に残留し、LEDモジュール3や台座5の温度が上昇したとしても、回路ユニット9がLEDモジュール3に対して口金11と反対側であってグローブ7の内部に格納されているため、回路ユニット9に作用する熱負荷は結果的に小さくなる。
このようにLEDモジュール3や台座5の温度が上昇しても、回路ユニット9への熱負荷が増大しない構成であるため、LEDモジュール3や台座5の温度を下げる必要性が少なく、新たにヒートシンク等の放熱手段を設ける必要がなく、LEDランプが大型化するようなこともない。
また、回路ユニット9をグローブ内に配置することで、LEDモジュール3と口金11との間に回路ユニット9用のスペースを確保する必要がなくなり、台座5を小型化できる。この際、LEDモジュール3を搭載する台座5に温度上昇が生じるが、上述のように、LEDモジュール3と口金11との間に回路ユニット9を格納していないため、LEDモジュール3や台座5の温度を下げる必要がない。
[その他]
本実施の形態では、回路ユニット9をグローブ7内に格納しているため、台座5と口金11との間に回路ユニット9を格納するスペースが不要となり、LEDモジュール3を口金11に近い位置に搭載することが可能となり、白熱電球のバルブに近い形状・大きさのグローブ7を利用することができる。これにより、白熱電球を利用していた従来の照明器具へのLEDランプ1の装着適合率を略100[%]にすることができる。
さらに、LEDモジュール3を口金11に近づけることで、LEDモジュール3とグローブ7の頂部89との間隔を大きくでき、回路ユニット9を格納するスペースを十分に確保することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係るLEDランプは、LEDモジュールから発せられる光色が青色である点、および、グローブ7の球状部の内面に波長変換層としての蛍光体層が形成されている点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図3は、第2の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図3に示すように、第2の実施の形態に係るLEDランプ101は、LEDモジュール103、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具である電気配線61,63,67,69を備える。
LEDモジュール103は、実装基板15、複数のLED17および封止体105を備えており、LED17は青色光を発するが、封止体105には第1の実施形態で説明したような蛍光体粒子が含まれていない。したがって、LEDモジュール103からは青色光が出射される。
グローブ7は、球状部37の内面39に、LEDモジュール103から発せられた青色光を黄色光に変換する蛍光体粒子(波長変換材料)からなる蛍光体層107が形成されている。これにより、LEDモジュール103からの青色光と、蛍光体層107からの黄色光とにより混色された白色光が生成される。生成された白色光の一部は球状部37を透過して外部へ取り出され、残りの一部は内面39で反射して回路ケース13の外面85へ向かう点は第1の実施形態と同様である。
蛍光体粒子は高温になると波長変換効率が低下するが、本実施の形態では蛍光体粒子を含む蛍光体層107が熱源であるLED17から離れたグローブ7の内面39に形成されているため、蛍光体粒子がLED17と接触している封止体105内に混入されている場合よりも、蛍光体粒子が熱の影響を受け難く、熱による蛍光体粒子の波長変換効率の低下を抑制することができる。
第2の実施の形態においても、回路ユニット9は回路ケース13で覆われており、回路ケース13の外面85が反射面となっているため、回路ケース13がなければ回路ユニット9で吸収されていたはずの光をグローブ7の球状部37の内面39に向けて反射させることができる。
蛍光体層107は、必ずしも球状部37の内面39の全体に形成されている必要はなく、青色光が入射する領域にのみ形成されていても良い。すなわち、白色光のみが入射する領域には形成されている必要はない。例えば、球状部37の頂部89付近の領域は青色光が到達し難いため、その領域には蛍光体層107を形成しないことが考えられる。これにより蛍光体粒子の使用量を削減することができる。
上記構成において、LED17の代わりに紫外光を発するLEDを採用することが考えられる。その場合は、紫外光を可視光に変換する蛍光体粒子からなる蛍光体層を球状部37の内面39に形成して、その蛍光体層で白色光を生成することが考えられる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係るLEDランプは、回路ケースの外面で反射され蓋体表面に向かった反射光をグローブ内面に向けて反射させる反射部材が配されている点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図4は、第3の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図4に示すように、第3の実施の形態に係るLEDランプ201は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具である電気配線61,63,67,69を備え、さらに、反射部材203を備える。
反射部材203は、椀状であって凹面状の内面205を有し、内面205が反射面となっており、内面205を回路ケース13に向けるようにして台座5の蓋体23の表面33に取り付けられている。そして、内面205の中央領域にLEDモジュール3が搭載されている。また、反射部材203には、台座5の貫通孔73,79と対応した位置に、電気配線67,69を貫通させるための貫通孔207,209が設けられている。
LED17から回路ユニット9に向けて出射され回路ケース13の外面85で反射した光のうち、球状部37の内面39に向かわず蓋体23の表面33に向かった反射光L6は、反射部材203が配されていなければ蓋体23で吸収されてしまう。しかしながら、本実施の形態では、台座5に向かった反射光L6が反射部材203の内面205で反射され、その反射光L7がグローブ7の球状部37の内面39へ向かうため、本来であれば吸収されてしまう光を有効活用することができる。なお、反射部材203を設ける代わりに、蓋体23の表面33を反射面としても同様の効果が得られる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態に係るLEDランプは、回路ケースの外観形状が多面体でない点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図5は、第4の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図5に示すように、第4の実施の形態に係るLEDランプ301は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット303、口金11、回路ケース305、および、支持具である電気配線61,63,67,69を備える。
回路ユニット303は、回路基板307と、回路基板307に実装された各種の電子部品309,311とから構成され、電気配線61,63,67,69によって支持された状態で、グローブ7の球状部37内に格納されている。各電子部品309,311は回路基板307の一方の主面側に全て配置されている。
回路ケース305は、外観形状が球で有り、内部には回路ユニット303を格納するためのドーム状の空間を有し、ランプ軸Zと直交し且つ多面体の中心Oを含む面で多面体を2分割した2つの半球状の部材で構成されている。具体的には、口金11側の部分を構成する第1部材313と、残りの部分を構成する第2部材315とで構成されている。
そして、回路ケース305の外面317は、光を反射する反射面となっている。回路ケース305の外観形状を球とすることで、最大外殻幅Wと最小外殻幅Wとの差がなくなるため、グローブ7の球状部37の内面39と回路ケース305の外面317との隙間幅に関して、よりバラツキが少なくなる。したがって、グローブ7の内面39と回路ケース305の外面317との間で光を反射させることについて光学設計がより容易になる。
このように、本発明に係る回路ケースの外観形状は、第1の実施形態に係る回路ケース13のように多面体に限定されず、球のような楕円体であっても良い。また、楕円体に限定されず、円錐、並びに、三角錐、四角錐および五角錐等の角錐のような錐体であっても良く、双円錐、並びに、双三角錐、双四角錐および双五角錐等の双角錐、並びに、ねじれ双三角錐およびねじれ双五角錐等のねじれ双角錐のような双錐体であっても良く、円錐台および角錐台等のような錐台であっても良く、円柱、角柱、反角柱等のような柱体であっても良い。
第1部材313の開口側端面と第2部材315の開口側端面同士を合わせると、回路ユニット303の全体が回路ケース305に覆われた状態で回路ケース305の内部空間に格納される。
第2部材305の内面には、回路ユニット303の回路基板307を載置するための載置部319,321,323が、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて4箇所に突設されている(載置部のうちの1つは図5には表れていない)。そして、載置部319,321,323に回路基板41が載置され、接着剤(不図示)で固定されている。なお、回路ユニット303を回路ケース305に固定する方法は、接着剤を用いる方法に限定されず、例えば、ネジや係合構造で固定する方法であっても良いし、複数の方法を組み合わせて固定する方法でも良い。
回路ユニット303が回路ケース305に固定されているため、回路ケース305は回路ユニット303を介して間接的に支持具である電気配線61,63,67,69によって球状部37内で支持されていることになる。
第1部材313には、電気配線61,63,67,69を通すための貫通孔325,327,329が、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて4箇所に設けられている(貫通孔のうちの1つは図5には表れていない)。4つの貫通孔325,327,329が、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて配置されているため、支持具を構成する4本の電気配線61,63,67,69によって回路ユニット303および回路ケース305がバランス良く支持されている。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態に係るLEDランプは、回路ケースの外面の一部が反射面でない点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図6は、第5の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図6に示すように、第5の実施の形態に係るLEDランプ401は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット403、口金11、回路ケース405、および、支持具である電気配線61,63,67,69を備える。
回路ユニット403は、回路基板407と、回路基板407に実装された各種の電子部品409,411とから構成され、電気配線61,63,67,69によって支持された状態で、グローブ7の球状部37内に格納されている。各電子部品409,411は回路基板407の一方の主面側に全て配置されている。
回路ケース405は、外観形状が円錐である第1部材413と、外観形状が円柱である第2部材415とで構成される。第1部材413は内部が空洞であって底面にあたる位置が開口している。第2部材415も内部は空洞であって有底筒状である。第1部材413と第2部材415とは開口部同士を合わせるようにして組み立てられている。
第2部材415内部の底面417には回路ユニット403が接着剤(不図示)により固定されている。なお、回路ユニット403を回路ケース405に固定する方法は、接着剤を用いる方法に限定されず、例えば、ネジや係合構造で固定する方法であっても良いし、複数の方法を組み合わせて固定しても良い。
回路ケース405は、第1部材413の外面419だけが反射面となっており、第2部材415の外面421は反射面となっていない。このように、本発明に係る回路ケースは必ずしも外面の全てが反射面である必要はなく、半導体発光素子から回路ユニットに向けて出射された光を効率良く反射し、グローブの内面に向かう反射光L8とすることのできる領域のみが反射面であっても良い。効率の良い領域とは、具体的には、例えば、本実施の形態に係る回路ケース405のように、第1部材413の外面419であって、これはすなわち、LEDモジュール3と対向する領域である。
第1部材413には、電気配線61,63,67,69を通すための貫通孔423,425,427が、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて4箇所に設けられている(貫通孔のうちの1つは図6には表れていない)。4つの貫通孔423,425,427が、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて配置されているため、支持具を構成する4本の電気配線61,63,67,69によって回路ユニット403および回路ケース405がバランス良く支持されている。
<第6の実施の形態>
第6の実施の形態に係るLEDランプは、電気配線が支持具でない点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図7は、第6の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図7に示すように、第6の実施の形態に係るLEDランプ501は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具503を備える。
支持具503は、一端が回路ケース13に固定され他端が台座5に固定された円筒状部材であって、回路ユニット9と口金11とを接続する電気配線505,507および回路ユニット9とLEDモジュール3とを接続する電気配線509,511が、支持具503の内部を通って回路ケース13内から口金11およびLEDモジュール3へと導出されている。
具体的には、支持具503は、例えば、ガラス製、金属製または樹脂製のストレート管であって、その一端は、回路ケース13の第1部材53の外面に設けられた凹部513に差し込まれた状態で接着により固定されている。また、支持具503の他端は、台座5の蓋体23の表面33に設けられた凹部515に差し込まれた状態で接着により固定されている。
なお、支持具503を透明の材料で形成することによって、支持具503によりLED17からの出射光が妨げられ難い構成とすることができる。一方、支持具503を不透明な材料で形成する場合は、例えば支持具503の外表面を鏡面処理するなどして光反射率を向上させ、支持具503によって出射光が吸収され難い構成とすることも考えられる。
また、支持具503は、円筒状部材ではなく角筒状部材であっても良い。さらに、筒状部材ではなく円柱や角柱など柱状部材であっても良い。支持具503が柱状部材である場合、電気配線505,507,509,511は支持具503に巻き付けたり、沿わせたりすることが考えられる。
第1部材53の凹部513には、第1部材53を貫通する貫通孔517が連設されており、この貫通孔517を通って各電気配線505,507,509,511は回路ケース13内から支持具503内へと導出されている。なお、貫通孔517の径は支持具503の外径よりも小さいため、貫通孔517内に支持具503の一端が入り込むことはない。
また、蓋体23の凹部515には、蓋体23を貫通する貫通孔519が連設されており、この貫通孔519を通って各電気配線505,507,509,511は支持具503内から蓋体23の口金11側へと導出されている。口金11側へと導出された電気配線505,507は、それぞれ蓋体23に設けられた貫通孔521を通ってLEDモジュール3に接続されている。また、電気配線509,511は、それぞれ口金11に接続されている。なお、貫通孔519の径は支持具503の外径よりも小さいため、貫通孔519内に支持具503の一端が入り込むことはない。
本実施の形態のような構成であれば、電気配線505,507,509,511に回路ユニット9や回路ケース13を支持するだけの強度がなくても、回路ユニット9や回路ケース13をグローブ7内に保持することができる。また、より安定して回路ユニット9や回路ケース13を保持することができる。なお、支持具503の外周面523を反射面とすることによって、支持具503によってLEDユニット3から出射された光が吸収されることを防止することができる。
なお、支持具503は円筒状に限定されず、円筒以外の筒状であっても良い。また、筒状ではなく柱状であっても良い。さらに、電気配線505,507,509,511は、全てが支持具503内を通る必要はなく、一部のみが支持具503内を通る構成であっても良い。
<変形例>
以上、本発明の構成を第1から第4の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態等に限られない。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
[グローブの形状]
実施の形態等では、所謂、Gタイプのグローブを利用したが、他のタイプ、例えば、AタイプやBタイプであっても良い。
また、白熱電球のバルブ形状や電球形LEDランプのグローブ形状と全く異なる形状であっても良い。
[口金]
実施の形態等では,エジソンタイプの口金を利用したが、他のタイプ、例えば、ピンタイプ(具体的にはGY、GX等のGタイプ)を利用しても良い。また、実施の形態等では、口金や台座の内部は中空であったが、例えば、伝導率が空気よりも高い絶縁性の材料を充填しても良い。これにより、その充填材料を介して、LEDモジュールの熱がより効率良く口金に伝わるため、ランプの放熱特性を向上させることができる。なお、上記材料としては、例えばシリコーン樹脂等がある。
[LEDモジュール]
(1)実装基板
実装基板は、樹脂基板、セラミック基板、樹脂板と金属板とから成る金属ベース基板等、既存の実装基板を利用することができる。
(2)LED
実施の形態等では、青色発光のLEDと、青色光を黄色光に変換する変換部材について説明したが、他の発光色のLEDを用いても良い。その場合、LEDランプに要求されている所望の光色に変換する変換材料を用いる必要がある。
また、実施の形態では、1種類のLEDを用いて、LEDモジュール(LEDランプ)から白色光を出力しているが、例えば、青色発光、赤色発光、緑色発光の3種類のLEDを用いて、これらの発光色を混色して白色光としても良い。
(3)封止体
実施の形態等では、封止体は、実装基板上に実装されたすべてのLEDを被覆していたが、例えば、一つのLEDに対して1つの封止体で被覆しても良いし、複数のLEDをグループ分けして、所定数のLEDに対して1つの封止体で被覆しても良い。
また、実施の形態等では、透光性材料内に蛍光体粒子を混入させていたが、例えば、透光性材料の表面に蛍光体粒子を含んだ蛍光体層を形成しても良く、さらには、封止体(LEDモジュール)とは別に、LEDにおける光の出射方向に蛍光体粒子を含んだ蛍光板等の波長変換部材を設けても良い。
[回路ユニット]
実施の形態における回路ユニットは、複数の電子部品が1つの回路基板に実装されていたが、複数の回路基板、例えば、2つの回路基板に、複数の電子部品を分けて実装するようにしても良い。この場合、すべての電子部品が回路ケース内に配される必要はなく、例えば、熱に強い電子部品を台座や口金の内部に配しても良い。この場合、グローブの内部に配される回路ユニットを小さくすることができるため、それに応じて回路ケースも小さくすることができ、グローブの頂部への光取り出し効率を向上させることができる。
また、実施の形態等では、回路ユニットの回路基板は、その主面がランプ軸Zと直交する姿勢で配置されていたが、例えば、回路基板の主面がランプ軸Zと平行になる姿勢で配置しても良いし、ランプ軸Zに対して傾斜した姿勢で配置しても良い。
[回路ケース]
実施の形態等では、回路ケースの内部には光が完全に入り込まない構成であったが、回路ケースの外面に入射した光の一部が回路ケースを透過して回路ケースの内部に入り込む構成であっても良い。例えば、金粉などの反射粒子を混入した透光性材料で回路ケースを形成し、回路ケースの外面に入射した光は一部が外面で反射し、一部は回路ケースを透過する構成としても良い。
本発明は、LEDランプを小型化したり、輝度を向上させたりするのに利用可能である。
1,101,201,301,401,501 ランプ
7 グローブ
9 回路ユニット
11 口金
13 回路ケース
17 半導体発光素子
23 蓋体
33 蓋体表面
39 グローブ内面
61,63,67,69 支持具(電気配線)
85 反射面
107 波長変換層
203 反射部材
503 支持具
505,507,509,511 電気配線

Claims (9)

  1. グローブと口金とを含む外囲器内に、半導体発光素子と、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させるための回路ユニットとが格納されたランプにおいて、
    前記回路ユニットが、前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側であって前記グローブ内に、回路ケースに覆われ且つ支持具によって支持された状態で配されており、
    前記回路ケースは、前記半導体発光素子からの出射光の少なくとも一部を前記グローブ内面に向けて反射させる反射面を有することを特徴とするランプ。
  2. 前記グローブ内面は、入射光の一部を透過し一部を反射させる半透過性反射面であることを特徴とする請求項1記載のランプ。
  3. 前記グローブ内面の光反射率は、前記口金側から前記口金とは反対側へ向けて漸次低下していることを特徴とする請求項2記載のランプ。
  4. 前記回路ケースの外観形状は、球、正多面体、半多面体または準多面体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のランプ。
  5. 前記半導体発光素子からの出射光は青色光または紫外光であって、前記グローブ内面には青色光または紫外光を他の波長の光に変換する波長変換層が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のランプ。
  6. 前記半導体発光素子は、前記口金の開口を塞ぐ蓋体表面に搭載されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のランプ。
  7. 前記外囲器内には、前記反射面で反射され前記蓋体表面に向かった反射光を前記グローブ内面に向けて反射させる反射部材が配されていることを特徴とする請求項6記載のランプ。
  8. 前記支持具は、一端が前記回路ケースに固定され他端が前記蓋体に固定された筒状部材であって、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線および前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線が、前記支持具の内部を通って前記回路ケース内から前記口金および前記半導体発光素子へと導出されていることを特徴とする請求項6または7に記載のランプ。
  9. 前記支持具が、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線、および、前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のランプ。
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