JP2012074191A - コネクタ - Google Patents

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佳宏 深瀬
Terushi Hara
輝史 原
Toshinori Sakurai
俊典 櫻井
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Abstract

【課題】嵌合時に雌端子のバネ部を撓ませず、挿入力を発生させることなく嵌合することが可能なコネクタを得る。
【解決手段】雌端子13を装着する雌ハウジング15と、雄端子17を装着する雄ハウジング21と、嵌合方向に直交する方向から前記雌ハウジング15に挿入され前記雌端子13を係止する係止部品23と、を備えたコネクタ11であって、前記雌端子13は、前記雄端子17に弾接するバネ部35を形成した第1箱部33と、前記雄端子17を前記バネ部35に向けて付勢する打ち出し部39を形成した第2箱部25とからなり、且つ前記バネ部35と前記打ち出し部39は離間位置に組み合わされる仮係止状態と、近接位置に組み合わされる本係止状態とに移行可能に設けられる。前記係止部品23は、仮係止位置に係止されることにより前記雌端子13を前記雌ハウジング15に装着可能にするとともに、本係止位置に係止されることにより仮係止状態の前記雌端子13を本係止状態へ移行させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、雄ハウジングと雌ハウジングの挿入力が低減可能となるコネクタに関する。
コネクタには、嵌合時に各コンタクトを接触させないようにすることで、抵抗なく嵌合できるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。このコネクタ501は、図14に示すように、フレーム503と、フレーム503に設けられたインシュレータ505と、インシュレータ505に紙面に直角な方向に一定のピッチで保持される複数のコンタクト507と、フレーム503に回転可能に保持されるカム509とから構成される。
嵌合相手となるコネクタ511は、フレーム513と、フレーム513に設けられたインシュレータ515と、インシュレータ515に回転可能に、かつ、各コンタクト507のピッチ方向にスライド可能に保持されるフローティングインシュレータ517と、インシュレータ515及びフローティングインシュレータ517に紙面に直角な方向に一定のピッチで保持される複数のフローティングコンタクト519とから構成される。
カム509が図右半部において90゜左回転すると、フローティングインシュレータ517が軸521を中心に右回転することによって、各フローティングコンタクト519が各コンタクト507にそれぞれ接続する。
これにより、一方のコネクタの各コンタクトのピッチと他方のコネクタの各コンタクトのピッチがずれていても、嵌合時に各コンタクトを接触させないので、両コネクタがスムーズに嵌合できるようになされている。
特開2005−203323号公報
しかしながら、上記した従来のコネクタは、コネクタ嵌合時にコンタクト同士が摺動しないため、接触面における酸化膜の除去作用が期待できない。また、フローティングコンタクトを各コンタクトに接続するため、カムなどの別部品を用い新たに備える必要があり、部品点数が増えることになった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、雄ハウジングと雌ハウジングの嵌合時に雌端子のバネ部を撓ませず、挿入力を発生させることなく嵌合することが可能となるコネクタを提供することにある。また、他の目的は、コンタクトの接触面における酸化膜の除去作用が期待できるコネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 雌端子が装着される雌ハウジングと、前記雌端子と接続される雄端子が装着されるとともに前記雌ハウジングの前部を受け入れるフード部の形成された雄ハウジングと、コネクタ嵌合方向と直交する方向から前記雌ハウジングに挿入され仮係止位置及び本係止位置に択一的に係合可能に形成され前記雌端子を係止する係止部品と、を備えたコネクタであって、前記雌端子は、前記雄端子に弾接するバネ部を形成した第1箱部と前記雄端子を前記バネ部に向けて付勢する打ち出し部を形成した第2箱部とからなり、且つ前記バネ部と前記打ち出し部はコネクタ嵌合前にオフセット位置又は離間位置に組み合わされる仮係止状態からコネクタ嵌合時に対向位置又は近接位置に組み合わされる本係止状態へ移行可能に設けられ、前記係止部品は、仮係止位置に係止されることにより前記仮係止状態の雌端子を前記雌ハウジングに装着可能にするとともに、本係止位置に係止されることにより前記仮係止状態の雌端子を本係止状態へ移行させることを特徴とするコネクタ。
このコネクタによれば、雄ハウジングと雌ハウジングが未嵌合の状態において、雌端子は、第1箱部と第2箱部が離間位置に組み合わされている。この状態で雄ハウジングと雌ハウジングが嵌合されると、雄ハウジングが雌端子のバネ部に接触する程度でバネ部を撓ませることなく挿入され、雄端子が雌端子からの反力を受けない。また、嵌合状態では、接点接触させる係止部品が二重係止の機能も兼ね、部品点数を増やすことなく、雌端子の二重係止や接触信頼性の向上等、従来コネクタの性能が確保される。
(2) (1)のコネクタであって、前記係止部品は、コネクタ嵌合して前記雄端子が前記雌端子に挿入された状態で本係止状態に移行して前記バネ部又は前記打ち出し部を前記雄端子に弾接させることを特徴とするコネクタ。
このコネクタによれば、嵌合の後、係止部品が本係止状態に移行されると、雌端子の第2箱部がスライドして係止され、この過程でバネ部又は打ち出し部の表面と、雄端子の表面との酸化膜が除去されるとともに、端子同士が隙間無く弾接した確実な接触状態となる。
(3) (1)又は(2)のコネクタであって、前記雄端子は、コネクタ嵌合に際して前記雌端子のバネ部又は打ち出し部のいずれか一方に摺接して挿入されることを特徴とするコネクタ。
このコネクタによれば、雄ハウジングと雌ハウジングが嵌合されるに際し、雄端子が雌端子のバネ部又は打ち出し部のいずれか一方に摺接し、この摺接部における表面の酸化膜が除去される。
本発明に係るコネクタによれば、雄ハウジングと雌ハウジングの嵌合時に雌端子のバネ部を撓ませないため、挿入力を発生させることなく嵌合することが可能である。
本発明に係るコネクタの分解斜視図である。 (a)は図1に示したコネクタの嵌合状態の断面図、(b)はその要部拡大図である。 (a)は雌端子の分解斜視図、(b)は第2箱部の側面図、(c)は端子係止突起、仮係止突起溝、及び本係止突起溝の拡大斜視図である。 (a)は第2箱部の斜視図、(b)は第1箱部を斜め上方から見た斜視図、(c)は第1箱部を斜め下方から見た斜視図である。 (a)は雌端子の斜視図、(b)は、(a)の側面図、(c)は(b)のA−A断面図である。 (a)は雌ハウジングの他方の側面図、(b)は(a)の反対側の側面図、(c)は(b)のB−B断面図である。 係止部品の斜視図である。 (a)は雄ハウジングの他方の側面図、(b)は雄ハウジングの背面図、(c)は(b)のC−C断面図である。 (a)は雌端子、係止部品の装着された雌ハウジングの側面図、(b)はそのD−D断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 (a)は嵌合状態のコネクタの側面図、(b)はそのE−E断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 (a)は係止部品の本係止状態の断面図、(b)はその雌端子の拡大図、(c)はそのロックの拡大図である。 他の実施の形態に係る雌端子の分解斜視図である。 (a)は他の実施の形態における係止部品の仮係止状態の要部拡大断面図、(b)は雄ハウジングの嵌合状態の要部拡大断面図、(c)は係止部品の本係止状態の要部拡大断面図である。 従来のコネクタの要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るコネクタの分解斜視図、図2(a)は図1に示したコネクタの嵌合状態の断面図、(b)はその要部拡大図である。
本実施の形態に係るコネクタ11は、雌端子13が装着される雌ハウジング15と、雌端子13と接続される雄端子17が装着されるとともに雌ハウジング15の前部を受け入れるフード部19の形成された雄ハウジング21と、コネクタ嵌合方向と直交する方向から雌ハウジング15に挿入され仮係止位置及び本係止位置に択一的に係合可能に形成され雌端子13を係止する係止部品23と、を備える。
図3(a)は雌端子13の分解斜視図、(b)は第2箱部25の側面図、(c)は端子係止突起27、仮係止突起溝29、及び本係止突起溝31の拡大斜視図、図4(a)は第2箱部25の斜視図、(b)は第1箱部33を斜め上方から見た斜視図、(c)は第1箱部33を斜め下方から見た斜視図、図5(a)は雌端子13の斜視図、(b)は、(a)の側面図、(c)は(b)のA−A断面図である。
雌端子13は、雄端子17に弾接するバネ部35を有し電線37に圧着して接続される第1箱部33と、雄端子17をバネ部35に向けて付勢する打ち出し部39を形成した第2箱部25とからなる。第1箱部33は、上部に一対の水平片41、下部に水平底板43を有し、水平片41と水平底板43のそれぞれには第1箱部33と第2箱部25の接近離反方向に並ぶ仮係止突起溝29、本係止突起溝31が凹設されている。
一方、第2箱部25は、上部に上板部45、下部に後部水平片47を有し、上板部45の下面前後と、後部水平片47の上面とのそれぞれには端子係止突起27が突設されている。端子係止突起27は、第1箱部33への接近過程において、仮係止突起溝29、本係止突起溝31に順次に係止を移行させる。これにより、バネ部35と打ち出し部39は、コネクタ嵌合前にオフセット位置又は離間位置に組み合わされる仮係止状態から、コネクタ嵌合時に対向位置又は近接位置に組み合わされる本係止状態へ移行可能となる。
図6(a)は雌ハウジング15の他方の側面図、(b)は(a)の反対側の側面図、(c)は(b)のB−B断面図、図7は係止部品23の斜視図である。
雌ハウジング15の上部には片持ち梁状のアームロック部49が形成される。アームロック部49は雌ハウジング15が雄ハウジング21に嵌合した際、雄ハウジング21に係止し、嵌合の解除を規制する。
雌ハウジング15の他方の側面には係止部品挿入部51が形成される。雌ハウジング15には複数(本実施の形態では4つ)の雌端子収容室53が形成され、係止部品挿入部51はこれら雌端子収容室53を横断して形成される。係止部品挿入部51の奥にはストッパ壁55が形成され、ストッパ壁55は係止部品23の挿入を規制する。
係止部品23には雌端子13が貫通する端子貫通穴57が雌端子収容室53と重なるように形成されている。端子貫通穴57は、係止部品23の挿入方向に、雌端子収容室53よりも拡幅して形成されている。係止部品23の挿入方向先端側の上下面には、ロック59が突設される。このロック59は、係止部品挿入部51の奥側の上下に突設された仮係止突起61、本係止突起63に係止する。これにより、係止部品23は、仮係止位置に係止されることにより仮係止状態の雌端子13を雌ハウジング15に装着可能にするとともに、本係止位置に係止されることにより仮係止状態の雌端子13を本係止状態へ移行させる。
係止部品23は、コネクタ嵌合して雄端子17が雌端子13に挿入された状態で本係止状態に移行してバネ部35又は打ち出し部39を雄端子17に弾接させる。嵌合の後、係止部品23が本係止状態に移行されると、雌端子13の第2箱部25がスライドして第1箱部33に係止され、この過程でバネ部35又は打ち出し部39の表面と、雄端子17の表面との酸化膜が除去されるとともに、端子同士が隙間無く弾接した確実な接触状態となる。
雌端子13の第2箱部25には図4(a)に示す二重係止突起収容部65が穿設されている。一方、係止部品23の端子貫通穴57には図7に示す二重係止突起67が側部から突出している。二重係止突起67は、係止部品23が本係止状態に移行することで、第2箱部25の二重係止突起収容部65に嵌合し、雌端子13を雌ハウジング15に二重係止するようになっている。
図8(a)は雄ハウジング21の他方の側面図、(b)は雄ハウジング21の背面図、(c)は(b)のC−C断面図である。
雄ハウジング21は、フード部19の先端内面に嵌合ロック部69を垂設している。この嵌合ロック部69は、雌ハウジング15との嵌合時に、雌ハウジング15のアームロック部49に係合することで、雌ハウジング15との嵌合の解除を規制する。なお、嵌合の解除は、アームロック部49の自由端49a側を、嵌合ロック部69に対し、離反方向に弾性変位させることにより行われる。
雄ハウジング21の他方の側面には係止部品操作部71が穿設されている。係止部品操作部71は、雄ハウジング21と雌ハウジング15が嵌合したとき、雌ハウジング15の係止部品挿入部51と一致する。つまり、コネクタ11の嵌合状態において、係止部品23は、雄ハウジング21の係止部品操作部71から仮係止状態、本係止状態への操作ができるようになっている。
雄ハウジング21のフード部19は、内部が雌ハウジング15の前部を受け入れる嵌合空間部73となっている。この嵌合空間部73には不図示の雄端子収容室に装着された雄端子17の電気接触部となる雄タブ75が突出する。つまり、嵌合空間部73に前部が挿入されることで、雄タブ75が雌ハウジング15の前面に開口した図1に示す雄タブ受入孔77から進入して、図2に示すように、雌端子13に接触する。
雄端子17は、コネクタ嵌合に際して雌端子13のバネ部35又は打ち出し部39のいずれか一方に摺接して挿入される。雄ハウジング21と雌ハウジング15が嵌合されるに際し、雄端子17が雌端子13のバネ部35又は打ち出し部39のいずれか一方に摺接し、この摺接部における表面の酸化膜が除去されるようになっている。
次に、上記構成を有するコネクタ11の作用を説明する。
図9(a)は雌端子13、係止部品23の装着された雌ハウジング15の側面図、(b)はそのD−D断面図、(c)は(b)の要部拡大図、図10(a)は嵌合状態のコネクタ11の側面図、(b)はそのE−E断面図、(c)は(b)の要部拡大図、図11(a)は係止部品本係止状態の断面図、(b)はその雌端子13の拡大図、(c)はそのロック59の拡大図である。
コネクタ11を嵌合するには、先ず、雌ハウジング15において、係止部品23を仮係止状態とする。雌端子13を挿入する前の雌ハウジング15は、雌ハウジング15に設けた係止部品挿入部51より挿入された係止部品23が、雌ハウジング15に設けた仮係止突起61を、係止部品23に設けたロック59が乗り越えることにより仮係止位置に保持される。この状態で、図9に示すように、仮係止状態の雌端子13を雌ハウジング15の各雌端子収容室53(図6(c)参照)に挿入する。
装着された雌端子13は、図5に示すように、第2箱部25に設けた端子係止突起27が、第1箱部33に設けた仮係止突起溝29に収容され、仮係止されている。
次に、図10に示すように、雌端子13が挿入された雌ハウジング15(雌ハウジングアッセンブリー)と雄ハウジング21を嵌合させる。その際、雌ハウジング15と雄ハウジング21は、雄ハウジング21の嵌合ロック部69と雌ハウジング15のアームロック部49にて保持され、嵌合の解除が規制される。この時、雄ハウジング21の雄タブ75は、雌端子13のバネ部35に接触しているが、撓まないため、端子同士の挿入力が発生しない。
雄ハウジング21と雌ハウジング15の嵌合が完了後、図11に示すように、雄ハウジング21に設けた係止部品操作部71より、係止部品23を押し込み、係止部品23のロック59に雌ハウジング15の本係止突起63を乗り越えさせ本係止させると同時に、係止部品23により図5(a)に示した仮係止突起溝29に収容されていた端子係止突起27も押され、本係止突起溝31へ収容され端子が本係止される。この時、雌端子13の打ち出し部39が横にスライドしながら雄タブ75に弾性接触し、摺接することで打ち出し部39、及び雄タブ表面の酸化膜を除去する。なお、この際、同時に係止部品23に設けた二重係止突起67が雌端子13に設けた二重係止突起収容部65に収容され、雌端子13が二重係止される。以上により、コネクタ11は、雄タブ75が雌端子13のバネ部35を撓める際に生じる反力を受けることなく、すなわち、挿入力を発生させることなく、嵌合することが可能となる。
このように、コネクタ11では、雄ハウジング21と雌ハウジング15が未嵌合の状態において、雌端子13は、第1箱部33と第2箱部25が離間位置に組み合わされ、この状態で雄ハウジング21と雌ハウジング15が嵌合されると、雄ハウジング21が雌端子13のバネ部35に接触する程度でバネ部35を撓ませることなく挿入され、雄端子17が雌端子13からの反力を受けない。また、嵌合状態では、接点接触させる係止部品23が二重係止の機能も兼ね、部品点数を増やすことなく、雌端子13の二重係止や接触信頼性の向上等、従来コネクタの性能が確保されている。
次に、本発明に係るコネクタ11の他の実施の形態を説明する。
図12は他の実施の形態に係る雌端子13の分解斜視図、図13(a)は他の実施の形態における係止部品仮係止状態の要部拡大断面図、(b)は雄ハウジングの嵌合状態の要部拡大断面図、(c)は係止部品本係止状態の要部拡大断面図である。なお、図1〜図11に示した部材と同等の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
上記の実施の形態では、雌端子13の第1箱部33と第2箱部25を、図3(a)に示す横方向に分割したが、本実施の形態に係るコネクタ11Aは、図12に示すように、雌端子13Aの第1箱部33Aと第2箱部25Aを縦方向に分割する。
電線37の圧着される第2箱部25Aの両側板79の前後には第1箱部33Aと第2箱部25Aの接近離反方向に並ぶ仮係止突起溝29、本係止突起溝31がそれぞれ凹設されている。バネ部35の設けられた第1箱部33Aの前部両側片81と後部両側片83との内側対向面には端子係止突起(図3に示した端子係止突起27と同じもの)が突設されている。端子係止突起は、第2箱部25Aへの接近過程において、仮係止突起溝29、本係止突起溝31に順次に係止を移行させる。
本実施の形態に係るコネクタ11Aは、基本的な動作としては上記のコネクタ11と同じであり、図13(a)に示すように、係止部品23を雌ハウジング15に仮係止させ、仮係止状態の雌端子13Aを雌ハウジング15に挿入する。その状態にて、図13(b)に示すように、雄ハウジングと嵌合し、さらに、図13(c)に示すように、係止部品23、雌端子13Aを本係止させることで電気的接続を行う。
このコネクタ11Aでは、雌端子13Aを縦方向に分けるので、バネ部35が上から雄タブ75に接触し、上記のコネクタ11よりも、挿入力を低減することができる。なお、この構成においては、雄タブ75が挿入される際、雄タブ75が第1箱部33Aの打ち出し部39と接触することにより、双方の酸化膜が除去されることになる。
したがって、上記の実施の形態に係るコネクタ11,11Aによれば、雌端子13,13Aを、バネ部35を有する第1箱部33,33Aと打ち出し部39を有する第2箱部25,25Aに分け、雄ハウジング21、雌ハウジング15の嵌合後に係止部品23により本係止するので、雄ハウジング21と雌ハウジング15の嵌合時に雌端子13,13Aのバネ部35を撓ませないため、挿入力を発生させることなく嵌合することが可能である。
11 コネクタ
13 雌端子
15 雌ハウジング
17 雄端子
19 フード部
21 雄ハウジング
23 係止部品
25 第2箱部
33 第1箱部
35 バネ部
39 打ち出し部

Claims (3)

  1. 雌端子が装着される雌ハウジングと、前記雌端子と接続される雄端子が装着されるとともに前記雌ハウジングの前部を受け入れるフード部の形成された雄ハウジングと、コネクタ嵌合方向と直交する方向から前記雌ハウジングに挿入され仮係止位置及び本係止位置に択一的に係合可能に形成され前記雌端子を係止する係止部品と、を備えたコネクタであって、
    前記雌端子は、前記雄端子に弾接するバネ部を形成した第1箱部と前記雄端子を前記バネ部に向けて付勢する打ち出し部を形成した第2箱部とからなり、且つ前記バネ部と前記打ち出し部はコネクタ嵌合前にオフセット位置又は離間位置に組み合わされる仮係止状態からコネクタ嵌合時に対向位置又は近接位置に組み合わされる本係止状態へ移行可能に設けられ、
    前記係止部品は、仮係止位置に係止されることにより前記仮係止状態の雌端子を前記雌ハウジングに装着可能にするとともに、本係止位置に係止されることにより前記仮係止状態の雌端子を本係止状態へ移行させることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記係止部品は、コネクタ嵌合して前記雄端子が前記雌端子に挿入された状態で本係止状態に移行して前記バネ部又は前記打ち出し部を前記雄端子に弾接させることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
    前記雄端子は、コネクタ嵌合に際して前記雌端子のバネ部又は打ち出し部のいずれか一方に摺接して挿入されることを特徴とするコネクタ。
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