JP2012074157A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑えた小型の照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、所定の直流電圧を出力する直流電源回路3と、直流電源回路3から出力される直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路4と、直流電源回路3のスイッチング素子Q1及びインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3を制御する制御用集積回路6とを備える。制御用集積回路6は、インバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を制御するインバータドライブ回路63及びインバータ制御部62と、時間を計時するための発振信号を一定間隔で出力するタイマ回路64と、タイマ回路64からの発振信号の発振回数を計数することで放電ランプLa1の点灯時間を計時し、計時した点灯時間に応じて放電ランプLa1の調光比が変化するようにインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を制御する調光制御部65とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関するものである。
従来より、放電ランプを高周波点灯させる放電灯点灯装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。この放電灯点灯装置は、電源電圧を直流に変換する整流回路と、整流回路からの直流出力を受けて放電ランプを高周波点灯させるインバータ回路と、整流回路及びインバータ回路を構成する各スイッチング素子のオン・オフを制御する制御用集積回路と、制御用集積回路に対してPWM信号(調光信号)を出力するマイコンとを備える。この放電灯点灯装置では、制御用集積回路がマイコンから出力されるPWM信号に応じてインバータ回路の発振周波数を変化させることで、PWM信号に応じた調光レベルで放電ランプが調光点灯する。
特開2005−50647号公報(段落[0015]−段落[0019]、及び、第3図)
上述の特許文献1に示した放電灯点灯装置では、インバータ回路を制御する制御用集積回路とは別に、放電ランプの光出力を制御するPWM信号を出力するマイコンを設けている。したがって、制御用集積回路とマイコンとの間にはインターフェースが必要であり、例えば本従来例ではインターフェースとしてローパスフィルタ回路を設けている。また、制御用集積回路とローパスフィルタ回路の間、及び、マイコンとローパスフィルタ回路の間を接続するパターン配線も必要であり、以上のことから装置が大型化するものであった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、部品点数の増加を抑えた小型の照明装置を提供することにある。
本発明の照明装置は、平滑コンデンサを有し所望の直流電圧を出力する直流電源回路と、直流電源回路から出力される直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、インダクタ及びコンデンサで構成された共振回路を有し、インバータ回路から出力される高周波電圧により放電ランプを点灯させる負荷回路と、直流電源回路及びインバータ回路を構成する各スイッチング素子を制御する制御用集積回路とを備え、制御用集積回路は、インバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御するインバータ制御手段と、時間を計時するための発振信号を一定間隔で出力するタイマ手段と、タイマ手段から出力される発振信号の発振回数を計数することで放電ランプの点灯時間を計時し、計時した点灯時間に応じて放電ランプの調光比が変化するようにインバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御する調光制御手段とを有していることを特徴とする。
この照明装置において、インバータ制御手段は、タイマ手段から出力される発振信号の発振回数に従ってインバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御するのが好ましい。
また、この照明装置において、調光制御手段は、放電ランプの点灯時間の増加に伴う光束減退を低減するように、放電ランプの点灯時間が増加するに従って放電ランプの調光比が高くなるようにインバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御するのも好ましい。
さらに、この照明装置において、調光制御手段は、放電ランプの点灯時間が所定時間増加する毎に、放電ランプの調光比を所定量ずつ高くするのも好ましい。
また、この照明装置において、不揮発性のメモリを備え、制御用集積回路は、調光制御手段によって計時された放電ランプの点灯時間をメモリに記憶させる書込手段を有しているのも好ましい。
部品点数の増加を抑えた小型の照明装置を提供することができるという効果がある。
実施形態1の照明装置を示す回路図である。 同上のインバータ回路に入力される制御信号の周波数変化を示すグラフである。 同上の使用時間と放電ランプの調光比との関係を示すグラフである。 実施形態2の照明装置を示す回路図である。 実施形態3の照明装置に用いられる放電ランプの点灯時間と光束との関係を示すグラフである。 同上に用いられる放電ランプの点灯時間と調光比との関係を示すグラフである。 実施形態4の照明装置に用いられる放電ランプの点灯時間と調光比との関係を示すグラフである。 同上に用いられる放電ランプの点灯時間と調光比との関係を示す別のグラフである。 実施形態5の照明装置を示す回路図である。
以下に、本発明に係る照明装置の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に係る照明装置は、例えば天井などの造営面に施工された放電ランプを点灯させるために用いられる。
(実施形態1)
図1は本実施形態の照明装置を示す回路図であり、本照明装置は、商用交流電源1の出力を全波整流する整流回路2と、整流回路2の出力を所望の直流電圧に変換する直流電源回路3と、直流電源回路3から出力される直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路4とを備える。また、本照明装置は、インバータ回路4から出力される高周波電圧により放電ランプLa1を点灯させる負荷回路5と、直流電源回路3のスイッチング素子Q1及びインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3を制御する制御用集積回路6と、不揮発性のメモリ7とを備える。
整流回路2は、4つのダイオードD1〜D4をブリッジ接続してなり、商用交流電源1の出力を全波整流して後段の直流電源回路3に出力する。
直流電源回路3は、整流回路2の高圧側に接続されたインダクタL1及びダイオードD5の直列回路と、整流回路2の出力端間に接続されたコンデンサC1と、インダクタL1を介してコンデンサC1に並列に接続されたスイッチング素子Q1(例えばMOSFET)と、ダイオードD5を介してスイッチング素子Q1に並列に接続された平滑コンデンサC2とを備える。この直流電源回路3は、上記のスイッチング素子Q1をオン・オフすることによって全波整流された電圧をチョッピングし、所望の直流電圧が得られる所謂昇圧チョッパ回路であり、従来周知の構成であるから詳細な説明については省略する。
インバータ回路4は、2つのスイッチング素子Q2,Q3(例えばMOSFET)の直列回路を平滑コンデンサC2の両端間に接続した所謂ハーフブリッジ型のインバータ回路である。このインバータ回路4では、上記のスイッチング素子Q2,Q3を交互にオン・オフすることで直流電源回路3から出力される直流電圧を高周波電圧に変換し、後段の負荷回路5に出力する。
負荷回路5は、ローサイドのスイッチング素子Q3のドレイン−ソース間に接続されたインダクタL2及びコンデンサC3,C4からなる共振回路を有し、コンデンサC4の両端間には放電ランプLa1が接続されている。この負荷回路5では、上記のインバータ回路4から出力される高周波電圧により放電ランプLa1を点灯させる。
制御用集積回路6は、直流電源回路3のスイッチング素子Q1のオン・オフ時間を制御するチョッパ制御部60及びチョッパドライブ回路61と、インバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を制御するインバータ制御部62及びインバータドライブ回路63とを備える。また、制御用集積回路6は、時間を計時するための発振信号を一定間隔で出力するタイマ回路(タイマ手段)64と、タイマ回路64から出力される発振信号の発振回数を計数することで放電ランプLa1の点灯時間を計時し、計時した点灯時間に応じて放電ランプの調光比が変化するようにインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を制御する調光制御部(調光制御手段)65とを備える。さらに、制御用集積回路6は、調光制御部65で計時された放電ランプLa1の点灯時間をメモリ7に書き込むとともに、メモリ7に記憶させた放電ランプLa1の点灯時間を当該メモリ7から読み出すための通信制御部(書込手段)66を備える。
チョッパ制御部60は、直流電源回路3のスイッチング素子Q1のオン・オフ時間を制御するチョッパ制御信号をチョッパドライブ回路61に出力し、チョッパドライブ回路61は、上記のチョッパ制御信号に従ってスイッチング素子Q1のオン・オフ時間を制御する。その結果、入力電圧の変動や負荷の大きさに関わらず直流電源回路3の出力電圧を略一定に制御することができる。なお、上記のチョッパ制御信号は、図示しないタイマ回路からの発振信号に基づいて作成される。
インバータ制御部62は、インバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を制御するインバータ制御信号をインバータドライブ回路63に出力し、インバータドライブ回路63は、上記のインバータ制御信号に従ってスイッチング素子Q2,Q3を交互にオン・オフさせる。その結果、直流電源回路3の平滑コンデンサC2から放電ランプLa1に点灯電力を供給する状態と、負荷回路5のコンデンサC3を電源として放電ランプLa1に点灯電力を供給する状態とが交互に繰り返されて、放電ランプLa1に高周波電圧が印加される。ここに、本実施形態では、上記のインバータ制御部62及びインバータドライブ回路63によりインバータ制御手段が構成されている。なお、上記のインバータ制御信号についても、図示しないタイマ回路からの発振信号に基づいて作成される。
なお、上記のチョッパ制御信号及びインバータ制御信号はそれぞれ方形波の信号であり、その周期の半分がスイッチング素子Q1〜Q3のおおよそのオン・オフ時間となる。つまり、上記の各制御信号の周波数を変化させることで、スイッチング素子Q1〜Q3のオン・オフ時間を制御することができる。
次に、制御用集積回路6の各部の動作について説明する。商用交流電源1が供給されると、タイマ回路64はインバータ制御部62及び調光制御部65に対して一定間隔で発振信号を出力する。また、チョッパ制御部60はチョッパドライブ回路61に対してチョッパ制御信号を出力し、チョッパドライブ回路61はチョッパ制御信号に従って直流電源回路3のスイッチング素子Q1のオン・オフ時間を制御する。
インバータ制御部62は、タイマ回路64から出力される発振信号の発振回数を計数することで時間を計時し、この計時時間が放電ランプLa1のフィラメントの先行予熱期間(図2中の時刻t1から時刻t2までの期間)を経過するまでは予熱時のオン・オフ時間に対応する周波数f1のインバータ制御信号を出力する(予熱モード)。そして、インバータドライブ回路63では、インバータ制御信号に対応するオン・オフ時間でインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3をオン・オフさせることで、放電ランプLa1のフィラメントに予熱電流が供給されてフィラメントが予熱される。
また、インバータ制御部62は、上記の計時時間が先行予熱期間後の始動電圧印加期間(図2中の時刻t2から時刻t3までの期間)を経過するまでは始動時のオン・オフ時間に対応する周波数f2(f2<f1)のインバータ制御信号を出力する(始動モード)。そして、インバータドライブ回路63では、インバータ制御信号に対応するオン・オフ時間でインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3をオン・オフさせることで、放電ランプLa1のフィラメントに点灯するのに十分な始動電圧が印加されて放電ランプLa1が点灯する。
さらに、インバータ制御部62は、上記の計時時間が始動電圧印加期間を経過した後は(図2中の時刻t3以降)、調光制御部65によって制御される所定の調光比で点灯するようにインバータ制御信号の周波数fがf=f3に設定される(点灯モード)。そして、インバータドライブ回路63では、インバータ制御信号に対応するオン・オフ時間でインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3をオン・オフさせることで、放電ランプLa1が所定の調光比で点灯する。
調光制御部65は、タイマ回路64から出力される発振信号の発振回数を計数することで時間を計時し、通信制御部66を介してメモリ7から取得した点灯時間に上記の計時時間を累積して新たな点灯時間とする。そして、調光制御部65では、新たな点灯時間に応じて放電ランプLa1の調光比が変化するように、インバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を変更する調光信号をインバータ制御部62に出力する。一方、インバータ制御部62は、上記の予熱モード及び始動モードでは所定のインバータ制御信号を作成してインバータドライブ回路63に出力するが、点灯モードでは上記の調光信号をインバータ制御信号としてインバータドライブ回路63に出力する。
ここにおいて、メモリ7は例えば不揮発性のEEPROMであり、通信制御部66とメモリ7との間の通信は、EEPROM側で定められる所定の2線式或いは3線式の通信方法を用いて行われる。具体的には、通信制御部66が、メモリ7に記憶させた点灯時間を読み出すための読み出し信号を含む所定のフォーマットの伝送信号をメモリ7に送信し、メモリ7は、上記の伝送信号を受信すると点灯時間を含む伝送信号を作成して通信制御部66に送信する。そして、通信制御部66は、メモリ7からの伝送信号に含まれる点灯時間を取り出して調光制御部65に出力する。
一方、調光制御部65は、通信制御部66から入力された点灯時間に、計時した点灯時間を累積させて新たな点灯時間とし、通信制御部66に出力する。そして、通信制御部66では、メモリ7との通信フォーマットに従い、上記の新たな点灯時間及び当該点灯時間をメモリ7に書き込むための書き込み信号を含む伝送信号をメモリ7に送信する。通信制御部66からの伝送信号を受け取ったメモリ7では、この伝送信号に含まれる新たな点灯時間を最新の点灯時間として記憶する。
以上のような動作中に商用交流電源1がオフにされると、チョッパ制御部60及びインバータ制御部62からの各制御信号の出力が停止され、その結果、チョッパドライブ回路61及びインバータドライブ回路63が直流電源回路3及びインバータ回路4の動作を停止させる。さらに、タイマ回路64は、上記の発振信号の出力を停止する。
ここで、上記のタイマ回路64からの発振信号によって計時される時間は、先行予熱期間、始動電圧印加期間及び点灯時間であり、何れも数十〜数百ms程度の単位で計時できればいいことから、発振信号の発振周期も同程度の単位でよく、また精度についても特に高精度が要求されるものではないことから、例えばコンデンサの充放電時の両端電圧などで発振信号を形成してもよい。また、EEPROMは書込回数が限られているため、書き込みタイミングとしては、商用交流電源1がオフにされたときに点灯時間を書き込むようにすればよい。
ところで、本照明装置の使用時間が所定の寿命時間に達した場合には、利用者に本照明装置の交換を促すために、例えば図3に示すように放電ランプLa1の調光比を100%と70%の間で交互に変化させるのが好ましい。この場合、調光制御部66は、調光比100%に対応する調光信号と、調光比70%に対応する調光信号をインバータ制御部62に交互に出力することになる。
而して、本実施形態によれば、インバータ回路4の出力を制御するインバータ制御部62及びインバータドライブ回路63(インバータ制御手段)と、放電ランプLa1の調光比を変化させる調光制御部65(調光制御手段)を1つの制御用集積回路6に設けているので、従来例のようにPWM信号を出力するマイコンを制御用集積回路と別に設けた場合に比べて、部品点数を削減できるとともに各回路間を接続するパターン配線も不要になり、その結果、小型の照明装置を提供することができる。また、従来例に比べてマイコン及びマイコンに組み込まれるソフトウェアが不要になり、そのための開発費用を抑えることができることから製品コストを抑えることができる。さらに、放電ランプLa1の点灯時間を不揮発性のメモリ7に記憶させているので、例えば停電などで電源がオフにされた場合でもメモリ7から読み出すことで点灯時間を把握することができる。
なお、本実施形態では直流電源回路3を昇圧チョッパ回路で構成しているが、降圧チョッパ回路や昇降圧チョッパ回路で構成してもよい。また、インバータ回路4についてもハーフブリッジ型のインバータ回路に限定されるものではなく、フルブリッジ型のインバータ回路でもよい。
(実施形態2)
本発明に係る照明装置の実施形態2を図4に基づいて説明する。本実施形態では、チョッパ制御部60から出力されるチョッパ制御信号及びインバータ制御部62から出力されるインバータ制御信号についても、タイマ回路64から出力される発振信号に基づいて作成している点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成は実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の照明装置は、図4に示すように、整流回路2と、直流電源回路3と、インバータ回路4と、負荷回路5と、制御用集積回路6と、不揮発性のメモリ7とを備える。
また、本実施形態の制御用集積回路6は、チョッパ制御部60と、チョッパドライブ回路61と、インバータ制御部62と、インバータドライブ回路63と、タイマ回路(タイマ手段)64と、調光制御部(調光制御手段)65と、通信制御部(書込手段)66とを備える。ここに、本実施形態においても、インバータ制御部62及びインバータドライブ回路63によりインバータ制御手段が構成されている。
ここで、上記のチョッパ制御信号やインバータ制御信号の周波数は数十kHz〜数百kHzであるので、タイマ回路64からは数MHzの発振信号を出力する必要がある。例えば、タイマ回路64から8MHzの発振信号を出力した場合には、5μs毎にオン・オフする100kHzのチョッパ制御信号を形成するには発振信号を80回計数する毎に反転するようにすればよい。さらに、発振信号を81回計数する毎に反転するようにした場合には、5.06μs毎にオン・オフする98.8kHzのチョッパ制御信号を形成することができる。
而して、本実施形態によれば、放電ランプLa1の点灯時間を計時するために設けられたタイマ回路64を、直流電源回路3のスイッチング素子Q1及びインバータ回路4のスイッチング素子Q2,Q3のオン・オフ時間を制御するためのタイマ回路として兼用しているので、直流電源回路3及びインバータ回路4を制御するためのタイマ回路を別に設けなくてもよく、コストダウンが図れる。また、本実施形態では、タイマ回路64により先行予熱期間や始動電圧印加期間、点灯時間も計時しており、これらの時間を計時するためには多数のカウンタを用意する必要があるが、スイッチング素子Q1〜Q3のオン・オフ時間を計時するためのタイマ回路と、上記の各時間を計時するためのタイマ回路とをタイマ回路64で共通化していることから、タイマ回路の数を減らすことができてカウンタの増加に伴う影響を小さく抑えることができる。
(実施形態3)
本発明に係る照明装置の実施形態3を図5及び図6に基づいて説明する。本実施形態では、放電ランプLa1の点灯時間の増加に伴う光束減退を低減するように、放電ランプLa1の点灯時間が増加するに従って放電ランプLa1の調光比を高くしている点で実施形態1,2と異なっている。なお、それ以外の構成は実施形態1,2と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図5は放電ランプLa1の点灯時間と光束との関係を示すグラフであり、点灯初期段階の光束を100%とすると、点灯時間が放電ランプLa1の寿命時間に達するときには70%まで低下していることが分かる。その結果、点灯時間の経過とともに放電ランプLa1による照射面の照度が低下することになる。そこで、本実施形態では、放電ランプLa1の点灯時間に伴う光束減退を低減すべく、放電ランプLa1の点灯時間が増加するに従って調光比が高くなるように調整している。具体的には、図6に示すように点灯初期段階では調光比を70%に設定し、放電ランプLa1の点灯時間が増加するに従って曲線的に調光比を高くしていき、点灯時間が放電ランプLa1の寿命時間に達するときには調光比を100%に設定している。その結果、放電ランプLa1の点灯時間に関わらず略一定の照射面照度を確保することができる。なお、上記の調光比は、放電ランプLa1の点灯時間に応じて調光制御部65が設定する。
而して、本実施形態によれば、放電ランプLa1の点灯時間と調光比との間の演算式(図6中の曲線を表す演算式)のみをメモリに記憶させておけばよく、調光比を補正するためのデータテーブルは不要であることから、メモリの小型化が図れるという利点がある。
(実施形態4)
本発明に係る照明装置の実施形態4を図7及び図8に基づいて説明する。実施形態3では、放電ランプLa1の調光比を、点灯時間が増加するに従って曲線的に増加させているが、本実施形態では直線的に増加させており、調光比の補正カーブを実施形態3に比べて簡素化している。なお、それ以外の構成については実施形態3と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図7は放電ランプLa1の点灯時間と調光比との関係を示すグラフであり、点灯初期段階で70%、点灯時間が放電ランプLa1の寿命時間に達するときには100%となるように調光比を直線的に増加させている。この場合、実施形態3のように調光比を曲線的に変化させる場合に比べて放電ランプLa1の照度変化が大きく、照射面の照度を一定に保つことはできないが、図7に示すように初期の調光比を低く設定することで、省エネルギー効果は同様に期待できる。
また、調光比を直線的に増加させる場合には、例えば図8に示すように、点灯時間が所定時間増加する毎に調光比を所定量ずつ増加させることで、近似的に直線的な補正カーブを実現することができる。そして、図8に示すように階段状に等間隔で調光比を増加させることで、補正のために必要とされるパラメータは所定時間と調光比幅のみでいいことから、実施形態3のように演算式をメモリに記憶させる場合に比べて、メモリ容量をさらに小さくすることができる。なお、上記のパラメータは、例えば予めメモリに記憶させておき、起動時に読み込むようにしてもいいし、放電灯La1の種類に応じて外部から入力できるようにしてもよい。
(実施形態5)
本発明に係る照明装置の実施形態5を図9に基づいて説明する。上述の実施形態1〜4では、放電ランプLa1の点灯時間を記憶させるためのメモリ7を制御用集積回路6とは別に設けているが、本実施形態ではメモリ7の代わりに制御用集積回路6の内部にメモリ68を設けている。なお、それ以外の構成は実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の照明装置は、図9に示すように整流回路2と、直流電源回路3と、インバータ回路4と、負荷回路5と、制御用集積回路6と、発振回路8とを備える。
また、本実施形態の制御用集積回路6は、チョッパ制御部60と、チョッパドライブ回路61と、インバータ制御部62と、インバータドライブ回路63と、タイマ回路(タイマ手段)64と、調光制御部(調光制御手段)65と、動作切替部67と、メモリ68とを備える。ここに、本実施形態においても、インバータ制御部62及びインバータドライブ回路63によりインバータ制御手段が構成されている。なお、本実施形態では、発振回路8から出力される一定間隔の出力信号に従って、タイマ回路64から動作切替部67及び調光制御部65に時間を計数するための発振信号が出力されるようになっている。
而して、本実施形態によれば、実施形態1〜4のように制御用集積回路6とメモリ7との間をつなぐ通信用のインターフェース回路が必要なく、また通信制御部66も不要になることから、実施形態1〜4に比べて装置全体の大きさを小さくすることができる。なおこの場合、メモリ68を追加することで制御用集積回路6のサイズが大きくなるが、メモリ68には放電ランプLa1の点灯時間のみを記憶させればいいので、メモリ68の容量は小さくて済み、したがってメモリ68の追加に伴う影響を小さくすることができる。
3 直流電源回路
4 インバータ回路
5 負荷回路
6 制御用集積回路
62 インバータ制御部(インバータ制御手段)
63 インバータドライブ回路(インバータ制御手段)
64 タイマ回路(タイマ手段)
65 調光制御部(調光制御手段)
C2 平滑コンデンサ
C3,C4 コンデンサ
L2 インダクタ
La1 放電ランプ
Q1〜Q3 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 平滑コンデンサを有し所望の直流電圧を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路から出力される直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    インダクタ及びコンデンサで構成された共振回路を有し、前記インバータ回路から出力される高周波電圧により放電ランプを点灯させる負荷回路と、
    前記直流電源回路及び前記インバータ回路を構成する各スイッチング素子を制御する制御用集積回路とを備え、
    前記制御用集積回路は、前記インバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御するインバータ制御手段と、
    時間を計時するための発振信号を一定間隔で出力するタイマ手段と、
    前記タイマ手段から出力される発振信号の発振回数を計数することで前記放電ランプの点灯時間を計時し、計時した点灯時間に応じて前記放電ランプの調光比が変化するように前記インバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御する調光制御手段とを有していることを特徴とする照明装置。
  2. 前記インバータ制御手段は、前記タイマ手段から出力される発振信号の発振回数に従って前記インバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記調光制御手段は、前記放電ランプの点灯時間の増加に伴う光束減退を低減するように、前記放電ランプの点灯時間が増加するに従って前記放電ランプの調光比が高くなるように前記インバータ回路のスイッチング素子のオン・オフ時間を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記調光制御手段は、前記放電ランプの点灯時間が所定時間増加する毎に、前記放電ランプの調光比を所定量ずつ高くすることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 不揮発性のメモリを備え、
    前記制御用集積回路は、前記調光制御手段によって計時された前記放電ランプの点灯時間を前記メモリに記憶させる書込手段を有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の照明装置。
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