JP5122882B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置に関するものである。
従来、放電灯における点灯時間の経過に伴う蛍光体の劣化などによる光出力の低下を、点灯時間が経過するにつれて放電灯への供給電力を徐々に増大させることによって補正する照明装置が開発されている。
この種の照明装置として、特許文献1には、放電灯への供給電力を制御して上記放電灯を点灯させるとともに放電灯への供給電力を制御可能な放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置への累積給電時間を放電灯の累積点灯時間として計時する点灯時間タイマと、放電灯の累積点灯時間の経過に伴う光出力の低下を抑制するように点灯時間タイマにより計時された累積点灯時間に応じて放電灯への供給電力を放電灯点灯装置に指示する光出力補正装置とを備えるものが開示されている。
特許文献1の照明装置の光出力補正装置は、定格電力を供給した場合の光出力(以下「光束」という。)が図15(a)に示すように累積点灯時間(図15(a)では単に「点灯時間」と表記)の経過に伴って低下する放電灯に対し、図15(b)に示すように放電灯点灯装置からの供給電力を点灯時間タイマにより計時された累積点灯時間に応じて徐々に増大させる。これにより、図15(c)に示すように、放電灯の累積点灯時間に関わらず放電灯の光出力を略一定とし、放電灯の累積点灯時間の経過に伴う光束低下(光束減退)を目立たなくすることができる。
なお、放電灯の光束の、寿命初期時に定格電力で点灯した放電灯の光束に対する比(以下「光束比」という。)は、寿命末期に定格電力で点灯した場合に70%程度となることが知られており、上記照明装置において全点灯として一定に保つ光束比として70%が選択されることが多い。
特開2001−15276号公報
この種の照明装置において、例えば外部からの信号によって調光制御が可能な機能が追加され、光束比70%以下の調光点灯が可能とした場合について考える。従来の照明装置では全点灯時の光束減退曲線(図15(a))に基づいて点灯装置の出力(放電灯への供給電力)が設定されている(図15(b)参照)。
しかし、調光点灯時の光束減退曲線は、図15(a)の破線で示すように、調光点灯時の蛍光体の劣化が全点灯時よりも抑制されるため、全点灯時に比べて緩やかな曲線となる。このため、従来の照明装置において、調光点灯時においても全点灯時と同じ光束減退曲線に基づいて初期照度補正制御を行うと、実際の光束低下よりもさらに光束が低下していると判断して点灯装置の出力を設定し、目標の光束比よりも大きくなり、明るく点灯してしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、光源の光束比の大きさに関わらず光源の累積点灯時間に伴う光束低下を精度よく補正することができる照明装置を提供することにある。
請求項1の発明は、調光点灯可能な光源と、前記光源への供給電力を制御して当該光源を点灯させる点灯装置と、前記点灯装置への給電時間を前記光源の点灯時間として計時する点灯時間タイマと、設定可能な光束比から1つの光束比を設定するための光束比設定手段と、複数の光束比のそれぞれに対して前記光源の点灯時間の経過に伴う光束低下を抑制するように当該光源の累積点灯時間と補正値とを対応付けた補正用テーブルを記憶する記憶手段と、前記光束比設定手段で設定可能な全ての光束比に対してそれぞれ何れかの補正用テーブルへの対応付けを予め行い実際に前記光束比設定手段で前記光束比設定が行われると当該光束比に対応する補正用テーブルを選択し、当該設定の前後において前記光源の光束低下が同等になるように、前記点灯時間タイマでこれまでに計時された点灯時間の累積値である累積点灯時間を当該光束比に対応する累積点灯時間に換算し、当該選択した補正テーブルから、換算後の累積点灯時間に対応する補正値を抽出し当該抽出した補正値に基づいて前記光源への供給電力を前記点灯装置に指示する補正手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記光束比設定手段は、前記設定可能な光束比から1つの光束比を切替設定可能な段調光スイッチであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記光束比設定手段は、外部信号によって前記設定可能な光束比から1つの光束比を設定可能とすることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、前記光源は放電灯であり、前記補正手段は、前記補正値に基づく前記放電灯への供給電力が一定値以下の場合、前記放電灯への供給電力を前記一定値とするように前記点灯装置に指示することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光束比設定手段で設定された光束比に対応する補正用テーブルを用いて光束低下の抑制を行うことができるので、光源の光束比の大きさに関わらず上記光束比を略一定とする制御を精度よく行うことができる。
請求項2の発明によれば、複数の光束比をスイッチによって容易に設定することができる。
請求項3の発明によれば、照明装置から離れた場所からでも外部信号によって光束比を設定することができる。
請求項4の発明によれば、光源である放電灯のちらつきや立消えといった不具合を低減することができる。
(実施形態1)
まず、実施形態1の照明装置の構成について図1〜3を用いて説明する。本実施形態の照明装置1は、図1に示すように、調光点灯可能な放電灯(光源)11と、放電灯11への供給電力を制御して上記放電灯11を全点灯又は調光点灯させる放電灯点灯装置12と、放電灯点灯装置12の整流器DB1の直流出力端間に設けられ交流電源ACから放電灯点灯装置12への給電を監視して放電灯11の点灯を検出する点灯時間検出部13と、点灯時間検出部13により放電灯11の点灯が検出されている時間(点灯時間)を計時する点灯時間タイマ14を有し点灯時間タイマ14により計時された点灯時間の累積値(累積点灯時間)に応じて放電灯11への供給電力を放電灯点灯装置12に指示する光出力補正装置15とを備えている。また、光出力補正装置15にはスイッチ(光束比設定手段)20が接続されている。
スイッチ20は、設定可能な光束比から1つの光束比を切替設定可能な段調光スイッチであり、本実施形態では、スイッチ20のオンオフ(入切)によって光束比70%と光束比25%のどちらかを設定することができる。
なお、放電灯11の寿命末期の光束は、寿命初期(放電灯11の交換直後)の光束に対して70%程度に低下することが知られている。つまり、寿命初期において放電灯点灯装置12から放電灯11への供給電力を定格電力の70%に設定しておき、寿命末期において上記供給電力を100%に引き上げれば、放電灯11の光出力を累積点灯時間に関わらず略一定に保つことができる。本実施形態では、寿命末期の放電灯11への供給電力が定格電力と同等(100%)になる光束比70%の点灯を全点灯とする。一方、光束比25%の点灯を調光点灯とする。
放電灯点灯装置12は、交流電源ACを全波整流するダイオードブリッジよりなる整流器DB1と、整流器DB1の直流出力端間にインダクタL1を介してMOSFETよりなるスイッチング素子Q3及びスイッチング素子Q3の両端間に接続されたダイオードD1と平滑コンデンサC1との直列回路からなる昇圧チョッパ回路とを備えている。
また、放電灯点灯装置12は、平滑コンデンサC1の両端間に接続されたMOSFETからなる一対のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、一方のスイッチング素子Q2の両端間に放電灯11とともに直列に接続される直流カット用のコンデンサC2と共振用のインダクタL2との直列回路とからなり、平滑コンデンサC1を電源として放電灯11に供給される交流電力を生成するハーフブリッジ形のインバータ回路を構成する。放電灯11の両フィラメントの非電源側端間には予熱用のコンデンサC3が接続されている。
さらに、放電灯点灯装置12は、スイッチング素子Q1〜Q3をそれぞれ(スイッチング素子Q1,Q2については交互に)オンオフするインバータ制御部CN1と、インバータ制御部CN1の電源を生成する電源部(図示せず)とを備えている。インバータ制御部CN1には光出力補正装置15からの調光信号が入力され、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフする周波数(以下「駆動周波数」という。)を調光信号に応じて制御するようになっている。
この放電灯点灯装置12は、放電灯11への給電経路にインダクタL2及びコンデンサC3が存在するから、インダクタL2及びコンデンサC3などによる共振周波数と駆動周波数との関係によって、放電灯11への供給電力を調節する。なお、放電灯点灯装置12は周知のものであるので、動作の詳細な説明は省略する。
点灯時間検出部13は、整流器DB1の直流出力端間の電圧を分圧する抵抗R1,R2の直列回路と、MOSFETよりなりゲート端子が抵抗R1,R2の接続点に接続されたスイッチング素子Q4を介してインバータ制御部CN1から電力が供給されたときに光出力補正装置15に電源を供給する3端子レギュレータRG1とを備えている。つまり、抵抗R1,R2により分圧された電圧がスイッチング素子Q4のオン電圧を超えている期間にのみ、3端子レギュレータRG1から光出力補正装置15に電源が供給される。これにより、点灯時間タイマ14は放電灯11が点灯している時間のみを計時するのであって、放電灯11の点灯・消灯が比較的短時間の間に繰り返されるような使用形態であっても、正確な累積点灯時間を得ることができる。
光出力補正装置15はマイコンにより構成される。このマイコンには、点灯時間タイマ14により計時された点灯時間が格納されるとともに光出力補正装置15において用いられる後述の補正用テーブルが複数格納されたEEPROMである不揮発性メモリ(記憶手段)17が設けられている。また、光出力補正装置15は、スイッチ20のオンオフによって設定された光束比を識別し点灯時間タイマ14により計時された累積点灯時間を用いて上記設定された光束比に応じた調光比を不揮発性メモリ17から読み出す調光比設定部18と、調光比設定部18で読み出された調光比が入力されるとインバータ制御部CN1に出力する調光信号を生成する調光信号生成部19とを備えている。
不揮発性メモリ17に格納されている複数の補正用テーブルは、複数の光束比のそれぞれに対して、放電灯11の点灯時間の経過に伴う光束低下を抑制するように上記放電灯11の累積点灯時間と補正用の調光比(補正値)とを対応付けたテーブルである。つまり、図2(b)に示すような光束比70%設定時(全点灯時)と光束比25%設定時(調光設定時)の2種類の補正用テーブルが不揮発性メモリ17に格納されている。ここで、光束25%設定時(調光点灯時)の累積点灯時間に対する放電灯11への供給電力の変化が光束70%設定時(全点灯時)の累積点灯時間に対する放電灯11への供給電力の変化に比べて緩やかになるように、2種類の補正テーブルが作成されている。
図1に示す調光比設定部18は、調光信号生成部19とともに補正手段を構成し、スイッチ20で設定可能な全ての光束比に対してそれぞれ何れかの補正用テーブルへの対応付けを予め行っている。本実施形態では、スイッチ20で光束比70%が設定された場合、光束70%設定時の補正用テーブルを選択し、光束比25%が設定された場合、光束25%設定時の補正用テーブルを選択する。
上記調光比設定部18は、実際にスイッチ20で光束比が設定されると、スイッチ20で光束比が設定されると上記光束比に対応する補正用テーブルを選択し、上記選択した補正用テーブルから点灯時間タイマ14でこれまでに計時された点灯時間の累積値である累積点灯時間に対応する調光比を抽出する。
調光信号生成部19は、調光比設定部18で抽出された調光比に基づいて調光信号を作成し、作成した調光信号を放電灯点灯装置12のインバータ制御部CN1に出力する。つまり、調光信号生成部19は調光比に基づいて放電灯11への供給電力を放電灯点灯装置12に指示する。なお、調光信号には各種形態を採用することができ、本実施形態では周波数が1kHzで振幅が5Vである矩形波信号のデューティ比によって調光比を表す信号を使用することを想定しているが、例えば0V〜10Vの直流電圧で調光比を与えるような調光信号を用いることも可能である。
次に、本実施形態の照明装置1の構造について図3を用いて説明する。照明器具22には、放電灯点灯装置12や光出力補正装置15(図1参照)などの回路部分が取り付けられている。照明器具22の両端にはランプソケット21,21が取り付けられて放電灯11が保持されるとともに、放電灯点灯装置12からの電力が放電灯11に供給されている。また、照明器具22には、スイッチ20が中央部から下方向に露出するように取り付けられている。これにより、ユーザは照明器具22を取り外さなくてもスイッチ20を操作して容易に光束比の設定を行うことができる。なお、本実施形態ではスイッチ20が照明器具22の器具本体表面に取り付けられているが、意匠面を考慮し、また本実施形態とは反対に光束比の設定変更を容易にできないように、照明器具22の内部にスイッチ20を設けることもできる。
次に、本実施形態の照明装置1の動作について図1,4を用いて説明する。まず、交流電源ACが投入され(S1)、整流器DB1の出力電圧が規定電圧に達すると、点灯時間検出部13によって光出力補正装置15への電源供給が開始され、点灯時間タイマ14は、前回電源が切られるまでの放電灯11の累積点灯時間を不揮発性メモリ17から読み出す初期設定処理を行う(S2)。その後、調光比設定部18は、スイッチ20で設定された光束比が70%か25%かを識別する(S3)。その後、調光比設定部18は、点灯時間タイマ14から累積点灯時間を読み出す(S4)。調光比設定部18は、スイッチ20で設定された光束比と点灯時間タイマ14からの累積点灯時間に対応した調光比を上記光束比に対応付けられた補正用テーブルから読み出す(S5)。読み出された調光比は調光信号生成部19に出力され、調光信号生成部19は、調光比に応じた調光信号を生成する。この調光信号は調光信号生成部19からインバータ制御部CN1に入力される(S6)。これにより、放電灯点灯装置12の出力が制御される。点灯時間タイマ14では累積点灯時間が計時され(S7)、計時後の累積点灯時間は書き換えられて不揮発性メモリ17に格納されて(S8)、ステップS4に戻る。
以後は、交流電源ACが供給されている期間では、ステップS4からステップS8までの動作を繰り返す。点灯時間タイマ14は放電灯11の累積点灯時間を適宜不揮発性メモリ17に格納しつつ計時する。つまり、交流電源ACが切られた場合には、交流電源ACが切られた時点までの累積点灯時間が不揮発性メモリ17に格納されており、次に交流電源ACが投入されたときには、不揮発性メモリ17に格納された累積点灯時間からの計時が再開される。上記より、光出力補正装置15は放電灯11の累積点灯時間に応じて放電灯点灯装置12から放電灯11への供給電力を調節することができる。
以上、本実施形態によれば、スイッチ20で設定された光束比に対応する補正用テーブルを用いて光束低下の抑制を行うことができるので、放電灯11の光束比の大きさに関わらず上記光束比を略一定とする制御を精度よく行うことができる。
また、複数の光束比(70%と25%)をスイッチ20によって容易に設定することができる。
(実施形態2)
実施形態2の照明装置1は、図1に示す調光信号生成部19が、調光比に基づく放電灯11への供給電力が一定値以下の場合、放電灯11への供給電力を上記一定値とするように放電灯点灯装置12に指示する点で、実施形態1と相違している。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、調光下限付近での調光動作を禁止することを特徴とする。例えば、光束比が25%に設定されかつ放電灯11の累積点灯時間が短い場合、調光比は25%×70%=17.5%となる。調光比が20%以下になると、一般的に放電灯11の点灯維持が難しくなり、特に周囲温度が低くなったときに、放電灯11がちらついたり、立消えしたりするといった不具合が発生しやすくなる。本実施形態の照明装置1は、図5に示すように、このような不具合を回避するために使用開始から時間t1までの間、20%以下の調光動作を禁止する。
次に、本実施形態の照明装置1の動作について図1,4,6を用いて説明する。本実施形態の照明装置1の動作は、図4のステップS5とステップS6の間に図6のステップS11〜S13を追加した動作である。
まず、実施形態1と同様にステップS1〜S4を行う。その後、調光比設定部18は、ステップS5において光束比と累積点灯時間に対応した調光比を不揮発性メモリ17に格納されている補正用テーブルから読み出す。その後、調光比設定部18は、補正用テーブルから読み出した調光比が20%以下であるか否かを判断し(S11)、20%より大きい場合、読み出した調光比を変更せずにそのまま調光信号生成部19に出力し(S12)、20%以下の場合、調光比を20%にして調光信号生成部19に出力する(S13)。
上記のような制御を行うと、周囲温度が低い場合に放電灯11のちらつきや立消えが発生する恐れのある調光比での調光動作を禁止することができる。この場合、放電灯11の光出力は、図5(c)に示すように、放電灯11の累積点灯時間が短いとき(使用開始から時間t1までの間)に大きくなるものの、その後、略一定となる。
なお、本実施形態では周囲温度に関わらず調光下限を20%とする制御にしているが、例えばサーミスタ等の感温素子を設けて周囲温度を検出し、ちらつきや立消えの発生しやすい低温時にのみ調光下限を20%にするように制御することも可能である。このような制御にすることにより、放電灯11のちらつきや立消えが発生しない常温付近では実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、低温時のちらつきや立消えの低減も可能となる。
以上、本実施形態によれば、調光点灯時においても光出力を略一定とした制御が可能になるとともに、周囲温度が低い場合において放電灯11のちらつきや立消えといった不具合を低減することができる。
(実施形態3)
実施形態3の照明装置1では、図7に示すように、光束比を3段階に切替可能なスイッチ20aを備え、より細かな照度設定を可能にしたことを特徴とする。
このスイッチ20aにより、光束比を70%、50%、25%の3段階に切り替えて設定することができる。また、光束比70%設定時(図8(b)では「光束70%設定時」と表記)、光束比50%設定時(図8(b)では「光束50%設定時」と表記)、光束比25%設定時(図8(b)では「光束25%設定時」と表記)の光束減退曲線に基づいてそれぞれに対応した補正用テーブル(図8(b)参照)が不揮発性メモリ17に格納されている。調光比設定部18は、スイッチ20aで設定された光束比と累積点灯時間に対応した調光比を不揮発性メモリ17に格納されている補正用テーブルから読み出し、調光信号生成部19に出力する。それ以外の回路構成及び動作は実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
以上、本実施形態によれば、光束比の設定段数に応じてこれらの光束比に対応する補正用テーブルをそれぞれ用意すれば、スイッチ20aの切替に応じて、補正用テーブルを切り替えて、より細やかな照度設定と省エネルギーが可能になる。
なお、本実施形態では光束比切替の設定段数を3段階としているが、それ以上の複数段階としても、各光束比に対応するできる補正用テーブルを用意すれば、本実施形態と同等の効果を得ることができる。
また、実施形態2のように調光動作を禁止する領域を設けると、周囲温度が低い場合に放電灯11のちらつきや立消えといった不具合を低減することができる。
(実施形態4)
実施形態1では光束比の切替設定を2段階としていたが、実施形態4では光束比を連続的に切替可能であることを特徴とする。また、図9に示すように外部信号である光束設定信号20bによって所望の光束比を設定可能とする。ただし、連続的に変化する光束比に対して補正用テーブルを多数用意しておくことは補正用テーブルのデータ量が大幅に増えるため非現実的である。よって、本実施形態で用いる補正用テーブルを、実施形態3と同様の光束比70%設定時、光束比50%設定時、光束比25%設定時の3つのテーブルとし、図10に示すように光束設定信号20bの入力設定(70%〜25%)に応じてこれらの補正用テーブルを使い分けるようにしている。
本実施形態の照明装置1の回路構成は、図9に示すように、実施形態1のスイッチ20(図1参照)に代えて、連続的に出力状態を変化可能な光束設定信号20bを備えている。この光束設定信号20bを用いて調光比設定部18は光束比を認識する。その他の回路構成は実施形態1と同様である。光束設定信号20bは、例えばPWM信号のように出力状態を連続的に変化可能なものであればその形態を指定するものではない。
次に、本実施形態の照明装置1の動作について図9,11を用いて説明する。まず、実施形態1と同様にステップS1,S2(図4参照)を行う。その後、調光比設定部18は光束設定信号20bの設定値を読み込み(S21)、図10の識別条件に基づいて初期照度補正制御の補正用テーブルを選択する。まず、光束設定信号20bで設定された光束比(図11では単に「光束」と表記)が60%以下に設定されているか否かを識別し(S22)、上記光束比が60%より大きい場合、光束70%設定の補正用テーブルを選択する(S23)。光束比が60%以下の場合、さらに光束比が40%以下に設定されているか否かを識別し(S24)、光束比が40%より大きいとき光束50%設定の補正用テーブルを設定し(S25)、それ以外では光束25%設定の補正用テーブルを選択する(S26)。このような処理をすることにより連続的な光束設定信号に対して、3つの補正用テーブルの中から比較的特性の近いものを選択することができる。上記以外の動作については実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
以上、本実施形態によれば、光束比の設定をより細かく設定できるため、所望の明るさを得ることができ、かつ、出力に応じた照度補正曲線を選択することができるため、省エネルギー効果も高めることができる。
(実施形態5)
実施形態1では、同じ放電灯11の使用中に光束比の設定を切り替えた場合について考慮されていない。通常、設定された光束比が大きい場合には光束低下が速く、逆に光束比が小さい場合には緩やかな光束低下となる。つまり、光束比が大きい状態で長時間点灯させた放電灯11を光束比が小さい状態に切り替えた場合、光束比が小さい状態で同じ時間点灯させた放電灯11に比べて光束低下が進んでいる。よって、光束比が大きい状態から低い状態へ切り替えた後に光束比が小さい補正用テーブルを基に照度補正制御を行うと、放電灯11の光束が補正用テーブルの設定値よりも低下しているため、所望の光束が得られないことになる。
そこで、実施形態5では、光束比の切替後に補正用テーブルを選択しなおすとともに、それまでの光束比と累積点灯時間を考慮して補正用テーブルを設定する点を特徴とする。
例えば、放電灯11の光束減退特性が図12に示すように、光束比25%設定時の光束低下が光束比70%設定時よりも累積点灯時間で約1.5倍程度遅いものであったとする。具体的な一例として、放電灯11の光束が初期の80%まで低下するのに、光束比70%設定時は8000時間程度であるが、光束比25%設定時は12000時間程度である。つまり、光束比25%設定時には光束比70%設定時と同一の光束低下となるのに累積点灯時間で1.5倍の時間を要し、逆に、光束比70%設定時には光束比25%設定時の3分の2倍の累積点灯時間で同等の光束低下となる。よって、このような光束減退特性を有する放電灯11を光束比を切り替えて点灯させる場合、図13に示すように、光束比を70%から25%に切り替えて点灯する際にはそれまでの累積点灯時間を1.5倍に換算し、25%から70%に切り替えるときは累積点灯時間を3分の2倍に換算して切替後の照度補正を行う必要がある。
次に、本実施形態の照明装置1の動作について図14を用いて説明する。まず、実施形態1と同様にステップS1,S2(図4参照)を行い、調光比設定部18で点灯時間を読み出し(S4)、スイッチ20の設定を読み出して光束比を識別する(S3)。その後、スイッチ20の切替有無を識別するが、最初の動作では切替がないものとして、累積点灯時間と光束比から調光比を決定し(S5)、照度補正制御を行う(S6〜S8)。ここまでの動作は、累積点灯時間と光束の読み出し順序以外は全て実施形態1と同様である。その後、光束比の設定情報を読み出し(S3)に戻り、同じ処理を繰り返す。
ここで、光束比の設定の切替があった場合(S31)、光束切替の状態を識別して切替前の累積点灯時間を切替後の累積点灯時間に換算する処理を実行する。光束切替が25%から70%であった場合(S32)、累積点灯時間をそれまでの値を3分の2倍にする(S33)。一方、70%から25%の場合は累積点灯時間を1.5倍にする(S34)。その後、ステップS5〜S8の処理を行う。
以上、本実施形態によれば、上記動作を繰り返すことによって、同じ放電灯11を使用しているときに異なる光束比に切り替えられたとしても、放電灯11の累積点灯時間を切替後の補正用テーブルに相当する値に読み替えて照度補正制御を行うことができるので、切替後の光束比で照度補正を継続することができる。
実施形態1,2の照明装置の回路図である。 実施形態1の照明装置の動作説明図である。 同上の外観図である。 同上の動作説明図である。 実施形態2の照明装置の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 実施形態3の照明装置の要部回路図である。 同上の動作説明図である。 実施形態4の照明装置の要部回路図である。 同上の識別条件を示す図である。 同上の動作説明図である。 実施形態5の照明装置の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。 従来の照明装置の動作説明図である。
符号の説明
1 照明装置
11 放電灯
12 放電灯点灯装置
14 点灯時間タイマ
17 不揮発性メモリ
18 調光比設定部
19 調光信号生成部
20,20a スイッチ
20b 光束設定信号
DB1 整流器
CN1 インバータ制御部

Claims (4)

  1. 調光点灯可能な光源と、
    前記光源への供給電力を制御して当該光源を点灯させる点灯装置と、
    前記点灯装置への給電時間を前記光源の点灯時間として計時する点灯時間タイマと、
    設定可能な光束比から1つの光束比を設定するための光束比設定手段と、
    複数の光束比のそれぞれに対して前記光源の点灯時間の経過に伴う光束低下を抑制するように当該光源の累積点灯時間と補正値とを対応付けた補正用テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記光束比設定手段で設定可能な全ての光束比に対してそれぞれ何れかの補正用テーブルへの対応付けを予め行い実際に前記光束比設定手段で前記光束比設定が行われると当該光束比に対応する補正用テーブルを選択し、当該設定の前後において前記光源の光束低下が同等になるように、前記点灯時間タイマでこれまでに計時された点灯時間の累積値である累積点灯時間を当該光束比に対応する累積点灯時間に換算し、当該選択した補正テーブルから、換算後の累積点灯時間に対応する補正値を抽出し当該抽出した補正値に基づいて前記光源への供給電力を前記点灯装置に指示する補正手段と
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記光束比設定手段は、前記設定可能な光束比から1つの光束比を切替設定可能な段調光スイッチであることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記光束比設定手段は、外部信号によって前記設定可能な光束比から1つの光束比を設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 前記光源は放電灯であり、
    前記補正手段は、前記補正値に基づく前記放電灯への供給電力が一定値以下の場合、前記放電灯への供給電力を前記一定値とするように前記点灯装置に指示する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置。
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