JP2012073455A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、帯電ワイヤ(帯電器)に異物が付着することを抑制することが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】保持フレーム42は、内部が中空に形成され、内部が空気の通気路Dとなっている。保持フレーム42は、通気路Dに空気を取り込むための、開放孔426と通気路内の空気を帯電器に向けて排出する隙間部425とが形成されている。保持フレーム42内部を空気の通気路とすることで、隣り合うプロセスカートリッジ50間にLEDユニット40が配置されていても、帯電器に向けて空気を良好に送ることが出来る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、帯電器を有したプロセスカートリッジを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、タンデム式のカラープリンタが知られている。例えば特許文献1に記載のものは、本体ケーシング内に、感光ドラム・現像装置・コロナ放電方式の帯電器等を有するプロセスカートリッジが、各色に対応して複数設けられている。そして、各プロセスカートリッジ間には、感光ドラム上を露光するためのLED露光ユニットが配置されている。これによって、画像形成装置本体の小型化を実現し、効率のよい現像、転写が可能となる。
このような画像形成装置によると、帯電器が有する帯電ワイヤに電圧をかけると帯電ワイヤからの放電によってその周囲にイオンが発生する。このイオンが、イオン風となって感光ドラムに向かって移動して、感光ドラムに当たることで、感光ドラムが帯電される。
ところで、この種の帯電器では、帯電器内に長時間空気が滞留し続けると、トナー表面処理剤のシリカ等が帯電器内に留まってしまう。すると、帯電器は、そのシリカ等が帯電ワイヤに付着することによって、放電にムラが出来る等、帯電性能が落ちてしまう。また、放電時に発生したオゾン等が帯電器内にいつまでも留まっていると、感光ドラムの劣化が生じてしまう。
そのため、帯電器周辺の空気の流れが必要である。
特開2010−128053
しかし、特許文献1に示すような画像形成装置の場合、帯電器周辺は、プロセスカートリッジ間にLEDユニットが配置されているため、画像形成装置外部からの新鮮な空気が取り込まれ難い。従って、帯電器内部には、空気が滞留することによって、局所的な帯電ワイヤの汚染や、感光ドラムの劣化が生じてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、帯電ワイヤ(帯電器)に異物が付着することを低減することが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、回転する感光体を有するプロセスユニットと、前記感光体上に静電潜像を形成するために、前記感光体を露光する露光部材と、を有する画像形成部を複数備え、前記プロセスユニットと前記露光部材とが交互に位置するように、前記複数の画像形成部が一方向に沿って配列される画像形成装置であって、前記プロセスユニットは、前記感光体を帯電する帯電ワイヤを有する帯電器と、前記帯電器を支持し、前記帯電ワイヤを挟んで前記感光体とは反対側に開口部が形成される筐体と、を有し、前記露光部材は、前記帯電器に対して前記感光体の回転方向下流側に隣り合って配置され前記感光体の軸線方向に沿って設けられアレイ状に並んだ発光素子からなる発光源と、前記発光源を前記軸線方向に沿って保持する保持体と、を有し、前記開口部は、隣り合う他の前記プロセスユニットの前記筐体と対向して配置され、前記保持体には、前記帯電器に空気を導く通気路と、前記通気路に空気を取り込む取込口と、前記通気路内の空気を前記帯電器に排出する排出口と、が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記保持体は、内部に空間を有する保持筐体を有し、前記通気路は、前記保持筐体の内部空間に設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記通気路は、前記保持体と、隣り合う他の前記プロセスユニットの前記筐体との連結により形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記通気路は、同一の前記画像形成部を構成する、前記保持体と前記筐体との連結により形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項3または請求項4に記載の画像形成装置において、前記筐体は、前記保持体と連結される連結部を有し、前記連結部に弾性部材を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記筐体は、複数の前記画像形成部の配列方向において、前記感光体に対して一方向に位置し、前記感光体を一方側から覆う第一壁と、複数の前記画像形成部の配列方向において、前記感光体に対して前記第一壁の他方側に位置し、前記感光体を他方側から覆う第二壁と、を有し、前記第二壁に、前記帯電器が設けられるとともに前記開口部が形成されており、前記第二壁は、隣り合う他の前記プロセスユニットを形成する第一壁と対向することにより、前記保持体からの空気を前記帯電器に導く副通気路を形成し、前記排出口は、前記副通気路と対向することを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記通気路には、前記軸線方向において前記帯電器に均一に空気を導くための複数の整流板が設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項7に記載の画像形成装置において、複数の前記整流板は、前記通気路を分割することで、それぞれ独立した複数のダクトを形成することを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項7または請求項8に記載の画像形成装置において、前記取込口は、前記保持体の前記軸線方向の端部において、空気を前記感光体の軸線方向に沿って取り込むように設けられ、前記整流板は、前記排出口を前記感光体の軸線方向において、前記排出口を所定間隔に区切る区切板を有し、前記区切板は、前記軸線方向において、前記取込口から離れるほど、隣り合う前記区切板同士の間隔が狭くなることを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記プロセスユニットは、前記帯電器に対して前記感光体の回転方向上流側に設けられ、前記感光体表面の異物を除去するためのクリーニング部材を有することを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置において、用紙を搬送する搬送ベルトを備え、複数の前記画像形成部は、前記感光体が前記搬送ベルトに接するように一方向に沿って設けられ、前記プロセスユニットは、前記感光体上の静電潜像を現像するための現像器を備え、前記現像器と前記露光部材とが交互に配列されていることを特徴とする。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項11に記載の画像形成装置において、複数の前記画像形成部は、水平方向に沿って配置されることを特徴とする。
請求項13に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記プロセスユニットは、前記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像カートリッジと、前記感光体を支持し、前記現像カートリッジを着脱自在に収容するドラムフレームと、を有する感光体カートリッジと、を備え、前記保持体は、前記発光源を挟んで前記感光体とは反対側に設けられ、前記発光源が支持される第一保持板と、前記第一保持板を挟んで前記発光源とは反対側に配置され、前記第一保持板と間隔を隔てて平行に設けられる第二保持板と、前記第一保持板および第二保持板の前記現像カートリッジ側に位置する第一端部を架設する架設板と、を有し、前記第一保持板と前記第二保持板の前記第一端部とは反対側の第二端部が、前記他の画像形成部を構成する前記ドラムフレームと連結されることを特徴とする。
請求項14に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記プロセスユニットは、現像剤担持体を支持する現像フレームと、を有する現像カートリッジと、前記感光体を有し、前記現像カートリッジを着脱自在に収容する感光体カートリッジと、を備え、前記保持体は、前記発光源を挟んで前記感光体とは反対側に設けられ、前記発光源が支持される第一保持板と、前記第一保持板を挟んで前記発光源とは反対側に配置され、前記第一保持板と間隔を隔てて平行に設けられる第二保持板と、前記第一保持板および第二保持板の他の前記プロセスユニットを構成する前記感光体カートリッジ側に位置する第三端部を架設する架設板と、を有し、前記第一保持板と前記第二保持板の前記第三端部とは反対側の第四端部が、同一の前記画像形成部を構成する前記現像フレームと連結されることを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置によると、露光部材は、帯電器と隣り合って配置され、帯電器の開口部は、隣り合う他の前記プロセスユニットの前記筐体と対向して配置される。つまり、LEDヘッドを用いて感光体の露光を行う場合、感光体とLEDヘッドを近接させる必要が有る。さらに、画像形成装置の小型化のため、一のプロセスユニットと隣り合う他のプロセスユニットが隣り合って配置されている。従って、帯電器の周りに他の部材が配置され、帯電器に空気が流れ込み難くなる。
しかし、保持体が通気路を形成し、排出口から空気を排出することで、帯電器に効率良く空気を送ることが出来る。
請求項2に記載の画像形成装置によると、保持体を中空とすることで、保持体の剛性を上げることが出来る。従って、露光部材を感光ドラムに対して正確に位置決めすることができる。更に、空気を効率よく帯電器に向けて送ることができる。
請求項3に記載の画像形成装置によると、通気路を、保持体と隣り合う他のプロセスユニットの筐体との連結により形成することで、隣り合う画像形成部同士の間隔を狭めることができ、装置の小型化が可能となる。
請求項4に記載の画像形成装置によると、露光部材が露光する感光体を有するプロセスユニットの筐体と、保持体との結合により通気路を形成する。これにより、画像形成装置は、隣り合う画像形成部同士の間隔を狭めることができ、プロセスカートリッジと露光部材の配列方向の小型化が可能となる。
請求項5に記載の画像形成装置によると、保持体と筐体との連結部に弾性部材を設けることで、筐体と保持体との連結部で隙間の少ない流路を形成することが出来る。また、保持体と筐体との連結による、露光部材の感光体に対する位置ずれを抑制することが出来る。
請求項6に記載の画像形成装置によると、前記第二壁と隣り合う他のプロセスユニットを形成する第一壁との間に形成される副通気路と対向する。従って、排出口から排出された空気は、良好に帯電器に送られる。
請求項7に記載の画像形成装置によると、通気路に整流板を設けることで、感光体の軸線方向において、帯電器に均一に空気を送ることが出来る。従って、帯電ワイヤの局所的な汚染を抑制することが出来る。
請求項8に記載の画像形成装置によると、通気路が整流板で分割され、それぞれ独立した複数のダクトが形成されることで、整流板を挟んで隣り合うダクト同士での空気のやり取りを抑制できる。従って、感光体の軸線方向において帯電器に必要に応じて必要な量の空気を送ることが出来る。
請求項9に記載の画像形成装置によると、取込口が、空気を感光体の軸線方向に沿って空気を取り込むように形成される。すると、空気は、取込口から離れた箇所の排出口から多く排出される。そこで、取込口付近に位置する排出口に多く空気が流れるように、区切板の間隔を広くすることで、排出口側に位置する帯電器へ、効率よく空気を送ることが出来る。
請求項10に記載の画像形成装置によると、プロセスユニットに感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材を設けることで、良好な画像形成が可能となる。更に、帯電器に隣接してクリーニングローラが配置される場合であっても、良好に空気を帯電器に送ることが出来る。
請求項11に記載の画像形成装置によると、画像形成装置の画像形成部の配列方向における小型化が可能となる。更に、感光体と搬送ベルトとによって用紙を良好に搬送することが可能となる。
請求項12に記載の画像形成装置によると、画像形成装置の上下方向の小型化が可能となる。
請求項13に記載の画像形成装置によると、保持体に画像形成部の配列方向に延びる、第一板保持板と第二保持板を設けることで、保持体とドラムフレームとの良好な連結が可能となる。
請求項14に記載の画像形成装置によると、保持体に画像形成部の配列方向に延びる、第一板保持板と第二保持板を設けることで、保持体と現像フレームとの良好な連結が可能となる。
カラープリンタの全体構造を表す側断面図である。 プロセスカートリッジとLEDユニットの拡大側断面図である。 同一の画像形成部を構成する、プロセスカートリッジ、及び、LEDユニットを左方から見た斜視図である。 同一の画像形成部を構成する、プロセスカートリッジ、及び、LEDユニットの内部を左方から見た斜視図である。 図3に、空気の流れを反映させた図である。 変形例1に係る図面であって、同一のプロセスユニットを構成する、プロセスカートリッジ、及び、LEDユニットを左方から見た斜視図である 変形例1に係るプロセスカートリッジを左方から見た斜視図である。 変形例2に係る図面であって、同一のプロセスユニットを構成する、プロセスカートリッジ、及び、LEDユニットを左方から見た斜視図である。 変形例2に係るプロセスカートリッジを左方から見た斜視図である。 スキャナユニットによって感光ドラムを露光する、従来のカラープリンタの側断面図を表す。
<カラープリンタの全体構成>
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の全体構成を示す断面図である。図2は、プロセスカートリッジ50M、プロセスカートリッジ50Cおよびそれらに挟まれるLEDユニット40を示す拡大側断面図である。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、装置本体10の上部には開閉自在なアッパーカバー12が、後側に設けられたヒンジ(図示せず)を支点として上下に回動自在に設けられている。アッパーカバー12の上面は、装置本体10から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ13となっており、下面には露光部材の一例としてのLEDユニット40の上部(感光ドラム53とは反対側の部分)を支持する複数の支持フレーム14が設けられている。
給紙部20は、装置本体10内の下部に設けられ、装置本体10に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、この給紙トレイ21から用紙Pをプロセスカートリッジ50へ向けて搬送する用紙供給機構22を主に備えている。この給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、用紙供給機構22によって一枚ずつ分離されて後述するプロセスカートリッジ50に向けて供給される。
LEDユニット40は、前後方向に沿って複数設けられている。LEDユニット40は、各色ごとに設けられている。各LEDユニット40(40K、40C、40M、40Y)は、左右方向に一列に配列された複数のアレイ状に並んだLEDを備えて構成されている発光源の一例としてのLEDヘッド41と、LEDヘッド41を保持する保持体の一例としての保持フレーム42と、を有する。そして、LEDヘッド41は、複数のLEDがそれぞれデータに応じて明滅することで、感光体の一例としての感光ドラム53を露光して所定パターンの静電潜像を形成する。
保持フレーム42は、側面視略矩形状であり、感光ドラム53の軸線方向に沿って延びている。そして、保持フレーム42は、上下方向における一端(感光ドラム53側)で、感光ドラム53の軸線方向に沿って延びるLEDヘッド41を保持している。
プロセスユニットの一例としてのプロセスカートリッジ50は、各色ごとに設けられ、アッパーカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置されている。そして、各プロセスカートリッジ50(50K、50C、50M、50Y)内には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のトナーがそれぞれ収容されている。
また、プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー12が開かれた状態において、装置本体10(本体フレーム)に対して上方から着脱可能に構成されている。本実施形態においては、プロセスカートリッジ50とLEDユニット40が、画像形成部30の一例を構成している。そして、画像形成部30は、前後方向に並列に配置されている。そして、画像形成部30(30K、30C、30M、30Y)は、前後方向に沿って隣り合って配置されている。
図2に示すように、プロセスカートリッジ50は、感光体カートリッジの一例としてのドラムカートリッジ51と、ドラムカートリッジ51に対して着脱自在に装着される現像カートリッジ61とを備えている。
ドラムカートリッジ51は、筐体の一例としてのドラムフレーム52と、図示時計回りに回転する感光体の一例としての感光ドラム53と、感光ドラム53に対して非接触となるように配置される帯電器57とを備える。帯電器57は、帯電ワイヤ54およびグリッド58を備える。
ドラムフレーム52には、現像カートリッジ61および感光ドラム53を後方側から覆い、帯電ワイヤ54およびグリッド58が支持され後述する帯電開口部52Bが形成される第二壁としての後壁522と、感光ドラム53を前方側から覆う第一壁としての前壁533が形成されている。
また、ドラムカートリッジ51には、現像カートリッジ61が装着されることで、外部へ感光ドラム53を臨ませる露光のための露光開口部55が形成されるようになっている。
具体的に、この露光開口部55は、帯電ワイヤ54よりも感光ドラム53の回転方向の下流側で、かつ、感光ドラム53における現像位置DP(感光ドラム53上の静電潜像が後述の現像ローラ63によって現像される位置)よりも回転方向の上流側に形成されている。そして、この露光開口部55には、LEDユニット40が遊嵌(挿通)される。
現像カートリッジ61は、筐体の一例としての現像フレーム62と、現像フレーム62に回転可能に支持される現像ローラ63および供給ローラ64と、現像剤担持体の一例としての現像ローラ63に摺接する層厚規制ブレード65と、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室66とを備えている。そして、図1に示すように、現像カートリッジ61とLEDユニット40とは、前後方向に沿って交互に配置されている。
図1に示すように、転写ユニット70は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74を主に備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光ドラム53に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム53に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成されるカラープリンタ1では、まず、各感光ドラム53の表面が、帯電ワイヤ54により一様にプラスに帯電された後、各LEDユニット40から照射される光により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
なお、帯電時においては、帯電ワイヤ54に電圧が印加されることにより、帯電ワイヤ54と感光ドラム53の表面との間で(コロナ)放電が発生する。この放電にともない帯電ワイヤ54からイオンが発生し、そのイオンは帯電ワイヤ54と感光ドラム53の表面との電位差により、感光ドラム53の表面へ向けて移動する。このように帯電ワイヤ54から感光ドラム53の表面へ向けてイオンが移動することにともない、感光ドラム53へ向けてイオン風が発生する。
また、トナー収容室66内のトナーが、供給ローラ64の回転により現像ローラ63に供給され、現像ローラ63の回転により現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。ここで、現像ローラ63上に担持されるトナーは、供給ローラ64と現像ローラ63との間や、現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間で、プラスに摩擦帯電される。
現像ローラ63上に担持されたトナーは、感光ドラム53上に形成された静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム53上でトナーが選択的に担持されて静電潜像が可視像化され、反転現像によりトナー像が形成される。
そして、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム53と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過すると、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ92を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって装置本体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<プロセスカートリッジの構成>
次に、図2を用いてプロセスカートリッジ50の説明をする。なお、以後特段の事情のない限り、画像形成部30Cのプロセスカートリッジ50Cに焦点をあてて説明する。
図2に示すように、クリーニングローラ56は、帯電ワイヤ54よりも感光ドラム53の回転方向上流側で、かつ、前述した転写位置TP(感光ドラム53上のトナー像を用紙Pに転写する位置)よりも回転方向下流側に配置されている。
ドラムフレーム52は、グリッド58の両側壁部を支持する一対のグリッド支持壁52Aが形成されている。
また、ドラムフレーム52には、帯電ワイヤ54を挟んで感光ドラム53とは反対側に、開口部の一例としての帯電開口部52Bが形成されている。そして、帯電開口部52Bは、用紙Pの搬送方向下流側に隣り合って配置される、例えばプロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52が対向している。
なお、帯電開口部52Bは、左右方向に延びるスリット状に形成されている(図3参照)。そして、このスリット状の帯電開口部52Bには、帯電ワイヤ54と摺接して移動するクリーナCLが移動可能に取り付けられている(図3参照)。
また、図2に示すように、プロセスカートリッジ50のドラムフレーム52には、帯電開口部52Bよりも感光ドラム53の回転方向上流側で、かつ、前述した転写位置TPよりも回転方向下流側の位置に、当該ドラムフレーム52の内外の通気のための通気孔52Cが形成されている。具体的には、通気孔52Cは、クリーニングローラ56を挟んで、感光ドラム53とは反対側の位置に形成されている。
言い換えると、通気孔52Cは、ドラムフレーム52の先端部521に形成されている。ここで先端部521とは、後方に隣り合って配置されるプロセスカートリッジ50Mに対向する後壁522に対して、略直交方向に延びる壁であって、クリーニングローラ56に対向する壁をいう。なお、通気孔52Cは、左右方向に連続して形成されるのではなく、左右方向に複数ならんで形成されている(図3参照)。
そして、このように通気孔52Cが形成されることで、帯電開口部52Bからの空気を通気孔52Cへ流す流路が形成される。
そして、プロセスカートリッジ50Cのドラムフレーム52(後壁522)と、この後方に隣接するプロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52(前壁533)との間には、気流を規制するフィルムFが設けられている。具体的に、フィルムFは、弾性を有し、後壁522における帯電開口部52Bと通気孔52Cとの間に固定されるとともに、隣のプロセスカートリッジ50Mに当接している。
<LEDユニットの詳細な構成>
次に、適宜図面を用いて、LEDユニット40の詳細な構成の説明をする。ここにおいても説明の都合上LEDユニット40Cに焦点をあてて説明する。
図3は、左上側から見たLEDユニット40Cとプロセスカートリッジ50Cの斜視図である。
図3に示すように、LEDユニット40Cは、左右方向に延び、左右方向からみて矩形状の保持体及び保持筐体としての保持フレーム42と、LEDヘッド41を有する。
保持フレーム42は、後側板421、上側板422、前側板423、下側板424とによって形成され、内部が感光ドラム53の軸線方向に沿って、中空な略箱形状である。
下側板424は、左右方向を長手とする板状部材である。下側板424は、その短辺がプロセスカートリッジ50の配列方行(前後方向)と略平行に配置され、感光ドラム53側の面でLEDヘッド41を保持している。
前側板423は、下側板424の前側端部から上方向に延びる板状部材である。
上側板422は、左右方向に延びる板状部材で、前側板423の上側端部から後方に向けて下側板424と略平行に延びている。
後側板421は、上側板422の後側端部から下側に向かって前側板423と略平行に延びる板状部材である。そして、後側板421の上下方向の長さは、前側板423の上下方向の長さよりも短く形成されている。これによって、下側板424と後側板421との間には、上下方向において排出口の一例としての隙間部425が形成される。
更に、保持フレーム42の右側端部は、側板427で覆われ、保持フレーム42内部の空気が漏出しない構成となっている。保持フレーム42の左側端部は、保持フレーム42の内部と外部とで連通しており、取込口の一例としての開放孔426が形成されている。開放孔426は、空気を保持フレーム42の内部に、感光ドラム53の軸線方向に沿って空気を取り込む。
このように、後側板421、上側板422、前側板423、下側板424によって、保持フレーム42の内部が中空に保たれることで、保持フレーム42の内部には、開放孔426から取り込まれた空気を隙間部425に向けて導く、通気路Dが形成されている(図4参照)。
次に図4を用いて保持フレーム42の内部構造の詳細な説明をする。図4は、LEDユニット40Cとプロセスカートリッジ50Cの左上側から見た斜視図であり、説明のため保持フレーム42の後側板421を省略し、LEDユニット40Cの後側が開放され内部が露出されている。
図4に示すように、保持フレーム42の内部には、複数の整流板100が設けられている。それぞれの整流板100は、上下方向に沿う区切板としての第一板101と、左右方向に延びる第二板102とを有する。第一板101は、左右方向に所定の間隔を空けながら、保持フレーム42の内部に固定されている。
具体的には、隣り合う第一板101の左右方向の間隔は、開放孔426から右方向に離れるほど、その間隔が狭くなるように形成されている(図4中、間隔X<間隔Y<間隔Z)。より具体的に説明すると、第一板101は、保持フレーム42の最も右側に位置する第一板101Aと第一板101Aと左側に隣り合う第一板101Bとの間隔Xが最も狭くなるように形成される。そして、第一板101は、保持フレーム42の左側端部と、保持フレーム42の最も左側に位置する第一板101Cとの間隔Zが最も広くなるように形成される。また、第一板101は、開放孔426から左側に向けて離れた位置に配置されているものほど、上下方向の長さが短くなるように形成されている。
第二板102は、第一板101の上側端部から開放孔426に向けて、上側板422と略平行に延びている。
そして、第一板101と第二板102との前後方向の長さは、上側板422および下側板424の前後方向の長さと等しい。従って、保持フレーム42の後側が後側板421で覆われた状態では、保持フレーム42内は、整流板100で区切られた複数のダクトEが形成されている。保持フレーム42内は、整流板100で区切られることにより、隣り合うダクト同士での空気のやり取りが、抑制される構造となっている。
次に、カラープリンタ1内における空気の流れについて、適宜図面を参照しながら説明する。図5は、図3に空気の流れを反映させたもので、図中の矢印が空気の流れを表す。また、図4にいても同様に、図中の矢印が空気の流れを表している。
カラープリンタ1本体は、後方下側の右方に排気ファンが400設けられている。排気ファン400によって、カラープリンタ1内の空気は、装置外に排気されている。
図4内の矢印で示すように、まず、排気ファンの400空気の吸引により、装置本体の左方から、保持フレーム42内の各ダクトE(通気路D)に、開放孔426を介して空気が取り込まれる。開放孔426から取り込まれ空気は、感光ドラム53の軸線方向に沿って、各ダクトD内を右方に進行する。その後、空気は、第一板101によって隙間部425に向けて導かれる。
図5内の矢印で示すように、隙間部425から排出された空気は、隣り合う他のプロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52(前壁533)と、プロセスカートリッジ50Cのドラムフレーム52(後壁522)との間によって形成される副通気路Gに排出され、帯電器57に向にむけて移動する。
画像形成部30間を移動している空気は、フィルムFによって塞き止められ、積極的に帯電ワイヤ54に向けて、帯電器57内に取り込まれる。
帯電ワイヤ54を通過した空気は、感光ドラム53、クリーニングローラ56の表面に沿って移動し、通気孔52Cからプロセスカートリッジ50の外部へ排出される。
プロセスカートリッジ50から排出された空気は、転写ユニット70の下方を通り、排気ファン400を介して装置本体10外部へ排出される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることが出来る。
本実施形態に係るカラープリンタ1は、LEDユニット40とプロセスカートリッジ50とが前後方向に沿って交互に配置される。そのため、上下方向に小型化できる。
また、LEDユニット40によって感光ドラム53を露光する。そのため、LEDヘッド41は、感光ドラム53に対して、近接して配置される必要がある。
これに対し、例えば図10に示すように、スキャナユニット4により感光体5上に静電潜像を形成するカラープリンタ2は、LEDによって感光体を露光する場合に比べて、プロセスカートリッジ50の間に空間を持たせることが出来る。従って、帯電器57に対して空気が送られやすい構成となっている。
しかしながら、本実施形態のLEDユニット40の保持フレーム42は、内部が中空に形成された保持フレーム42を有し、その保持フレーム42の内部は、通気路Dが形成されている。これにより、帯電器の周りに他の部材が配置され、開口部Aに空気が流れ込み難い構成であっても、保持フレーム42の内部に空気を流入させ、隙間部425から空気を排出させることで、帯電ワイヤ54に空気を効率良く送ることが出来る。
また、隙間部425から排出された空気は、隣り合う他の画像形成部30(例えばプロセスカートリッジ50M)のドラムフレーム52(前壁533)と、空気を排出したLEDユニット40と同一の画像形成部30(例えばプロセスカートリッジ50C)を構成するドラムフレーム52(後壁522)との間の副通気路Gに排出され、帯電器に向にむけて移動する。従って、隙間部425から排出された空気は、良好に帯電器に向けて送られる。
また、通気路Dには、感光ドラム53の軸線方向において、空気を均一に導くための複数の整流板100が設けられている。従って、空気は、感光ドラム53の軸線方向において、帯電ワイヤ54に均一に空気を送ることが出来る。これにより、帯電ワイヤ54の、軸線方向における帯電ムラ等を抑制することが出来る。
また、整流板100は、通気路Dを分割することでそれぞれ独立した複数のダクトEを形成している。これにより、隣り合うダクトE同士での空気のやり取りが抑制され、感光ドラム53の軸線方向において、帯電ワイヤ54に適当な量の空気を送ることが出来る。
また、隙間部425は、感光ドラム53の軸線方向において、第一板101によって区切られている。具体的には、区切板101によって区切られた隙間部425の左右方向の間隔は、開放孔426から左右方向においてはなれた位置にあるものほど広くなっている。従って、開放孔426が保持フレーム42の一端部に設けられる場合であっても、感光ドラム53の回転軸線方向において、帯電ワイヤ54に空気を均一に送ることが出来る。
また、クリーニングローラ56は、帯電ワイヤ54よりも感光ドラム53の回転方向上流側で、かつ、前述した転写位置TPよりも回転方向下流側に配置されている。これにより、感光ドラム53表面をクリーニングすることができ、良好な画像形成が可能となる。
更に、カラープリンタ1は、現像カートリッジ61とLEDユニット40が交互に配置されている。従って、カラープリンタ1は、画像形成部30の配列方向における小型化が可能となる。更に、プロセスカートリッジ50の感光ドラム53は、搬送ベルト73に接して、かつ、搬送ベルト73に沿って一方向に配列されている。従って、搬送ベルト73と感光ドラム53とによって用紙Pの良好な搬送が可能となる。
また、現像カートリッジ61とLEDユニット40とは、前後方向において交互に配置されている。これにより、カラープリンタ1の上下方向の小型化が可能となる。
<変形例1>
次に、適宜図面を参照しながら変形例の説明をする。以下において、前述した構成に関しては同一の番号を付し、説明を省略する。ここでも、プロセスカートリッジ50CとLEDユニット40Cを中心に説明をする。
図6は、LEDユニット40CおよびLEDユニット40Cの後方に隣接するプロセスカートリッジ50Mを左側から見た側面図である。図7は、変形例1におけるプロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52を、前方から見た図である。
図6に示すように、LEDユニット40Cの保持フレーム42は、図3における後側板421が無く、保持フレーム42の後側全体が開放されている。
保持フレーム42は、第一保持板の一例としての下側板424と第二保持板の一例としての上側板422とを有する。そして、上側板422と下側板424との前方側の端部である第一端部42Aは、架設板との一例としての前側板423によって架設されている。
整流板100は、保持フレーム42の下側板424と前側板423とに固定されている。
そして、プロセスカートリッジ50が装置本体に装着され、アッパーカバー12が閉じられた状態おいて、図6に示すように、保持フレーム42の上側板422と下側板424との後方側端部である第二端部42Bが、隣り合った他のプロセスユニットを構成するプロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52と近接する。
また、図7に示すように、プロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52は、その整流板100と連結される位置に、前壁533に整流板100の形状に沿って、弾性部材150が設けられている。弾性部材150は、スポンジやシリコンゴム等が用いられている。
そして、図6に示すように、プロセスカートリッジ50が装置本体に装着され、アッパーカバー12が閉じられた状態おいて、整流板100は、弾性部材150と当接する。これによって、保持フレーム42は、隣り合った他のプロセスカートリッジ50(図6においては、プロセスカートリッジ50M)のドラムフレーム52と連結され、通気路D、及び、ダクトEが形成される。隙間部425は、ドラムフレーム52と下側板424とによって生じる、前後方向の隙間によって形成される。
以上によれば、変形例1は以下の効果を得ることが出来る。
通気路Dは、保持フレーム42と、隣り合った他の画像形成部30のプロセスカートリッジ50との連結により、形成される。これにより、プロセスカートリッジ50とLEDユニット40との間の間隔を狭めることができ、更にカラープリンタ1の前後方向における小型化が可能となる。
更に、プロセスカートリッジ50Mのドラムフレーム52は、隣り合うLEDユニット40Cと対向する面に、整流板100の形状に沿った弾性部材150を有する。これにより、整流板100とドラムフレーム52とが、弾性部材150を介して接触することで、整流板100とドラムフレーム52との間で隙間の少ない通気路D、及び、ダクトEを形成することが出来る。また、弾性部材150は、ドラムフレーム52と整流板100との連結時の衝撃を吸収することが出来る。従って、LEDユニット40は、感光ドラム53に対して良好に位置決めされる。
また、プロセスカートリッジ50の配列方向(前後方向)に延びる上側板422と下側板424とは、隣り合う他のプロセスカートリッジ50(例えばプロセスカートリッジ50M)のドラムフレーム52と連結される構成となっている。従って、ドラムフレーム52と保持フレーム42、及び整流板100とは、良好に連結される。
<変形例2>
次に、適宜図面を参照しながら、変形例2の説明を行う。ここにおいても、LEDユニット40Cとプロセスカートリッジ50Cに焦点をあて説明をする。
図8は、変形例2に係る図面であって、同一の画像形成部30を構成する、プロセスカートリッジ50C、及び、LEDユニット40Cを左方から見た斜視図である。図9は、プロセスカートリッジ50Cを左方から見た斜視図である。
図8に示すように、保持フレーム42は、前側板423を有さず、保持フレーム42の内部が開放されている。そして、上側板422と下側板424との後方側の端部である第三端部42Cは、架設板との一例としての前側板423によって架設されている。
また、図9に示すように、現像フレーム62のLEDユニット40Cと対向する面には、保持フレーム42の上側板422、及び、整流板100に沿った形状で、弾性部材150が設けられている。
そして、図8に示すように、プロセスカートリッジ50がカラープリンタ1に装着され、アッパーカバー12が閉められた状態において、保持フレーム42の上側板422の前方側端部である第4端部と整流板100とは、弾性部材150と接触する。そして下側板424の前方側端部である第四端部は、現像フレーム62と近接する。
これによって、保持フレーム42と現像フレーム62とが連結され、保持フレーム42と現像フレーム62との間に、通気路D、及び、ダクトEとが形成される。
以上によれば、変形例2は、以下の効果を得ることが出来る。
通気路Dは、同一の画像形成部30における、現像フレーム62と保持フレーム42との連結によって形成される。従って、前後方向における画像形成部30間の間隔を狭めることができ、カラープリンタ1の小型化が可能となる。
また、変形例1に関して、最も後方のLEDユニット40は、後方に隣り合う他の画像形成部30が存在しないことから、第1実施形態のように、保持フレーム42の内部を中空にするか、あるいは、変形例2のように、現像フレーム62との連結により通気路Dを形成すると良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限られること無く、以下に示すような様々な形態で利用できる。
上記実施形態では、画像形成部30は前後方向に沿って配置されているが、上下方向に沿って配置されていても良い。
上記実施形態では、カラープリンタ1は、ダイレクトタンデム型を採用したが、中間転写体(中間転写ベルト)を用いて画像形成を行うものであっても良い。
上記実施形態では、プロセスカートリッジ50は、カラープリンタ1に対して着脱可能に構成されているが、カラープリンタ1に備え付けられたものであっても良い。
上記実施形態では感光体として感光ドラム53を採用したが、例えば、ベルト状のものであっても良い。
上記実施形態では、帯電ワイヤ54およびグリッドからなる、スコロトロン方式の帯電器を採用したが、グリッド58を省いたコロトロン方式の帯電器を使用しても良い。
上記実施形態では、帯電器としては、線上の帯電ワイヤ54およびグリッド58を採用したが、帯電ワイヤ54の変わりに、鋸形状のものを使用しても良い。
上記実施形態では、クリーニング部材としてローラ状のものを採用したが、例えばブラシ状のものなどを採用しても良い。
40 LEDユニット
41 LEDヘッド
42 保持フレーム
50 プロセスカートリッジ
51 ドラムユニット
52 ドラムフレーム
52B 帯電開口部
54 帯電ワイヤ
150 弾性部材
425 隙間部
426 開放孔

Claims (14)

  1. 回転する感光体を有するプロセスユニットと、前記感光体上に静電潜像を形成するために、前記感光体を露光する露光部材と、を有する画像形成部を複数備え、前記プロセスユニットと前記露光部材とが交互に位置するように、前記複数の画像形成部が一方向に沿って配列される画像形成装置であって、
    前記プロセスユニットは、前記感光体を帯電する帯電ワイヤを有する帯電器と、前記帯電器を支持し、前記帯電ワイヤを挟んで前記感光体とは反対側に開口部が形成される筐体と、を有し、
    前記露光部材は、前記帯電器に対して前記感光体の回転方向下流側に隣り合って配置され前記感光体の軸線方向に沿って設けられるアレイ状に並んだ発光素子からなる発光源と、前記発光源を前記軸線方向に沿って保持する保持体と、を有し、
    前記開口部は、隣り合う他の前記プロセスユニットの前記筐体と対向して配置され、
    前記保持体には、前記帯電器に空気を導く通気路と、前記通気路に空気を取り込む取込口と、前記通気路内の空気を前記帯電器に排出する排出口と、が形成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保持体は、内部に空間を有する保持筐体を有し、
    前記通気路は、前記保持筐体の内部空間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通気路は、前記保持体と、隣り合う他の前記プロセスユニットの前記筐体との連結により形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記通気路は、同一の前記画像形成部を構成する、前記保持体と前記筐体との連結により形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記筐体は、前記保持体と連結される連結部を有し、前記連結部に弾性部材を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記筐体は、
    複数の前記画像形成部の配列方向において、前記感光体に対して一方向に位置し、前記感光体を一方側から覆う第一壁と、
    複数の前記画像形成部の配列方向において、前記感光体に対して前記第一壁の他方側に位置し、前記感光体を他方側から覆う第二壁と、を有し、
    前記第二壁に、前記帯電器が設けられるとともに前記開口部が形成されており、
    前記第二壁は、隣り合う他の前記プロセスユニットを形成する第一壁と対向することにより、前記保持体からの空気を前記帯電器に導く副通気路を形成し、
    前記排出口は、前記副通気路と対向することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記通気路には、前記軸線方向において前記帯電器に均一に空気を導くための複数の整流板が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 複数の前記整流板は、前記通気路を分割することで、それぞれ独立した複数のダクトを形成することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記取込口は、前記保持体の前記軸線方向の端部において、空気を前記感光体の軸線方向に沿って取り込むように設けられ、 前記整流板は、前記排出口を前記感光体の軸線方向において、前記排出口を所定間隔に区切る区切板を有し、
    前記区切板は、前記軸線方向において、前記取込口から離れるほど、隣り合う前記区切板同士の間隔が狭くなることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記プロセスユニットは、前記帯電器に対して前記感光体の回転方向上流側に設けられ、前記感光体表面の異物を除去するためのクリーニング部材を有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 用紙を搬送する搬送ベルトを備え、
    複数の前記画像形成部は、前記感光体が前記搬送ベルトに接するように一方向に沿って設けられ、
    前記プロセスユニットは、前記感光体上の静電潜像を現像するための現像器を備え、前記現像器と前記露光部材とが交互に配列されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 複数の前記画像形成部は、水平方向に沿って配列されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記プロセスユニットは、
    前記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像カートリッジと、
    前記感光体を支持し、前記現像カートリッジを着脱自在に収容するドラムフレームと、を有する感光体カートリッジと、を備え、
    前記保持体は、前記発光源を挟んで前記感光体とは反対側に設けられ、前記発光源が支持される第一保持板と、前記第一保持板を挟んで前記発光源とは反対側に配置され、前記第一保持板と間隔を隔てて平行に設けられる第二保持板と、前記第一保持板および第二保持板の前記現像カートリッジ側に位置する第一端部を架設する架設板と、を有し、
    前記第一保持板と前記第二保持板の前記第一端部とは反対側の第二端部が、前記他の画像形成部を構成する前記ドラムフレームと連結されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  14. 前記プロセスユニットは、
    現像剤担持体を支持する現像フレームを有する現像カートリッジと、
    前記感光体を有し、前記現像カートリッジを着脱自在に収容する感光体カートリッジと、を備え、
    前記保持体は、前記発光源を挟んで前記感光体とは反対側に設けられ、前記発光源が支持される第一保持板と、前記第一保持板を挟んで前記発光源とは反対側に配置され、前記第一保持板と間隔を隔てて平行に設けられる第二保持板と、前記第一保持板および第二保持板の他の前記プロセスユニットを構成する前記感光体カートリッジ側に位置する第三端部を架設する架設板と、を有し、
    前記第一保持板と前記第二保持板の前記第三端部とは反対側の第四端部が、同一の前記画像形成部を構成する前記現像フレームと連結されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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