JP2012072733A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012072733A JP2012072733A JP2010219393A JP2010219393A JP2012072733A JP 2012072733 A JP2012072733 A JP 2012072733A JP 2010219393 A JP2010219393 A JP 2010219393A JP 2010219393 A JP2010219393 A JP 2010219393A JP 2012072733 A JP2012072733 A JP 2012072733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- vehicle speed
- command value
- energization
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
【解決手段】CPU17は、モータ12の何れかの相に通電不良が発生した場合に該異常の発生を検出可能な異常判定部31を備え、該異常が検出された場合には、当該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御信号の生成を実行する。そして、このとき、CPU17は、当該通電不良発生相に応じた所定の回転角を除いて、q軸電流指令値Iq*に対応したq軸電流値Iqが発生するようにd軸電流指令値Id*を演算する。そして、EPSECU11から、CAN通信20を通じてエンジンECU19に、車速制限要求信号Vrsを出力する。エンジンECU19は受取った車速制限要求信号Vrsが「1」の場合、エンジン回転数制御を行い、車速を所定車速V0以下にする。
【選択図】図2
Description
以外の二相を通電相(同図に示される例は、U相異常、V、W相通電時)としてモータ制御を継続する場合に、図9に示すような、モータ回転角度90度及び270度で発生するトルクリップルに起因する操舵フィーリングの悪化が避けられない。
その結果、車速制限が必要な場合には、車速を所定車速以下にすることにより、高速走行中でのトルクリップルの影響を抑制し、微妙なハンドル操舵を容易にすることができる。
を要旨とする。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド6を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪7の舵角が変更される。
図2は、本実施形態のEPS1の制御ブロック図である。同図に示すように、EPS1は、EPSECU11と、EPSECU11とはCAN通信20で接続されているエンジン回転数を制御するエンジンECU19、及びモータ12を備える。モータ12は、ブラシレスモータであり、モータ回転角θを検出するためのモータ回転角センサ22を有する。
EPSECU11は、モータ制御信号を出力するCPU17と、そのモータ制御信号に基づいて、モータ12に三相の駆動電力を供給するモータ駆動回路18と、モータ12に通電される各相電流値Iu、Iv、Iwを検出するための電流センサ21u、21v、21wとを備える。モータ駆動回路18は、直列に接続された一対のスイッチング素子(パワーMOSFET等)を基本単位(アーム)として各相に対応する3つのアームを並列接続してなる公知のPWMインバータである。
電流指令値演算部23は、モータ回転角θとX相(X=U,V,W)通電正常・異常判定状態フラグStmx(後述する)に基づいて、d軸電流指令値Id*を演算する電流指令値Id*演算部23aと、上記トルクセンサ15により検出された操舵トルクτ及び車速センサ16により検出された車速V及び上記X相(X=U,V,W)通電正常・異常判定状態フラグStmxに基づいて、q軸軸電流指令値Iq*を演算する電流指令値Iq*演算部23bを有する。
からは車速制限要求信号Vrs(後述する)がCAN通信20を通してエンジンECU19へ出力される。
図2に示すように、本実施形態のEPSECU11では、CPU17には、EPS1に何らかの異常が生じた場合に、該異常の態様を特定するための異常判定部31が設けられている。そして、EPSECU11は、この異常判定部31により特定(判定)された異常の態様に応じて、モータ12の制御モードを変更する。
例えば、通電不良相発生の検出は、X相の相電流値Ixが所定電流値Ith以下(|Ix|≦Ith)、且つ回転角速度ωが断線判定の対象範囲内(|ω|≦ω0)である場合に、該相に対応するDUTY指令値αxが所定電流値Ith及び判定対象範囲を規定する所定回転角速度値ω0に対応する所定範囲(αLO≦αx≦αHI)にない状態が継続するか否かにより行なわれる。
・電流指令自体が略「0」である場合
この点を踏まえ、本実施形態では、先ず、判定対象であるX相の相電流値Ixを所定電流値Ith と比較することにより、当該相電流値Ixが「0」であるか否かを判定する。そして、断線時以外に相電流値Ixが「0」若しくは「0に近い値」をとる上記二つのケースに該当するか否かを判定し、当該二つのケースに該当しない場合には、X相に断線が発生したものと判断する。
そして、異常判定部31の出力するX相通電正常・異常判定状態フラグStmxが「通常制御モード、Stmx=0」に対応するものである場合には、電流指令値演算部23及びモータ制御信号生成部24は、上記のような通常時のd軸電流指令値Id*及びq軸軸電流指令値Iq*の演算、及びモータ制御信号の生成を実行する。
前述したように、電流指令値演算部23は、電流指令値Iq*演算部23bとともに、d軸電流指令値Id*を演算する電流指令値Id*演算部23aを有する。電流指令値Id*演算部23aは、X相通電正常・異常判定状態フラグStmxによって処理が選択される。電流指令値Id*演算部23aの処理を図7のフローチャート図に基づいて詳細に説明する。
車速制限要求信号Vrsが「1」の場合(ステップ402:YES)、エンジン回転数制御(V≦V0、ステップ403)を行なう。また、車速制限要求信号Vrsが「1」でない場合(ステップ402:NO)、処理を終わる。
CPU17は、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算する電流指令値演算部23と、これらd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に基づいて、d/q座標系における電流フィードバック制御を実行することにより、モータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部24とを備える。また、CPU17は、モータ12の何れかの相に通電不良が発生した場合に該異常の発生を検出可能な異常判定部31を備え、該異常が検出された場合には、当該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御信号の生成を実行する。
・本実施形態では、本発明をコラム電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化したが、ラック電動パワーステアリング装置やラックパラレル電動パワーステアリング装置等その他の電動パワーステアリング装置に用いても勿論よい。
3:ステアリングシャフト、4:ラックアンドピニオン機構、5:ラック軸、
6:タイロッド、7:転舵輪、8:コラムシャフト、9:インターミディエイトシャフト、10:ピニオンシャフト、11:EPSECU、12:モータ、
13:EPSアクチュエータ、14:減速機構、15:トルクセンサ、
16:車速センサ、17:CPU、18:モータ駆動回路、19:エンジンECU、
20:CAN通信、21u、21v、21w:電流センサ、22:モータ回転角センサ、
23:電流指令値演算部、23a:電流指令値Id*演算部、
23b:電流指令値Iq*演算部、23c:アシストマップ、
23d:電流指令値Iq**補正演算部、23e:車速ゲインマップ、
24:モータ制御信号生成部、25:3相/2相変換部、26d、26q:減算器、
27d、27q:F/B制御部、28:2相/3相変換部、30:PWM変換部、
31:異常判定部、31a:X相通電異常判定部、
31b:X相通電正常・異常判定記憶部、
V:車速、τ:操舵トルク、θ:モータ回転角、
Iu、Iv、Iw:各相電流値、Iq*:q軸電流指令値、Id*:d軸電流指令値、
Id:d軸電流値、Iq:q軸電流値、ΔId:d軸電流偏差、ΔIq:q軸軸電流偏差、
Vd*:d軸電圧指令値、Vq*:q軸電圧指令値、
Vu*、Vv*、Vw*:各相電圧指令値、αu、αv、αw:各相DUTY指令値、
αx:X相DUTY指令値、αLO、αHI:DUTY閾値、
V0:所定車速値、Ix:X相電流値、Ith:所定電流値、
ω:回転角速度、ω0:所定回転角速度値、δ:三角波(搬送波)、
Stmx:X相(X=U,V,W)通電正常・異常判定状態フラグ、
Stmu:U相通電正常・異常判定状態フラグ、
Stmv:V相通電正常・異常判定状態フラグ、
Stmw:W相通電正常・異常判定状態フラグ、
Vrs:車速制限要求信号
Claims (2)
- 電動パワーステアリング装置を制御する電動パワーステアリング装置用制御手段と、
エンジン回転を制御するエンジン回転用制御手段と、
前記電動パワーステアリング装置用制御手段と前記エンジン回転用制御手段間で情報を通信する情報通信手段と、
前記情報通信手段によって、前記電動パワーステアリング装置用制御手段から車速制限要求信号が前記エンジン回転用制御手段に送られてきた場合には、
前記エンジン回転用制御手段は、車速を所定車速以下に制御すること、
を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記車速制限要求信号は、前記電動パワーステアリング装置を駆動するモータの三相巻線の何れか一相に通電不良が生じ、且つ前記通電不良発生相以外の二相を通電相としてアシストを継続する場合に生成されること、
を特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010219393A JP2012072733A (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010219393A JP2012072733A (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012072733A true JP2012072733A (ja) | 2012-04-12 |
Family
ID=46169150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010219393A Pending JP2012072733A (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012072733A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9227658B2 (en) | 2013-07-03 | 2016-01-05 | Denso Corporation | Rotary electric machine control apparatus having abnormality detection function |
CN114954500A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-08-30 | 郑州日产汽车有限公司 | 皮卡车用eps助力启停控制方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103428A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Toyota Motor Corp | 車両の操舵装置 |
JP2006306289A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Fujitsu Ten Ltd | 運転補助装置 |
JP2007008230A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
JP2008068777A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Toyota Motor Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2009035155A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Denso Corp | 電動パワーステアリング装置 |
-
2010
- 2010-09-29 JP JP2010219393A patent/JP2012072733A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103428A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Toyota Motor Corp | 車両の操舵装置 |
JP2006306289A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Fujitsu Ten Ltd | 運転補助装置 |
JP2007008230A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
JP2008068777A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Toyota Motor Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP2009035155A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Denso Corp | 電動パワーステアリング装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9227658B2 (en) | 2013-07-03 | 2016-01-05 | Denso Corporation | Rotary electric machine control apparatus having abnormality detection function |
CN114954500A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-08-30 | 郑州日产汽车有限公司 | 皮卡车用eps助力启停控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5056175B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP5233178B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP5070867B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP5470697B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5672936B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5633260B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5082719B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2008211910A (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP4918870B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
WO2010106764A1 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2008211909A (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2013159165A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
US20130218417A1 (en) | Electric power steering apparatus | |
JP5862135B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5146133B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2012065416A (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP5082947B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2012072733A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5266793B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4952340B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5082608B2 (ja) | モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2013159240A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5176369B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5699527B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5119991B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140422 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141118 |