JP2012072579A - 洗浄タンク装置及び水洗式便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄タンク装置10は、タンク本体20と、タンク本体20内へ洗浄水を供給する給水装置30と、便器排水路3内の空気を吸引する吸気装置40とを備えている。吸気装置40は、タンク本体20内を区画して形成し、上下方向に延びて下端部がタンク本体20内で開口しており、上端部に吸気口47Aを設けた吸気室41と、吸気室41と便器排水路3とを連通する42連通路と、吸気室41内に配置し、設定した浮力を有するフロート部材43と、フロート部材43が設定した上昇位置まで上昇すると吸気口47Aを閉鎖して連通路42側から吸気室41内への空気の流入を防止し、フロート部材43が上昇位置より下降すると吸気口47Aを開放して連通路42側から吸気室41内への空気の流入を可能にする開閉弁44とを備えている。
【選択図】図1
Description
このタンク本体内へ洗浄水を供給する給水装置と、
前記便器排水路内の空気を吸引する吸気装置とを備えた洗浄タンク装置であって、
前記吸気装置は、
前記タンク本体内を区画して形成し、上下方向に延びて下端部が前記タンク本体内で開口しており、上端部に吸気口を設けた吸気室と、
この吸気室と前記便器排水路とを連通する連通路と、
前記吸気室内に配置し、設定した浮力を有するフロート部材と、
このフロート部材が設定した上昇位置まで上昇すると前記吸気口を閉鎖して前記連通路側から前記吸気室内への空気の流入を防止し、前記フロート部材が前記上昇位置より下降すると前記吸気口を開放して前記連通路側から前記吸気室内への空気の流入を可能にする開閉弁とを備えていることを特徴とする。
前記開閉弁は、前記吸気口を挿通した状態で鉛直方向に往復移動する軸部と、この軸部の下端に連結され、前記吸気口の周縁部に当接する第1弁体とを有し、
前記フロート部材は、前記開閉弁とは別体に形成されており、上昇すると上端部を前記開閉弁の下端部に当接して前記開閉弁を押し上げ得る。
前記開閉弁は下端部の中央部を上方に凹設して前記凸部が当接する凹部を有し得る。
前記開閉弁は、前記軸部をこの案内路よりも長く形成し、この軸部がこの案内路に案内されて鉛直方向に往復移動し、前記軸部の上端に連結され、前記フロート部材が設定した下降位置より下降すると前記案内路の上端開口の周縁部に当接して前記連通路側から前記吸気室内への空気の流入を防止する第2弁体を有し得る。
前記下部開口に設けられ、前記吸気室内の水位が前記ガイド部材の下端下方から上昇する際、浮上して前記下部開口を閉鎖するフロート弁体とを備え得る。
前記便器排水路に前記連通路を介して前記吸気室を連通し、前記便鉢の上端開口の内周縁に設けられたリム通水路に前記排水口を連通していることを特徴とする。
実施例の水洗式便器は、図1に示すように、便器本体1と便器本体1の後部上面に載置された洗浄タンク装置10とを具備している。便器本体1は便鉢2及び便鉢2の下流側に連通する便器排水路3を備えている。また、便鉢2の上部開口の内周縁にはリム通水路4が設けられている。
便器洗浄の待機状態では、図4に示すように、タンク本体20内は最高水位LA1まで洗浄水が貯留されている。また、吸気室41内の水位も洗浄タンク本体20内の最高水位LA1と同じ高さの最高水位LB1まで上昇している。フロート部材43は上昇位置に上昇している。このため、フロート部材43の凸部43Cが開閉弁44の凹部44Dに当接して、開閉弁44を押し上げている。よって、第1弁体44Bの上面が吸気口47Aの周縁に設けられた凸部47Dに当接し、第1弁体44Bが吸気口47Aを閉鎖している。
用便者等により洗浄ハンドルが操作され、フロート弁21が球鎖23を介して引き上げられと、排水口22が開放し、タンク本体20内に貯留した洗浄水が排水口22からリム通水路4に流出して、便器洗浄が開始される。この際、図5に示すように、吸気室41より外側のタンク本体20内の水位が低下し始める。一方、吸気室41は吸気口47Aが第1弁体44Bによって閉鎖されているため、外気が吸気室41内に流入せず、吸気室41内の水位は変化しない。つまり、この時点では、吸気装置40は便器排水路3内の空気を吸引しない。
タンク本体20内に貯留した洗浄水が流出し、図6に示すように、タンク本体20内の水位が所定の高さLA2以下に低下すると、吸気室41内に発生する負圧がフロート部材43の浮力、及びフロート弁体46の浮力よりも大きくなる。このため、フロート部材43は上昇位置より下降し、フロート弁体46も下降する。フロート部材43の下降に伴って開閉弁44が下降するため、吸気口47Aが開放する。
さらに、タンク本体20内に貯留した洗浄水が排水口22からリム通水路4に流出し、図7に示すように、吸気室41内(ガイド部材45内も含む)の水位が設定水位LB2に低下すると、フロート部材43は下降位置に下降する。すると、開閉弁44が下降し、案内路47Bの上端開口47Cの周縁部に第2弁体44Cの下面が当接し、上端開口47Cは第2弁体44Cによって閉鎖する。これによって、連通路42側から吸気室41内への空気の流入が防止される。つまり、吸気装置40による便器排水路3内の空気の吸引が終了する。
さらに、タンク本体20内に貯留した洗浄水が排水口22からリム通水路4に流出すると、徐々にその流量は減少し、サイホン作用が終了する。また、タンク本体20内の水位がケース41Aの下端開口41Bより低下すると、吸気室41内の洗浄水も下端開口41Bから流出し、タンク本体20の排水口22からリム通水路4に流出する。タンク本体20内の水位が設定水位以下になるとフロート弁21が排水口22を閉鎖し、便器洗浄が終了する。
フロート弁21が排水口22を閉鎖すると、タンク本体20内に洗浄水が貯留し始める。すると、吸気室41内は空気を圧縮しながら洗浄水がケース41Aの下端開口41Bから流入し、ガイド部材45内にも下部開口45Bから洗浄水が流入する。このため、図8に示すように、吸気室41内(ガイド部材45内も含む)の水位は、ケース41Aより外側のタンク本体20内の水位の上昇よりも遅れて上昇し始める。
(1)実施例では、開閉弁に第2弁体を有していたが、開閉弁は第2弁体を有していなくてもよい。
(2)実施例では、フロート部材と開閉弁とを別体に形成しているが、フロート部材と開閉弁とを一体に形成してもよい。
(3)実施例では、フロート部材の上端部に凸部を設け、開閉弁の下端部に凹部を設けているが、これら凸部及び凹部を設けなくてもよい。
(4)実施例では、ガイド部材の下部開口を閉鎖するフロート弁体を備えていたが、フロート弁体の代わりに、下部開口をガイド部材内からガイド部材の外側の吸気室内へ洗浄水が流出し易く、逆にガイド部材の外側の吸気室からガイド部材内に洗浄水が流入し難くするように構成するとよい。
2…便鉢
3…便器排水路
10…洗浄タンク装置
20…タンク本体
30…給水装置
40…吸気装置
41…吸気室
42…連通路
43…フロート部材
43C…凸部
44…開閉弁
44A…軸部
44B…第1弁体
44C…第2弁体
44D…凹部
45…ガイド部材
45A…上部開口
45B…下部開口
46…フロート弁体
47A…吸気口
47B…案内路
47C…上端開口
Claims (6)
- 便鉢及びこの便鉢の下流側に連通した便器排水路を有した便器本体を洗浄する洗浄水を貯留するタンク本体と、
このタンク本体内へ洗浄水を供給する給水装置と、
前記便器排水路内の空気を吸引する吸気装置とを備えた洗浄タンク装置であって、
前記吸気装置は、
前記タンク本体内を区画して形成し、上下方向に延びて下端部が前記タンク本体内で開口しており、上端部に吸気口を設けた吸気室と、
この吸気室と前記便器排水路とを連通する連通路と、
前記吸気室内に配置し、設定した浮力を有するフロート部材と、
このフロート部材が設定した上昇位置まで上昇すると前記吸気口を閉鎖して前記連通路側から前記吸気室内への空気の流入を防止し、前記フロート部材が前記上昇位置より下降すると前記吸気口を開放して前記連通路側から前記吸気室内への空気の流入を可能にする開閉弁とを備えていることを特徴とする洗浄タンク装置。 - 前記吸気口は鉛直方向に開口しており、
前記開閉弁は、前記吸気口を挿通した状態で鉛直方向に往復移動する軸部と、この軸部の下端に連結され、前記吸気口の周縁部に当接する第1弁体とを有し、
前記フロート部材は、前記開閉弁とは別体に形成されており、上昇すると上端部を前記開閉弁の下端部に当接して前記開閉弁を押し上げることを特徴とする請求項1記載の洗浄タンク装置。 - 前記フロート部材は上端部の中央部を上方に凸設した凸部を有しており、
前記開閉弁は下端部の中央部を上方に凹設して前記凸部が当接する凹部を有していることを特徴とする請求項2記載の洗浄タンク装置。 - 前記吸気口は鉛直上方に延びる案内路を有しており、
前記開閉弁は、前記軸部をこの案内路よりも長く形成し、この軸部がこの案内路に案内されて鉛直方向に往復移動し、前記軸部の上端に連結され、前記フロート部材が設定した下降位置より下降すると前記案内路の上端開口の周縁部に当接して前記連通路側から前記吸気室内への空気の流入を防止する第2弁体を有していることを特徴とする請求項2又は3記載の洗浄タンク装置。 - 前記吸気室内に設けられ、前記フロート部材を鉛直方向に往復移動するように収納し、上端部に設けられた上部開口、及び下端部に設けられた下部開口を有するガイド部材と、
前記下部開口に設けられ、前記吸気室内の水位が前記ガイド部材の下端下方から上昇する際、浮上して前記下部開口を閉鎖するフロート弁体とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の洗浄タンク装置。 - 便鉢及び便鉢の下流側に連通する便器排水路を有した便器本体と、請求項1乃至5のいずれか1項記載の洗浄タンク装置とを備え、
前記便器排水路に前記連通路を介して前記吸気室を連通し、前記便鉢の上端開口の内周縁に設けられたリム通水路に前記排水口を連通していることを特徴とする水洗式便器。
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