JP2012070804A - 拭き布 - Google Patents
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Abstract
【課題】眼鏡ケースに収納しやすい大きさで、眼鏡を拭くとき、布帛面を間違えることがなく、かつ指が滑りにくい拭き布を提供する。
【解決手段】拭き布は、長軸aと短軸bを持つ平面形状の布帛2と、布帛2の表面周縁にのみ固着された弾性樹脂製枠1とからなり、弾性樹脂製枠1には、ポリエステルエラストマーやポリウレタンエラストマー等の熱溶融性弾性樹脂を用い、布帛2には、極細繊維からなる起毛された編織物又は不織布を用い、長軸aは片手を開いたとき親指先端から他の指先端までの距離程度の長さとし、短軸bは長軸aの長さよりも短く、(短軸b/長軸a)は(1/2)〜(1/5)程度の長さとする。
【選択図】図1
【解決手段】拭き布は、長軸aと短軸bを持つ平面形状の布帛2と、布帛2の表面周縁にのみ固着された弾性樹脂製枠1とからなり、弾性樹脂製枠1には、ポリエステルエラストマーやポリウレタンエラストマー等の熱溶融性弾性樹脂を用い、布帛2には、極細繊維からなる起毛された編織物又は不織布を用い、長軸aは片手を開いたとき親指先端から他の指先端までの距離程度の長さとし、短軸bは長軸aの長さよりも短く、(短軸b/長軸a)は(1/2)〜(1/5)程度の長さとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話等の携帯情報端末、眼鏡又は手鏡等を拭くための拭き布に関するものである。
従来より、眼鏡等の拭き布としては、略四辺形のハンカチのような布帛単独品が用いられている。しかし、布帛単独品で拭くと、指がレンズ等の被拭面の上を滑って、拭きにくいということがあった。
このため、略四辺形の布帛単独品の表面全面に、ゴム膜を貼着した拭き布が提案されている(特許文献1)。この拭き布は、ゴム膜に指を当てて眼鏡を拭くため、指が滑りにくく拭きやすいというものである。また、剛直な略楕円形の枠に袋状の布を被せてなる一対の拭き布も提案されている(特許文献2)。この一対の拭き布は、その間に被拭物を挟み、枠内の布帛に親指等を当てて拭くと、指が枠外へ滑らないので、拭きやすいというものである。
しかしながら、特許文献1記載の拭き布は、略四辺形の布帛の表面全面にゴム膜が貼着されているので、ゴム膜の剛性のため折り畳みにくく、眼鏡ケース等に収納しにくいということがあった。さらに、布帛表面とゴム膜表面とを間違いやすく、ゴム膜で眼鏡を拭いて、眼鏡を傷付けるということもあった。また、特許文献2記載の拭き布は、枠外へ指は滑らないけれども、枠内では指が滑り、未だに拭きにくいということがあった。
そこで、本発明の課題は、眼鏡ケースに収納しやすい大きさで、眼鏡等を拭くとき、布帛面を間違えることがなく、かつ指が滑りにくい拭き布を提供することにある。
すなわち、本発明は、長軸と短軸を持つ平面形状の布帛と、平面形状の布帛表面周縁にのみ固着された弾性樹脂製枠とからなり、該長軸は片手を開いたとき親指先端から他の指先端までの距離程度の長さを持ち、親指を該長軸方向の一端となっている該弾性樹脂製枠に当て、他の指を該長軸方向の他端となっている該弾性樹脂製枠に当てて、親指と他の指で被拭物を挟み該布帛を被拭物に当接させて拭浄しうるようにしたことを特徴とする拭き布に関するものである。
本発明に係る拭き布は、長軸と短軸を持つ平面形状の布帛であって、長軸の長さが片手を開いたとき親指先端から他の指先端までの距離程度であるから、いわゆる手の平サイズよりも小型である。したがって、折り畳みことなく眼鏡ケースに収納することができ、又は折り畳む必要が生じた場合でも、弾性樹脂は周縁のみに存在しているので、高剛性とならず容易に折り畳んで眼鏡ケースに収納することができる。さらに、弾性樹脂製枠は布帛表面の周縁のみに固着しているので、布帛表面と裏面とが区別しやすく、弾性樹脂製枠の存在しない布帛裏面で容易に被拭物を拭くことができる。また、弾性樹脂製枠に親指や他の指を当てて、拭き布の裏面が当接するようにして親指と他の指で被拭物を挟みで拭くので、指が滑りにくく拭きやすいという効果を奏する。また、枠が弾性樹脂で形成されているので、拭いた後、直ちに元の状態に戻り、布帛に皺が形成されにくいという効果もある。
図1は本発明の一例に係る拭き布の表面図であり、図2はその裏面図である。図25はその平面図であり、図26は長軸に沿って切断した断面図である。この拭き布は、表面の周縁部のみに弾性樹脂製枠1が存在し、裏面は布帛2のみが存在する。長軸aは、片手を開いたとき親指先端から他の指先端までの距離程度の長さを持つ。短軸bは長軸aの長さよりも短く、(短軸b/長軸a)は一般的に(1/2)〜(1/5)程度の長さである。図1の拭き布は、短軸b両側の布帛周辺及び弾性樹脂製枠が、長軸aに向けて括れている。したがって、長軸aの一端a1に親指を当て、他端a2に他の指を当てて二つ折りにすると、括れた箇所で短軸を折り目として長軸方向に二つ折りしやすく、布帛面(裏面)で被拭物を挟みやすくなっている。
弾性樹脂製枠1を構成する弾性樹脂としては、弾力性があり反発性のあるものが用いられる。そして、布帛2の表面に任意の手段で固着されている。特に、熱溶融性弾性樹脂を用いた場合には、これを加熱溶融して射出成形により布帛表面に流し込んで枠を形成し冷却すると、自動的に布帛と固着させることができる。この際、布帛として起毛処理が施されているものを用いると、起毛面に溶融した熱溶融性弾性樹脂が入り込み、より一層強固に固着することができる。なお、熱溶融性弾性樹脂としては、ポリエステルエラストマーやポリウレタンエラストマー等を用いることができる。また、布帛2としては、従来公知の編織物や不織布が用いられる。特に、極細繊維よりなる編織物や不織布が好ましく、また起毛処理されているものが好ましい。
以下、本発明の他の例に係る拭き布について説明するが、基本的構成は図1で示した拭き布と同様であるので、相違点についてのみ説明する。
図3は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図4はその裏面図である。この拭き布は、短軸の片側の布帛周辺及び弾性樹脂製枠のみが、長軸に向けて括れているものである。このように短軸の片側だけが括れていても、二つ折りにして布帛面で被拭物を挟みやすくなる。
図5は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図6はその裏面図である。この拭き布は、その平面形状が略矩形形状となっている。
図7は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図8はその裏面図である。この拭き布は、長軸の一端に一つの突出部位を持っている。突出部位の表面は弾性樹脂製枠で形成され、裏面は布帛で形成されている。この突出部位の裏面によって、眼鏡フレームの各部位、特に鼻に当たるクリングスパットや、フロントとクリングスパットをつなぐクリングスアームを拭くことができる。
図9は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図10はその裏面図である。この拭き布も突出部位を持つものであるが、長軸方向ではあるが、長軸からずれた角に突出部位が設けられている。
図11は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図12はその裏面図である。この拭き布は、図9に示したものと同様であるが、図9が短軸の両側が括れているのに対して、短軸の片側のみが括れている。
図13は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図14はその裏面図である。この拭き布は、短軸の長さが比較的長くなっていると共に、長軸の両側の布帛周辺及び弾性樹脂製枠が、短軸に向けて括れている。これは短軸の長さが比較的長くなっているので、長軸を折り目として短軸方向に二つ折りし、眼鏡ケースに収納しやすくしたものである。すなわち、眼鏡等を拭くときは、短軸を折り目とし長軸方向に二つ折りして拭くのであるが、拭いた後は長軸を折り目にし短軸方向に二つ折りして、眼鏡ケースに収納するのである。
図15は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図16はその裏面図である。この拭き布は、図13で示した拭き布と同様の構成になっている。
図17は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図18はその裏面図である。この拭き布は、長軸方向の一端に突出部位を持っていると共に、長軸方向両端の弾性樹脂製枠の内側に切欠き部が設けられている。この切欠き部も、長軸を折り目として短軸方向に二つ折りしやすくするためのものである。
図19は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図20はその裏面図である。この拭き布は図17の拭き布と同様の構成となっているが、短軸の両側が括れている点が異なる。
図21は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図22はその裏面図である。この拭き布は図19で示した拭き布と同様の構成となっているが、突出部位の形状が異なる。
図23は本発明の他の例に係る拭き布の表面図であり、図24はその裏面図である。この拭き布は、長軸方向一端の弾性樹脂製枠に近接する部位に、さらに弾性樹脂片が貼着されている。具体的には、弾性樹脂製枠の若干内側の部位に、円形の弾性樹脂片が貼着されている。この弾性樹脂片に親指又は他の指を当てると共に弾性樹脂製枠にも当てて、短軸を折り目として長軸方向に二つ折りして拭くことにより、弾性樹脂片に親指又は他の指が当たっているので、被拭物を強く拭くことができる。
1 弾性樹脂製枠
2 布帛
a 長軸
b 短軸
a1 長軸の一端
a2 長軸の他端
2 布帛
a 長軸
b 短軸
a1 長軸の一端
a2 長軸の他端
Claims (8)
- 長軸と短軸を持つ略平面形状の布帛と、平面形状の布帛表面周縁にのみ固着された弾性樹脂製枠とからなり、該長軸は片手を開いたとき親指先端から他の指先端までの距離程度の長さを持ち、親指を該長軸方向の一端となっている該弾性樹脂製枠に当て、他の指を該長軸方向の他端となっている該弾性樹脂製枠に当てて、親指と他の指で被拭物を挟み該布帛を被拭物に当接させて拭浄しうるようにしたことを特徴とする拭き布。
- 短軸の両側又は片側の布帛周辺及び弾性樹脂製枠が、長軸に向けて括れている請求項1記載の拭き布。
- 平面形状の布帛及び弾性樹脂製枠が、長軸方向の一端に一つの突出部位を持っている請求項1記載の拭き布。
- 長軸の両側の布帛周辺及び弾性樹脂製枠が、短軸に向けて括れている請求項1記載の拭き布。
- 長軸方向両端の弾性樹脂製枠の内側に切欠き部が設けられている請求項1記載の拭き布。
- 長軸方向一端の弾性樹脂製枠に近接する部位に、さらに弾性樹脂片が貼着されている請求項1記載の拭き布。
- 被拭物が、眼鏡、携帯電話又は手鏡である請求項1記載の拭き布。
- 弾性樹脂が、熱溶融性弾性樹脂である請求項1記載の拭き布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010216243A JP2012070804A (ja) | 2010-09-27 | 2010-09-27 | 拭き布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010216243A JP2012070804A (ja) | 2010-09-27 | 2010-09-27 | 拭き布 |
Publications (1)
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JP2012070804A true JP2012070804A (ja) | 2012-04-12 |
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ID=46167320
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JP2010216243A Pending JP2012070804A (ja) | 2010-09-27 | 2010-09-27 | 拭き布 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP1558069S (ja) * | 2016-01-22 | 2016-09-05 | ||
JP2017123540A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 日本電気株式会社 | 遠隔サーバ、通信システム、及び通信制御方法 |
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2010
- 2010-09-27 JP JP2010216243A patent/JP2012070804A/ja active Pending
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