JP2012069430A - 電気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大形化を伴うことなく簡単な構成で、コンタクトのパット接触部と基板の縁との間に所定の絶縁距離を確保する電気装置を提供する。
【解決手段】基板25の周縁の一部を所定角度で連続した第1係合縁部25dと第2係合縁部25eで形成する。この基板25に配線パターン27及びLED(電気素子)30を夫々設ける。配線パターンが有したパット27bを、第1、第2の係合縁部から1.5mm以上離してこれら係合縁部25d,25eで挟まれた領域25fに配設する。第1係合部51及び第2係合部52を有した絶縁材製のハウジング41、及び弾性変形が可能なパット接触部を有してハウジング41に取付けられたコンタクト61を備えた接点コネクタ7を、第1係合部51を第1係合縁部25dに接触させ、第2係合部52を第2係合縁部25eに接触させた状態で電球本体2に固定し、かつ、パット接触部を弾性変形させてパット27bに圧接させる。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、例えばLED電球等の電気装置に関する。
基板が有する配線パターンと給電用の電線との電気的接続を接点コネクタで中継する電気装置の中には、この装置が備えた装置本体に、基板及び接点コネクタが個々に固定され、装置本体への接点コネクタの固定に伴って、接点コネクタが有した導電性のコンタクトを弾性変形させて、既に装置本体に固定された基板の配線パターンが有したパットに圧接させ、それにより、接点コネクタに接続された電線と配線パターンを電気的に接続する構成の電気装置がある。
この種の電気装置で、基板が導電性のベースを有している場合、パットに圧接されたコンタクトのパット接触部と、これから最短距離の基板の縁との間には適正な絶縁距離を確保しなければならない。
この場合、前記絶縁距離の確保が、装置本体に対し独立して夫々固定される基板及び接点コネクタの取付け位置の精度(取付け精度)のみに依存した構成では、所定の絶縁距離を確保する信頼性が低い。これは、取付け精度にはばらつきがあり、それに、基板及び接点コネクタの夫々の寸法の公差内でのばらつきが加味されることが原因である。所定の絶縁距離が確保できない場合は、基板とコンタクトのパット接触部と間の電気的絶縁性能上問題となることがある。
又、この問題への対策として、配線パターンのパットとこれから最短距離の基板の縁との距離を予め大きく形成して置けば、パット接触部の位置のばらつきに拘らず所定の絶縁距離を確保することが可能である。しかし、この場合、基板及びこの基板が固定される装置本体を大きくしなければならないので、基板等の小形化を可能な限り促進することが要請されている電気装置、例えばLED電球等については、適当な対策ではない。
特開2009−170642号公報
実施形態は、導電性基板の大形化を伴うことなく簡単な構成で、コンタクトのパット接触部と基板の縁との間に所定の絶縁距離を確保することが可能な電気装置を提供しようとするものである。
前記課題を解決するために、実施形態の電気装置は、導電性のベースに絶縁層が積層された基板の周縁の一部を、所定角度で連続する第1係合縁部と第2係合縁部で形成する。この基板に配線パターン及び電気素子を夫々設け、配線パターンが有したパットを、第1、第2の係合縁部から1.5mm以上離してこれら係合縁部で挟まれた領域に配設する。基板を装置本体に固定する。これとともに、第1係合部及び第2係合部を有した絶縁材製のハウジング、及び弾性変形が可能なパット接触部を有してハウジングに取付けられたコンタクトを備える接点コネクタを、その第1係合部を第1係合縁部に接触させるとともに第2係合部を第2係合縁部に接触させた状態で装置本体に固定し、かつ、この固定に伴ってパット接触部を弾性変形させてパットに圧接させたことを特徴としている。
実施形態によれば、導電性基板の大形化を伴うことなく簡単な構成で、コンタクトのパット接触部と基板の縁との間に所定の絶縁距離を確保することが可能な電気装置を提供できる、という効果を期待できる。
実施例1に係るLED電球を図2中F1−F1線に沿って示す断面図である。 カバーを外した状態で図1のLED電球を示す正面図である。 図1のLED電球をカバー及び接点コネクタを外した状態で示す正面図である。 図1のLED電球が備える接点コネクタを示す斜視図である。 図4の接点コネクタを示す裏面図である。 図4の接点コネクタを示す断面図である。 図4の接点コネクタ周りを示す図1のLED電球の一部の断面図である。
実施形態1の電気装置は、装置本体と;導電性のベース及びこのベースに積層された絶縁層を備えるとともに、周縁の一部が第1係合縁部及びこの第1係合縁部に所定角度で連続する第2係合縁部で形成されて、前記装置本体に固定された基板と;前記絶縁層上に設けられかつ前記基板の前記第1、第2の係合縁部で挟まれた領域に前記第1、第2の係合縁部から1.5mm以上離して配設されたパットを有した配線パターンと;前記絶縁層上に実装されて前記配線パターンに電気的に接続された電気素子と;第1係合部及び第2係合部を有した絶縁材製のハウジング、及び弾性変形が可能なパット接触部を有して前記ハウジングに取付けられたコンタクトを備え、前記第1係合部を前記第1係合縁部に接触させるとともに前記第2係合部を前記第2係合縁部に接触させ、かつ、前記パット接触部の弾性変形を伴ってこのパット接触部を前記パットに圧接させて前記装置本体に固定された接点コネクタと;を具備することを特徴とする。
この実施形態1で、第1係合縁部とこれに連続する第2係合縁部とが形成する所定角度とは、90°であることが好ましいが、90度より大きくても小さくてもよい。これとともに、第1係合縁部と第2係合縁部との交点が前記所定角度の角度中心である必要はなく、そのため、第1係合縁部と第2係合縁部とは、これらの間に設けられる円弧状や斜状、若しくは第1、第2の係合縁部間に入り込むような凹み、或いはこの逆に第1、第2の係合縁部間から突出するような凸部等の形態をなす中継縁部を介して連続していてもよい。
この実施形態1で、導電性のベースは、金属例えばアルミニウムやその合金により好適に形成できる。この実施形態1を例えば発光装置として実施する場合、その電気素子には発光素子例えばLED(発光ダイオード)を好適に使用できる。この実施形態1で、絶縁材製のハウジングは合成樹脂により好適に成形することができるとともに、その第1係合部と第2係合部は連続していても非連続に設けられていてもよい。
この実施形態1で、接点コネクタを装置本体に固定する手段としては、ねじ止めが好適であるが、装置本体に押え部材をねじ止めするとともに、この押え部材で接点コネクタのハウジングを装置本体に向けて押える構成の固定手段を採用することも可能である。更に、この実施形態1で、接点コネクタのコンタクトに対する電線の接続方向は、後述する実施例1に記載の接続方向に制約されず、この実施例1に記載の接続方向に対して直交する方向から電線を挿入してコンタクトに接続するようにしてもよい。又、この実施形態1は、後述の実施例1で説明する発光装置以外の種々の電気装置に適用可能である。
実施形態1では、基板が固定された装置本体に接点コネクタを固定する際、このコネクタが備えるハウジングに形成された第1、第2の係合部を、基板が有している第1、第2の係合縁部に個別に接触させることで、基板に対して接点コネクタが互に交差関係にある二方向に位置決めされる。このため、装置本体に対する基板及び接点コネクタの取付け位置のばらつきやこれらの部品寸法のばらつきに拘らず、配線パターンのパットに対してコネクタのパット接触部を適正に位置決めできる。この状態で接点コネクタが装置本体に固定されるので、それに伴い弾性変形してパットに圧接されたパット接触部を、基板の第1、第2の係合縁部から1.5mm以上離して配設できる。それにより、電気素子に供給される電圧(使用電圧)の大きさに応じた所定の絶縁距離を、パット接触部と基板の周縁との間に確保することが可能である。又、前記位置決めは、位置決めのための特別な部品を要することなく、基板に第1、第2の係合縁部を設けるとともに、これらに対応して接点コネクタのハウジングに第1、第2の係合部を設けて、対応した係合縁部と係合部とを夫々係合させることで実現したので、構成が簡単である。
したがって、実施形態1の電気装置によれば、導電性基板の大形化を伴うことなく簡単な構成で、コンタクトのパット接触部と基板の縁との間に所定の絶縁距離を確保することが可能である。
実施形態2の照明器具は、実施形態1において、前記ハウジングが、ねじ通孔を有しているとともに前記コンタクトの一部を収容する筒状のコンタクト収容部を有し、前記基板が接した前記装置本体の設置面に開口されたねじ穴及び前記設置面に開口されたコネクタ通孔の夫々を前記装置本体が有しており、前記接点コネクタが、前記コンタクト収容部を前記コネクタ通孔に挿入させた状態で前記ねじ通孔を通ってねじ穴にねじ込まれたねじで前記装置本体に固定されていることを特徴としている。
この実施形態2で、コンタクト通孔は角孔であっても丸孔であっても差し支えないとともに、コンタクト収容部の筒形状は、コンタクト通孔の形状に対応して形成することが望ましい。
この実施形態2では、接点コネクタを装置本体に固定する際、コンタクト通孔にコンタクト収容部が挿入された状態で、係合部が係合縁部に接するに伴って、ハウジングのねじ通孔が装置本体のねじ穴に対向される。これとともに、ねじ穴にねじがねじ込まれる際に、接点コネクタがねじの締め付け方向に引き摺られて動くことがない。したがって、接点コネクタを装置本体に容易にねじ止めすることが可能である。
以下、実施例1の電気装置例えば照明用の発光装置具体的にはその一例であるLED電球について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1中符号1で示したLED電球1は、装置本体例えば電球本体2、透光性のカバー3、E26型の口金4、点灯装置5、電気モジュール例えばCOB(chip on board)型の発光モジュール6、及び例えば一対の接点コネクタ7を備えている。
電球本体2は、発光モジュール6と接点コネクタ7が設置される部材(設置部材)であって、例えばアルミニウムのような金属で構成されている。電球本体2は一端にフラットな設置面2aを有する筒状である。リング状の支持壁8が設置面2aの外周部に一体に形成されている。電球本体2は設置面2aと反対側の他端に凹部9を有している。電球本体2はその外周面から放射状に突出された複数の放熱フィン12を有している。
電球本体2の内部に一対又は単一の配線通し部11が形成されている。配線通し部11は一端部にコネクタ通孔11aを有していて、このコネクタ通孔11aは例えば図3に示すように角孔からなり設置面2aに開口されている。コネクタ通孔11aは一対設けられている。配線通し部11の他端は凹部9の底に開口されている。図3及び図7に示すように電球本体2はねじ穴10を有している。ねじ穴10は、コネクタ通孔11aに比較的近い位置に設けられていて、設置面2aに開口されている。
カバー3は例えば乳白色の合成樹脂材料を用いて略半球形に形成されている。カバー3は、その開口縁部3aを支持壁8の内側に嵌め込むことで、設置面2aを覆って電球本体2に取付けられている。
図1に示すように電気絶縁性を有する口金支持体15が凹部9に取付けられている。口金支持体15は、一部が凹部9に嵌め込まれた円筒状の周壁15aと、周壁15aの一端を閉塞しかつ凹部9の底を覆う端壁15bを備えている。口金支持体15の内部空間と配線通し部11とは、端壁15bが有した通孔17を介して連通されている。
口金4は口金主部19と絶縁ベース21とで構成されている。絶縁ベース21はアイレット端子20を有している。口金主部19は、凹部9から電球本体2の外に突出された周壁15aの端部15cにこれを外側から覆うように取付けられている。絶縁ベース21は、端部15cの開口端に突き当てられて、口金支持体15の内側の空間を閉塞している。
点灯装置5は口金支持体15の内側の空間に収容されている。点灯装置5は、回路基板22と、この回路基板22に実装されたトランス、コンデンサ、トランジスタのような複数の回路部品23とを備えている。点灯装置5は口金4に電気的に接続されている。
LED電球1の光源として用いられる発光モジュール6は、電球本体2の設置面2aに取付けられて、カバー3により覆われている。
図2および図3に示すように、発光モジュール6は、基板例えば反射面26を有する導電性のモジュール基板25と、配線パターン27と、レジスト層29と、電気素子例えば半導体製の発光素子具体的には青色の光を発する発光層を有したベアチップで構成されたLED30と、ボンディングワイヤー32と、枠体34と、透光性の封止部材36を備えている。
図1及び図7に示すようにモジュール基板25は、導電性のベース例えば金属具体的にはアルミニウム又はその合金製のベース25aと、このベース25aの表面に積層されてこの面を全面的に覆った絶縁層25bとからなる積層板で形成されている。光を反射する反射面26はモジュール基板25の中央部に例えば略四角形状をなして設けられている。この反射面26は、例えばメッキ層からなり、少なくとも表面は銀の層で形成されている。
図3に示すようにモジュール基板25は例えばコ字状をなす一対の切欠き部25cを有している。これら切欠き部25cはモジュール基板25の中心を対称中心として点対称に設けられている。なお、切欠き部25cは、モジュール基板25の後述の領域25fとは反対側の基板部位を省略してL字状をなしていてもよい。
図3に示すようにモジュール基板25の周縁の一部は、第1係合縁部25d及び第2係合縁部25eで形成されている。第1係合縁部25dと第2係合縁部25eのうちの一方は、他方に対して所定角度好ましくは略90°の角度で折れ曲がるように連続されている。第2係合縁部25eは切欠き部25cの一部を区画している。これら第1係合縁部25dと第2係合縁部25eで挟まれたモジュール基板25の領域25fは、略直角な角部をなしていて、切欠き部25cに隣接して設けられている。
配線パターン27は、一端部に細長い長方形状の給電部27aを有し、例えば他端部に四角形状のパット27bを有していて、モジュール基板25の絶縁層25b上にメッキ等により一対設けられている。これらの配線パターン27は、モジュール基板25の中心を対称中心として点対称に配設されていて、その給電部27aはモジュール基板25の中央部に、パット27bは切欠き部25c近傍の前記領域25fに夫々配設されている。それにより、各給電部27aは互に平行となって反射面26の両側にこの反射面26とは非接触に設けられている。
パット27bは、例えば第2係合縁部25eよりも第1係合縁部25dに近づいて設けられている。そのため、モジュール基板25の周縁との関係では、第1係合縁部25dとこれから離間されたパット27bとの間が最短距離L(図3参照)となっている。この最短距離Lは、1.5mm以上例えば2.2mm以上に設定することが望ましい。
レジスト層29は、反射面26及び給電部27aが設けられているモジュール基板25の中央部を除いて、このモジュール基板25の絶縁層25b上に全面的に被着されていて、配線パターン27を覆っている。レジスト層29は、前記パット27bと同数の窓孔29aを有しており、これら窓孔29a内にパット27bが夫々露出されている。
複数のチップ状LED30は反射面26上に図示しない透光性のダイボンド材を用いて接着されている。それにより、これらLED30は広範囲にわたるようにマトリクス状に規則的に配列して反射面26上に実装されている。隣接したLED30は、ボンディングワイヤー32により直列に接続されていて、このボンディングワイヤー32とともに発光ダイオード列をなしている。発光ダイオード列は、互に平行な給電部27a間に複数設けられている。各発光ダイオード列は、その一端に、一方の給電部27aに電気的に接続された端部ボンディグワイヤー33aを有しているとともに、他端に、他方の給電部27aに電気的に接続された端部ボンディングワイヤー33bを有している。
内側に例えば四角い領域を区画した枠体34は、例えば合成樹脂のような絶縁材からなりレジスト層29の中央部上に固定されている。枠体34は、反射面26、給電部27a、及び各発光ダイオード列を一括して囲んでいる。封止部材36は枠体34で囲まれた領域に充填されている。封止部材36は、例えば透明なシリコーン樹脂のような光透過性を有する樹脂材料で構成されている。この樹脂材料は、液状の状態で枠体34が囲む領域に注入された後、加熱・乾燥させることで硬化される。この結果、封止部材36は、反射面26、給電部27a、及び各発光ダイオード列を埋設して、これらを封止している。
封止部材36に蛍光体が混ぜられている。蛍光体として、例えばLED30が発する青色の光により励起されて黄色の光を放射する黄色蛍光体が用いられている。
前記構成の発光モジュール6は、そのモジュール基板25に設けられた複数の切欠き6a(図2及び図3参照)を貫通して電球本体2にねじ込まれたねじ38で電球本体2に固定されている。このねじ込みにより、モジュール基板25のベース25aの裏面が設置面2aに密着されて、モジュール基板25が電球本体2に熱的に接続されている。図3に示すようにコネクタ通孔11aは、電球本体2に固定された発光モジュール6が有したモジュール基板25の切欠き部25cの内側に位置されて、設置面2aに開口されている。
接点コネクタ7は、図6に示すように例えば合成樹脂のような絶縁材製のハウジング41と、例えば金属のような導電材製のコンタクト61を備えている。
ハウジング41は、ハウジングベース42、コンタクト収容部46、及び電線差込み口48等を有している。
図4〜図6に示すようにハウジングベース42の一部は、接点コネクタ7がモジュール基板25に固定された状態でパット27bとその周りを覆うカバー部42aをなしている。ハウジングベース42はその表面に開口された凹部44を有しているとともに、この凹部44と連通する長方形状の通孔45がカバー部42aに形成されている。したがって、通孔45は凹部44の底壁に開口されている。
ハウジングベース42は、その裏側に前記第1係合縁部25dと第2係合縁部25eとに対応する第1係合部51と第2係合部52を有している。
これら第1係合部51と第2係合部52は、カバー部42aをその裏側から区画して設けられていて、カバー部42aの水平な裏面に対して直角に起立されている。第1係合部51と第2係合部52のうちの一方は他方に対して所定角度好ましくは略90°の角度で折れ曲がるように連続している。
第1係合部51は斜状に面取りされた縁51aを有し、同様に、第2係合部52も斜状に面取りされた縁52aを有している。これら縁51a,52aは、カバー部42aからその裏側方向に隔たって設けられていて、互いに連続している。
図4及び図5に示すようにハウジングベース42はこれを厚み方向に貫通するねじ通孔53を有している。ねじ通孔53はカバー部42aから外れた位置に設けられている。
コンタクト収容部46はハウジングベース42の裏面に一体に突設されていて真っ直ぐな筒状に形成されている。コンタクト収容部46の軸方向と直交する方向の断面における外郭形状は、コネクタ通孔11aに対応しており、図4に示すように例えば略四角形状である。このコンタクト収容部46の長さは、コネクタ通孔11aより長い。
コンタクト収容部46の軸方向一端は、凹部44に連続しており、したがって、ハウジングベース42の表面に開口されている。このコンタクト収容部46の軸方向他端部に電線差込み口48が設けられている。この電線差込み口48は、コンタクト収容部46の軸方向他端面(コンタクト収容部46の突出先端面)に開口されているとともに、コンタクト収容部46の内部に連通している。コンタクト収容部46の軸方向中間部にコンタクト取付け用の一対の係合溝(図示しない)が設けられている。
コンタクト61は、図6に示すようにベース部62、パット接触部64、電線接続部67等を有した一体品であって、側面視形状が略L字形状をなすように作られている。
ベース部62は、平板状であって、その両側縁部は前記図示しない係合溝に圧入して保持されるように形成されている。コンタクト61は、その電線接続部67を先頭にしてハウジング41の表面側から電線差込み口48に向けて圧入してハウジング41内に取付けられている。
パット接触部64は、ベース部62の一端から側方に折り曲げられたアーム状をなしていて、弾性変形が可能である。パット接触部64の先端側部位は、ベース部62の一側面と対向されるように斜めに曲げられていて、この先端側部位は図4及び図5に示すように接点ビード64aを有している。
電線接続部67はベース部62の他端に一体に連続して設けられている。この電線接続部67は、軸方向両端が夫々開放された筒状をなすように形成されているとともに、一部を内側に切起こすことによって電線鎖錠用として設けられた電線接触片67a(図6参照)を有している。電線接触片67aは、弾性変形が可能であり、これが対向した電線接続部67の内面と電線接触片67aとの間に挿入された絶縁被覆電線の先端部を挟持するようになっている。
前記構成の接点コネクタ7には絶縁被覆された電線71(図1参照)が電気的に接続されている。この接続は、皮剥ぎによって露出された電線71の芯線(図示しない)を含んだ電線71の一端部を、電線差込み口48に挿入することで行われる。前記芯線は電線接続部67の内側に電線接触片67aを押し退けながら挿入されるので、挿入が終わった時点で、電線接触片67aの弾性力によって電線接続部67に芯線が挟持され、それにより、接点コネクタ7に電線71が接続される。又、前記電線71の他端部は、図1に示すように配線通し部11及び通孔17を通って口金支持体15内に導かれて、点灯装置5の回路基板22に電気的に接続されている。
電線71の一端部が接続された接点コネクタ7のコンタクト収容部46は、電球本体2に形成された配線通し部11のコネクタ通孔11aに通されている。この状態で、接点コネクタ7のカバー部42aは、既に電球本体2に固定された発光モジュール6のパット27b及びその周り、言い換えれば、第1係合縁部25dと第2係合縁部25eで挟まれた領域25fに重なり(図7参照)、かつ、パット接触部64の接点ビード64aがパット27bに上方から接している。なお、図7はパット27bを省略して描かれている。
パット接触部64の接点ビード64aがパット27bに接した状態は、次に、接点コネクタ7を電球本体2に固定することによって保持される。
即ち、この固定は、図7等に示すようにねじ73を、ハウジングベース42のねじ通孔53に通して電球本体2のねじ穴10にねじ込むことによって行われている。こうして接点コネクタ7が電球本体2に固定されるに伴って、パット接触部64が撓んで弾性変形するので、その接点ビード64aが配線パターン27のパット27bに圧接し、それにより、パット27bに対するコンタクト61の電気的接続が維持される。
接点コネクタ7が電球本体2に固定される際、ハウジングベース42の第1係合部51は発光モジュール6の第1係合縁部25dに接する(係合する)とともに、ハウジングベース42の第2係合部52は発光モジュール6の第2係合縁部25eに接する(係合する)。しかも、この場合、第1係合部51が有した縁51a及び第2係合部52が有した縁52aのガイド作用によって、第1係合部51は第1係合縁部25dに、第2係合部52は第2係合縁部25eに円滑に係合される。
これらの係合によって、前記領域25fを挟んで略直角の関係にある第1係合縁部25dと第2係合縁部25eを基準として、発光モジュール6に対し接点コネクタ7が二方向に位置決めされる。このため、電球本体2に対するモジュール基板25及び接点コネクタ7の取付け位置のばらつきやこれらの部品寸法のばらつきに拘らず、配線パターン27のパット27bに対して接点コネクタ7のパット接触部64を適正に位置決めできる
この位置決め状態で既述のように接点コネクタ7が電球本体2にねじ止めされるので、パット27bに圧接されたパット接触部64を、モジュール基板25が有した導電性の25ベース25aの第1係合縁部25d及び第2係合縁部25eから1.5mm以上例えば2.2mmの沿面距離を隔てて配設することが可能である。それにより、電気素子であるLED30に供給される電圧の大きさに応じた所定の絶縁距離を、パット接触部64とモジュール基板25の周縁との間に確保できる。
又、前記位置決めは、位置決めのための特別な部品を要することなく、モジュール基板25に略90°の角度をなして連続する第1係合縁部25d及び第2係合縁部25eを設けるとともに、これらに個別に係合する第1係合部51及び第2係合部52を接点コネクタ7のハウジング41に設けることで実現したので、構成が簡単である。
したがって、実施例1のLED電球1によれば、モジュール基板25の大形化を伴うことなく、簡単な構成で、コンタクト61のパット接触部64とモジュール基板25の周縁との間に所定の絶縁距離を確保することが可能である。
更に、電球本体2への既述の接点コネクタ7のねじ止めにおいては、ねじ73の締め付けに先立って、既述のようにコネクタ通孔11aにコンタクト収容部46が通されるので、接点コネクタ7を電球本体2に仮保持することができる。これとともに、この仮保持状態で、既述のように第1係合部51と第2係合部52がモジュール基板25の領域25fを挟むように第1係合縁部25dと第2係合縁部25eに接するので、それに伴いハウジング41のねじ通孔53を電球本体2のねじ穴10に位置決めすることができる。しかも、コネクタ通孔11aが角孔で、かつ、これに嵌入されたコンタクト収容部46が角筒状であるので、コネクタ通孔11aを中心に接点コネクタ7が自由に回転することがなく、ねじ穴10とねじ通孔53との位置決め状態を維持できる。加えて、モジュール基板25の領域25fへの接点コネクタ7の前記係合によって、ねじ穴10へのねじ73のねじ込みの際に、接点コネクタ7がねじ73の締め付け方向に引き摺られて動くことがない。
したがって、以上の状態で行われる電球本体2への接点コネクタ7の固定作業(ねじ止め作業)を容易に行うことが可能である。
既述のように接点コネクタ7のコンタクト収容部46は絶縁性であり、これが電球本体2の配線通し部11のコネクタ通孔11aに通されている。このため、コンタクト収容部46内に配置されたコンタクト61及びこれに接続された電線71を、金属製の電球本体2に対して確実に絶縁することが可能である。
更に、電球本体2の設置面2aに垂直なコンタクト収容部46に、ハウジングベース42とは反対側から電線71を差し込んでコンタクト61に接続した構成では、コンタクト61に接続された電線71が、設置面2aに沿って引き回されることがない。このため、モジュール基板25の周囲に電線71の引き回し用のスペースを確保する必要がなく、電球本体2を径方向に小形に形成する上で有利である。これとともに、電線71に前記引き回しに伴うテンションが掛からない点でも有利である。
又、LED電球1の使用時には、点灯装置5を通じて発光モジュール6に電圧が印加されるので、反射面26上の各LED30が一斉に発光する。この場合、LED30からモジュール基板25に向かった光は、反射面26、及び配線パターン27の給電部27a等の表面で透光性のカバー3に向けて反射される。そして、各LED30が発した青色光と、この発光色により励起された黄色蛍光体が発した黄色の光とが混じり合って白色光となり、この白色光が封止部材36からカバー3に向けて放射される。したがって、枠体34で囲まれた領域に充填された封止部材36は面状に光る発光部として機能する。
LED30の発光時に生じる熱は、ヒートスプレッダとしても機能する反射面26で広範囲にわたって拡散され、反射面26の熱はモジュール基板25を経由して電球本体2の設置面2aに伝わり、放熱フィン12からLED電球1の外に放出される。こうした放熱の結果、LED30の温度過昇が抑制されて、LED30の発光効率を良好に維持することができる。
又、電気装置は実施例1には制約されない。即ち、電気素子が電気的に接続された配線パターン27と電線71との電気的接続を中継する接点コネクタ7を備える構成であれば、本実施形態を適用することが可能であるので、電気装置はLED電球1に制約されない。
1…LED電球(電気装置)、2…電球本体(装置本体)、2a…設置面、6…発光モジュール(電気モジュール)、7…接点コネクタ、10…ねじ穴、11a…コネクタ通孔、25…モジュール基板(基板)、25a…ベース、25b…絶縁層、25d…第1係合縁部、25e…第2係合縁部、25f…領域、27…配線パターン、27b…パット、30…LED(電気素子)、38…ねじ、41…ハウジング、51…第1係合部、52…第2係合部、51a,52a…縁、53…ねじ通孔、61…コンタクト、64…パット接触部

Claims (2)

  1. 装置本体と;
    導電性のベース及びこのベースに積層された絶縁層を備えるとともに、周縁の一部が第1係合縁部及びこの第1係合縁部に所定角度で連続する第2係合縁部で形成されて、前記装置本体に固定された基板と;
    前記絶縁層上に設けられかつ前記基板の前記第1、第2の係合縁部で挟まれた領域に前記第1、第2の係合縁部から1.5mm以上離して配設されたパットを有した配線パターンと;
    前記絶縁層上に実装されて前記配線パターンに電気的に接続された電気素子と;
    第1係合部及び第2係合部を有した絶縁材製のハウジング、及び弾性変形が可能なパット接触部を有して前記ハウジングに取付けられたコンタクトを備え、前記第1係合部を前記第1係合縁部に接触させるとともに前記第2係合部を前記第2係合縁部に接触させ、かつ、前記パット接触部の弾性変形を伴ってこのパット接触部を前記パットに圧接させて前記装置本体に固定された接点コネクタと;
    を具備することを特徴とする電気装置。
  2. 前記ハウジングが、ねじ通孔を有しているとともに前記コンタクトの一部を収容する筒状のコンタクト収容部を有し、前記基板が接した前記装置本体の設置面に開口されたねじ穴及び前記設置面に開口されたコネクタ通孔の夫々を前記装置本体が有しており、前記接点コネクタが、前記コンタクト収容部を前記コネクタ通孔に挿入させた状態で前記ねじ通孔を通って前記ねじ穴にねじ込まれたねじで前記装置本体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電気装置。
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