JP2012068383A - 光学部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面同士が平行ではない状態で光学部材同士が固定されることを抑制する光学部品の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本実施例の光学部品の製造方法は、第1挟持力SP1でレンズLを挟んだ状態でレンズLの底面LBをガラスGの上面GTに押圧してレンズLをガラスGに倣わせ、第1挟持力SP1よりも大きい第2挟持力SP2でレンズLを挟んでレンズLの姿勢を固定し、レンズLを移動させてガラスGにおけるレンズLの位置を調整し、レンズLをガラスGに固定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、光学部品の製造方法に関する。
光学部品には、互いに固定された複数の光学部材を備えたものがある。特許文献1には、光学部品の調芯方法が開示されている。
特開2002−214497号公報
複数の光学部材の平面同士が互いに平行となるように光学部材同士が固定する場合がある。この場合に複数の光学部材の平面同士が平行ではない状態で固定されると、これら複数の光学部材を透過する光の進行方向に影響を及ぼす恐れがある。
本発明は、平面同士が平行ではない状態で光学部材同士が固定されることを抑制する光学部品の製造方法を提供することを目的とする。
本明細書に開示の光学部品の製造方法は、第1挟持力で第1光学部材を挟んだ状態で前記第1光学部材の平面を第2光学部材の平面に押圧して前記第1光学部材を前記第2光学部材に倣わせ、前記第1挟持力よりも大きい第2挟持力で前記第1光学部材を挟んで前記第1光学部材の姿勢を固定し、前記第1光学部材を移動させて前記第2光学部材における前記第1光学部材の位置を調整し、前記第1光学部材を前記第2光学部材に固定する。
平面同士が平行ではない状態で光学部材同士が固定されることを抑制する光学部品の製造方法を提供することを目的とする。
図1A、1Bは、光学部品の製造装置の説明図である。 図2は、光装置の説明図である。 図3は、ハンド機構の説明図である。 図4は、ハンド機構の説明図である。 図5は、ハンド機構の説明図である。 図6は、挟持部、保持片の説明図である。 図7は、挟持部、保持片の説明図である。 図8は、挟持部、保持片の説明図である。 図9は、挟持部、保持片の説明図である。 図10A〜10Cは、レンズをガラスに固定する方法の具体的な説明図である。 図11A〜11Cは、レンズをガラスに固定する方法の具体的な説明図である。
図1A、1Bは、光学部品の製造装置1の説明図である。図1Aは、製造装置1を側面から見た図であり、図1Bは、製造装置1を上面から見た図である。製造装置1は、平板状の支持板1a、支持板1a上に配置された1bとステージ2、ステージ2上に配置されたステージ4、ステージ4上に配置されたステージ6、ステージ6に連結されたハンド機構10、を含む。支柱1bはZ方向に延びており、詳しくは後述する光装置100を保持している。
ステージ2は、支持板1a上に固定された支持ステージ2a、支持ステージ2aに対してY方向に移動可能に連結された可動ステージ2b、回転操作により可動ステージ2bのY方向の位置を調整するアクチュエータ2c、を含む。アクチュエータ2cの隣にはアクチュエータ2cに電力を供給するためのケーブル2dが設けられている。
ステージ4は、可動ステージ2b上に固定された支持ステージ4a、支持ステージ4aに対してX方向に移動可能に連結された可動ステージ4b、回転操作により可動ステージ4bのX方向の位置を調整するアクチュエータ4c、を含む。アクチュエータ4cの隣にはアクチュエータ4cに電力を供給するためのケーブル4dが設けられている。
ステージ6は、可動ステージ4b上に固定されZ方向に延びた支持ステージ6a、支持ステージ6aに対してZ方向に移動可能に連結された可動ステージ6b、回転操作により可動ステージ6bのZ方向の位置を調整するアクチュエータ6c、を含む。可動ステージ6bには、Y方向に延びた支持板6dが固定されている。支持板6dに支持されている可動ステージ2bがY方向に移動し、可動ステージ4bがX方向に移動し、可動ステージ6bがZ方向に移動することにより、ハンド機構10はXYZ方向での移動が可能となる。
図2は、光装置100の説明図である。
光装置100は、ケース110、ケース110内に収納された光ファイバ120、基板130、ガラスG、レンズL、集光レンズ140、受光素子150、等を含む。詳しくは後述するが、ハンド機構10により、レンズLはガラスG上に配置される。ガラスGは、基板130に固定されている。ガラスGは、基板130と集光レンズ140との間に位置している。レンズLは、コリメートレンズである。ガラスG上にレンズLを固定する際には、レンズLの光軸の調整が行われた上で固定される。
レンズLの光軸の調整方法は、ガラスG、レンズL、を透過した光を受光素子150が受光することに出力する受光素子150の出力値に基づいて、行なわれる。具体的には、受光素子150の出力値が最大となるように、ガラスGに対するレンズLの位置を規定する。製造装置1は、ガラスGにレンズLを固定することにより、光装置100を製造する。
尚、光ファイバ120を通過した光は、基板130上に形成された導波路135を通過して、ガラスG、レンズLを通過して、集光レンズ140を通過し、受光素子150で受光する。受光素子150は、光の受光により電気信号を出力する。製造装置1は、ガラスGにレンズLを固定する際に用いられる。
図3〜5は、ハンド機構10の説明図である。
ハンド機構10は、アクチュエータ20、挟持片40、50、保持片60、70等を含む。アクチュエータ20は、支持板6dに支持されている。アクチュエータ20は、Y方向に延びY方向に進退可能な出力軸22を備えている。アクチュエータ20は、例えばリニアアクチュエータである。支持板6dの先端部には連結板31が固定されている。出力軸22は、連結板31を貫通している。連結板31の正面側には、支持板32が固定されている。支持板32は、挟持片40、50をX方向に移動可能に支持している。出力軸22の先端には可動板23が固定されている。可動板23は、挟持片40、50に連結されている。挟持片40、50は、アクチュエータ20の動力により開閉可能である。挟持片40、50は、保持片60、70を挟んで保持可能である。保持片60、70は、レンズLを挟んで保持可能である。
挟持片40、50の開閉動作について説明する。
支持板32の先端側には、X方向に延びたガイドレール33が設けられている。挟持片40、50のそれぞれには、スライダ34、35が固定されている。スライダ34、35は、ガイドレール33が延びたX方向に移動可能にガイドレール33と係合している。これにより、挟持片40、50は、X方向に移動可能に支持板32に支持されている。
図4、5に示すように、挟持片40、50には、それぞれ、ガイド溝42、52が設けられている。可動板23の底面には、ガイド溝42、52とそれぞれ係合するガイドピン24、25が固定されている。アクチュエータ20の動作により出力軸22、可動板23がY方向に移動すると、ガイドピン24、25もY方向に移動する。ここで、ガイドピン24、25間の距離は不変であり、ガイド溝42、52は、図4、5に示すように、Y方向に対して斜めに延びている。詳細には、ガイド溝42、52は、挟持片40、50の基端側から先端側にかけて互いに離れる方向に延びている。従って、図4の状態から出力軸22を後退させることにより、ガイドピン24、25は、それぞれガイド溝42、52の先端側から基端側に移動する。ガイドピン24、25間の距離は不変であるので、ガイドピン24、25の移動に伴って挟持片40、50は互いに離れるように移動する。これにより、図5に示すように、挟持片40、50は開く。尚、図5に示した状態から、出力軸22が前進することにより、図4に示すように挟持片40、50は閉じる。
挟持片40、50について説明する。
挟持片40、50は、弾性変形可能な金属製である。挟持片40は、基端部41、薄厚部43、幅狭部44、挟持部45を含む。同様に、挟持片50は、気端部51、薄厚部53、幅狭部54、挟持部55を含む。基端部41、51は、図3に示すように、Z方向の厚みが厚い平板状である。基端部41、51には、それぞれガイド溝42、52が形成されている。基端部41、51が比較的厚く形成されている理由は、基端部41、51での弾性変形を抑制するためである。
薄厚部43、53は、それぞれ基端部41、51に連続して形成されている。薄厚部43、53は、図3〜5に示すようにZ方向の厚みが比較的薄い平板状に形成されている。薄厚部43、53でのZ方向の弾性変形を容易にし、X方向の弾性変形については抑制するためである。また、薄厚部43、53には、それぞれひずみゲージ82、83が固定されている。ひずみゲージ82、83は、変形に応じて電気抵抗が変化する金属抵抗体である。ひずみゲージ82、83は、それぞれ薄厚部43、53に固定されているので、薄厚部43、53の弾性変形に応じて電気抵抗が変化する。従って、ひずみゲージ82、83の電気抵抗の変化を検出することにより、薄厚部43、53のZ方向の弾性変形の度合を検出することができる。これにより、挟持片40、50のZ方向の弾性変形の度合を検出できる。
幅狭部44は、薄厚部43に連続して形成されている。幅狭部44、54は、図3〜5に示すようにZ方向の厚みが比較的厚く形成され、X方向の幅が比較的狭く形成されている。幅狭部44、54でのX方向の弾性変形を容易にし、Z方向での弾性変形については抑制するためである。また、幅狭部44、54には、それぞれひずみゲージ84、85が固定されている。ひずみゲージ84、85の電気抵抗の変化を検出することにより、幅狭部44、54のX方向の弾性変形の度合を検出することができる。これにより、挟持片40、50のX方向の弾性変形の度合を検出することができる。
挟持部45、55は、それぞれ幅狭部44、54に連続している。挟持部45、55は、保持片60、70を挟んで保持している。
図6〜9は、挟持部45、55、保持片60、70の説明図である。
保持片60、70について説明する。保持片60、70はレンズLを挟んで保持している。保持片60は、本体部61、本体部61から突出した連結ピン68、を含む。保持片70も、本体部71、連結ピン78を含む。保持片60、70は、略同一形状である。本体部61、71は、互いにバネS1、S2によりレンズLを挟んで保持するための挟持力が付勢されている。バネS1の一端は、本体部61の係止穴62aに挿入され、バネS1の他端は、本体部71の係止穴72aに挿入されている。バネS2の一端は、本体部61の係止穴62bに挿入され、バネS2の他端は本体部71の係止穴72bに挿入されている。バネS1、S2は、それぞれ略M字状である。本体部61、71には、それぞれ、バネS1を逃すための切欠部64a、74aが形成されている。同様に、本体部61、71には、それぞれ、バネS2を逃すための切欠部64b、74bが形成されている。
保持片60、70は、それぞれレンズLと当接する内周面63a、63b、73a、73bを有している。内周面63a、63b、73a、73bは、平面である。内周面63a、63bは、互いに略直交し、内周面73a、73bも、互いに略直交している。
保持片60は、球面66a、66bを有し、保持片70は、球面76a、76bを有している。球面66a、66bは、互いに中心が同一の球面に相当する。球面76a、76bも同様に、互いに中心が同一の球面に相当する。
挟持部45には、当接面46a、46bが形成され、挟持部55には、当接面56a、56bが形成されている。当接面46a、46b、56a、56bは、それぞれ平面である。図6に示すように、当接面46a、46b、56a、56bは、それぞれ、球面66a、66b、76a、76bに当接している。当接面46a、46b、56a、56bは平面であり、球面66a、66b、76a、76bは球面である。このため、両者の当接面積は、平面同士が当接する場合と比較して小さくなる。これにより、挟持片40、50の挟持力によっては、挟持片40、50に対して、保持片60、70が姿勢を変更することが可能である。この理由については後述する。
挟持部45、55の、それぞれには、孔48、58が形成されている。孔48、58には、それぞれ、保持片60の連結ピン68、保持片70の連結ピン78が貫通している。連結ピン68、連結ピン68の先端には、それぞれ鍔部69、79が形成されている、鍔部69、79は、それぞれ、孔48、58から離脱不能な大きさに設定されている。孔48、58は、それぞれ、連結ピン68、78の径よりも大きめに形成されている。具体的には、連結ピン68、78がそれぞれ孔48、58を貫通した状態で所定範囲内で傾くことが可能な程度に、連結ピン68、78の径、孔48、58の径の大きさが設定されている。
図9に示すように、挟持片40、50が開くことにより、鍔部69と挟持部45とが当接し79と挟持部55とが当接して、保持片60、70が引き離される。この際に、バネS1、S2の付勢力に抗して、保持片60、70が引き離される。これにより、保持片60、70はレンズLを離す。
尚、図7に示すように、レンズLは、Z方向に突出した凸面LTと、凸面LTと反対側に位置する平面状の底面LBとを有する。レンズLは、略円柱状である。
挟持片40、50の挟持力の調整について説明する。
上述したように、幅狭部44、54は、X方向の弾性変形が容易である。この幅狭部44、54でのX方向の弾性変形の復元力を利用して、挟持片40、50の挟持力が調整される。例えば、挟持片40、50が保持片60、70を挟んだ状態で、更に挟持片40、50を互いに接近させるようにアクチュエータ20を駆動した場合、薄厚部43、53では間隔が更に狭くなる。これにより、幅狭部44、54では、先端に向かうにつれて幅が広くなるように変形する。このようにして、幅狭部44、54は反った形状となる。この際、保持片60、70には、幅狭部44、54が元の形状に復帰しようとする復元力が作用する。この復元力は、弾性変形を維持している限り、変形量に略比例する。このため、幅狭部44、54の復元力を利用して、挟持片40、50の挟持力を調整できる。尚、上述したように、ひずみゲージ84、85により、挟持片40、50の挟持力を把握することができる。
挟持片40、50の押圧力の調整について説明する。
ここで、押圧力とは、レンズLを挟んだ保持片60、70を挟んだ挟持片40、50をZ方向に移動させて、ガラスGにレンズLを押し付ける時の力である。上述したように、薄厚部43、53は、Z方向の弾性変形が容易である。この薄厚部43、53でのZ方向の弾性変形の復元力を利用して、挟持片40、50の押圧力が調整される。例えば、レンズLの底面LBがガラスGに当接した状態で、更に挟持片40、50をガラスGに向けて下降させた場合、薄厚部43、53においては弓状に反るように弾性変形する。この際、ガラスGには、薄厚部43、53が元の形状に復帰しようとする復元力が作用する。このように薄厚部43、53が反ることに伴う弾性変形の復元力を利用して、挟持片40、50の押圧力が調整される。尚、上述したように、ひずみゲージ82、83により、挟持片40、50の挟持力を把握することができる。
レンズLをガラスGに固定する方法について具体的に説明する。
図10A〜10C、11A〜11Cは、レンズLをガラスGに固定する方法の具体的な説明図である。ここで、ガラスGの上面GTが水平面に対して傾斜している場合について説明する。レンズLは、第1光学部材に相当し、ガラスGは、第2光学部材に相当する。図10Aに示すように、挟持片40、50により、保持片60、70を挟んで保持する。この状態においては、レンズLの底面LBとガラスGの上面GTとは平行ではない。この際の挟持片40、50の挟持力を挟持力SP1とする。この挟持力SP1を維持した状態で、挟持片40、50を、ガラスGに向けてZ方向に下降させる。これにより、レンズLの底面LBは、ガラスGの上面GTに当接する。
この際に、挟持片40、50のZ方向での押圧力を押圧力PP1とする。押圧力PP1で挟持片40、50を下降すると、底面LBと上面GTとが平行になるように保持片60、70は、挟持片40、50に対して姿勢が変わる。具体的には、当接面46a、46b、56a、56bのそれぞれに対し、球面66a、66b、76a、76bが摺動する。換言すれば、このように保持片60、70の姿勢が変更可能な程度に、挟持力SP1、押圧力PP1は設定されている。挟持力SP1が大きすぎる、又は押圧力PP1が弱すぎると、挟持片40、50に対して保持片60、70が摺動せずに姿勢は変更されないからである。このようにして、レンズLをガラスGの上面GTに倣わすことができる。挟持力SP1、押圧力PP1は、それぞれ、ひずみゲージ84、85、82、83の検出値に基づいて把握することができる。
次に、図10Cに示すように、挟持片40、50の挟持力を挟持力SP2に設定する。挟持力SP2は、挟持力SP1よりも大きい。挟持力SP1よりも大きい挟持力SP2に設定する理由は、保持片60、70の姿勢を固定するためである。これにより、球面66a、66b、76a、76bは、当接面46a、46b、56a、56bに対して摺動しにくくなり、底面LBと上面GTとが平行の状態が維持される。尚、挟持力SP2の値については、ひずみゲージ84、85からの検出値に基づいて把握することができる。
そして、挟持片40、50の押圧力を、押圧力PP1よりも小さい押圧力PP2に設定し、挟持片40、50をXY方向に移動させて上面GT上のレンズLの位置を調整する。押圧力PP1よりも小さい押圧力PP2に設定する理由は、押圧力が大きすぎる状態のまま挟持片40、50をXY方向に移動させると、上面GTや底面LBに傷がつく恐れがあるからである。尚、押圧力PP2の値については、ひずみゲージ82、83からの検出値に基づいて把握することができる。尚、位置の調整は、ガラスG、レンズLを通過する光を受光する受光素子150の出力値が最大となるように、ガラスGに対するレンズLの位置を調整する。
位置が調整されると、ガラスGとレンズLとの周辺に接着剤Aを塗布する。接着剤Aは、例えば紫外線硬化性の樹脂であるがこれに限定されない。接着剤Aを塗布した後に接着剤Aに紫外線を照射して接着剤Aを硬化させる。これにより、ガラスGとレンズLとが固定される。
次に、図11Bに示すように、挟持片40、50を開く。挟持片40、50が、それぞれ、保持片60、70から離間しても、保持片60、70は上述したようにバネS1、S2によりレンズLを挟むように付勢されている。
挟持片40、50が、それぞれ鍔部69、79に当接して、バネS1、S2の付勢力に抗して開かれると、図11Cに示すように、挟持片40、50は、レンズLを離す。
以上のように、第1挟持力SP1でレンズLを挟んでガラスGに倣わせ、その後に第1挟持力SP1より大きい第2挟持力SP2でレンズLの姿勢を固定する。次に、ガラスGに対するレンズLの位置を調整して、レンズLとガラスGとを固定する。これにより、レンズLの底面LBとガラスGの上面GTとを平行の状態で固定することができる。このようにして、ガラスGに対してレンズLが傾いた状態で固定されることを抑制できる。従って、レンズLとガラスGとによる光学部品を透過する光の進行方向も所望の方向となる。これにより、光ファイバ120と受光素子150との光の結合損失が抑制される。
また、上述したように保持片60、70は、挟持片40、50に連動してレンズLを離す。このため、手作業により保持片60、70からレンズLを離す必要はないので、作業効率が向上している。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
保持片60、70は、上述したようにバネS1、S2の付勢力により挟持力が与えられているが、これに限定されない。例えば磁力により保持片60、70に挟持力を与えてもよい。具体的には、保持片60、70のそれぞれに、異極で対向する磁石を設けてもよい。また、保持片60、70の一方に、磁石を配置し、他方に磁石に吸着される金属を設けてもよい。
上記実施例において、レンズとガラスとを固定する例を説明したが、これに限定されない。例えば、光を透過可能な光学部材同士であれば、ガラス同士を固定してもよいし、レンズ同士を固定してもよい。
(付記1)
一対の保持片と、
前記一対の保持片に光学部材を挟んで保持可能な挟持力を付与する付与手段と、
前記一対の保持片を挟んで保持可能な一対の挟持片と、を備え、
前記一対の保持片は、それぞれ前記一対の挟持片に連結され、前記一対の挟持片が開くことにより前記挟持力に抗して引き離されて前記光学部材を離す、光学部品の製造装置。
(付記2)
前記一対の保持片のそれぞれは、前記一対の挟持片の一方に当接した球面を有し前記付与手段に挟持力を付与され前記第1光学部材を挟んで保持する本体部、前記本体部から突出し前記一対の挟持片の一方に連結された連結部、を備えている、付記1の光学部品の製造装置。
(付記3)
前記付与手段は、磁力又は付勢力により前記一対の保持片に挟持力を付与する、付記1の光学部品の製造装置。
1 製造装置
10 ハンド機構
20 アクチュエータ
22 出力軸
23 可動板
24 、25 ガイドピン
31 連結板
32 支持板
33 ガイドレール
34、35 スライダ
40、50 挟持片
41、51 基端部
42、52 ガイド溝
43、53 薄厚部
44、54 幅狭部
48、58 孔
60、70 保持片
61、71 本体部
63a、63b、73a、73b 内周面
66a、66b、76a、76b 曲面
68、78 連結ピン
69、79 鍔部
82、83、84、85 ひずみゲージ

Claims (2)

  1. 第1挟持力で第1光学部材を挟んだ状態で前記第1光学部材の平面を第2光学部材の平面に押圧して前記第1光学部材を前記第2光学部材に倣わせ、
    前記第1挟持力よりも大きい第2挟持力で前記第1光学部材を挟んで前記第1光学部材の姿勢を固定し、
    前記第1光学部材を移動させて前記第2光学部材における前記第1光学部材の位置を調整し、
    前記第1光学部材を前記第2光学部材に固定する、光学部品の製造方法。
  2. 前記第1光学部材の平面を第2光学部材の平面に第1押圧力で押圧して前記第1光学部材を前記第2光学部材に倣わせ、
    前記第1押圧力よりも小さい第2押圧力で前記第1光学部材を前記第2光学部材に押圧して前記第1光学部材を移動させて前記第2光学部材における前記第1光学部材の位置を調整する、請求項1の光学部品の製造方法。
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