JP2012067668A - 携帯作業機用2サイクルエンジンおよびそれを備えた携帯作業機 - Google Patents

携帯作業機用2サイクルエンジンおよびそれを備えた携帯作業機 Download PDF

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Abstract

【課題】未燃焼ガスの吹き抜けによる排出ガス特性の悪化の抑制と出力の向上を低コストで実現することのできる携帯作業機用2サイクルエンジンを提供する。
【解決手段】携帯作業機用2サイクルエンジン1は、排気ポート15に接続する排気流入口26と外部に開口する排気流出口27とを備えるマフラハウジング23と、一方の端部29が排気流入口26に接続する両端が開放されたマフラハウジング23内に収容されるエキゾーストパイプ24と、一方の端部31が閉鎖され、他方の開放端部32がマフラハウジング23でエキゾーストパイプ24に接続されるブランチパイプ25と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯作業機用2サイクルエンジン、特に刈払機やチェンソー等に用いられる携帯作業機用の2サイクルエンジンおよびそれを備えた携帯作業機に関する。
2サイクルエンジンでは、排気、掃気行程中に排気口から未燃焼ガスが吹き抜けて排出ガス特性が悪化することを抑制するために様々な技術が用いられており、例えば、掃気終了時に排気ポートを正圧にすることで、シリンダ内混合気の吹き抜けを防止して充填効率を高める技術がある。
特開平1−92515号公報
ところで、特許文献1の消音器では、消音器の排気ポートに連なる膨張室と排気管とを別けて設けるため、コンパクト化が難しく、携帯作業機に採用することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、未燃焼ガスの吹き抜けによる排出ガス特性の悪化の抑制と出力の向上を低コストで実現することのできる携帯作業機用2サイクルエンジンおよびそれを備えた携帯作業機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる携帯作業機用2サイクルエンジンは、
排気ポートに接続する排気流入口と外部に開口する排気流出口とを備えるマフラハウジングと、
前記マフラハウジング内に収容され、一方の端部が前記排気流入口に接続する両端が開放された第1のパイプと、
一方の端部が閉鎖され、他方の開放端部が前記マフラハウジング内で前記第1のパイプに接続される第2のパイプと、を備える、
ことを特徴とする。
また、前記第1のパイプの長さに対する前記第2のパイプの長さの比が、170乃至230対150乃至200であることが好ましい。
さらに、前記第2のパイプが前記マフラハウジング内に収容されてもよい。
また、前記第1のパイプの容積および前記第2のパイプの容積の和は、それぞれ行程容積より大きい、ことが好ましい。
さらに、前記第1のパイプは第1の湾曲部を有し、
前記第2のパイプは前記第1の湾曲部の内側で前記第1のパイプに接続してもよい。
また、前記第2のパイプは第2の湾曲部を有し、
前記第2のパイプは、前記第1のパイプに対して、前記第1の湾曲部の内側と、前記第2の湾曲部の内側とが、対向するように接続されてもよい。
さらに、前記第1のパイプの断面積は、前記一方の端部から前記他方の端部に向かうに従い、広くなってもよい。
また、前記第2のパイプと前記第1のパイプとの接続部分において、前記第2のパイプの管路軸線が前記第1のパイプの管路軸線に対して、略垂直または前記排気流入口側に傾くように、前記第2のパイプが前記第1のパイプに接続されてもよい。
さらに、前記第2のパイプの断面積は、前記他方の開放端部から前記一方の端部に向かうに従い、狭くなってもよい。
また、前記第2のパイプは、前記第1のパイプの長さの略中央よりも前記排気流入口側に接続されてもよい。
さらに、前記第1のパイプの前記一方の端部近傍の断面積に対する前記他方の端部近傍の断面積の比が、1対1.2乃至2.2であることが好ましい。
また、前記第1のパイプの前記一方の端部近傍の断面積に対する前記第2のパイプの断面積の比が、1対0.3乃至0.6であることが好ましい。
さらに、行程容積に対する前記マフラハウジングの容積の比が、1対6乃至10であることが好ましい。
本発明の第2の観点にかかる携帯作業機は、上述の携帯作業機用2サイクルエンジンを備えることを特徴とする。
本発明によれば、携帯作業機用2サイクルエンジンは、マフラハウジング内に収容され一方の端部が排気流入口に接続する両端が開放された第1のパイプに、マフラハウジング内で一方の端部が閉鎖された第2のパイプを接続するので、未燃焼ガスの吹き抜けによる排出ガス特性の悪化の抑制と出力の向上を低コストで実現することができる。
本発明に係る携帯作業機用2サイクルエンジンを搭載した刈払機を示す図。 本発明の第1実施形態に係る携帯作業機用2サイクルエンジンの断面図。 図2のマフラの分解斜視図。 図2のマフラ部分の変形例を示す断面図。 図2のエンジンの排気口が開口した直後におけるマフラ内の圧力伝播を説明する概略断面図。 図2のエンジンのピストンが下死点近傍に達した状態におけるマフラ内の圧力伝播を説明する概略断面図。 図2のエンジンの掃気口が閉鎖した直後におけるマフラ内の圧力伝播を説明する概略断面図。 図2のエンジンの排気口が閉鎖する直前におけるマフラ内の圧力伝播を説明する概略断面図。 本発明の第2実施形態に係る携帯作業機用2サイクルエンジンの断面図。 図9のマフラの分解斜視図。 本発明の第2実施形態の変形例を示すマフラ部分の断面図。
以下、本発明の第1実施形態を添付の図1乃至図8に沿って説明する。図1に示すように、携帯作業機用2サイクルエンジン1(以下エンジン)を搭載した刈払機1001は、操作桿1002の先端に回転刃1003が取り付けられ、操作桿1002の後端にエンジン1が取り付けられている。エンジン1の出力は、操作桿1002内に挿通させたドライブシャフトを介して回転刃1003に供給される。操作者は操作桿1002に取り付けられたハンドル1004を把持して刈払機1001を操作する。
図2に示すように、エンジン1のシリンダブロック2にはクランクケース3が取り付けられる。シリンダブロック2のシリンダボア4内では、ピストン5がシリンダボア4の軸線6の方向に上下動(図2中の上下)する。なお、図2は、シリンダボア4の軸線6を含み、シリンダボア4の内周壁に形成された排気開口16をシリンダボア4の周方向に2等分する位置での断面を示しており、ピストン5は下死点にある状態を示している。シリンダボア4上方の頂部凹所7には点火プラグ8が取り付けられる。ピストン5の上面、シリンダボア4の内側壁、および、シリンダボア4の頂部凹所7により燃焼室9が画定される。シリンダボア4は、下方でクランクケース3内のクランク室10に接続される。ピストン5はピストンピン11、コンロッド12を介してクランクケース3に回転可能に支持されたクランク軸13に接続される。クランク軸13にはクランクウエイト14が取り付けられる。また、シリンダボア4の内周壁には排気ポート15に接続する排気開口16と、吸気ポート17に接続する吸気開口18と、掃気通路(図示せず)に接続する掃気開口19が開口する。さらに、シリンダブロック2には、排気ポート15と連通するようにマフラ20が接続する。
図2、図3に示すように、マフラ20は、直方体形状の一面が開放された箱部22と開放部分を覆う蓋部21とから構成されるマフラハウジング23内に、エキゾーストパイプ(第1のパイプ)24とブランチパイプ(第2のパイプ)25を備える。マフラハウジング23の箱部22には、排気ポート17に接続する排気流入口26とマフラハウジング23の外部に開口する排気流出口27が設けられる。尚、マフラ20の構成としては、マフラハウジング23が排気ポート17の軸線方向に中央付近で分割される構成であってもよい。
エキゾーストパイプ24は両端が開放され、両端部の間の略中央に箱部22の内部(図の下方)に向かって凸となるよう湾曲した湾曲部(第1の湾曲部)28を有する。エキゾーストパイプ24の一方の端部29は排気流入口26に接続される。また、エキゾーストパイプ24の他方の端部30はマフラハウジング23の内部に、蓋部21、箱部22、あるいはブランチパイプ25等の部材から離間して配置される。そして、エキゾーストパイプ24の管路断面積は、一方の端部29から他方の端部30に向かうに従い広くなる。ブランチパイプ25は一方の端部31が閉鎖され、他方の端部32が開放されてエキゾーストパイプ24に接続し、両端部の間の略中央には湾曲部(第2の湾曲部)33を有する。また、ブランチパイプ25の管路断面積は、他方の端部32から閉鎖された一方の端部31に向かうに従い狭くなる。尚、ブランチパイプの端部31の閉鎖とは、ブランチパイプ内に伝播した圧力波が反射する程度に閉じられていればよく、例えば小径の孔が開いていてもよい。
ブランチパイプ25の他方の端部32は、エキゾーストパイプ24の長さの約半分より排気流入口26側であって、エキゾーストパイプ24の湾曲部28の内側34に接続する。そして、ブランチパイプ25とエキゾーストパイプ24とが接続した状態において、ブランチパイプ25の湾曲部33は蓋部21に向かって凸となり、エキゾーストパイプ24の湾曲部28の内側34とブランチパイプ25の湾曲部33の内側35とが互いに対向するように配置される。また、エキゾーストパイプ24とブランチパイプ25との接続部分において、エキゾーストパイプ24の管路軸線(エキゾーストパイプ24の断面における重心を結んだ線)36とブランチパイプ25の管路軸線(ブランチパイプ25の断面における重心を結んだ線)37との成す角度aは略直角となる。なお、エキゾーストパイプ24の管路軸線36とブランチパイプ25の管路軸線37との成す角度aは、ブランチパイプ25の管路軸線37が排気流入口26側に近づくよう、直角より大きい角度であってもよい。なお、ブランチパイプ25は、図4に示すように、直線状の管路軸線37を有し、マフラハウジング23の蓋部21に形成された貫通孔38から閉鎖された一方の端部31側の一部が突出してもよい。この場合、ブランチパイプ25にはフランジ39が形成される。そして、ブランチパイプ25は、マフラハウジング23に対して、フランジ40との間に気密性を有する弾性部材39を挟むように取付けられる。
なお、図5にエンジン1およびマフラ20を模式的に示すように、エンジン1は、例えば、排気量V0が30cc乃至70ccであり、マフラハウジング23の容積V1は180cc乃至700ccである。また、エキゾーストパイプ24の長さL1は例えば、170mm乃至230mm、ブランチパイプ25の長さL2は150mm乃至200mmである。また、ブランチパイプ25とエキゾーストパイプ24との接続位置における、エキゾーストパイプ24の一方の端部29からブランチパイプ25の管路軸線37までの距離L3は、例えば、15mm乃至60mmである。さらに、エキゾーストパイプ24の一方の端部29における断面積に対する、エキゾーストパイプ24の他方の端部30における断面積の比は、例えば、1.2乃至2.2である。また、エキゾーストパイプ24の一方の端部29における断面積に対するブランチパイプ25の断面積の比は、例えば、0.3乃至0.6である。さらに、エキゾーストパイプ24の容積およびブランチパイプ25の容積の和は、ピストン5の行程容積あるいはエンジン1の排気量より大きい。尚、エキゾーストパイプ24及びブランチパイプ25は、マフラハウジング23内部の高温の雰囲気中に晒されることで管内の圧力波の伝播速度が上昇するため、外部に露出した場合に比べて長さL1、L2を長くとる必要がある。
このように構成されたマフラ20を備えるエンジン1を常用回転数(例えば、9000rpm)で運転する場合、エンジン1およびマフラ20内を流れる排出ガスおよび伝播する圧力波は次のようになる。シリンダボア4内で混合気が燃焼してピストン5が上死点から下降し、排気開口16が開いた直後には、高圧のシリンダボア4内から正圧波が、図5に矢印で示すように、エキゾーストパイプ24、ブランチパイプ25内に伝播する。続いて、シリンダボア4内の燃焼ガスがエキゾーストパイプ24、ブランチパイプ25内に流出し、流出した燃焼ガスの大半は、エキゾーストパイプ24を通る。なお、エキゾーストパイプ24を他方の端部30に向かって伝播した正圧波は、開放された他方の端部30に達するとエキゾーストパイプ24内では負圧波に反転して逆方向(一方の端部29の方向)に伝播する。一方、ブランチパイプ25内を伝播した正圧波は閉鎖されたブランチパイプ25の一方の端部31で反射してブランチパイプ25の他方の端部32に向かって伝播する。
ピストン5がさらに下降し、図6に示すように、ピストン5が下死点近傍に到達し、掃気開口19が開いた直後には、エキゾーストパイプ24の開放された他方の端部30で反転して伝播した負圧波と、ブランチパイプ25の一方の端部31で反射してブランチパイプ25の他方の端部32に向かって伝播する正圧波が合成された結果、排気ポート15および排気開口16近傍の背圧が小さくなる。
一方、シリンダボア4内からは、排気開口16、排気ポート15、エキゾーストパイプ24を通ってマフラハウジング23内に燃焼ガスが排出されている。ピストン5が上昇して掃気開口19が閉じられた直後には、図7に矢印で示すように、マフラハウジング23内に溜まった燃焼ガスによりマフラハウジング23内の圧力が上昇し、エキゾーストパイプ24の他方の端部30からエキゾーストパイプ24内に正圧波が伝播する。そして、エキゾーストパイプ24内を伝播する正圧波はブランチパイプ25との接続部分で一部がブランチパイプ25内に伝播し、他は排気ポート15に向かって伝播し、排気ポート15および排気開口16近傍の圧力が上昇する。
ブランチパイプ25内に伝播した正圧波は、ブランチパイプ25の閉鎖された一方の端部31で反射して他方の端部32に達する。そして、ピストン5がさらに上昇し、排気開口16が閉じられる直前には、図8に矢印で示すように、ブランチパイプ25の一方の端部31で反射した正圧波の一部が排気ポート側15側に伝播し、排気ポート15および排気開口16近傍の圧力を高い状態に保持する。
したがって、上述の排気量および各部の寸法を有するエンジン1を常用回転数で運転する場合、図6に示すように、ピストン5が下死点近傍にある状態では、エキゾーストパイプ24の開放された他方の端部30で反転して伝播した負圧波により、排気ポート15および排気開口16周辺の圧力を低下させることができる。このため、シリンダボア4内の燃焼ガスを効率的にシリンダボア4内から排出させることができるとともに、クランク室10内の混合気を掃気開口19から効率的にシリンダボア4内流入させることができ、エンジン1の出力を向上させることができる。
また、図7、図8に示すように、掃気開口19が閉じ終わり、排気開口16が閉じるまでは、マフラハウジング23内からエキゾーストパイプ24を伝播する正圧波とブランチパイプ25の一方の端部31で反射してエキゾーストパイプ24に伝播する正圧波により、排気ポート15および排気開口16周辺の圧力を高い状態に維持することができる。これにより、シリンダボア4内から排気開口16を通って流出する混合気をシリンダボア4内に留めることが可能となる。したがって、吹き抜けを抑制して排出ガス特性の悪化を抑制することが可能となるうえ、エンジン1の出力を向上させることができる。つまり、両端が開放されたマフラハウジング23内に収容されるエキゾーストパイプ24の長さに対する、一方の端部31が閉鎖され他方の開放端部32がマフラハウジング23内でエキゾーストパイプ24に接続されるブランチパイプ25の長さの比を150乃至210対120乃至140としたので、排気、掃気行程直後では、クランク室10内から混合気を引張りだし、排気、掃気行程後半では、混合気をシリンダボア4内に押し戻す排気脈動効果をより一層活用することができる。
また、マフラハウジング23の内部に、エキゾーストパイプ24とブランチパイプ25の2つの中空の管状部材を組み合わせた単純な構成であるため、製造コストを抑えることができ、未燃焼ガスの吹き抜けによる排出ガス特性の悪化の抑制と出力の向上を低コストで実現することができる。さらに、エキゾーストパイプ24とブランチパイプ25をマフラハウジング23内に収容するため、マフラ20の小型化が図れ、エンジン1全体の寸法をコンパクトにして、様々な携帯作業機へのエンジン1の搭載を容易に行うことができる。
さらに、エキゾーストパイプ24の容積とブランチパイプ25の容積をそれぞれ、行程容積あるいはエンジン1の排気量より大きくしている。このため、排気、掃気行程前半エキゾーストパイプ24およびブランチパイプ25内の圧力上昇を抑え、混合気を引張り易くしてエンジン1の出力を向上させることができる。
また、エキゾーストパイプ24は、箱部22の内部(図2の下方)に向かって凸となるよう湾曲した湾曲部28を有しているので、マフラ20の寸法の増大を抑えることができる。そのうえ、エキゾーストパイプ24の湾曲部28の内側34にブランチパイプ25を接続するので、ブランチパイプ25の一部を湾曲部28の内側34に納めることができ、寸法の増大を抑制することができる。加えて、ブランチパイプ25とエキゾーストパイプ24とが接続した状態において、ブランチパイプ25の湾曲部33は蓋部21に向かって凸となり、エキゾーストパイプ24の湾曲部28の内側34とブランチパイプ25の湾曲部33の内側35とが互いに対向するように配置される。このため、マフラハウジング23内に所定の長さを有するエキゾーストパイプ24とブランチパイプ25をコンパクトに収容することが可能となる。したがって、排出ガス特性の悪化の抑制と出力向上性能を確保しながらマフラ20の寸法の増大をより効果的に抑えることが可能となり、エンジン1全体の寸法をより抑えることができる。
また、エキゾーストパイプ24の管路断面積は、一方の端部29から他方の端部30に向かうに従い広くなるので、負圧波の波長を大きくして排気脈動の同調回転域を広くすることが可能となり、より広い回転数でエンジン1の出力を向上させることが可能となる。さらに、エキゾーストパイプ24とブランチパイプ25との接続部分において、エキゾーストパイプ24の管路軸線36とブランチパイプ25の管路軸線37との成す角度aは略直角、または、ブランチパイプ25の管路軸線37が排気流入口26側に近づくよう、直角より大きい角度である。したがって、シリンダボア4内から流出する燃焼ガスの多くをエキゾーストパイプ24に流し込み、ブランチパイプ25との取り付け位置周辺の流体同士の衝突による圧力の上昇を抑えることができる。
また、ブランチパイプ25の管路断面積は、他方の端部32から閉鎖された一方の端部31に向かうに従い狭くなる。したがって、正圧波の反射波の波長を大きくすることが可能となり、排気、掃気行程後半に排気開口18付近の圧力上昇を長く維持することができる。さらに、また、ブランチパイプ25の他方の端部32は、エキゾーストパイプ24の長さの約半分より排気流入口26側でエキゾーストパイプ24に取付けられる。このため、エキゾーストパイプ24とブランチパイプ25からの圧力波を同期させ、排気開口18付近でより一層圧力上昇させることができる。
次に本発明の第2実施形態について、添付の図9、図10に沿って説明する。なお、以下の説明において、上述のエンジン1およびマフラ20と同様の構成要素には同一の符号を付することでその詳細な説明は省略する。第2実施形態に係るエンジン1には、マフラ120に触媒(排気ガス浄化部材)41が取付けられるとともに、マフラ120の内部と外部を連通する外部連通孔42が設けられる点で第1実施形態と異なっている。図9、図10に示すように、エキゾーストパイプ24の湾曲部28の外側には、貫通孔43を有するフランジ部44が形成される。フランジ部44は、マフラハウジング23の蓋部21に対向する箱部22の底面45に、底面45に形成された外部連通孔42と貫通孔43とが連通するように取付けられる。なお、フランジ部44と底面45との間には、外部連通孔42と貫通孔43とを囲み、取付部分周囲とを気密にする、ゴム等の弾性体から成るシール部材46と、シール部材46に取付けられてストッパ52との間に設けられる一方向弁(第1の一方向弁)47を支持する弁座51とを挟んでいる。一方向弁47は、エキゾーストパイプ24の内部と外部との圧力差が所定値を越えた場合に、エキゾーストパイプ24の外部から内部への気体の流入を許容する。また、エキゾーストパイプ24のフランジ部44と他方の端部30との間には、触媒41が設けられる。触媒41は、例えば、三元触媒や酸化触媒である。
このように構成されたマフラ120を備えるエンジン1によれば、エンジン1を常用回転数(例えば、9000rpm)で運転する場合には、第1実施形態の場合と同様に排出ガスが流れとともに圧力波が伝播する。そして、第1実施形態の場合と同様の効果が得られる。加えて、エキゾーストパイプ24内に生じる圧力変動により生じる排出ガスの往来により、エキゾーストパイプ24内の排出ガスが触媒41と接触する時間を増加させることができる。このため、排出ガス中のTHC(全炭化水素)が触媒41により酸化して浄化され、排出ガス特性を向上させることができる。
また、マフラ120に外部連通孔42を設けるとともに、エキゾーストパイプ24に一方向弁47を有する貫通孔43を設けている。このため、エキゾーストパイプ24内が負圧になった場合には、マフラ120の外側からエキゾーストパイプ24内に外気を導入することができる。したがって、エキゾーストパイプ24内の排出ガス中の酸素濃度を、導入した外気中の酸素により高くすることが可能となり、排出ガス中のTHC浄化率を向上させ排出ガス特性を向上させることができる。
さらに、フランジ部44と底面45との間には、外部連通孔42と貫通孔43とを囲み、取付部分周囲とを気密にする、ゴム等の弾性体から成るシール部材46を挟んでいる。このため、フランジ部44と底面45との間から排出ガスが外部に漏れることを防止できる。加えて、エキゾーストパイプ24からマフラハウジング23に伝達する振動を減衰させて、マフラ120およびエキゾーストパイプ24の振動を抑制することができる。
また、触媒41はエキゾーストパイプ24のフランジ部44と他方の端部30との間に位置し、排気流入口26と触媒41との間に一方向弁47を有する貫通孔43が設けられる。このため、エキゾーストパイプ24中の排出ガスは、触媒41を通過する前に、貫通孔43を通じて外気と混合する。したがって、排出ガス中の酸素濃度が高くなり、触媒41でのTHC浄化率が向上し、触媒41での排出ガスの浄化性能をより向上させることができる。
なお、図11に示すように、エキゾーストパイプ24内に触媒41を設ける代わりに、ブランチパイプ25内に触媒48を設けてもよい。この場合、ブランチパイプ25を直線状のフランジ39を形成したパイプとする。そして、マフラハウジング23の蓋部21に形成された貫通孔38から閉鎖された一方の端部31側の一部を突出させる。ブランチパイプ25は、マフラハウジング23に対して、フランジ40との間に気密性を有する弾性部材39を挟むように取付けられる。なお、上述のマフラハウジング23の底面45に形成した外部連通孔42およびエキゾーストパイプ24に形成した貫通孔38を有するフランジ部44の代わりに、マフラハウジング23の外部に突出するブランチパイプ25の閉鎖された一方の端部31に貫通孔49を形成する。そして、貫通孔49に、ブランチパイプ25の内部と外部との圧力差が所定値を越えた場合に、ブランチパイプ25の外部から内部への気体の流入を許容する一方向弁(第2の一方向弁)50を設けてもよい。
この場合も、上述の場合と同様に、ブランチパイプ25内に生じる圧力変動により生じる排出ガスの往来により、ブランチパイプ25内の排出ガスが触媒48と接触する時間を増加させることができるため、ブランチパイプ25内の排出ガス中のTHC浄化率を向上させ、排出ガス特性を向上させることができる。また、ブランチパイプ25内には、負圧が発生するため、ブランチパイプ25内に貫通孔49および一方向弁50を通じて外気を導入することができる。したがって、ブランチパイプ25内の排出ガス中の酸素濃度を、導入した外気中の酸素により高め、THC浄化率を向上させることが可能となり、排出ガス特性を向上させることができる。さらに、エキゾーストパイプ24内のみに触媒41を設ける場合に比べて、エキゾーストパイプ24内に設ける触媒41とブランチパイプ25内に設ける触媒48とをそれぞれ小型の触媒にすることが可能となる。したがって、触媒41、48のコストを抑えることができる。また、触媒が2つあることにより、各触媒の劣化を抑制することも可能となる。なお、触媒41をエキゾーストパイプ24にさらに設ける構成としてもよい。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものでは無く、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本発明に係る用2サイクルエンジンは、刈払機1001以外に、チェンソーやヘッジトリマ等に適用することもできる。
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 クランクケース
4 シリンダボア
5 ピストン
15 排気ポート
16 排気開口
19 掃気開口
20 マフラ
21 蓋部
22 箱部
23 マフラハウジング
24 エキゾーストパイプ
25 ブランチパイプ
26 排気流入口
27 排気流出口
28 エキゾーストパイプの湾曲部
29 エキゾーストパイプの一方の端部
30 エキゾーストパイプの他方の端部
31 ブランチパイプの一方の端部
32 ブランチパイプの他方の端部
33 ブランチパイプの湾曲部
41 触媒
42 外部連通孔
43 貫通孔
44 フランジ部
46 シール部材
47 一方向弁

Claims (14)

  1. 排気ポートに接続する排気流入口と外部に開口する排気流出口とを備えるマフラハウジングと、
    前記マフラハウジング内に収容され、一方の端部が前記排気流入口に接続する両端が開放された第1のパイプと、
    一方の端部が閉鎖され、他方の開放端部が前記マフラハウジング内で前記第1のパイプに接続される第2のパイプと、を備える、
    ことを特徴とする携帯作業機用2サイクルエンジン。
  2. 前記第1のパイプの長さに対する前記第2のパイプの長さの比が、170乃至230対150乃至200である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  3. 前記第2のパイプが前記マフラハウジング内に収容される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  4. 前記第1のパイプの容積および前記第2のパイプの容積の和は、それぞれ行程容積より大きい、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  5. 前記第1のパイプは第1の湾曲部を有し、
    前記第2のパイプは前記第1の湾曲部の内側で前記第1のパイプに接続する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  6. 前記第2のパイプは第2の湾曲部を有し、
    前記第2のパイプは、前記第1のパイプに対して、前記第1の湾曲部の内側と、前記第2の湾曲部の内側とが、対向するように接続される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  7. 前記第1のパイプの断面積は、前記一方の端部から前記他方の端部に向かうに従い、広くなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  8. 前記第2のパイプと前記第1のパイプとの接続部分において、前記第2のパイプの管路軸線が前記第1のパイプの管路軸線に対して、略垂直または前記排気流入口側に傾くように、前記第2のパイプが前記第1のパイプに接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  9. 前記第2のパイプの断面積は、前記他方の開放端部から前記一方の端部に向かうに従い、狭くなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  10. 前記第2のパイプは、前記第1のパイプの長さの略中央よりも前記排気流入口側に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  11. 前記第1のパイプの前記一方の端部近傍の断面積に対する前記他方の端部近傍の断面積の比が、1対1.2乃至2.2である、
    ことを特徴とする請求項2乃至10のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  12. 前記第1のパイプの前記一方の端部近傍の断面積に対する前記第2のパイプの断面積の比が、1対0.3乃至0.6である、
    ことを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  13. 行程容積に対する前記マフラハウジングの容積の比が、1対6乃至10である、
    ことを特徴とする請求項2乃至12のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジン。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の携帯作業機用2サイクルエンジンを備える、
    ことを特徴とする携帯作業機。
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