JP2012067170A - 繊維補強樹脂組成物 - Google Patents

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【課題】剛性および耐衝撃性に優れた繊維補強樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】ポリカーボネート繊維と樹脂からなる繊維補強樹脂組成物であって、該ポリカーボネート繊維の単糸繊度が1〜20dtexであり、強度3.0cN/dtex以上かつ伸度22.5%以上であり、繊維補強樹脂組成物中のポリカーボネート繊維含有率が10〜70重量%の範囲である繊維補強樹脂組成物。さらには、ポリカーボネート繊維があらかじめ表面処理されたものであることや、ポリカーボネート繊維が織編物を構成していることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリカーボネート繊維により補強された繊維補強樹脂組成物に関する。
現在、さまざまな合成繊維により補強された樹脂組成物が使用されている。これは合成樹脂を繊維状に加工した合成繊維を補強材に用いることにより、その合成樹脂の本来的に有する高い強度等の物性を引き出し、補強材として活用せんとするものである。
しかしポリカーボネート樹脂は工業用用途としてはさまざまな形状にて使用されているものの、繊維状に加工したり、ポリカーボネート繊維補強樹脂組成物としては、あまり用いられていないのが現状である。これは、ポリカーボネート樹脂を用いた繊維については、これまでに種々の構成のものが提案されてはいるものの、ポリカーボネート樹脂が吐出直後に脆化し糸切れを起こしやすいために、工業的に効率よく製造できないという問題があったからである。特に樹脂補強用途としては、体積に比して表面積の大きい細繊度の繊維が有用であるが、このような細繊度の、かつ高物性のポリカーボネート繊維は、なかなか得られないのが実情であった。
この問題の解決法としては、例えば特許文献1では、ポリカーボネートとポリプロピレンを均一に混合溶融し、溶融紡糸して得られる繊維が提案されている。この技術によれば、ポリカーボネート成分中に発生したクレイズの伝播や発生そのものを、混合溶融されたポリプロピレンが阻止することにより、ポリカーボネート繊維の脆化を抑制する効果が謳われている。しかし、このような複合繊維では元来ポリカーボネートが有する耐熱性や機械的特性および透明性といった特徴を阻害してしまい、高物性の補強用に適したポリカーボネート繊維を得ることができない。
一方、ポリカーボネートを単独で脆化を抑制しつつ製糸する技術としては、例えば特許文献2には、溶融されたポリカーボネートを、ノズル吐出口から、35℃以上、ポリカーボネートのガラス転移点温度未満、の雰囲気温度下で、かつ温風雰囲気中に吐出することでポリカーボネートの脆化を抑制した製糸方法が開示されている。
しかしながら、この特許文献2記載の技術では、細繊度のポリカーボネート繊維こそ得られているものの、最終的にはシート状の不織布の製造を目的とした技術であって、工業用繊維として十分な繊度や機械的特性を満たしていないという問題があった。例えばその好ましい態様としてはポリカーボネート成分を芯成分とし、他の熱可塑性ポリマー成分を鞘成分とすることにより、芯成分のポリカーボネート繊維を鞘成分が被覆し、芯成分のポリカーボネート成分の温度低下を防止し、脆化現象を抑制する技術が記載されているが、このような芯鞘構造繊維では、元来ポリカーボネートが有する耐熱性や機械的特性および透明性といった特徴を阻害してしまい、樹脂補強用繊維として使用する高物性のポリカーボネート繊維を得ることはできないという問題があった。
このように、現状では樹脂組成物の補強材料としてのポリカーボネート繊維は十分な発明がなされておらず、結局のところ、ポリカーボネート繊維により補強された十分な物性を有する繊維補強樹脂組成物は得られていなかったのである。しかし、元来、ポリカーボネートは耐熱性や剛性、耐衝撃性ならびに寸法安定性といった樹脂補強材料として有用な基本的物性を有しており、その基本的物性に優れた繊維を補強材として用いた繊維補強樹脂組成物の発明は有用であり、期待されていたのである。
特開昭51−072610号公報 特開2009−084736号公報
本発明は、剛性および耐衝撃性に優れた繊維補強樹脂組成物を提供することにある。
本発明の繊維補強樹脂組成物は、ポリカーボネート繊維と樹脂からなる繊維補強樹脂組成物であって、該ポリカーボネート繊維の単糸繊度が1〜20dtexであり、強度3.0cN/dtex以上かつ伸度22.5%以上であり、繊維補強樹脂組成物中のポリカーボネート繊維含有率が10〜70重量%の範囲であることを特徴とする。
さらには、ポリカーボネート繊維があらかじめ表面処理されたものであることや、ポリカーボネート繊維が織編物を構成していることが好ましい。
本発明によれば、剛性および耐衝撃性に優れた繊維補強樹脂組成物が提供される。
本発明の繊維補強樹脂組成物は、ポリカーボネート繊維と樹脂からなる繊維補強樹脂組成物である。そしてこの本発明において用いられるポリカーボネート繊維に用いられるポリカーボネートポリマーとしては、汎用的なポリカーボネートポリマーであればいずれも用いることができる。また、ポリカーボネートポリマー中に少量であれば、適当な第3成分を含む共重合体であっても差し支えなく、基本的には繊維の80重量%以上がポリカーボネートからなることが好ましいが、ポリカーボネートの高いポリマー物性を活かすためには、できるだけポリカーボネートポリマーの比率が高いことが良く、ホモポリマーであることが最も好ましい。
本発明に用いられるポリカーボネート繊維は、その一本の単繊維の繊度としては1〜20dtexであることが必要だが、さらには5〜15dtexの範囲であることが好ましい。このような細繊度の繊維であるために、強度と柔軟性が両立した補強用繊維に適した物性を確保できるようになった。
またこの補強用のポリカーボネート繊維はその強度が3.0cN/dtex以上かつ伸度が22.5%以上であることを必須とする。強度としては8.0cN/dtex以下、さらには3.2〜6.0cN/dtexの範囲であることが好ましい。伸度としては50%以下、さらには25〜40%の範囲であることが好ましい。ちなみに繊維においては強度と伸度は反比例の関係にあることが多いが、本発明に用いられるポリカーボネート繊維は強度、伸度の両方の値が上記範囲内であることが必要である。
さらにこの補強用のポリカーボネート繊維はその「強度」と「伸度の平方根」との積であるタフネスが15以上であることが好ましい。通常先に述べたように、繊維においては強度と伸度は反比例の関係にあることが多いが、本発明に用いられるポリカーボネート繊維はそのバランスに優れ、従来の細繊度繊維よりも強度、伸度の両方の値が高くなっており、「強度」と「伸度の平方根」の積で定義あれるタフネスの値は15以上であることが好ましく、さらには16〜20の範囲にあることが好ましい。
強度が低すぎる場合には樹脂組成物を十分に補強することができなくなる可能性があり、高すぎる場合には延伸工程で断糸しやすい傾向にあり、その繊維を用いた繊維補強樹脂組成物の品質安定性を確保できなくなる傾向にある。また、伸度については強度とのバランスが重要となるが、極力溶融温度を低く設定するなどの製造方法を採用することによりポリマーの熱分解が抑制され、高タフネス化(高強度、高伸度)繊維を得ることができる。このような高タフネスなポリカーボネート繊維を補強材として用いることで、最終的な樹脂組成物の剛性や耐衝撃性の向上をはかることができたのである。
さらに本発明の繊維補強樹脂組成物中のポリカーボネート繊維含有率は10〜70重量%の範囲であること必須とする。さらには20重量%以上50重量%以下であることが好ましい。繊維の含有率は低すぎても高すぎても繊維補強樹脂組成物としての剛性や耐衝撃性が低くなる。また繊維の含有率によって繊維補強樹脂組成物の重量も変化してくるため、詳細な調製においては、繊維補強樹脂組成物として必要な機械的特性と重量や外観とのバランスで繊維の割合を決定しなければならない。
そして本発明において、上記ポリカーボネート繊維を樹脂組成物の補強に用いる形態としては短繊維状に切断して樹脂内に分散してもよく、また基布にして樹脂内に浸漬されてもよい。ここで用いられる基布の形態としては、織物、編物、不織布など任意のものを採用することができるが、強度、および経方向、緯方向のバランスの面から、平織物であることがもっとも好ましい。
基布として用いる場合、ポリカーボネート繊維の総繊度としては、300dtex以上3000dtex以下のマルチフィラメントポリカーボネート繊維であることが好ましい。また総フィラメント数としては10〜2000本程度であることが好ましく、さらには20〜500本程度であることが好ましい。総繊度は大きいほど、樹脂補強とされる際の補強効果や樹脂接着において効率的とはなるが、逆に樹脂組成物中での分布に偏りが生じる傾向にある。また、単糸繊度や総繊度が高すぎるとポリマーの吐出量が増加することで口金から吐出される際に持ち込む熱量が増えてしまい、ポリマーが口金下で冷却不十分となり、紡糸が困難になり、最終的に繊維や繊維樹脂補強用樹脂組成物の物性が低下する傾向にある。
そしてこのような本発明に用いるポリカーボネート繊維は、例えば次のような製造方法にて得ることが可能である。
本発明に用いられるこのようなポリカーボネート繊維は、ポリカーボネートポリマーを溶融紡糸することによって得ることができるものである。このときの溶融温度としては、280℃以上320℃未満、さらには300℃以上315℃以下であることが好ましい。溶融温度が低すぎると口金上部の圧力が高くなりすぎ、製糸性が悪化する懸念が生じる。逆に溶融温度が高すぎるとポリマーの熱分解が促進され、強度低下やタフネスの減少が考えられる。また、紡糸口金から吐出された直後のポリカーボネートポリマーは脆化しやすく、単糸切れを発生しやすいため、加熱紡糸筒をもちいて遅延冷却させることが好ましい。加熱紡糸筒の長さは100mm以上800mm以下が好ましく、特には200mm〜500mmの範囲であることが好ましい。長い加熱紡糸筒ほど遅延冷却効果が得られやすい傾向にある。さらには加熱紡糸筒に250℃以上450℃以下の加温を施すことは、遅延冷却効果を得るに効果的であり、好ましくは300℃以上400以下であることが好ましい。加熱紡糸筒が短すぎる場合や温度が低すぎる場合は、口金から吐出されたポリカーボネートポリマーの脆化が起こりやすくなり、逆に加熱紡糸筒が長く高温すぎる場合はポリカーボネートポリマーの冷却が不十分になり、紡糸が困難になる。
そしてこの遅延冷却の効果をより発揮させるためには、紡糸後の引き取り速度が300m/分以上800m/分以下の範囲とすることが好ましい。さらに直接延伸法を用い、延伸後の巻き取り速度が1000m/分以上4000m/分以下であることが好ましい。このように繊維に対して連続して高速処理を行うことにより、繊維の温度を低下させずに、脆化の発生もより有効に防止しうる。
本発明にて用いる繊維を得るためには、このようにして溶融ポリマーを紡糸口金から吐出成形した後、さらに延伸する方法が、高効率の生産が行える点から好ましい。紡糸後に連続して延伸することによって、より高強度のポリカーボネート繊維を得ることが可能となる。さらには、延伸を複数回に分け、各延伸段階で最適な温度下で延伸することは、強度やモジュラスを向上させる点から好ましい。本発明では、引取ローラーと第1延伸ローラーとの間において、熱セット温度が60℃以上120℃以下であり、第1延伸時の第1延伸ローラーと第2延伸ローラー間において、熱セット温度が60℃以上120℃以下であり、第2延伸時の第2延伸ローラーと第3延伸ローラー間において、熱セット温度が60℃以上160℃以下であり、その後の延伸も含めた総延伸倍率を2倍以上6倍以下とすることが、毛羽や断糸などが起こり難く、より高タフネスなポリカーボネート繊維を製糸性よく得るためには好ましい条件である。
さらには、延伸速度は1000m/分以上4000m/分以下であることが好ましい。このように延伸速度を高く保つことにより工程途中での繊維の温度低下を防止し、一定条件で、高い温度を保ったままの処理を行うことが可能となる。
本発明の繊維補強樹脂組成物は、上記のような方法にて得られる単糸繊度が1〜20dtexであり、強度3.0cN/dtex以上、伸度22.5%以上であるポリカーボネート繊維と樹脂からなる繊維補強樹脂組成物であって、繊維補強樹脂組成物中のポリカーボネート繊維含有率が10〜70重量%の範囲であるものである。
ここで本発明の繊維補強樹脂組成物に用いられる樹脂としては、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であってもよく、用途によって任意に定めることができる。例えば、熱可塑性樹脂の種類としては、ABS、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンエーテル、ナイロン、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ウレタン、フッ素樹脂などが挙げられ、一方熱硬化性樹脂の種類としては、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂などを挙げることができる。
また、ポリカーボネート繊維と上記樹脂との接着性を高めることは、繊維補強樹脂組成物の機械的特性を向上させるために有用であり、本発明に用いられるポリカーボネート繊維はあらかじめ表面処理されたものであることが好ましい。表面処理としては、ポリカーボネート繊維と上記樹脂との接着性を高めるために、ポリカーボネート繊維またはポリカーボネート繊維から成る基布に表面処理剤や接着剤を含浸させてもよいが、製糸の段階でこれらを付与する方法が効率的であり、コストの面からも有利である。ここで使用する表面処理剤や接着剤としては、使用する樹脂種によって任意に定めればよく、特に限定されないが、例えばエポキシ系の表面処理剤などが好ましく用いられる。繊維に対する付着量としては0.1〜5重量%程度であることが好ましい。
このような本発明の繊維補強樹脂組成物は、剛性が高く、耐衝撃性に優れた特長を持ち、バンパーなどの自動車用の内外装部品、コンクリートパネルや防音壁の如き土木建築資材、パレットやコンテナなどの輸送部品、椅子や机などの家具部品などに有効に活用できる。
本発明をさらに下記実施例により具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら実施例により限定されるものではない。また各種特性は下記の方法により測定した。
(ア)繊維の強伸度及び中間荷伸
万能試験機オートグラフ(島津製作所製)を用い、JIS L 1013に準拠した方法にて引張試験を実施した。尚、中間荷伸は強度4cN/dtex時の伸度を表した。
(イ)繊維含有率
積層する繊維と作製後の樹脂板の重量を測定し、その比率にて算出した。
(ウ)樹脂板の曲げ強度、歪み
卓上万能材料試験機5565型(インストロン社製)を用いて、JIS K 7074に準拠した方法にて3点曲げ試験を実施した。
(エ)樹脂板の耐衝撃性
デジタル衝撃試験機DG−CB(東洋精機製作所製)を用いて、JIS K 7077に準拠した方法にてシャルピー衝撃試験を実施した。
[実施例1]
ポリカーボネートチップを、窒素雰囲気下130℃にて8時間乾燥した。これをポリマー溶融温度313℃にて口径直径0.4mm、36孔数の紡糸口金より紡出し、口金直下に具備した長さ300mmの400℃に加熱した円筒状加熱帯を通じ、次次いで脂肪族エステル化合物を主体成分とする油剤を、繊維の油剤付着量が0.5%となるように油剤付与したのち、ローラーにて500m/minの速度で引き取った。
この吐出糸条を一旦巻き取ることなく引き続いて連続的に合計2.74倍の2段延伸と120℃熱セットを行い、518デシテックス/36フィラメントのポリカーボネートマルチフィラメントを得た。得られたポリカーボネートマルチフィラメントの強度は3.26cN/dtex、伸度26.5%でタフネスは16.8であった。毛羽欠点もなく、製糸性に優れたものであった。
上記製法によって得られたポリカーボネート繊維を経緯共に使用した平織布(密度40本/2.54cm(インチ)、目付175g/m)を作成した。この基布とエポキシ樹脂を交互に4枚積層し、厚さ2.5mmとなるように固定した後、常温硬化した。得られたポリカーボネート繊維補強樹脂組成物は目付が2785g/mであった。
このポリカーボネート繊維補強樹脂組成物について、曲げ強度・歪み・弾性率および衝撃強度の測定を行った。得られたポリカーボネート繊維補強樹脂組成物の物性を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において製糸時に付着量0.5%となるようにエポキシ接着剤を付着したポリカーボネート繊維を用いたこと以外は実施例1と同様に実施した。このとき得られたポリカーボネート繊維補強樹脂組成物の目付は3146g/mであった。得られた結果を表1に併せて示す。
[比較例1]
実施例1において繊維をポリエチレンテレフタレート繊維としたこと以外は実施例1と同様に実施し、目付け2852g/mの繊維補強樹脂組成物を得た。得られた結果を表1に併せて示す。
Figure 2012067170

Claims (3)

  1. ポリカーボネート繊維と樹脂からなる繊維補強樹脂組成物であって、該ポリカーボネート繊維の単糸繊度が1〜20dtexであり、強度3.0cN/dtex以上かつ伸度22.5%以上であり、繊維補強樹脂組成物中のポリカーボネート繊維含有率が10〜70重量%の範囲であることを特徴とする繊維補強樹脂組成物。
  2. ポリカーボネート繊維があらかじめ表面処理されたものである請求項1記載の繊維補強樹脂組成物。
  3. ポリカーボネート繊維が織編物を構成している請求項1または2記載の繊維補強樹脂組成物。
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