JP2012065179A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作手順を把握していないユーザが該操作手順を習得できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ジョブを実施する画像形成装置において、操作される操作部と、前記操作に対応する処理を行う処理部と、所定のジョブと、該所定のジョブが実施されるための操作がされる第1操作部と、が対応付けられている対応情報が記録されている記録部と、前記対応情報中の、前記所定のジョブと対応する前記第1操作部以外の第2操作部が操作されても該操作に対応する処理を行わせない処理制御部を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置の操作パネルに対して操作を行うユーザが初心者である場合に、該ユーザは操作手順が不明で困惑する場合がある。この問題を解決するために、操作の熟練者によって行われた操作手順を記録し、該記録された操作手順を表示部に再生して、初心者であるユーザが再生された画面を視認して、この操作手順を実現できる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、記録された操作手順を表示部に表示するのみで、初心者であるユーザは実際に操作せず、該ユーザが操作手順を覚えることは困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題を鑑みて、操作手順を把握していないユーザが該操作手順を習得できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、ジョブを実施する画像形成装置において、操作される操作部と、前記操作に対応する処理を行う処理部と、所定のジョブと、該所定のジョブが実施されるための操作がされる第1操作部と、が対応付けられている対応情報が記録されている記録部と、前記対応情報中の、前記所定のジョブと対応する前記第1操作部以外の第2操作部が操作されても該操作に対応する処理を行わせない処理制御部を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明の画像処理装置によれば、操作手順を把握していないユーザが該操作手順を習得できる。
本実施例の画像形成装置の外観を示した図。 本実施例の表示部などを示した図。 本実施例の記録モードの処理フローを示した図。 本実施例の画像形成装置の機能構成例を示した図。 本実施例の制御部の機能構成例を示した図。 本実施例の表示部に表示される画面の一例を示した図。 本実施例の対応情報の一例を示した図。 本実施例のソフトキーボードの一例を示した図。 別の実施例の対応情報の一例を示した図(その1)。 本実施例の習得モードの処理フローを示した図 別の実施例の記録モードの処理フローを示した図。 別の実施形態の対応情報の一例を示した図(その2)。 別の実施形態の習得モードの処理フローを示した図。 別の実施形態の表示部に表示される画面の一例を示した図。 本実施例の制御対象外の操作部についての対応情報を示した図。 別の実施例の表示部に表示される画面の一例を示した図(その1)。 別の実施例の表示部に表示される画面の一例を示した図(その2)。 別の実施例の制御対象外の操作部についての対応情報を示した図。 別の実施例の表示部に表示される画面の一例を示した図(その3)。 別の実施例の表示部に表示される画面の一例を示した図(その4)。
以下、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、同じ機能を持つ構成部や同じ処理を行う過程には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
実施例の説明の前に、用語の説明を行う。画像形成装置とは例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機などである。また、記録媒体は、例えば、基板、用紙、連続紙、糸、繊維、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなどの媒体である。画像形成とは、文字や図形、パターンなどの画像を記録媒体に付与することや、液滴を記録媒体に着弾させることなどである。
以下、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、同じ機能を持つ構成部や同じ処理を行う過程には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
図1に本実施例の画像形成装置1000の外観図を簡略的に示す。本実施例の画像形成装置1000は、表示部10、圧板部704、ADF(Auto Document Feeder)部706、トレイ部708などを含む。
圧板部704はユーザがセットした原稿を読み込むために、該原稿を固定するためのものである。ADF部706は、複数枚の原稿を自動送りするものである。トレイ部708は、印刷されるための用紙が収容されるものである。
図2に、表示部10および該表示部10近傍のハードキーなどを簡略的に示す。表示部10は、例えば、タッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示部10には電子的に、ソフトキー102が表示される。ユーザは、該ソフトキー102を操作することで所望の処理を画像形成装置に行わせることができる。
また表示部10の近傍には、ハードキー710が設けられている。更に、ハードキー710には、テンキー710aが含まれている。ユーザは例えば印刷したい用紙の部数をテンキー710aを操作することにより決定する。
つまり、表示部10およびハードキー710は、画像形成装置が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する。
また、本実施形態の画像形成装置は、大略して、記録モードと習得モードと通常モードとに分けられる。記録モードとは、あるジョブに対しての操作が熟練している熟練者が、該操作を行い、該操作手順を予め記録しておくモードである。ここで、ジョブとは、画像形成装置が機能を発揮することで行うことができるものであり、例えば、FAX送信ジョブや、両面印刷ジョブ、パスワード変更ジョブなどがある。習得モードとは、記録モードの後に行われるモードであり、記録モードで記録された操作手順を、習得者が習得できるモードである。通常モードとは、記録モードや習得モード以外のモードであり、通常の画像形成処理などを行うモードである。
また、図1に示す操作部80とは、ユーザ(熟練者または習得者)により操作されるものであり、ソフトキー102、ハードウェア70とが含まれる。つまり、操作部80の操作には、ソフトキー102の操作と、ハードウェア70の操作とがある。ここで、ハードウェア70とは、例えば、ハードキー710、ADF部706、圧板部704、トレイ部708などが含まれる。
また、「ソフトキーまたはハードキーを操作する」ということについて説明する。「ソフトキーを操作する」とは、「ソフトキーを押下する」や「ソフトキーをタッチする」や「ユーザの指や、スタイラスペンなどで、ソフトキーを接触する」などを含む。また、「ハードキーを操作する」とは、「ハードキーを押下する」や「ハードキーが、例えば、ジョグである場合には、該ジョグを回転させる」ことを含む。以下では、ソフトキーまたはハードキーを「操作する」ことをソフトキーまたはハードキーを「押下する」という。
[実施形態1]
<記録モード>
実施形態1では、操作部80が、ソフトキー102である場合を説明する。まず、記録モードについて説明する。記録モード時の処理フローを図3に示し、本実施例の画像形成装置のハードウェア構成を図4に示す。また、図5に制御部30の機能構成例を示す。
表示部10は、上述のように、例えば、タッチパネルなどであり、ソフトキーを含む画面などが表示される。表示制御部20は、制御部30からの画面情報を基に、表示部10に表示させる画面を生成して、該生成された画面を表示部10に表示させる。また、表示制御部20は、表示部10内のソフトキーとその表示状態を認識しており、該ソフトキーが押下された場合には、該押下されたことを示す操作情報を制御部30に送信する。
ハードウェア制御部60は、ハードウェア70(ハードキー702や圧板部704など)の操作管理をしており、ハードウェア70に操作されると、該操作されたことを示す操作情報を制御部30に送信する。また、センサ制御部716は、圧板センサ710、ADFセンサ712、トレイセンサ714などの各種センサを制御している。また、センサ制御部716は、圧板センサ710からのセンサ出力で、圧板部704への操作を認識する。センサ制御部716は、ADFセンサ712のセンサ出力で、ADF部706への操作を認識する。センサ制御部716は、トレイセンサ714のセンサ出力で、トレイ部708への操作を認識する。
そしてセンサ制御部716は、圧板センサ710、ADFセンサ712、トレイ部708への操作がされたことを認識すると、それらが操作されたことを示す操作情報をハードウェア制御部60に送信する。
また、ハードキー702が操作(例えば、押下)されると、該操作されたことを示す操作情報をハードウェア制御部60に送信する。また、表示部10内のソフトキーが操作(例えば、押下)されると、該操作されたことを示す操作情報を表示制御部20に送信する。
ハードウェア制御部60、表示制御部20に送信された操作情報は制御部30に送信される。
制御部30は、画面情報を生成して、表示制御部20に送信する。そして、表示制御部20は、該画面情報を取得すると、該画面情報についての画面を生成して、表示部10に表示させる。
また、管理部40は、記録モード、習得モード、通常モードと、を管理している。そして、管理部40は、現在のモードを制御部30に送信する。制御部30は、該送信されたモードに対応した処理を行う。記録部50については後述する。
まず、熟練者は、記録モードを開始する旨の情報(以下、記録開始情報)を入力する(ステップS2)。この記録開始情報の入力とは、例えば、表示部10に、「記録モード開始」のソフトキーが表示されて、熟練者が、記録モード開始キーを押下することで、記録開始情報を入力させることができる。また、記録開始情報を入力する際に、記録させたいジョブの種類を選択する。記憶させたいジョブとは、例えば、「メールサーバのパスワード変更ジョブ」や「両面印刷ジョブ」などである。記録させたいジョブの種類についての情報を、「記録種類情報」という。また、記録開始情報および記録種類情報をまとめて、操作情報という。
表示部10は、操作情報を表示制御部20に送信する(ステップS4)。表示制御部20は操作情報を取得すると、制御部30に送信する(ステップS6)。制御部30は、操作情報内の記録開始情報を取得すると、記録モードを開始させるための記録モード開始要求情報を管理部40に送信する(ステップS8)。そして、管理部40は、現在のモードは、記録モードであることを認識する。そして、管理部40は、制御部30に対して記録モードを開始させる(ステップS10)。また、制御部30は、記録部50に対して、記録モードを開始させる(ステップS12)。
また、制御部30は、画面情報を表示制御部20に送信する(ステップS14)。図6A〜Dに、「受信したメールを取得するために必要なパスワードの変更ジョブ(以下、単に、「パスワード変更ジョブ」という。)」の操作手順についての記録モードと習得モードとのソフトキー102を含む画面の一例について示す。図6A、Bは記録モード時のソフトキー102を含む画面の一例であり、図6C、Dは習得モード時のソフトキー102を含む画面の一例である。ステップS14では、図6Aに示す画面についての画面情報を表示制御部20に送信する。図6Aに示す画面は、通常の画面に、記録モードの終了キー102cが追加された画面である。
表示制御部20は、該画面情報についての画面(図6Aの画面)を生成して、表示部10に表示させる(ステップS16)。また、熟練者は、パスワード変更ジョブの操作手順を知っているとする。
図6Aでは、1つ目の手順として、熟練者は、ステップS16で表示されたメール設定画面の変更キー102aを押下する(ステップS18)。そして、該変更キー102aが押下されたことについての情報である操作情報が表示制御部20に送信される(ステップS20)。そして、表示制御部20は、押下されたソフトキーを識別するための情報(例えば、識別情報であり、ソフトキーID)と、該ソフトキーが表示されていた(該ソフトキーが含まれていた)画面を識別するための情報(例えば、識別情報であり、画面ID)とを制御部30に対して送信する(ステップS22)。また、押下されたソフトキーのソフトキーIDと、該ソフトキーが表示されていた画面の画面IDとをまとめて、イベント情報という。
制御部30は、イベント情報を取得すると、該イベント情報を記録部50に送信する(ステップS24)。図7に記録部50に記録される対応情報の一例を示す。この対応情報は、1つの手順が終了するごと(1つのイベント情報が送信されるごと)に、該1つのイベント情報として、1つの対応情報の要素が蓄積されていく。
図7に示すように、手順番号001と、画面識別情報(画面ID)と、ソフトキー識別情報(ソフトキーID)とが対応付けられる。図7の例では、手順番号001については、画面ID:M01と、ソフトキーID:I002とが対応付けられて記憶される。また、M01は、図6Aに示すメール設定画面トップの画面IDであり、I002は、図6Aに示す変更キー102aのソフトキーIDである。
次に、判定部308が、記録モードで記録しているジョブに必要な処理を行うための全ての操作(操作手順)が終了したか否かを判定する(ステップS26)。ここで、1以上の処理が行われることで、1つのジョブが実施される。この例では、処理とは、現時点で表示部10に表示されている画面から、次の画面に遷移させることである。
また、この判断は、熟練者が判断してもよく、制御部30が判断しても良い。もし、熟練者が、記録モードで記録しているジョブに必要な処理を行うための全ての操作(操作手順)が終了したと判断した場合には、熟練者は、図6A、図6Bに示す記録モードの終了ソフトキー102cを押下する。また、制御部30が、記録モードで記録しているジョブに必要な処理を行うための全ての操作(操作手順)が終了したと判断すると、表示部10に、「記録モードが終了しました」等の表示を行わせ、熟練者に記録モードが終了したことを認識させるようにしてもよい。
記録モードで記録しているジョブに必要な処理を行うための全ての操作が終了したと判断された場合には(ステップS26のYes)、記録モードの処理を終了する。記録モードで記録しているジョブに必要な処理を行うための全ての操作が終了していないよ判定された場合には(ステップS26のNo)、ステップS14に戻る。
次に、ステップS14、ステップS16の工程を経て、2つ目の手順として、図6Bに示す画面を表示部10に表示させる。そして、熟練者は、メールサーバ設定画面のパスワード変更キー102bを押下する。そうすると、ステップS20、S22、S24の工程を経て、図7に示すように、手順番号002と、画面ID:M03と、ソフトキーID:I0005とが対応付けられて記録される(ステップS18〜ステップS24)。また、M03は、図6Bに示すメールサーバ設定画面の画面IDであり、I0002は、図6Bに示すパスワードの変更キー102aのソフトキーIDである。
そして、3つ目の手順として、手順番号0003と画面ID:M05と、ソフトキーID:S131とが対応付けられて記録される。M03は、ソフトキーボードの画面IDであり、I131はソフトキーボードのアルファベットキーのソフトキーIDである。図8に、ソフトキーボードの一例を示す。ソフトキーボードは、表示部10に電子的に表示されるものである。I131は、ソフトキーボードのうちアルファベットキーを示すものである。
そして、判定部308が、記録モードで記録している処理に必要な全ての操作(操作手順)が終了したと判定し(ステップS26のYes)、記録モードの処理を終了する。記録モードの処理が終了すると、制御部30は、記録モードが終了したことを認識し、管理部40は、記録モードから通常モードに切り替える。
また、1以上の処理が行われることで、1つのジョブが実施される。この記録モードでは、処理とは、現時点で表示部10に表示されている画面から、次の画面に遷移させることである。つまり、図6Aに示す画面→図6Bに示す画面に遷移させる処理、および、図6Bに示す画面→図8に示す画面に遷移させる処理、とが行われることで、パスワード変更ジョブは実施される。
このように、記録モードでは、熟練者が、記録すべき1つのジョブに必要な1以上の処理を行わせるための操作を、操作手順通りに行う。そして、1以上の操作それぞれについて、該手順を識別するための手順識別情報(例えば、手順番号)と、該手順の際に表示された画面を識別するための画面識別情報(例えば、画面ID)と、該手順で押下されたソフトキーを識別するためのソフトキー識別情報(ソフトキーID)と、対応付けられて記録される。
例えば、記録するジョブが、「パスワード変更ジョブ」である場合には、2つの処理が必要であり、該2つの処理を実施するための操作について記録される。1つ目の操作は、手順番号001として、画面ID:M01と、ソフトキーID:I002とが対応付けられて(1つの対応情報の要素として)、記録される。また、2つ目の操作手順は、手順番号002として、画面ID:M03と、ソフトキーID:I005とが対応付けられて記録される。そして、2つ目の手順の次の手順である手順番号0003として、画面ID:M05と、ソフトキーID:I131とが対応付けられて記録される。なお、「パスワード変更ジョブ」は、「ソフトキーボードの画面まで到達するジョブ」ともいえる。従って、ソフトキーボードの操作については、熟練者は操作する必要はない。
このように、記録モードでは、所定のジョブが実施されるために必要な操作の操作手順を記録するために、該操作手順を熟練者が操作部(ソフトキー)に対して行う。ここで、あるジョブを実施するために必要な処理を行わせるために操作する操作部を第1操作部という。あるジョブについて第1操作部は、操作の対象となる操作部であり、第1操作部が操作されると、処理部302が該操作に応じた処理を行う。また、全ての操作部において、第1操作部以外の操作部を第2操作部とする。第2操作部が操作されたとしても、処理制御部304が、処理部302の処理を行わせないようにする。つまり、「パスワード変更ジョブ」について、第1操作部は、メールサーバ設定変更キー102aとパスワード変更キー102bである。
また、実施形態1では操作部がソフトキーであることから、第1操作部を第1ソフトキーとし、第2操作部を第2ソフトキーとする。
そして、記録部50には、第1操作部(第1ソフトキー、例えば、I002のメールサーバ設定変更キー)と、該第1ソフトキーについての情報が表示される画面(該第1ソフトキーが含まれている画面、例えば、M01のメール設定画面)とが対応付けられて記録される。
また、操作手順を記録させたいジョブが2つ以上ある場合がある。例えば、「メールサーバのパスワード変更ジョブ」と、「両面印刷ジョブ」などの操作手順を記録させたい場合がある。この場合には、図9に示すように、記録部50では、ジョブ識別情報ごとに、手順ID、画面ID、ソフトキーIDとを対応づけられる。ジョブ識別情報とは、ジョブを識別するための情報であり、例えば、ジョブIDである。また、図9の例では、ジョブID=N001は、パスワード変更ジョブであることを示す。
<習得モード>
次に、習得モードについて説明する。図10に習得モードの処理フローを示す。また、習得モードは習得者(主に、初心者)が、行うモードである。
まず、習得者は、習得モードを開始する旨の情報(以下、習得開始情報)を入力する(ステップS52)。この習得開始情報の入力とは、例えば、表示部10に、「習得モード開始」のソフトキーが表示されて、該「習得モード開始」のソフトキーを習得者が、押下することで、習得開始情報を入力させることができる。また、習得開始情報を入力する際に、習得を所望しているジョブの種類を選択する。習得したジョブとは、例えば、「メールサーバのパスワード変更ジョブ」や「両面印刷ジョブ」などである。習得したいジョブの種類についての情報を、「習得種類情報」という。また、習得開始情報および習得種類情報をまとめて、操作情報という。つまり表示部10は、ユーザが操作を所望したいジョブの種類が入力される入力部として機能する。
表示部10は、操作情報を表示制御部20に送信する(ステップS54)。表示制御部20は操作情報を取得すると、制御部30に送信する(ステップS56)。制御部30は、操作情報内の習得開始情報を取得すると、習得モードを開始させるための習得モード開始要求情報を管理部40に送信する(ステップS58)。そして、管理部40は、現在のモードは、習得モードであることを認識する。そして、管理部40は、制御部30に対して習得モードを開始させる(ステップS60)。また、制御部30は、記録部50に対して、習得モードを開始させる。また、それと同時に、ステップS52で入力された習得種類情報が示す習得するジョブについての手順情報を要求するための手順情報要求情報を記録部50に送信する(ステップS62)。以下の例では、習得するジョブの種類を「メールサーバのパスワード変更ジョブ」とする。
記録部50は、手順情報要求情報を受信すると、該手順情報要求情報に該当する取得種類情報の1つの手順情報を制御部30に送信する(ステップS64)。この例では、習得するジョブの種類が「パスワード変更ジョブ」であることから、図9に示すジョブID=N001の手順ID1と対応する画面IDと、ソフトキーID(第1ソフトキーIDとを、手順情報として送信する。
制御部30は手順情報を受信すると、該手順情報に応じた画面情報を生成する。そして、制御部30は、該生成した画面情報を表示制御部20に送信する(ステップS66)。そして、表示制御部20は画面情報を受信すると、該画面情報についての画面を表示部10に表示させる(ステップS68)。以下の説明では、図6C、Dを用いて説明する。
図6Cに示すように、表示部10には、対応情報(図7参照)に示す、現在表示されている画面の画面IDと対応するソフトキーIDの第1ソフトキーであるメールサーバ設定変更キー102aや、習得モードを終了させる終了キー102dなどが表示される。メールサーバ設定変更キー102aや、終了キー102dは習得者による押下の対象となるソフトキー(第1ソフトキー)である。また、上述したように、メールサーバ設定変更キー102aおよび習得モードの終了キー102d以外のソフトキーが第2ソフトキーとなる。
また、図6Cに示すように、調整部306が、第1ソフトキーの輝度または/および第2ソフトキーの輝度を調整することで、第1ソフトキーを視覚的に目立たせるようにすることが好ましい。ここで、第1ソフトキーを目立たせるとは、第1ソフトキーの輝度を第2ソフトキーの輝度よりも大きくすることや、第1ソフトキーを点滅させることなどである。このように、習得者に対して、第1ソフトキーを目立たせることができ、習得者は、容易に、押下対象のソフトキー(第1ソフトキー)を認識することができる。
図7の例では、第1ソフトキー(102a、102d)の輝度値を大きくして(明るくして)、第2ソフトキーの輝度値を小さくして(暗くして)いる。
また、通常モードでは、処理部302は、ソフトキーが押下されると、該押下に応じた処理を行う。ここで、実施形態1では、該押下に応じた処理とは、該押下に応じた画面に遷移する処理である。
ここで、図6Cが通常モードの画面と仮定する、つまり、第1ソフトキーおよび第2ソフトキーの輝度が同一であり、習得モード終了ソフトキー102dがない画面であるとする。そうすると、例えば、管理者アドレスの変更ソフトキー102eが押下されると、処理部302は、管理者アドレスを変更できる画面(図示せず)に遷移させる。このように、この実施形態では、処理部302は、押下されたソフトキーに対応する画面に遷移させるものである。
習得モードである場合に、習得者が第2ソフトキーを押下したとしても、処理制御部304は、該押下に対応する処理を処理部302に行わせない。つまり、処理制御部304は処理部302(遷移部302)に該押下に対応する画面に遷移させないようにする遷移制御部304として機能する。また、習得者が、第1ソフトキーを押下すると、遷移部302は、次の画面に遷移させる。例えば、図6Cで説明すると、メールサーバ設定の変更ソフトキー102aおよび習得モード終了ソフトキー102dは、第1ソフトキーであることから、習得者が変更ソフトキー102aを押下すると、遷移部302は、図6Dの画面に遷移させる。また、習得モード終了ソフトキー102dが押下されると、習得モードは終了する。また、102a、102d以外のソフトキーは第2ソフトキーであることから、これら第2ソフトキーを押下したとしても、次の画面に遷移したり、何らかの処理が行われることはない。
そして、図6Cでは、1つ目の手順として、習得者が、メール設定画面の変更キー102aを押下する(ステップS70)。そして、該変更キー102aが押下されたことについての情報である操作情報が表示制御部20に送信される(ステップS72)。そして、表示制御部20は、イベント情報(押下されたソフトキーのキーIDと、該ソフトキーが表示されていた画面の画面ID(該ソフトキーが含まれていた画面の画面ID))を制御部30に対して送信する(ステップS72)。
そして、判定部308は全ての操作手順について終了したか否かを判定する(ステップS76)。「メールサーバのパスワード変更処理」では、全ての操作手順は終了していないことから、判定部308は、全ての操作手順について終了していないと判定し(ステップS76のNo)、ステップS62に戻る。
次に、制御部30は、2つ目の手順である、画面ID(=M03)と、ソフトキーID(=I005)を要求する。記録部50は、2つ目の手順である(手順番号=002)の画面ID(=M03)と、ソフトキーID(=I005)を制御部30に送信する(ステップS64)。そして、ステップS66、ステップS68の処理を経て、表示部10に図6Dに示す画面が表示される。そして、習得者は、メールサーバ設定画面のパスワード変更キー102fを押下する。そうすると、ステップS72、S74、S76、S62、S64、S66、S68の処理を経て、3つ目の手順である(手順番号=003)ソフトキーボードの画面が表示部10に表示される。そして、熟練者は、該表示されたソフトキーボードに対して、所望のパスワードを押下(入力)することで、メールサーバのパスワード変更処理を行うことができる。
そして、判定部308が全ての操作手順が終了したか否かを判定して、全ての操作手順が終了したと判定すると(ステップS76のYes)、習得モードを終了する。また、習得者が途中で、習得モード終了ソフトキー102dを押下しても、習得モードを終了させることができる。
この実施形態1によれば、<記録モード>では、熟練者が所定のジョブを実行させるための操作を行うことで、該所定のジョブと、該所定のジョブに必要な操作がされる第1操作部(第1ソフトキー)が対応付けられて記録部50に記録される。そして、習得者(ユーザ)が、操作の習得を所望するジョブをジョブAとする。<習得モード>では、対応情報(図7、図9参照)中のジョブAに対応する第1操作部(第1ソフトキー)が押下されると、該押下に応じた画面に遷移され、第2操作部(第2ソフトキー)が押下されたとしても、該押下に応じた画面に遷移されない画面が表示される。従って、習得者は、押下対象のソフトキー(第1ソフトキー)のみを実際に押下するので、所望するジョブに必要なソフトキーを覚えることができ、結果として、習得者は所望するジョブの操作を習得することができる。
また、第1ソフトキーを認識し易くするように、第1ソフトキーを、第2ソフトキーより視覚的に目立たせるようにすることが好ましい。このようにすることで、習得者は、更に、第1ソフトキーを認識し易くなることから、更に、操作手順を習得し易くなる。
[実施形態2]
次に、実施形態2について説明する。実施形態1では、習得者が習得したいジョブが、ソフトキーを操作することで実施されるジョブである場合を説明した。実施形態では、習得者が習得したいジョブが、ハードウェアを操作することで実施されるジョブである場合を説明する。
<記録モード>
まず、記録モードについて説明する。図11に実施形態2の記録モードの処理フローを示す。また、ステップS2〜ステップS12までの処理は図3と同一であるので、ステップS2〜ステップS12までの説明を省略する。また、この実施形態2の記録モードでは、FAX送信ジョブの操作手順を記録する場合を説明する。FAX送信ジョブは、(1)図2に示すハードキー710中のFAXハードキー710b(FAXボタン)を押下する操作、(2)原稿をADF部にセットする操作、(3)表示部10に表示されたFAX番号入力画面に、テンキー710bでFAX番号を入力する操作、(4)スタートボタン710cを押下する操作、という操作手順で実施されるものとする。また、記録されるジョブが、FAX送信ジョブである場合の記録部50の対応情報の一例を図12に示す。
ステップS12の処理終了後、制御部30は、画面情報を生成して、表示制御部20に送信する(ステップS34)。そして、表示制御部20は、該送信された画面情報についての画面を表示部10に表示させる(ステップS36)。
ここで、ハードウェア70への操作においては、表示部10に画面を表示させない場合もある。この場合には、ステップS34、S36の処理については、行う必要はない。
熟練者が、各操作手順ごとに、ハードウェア操作を行う(ステップS38)。この例では、FAX送信処理であることから、1つ目の手順として、(1)ハードキー710中のFAXハードキー710b(FAXキー)を押下する。そうすると、ハードウェア制御部60はハードキー710bが押下されたことを認識する(ステップS40)。そして、ハードウェア制御部60は、イベント情報として、押下されたFAXキーのハードウェアIDを制御部30に送信する(ステップS42)。
そして、制御部30は、押下されたFAXキーのハードウェア識別情報(ハードウェアID)をイベント情報として記録部50に送信する(ステップS44)。図12に示すように、記録部50には、1つ目の手順(手順番号001)として、FAXキーのハードウェアIDが記録される。図12の例では、FAXキーのハードウェアIDを「H01」とする。
次に、全ての操作について終了したか否かが判定される(ステップS46)。全ての操作が終了したと判定されると(ステップS46のNo)ステップS34に戻る。
再び、制御部30は、画面情報を生成して、表示制御部20に送信する(ステップS34)。前回のステップS38のハードウェア操作は、FAXキーの押下であったことから、制御部30は、FAX番号入力画面についての画面情報を生成して、該画面情報を表示部10に送信する。そして、表示部10には、FAX番号入力画面が表示される(ステップS36)。
次に、2つ目の手順として、熟練者がADF部706に原稿をセットする(ステップS38)。そして、ステップS40、S42、S44の処理を経て、ADF部706が操作されたことから、記録部50には、2つ目の手順(手順番号002)として、ADF部706のハードウェアID(H02)が記録される。そして同様の処理で、3つ目の手順(手順番号003)として、テンキー710aのハードウェアID(H03)が記録され、4つ目の手順(手順番号004)として、スタートキー710cのハードウェアID(H04)が記録される。
このように、ハードウェア70の操作を記録する場合には、例えば、記録部50には、手順番号とハードウェアIDとを対応付けて記録させる。また、この実施形態2では操作部をハードウェアとしていることから、第1操作部を第1ハードウェアとし、該第1ハードウェアは、あるジョブ(この例では、FAX送信ジョブ)についての操作対象のハードウェアである。また、第2操作部を第2ハードウェアとする。この実施形態2で記録されるハードウェアIDについてのハードウェアは第1ハードウェアとなる。つまり、FAX送信ジョブについての第1ハードウェアは、FAXキー710b、ADF部706、テンキー710a、スタートキー710cとなる。
<習得モード>
次に、実施形態2の習得モードについて説明する。図13に実施形態2の習得モードの処理フローを示す。また、ステップS52〜S60の処理については、図10と同様なので説明を省略する。また、この説明での習得モードは、FAX送信ジョブについての習得モードであるとする。つまり、習得者は、ステップS52の、習得モード開始情報を入力する際に、習得種類情報として、FAX送信ジョブを入力しているとする。
制御部30は、手順情報を要求するための手順情報要求情報を記録部50に送信する。
記録部50は、1つ目の手順情報として、ハードウェアID=H01を制御部30に送信する(ステップS94)。そして、制御部30の生成部310は、画面情報を生成する。
ここで、生成部310は、送信されたハードウェアIDに応じた情報を含ませた画面情報を生成して、表示制御部20へ送信する(ステップS96)。ここで、送信されたハードウェアIDに応じた情報とは、送信されたハードウェアIDのハードウェアについて示されたメッセージである。例えば、ハードウェアID=H01に応じたメッセージは、「FAXキーを押下してください。それまで他の操作はできません。」である。そして、表示制御部20は、受信した画面情報についての画面を表示部10に表示させる(ステップS98)。該画面の一例を図14Aに示す。
図14Aに示すように、例えば、ソフトキーが表示されている画面に重畳させて、ポップアップ画面で、表示部10に該メッセージが表示される。習得者は、該メッセージを視認して、処理に必要な操作を行う。
また、図14の例では、「それまで他の操作はできません。」というメッセージも付加されている。そして、表示部10に表示されているソフトキーを押下しても、処理制御部304(遷移制御部)は、該押下に対応した処理(画面遷移)は行わせないようにする。つまり、表示されているソフトキーは第2操作部となり、つまり、該ソフトキーを押下しても該押下に対応する処理は行われない。また、処理制御部304は、他のハードウェア(第2ハードウェア)が操作されたとしても、処理制御部304は、該操作に対応する処理は行わせないようにする。
そして、習得者が、図14Aに示す画面を視認すると、該画面に示されている情報(メッセージ)に応じた処理を行う(ステップS100)。図14の例では、習得者は、FAXキー710bを押下する。そして、ハードウェア制御部60は、FAXキー710bが押下されたことを認識する(ステップS102)。ハードウェア制御部60は、該押下されたFAXキー710bについての情報(ハードウェアID)がイベント情報として、制御部30に送信される(ステップS104)。
判定部308は、全ての操作について終了したか否かを判断する(ステップS106)。判定部308が、全ての操作が終了していないと判断すると(ステップS106のYes)、ステップS92に戻る。そして、ステップS92、S94、S96、S98の処理を経て、図14B、図14C、図14Dに示す画面が表示部10に表示される。習得者は、メッセージが含まれた画面を視認して、ハードウェア操作を行う(ステップS100)。図14Bでは、「ADF部706に原稿をセットしてください。それまで他の操作はできません。」というメッセージがポップアップ画面により表示され、図14Cでは、「テンキーでFAX番号を入力してください。それまで他の操作はできません。」というメッセージがポップアップ画面により表示され、図14Dでは、「スタートキーを押下してください。それまで他の操作はできません。」というメッセージがポップアップ画面により表示される。
この実施形態2の画像形成装置によれば、第1ハードウェア(ユーザが操作の習得を所望しているジョブを実施させるための操作がされるハードウェア)以外のハードウェア(第2ハードウェア)を操作しても、該操作に対応する処理は処理制御部304により行われない。また、第1ハードウェアについての情報(メッセージ)が表示部10に表示されるため、習得者は容易に操作すべきハードウェアを認識することができる。従って、ハードウェアに対する操作により実施されるジョブについても、習得者は、操作手順を習得できる。
また、図14A〜図14Dのメッセージにおいて、第1ハードウェア(図14の例では、FAXキー710b、ADF部706、テンキー710a、スタートキー710c)についての情報(言葉)が表示されればよい。例えば、図14Aの例では、メッセージとして、「FAXキー」のみでよく、図14Bの例では、メッセージとして、「ADF」のみでよく、図14Cの例では、メッセージとして、「テンキー」のみでよく、図14Dの例では、メッセージとして、「スタートキー」のみでよい。
また、図14に示すように、メッセージが表示されている画面にソフトキーが示されている場合には、処理制御部304により、該ソフトキーへの押下に対応する処理は行わせないようにすることが好ましい。何故なら、習得者が、誤って、ソフトキーを押下したとしても、該押下に対応する処理は行われないことから、習得者は更にスムーズに処理の操作手順を習得することができる。
また、図13の説明では、制御部30が、画面情報を生成する際に、図14A〜図14Dに示すメッセージが含まれた画面についての画面情報を生成すると説明した。他の実施形態として、記録モードである図11に示すステップS44で、ハードウェアについてのイベント情報を生成する際に、制御部30は、該ハードウェアに対応するメッセージ(図14A〜図14D参照)を生成して、該ハードウェアと、メッセージとを対応付けて記録部50に記録させるようにしてもよい。このように、記録モードで、メッセージを生成して、ハードウェアと対応させて、記録部50に記録させておくことで、習得モードでは、制御部30は、メッセージを生成する必要はなく、制御部30の画面情報生成処理の処理時間を短くすることができる。この実施形態の場合には、図13のステップS44のイベント情報は、ハードウェアについての情報と、該ハードウェアに対応するメッセージが送信される。
また、実施形態1では、ソフトキーを操作することで行われるジョブの操作手順の記録・習得について説明し、実施形態2では、ハードウェアを操作することで行われるジョブの操作手順の記録・習得について説明した。その他の実施形態として、ソフトキーおよびハードウェアの両方を操作することで行われるジョブの操作手順について、記録・習得を行うようにしても良い。例えば、両面印刷処理は、(1)ハードウェアであるADF部706に原稿をセットして、(2)ソフトキーである両面印刷キーを押下する、ことで行われる。このような処理の場合にも、実施形態1の構成と実施形態2の構成を統合することで、操作手順の記録・習得を行うことができる。
[実施形態3]
次に、実施形態3の画像形成装置について説明する。実施形態1、2では、第1操作部以外の第2操作部が操作されても、処理制御部304が該操作に対応する処理は行われないと説明した。しかし、ユーザが自由に操作すべきソフトキーやハードウェアがある場合がある。例えば、図7の手順番号003のソフトキーボード画面(図8参照)や、図14Cに示すFAX番号入力する際のハードキーである。その他の例としては、ログイン画面やアドレス帳のユーザ名、あて先の登録などがある。記録モードにおいて、熟練者が、ログインするために該熟練者自身のユーザ名「Taro」、パスワード「ABCD」を、ソフトキーボードで入力した場合に、該ソフトキーボードが第1操作部になると、習得モードにおいて、ソフトキーボードで、習得者は熟練者自身のユーザ名「Taro」、パスワード「ABCD」しか入力することができないという事態が生じる。しかし、実際は、ログインするために、習得者がソフトキーボードで習得者自身のユーザ名、パスワードを入力する必要がある。
そこで実施形態3では、熟練者によって、第1操作部を選択可能にする。このようにすることで、例えば、第1所定ジョブを実施するために第2操作部が操作されたとしても、該、第2操作部が第1操作部であるとして選択されていれば、処理制御部は、操作に対応する処理を行わせるようにする。ここで、第1所定ジョブとは、ユーザ(習得者)が自由に行うべきジョブであり、例えば、ユーザ(習得者)が習得者自身のアカウント(例えば、ユーザ名や、パスワード)を入力するログインジョブである。
処理制御部304による第2操作部を操作しても該操作に対応する処理をさせないことを「非処理制御」といい、該非処理制御の対象から外れることを「制御対象外」という。つまり、ある第2操作部を制御対象外とすることで、該第2操作部は第1操作部となる。
実施形態3では、例えば、記録モード時に、制御対象外の第2操作部を、第1操作部として記録させておけばよい。
図15に、制御対象外の第2操作部と、該第2操作部が表示される画面との対応の一例を示す。図15の例では、制御対象外番号001として、画面ID=S04であるソフトキーボード画面が制御対象外となる。また制御対象外番号002として、画面ID=L01であるログイン画面と、該ログイン画面で表示される(含まれる)ユーザ名の変更キーが制御対象外となる。また制御対象外番号003として、画面ID=L02であるログイン画面と、該ログイン画面で表示される(含まれる)パスワードの変更キーが制御対象外となる。
また、制御対象外番号001のソフトキーボード画面のように、画面上のキー全てを非処理制御の操作部とする場合には、画面IDのみを記録する。また、制御対象外番号002のログイン画面のように、画面上の特定のキーのみ非処理制御の操作部とする場合には、該画面の画面IDと、該特定のキーのキーIDとを対応付けて記録させればよい。
また、図10に示す習得モードにおいて、制御部30の生成部310(図5参照)が画面情報を生成する際に、制御対象外の画面IDとキーIDとがある場合には、該キーIDが示すソフトキーを第1操作部として、画面情報を生成する。
図16に、制御対象外の操作部が示されている画面の一例を示す。図16の例では、ユーザ名の変更キー102h(図15の制御対象外番号002参照)と、パスワードの変更キー(図15の制御対象外番号003参照)とログインキー102jと習得モードの終了キー102dが第1操作部となる。
この実施形態3の画像形成装置によれば、第1操作部は事前に選択可能(決定可能)となる。そして、ユーザ(習得者)が操作を所望するジョブについては第2操作部に該当し、かつ、ユーザ(習得者)が自由に行うべき処理を行うための操作部については、処理制御部302の制御対象外の操作部(第1操作部)とする。従って、習得者にとって、ジョブの習得をするための操作をよりスムーズに行うことができる。
[実施形態4]
次に、実施形態4の画像形成装置について説明する。実施形態4の画像形成装置の構成は、実施形態3同様、第1操作部を選択可能にすることである。しかし、実施形態3とは、第1操作部を選択可能にする理由が異なる。
例えば、熟練者が習得者に対して、「両面印刷ジョブの操作手順を記録させた手順通りに、習得して欲しいが、トレイ部708の選択や、白黒コピーかカラーコピーの選択は、習得者に自由に行わせたい」と考える場合がある。この場合には、熟練者が第1操作部を選択可能とすることで、熟練者は、習得者に行わせたいジョブを、該習得者に自由に行わせることができる。
図17に習得者が、第1操作部を選択するための画面の一例を示す。図17の例では、選択される第1操作部を「自由入力キー」とする。記録モード時に熟練者は、自由入力キー指定の開始キー102nを押下する。そして、熟練者は、表示されているソフトキーのから第1ソフトキーを選択する。この例では、メール設定の管理者アドレスの変更キー102kおよび、SMTPポート番号の変更キー102mを第1ソフトキーとして選択した場合を示す。また、熟練者が選択した第1操作部は、処理制御部304の処理対象外(実施形態3で説明)の操作部でもある。
そして、図18に示すように、記録部50には、選択されたソフトキーのキーIDと、該ソフトキーが表示される画面IDと、を対応付けて、記録させる。図18の例では、制御対象外番号004として、画面ID=M01(メール設定画面トップ)と、選択された第1ソフトキーである、ソフトキーID=I010(管理者アドレス変更キー)と、が対応付けられて記録される。また、制御対象外番号005として、画面ID=M01(メール設定画面トップ)と、選択された第1ソフトキーである、ソフトキーID=I0121(SMTPポート番号変更キー)と、が対応付けられて記録される。
この実施形態4の構成によれば、第1操作部(第1ソフトキー)を選択することができる。従って、熟練者が、操作手順を習得して欲しいジョブの他に、実行して欲しい処理がある場合には、該実行して欲しい処理に必要な操作の操作部についても、該操作部が操作された場合には、該操作に応じた処理が行われるようになる。
[実施形態5]
次に、実施形態5の画像形成装置について説明する。実施形態5は操作部がソフトキーの場合を説明する。実施形態1、2では、第1ソフトキー以外の第2ソフトキーが操作されても、処理制御部304が、第2ソフトキーの操作に対応する処理を行わせないようにしていた。例えば、習得者が、「ドキュメントボックス文書の送信ジョブ」を習得しようとした場合に、該ドキュメントボックス送信時に、「複数のあて先を選択するジョブ」「文書のサイズを変更するジョブ」については、習得者に自由に行わせたい場合がある。
そこで、実施形態5では、第2ソフトキーの操作がされても、該操作に応じた処理は行われるようにする。そして、調整部306が、第1ソフトキーの輝度または/および第2ソフトキーの輝度を調整することで、第1ソフトキーを視覚的に目立たせるようにする。ここで、第1ソフトキーを目立たせるとは、第1ソフトキーの輝度を第2ソフトキーの輝度よりも大きくすることや、第1ソフトキーを点滅させることなどがある。また、表示部10をカラー表示できる場合には、第1ソフトキーの色を第2ソフトキーの色とを異ならせ、第1ソフトキーを目立たせる。また、第1ソフトキー、第2ソフトキーの輝度または色の調整は、図5に示す調整部306が行う。
図19に、第1ソフトキーを目立たせた場合の画面の一例を示す。図19の例では、メールサーバ設定の変更キー102pが第1ソフトキーとなり、該変更キー102pが他のソフトキー102kや102mよりも目立つようにされている。また、ソフトキー102kや102mが押下された場合には、該押下に応じた処理(該押下に応じた画面に遷移する処理)が、行われる。
また、図10に示す、習得モードでは、制御部30が画面情報を生成する際に(ステップS66)、第1ソフトキーが目立つようにした画面情報を生成する。
この実施形態5では、習得者に習得させたいジョブの操作手順において、他のジョブの操作も習得者に行わせたい場合に、該習得させたいジョブに必要な操作についてのソフトキー(第1ソフトキー)を他のソフトキーよりも目立つようにする。従って、習得者が第1ソフトキーを容易に認識でき、かつ、他のソフトキーを押下して該押下に対応する処理を行うことができる。
[実施形態6]
次に実施形態6の画像形成装置について説明する。また、この実施形態6では、処理部302が遷移部302として機能し、ソフトキーを押下することで、該押下に対応する画面に遷移する画像形成装置を説明する。
実施形態5では、習得者に習得させたいジョブ以外に必要な操作を行うことができる実施形態を説明した。しかし、この場合において、習得者は誤って第2ソフトキーを押下する場合がある。そうすると、習得者の意図しない画面に遷移される。この意図しない画面とは、習得者が習得するジョブにおいての各操作手順で表示される画面以外の画面である。そして、以下では、「習得者が習得する処理においての各操作手順で表示される画面」を「正当画面」といい、正当画面以外の画面を「非正当画面」という。
実施形態6の画像形成装置では、非正当画面に遷移された場合に、該非正当画面から正当画面に戻す戻り部を有する。図20に戻り部が設けられている画面の一例について示す。図20の例では戻り部は、取り消し(戻り)キー102qである。また、図20の例では、暗号鍵設定画面で取り消しキー102qが表示されている例である。
習得者が誤って、第2操作キーを押下して、非正当画面である暗号鍵設定画面に遷移された場合に、習得者が取り消しキー102qを押下すると、遷移部302により正当画面に戻すことができる。ここで、正当画面として、現在表示部10に表示されている画面の直近に表示された画面(1つ前に表示された画面)としてもよい。また、正当画面の他の例として、習得者が習得すべき処理の1番目の操作手順で表示部10に表示される画面としてもよい。
また、図19の例では、戻り部をソフトキーである取り消しキーとしたが、戻り部をハードキーとしてもよく、また、他の手段で、非正当画面から正当画面に戻るようにしても良い。
この実施形態6の画像形成装置によれば、習得者が誤って、第2ソフトキーを押下して、非正当画面に遷移されたとしても、習得者が戻り部を操作することで、非正当画面から正当画面に遷移することができる。従って、習得者は誤ったソフトキーを押下して、非正当画面に遷移しても、正当画面に戻すことができる。
[その他の実施形態(その1)]
上記実施形態では、予め記録モードで、習得者が習得を所望する処理に必要な操作についての第1操作部を予め記録させておくことを説明した。その他の実施形態として、本実施例の画像形成装置と、該画像形成装置から物理的に離れたリモート端末とを接続させて、該リモート端末からオンラインで、第1操作部についての情報を画面に反映させる。ここで、第1操作部についての情報とは、「第1ソフトキーを第2ソフトキーより目立たせること(実施形態1や、実施形態5で説明)」や、「第1ハードウェアについての情報(実施形態2で説明)」である。
そして、習得者は、その画面を視認しながら、操作を進め、習得を所望しているジョブの操作手順を習得することができる。
[その他の実施形態(その2)]
また上記実施形態では、記録モードで、熟練者が、第1操作部について記録し、図7に示すような対応情報を記録させる、と説明した。その他の実施形態として、このような対応情報をデフォルトで、記録部50に記録させておけばよい。特に、画像形成装置のユーザにとって、習得が困難であると予想されるジョブについての第1操作部についての対応情報を予め記録させておけばよい。
このように、デフォルトで、対応情報を記録部50に記録させておくと、熟練者が対応情報を記録させるという手間を省くことができる。
10・・・表示部
20・・・表示制御部
30・・・制御部
40・・・管理部
50・・・記録部
60・・・ハードウェア制御部
70・・・ハードウェア
特開2007−208440号公報

Claims (8)

  1. ジョブを実施する画像形成装置において、
    操作される操作部と、
    前記操作に対応する処理を行う処理部と、
    所定のジョブと、該所定のジョブが実施されるための操作がされる第1操作部と、が対応付けられている対応情報が記録されている記録部と、
    前記対応情報中の、前記所定のジョブと対応する前記第1操作部以外の第2操作部が操作されても該操作に対応する処理を行わせない処理制御部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作部は、ソフトキーが含まれることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1操作部を第1ソフトキーとし、前記第2操作部を第2ソフトキーとし、
    前記第1ソフトキーを前記第2ソフトキーより目立たせる調整部を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 表示部を有し、
    前記操作部は、ハードウェアが含まれ、
    前記第1操作部を第1ハードウェアとし、
    前記第1ハードウェアについての情報を前記表示部に表示させる表示制御部を有すること特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部には、ソフトキーが含まれている画面が表示され、
    前記処理部は該ソフトキーへの操作に対応する処理も行い、
    前記処理制御部は、前記ソフトキーへの操作に対応する処理を行わせないことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記第1操作部は選択可能であることを特徴とする請求項1〜5何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. ジョブを実施する画像形成装置において、
    操作されるソフトキーが含まれている画面が表示される表示部と、
    前記操作に対応する処理を行う処理部と、
    所定のジョブと、該所定のジョブが実施されるための操作がされる第1操作部と、が対応付けられている対応情報が記録されている記録部と、
    前記対応情報中の、前記所定のジョブと対応する第1ソフトキーを、該第1ソフトキー以外の第2ソフトキーより目立たせる調整部を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記処理部は、前記操作に対応する画面に遷移させるものであり、
    前記第2ソフトキーが操作されて該操作に対応する画面に遷移された場合、該画面から正当な画面に遷移させる戻り部を有することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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