JP2012063760A - 立体画像プリントの位置合せ方法、これに用いる位置合せマーカ及び立体画像プリントの製造方法 - Google Patents

立体画像プリントの位置合せ方法、これに用いる位置合せマーカ及び立体画像プリントの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】右目及び左目用画像要素が交互に形成された画像フィルムと右目及び左目用偏光グリッドが交互に形成された偏光フィルムとを重ねて、簡便かつ正確に、短時間で効率良く位置合せをすることができる立体画像プリントの位置合せ方法及びマーカを提供する。
【解決手段】偏光フィルタを通して立体視する立体画像プリントの画像フィルムの非画像領域に形成され、右目用及び左目用画像要素の一方に対応する第1間隔の幅の線画像を、第1間隔より広い第2間隔を空けて配置した第1目盛部を持つ第1マーカと、偏光フィルムと、又はその上の、第1マーカと同じ位置に形成され、線画像と同じ幅の、右目用及び左目用偏光グリッドの一方の偏光グリッドを第1間隔で配置した第1検査部を持つ第2マーカと重ね、偏光フィルム又はその第1検査部が重ね合わされた第1目盛部の部分に、偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させ、このモアレのパターンを用いて、1つの線画像と1つの偏光グリッドとを位置合せすることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、立体画像プリントの位置合せ方法、これに用いる位置合せマーカ及び立体画像プリントの製造方法に関し、詳しくは偏光方式の3D(3次元)静止画プリントや立体写真等の立体画像プリントを製造するために右目及び左目用画像要素が交互に形成された画像フィルムと右目及び左目用偏光グリッドが交互に形成された偏光フィルムとを正確に位置合せすることができる立体画像プリントの位置合せ方法、この位置合せ方法に用いられる位置合せマーカ及び立体画像プリントの製造方法に関するものである。
従来より、立体視を得る方法は種々知られているが、その中で、3D静止画プリントとしては、眼鏡や器具を使わないで容易に立体視できるため、レンチキュラレンズ(レンチキュラシート)を用いた立体写真が良く知られている。
近年、3D動画においては、プロジェクタ投影方式や液晶光路変更方式等の偏光フィルタ眼鏡を用いた偏光表示方式を用いた3D動画が、映画や液晶TV(テレビジョン)で実用化されている。
ところで、液晶TV等における3D動画の表示においては、右目用及び左目用線状画像要素が表示される液晶パネルと、ガラス基板に右目用及び左目用線状偏光グリッドが形成された偏光板とを位置合せする必要があるが、3D画像であっても、動画においては画像に変化があるので、静止画ほどの位置合せ精度が要求されない。また、液晶TV等において液晶パネルと偏光板とを正確に位置合せする場合、液晶パネルもガラス基板も比較的剛性が高く、変形の少ない板状体であるため、ある程度の正確な位置合わせが容易である。
これに対し、レンチキュラシートを用いた立体写真においては、1つのレンチキュラレンズと1組の右目及び左目用画像要素とを正確に位置合せする必要があるために、種々の位置決め方法が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1は、カメラ内にレンチキュラシート及び専用のマーク(指標)映し込み装置が内蔵されている立体写真用カメラで右目用及び左目用線状画像要素からなる画像を撮影する際に、画像領域内の線状画像要素と共に画像領域外に位置決め用マークを写真フィルムに映し込んでおき、写真フィルムを現像後、現像された写真フィルムを用いて印画紙にプリント処理を行い線状画像要素及び位置決め用マークを持つプリント写真を作成し、このマークを観察用のレンチキュラシートをプリント写真に接合するときの位置合わせ基準に用いることを開示している。そして、特許文献1では、これにより、プリント写真にレンチキュラシートを接合する工程の位置決め作業を効率的に行うことができ、その結果、簡単なプリント作業で立体視プリント写真が作成できるとしている。
また、特許文献2は、位置決めマークが設けられた撮影用レンチキュラ板が内蔵されている立体写真カメラで右目用及び左目用分割画像の合成像を撮影する際に合成像中に位置決め用マークのマーク像を形成し、現像されたフィルムを用いて立体写真用基体シートに合成像を形成する際に合成像中にマーク像を形成すると共に、観察用レンチキュラ板に位置決め用マークに対応する位置において対応する貼り合わせ用位置決めマークを設けておき、合成像が形成された立体写真用基体シートの合成像中のマーク像と観察用レンチキュラ板の貼り合わせ用位置決めマークとを位置合わせして、立体写真用基体シートと観察用レンチキュラ板とを貼り合わせることを開示している。そして、特許文献2では、これにより、観察用レンチキュラ板の貼り合わせ作業の自動化を図り、貼り合わせ作業の効率を向上させることができるとしている。
特開平5−19387号公報 特開平5−188498号公報
ところで、特許文献1及び2に開示の位置合せ方法では、レンチキュラシートやレンチキュラ板等を内蔵する特殊な立体写真カメラで撮影する必要があるし、その際に位置合せマークを撮影しておく必要があり、面倒であるばかりか、マーク無しで撮影された線状画要素からなる画像とレンチキュラシートとの位置合せには用いることができないという問題があった。
また、特許文献2に開示の位置合せ方法では、さらに、観察用レンチキュラ板も貼り合わせ用位置決めマークは、立体写真用基体シートへの合成像形成における拡大倍率に対応する条件下で設ける必要があるという問題があった。
また、特許文献1及び2に開示の線状画像要素が形成されたプリント写真のベースや合成像が形成される立体写真用基体シートは印画紙であり、比較的剛性があり、これに貼り合わせるレンチキュラシートも、剛性があるため、単純なマークでも、比較的正確な位置合わせが可能である。
これに対し、偏光方式の3D静止画プリントや立体写真等の立体画像プリントを製造する際に、右目及び左目用画像要素を交互に形成するための基体及び右目及び左目用偏光グリッドを交互に形成するための基体として共にフィルム、すなわち画像フィルムと偏光フィルムを用いる場合には、共に剛性が低く、変形し易いために、特許文献1及び2に開示の位置合せマークでは、正確な位置合わせが困難であり、必要な位置合せ精度が得られないし、高い精度の位置合わせが達成できたとしても、時間と手間がかかり、効率的ではないという問題があった。
もちろん、上述した偏光方式の3D動画を表示する液晶TV等で行われている比較的剛性の高い液晶パネルと偏光板との位置合せ方法は、共に剛性が低く変形し易い画像フィルムと偏光フィルムとの位置合せには適用できず、適用しても正確な位置合わせが困難であり、精度の点でも不足するという問題があった。
また、画像フィルムの右目及び左目用画像要素の一方を黒ラインとし、他方を白ラインとして、画像フィルムの白黒ラインと偏光眼鏡を用いて発生する偏光フィルムの白黒ラインとを手作業で長時間をかけて誤差や位置ずれを検出して位置合わせをすることはできるが、時間と手間がかかり、効率的ではないという問題もあった。
本発明の第1の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、偏光方式の立体画像プリントを製造する際に、右目及び左目用画像要素が交互に形成された画像フィルムと、右目及び左目用偏光グリッドが交互に形成された偏光フィルムとを重ねて、簡便かつ正確に、短時間で効率良く位置合せをすることができ、また、微視的な位置合わせでは検出できない画像要素周期又は偏光グリッド周期の位置ずれを検出し、画像要素周期又は偏光グリッド周期の位置ずれのない位置合わせを可能とする立体画像プリントの位置合せ方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、偏光方式の立体画像プリントの製造において、上記画像フィルムと、上記偏光フィルムとを重ねて、簡便、かつ正確に、短時間で効率良く位置合せをするために、好適に用いることができる位置合せマーカを提供することにある。
さらに、本発明の第3の目的は、上記立体画像プリントの位置合せ方法を用いて、簡便かつ正確に、短時間で効率良く立体画像プリントを製造することができる立体画像プリントの製造方法を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明の第1の態様の立体画像プリントの位置合わせ方法は、偏光フィルタを通して立体視するための立体画像プリントであって、少なくとも一方向に右目用画像要素及び左目用画像要素が所定の第1間隔で交互に形成された画像領域及び画像が形成されていない非画像領域を有する画像フィルムと、該画像フィルムの前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素に対応して前記第1間隔で右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドが交互に形成された透明な偏光フィルムとが貼り合わされた立体画像プリントを製造するに際し、前記画像フィルムの非画像領域に少なくとも1つ形成され、前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素のいずれか一方に対応し、前記第1間隔と同じ幅を持つ所定長さの線画像を、所定の方向に前記第1間隔より広い第2間隔を空けて、所定の長さに亘って配置された第1目盛部を少なくとも持つ画像フィルム用第1マーカと、前記偏光フィルム上の、前記画像フィルムの前記第1マーカの位置と同じ位置に形成され、前記線画像と同じ幅及び長さを持つ、前記右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドのいずれか一方の偏光グリッドを前記所定の方向に前記第1間隔で前記所定の長さに亘って配置された第1検査部を少なくとも持つ偏光フィルム用第2マーカと、を前記第1目盛部と前記第1検査部とが一致するように重ね、前記第1目盛部と前記第1検査部とが重ね合された部分に、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させ、発生されたモアレのパターンを用いて、前記第1目盛部の1つの前記線画像と前記第1検査部の1つの前記偏光グリッドとを位置合せし、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせすることを特徴とする。
ここで、前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記非画像領域に、さらに、前記第1目盛部に隣接し、前記線画像と同じ幅を持つ線画像が前記所定の方向に前記第1間隔で形成された第2目盛部と、前記第1目盛部及び前記第2目盛部に隣接し、前記線画像と同じ幅を持つ線画像が前記所定の方向と直交する方向に前記第2間隔を空けて形成された第3目盛部とを有し、前記偏光フィルムの前記第2マーカは、さらに、前記第1マーカの前記第2目盛部に対応する位置に、前記第1検査部に隣接して、前記偏光グリッドが前記所定の方向に前記第1間隔で形成された第2検査部と、前記第1マーカの前記第3目盛部に対応する位置に、前記第1検査部及び前記第2検査部に隣接して、前記偏光グリッドが前記直交する方向に前記第1間隔で形成された第3検査部とを有し、前記画像フィルムの前記第1マーカと前記偏光フィルムの前記第2マーカとを重ね合わせ、前記第1目盛部と前記第1検査部とが重ね合された部分に加え、前記第3目盛部と前記第3検査部とが重ね合された部分に、前記偏光フィルタを介して検知される、前記モアレと同じ周期を持つモアレを発生させることにより、前記第2目盛部と前記第2検査部とが重ね合された部分に、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させず、前記第1の間隔の白黒パターンを生じさせて、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせすることが好ましい。
また、前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記画像領域に対して、互いに離れた、前記非画像領域の2つの位置に形成され、前記偏光フィルムの前記第2マーカは、前記画像フィルムの前記第1マーカが形成された2つに位置に対応する2つに位置に形成されることが好ましい。
また、上記第1の目的を達成するために、本発明の第2の態様の立体画像プリントの位置合わせ方法は、偏光フィルタを通して立体視するための立体画像プリントであって、少なくとも一方向に右目用画像要素及び左目用画像要素が所定の第1間隔で交互に形成された画像領域及び画像が形成されていない非画像領域を有する画像フィルムと、該画像フィルムの前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素に対応して前記第1間隔で右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドが交互に形成された透明な偏光フィルムと、が貼り合わされた立体画像プリントを製造するに際し、前記画像フィルムの非画像領域に少なくとも1つ形成され、前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素のいずれか一方に対応し、前記第1間隔と同じ幅を持つ所定長さの線画像を、所定の方向に前記第1間隔より広い第2間隔を空けて、所定の長さに亘って配置された第1目盛部を少なくとも持つ画像フィルム用第1マーカと、前記偏光フィルムと、を重ね、前記偏光フィルムが重ね合わされた前記画像フィルムの前記第1目盛部の部分に、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させ、発生されたモアレのパターンを用いて、前記第1目盛部の1つの前記線画像と前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドの1つの偏光グリッドとを位置合せし、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドとをそれぞれ位置合わせすることを特徴とする。
ここで、前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記非画像領域に、さらに、前記第1目盛部に隣接し、前記線画像と同じ幅を持ち、前記線画像に対して微小角傾斜する線画像が前記所定の方向に前記第2間隔を空けて形成された第2目盛部を有し、前記偏光フィルムが重ね合わされた前記画像フィルムの前記第2目盛部の部分に、前記モアレとは異なり、前記線画像の傾斜方向とは異なる方向に周期を持ち、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させることにより、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせすることが好ましい。
また、前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記非画像領域の隣接する2つの位置に形成されることが好ましい。
また、上記第1および第2の態様において、前記画像フィルムの前記第1マーカの前記第1目盛部は、発生する前記モアレのパターンの空間周波数特性が人間の目に見易いように制御された画像解像度及びサイズを持つことが好ましい。
また、前記画像フィルムの前記第1マーカは、その前記第1目盛部に発生する前記モアレのパターンをフーリエ変換して第1スペクトルを生成し、得られた空間周波数特性に人間の視覚関数を乗算して第2スペクトルを生成し、生成された前記第2スペクトルを全空間周波数帯域で積分して得られた積分値が最大値を取るようなモアレパターンを生成するときの画像解像度及びサイズを持つことが好ましい。
また、前記画像フィルムは、その非画像領域の、前記第1マーカと異なる位置に少なくとも1つ形成され、前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素のいずれか一方に対応し、前記第1間隔と同じ幅を持つ所定長さの線画像を、所定の方向に前記第1間隔の整数倍の間隔を空けて、前記画像領域の長さの半分以上の長さに亘って配置された画像フィルム用第3マーカを有するものであり、前記画像フィルムと前記偏光フィルムとを重ねて位置合せする際に、前記画像フィルムの前記第1マーカの前記1つの線画像と前記偏光フィルムの前記1つの偏光グリッドとを位置合せすると共に、更に、重ねて合された前記画像フィルムの前記第3マーカと前記偏光フィルムとの重なり部分の光量を検出し、検出された光量に応じて、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせすることが好ましい。
前記画像フィルムの前記画像領域は、矩形状であり、前記第1マーカは、前記画像フィルムの前記画像領域を挟む両側の前記非画像領域にそれぞれ少なくとも1つ設けられ、前記第3マーカは、前記画像フィルムの前記画像領域を挟む他方の両側の前記非画像領域の少なくとも1つ設けられることが好ましい。
前記画像フィルムの前記第3マーカと前記偏光フィルムとの重なり部分の光量は、前記重なり部分において複数点をサンプリングして、サンプリングされた複数点の光量を検出し、検出された複数点の光量の差が所定閾値以下となるように位置合わせすることが好ましい。
前記画像フィルムの前記第3マーカは矩形状であり、前記第3マーカの長さ方向と直交する方向の前記第3マーカの高さは、前記画像フィルムの前記第3マーカと前記偏光フィルムとの重なり部分の光量を検出する検出器のアパーチャーサイズより大きいことが好ましい。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明の第3の態様の位置合せマーカは、上記第1又は第2の態様の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる位置合せマーカであって、前記位置合せマーカは、前記画像フィルムに形成される前記第1のマーカを含むことを特徴とする。
ここで、前記位置合せマーカは、さらに、上記第1の態様の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる前記偏光フィルムに形成される前記第2のマーカを含むことが好ましい。
また、前記位置合せマーカは、さらに、上記第1又は第2の態様の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる前記画像フィルムに形成される前記第3のマーカを含むことが好ましい。
また、上記第3の目的を達成するために、本発明の第4の態様の立体画像プリントの製造方法は、上記第1又は第2の態様の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる前記画像フィルムを作製すると共に、前記偏光フィルムを用意し、前記画像フィルムと前記偏光フィルムとを上記第1又は第2の態様の立体画像プリントの位置合せ方法によって位置合せし、位置合せされた前記画像フィルムと前記偏光フィルムとを接着剤で貼り合わせることを特徴とする。
本発明の第1及び第2の態様によれば、少なくとも、画像フィルム用第1マーカを用いて、偏光方式の立体画像プリントを製造する際に、右目及び左目用画像要素が交互に形成された画像フィルムと、右目及び左目用偏光グリッドが交互に形成された偏光フィルムとを重ねて、簡便かつ正確に、短時間で効率良く位置合せをすることができる。
また、画像フィルム用第3マーカを用いるものでは、少なくとも画像フィルム用第1マーカを用いて、画像フィルムの右目用、左目用画像要素と偏光フィルムの右目用、左目用グリッドとを微視的に精度良く合わせても、それだけでは検出できない巨視的に起こるグリッド周期の位置ずれを検出することができ、簡単に精度良く正確な位置合わせをすることができる。
また、本発明の第3の態様によれば、偏光方式の立体画像プリントの製造において、上記画像フィルムと上記偏光フィルムとを重ねて、簡便、かつ正確に、短時間で効率良く位置合せをする際に好適に用いることができる。
さらに、本発明の第4の態様によれば、簡便かつ正確に、短時間で効率良く立体画像プリントを製造することができる。
本発明に用いられる立体画像プリントの一実施形態の断面構造およびその立体視の方法を示す断面模式図である。 (A)及び(B)は、それぞれ本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる画像プリント原紙及び偏光フィルム原紙の一実施形態の正面図である。 (A)及び(B)は、それぞれ図2(A)及び(B)に示される画像プリント及び偏光フィルムの位置合せマーカの一例を示す正面図である。 図3(A)及び(B)に示される2つの位置合せマーカを重ね合わせた時に発生するモアレのパターンの一例を示す説明図である。 本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる画像プリントの位置合せマーカの他の一例を示す正面図である。 図5に示される位置合せマーカを本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる偏光フィルムに重ね合わせた時に発生するモアレのパターンの他の一例を示す説明図である。 (A)及び(B)は、それぞれ本発明の立体画像プリントの位置合せ方法において最適化前及び後の位置合せマーカを重ね合わせた時に発生するモアレのパターンの一例を示す説明図である。 図7(A)及び(B)に示すモアレのパターンの空間周波数特性を示すグラフである。 人間の視覚関数(Dooley−Shaw関数(VTF))を示すグラフである。 大サイズの画面の画像プリントと偏光フィルムとが周期ずれを起こして局所的に位置合せされた状態の一例を示す説明図である。 大サイズの画面の画像プリントと偏光フィルムとが周期ずれを起こして局所的に位置合せされた状態の他の一例を示す説明図である。 (A)及び(B)は、それぞれ本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる大サイズの画面の画像プリント原紙及び偏光フィルム原紙の他の実施形態の正面図である。 図12(A)及び(B)に示される大サイズの画面の画像プリント原紙及び偏光フィルム原紙の位置合せ状態を示す説明図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明に係る立体画像プリントの位置合せ方法、これに用いる位置合せマーカ及び立体画像プリントの製造方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる立体画像プリントの一実施形態の断面構造およびその立体視の方法を示す断面模式図である。図2(A)及び(B)は、それぞれ本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる画像プリント及び偏光フィルムの一実施形態の正面図である。
図1に示す立体画像プリント10は、偏光眼鏡12の右目(R)用偏光フィルタ12R及び左目(L)用偏光フィルタ12Lを通して、人間の目14(右目14R及び左目14L)で立体視するための3D静止画プリントであって、右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lが所定の間隔で交互に配置された画像層16が形成された画像フィルム20と、画像フィルム20の画像層16上に位置合わせして貼り付けられ、右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lに対応して所定の間隔で右目用偏光グリッド22R及び左目用偏光グリッド22Lが配置されるように形成された透明な偏光フィルム22と、を有する。
偏光眼鏡12の右目用偏光フィルタ12Rは、偏光フィルム22の右目用偏光グリッド22Rを透過した画像フィルム20の右目用画像要素16Rの画像を坦持する画像光を透過させ、人間の右目14Rに入射させるが、偏光フィルム22の左目用偏光グリッド22Lを透過した画像フィルム20の左目用画像要素16Lの画像を坦持する画像光をカット(遮断)し、人間の右目14Rには入射させない。
一方、偏光眼鏡12の左目用偏光フィルタ12Lは、偏光フィルム22の左目用偏光グリッド22Lを透過した画像フィルム20の左目用画像要素16Lの画像を坦持する画像光を透過させ、人間の左目14Lに入射させるが、偏光フィルム22の右目用偏光グリッド22Rを透過した画像フィルム20の右目用画像要素16Rの画像を坦持する画像光をカット(遮断)し、人間の左目14Lには入射させない。
こうして、人間の右目14Rは全ての右目用画像要素16Rのみが合成された右目用全画像(画像フィルム20全体の右目用画像)を見ることができ、人間の左目14Lは全ての左目用画像要素16Lのみが合成された左目用全画像(画像フィルム20全体の左目用画像)を見ることができ、その結果、人間の目14は、立体画像プリント10の立体画像を立体視することができる。
本発明においては、画像フィルム20は、画像層16と、画像層16を支持するフィルムベース18と、を有し、フィルムベース18上に画像層16として右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lが所定の間隔で交互に配置されるように形成されたものである。
本発明においては、画像フィルム20の画像層16の交互に配置される右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lの配置方向の幅及び配置間隔は、例えば、200μmとすることができる。なお、この画像要素16R、16Lの幅及び配置間隔は、立体視が可能な間隔であれば特制限的ではなく、例えば、50〜1000μmとすることができ、50〜200μmとすることが好ましい。ここで、画像要素16R、16Lの配置間隔とは、隣接する2つの画像要素16R間の距離、すなわち、図示例では、その間に挟まれる画像要素16Lの幅を指し、もしくは、隣接する2つの画像要素16L間の距離、すなわち、図示例では、その間に挟まれる画像要素16Rの幅を指す。なお、画像要素16R、16Lの幅と配置間隔とは、画像要素16R、16Lの幅は立体視の点からは広い方が好ましいので、本実施形態のように、両者は同じであるのが好ましいが、本発明はこれに限定されず、異なっていても良く、幅の方が配置間隔より狭くても良い。
ここで、画像フィルム20の画像層16の右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lは、線状画像要素として交互に配置されるものであっても良いし、矩形画像要素として市松模様に配置されるものであっても良いし、線状画像要素や矩形画像要素の配置方向は、図1に示すように、図中左右方向であっても良いし、図中上下方向であっても良い。
また、フィルムベース18上に画像層16を形成する画像形成は特に限定されず、銀塩写真方式、インクジェット記録方式、電子写真方式、昇華方式の画像形成方法等の公知の画像形成方法のいずれによって形成されたものであっても良い。また、フィルムベース18も画像層16を支持することができれば、特に制限的ではなく、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、ポリイミド、塩化ビニル等の公知のフィルム材料製のフィルムであっても良い。
また、画像フィルム20、画像層16及びフィルムベース18の厚みも、立体視が可能であれば、特に制限的ではない。
偏光フィルム22は、画像フィルム20の画像層16の右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lに、それぞれ対応して、右目用線状偏光グリッド22R及び左目用線状偏光グリッド22Lを、同じ配置間隔で交互に配置されるように形成したものである。なお、偏光フィルム22は、透明であり、裸眼では、交互に形成されている右目用偏光グリッド22R及び左目用偏光グリッド22Lを視認することはできない。
しかしながら、例えば、偏光フィルム22の裏側に白紙などを置いて、偏光眼鏡12をかけ、偏光フィルタ12R、12Lを通して見ると、上述しように、右目用偏光フィルタ12Rでは、右目用偏光グリッド22Rからの光は透過し、左目用偏光グリッド22Lからの光はカットされるため、偏光フィルタ12Rを通して見ると、右目用偏光グリッド22Rの領域(部分)は白く見え、左目用偏光グリッド22Lの領域(部分)は黒く見え、白黒線が所定間隔で交互に並んで見える。一方、左目用偏光フィルタ12Lでは、左目用偏光グリッド22Lからの光は透過し、右目用偏光グリッド22Rからの光はカットされるため、偏光フィルタ12Lを通して見ると、左目用偏光グリッド22Lの領域(部分)は白く見え、右目用偏光グリッド22Rの領域(部分)は黒く見え、白黒線が所定間隔で交互に並んで見えることになる。
本発明では、偏光グリッド22R、22Lの幅及び配置間隔も、画像要素16R、16Lの幅及び配置間隔と全く同様に、例えば、200μmとすることができ、立体視が可能な間隔であれば特制限的ではなく、例えば、50〜1000μmとすることができ、50〜200μmとすることが好ましい。ここで、偏光グリッド22R、22Lの配置間隔とは、画像要素16R、16Lの配置間隔と全く同様に、隣接する2つの偏光グリッド22R間の距離、すなわち図示例では、その間に挟まれる偏光グリッド22Lの幅を指し、もしくは、隣接する2つの偏光グリッド22L間の距離、すなわち図示例では、その間に挟まれる偏光グリッド22Rの幅を指す。また、偏光グリッド22R、22Lの幅と配置間隔とは、画像要素16R、16Lの幅と配置間隔との関係と同様に、両者は同じであるのが好ましいが、本発明はこれに限定されず、異なっていても良く、幅の方が配置間隔より狭くても良い。
ここで、偏光フィルム22の右目用グリッド22R及び左目用グリッド22Lは、画像フィルム20の画像要素16R及び16Lと対応していれば、全く同様に、線状画像要素として交互に配置されるものであっても良いし、矩形画像要素として市松模様に配置されるものであっても良いし、また、線状画像要素や矩形画像要素の配置方向は、図1に示すように、図中左右方向であっても良いし、図中上下方向であっても良い。
なお、偏光フィルム22は、特に制限的ではなく、PVA(ポリビニルアルコール)にヨウ素化合物を吸着配向させた偏光層を、補強のためにTAC(トリアセチルセルロース)の層で保護したものや、TACの代わりに、もしくはTACの層に加えて、PETの層で保護したものなどの従来公知の偏光フィルムを用いることができる。なお、偏光フィルム22は、偏光層に加え、位相差層等の光学補償層を有していても良いし、TACやPET等の保護層は、1層であっても、複数層であっても良い。
また、偏光フィルム22の厚みも、立体視が可能であれば、特に制限的ではない。
このような立体画像プリント10を製造する際には、図2(A)に示すように、画像フィルム20に含まれる右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lが交互に多数形成された画像層16(図1参照)が存在する矩形状の画像領域24a及びこれらの画像要素16R、16Lが形成されていない、従って、画像層16が存在しない、すなわち画像領域24aの4辺の外側を囲む非画像領域24bと、を有する矩形状の画像フィルム原紙24を準備する。
ここで、図2(A)に示すように、画像フィルム原紙24の非画像領域24bの4隅には、4つの画像フィルム用位置合せマーカ26がそれぞれ形成されている。
図示例においては、非画像領域24bの4隅に、4つの位置合せマーカ26をそれぞれ形成しているが、本発明はこれに限定されず、非画像領域24bのどこかに少なくとも1つのマーカ26を形成しておけば良く、マーカ26を設ける位置も非画像領域24bであればどこでも良く、また、マーカ26の数も幾つであっても良い。
なお、図示例では、画像フィルム20、画像領域24a、画像フィルム原紙24及びマーカ26の形状は、矩形状であるが、これに限定されず、いかなる形状であっても良い。
一方、これと共に、図2(B)に示すように、画像フィルム20の右目用及び左目用画像要素16R、16Lに対応して同じ間隔で、偏光フィルム22に含まれる右目用偏光グリッド22R及び左目用偏光グリッド22Lが交互に多数形成され(図1参照)、画像フィルム20の画像領域24aに対応する矩形状のグリッド領域28aと、偏光グリッド22R、22Lが形成されていない、すなわち、グリッド領域28aの4辺の外側を囲む非グリッド領域28bと、を有する透明な矩形状の偏光フィルム原紙28を準備する。
偏光フィルム原紙28のグリッド領域28aのサイズは、画像フィルム20の画像領域24aと同じ又は略同一であるのが好ましく、両者は異なっていても良いが、両者のサイズが異なる場合には、グリッド領域28aのサイズが、画像領域24aのサイズより大きい方が良い。また、偏光フィルム原紙28のサイズは、画像フィルム原紙24のサイズと同じ又は略同一であるのが好ましいが、異なっていても良い。両者のサイズが異なる場合には、偏光フィルム原紙28のサイズが、画像フィルム原紙24のサイズより大きい方が良い。
ここで、図2(B)に示すように、偏光フィルム原紙28の非グリッド領域28bの4隅には、図2(B)に示す画像フィルム原紙24の画像フィルム用位置合せマーカ26に対応して同じ位置に同じサイズの4つの偏光フィルム用位置合せマーカ30がそれぞれ形成されている。
図示例においては、非グリッド領域28bの4隅に、4つの位置合せマーカ30をそれぞれ形成しているが、本発明はこれに限定されず、画像フィルム原紙24の画像フィルム用位置合せマーカ26に正確に対応する位置であれば、非グリッド領域28bのどこかに少なくとも1つのマーカ30を形成しておけば良く、マーカ30を設ける位置も非グリッド領域28bであればどこでも良く、また、マーカ26に正確に対応していればマーカ30の数も幾つであっても良い。
なお、図示例では、偏光フィルム22、グリッド領域28a、偏光フィルム原紙28及びマーカ30の形状は、矩形状であるが、本発明ではこれに限定されず、いかなる形状であっても良いが、画像フィルム20、画像領域24a、画像フィルム原紙24及びマーカ26の形状に対応しているのが好ましい。
次に、本発明の第1実施形態の位置合せ方法及びこれに用いられる画像フィルム用位置合せマーカ及び偏光フィルム用位置合せマーカについて説明する。
本発明の第1実施形態の位置合せ方法は、画像フィルム用位置合せマーカ及び偏光フィルム用位置合せマーカの2つを用いて位置合わせを行うものである。
図3(A)及び(B)に、本発明の第1実施形態の画像フィルム用位置合せマーカ及び偏光フィルム用位置合せマーカの一実施例を示す。
まず、本発明の第1実施形態の特徴とする画像フィルム用位置合せマーカの一実施例について説明する。
本発明の位置合せマーカ26は、図3(A)に示すように、同図中、左下に配置される目盛部32と、中央に配置される目盛部34と、右下に配置される目盛部36と、目盛部32、34及び36の上側に配置される目盛部38とを有する。また、目盛部32の図中左右両側には、目盛40a及び40bが配置され、目盛部36の図中左右両側には、目盛40c及び40dが配置され、目盛部38の図中上側には、目盛40eが配置され、目盛40eの上側の両側には、鉤印40f及び40gが配置される。
目盛部32及び36は、右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lのいずれか一方に対応し、その配置間隔と同じ幅を持つ所定長さの線分(線画像)41を、所定方向、図中の上下方向、例えば画像要素16R及び16Lの配列方向と同じ方向に配置間隔より広い間隔を空けて所定の長さに亘って配置したものである。すなわち、具体的には、目盛部32及び36では、右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lのいずれか一方を所定長さの黒線41とした時、この黒線41を白地上に画像要素の配置間隔より拡大された間隔(拡大間隔)を空けて多数配列したものと同じになり、黒線41と、黒線41より幅の広い白線とが交互に多数並んだものとなる。
一方、目盛部34は、画像領域24aにおける画像要素16R及び16Lの配置間隔と同じ配置間隔で、所定長さの黒線41を、目盛部32及び36と同様な所定長さに亘って配置したものであり、黒線41と、黒線41と同じ幅の白線とが交互に多数並んだものとなる。
また、目盛部38は、黒線41の配列方向を目盛部32及び36のものと直交する方向に配置したものであり、黒線41が白地上に上述した拡大間隔を空けて図中左右方向に多数配列されたものとなり、黒線41と、黒線41より幅の広い白線とが交互に図中左右方向に多数並んだものとなる。
ここで、本発明の画像フィルム用位置合せマーカ26としては、目盛部32、36及び38の1つを含んでいれば良く、好ましくは、目盛部32及び36の内の1つ並びに目盛部38の2つを含んでいるのが良く、より好ましくは、目盛部32及び36の1つと、目盛部34と、目盛部38とを含んでいるのが良く、最も好ましくは、目盛部32、34、36及び38の全てを含んでいるのが良い。
目盛40a、40b、40c及び40dは、目盛部32、34及び36における黒線41の配列方向、すなわち図中上下方向に延在する黒線41より太い目盛線を有し、この目盛線に上述した拡大間隔よりさらに大きい間隔で目盛線に直交する、黒線41より細い線を目盛部32及び36の内側に向けて付したものである。なお、目盛40a、40b、40c及び40dの各目盛線は、マーカ26の図中左右方向の位置合わせの基準線として用いることができる。
これに対し、目盛40eは、目盛部38における黒線41の配列方向、すなわち図中左右方向に延在する黒線41より太い目盛線を有し、この目盛線に上述した拡大間隔よりさらに大きい間隔で目盛線に直交する、黒線41より細い線を上側に向けて付したものである。目盛40eの太い目盛線は、マーカ26の図中上下方向の位置合わせの基準線として用いることができる。
また、鉤印40f及び40gは、目盛部38における黒線41の配列方向及びその直交方向(図中上下左右)に延びる鉤印であり、マーカ26の図中上下左右方向の位置合わせの基準として用いることができる。
なお、マーカ26は、目盛40a、40b、40c、40d及び40e並びに鉤印40f及び40gを全て含んでいるのが最も好ましく、多く含んでいる方がより好ましいが、全く含んでいなくても良い。
次に、本発明の第1実施形態の特徴とする偏光フィルム用位置合せマーカの一実施例について説明する。
本発明の位置合せマーカ30は、図3(B)に示すように、同図中、左下に配置される検査部42と、中央に配置される検査部44と、右下に配置される検査部46と、検査部42、44及び46の上側に配置される検査部48とを有する。また、検査部42の図中左右両側には、目盛50a及び50bが配置され、検査部46の図中左右両側には、目盛50c及び50dが配置され、検査部48の図中上側には、目盛50eが配置され、目盛50eの上側の両側には、鉤印50f及び50gが配置される。
検査部42、44及び46は、右目用偏光グリッド22R及び左目用偏光グリッド22Lのいずれか一方に対応し、偏光フィルタを通した時に、その配置間隔と同じ幅を持つ所定長さの黒い線分(線画像)51が、所定方向、図中の上下方向、例えば偏光グリッド22R及び22Lの配列方向と同じ方向に同じ配置間隔で所定の長さに亘って配置されたものとして視認することができるものである。すなわち、具体的には、検査部42、44及び46では、偏光フィルタを通した時に、右目用偏光グリッド22R及び左目用偏光グリッド22Lのいずれか一方からの光がカットされて所定長さの黒線41と見え、他方からの光が透過して白線と見える時、この黒線51と白線とが交互に偏光グリッドの配置間隔で多数配列されたものとなる。
また、検査部48は、同じ偏光フィルタを通した時に見える黒線51の配列方向を検査部42、44及び46のものと直交する方向に配置したものであり、検査部42、44及び46と同様に、偏光フィルタを通した時に、黒線51と白線とが交互に偏光グリッドの配置間隔で、但し図中左右方向に、多数配列されたものとなる。
ここで、偏光フィルム用位置合わせマーカ30の検査部42、44、46及び48は、偏光フィルタを通した時に見えるものであるが、検査部42、46及び48における黒線51の配置間隔を除けば、画像フィルム用位置合わせマーカ26の目盛部32、34、36及び38と、全く同じ位置に全く全体形状で同じに配置される。
ここで、本発明の偏光フィルム用位置合せマーカ30としては、画像フィルム用位置合せマーカ26と正確に対応している必要があるので、同様に、検査部42、46及び48の1つを含んでいれば良く、好ましくは、検査部42及び46の内の1つ並びに検査部48の2つを含んでいるのが良く、より好ましくは、検査部42及び46の1つと、検査部44と48との3つを含んでいるのが良く、最も好ましくは、検査部42、44、46及び48の全てを含んでいるのが良い。
また、目盛50a、50b、50c、50d及び50e、並びに鉤印50f及び50gは、偏光フィルタを通した時に黒線51が見える点を除けば、それぞれ、画像フィルム用位置合わせマーカ26の目盛40a、40b、40c,40d及び40e,並びに鉤印40f及び40gと全く同じ構成であり、同様に、目盛50a、50b、50c及び50dの各太い目盛線は、マーカ30の図中左右方向の位置合わせの基準線として用いることができるし、目盛50eの太い目盛線は、マーカ30の図中上下方向の位置合わせの基準線として用いることができるし、また、鉤印50f及び50gは、マーカ30の図中上下左右方向の位置合わせの基準として用いることができる。
なお、マーカ30は、目盛50a、50b、50c、50d及び50e並びに鉤印50f及び50gを全て含んでいるのが最も好ましく、多く含んでいる方がより好ましいが、全く含んでいなくても良い。
本発明の第1実施形態の位置合せ方法では、以上のように構成される画像フィルム用位置合わせマーカ26と偏光フィルム用位置合わせマーカ30とが、偏光フィルタを通して見た時に正確に重なるように、画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28とを重ねて位置合わせすることができる。
画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28との位置合わせに際しては、偏光フィルタを通して、マーカ26の目盛40a、40b、40c及び40dの各太い目盛線、並びに鉤印40f及び40gと、マーカ30の目盛50a、50b、50c及び50dの各太い目盛線、並びに鉤印50f及び50gとをそれぞれ位置合わせ基準として重ね図中左右方向の概略の位置合わせを行うと共に、マーカ26の目盛40eの太い目盛線、並びに鉤印40f及び40gと、マーカ30の目盛50eの太い目盛線、並びに鉤印50f及び50gとをそれぞれ位置合わせ基準として重ね図中上下方向の概略の位置合わせを行う。
次に、マーカ26の目盛部32、34、36及び38と、マーカ30の検査部42、44、46及び48とを用いてそれぞれ重ね合わせ、重ね合わされた各部分に発生したモアレのパターンを用いて正確な位置合わせを行う。
図4に、画像フィルム用位置合わせマーカ26と偏光フィルム用位置合わせマーカ30とが、偏光フィルタを通した時に、正確に重なって位置合わせされた時に発生するモアレのパターンの一例を示す。なお、以下の説明では、偏光フィルタを通した状態であり、視認できるものとして説明する。
まず、マーカ26の目盛部32とマーカ30の検査部42とが重なった部分52、及び同目盛部36と同検査部46とが重なった部分56では、目盛部32及び36の1本の黒線41と検査部42及び46の1本の黒線51とが重なった時に、例えば、図4の重なり部分52の一部分52aに示すように、1周期のモアレパターンが発生し、このモアレパターンが同様に繰り返されることにより、図示のような所定の周期を持つモアレパターンが発生する。このようなモアレパターンの発生によって、重なり部分52では目盛部32と検査部42とが、重なり部分56では目盛部36と検査部46とが正確に位置合せされており、画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28との、従って、画像フィルム20と偏光フィルム22との、図中上下方向の位置合わせが正確であることを確認することができる。
一方、マーカ26の目盛部38とマーカ30の検査部48とが重なった部分58では、目盛部38の1本の黒線41と検査部48の1本の黒線51とが重なった時に、図示のような所定の周期を持つモアレパターンが発生する。このモアレパターンは発生する方向が異なるが、上述した重なり部分52及び56と全く同じモアレパターンである。このようなモアレパターンの発生によって、重なり部分58では目盛部38と検査部48とが正確に位置合せされており、画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28との、従って、画像フィルム20と偏光フィルム22との、図中左右方向の位置合わせが正確であることを確認することができる。
なお、マーカ26の目盛部34とマーカ30の目盛部44との重なり部分54では、目盛部34の全ての黒線41が目盛部44の全ての黒線51と正確に位置合せされて過不足なく重なっており、白黒のパターンのみが視認され、モアレは発生していない。このように、重なり部分54にモアレの発生がないことによっても、正確な位置合わせを確認できる。
以上のように、本発明の第1実施形態においては、基本的には、マーカ26の目盛部32とマーカ30の検査部42との重なり部分52、同目盛部36と同検査部46との重なり部分56及び同目盛部38と同検査部48との重なり部分58の少なくとも1つの重ね合わせの微調整を行い、重なり部分52、56及び58の少なくとも一つに発生するモアレパターンを調整して、所定のモアレパターンを発生させることにより、画像フィルム原紙24(画像フィルム20)と偏光フィルム原紙28(偏光フィルム22)との位置合わせを、簡便に、かつ正確に、短時間で効率良く行うことができる。もちろん、重なり部分52、56及び58の2つ以上を微調整し、これらに所定のモアレパターンを発生させることにより、より正確な位置合わせをより効率良く行うことができる。また、これと同時に、同目盛部34と同検査部44との重なり部分54へのモアレの発生がないように微調整することによっても、より正確な位置合わせをより効率良く行うことができる。
すなわち、本発明の第1の実施形態の位置合せ方法は、最初から、重なり部分54のように、画像フィルム20の画像要素の微細な白黒パターンと偏光フィルム22の偏光グリッドの微細な白黒パターンとを直接重ねて、重なり部分が白黒パターンのみとなり、モアレの発生がないように調整するのに比較して、重なり部分52、56及び58の拡大されたモアレパターンによって調整できるので、極めて簡単に、かつ正確に、効率良く位置合わせができる。
また、本発明の第1実施形態の位置合せ方法では、このようにして、重なり部分52、56及び58の拡大されたモアレパターンによって調整した後、重なり部分54が白黒パターンのみとなり、モアレの発生がないように微調整することにより、予め拡大されたモアレパターンによって画像フィルム20の画像要素の微細な白黒パターンと偏光フィルム22の偏光グリッドの微細な白黒パターンとが正確に調整されている状態で、モアレの発生のない白黒パターンのみになるように僅かに微調整すればよいので、位置合わせを極めて正確に、かつ簡単に、効率良く行うことができる。
本発明の第1実施形態の位置合せ方法及びこれに用いられる画像フィルム用位置合せマーカ及び偏光フィルム用位置合せマーカは、基本的に以上のように構成される。
次に、本発明の第2実施形態の位置合せ方法に用いられる画像フィルム用位置合せマーカ及び偏光フィルム用位置合せマーカについて説明する。
本発明の第2実施形態の位置合せ方法は、画像フィルム用位置合せマーカのみを用い、これを偏光フィルム(偏光フィルム原紙)と重ね合わせて位置合わせを行うものである。
図5に、本発明の第2実施形態の画像フィルム用位置合せマーカの一実施例を示す。
同図に示す位置合せマーカ60は、本発明の第2実施形態の特徴とする画像フィルム用位置合せマーカであって、本発明の第2実施形態の位置合せマーカ26の代わりに用いられるものであって、同図中、中央に配置される目盛部62と、右に配置される目盛部64と、左に配置される目盛部66とを有する。
また、目盛部62の図中左右両側には、目盛68a及び68bが配置され、目盛部64の図中左右両側には、目盛68c及び68dが配置される。
目盛部62及び64は、それぞれ、右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lのいずれか一方に対応し、その配置間隔と同じ幅を持つ所定長さの黒線69を、所定方向、図中の上下方向、例えば画像要素16R及び16Lの配列方向と同じ方向に配置間隔より広い間隔を空けて所定の長さに亘って配置した第1領域62a及び64aと、配置間隔と同じ幅を持つ黒線69aを、第1領域62a及び64aの黒線69に対して所定角度(例えば、微小角θだけ)傾斜させて配列した第2領域62b及び64bとを有する。
ここで、具体的には、第1領域62a及び64aでは、マーカ26の目盛部32及び36と同様に、右目用画像要素16R及び左目用画像要素16Lのいずれか一方を所定長さの黒線69とした時、この黒線69を白地上に画像要素の配置間隔より拡大された間隔(拡大間隔)を空けて多数配列したものと同じになり、黒線69と、黒線69より幅の広い白線とが交互に多数並んだものとなる。
これに対し、第2領域62b及び64bは、第1領域62a及び64aの黒線69に対して所定角度(例えば、微小角θだけ)傾斜させた黒線69aと、傾斜黒線69aより幅の広い傾斜白線とが平行に交互に多数並んだものとなる。これらの第2領域62b及び64bを設け、平行な黒線69に対して微小角θだけ傾けた傾斜黒線69aを配列することにより、位置ずれを拡大して検知することができ、必要に応じて、位置ずれ量を検出することも可能である。
ここで、傾斜角度θは、1〜15°であるのが好ましい。その理由は、傾斜角度θがこの範囲であれば、位置ずれを拡大して検知することが確実にできるからである。
一方、目盛部66は、画像領域24aにおける画像要素16R及び16Lの配置間隔と同じ配置間隔で、所定長さの黒線69を、目盛部62及び64と同様な所定長さに亘って配置したものであり、黒線69と、黒線69と同じ幅の白線とが交互に多数並んだものとなる。
ここで、本発明の画像フィルム用位置合せマーカ60としては、目盛部62及び64の第1領域62a及び64aの1つを含んでいれば良く、好ましくは、第1領域62a及び64aの少なくとも1つ並びに目盛部62及び64の第2領域62b及び64bの少なくとも1つの2つを含んでいるのが良く、より好ましくは、これらに、さらに、目盛部66含んでいるのが良く、最も好ましくは、第1領域62a及び64a、第2領域62b及び64b、並びに目盛部66の全てを含んでいるのが良い。
目盛68a、68b、68c及び68dは、目盛部62及び64における黒線69の配列方向、すなわち図中上下方向に延在する黒線69より太い目盛線を有し、この目盛線に上述した拡大間隔よりさらに大きい間隔で目盛線に直交する、黒線69より太い横線を目盛部62及び64の内側に向けて付したものである。なお、目盛68a、68b、68c及び68dの各目盛線は、マーカ60の図中左右方向の位置合わせの基準線として用いることができ、目盛68a、68b、68c及び68dの各目盛線に付された太い横線は、マーカ60の図中上下方向の位置合わせの基準線として用いることができる。ここで、目盛68b及び68cは、共通の目盛線を有する。
なお、目盛部64の左右両側に配置される目盛68c及び68dは、目盛68a及び68bと異なる位置に太い横線が付され、両上端は、鉤印となり、目盛部64における黒線69の配列方向及びその直交方向(図中上下左右)に延びる鉤印であり、マーカ60の図中上下左右方向の位置合わせの基準として用いることができる。
なお、マーカ60は、目盛68a、68b、68c及び68dを全て含んでいるのが最も好ましく、多く含んでいる方がより好ましいが、全く含んでいなくても良い。
本発明の第2実施形態の位置合せ方法では、以上のように構成される画像フィルム用位置合わせマーカ60が、偏光フィルム原紙28と、偏光フィルタを通して見た時に正確に重なるように、画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28とを重ねて位置合わせすることができる。
画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28との位置合わせに際しては、偏光フィルタを通して、マーカ60の目盛68a、68b、68c及び68dの各太い目盛線に付された各太い横線をそれぞれ位置合わせ基準として重ね図中上下方向の概略の位置合わせを行う。
次に、偏光フィルム原紙28と重ねられたマーカ60の目盛部62及び64の各領域部分に発生したモアレのパターンを用いて正確な位置合わせを行う。
図6に、画像フィルム用位置合わせマーカ60と偏光フィルム原紙28とが、偏光フィルタを通した時に、正確に重なって位置合わせされた時に目盛部62及び64に発生するモアレのパターンの一例を示す。なお、以下の説明では、偏光フィルタを通した状態であり、視認できるものとして説明する。
まず、マーカ60の目盛部62が偏光フィルム原紙28と重なった部分70、及び同目盛部64が偏光フィルム原紙28と重なった部分72では、目盛部62及び64の第1領域62a及び64aの1本の黒線69と偏光フィルム原紙28の1本の黒線とが重なった時に、例えば、図6の重なり部分70の第1領域70aに示すように、1周期のモアレパターンが発生し、このモアレパターンが同様に繰り返されることにより、図示のような所定の周期を持つモアレパターンが発生する。このようなモアレパターンの発生によって、重なり部分70の第1領域70aでは目盛部62の第1領域62aと偏光フィルム原紙28とが、重なり部分70の第1領域72aでは目盛部64の第1領域64aと偏光フィルム原紙28とが正確に位置合せされており、画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28との、従って、画像フィルム20と偏光フィルム22との、図中上下方向の位置合わせが正確であることを確認することができる。
一方、マーカ60の目盛部62及び64の第2領域62b及び64bと偏光フィルム原紙28とが重なった部分70及び72の第2領域70b及び72bでは、第2領域62b又は64bの1本の傾斜黒線69aと偏光フィルム原紙28の1本の黒線とが重なった時に、図示のように、傾斜黒線69aの傾斜方向とは逆方向に傾斜する、所定の周期を持つモアレパターンが発生する。このようなモアレパターンの発生によって、重なり部分70及び72の第2領域70b及び72bでは、目盛部62及び64の第2領域62b及び64bと偏光フィルム原紙28とが正確に位置合せされており、画像フィルム原紙24と偏光フィルム原紙28との、従って、画像フィルム20と偏光フィルム22との、図中左右方向の位置合わせが正確であることを確認することができる。
また、重なり部分70及び72の第2領域70b及び72bによる位置合わせでは、第1領域70a及び72aによる位置合わせに比べて、位置ずれを拡大して検知することができるので、より正確な位置合わせをすることができる。また、傾斜角度θによっては、図中上下方向、又は、上下左右方向の位置合わせも可能である。
なお、図示していないが、マーカ60の目盛部66と偏光フィルム原紙28との重なり部分では、目盛部66の全ての黒線69が偏光フィルム原紙28の全ての黒線と正確に位置合せされて過不足なく重なっており、白黒のパターンのみが視認され、モアレは発生していない。このような重なり部分にモアレの発生がないことによっても、正確な位置合わせを確認できる。
以上のように、本発明の第2の実施形態においては、基本的には、マーカ60の目盛部62の第1領域62aと偏光フィルム原紙28との重なり部分70の第1領域70a、及び同目盛部64の第1領域64aと偏光フィルム原紙28との重なり部分72の第1領域72aの少なくとも1つの重ね合わせの微調整を行い、第1領域70a及び72aの少なくとも一方に発生するモアレパターンを調整して、所定のモアレパターンを発生させることにより、画像フィルム原紙24(画像フィルム20)と偏光フィルム原紙28(偏光フィルム22)との位置合わせを、簡便に、かつ正確に、短時間で効率良く行うことができる。もちろん、これに加え、さらに、重なり部分70の第2領域70b及び重なり部分72の第2領域72bの少なくとも一方を微調整し、これに所定のモアレパターンを発生させることにより、より正確な位置合わせをより効率良く行うことができる。また、これと同時に、同目盛部66と偏光フィルム原紙28の重なり部分へのモアレの発生がないように微調整することによっても、より正確な位置合わせをより効率良く行うことができる。
すなわち、本発明の第2の実施形態の位置合せ方法は、最初から、同目盛部66と偏光フィルム原紙28との重なり部分のように画像フィルム20の画像要素の微細な白黒パターンと偏光フィルム22の偏光グリッドの微細な白黒パターンとを直接重ねて、重なり部分が白黒パターンのみとなり、モアレの発生がないように調整するのに比較して、重なり部分70及び72の拡大されたモアレパターンによって調整できるので、極めて簡単に、かつ正確に、効率良く位置合わせができる。
また、本発明の第2実施形態の位置合せ方法では、このようにして、重なり部分70及び72の拡大されたモアレパターンによって調整した後、位置合せマーカ60の目盛部66と偏光フィルム原紙28との重なり部分が白黒パターンのみとなり、モアレの発生がないように微調整することにより、予め拡大されたモアレパターンによって画像フィルム20の画像要素の微細な白黒パターンと偏光フィルム22の偏光グリッドの微細な白黒パターンとが正確に調整されている状態で、モアレの発生のない白黒パターンのみになるように僅かに微調整すればよいので、位置合わせを極めて正確に、かつ簡単に、効率良く行うことができる。
また、本発明の第2の実施形態の位置合せ方法は、偏光フィルム22側に、すなわち、偏光フィルム原紙28に位置合せマーカ等を形成しておく必要がないので、立体画像プリントの製造工程を簡素化でき、立体画像プリントのコストダウンを図ることができる。
なお、上述した例では、本第2の実施形態において、図5に示す画像フィルム20の位置合せマーカ60を用いているが、本発明はこれに限定されず、第1の実施形態において用いられる画像フィルム用位置合せマーカ、例えば、図3(A)に示す位置合せマーカ26を用いても良い。
本発明の第2実施形態の位置合せ方法及びこれに用いられる画像フィルム用位置合せマーカは、基本的に以上のように構成される。
次に、本発明の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる位置合せマーカ(26と30)同志、又は位置合せマーカ(60)と偏光フィルム22(原紙28)との重なり部分に発生するモアレの視認を、偏光眼鏡をかけて人間の目によって偏光フィルタを通して行う場合には、すなわち本発明の位置合せを目合わせによって行う場合には、人間の目に視認しやすいモアレであるのが好ましい。
このため、本発明においては、発生するモアレパターンの空間周波数特性を制御することにより、マーカの画像解像度やサイズを制御して、人間の目に視認しやすいモアレを発生させることができる。
このモアレパターンの空間周波数特性の制御方法について説明する。
ここで、現在の位置合せマーカによって発生しているモアレパターンが、図7(A)に示すモアレパターン74であるとする。
まず、図7(A)に示すモアレパターン74をフーリエ変換して、第1スペクトルを生成する。得られた第1スペクトルを図8に実線で示す。
次に、図8に実線で示される第1スペクトルで示される空間周波数特性に、図9の実線で示す人間の視覚関数(観察距離30cm)を乗算して第2スペクトルを生成する。得られた第2スペクトルを図8に点線で示す。
次に、図8に点線で示される第2スペクトルを全空間周波数帯域で積分して得られた積分値が、人間の視覚応答特性に略一致するため、位置合せマーカの画像解像度やサイズなどの制限で、最大値を取るようなモアレパターンを生成する。こうして得られたモアレパターン76を図7(B)に示す。
こうして、図7(B)に示すような、目合わせによる位置合わせを考慮した見易いモアレパターンを生成することができる。
ここでは、人間の目による目合わせによる位置合わせの例を説明したが、本発明は、これに限定されず、カメラのレンズに偏光フィルタを取り付けて、発生したモアレパターンを検知することにより、正確な位置合わせを行うことができる。なお、モアレパターンの検知は、予め取得された正確な位置合わせで発生するモアレパターンと、位置合わせで発生したモアレパターンとをパターンマッチング等で検出し、一致度を求めることなどにより、位置合せの自動化を図ることができる。
もちろん、位置合せのための画像フィルム(原紙)と偏光フィルム(原紙)との相対移動や、微調整なども自動的に行うことができる。
上述した第1及び第2の実施形態では、画像フィルム20(原紙24)の画像要素の微細白黒パターンと偏光フィルタを通した時に見える偏光フィルム22(原紙28)の偏光グリッドの微細白黒パターンとの正確な位置合わせを、位置合せマーカ26及び30、又は60を用いて、これらの微細白黒パターンより拡大されたモアレパターンによって簡単に精度良く行うことができる。
しかしながら、画像フィルムの画面のサイズが大きい場合や広幅の場合、偏光フィルムを、画像フィルムの大サイズの画面や、広幅の画面に位置合わせする時、画像フィルムの左目用画像要素、右目用画像要素と偏光(位相差)フィルムの左目用偏光グリッド、右目用偏光グリッドとを、第1の実施形態のように、画像フィルム用第1マーカ及び偏光フィルム用第2マーカ、又は、第2の実施形態のように、画像フィルム用第1マーカのみを用いて、それぞれ互いに微視的に精度良く合わせても、それだけでは、巨視的に起こるグリッド周期の位置ずれが検出できず、結果的に正確な位置合わせができない場合がある。特に、画像フィルム用第1マーカのみを用いて微視的な位置合わせを行う場合には、巨視的に起こるグリッド周期の位置ずれが検出できず、結果的に正確な位置合わせができないことがある。
例えば、図10に示す重なり部分80のように、画像フィルムの画像要素の白黒パターンの周期が偏光フィルムの偏光グリッドの白黒パターンの周期と同一である場合に、本発明の第2の実施形態のように、画像フィルムの第1マーカ82のみを用いて、大サイズ画面の画像フィルムと偏光フィルムとを位置合わせして重ね合わせた時、重なり部分80の両端で微妙な角度ずれ、例えば、1周期の角度ずれを生じた状態で位置合せされている場合、2つのマーカ82が間隔を空けて存在する重なり部分80の両側の第1の領域84a及び84eでは、微視的に正確に置合わせされていても、マーカ80が存在していない重なり部分80の中央の第2の領域84cでは、半周期の位置ずれを起こしてしまう。
このため、微視的に正確に置合わせされている重なり部分80の第1の領域84a及び84eでは、画像フィルムの画像要素と偏光フィルムの偏光グリッドとの微細白黒パターンは一致しているので、同じ周期の白黒パターンを確認することができる。
一方、半周期の位置ずれを起こしている第2の領域84cでは、画像フィルムの画像要素の白黒パターンが偏光フィルムの偏光グリッドの黒白パターンにぴったり重なるので、全面黒ベタとなり、白黒パターンを全く確認することができず、その反射濃度も透過濃度も、第1の領域84a及び84eに比べて高濃度となり、その反射光量又は透過光量、従って、検出光量は、第1の領域84a及び84eに比べて低くなる。
また、重なり部分80の両側の第1の領域84a及び84eと、中央の第2の領域84cとの間に挟まれた第3の領域84b及び84dでは、画像フィルムの画像要素の白黒パターンが偏光フィルムの偏光グリッドの黒白パターンに部分的に重ねるために、白黒パターンを確認することはできるが、重なり部分80の白パターンの幅が狭くなり、黒パターンの幅が広くなるので、その反射濃度も透過濃度も、その反射光量、透過光量、検出光量も、第1の領域84a及び84eと、第2の領域84cとの中間となる。
なお、図10に示す例では、理解を容易にするために、画像フィルムの画像要素を白黒グリッドパターンとして表わし、偏光フィルタを通して見た時の偏光フィルムの偏光グリッドの透過及び遮断(不透過)をも白黒パターンで表わしている。
また、図10に示す例では、第1の領域84aと第3の領域84bとの間、第3の領域84bと第2の領域84cとの間、第2の領域84cと第3の領域84dとの間、及び第3の領域84dと第1の領域84eとの間には、理解を容易にするために、明確な境界線が描かれているが、図10に示す例では、位置ずれは、重なり部分80両端からの第2の領域84c中心に向かって徐々に大きくなるので、実際には、明確な境界線は存在しないことは言うまでもない。
本明細書では、以下でも、同様である。
また、画像フィルムの画面サイズが大きくなればなるほど、微妙な角度ずれが、画像フィルムと偏光フィルムの重なり部分の両端で周期ずれを起こし易くなり、例えば、図11に示す重なり部分86のように、複数周期のずれ、図示例では4周期のずれを起こしてしまうことになる。これから、小さいマーカ82で検出できない微妙な角度ずれが周期ずれを起こしていることが分かる。
このため、周期ずれを検出し、防止するためには、小さいマーカ82で検出できる角度ずれよりも小さな角度ずれを検出する必要がある。
ところで、複数周期のずれを起こすと、重なり部分86の両端では、画像フィルムと偏光フィルムの両白黒パターンは位置ずれなく一致しているものの、途中では位置ずれのある部分が必ず存在するため、重なり部分86には、重なりの繰り返しパターン88が複数回(図示例では4回)繰り返されることになる。そして、重なりの繰り返しパターン88は、図10に示すような両側の第1の領域84a及び84eと、中央の第2の領域84cと、その間の第3の領域84b及び84dからなる。
即ち、本発明者らは、図10及び図11から明らかなように、周期ずれを起こした画像フィルムと偏光フィルムとの重なり部分80及び86には、白黒パターンの長手方向に濃度ムラ、従って、反射光量又は透過光量のムラが存在することを知見し、その結果、画像プリント原紙の非画像領域に、偏光フィルムの白黒パターンとほぼ同じ又は整数倍の間隔を持ち、画像要素の白黒パターンの長手方向に延在する複数の線画像からなる周期ずれ防止マーカを設けておき、偏光フィルムを重ねて、周期ずれ防止マーカの部分の光量を検出することにより、周期ずれを検出できることを知見し、本発明の第3の実施形態の位置合せ方法に至ったものである。
本発明の第3の実施形態の位置合せ方法は、微視的な位置合せをするために、上記第1又は第2の実施形態の位置合せ方法、特に第2の実施形態の位置合せ方法を実施した後、画像フィルムに予め形成された周期ずれ防止マーカを用いて周期ずれの検出を行い、周期ずれを防止する、又は無くすように位置合わせを行いことにより、画像フィルムと偏光フィルムとの周期ずれも微視的なずれもない位置合わせを行うものである。
以下に、本発明の第3の実施形態の位置合せ方法に用いられる画像フィルム用位置合せマーカ及び周期ずれ防止マーカ、並びに、画像フィルム原紙及び偏光フィルム原紙について説明する。
以下では、本発明の第3の実施形態の位置合せ方法において、画像フィルムと偏光フィルムとの微視的な位置合せをするために、本発明の第2の実施形態の位置合せ方法を実施する場合を代表例として説明するが、本発明はこれに限定されないのは言うまでもない。
図12(A)に、本発明の微視的な位置合せをするための位置合せマーカ及び周期ずれの検出及び防止を行うための周期ずれ防止マーカを備える画像フィルム原紙の一実施例を示し、図12(B)に、図12(A)に示す画像フィルム原紙に位置合わせして貼り合される偏光フィルム原紙の一実施例を示す。
図12(A)に示す画像フィルム原紙90は、画像フィルム20を構成する矩形状の画像領域92aと、その4辺の外側を囲む非画像領域92bと、を有し、非画像領域92bには、画像領域92aの長手方向に対向する2辺、図中左辺及び右辺の外側のそれぞれに所定の間隔を空けて配置される2つ、合計4つの位置合せマーカ82と、画像領域92aの他方の2辺、図中上辺及び下辺の外側に、この上辺及び下辺に沿って配置される2つの周期ずれ防止マーカ94とを有する。なお、画像フィルム原紙90は、周期ずれ防止マーカ94を有している点を除けば、図2(A)に示す画像フィルム原紙24と同じである。
図12(B)に示す偏光フィルム原紙96は、全面に、偏光フィルム22に含まれる右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドが画像フィルム20の右目用及び左目用画像要素に対応して同じグリッド間隔で交互に多数形成されているものである。なお、偏光フィルム原紙96は、図2(B)に示す偏光フィルム原紙28と、非グリッド領域28bが存在していない点で異なるが、偏光フィルム原紙28におけるグリッド領域28aが原紙全面に拡がったものということができる。
ここで、図12(A)に示す画像フィルム原紙90の位置合せマーカ82は、本発明の第2の実施形態の位置合せ方法を実施するための位置合せマーカであって、上述の第2の実施形態の位置合せ方法に用いられるマーカであればどのようなものでも良く、例えば、図5に示すマーカ60はもちろん、図3(A)に示すマーカ26なども用いることができる。
周期ずれ防止マーカ94は、位置合せマーカ82では検出できない小さな角度ずれを検出するためのものである。このマーカ94は、図12(A)に示すように、画像領域92aの、図中上辺及び下辺の外側の非画像領域92bに、この上辺及び下辺に沿って配置されるもので、図12(B)に示す偏光フィルム原紙96の偏光フィルム22のグリッド配置パターン、即ち画像フィルム20の線状画像要素に対応する線状偏光グリッドによって見ることができる微細白黒パターンと同じパターンで、黒パターンとなる、偏光グリッドの間隔と同じ幅を持つ黒線95がその幅と同じ間隔を空けて白パターンとなるように複数配置されたものである。
ここで、マーカ94の黒線95の配置パターン、即ち白黒パターンとしては、偏光フィルム22のグリッド配置パターン即ち、白黒パターンと同じ、即ち、同じ幅及び間隔であるのが好ましいが、これに限定されず、例えば、マーカ94の白黒パターンは、偏光フィルム22の白黒パターンと間隔と同じでなくても良く、ほぼ同じであればよい。即ち、黒パターンとなる黒線95の幅と白パターンとなる隣接する黒線95の間隔とは同じでなくても良い。また、マーカ94の白黒パターンは、偏光フィルム22の白黒パターンに対応するパターンであればよく、例えば、グリッドの間隔と同じ幅を持つ黒線がグリッドの間隔の整数倍の間隔を空けて配置されたものであっても良い。
また、マーカ94の白黒パターンの形状は、図示例のように、偏光フィルム22の白黒パターンの形状に合わせる必要があるが、形状自体はどのような形状であっても良い。例えば、図示例のように、縞状(ストライプ)であっても良いし、市松模様(チェッカーボード)であっても良いのは、もちろんである。
また、マーカ94の白黒パターンは、画像フィルム原紙90の画像フィルム20と偏光フィルム原紙96の偏光フィルム22とを重ね合わせ、人が偏光眼鏡をかけて観察した時、あるいは、偏光フィルタを通して測定した時に、偏光フィルム原紙96の右目用又は左目用偏光グリッドを介して検出されるマーカ94の各測定点の光量が最も小さくなる位置にマーカ94の白黒パターンを構成する黒線95を配置するのが良い。
また、図示例では、マーカ94は、図中画像領域92aの上辺及び下辺の両方の非画像領域92bに配置されているが、本発明はこれに限定されず、いずれか一方に配置されるものであっても良い。また、マーカ94は、画像領域92aの右目用又は左目用画像要素の配置パターンが縞状である場合には、画像要素の延在方向に平行に配置される必要があるので、画像要素の延在方向が図中左右方向である図示例の場合には、上辺及び下辺の少なくとも一方に配置されるが、画像要素の延在方向が図中上下方向である場合には、左辺及び右辺の少なくとも一方に配置される。しかし、画像領域92aの画像要素の配置パターンが市松模様である場合には、どちらに配置しても良いが、長手方向に平行に配置するのが良い。
また、マーカ94の配置長さ(画像要素の配置方向の幅)は、図示例では、画像領域92a(画像フィルム22)の長手方向、図中左右方向の長さ(画像要素の配置長さ)に等しいが、本発明は特に制限的ではなく、少なくとも画像領域92aの長さの半分以上あれば良く、また、画像フィルム原紙90の図中左右方向の端部間の全長であっても良い。
また、マーカ94の配置高さ(画像要素の配置方向と直交する方向の長さ)は、画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96とを重ねて位置合せした時のマーカ94の光量を検出する光量検出器のアパーチャーサイズ以上とするのが好ましい。なお、マーカ94の配置高さは、目視でも光量のムラが分かるように15mm以上とするのがより好ましい。
また、マーカ94の光量を検出する光量検出器としては、画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96とを重ねて位置合せした時のマーカ94の領域の複数点をサンプリングした時に、サンプリングされた複数点の光量を検出できればどのようなものでも良く、CCDやCMOS撮像素子、これらを用いたカメラ、光検出器、光量計、輝度計等を挙げることができるが、光量検出器の検出部には偏光フィルタが取り付けられているのが必要である。なお、検出する光量は、透過光量でも、反射光量でも良い。
本発明の第3実施形態の位置合せ方法では、以上のように構成される画像フィルム用位置合わせマーカ82及び周期ずれ防止マーカ94が、偏光フィルム原紙96と、偏光フィルタを通して見た時に周期ずれがなく正確に重なるように、画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96とを重ねて位置合わせすることができる。
画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96との位置合わせに際しては、まず、偏光フィルタを通して、4つの位置合せマーカ82を用いて、上述した第2実施形態の位置合せ方法を行い、図13に示すように、少なくとも4つの位置合せマーカ82の部分では、マーカ82の白黒パターンと偏光フィルム原紙96の白黒パターンが一致するように位置合わせされた画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96との重さね合せ98を得ることができる。
次に、こうして得られた画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96との重さね合せ98の周期ずれ防止マーカ94の重なり部分98aにおける光量を偏光フィルタを通して光量検出器(図示せず)で検出し、重なり部分98aの光量ムラの程度に応じて周期ずれの有無を検出する。
なお、光量検出器による光量の検出の代わりに、偏光眼鏡を通した目視による光量ムラの有無を検出して、光量検出に変えても良い。
もし、周期ずれが存在する場合には、図10及び図11に示すように、マーカ94の重なり部分98aの長手方向に光量ムラが発生しているので、重なり部分98aに光量ムラがなければ、周期ずれがないと判断され、画像フィルム原紙90と偏光フィルム原紙96との重さね合せ98における画像フィルム20と偏光フィルム22とは、周期ずれがなく正確に位置合せされていることが分かる。
ここで、光量検出器で重なり部分98aの光量を検出する場合には、具体的には、複数点をサンプリングしてその光量を検出し、検出された複数点の光量の差が所定に閾値以下である場合には、周期ずれなく位置合せされていると判断され、所定に閾値超である場合には、周期ずれが発生していると判断される。
所定の閾値としては、特に制限はないが、予め、目視によって光量ムラがないと判断される、もしくは目視では許容できる光量ムラであると判断される場合の光量差を求め、求められた光量差を閾値としても良い。また、左目用画像要素と左目用偏光グリッド、もしくは、右目用画像要素と右目用偏光グリッドを正確に位置合わせしたときの光量と、左目用画像要素と右目用偏光グリッド、もしくは、右目用画像要素と左目用偏光グリッドとを正確に位置合わせしたときの光量との差に対する割合と光量検出器の能力を考えて閾値を決めても良い。
また、サンプリングする複数点についても、重なり部分98aを万遍なく一様にサンプリングできれば、特に制限的ではなく、画像フィルム20、即ち画像フィルム原紙90の画像領域92aの大きさに合わせて設定すれば良い。また、周期ずれを起こす場合には、左右両端にあるマーカ82間の距離の整数分の一の倍数の位置に光量上昇部が発生し、また、光量上昇部同士の中間位置に光量低下部が発生するため、発生可能性のある光量上昇部と光量低下部の位置に合わせて複数点をサンプリングすれば測定点は少なくても良い。
周期ずれが発生していると判断される場合には、マーカ94の重なり部分98aの長手方向に光量ムラが発生しているので、光量ムラを無くす方向に、重さね合せ98の画像フィルム原紙90及び偏光フィルム原紙96の一方をずらすと共に、上述した4つの位置合せマーカ82を用いて、上述した第2実施形態の位置合せ方法を行う。
その後、同様に、上述したマーカ94の重なり部分98aの光量検出を行い、周期ずれの有無を検出し、周期ずれがない場合には正確な位置合わせをすることができ、周期ずれがある場合には、周期ずれがなくなるまで、上記位置合わせを繰り返す。
こうして、本発明の第3実施形態の位置合せ方法では、少なくとも画像フィルム用位置合せマーカを用いて、画像フィルムの画像要素と偏光フィルムの偏光グリッドとを微視的に精度良く合わせてもそれだけでは検出できない巨視的に起こるグリッド周期の位置ずれを検出することができ、簡単に精度良く正確な位置合わせをすることができる。
第3実施形態の位置合わせ方法では、先に微視的に合わせた後に巨視的に起こるグリッド周期の位置ずれを検出しているが、逆に、先に巨視的に合わせた後に微視的に合わせて、再度巨視的にずれていないことを確認しても良い。
本発明の第3実施形態の位置合せ方法及びこれに用いられる周期ずれ防止マーカは、基本的に以上のように構成される。
このようにして、位置合せされた画像フィルム原紙と偏光フィルム原紙とは、透明な接着剤を用いて正確に貼り合わせることができる。
ここで貼り合わせに用いられる接着剤は、透明であれば、特制限的ではなく、従来公知の光学部品用接着剤を用いることができるが、好ましくは、光学的な異方性のない接着材が良いのは、もちろんである。
こうして、透明な接着剤を用いて正確に貼り合わせられた画像フィルム原紙と偏光フィルム原紙とは、マーカ等が形成されている非画像領域にカットされて、画像領域を含む立体画像プリントとして製造される。
こうして、本発明では、立体画像プリントを製造することができる。
本発明の立体画像プリントの位置合せ方法、これに用いる位置合せマーカ及び立体画像プリントの製造方法は、基本的に以上のように構成される。
上述した例では、画像フィルムと偏光フィルムとの位置合せについて説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の位置合せマーカを用いる位置合せ方法、特に、発生するモアレパターンの空間周波数特性を制御することにより、マーカの画像解像度やサイズを制御して、目合わせによる位置合わせを考慮した見易いモアレパターンを生成して位置合わせを行う位置合せ方法は、偏光表示方式を始めとして他の立体画像メディアにも適用可能である。例えば、本発明の位置合せ方法や本発明の位置合せマーカが適用される画像要素が形成された画像メディアは、画像フィルムに限定されず、印画紙等の反射媒体や、液晶表示媒体等の透過媒体であっても良いし、このような本発明の位置合わせを行う位置合せ方法やそのための位置合せマーカが適用される偏光グリッドが形成された偏光媒体は、偏光フィルムに限定されず、剛性の低い偏光板にも適用可能である。
以上、本発明の立体画像プリントの位置合せ方法、これに用いる位置合せマーカ、及び立体画像プリントの製造方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
10 立体画像プリント
12 偏光眼鏡
12R,12L 偏光フィルタ
16 画像層
16R,16L 画像要素
18 フィルムベース
20 画像フィルム
22 偏光フィルム
22R,22L 偏光グリッド
24,90 画像フィルム原紙
24a,92a 画像領域
24b,92b 非画像領域
26,30,60,82 位置合せマーカ
28,96 偏光フィルム原紙
28a グリッド領域
28b 非グリッド領域
94 周期ずれ防止マーカ

Claims (16)

  1. 偏光フィルタを通して立体視するための立体画像プリントであって、少なくとも一方向に右目用画像要素及び左目用画像要素が所定の第1間隔で交互に形成された画像領域及び画像が形成されていない非画像領域を有する画像フィルムと、該画像フィルムの前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素に対応して前記第1間隔で右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドが交互に形成された透明な偏光フィルムとが貼り合わされた立体画像プリントを製造するに際し、
    前記画像フィルムの非画像領域に少なくとも1つ形成され、前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素のいずれか一方に対応し、前記第1間隔と同じ幅を持つ所定長さの線画像を、所定の方向に前記第1間隔より広い第2間隔を空けて所定の長さに亘って配置された第1目盛部を少なくとも持つ画像フィルム用第1マーカと、前記偏光フィルム上の、前記画像フィルムの前記第1マーカの位置と同じ位置に形成され、前記線画像と同じ幅及び長さを持つ、前記右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドのいずれか一方の偏光グリッドを前記所定の方向に前記第1間隔で前記所定の長さに亘って配置された第1検査部を少なくとも持つ偏光フィルム用第2マーカと、を前記第1目盛部と前記第1検査部とが一致するように重ね、
    前記第1目盛部と前記第1検査部とが重ね合された部分に、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させ、発生されたモアレのパターンを用いて、前記第1目盛部の1つの前記線画像と前記第1検査部の1つの前記偏光グリッドとを位置合せし、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせすることを特徴とする立体画像プリントの位置合わせ方法。
  2. 前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記非画像領域に、さらに、前記第1目盛部に隣接し、前記線画像と同じ幅を持つ線画像が前記所定の方向に前記第1間隔で形成された第2目盛部と、前記第1目盛部及び前記第2目盛部に隣接し、前記線画像と同じ幅を持つ線画像が前記所定の方向と直交する方向に前記第2間隔を空けて形成された第3目盛部とを有し、
    前記偏光フィルムの前記第2マーカは、さらに、前記第1マーカの前記第2目盛部に対応する位置に、前記第1検査部に隣接して、前記偏光グリッドが前記所定の方向に前記第1間隔で形成された第2検査部と、前記第1マーカの前記第3目盛部に対応する位置に、前記第1検査部及び前記第2検査部に隣接して、前記偏光グリッドが前記直交する方向に前記第1間隔で形成された第3検査部とを有し、
    前記画像フィルムの前記第1マーカと前記偏光フィルムの前記第2マーカとを重ね合わせ、前記第1目盛部と前記第1検査部とが重ね合された部分に加え、前記第3目盛部と前記第3検査部とが重ね合された部分に、前記偏光フィルタを介して検知される、前記モアレと同じ周期を持つモアレを発生させることにより、前記第2目盛部と前記第2検査部とが重ね合された部分に、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させず、前記第1の間隔の白黒パターンを生じさせて、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせする請求項1に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  3. 前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記画像領域に対して、互いに離れた、前記非画像領域の2つの位置に形成され、
    前記偏光フィルムの前記第2マーカは、前記画像フィルムの前記第1マーカが形成された2つに位置に対応する2つに位置に形成される請求項1又は2に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  4. 偏光フィルタを通して立体視するための立体画像プリントであって、少なくとも一方向に右目用画像要素及び左目用画像要素が所定の第1間隔で交互に形成された画像領域及び画像が形成されていない非画像領域を有する画像フィルムと、該画像フィルムの前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素に対応して前記第1間隔で右目用偏光グリッド及び左目用偏光グリッドが交互に形成された透明な偏光フィルムとが貼り合わされた立体画像プリントを製造するに際し、
    前記画像フィルムの非画像領域に少なくとも1つ形成され、前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素のいずれか一方に対応し、前記第1間隔と同じ幅を持つ所定長さの線画像を、所定の方向に前記第1間隔より広い第2間隔を空けて、所定の長さに亘って配置された第1目盛部を少なくとも持つ画像フィルム用第1マーカと、前記偏光フィルムと、を重ね、
    前記偏光フィルムが重ね合わされた前記画像フィルムの前記第1目盛部の部分に、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させ、発生されたモアレのパターンを用いて、前記第1目盛部前記第1目盛部の1つの前記線画像と前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドの1つの偏光グリッドとを位置合せし、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせすることを特徴とする立体画像プリントの位置合わせ方法。
  5. 前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記非画像領域に、さらに、前記第1目盛部に隣接し、前記線画像と同じ幅を持ち、前記線画像に対して微小角傾斜する線画像が前記所定の方向に前記第2間隔を空けて形成された第2目盛部を有し、
    前記偏光フィルムが重ね合わされた前記画像フィルムの前記第2目盛部の部分に、前記モアレとは異なり、前記線画像の傾斜方向とは異なる方向に周期を持ち、前記偏光フィルタを介して検知されるモアレを発生させることにより、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせする請求項4に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  6. 前記画像フィルムの前記第1マーカは、前記非画像領域の隣接する2つの位置に形成される請求項4又は5に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  7. 前記画像フィルムの前記第1マーカの前記第1目盛部は、発生する前記モアレのパターンの空間周波数特性が人間の目に見易いように制御された画像解像度及びサイズを持つ請求項1〜6のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  8. 前記画像フィルムの前記第1マーカは、その前記第1目盛部に発生する前記モアレのパターンをフーリエ変換して第1スペクトルを生成し、得られた空間周波数特性に人間の視覚関数を乗算して第2スペクトルを生成し、生成された前記第2スペクトルを全空間周波数帯域で積分して得られた積分値が最大値を取るようなモアレパターンを生成するときの画像解像度及びサイズを持つ請求項1〜7のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  9. 前記画像フィルムは、その非画像領域の、前記第1マーカと異なる位置に少なくとも1つ形成され、前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素のいずれか一方に対応し、前記第1間隔と同じ幅を持つ所定長さの線画像を、所定の方向に前記第1間隔の整数倍の間隔を空けて、前記画像領域の長さの半分以上の長さに亘って配置された画像フィルム用第3マーカを有するものであり、
    前記画像フィルムと前記偏光フィルムとを重ねて位置合せする際に、
    前記画像フィルムの前記第1マーカの前記1つの線画像と前記偏光フィルムの前記1つの偏光グリッドとを位置合せすると共に、
    更に、重ねて合された前記画像フィルムの前記第3マーカと前記偏光フィルムとの重なり部分の光量を前記偏光フィルタを通して検出し、
    検出された光量に応じて、前記画像フィルムの前記画像領域の前記右目用画像要素及び前記左目用画像要素と、前記偏光フィルムの前記右目用偏光グリッド及び前記左目用偏光グリッドと、をそれぞれ位置合わせする請求項1〜8のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  10. 前記画像フィルムの前記画像領域は、矩形状であり、
    前記第1マーカは、前記画像フィルムの前記画像領域を挟む両側の前記非画像領域にそれぞれ少なくとも1つ設けられ、
    前記第3マーカは、前記画像フィルムの前記画像領域を挟む他方の両側の前記非画像領域の少なくとも1つ設けられる請求項9に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  11. 前記画像フィルムの前記第3マーカと前記偏光フィルムとの重なり部分の光量は、前記重なり部分において複数点をサンプリングして、サンプリングされた複数点の光量を検出し、検出された複数点の光量の差が所定閾値以下となるように位置合わせする請求項9又は10に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  12. 前記画像フィルムの前記第3マーカは矩形状であり、前記第3マーカの長さ方向と直交する方向の前記第3マーカの高さは、前記画像フィルムの前記第3マーカと前記偏光フィルムとの重なり部分の光量を検出する検出器のアパーチャーサイズより大きい請求項9〜11のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる位置合せマーカであって、
    前記位置合せマーカは、前記画像フィルムに形成される前記第1のマーカを含むことを特徴とする位置合せマーカ。
  14. 前記位置合せマーカは、さらに、請求項1〜3及び7〜12のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる前記偏光フィルムに形成される前記第2のマーカを含む請求項13に記載の位置合せマーカ。
  15. 前記位置合せマーカは、さらに、請求項9〜12のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる前記画像フィルムに形成される前記第3のマーカを含む請求項13又は14に記載の位置合せマーカ。
  16. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法に用いられる前記画像フィルムを作製すると共に、前記偏光フィルムを用意し、
    前記画像フィルムと前記偏光フィルムとを請求項1〜12のいずれか1項に記載の立体画像プリントの位置合せ方法によって位置合せし、
    位置合せされた前記画像フィルムと前記偏光フィルムとを接着剤で貼り合わせることを特徴とする立体画像プリントの製造方法。
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