JP2012061810A - 液体噴射装置 - Google Patents

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恵一 熊谷
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Abstract

【課題】噴射特性の低下を防ぐことができる液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】液体を噴射する複数のノズルを有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドに対向する対向領域に搬送媒体を搬送する搬送部と、前記対向領域に配置される前記搬送媒体を支持する支持部と、移動可能に設けられ、前記支持部を保護するカバーと、前記搬送媒体の移動に応じて、前記搬送媒体と前記支持部との間に前記カバーを配置させるカバー駆動部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
液体を噴射する液体噴射装置として、例えば下記特許文献1に記載の印刷装置が知られている。印刷装置は、紙などの搬送媒体を搬送しつつ当該搬送媒体にインクを噴射して文字や画像等を記録する装置である。印刷装置は、インクを噴射する複数のノズルが形成されたヘッドを有している。ヘッドに対向する位置には、搬送媒体を支持する支持部が設けられている。ヘッドからインクを噴射する際には、搬送媒体が当該支持部に支持された状態となる。
特開2001−219567号公報
しかしながら、搬送媒体を支持部に支持させる際、搬送媒体が支持部に衝突することにより、搬送媒体に付着していた埃などの異物が巻き上げられ、ノズルに付着する場合がある。ノズルに付着した異物がそのまま残留すると、ノズルが詰まってしまう場合がある。このようにノズルが詰ってしまうと、噴射特性が低下してしまうおそれがある。
以上のような事情に鑑み、本発明は、噴射特性の低下を防ぐことができる液体噴射装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液体噴射装置は、液体を噴射する複数のノズルを有する液体噴射ヘッドと、複数の前記ノズルに対向する対向領域に搬送媒体を搬送する搬送部と、前記対向領域に配置される前記搬送媒体を支持する支持部と、移動可能に設けられ、前記支持部を保護するカバーと、前記搬送媒体の移動に応じて、前記搬送媒体と前記支持部との間に前記カバーを配置させるカバー駆動部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、支持部を保護するカバーが搬送媒体の移動に応じて、搬送媒体と支持部との間に配置する構成であるため、搬送媒体が支持部に衝突するのを防ぐことができる。これにより、搬送媒体に付着した異物が巻き上げられるのを防ぐことができるので、ノズルの詰まりを抑えることができ、噴射特性の低下を防ぐことができる。
上記の液体噴射装置は、前記支持部は、前記液体噴射ヘッド側に突出して設けられる複数のリブ部を有し、前記カバー駆動部は、複数の前記リブ部を覆うように前記カバーを配置させることを特徴とする。
本発明によれば、支持部が液体噴射ヘッド側に突出して設けられる複数のリブ部を有し、カバー駆動部が複数のリブ部を覆うようにカバーを配置させることとしたので、搬送媒体とリブ部とが衝突するのを防ぐことができる。
上記の液体噴射装置は、複数の前記リブ部は、前記搬送媒体の搬送方向に沿って並んで配置されており、前記カバーは、前記支持部のうち複数の前記リブ部に沿った部分を覆う寸法に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のリブ部が搬送媒体の搬送方向に沿って並んで配置されており、カバーが支持部のうち複数のリブ部に沿った部分を覆う寸法に形成されているため、搬送媒体が搬送方向に沿って搬送される過程において、当該搬送媒体がリブ部に衝突するのを回避し続けることができる。
上記の液体噴射装置は、前記カバーは、前記搬送媒体のうち少なくとも搬送方向の先端部を支持可能に形成されていることを特徴とする。
搬送媒体の先端部は、支持部あるいはリブ部に衝突しやすい場合があるが、本発明によれば、カバーが搬送媒体のうち少なくとも搬送方向の先端部を支持可能に形成されているため、搬送媒体の先端部が支持部あるいはリブ部に衝突するのを防ぐことができる。
上記の液体噴射装置は、前記カバー駆動部は、前記先端部の移動に追従して前記カバーを移動させることを特徴とする。
本発明によれば、カバー駆動部が先端部の移動に追従してカバーを移動させることとしたので、搬送媒体が搬送方向に沿って搬送される過程において、当該搬送媒体の先端部が支持部あるいはリブ部に衝突するのを回避し続けることができる。
上記の液体噴射装置は、前記カバー駆動部は、前記搬送媒体の搬送方向の先端部が前記支持部上に搬入されるときに前記支持部のうち前記搬送方向の上流側を覆うように前記カバーを移動させることを特徴とする。
本発明によれば、搬送媒体の搬送方向の先端部が支持部上に搬入されるときに支持部のうち搬送方向の上流側を覆うようにカバーが移動するため、先端部が支持部に搬入されるときの衝突を防ぐことができる。
上記の液体噴射装置は、前記カバーの移動を案内する案内部を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、カバーの移動を案内する案内部が設けられているため、カバーをより正確な位置に移動させることができる。
上記の液体噴射装置は、前記搬送媒体の種類又は前記搬送媒体に噴射される前記液体の噴射領域の寸法に応じて、前記カバーを前記搬送媒体と前記支持部との間に配置させるか否かを制御する制御部を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送媒体の種類又は搬送媒体に噴射される液体の噴射領域の寸法に応じて、カバーが搬送媒体と支持部との間に配置されるか否かが制御されるため、例えば搬送媒体からはみ出すように液体が噴射される場合などにおいては、カバーが搬送媒体と支持部との間に配置されないようにすることができる。これにより、カバーに液体が付着するのを回避することができる。また、異物が付着しにくい種類の搬送媒体を用いる場合にも、カバーが搬送媒体と支持部との間に配置されないようにすることができる。これにより、消費電力を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係る印刷装置の構成を示す概略図。 本実施形態に係るカバー及びカバー駆動部の構成を示す図。 制御系の構成を示すブロック図。 印刷装置の動作を示す図。 印刷装置の動作を示す図。 印刷装置の動作を示す図。 本発明に係る印刷装置の他の構成を示す概略図。 本発明に係る印刷装置の他の構成を示す概略図。 本発明に係る印刷装置の他の構成を示す概略図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。以下の説明では、印刷装置として、インクを記録媒体である紙等に噴射し、文字や画像等の情報を記録する印刷装置の例を示す。
本実施形態における印刷装置PRTの構成を、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態における印刷装置(液体噴射装置)PRTの全体構成図である。
印刷装置PRTは、搬送媒体である記録紙Pにインクを噴射し、文字や画像等の情報を記録する印刷装置である。印刷装置PRTは、給紙部2と、搬送部3と、インクジェット部IJと、排紙部4と、カバーCOVと、カバー駆動部ACTと、制御部CONTとを有している。
給紙部2は、記録紙Pを保持するとともに、記録紙Pを搬送部3に向けて供給する部分である。給紙部2は、給紙トレイ11と、給紙ローラー12とを有している。給紙トレイ11は、複数枚の記録紙Pを保持可能に形成されている。記録紙Pとしては、インクによる印刷が可能なシート状の記録媒体が用いられ、普通紙、コート紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)用シート、光沢紙及び光沢フィルム等が用いられる。
給紙ローラー12は、記録紙Pを搬送部3に向けて供給するローラーであり、記録紙Pの搬送方向に回転可能に設けられている。給紙ローラー12は、給紙トレイ11の搬送部3側に配置されている。給紙ローラー12の外周面と対向する位置には不図示の分離パッドが設けられており、該分離パッドと給紙ローラー12とが協働して記録紙Pを一枚ずつ搬送部3に供給する構成となっている。
搬送部3は、給紙部2から供給された記録紙Pをインクジェット部IJ及び排紙部4に向けて搬送する部分である。搬送部3は、搬送ローラー13と、従動ローラー14と、プラテン(支持部)15と、リブ部16とを有している。
搬送ローラー13は、回転することで記録紙Pを所定の印刷位置に正確に搬送するためのローラーである。搬送ローラー13は、給紙部2の給紙方向と直行する方向且つ水平方向で延在し、円筒状に成形された軸部材である。搬送ローラー13は、搬送部3に設けられた略U字型の一対の軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。搬送ローラー13には、例えば不図示の駆動部が接続されている。搬送ローラー13は、当該駆動部の駆動により回転するようになっている。
従動ローラー14は、略円柱状の部材である。従動ローラー14は、搬送ローラー13の軸方向に平行に配置されており、搬送ローラー13と間隔をあけて配置されている。また、従動ローラー14は、従動ローラー14には不図示の付勢バネが設けられており、この付勢バネの付勢力によって、従動ローラー14は搬送ローラー13に付勢されて接触している。このため、従動ローラー14は搬送ローラー13の回転に従動して回転し、搬送ローラー13との間で記録紙Pを挟持することができる。
プラテン15は、インクジェット部IJによる記録紙Pへの印刷を行うときに、記録紙Pを下方から支持する箇所であり、水平面に略平行する上面を有している。リブ部16は、プラテン15の上面から上方に向けて突出する突部であり、搬送ローラー13の軸方向に沿って間隔を空けて複数配置されている。また、リブ部16の頂面は、水平面と略平行に形成されており、この頂面によって印刷時の記録紙Pが下方から支持される。
インクジェット部IJは、搬送部3に載置されている記録紙Pの記録面Paに対してインクを噴射する部分である。インクジェット部IJは、噴射ヘッド(液体噴射ヘッド)Hと、キャリッジCAとを有している。噴射ヘッドHは、制御部CONTの制御によってインクが噴射される複数のノズルNZを有している。複数のノズルNZは、上記のプラテン15に対向して設けられている。換言すると、プラテン15は、複数のノズルNZに対向する対向領域に設けられていることになる。
キャリッジCAは、噴射ヘッドHを保持して移動可能に設けられている。キャリッジCAは、搬送ローラー13の軸方向に往復移動自在に設けられている。また、キャリッジCAには、制御部CONTの制御によりキャリッジCAを往復移動させる不図示の駆動部が連結されている。
排紙部4は、搬送部3から印刷後の記録紙Pを排出するものであって、排紙ローラー17と、排紙ギザローラー18と、排紙トレイ21とを有している。排紙ローラー17と排紙ギザローラー18とは、互いに相反する方向で回転でき、この回転によって記録紙Pを引き出して排紙トレイ21へ排出する構成となっている。
カバーCOVは、例えばゴムやプラスチックなど、樹脂材料によって形成されている。カバーCOVは、無端シート状に形成されており、プラテン15を囲うように設けられている。カバーCOVは、プラテン15のリブ部16と記録紙Pとの間に配置されている。プラテン15及びリブ部16は、カバーCOVによって覆われた状態になっている。
図2は、プラテン15(リブ部16)、カバーCOV及びカバー駆動部ACTの構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、カバー駆動部ACTは、4つのローラーRを有している。カバーCOVは、カバー駆動部ACTを構成する4つのローラーRに掛けられた状態で設けられている。
カバーCOVは、例えば記録紙Pの搬送方向に直交する方向の寸法が、当該記録紙Pの同方向の寸法よりも大きくなっている。したがって、記録紙Pは、プラテン15上においては、カバーCOV上に完全に載置されることになる。このように、カバーCOVは、記録紙Pの少なくとも先端部Phを十分に支持可能に形成されている。また、図2に示すように、プラテン15の表面15aにはリブ部16が図中上下方向に2列設けられている。カバーCOVは当該2列のリブ部16の全部を覆うことが可能な寸法に形成されている。
カバー駆動部ACTを構成する4つのローラーRは、それぞれ周方向に回転可能に設けられている。4つのローラーRが回転することにより、無端シート状に形成されたカバーCOVが4つのローラーRに沿って回転するようになっている。これにより、プラテン15及びリブ部16を覆った状態で、プラテン15の周囲を回転するように形成されており、搬送部3によって搬送される記録紙Pの移動に追従して回転することができるようになっている。
4つのローラーRは、例えば図1に示す方向(図2の下側から上側へ向かう方向)に移動可能に設けられている。このため、カバーCOVは、プラテン15を囲う位置から、当該プラテン15の側方へ退避可能な構成となっている。カバーCOVが退避することにより、プラテン15及びリブ部16が記録紙Pの搬送経路上に露出されるようになっている。このように、カバー駆動部ACTは、カバーCOVがプラテン15及びリブ部16を覆った状態と覆わない状態とを切り替えることができるようになっている。
図3は印刷装置PRTの電気的な構成を示すブロック図である。
制御部CONTには、印刷装置PRTの動作に関する各種情報を入力する入力装置IP、印刷装置PRTの動作に関する各種情報を記憶した記憶装置MR、噴射ヘッドH(キャリッジCA)を移動させるヘッド移動機構AC、噴射ヘッドHのメンテナンス動作を行わせるメンテナンス機構MN等が接続されている。
加えて、上述した搬送部3や、カバー駆動部ACTなどが接続されている。制御部CONTの制御により、例えばカバー駆動部ACTの4つのローラーRの回転速度は、例えば制御部CONTによって制御可能になっている。このため、記録紙Pの搬送速度などに応じてカバーCOVが高い自由度で当該記録紙Pの移動に追従できるようにできるようになっている。また、制御部CONTの制御により、カバーCOVの退避移動の速度や退避移動のタイミングが調整されるようになっている。
印刷装置PRTは、それぞれの圧電振動子38に入力する駆動信号を発生する駆動信号発生器62を備えている。この駆動信号発生器62は、制御部CONTに接続されている。駆動信号発生器62には、噴射ヘッドHの圧電振動子38に入力する吐出パルスの電圧値の変化量を示すデータ、及び吐出パルスの電圧を変化させるタイミングを規定するタイミング信号が入力される。駆動信号発生器62は、各圧電振動子38に対して、個別に駆動信号を供給可能に設けられている。
次に、上記のように構成された印刷装置PRTの動作を説明する。
まず、給紙部2の給紙トレイ11上に記録紙Pを配置させた状態で待機する。この状態から、外部から画像データ及び印刷開始信号が入力された場合、制御部CONTは、図4に示すように、給紙ローラー12を回転させ、記録紙Pを搬送部3側へと搬送させる。記録紙Pの先端が搬送ローラー13及び従動ローラー14に到達したら、制御部CONTは搬送ローラー13を回転させる。この動作により、搬送ローラー13及び従動ローラー14は、記録紙Pを挟みつつ当該記録紙Pをプラテン15側へ搬送する。
記録紙Pがプラテン15側へ搬送されると、制御部CONTは、カバー駆動部ACTの4つのローラーRを回転させる。この動作により、カバーCOVが図中反時計回りに回転する。この場合、カバーCOVは、噴射ヘッドHに対向する部分が記録紙Pの搬送方向と同一の方向に移動するように回転する。制御部CONTは、4つのローラーRの回転速度を調整することにより、当該カバーCOVの回転速度を記録紙Pの搬送速度に一致させるようにする。
この状態で、図5に示すように、記録紙Pの先端部Phがプラテン15の上流側に差し掛かった場合、記録紙Pの先端部PhがカバーCOV上に載置されることになる。プラテン15及びリブ部16がカバーCOVで覆われており、記録紙Pの先端部PhがカバーCOVに載置されることになるため、記録紙Pがプラテン15やリブ部16に衝突するのが回避され、記録紙Pに付着している異物等が巻き上げられずに済むことになる。
図5に示す状態から記録紙Pを搬送する場合、記録紙Pの搬送速度とカバーCOVの移動速度とが一致しているため、カバーCOVは記録紙Pに追従するように回転することになる。このため、カバーCOVと記録紙Pとの間の摩擦が抑制される。このため、搬送精度が低下すること無く記録紙Pの搬送が行われる。
記録紙Pが所定の印刷位置に到達した場合、制御部CONTは、噴射ヘッドHを移動させつつ、印刷する画像の画像データに基づいてノズルNZに係る駆動信号発生器62から圧電振動子38に駆動信号を入力する。圧電振動子38に駆動信号が入力されると、圧電振動子38が伸縮する。
圧電振動子38の伸縮により、圧力室46の容積が変化し、インクを収容した圧力室46の圧力が変動する。この圧力の変動によって、ノズルNZからインクが噴射される。ノズルNZから噴射されたインクによって、図6に示すように、記録紙Pの記録面Paに所望の画像Qが形成される。
上記の印刷動作において、記録紙Pをプラテン15に支持させる際、記録紙Pがプラテン15やリブ部16に衝突すると、記録紙Pに付着していた埃などの異物が巻き上げられ、噴射ヘッドHのノズルNZに付着する場合がある。ノズルNZに付着した異物がそのまま残留すると、ノズルNZが詰まってしまう場合がある。このようにノズルNZが詰ってしまうと、噴射特性が低下してしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態によれば、プラテン15及びリブ部16を保護するカバーCOVが記録紙Pの移動に応じて、記録紙Pとプラテン15及びリブ部16との間に配置する構成であるため、記録紙Pがプラテン15及びリブ部16に衝突するのを防ぐことができる。これにより、記録紙Pに付着した異物が巻き上げられるのを防ぐことができるので、ノズルNZの詰まりを抑えることができ、噴射特性の低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、カバー駆動部ACTを構成する4つのローラーRがプラテン15から外れた位置に退避することができる構成となっている。したがって、例えば記録紙Pの先端部Phがプラテン15に差し掛かったときに4つのローラーRがプラテン15を囲うように移動する構成としても構わない。
また、例えば記録紙Pの種類や印刷の態様などに応じて、制御部CONTが4つのローラーRをプラテン15の周囲から退避させるようにしても構わない。つまり、記録紙Pの種類や印刷の態様などに応じて、プラテン15及びリブ部16がカバーCOVで覆われない構成としても構わない。
具体的には、記録紙Pが写真用紙である場合や、印刷の態様として縁無し印刷(記録紙Pの全面に印刷を行う態様)である場合など、印刷時に記録紙Pからはみ出す領域にインクを噴射する可能性のある場合には、カバーCOVにインクが付着するのを回避するため、プラテン15及びリブ部16からカバーCOVを退避させた状態で印刷を行うようにする。これにより、カバーCOVがインクで汚染されるのを防ぐことができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
上記実施形態では、カバーCOVが無端シート状に形成された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば図7及び図8に示すように、カバーCOVが帯状に形成された構成としても構わない。
図7及び図8に示すように、カバーCOVは、記録紙Pの搬送方向に直交する方向に長手方向を有している。カバーCOVは、例えば可撓性を有している構成としても構わないし、剛性の高い板状部材であっても構わない。カバーCOVは、例えば印刷動作を行っていない場合には、記録紙Pの搬送経路(図中破線で示す)に対してプラテン15側(図中下側)の第一位置C1で待機するように配置されている。
カバー駆動部ACTは、カバーCOVの長手方向の両端部を保持して移動可能に設けられている。カバー駆動部ACTは、カバーCOVを第一位置C1からプラテン15上の第二位置C2へと移動させる。第一位置C1と第二位置C2との間には、例えば案内部Gが設けられている。
案内部Gは、プラテン15に対して記録紙Pの搬送方向に直交する方向の両側に配置されている。カバー駆動部ACTが案内部Gに沿って移動することにより、カバーCOVの移動が案内されるようになっている。なお、カバーCOVは、第二位置C2に配置された場合において、記録紙Pの搬送方向の最も上流側のリブ部16を覆うように配置されることになる。
なお、カバー駆動部ACTは、当該第二位置C2から記録紙Pの搬送方向の下流側にカバーCOVを移動可能な構成であっても構わない。また、カバー駆動部ACTがカバーCOVを第一位置C1と第二位置C2との間で往復させるように移動させる構成であっても構わない。また、カバー駆動部ACTは、それぞれ平面視で(図7参照)プラテン15からはみ出した位置を移動するように配置されている。これにより、カバーCOVの移動の際、カバー駆動部ACTとプラテン15との衝突が回避されるようになっている。
このような構成において、記録紙Pの先端部Phがプラテン15の上流側に差し掛かった場合、図9に示すように、制御部CONTは、記録紙Pの先端部Phの移動に追従して、カバーCOVをプラテン15上に移動させる。具体的には、記録紙Pの先端部Phが第二位置C2に移動してくるのに合わせて、カバーCOVを第二位置C2に移動させる。
この動作により、プラテン15及びリブ部16がカバーCOVで覆われることになり、記録紙Pの先端部PhがカバーCOVに載置されることになるため、記録紙Pがプラテン15やリブ部16に衝突するのが回避され、記録紙Pに付着している異物等が巻き上げられずに済むことになる。
なお、この後、制御部CONTは、記録紙Pの先端部Phの移動に合わせてカバーCOVを搬送方向に追従させるように移動させても構わないし、当該第二位置C2で待機させておくようにしても構わない。また、制御部CONTは、記録紙Pの先端部PhがカバーCOVを通り過ぎた後、一旦第一位置C1に退避させるようにしても構わない。
このように、カバーCOVが帯状に形成されている場合においても、カバーCOVを記録紙Pの移動に応じて、記録紙Pとプラテン15及びリブ部16との間に配置させることにより、記録紙Pがプラテン15及びリブ部16に衝突するのを防ぐことができる。これにより、上記実施形態と同様に、記録紙Pに付着した異物が巻き上げられるのを防ぐことができるので、ノズルNZの詰まりを抑えることができ、噴射特性の低下を防ぐことができる。
また、カバーCOVの形状については、プラテン15の一部及びリブ部16の一部を覆うことができる構成であれば、上記の構成に限られることは無い。例えば、記録紙Pの搬送方向に沿って2列設けられたリブ部16のうち1列ずつを覆うように、当該搬送方向に長手に形成された2本のカバーCOVが設けられた構成であっても構わない。
また、上記実施形態では、インクジェット式のプリンタと、インクカートリッジが採用されているが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置と、その液体を収容した液体容器を採用しても良い。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。
また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれ良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および液体容器に本発明を適用することができる。
PRT…印刷装置(液体噴射装置) P…記録紙(搬送媒体) Pa…記録面 Ph…先端部 COV…カバー ACT…カバー駆動部 CONT…制御部 H…噴射ヘッド(液体噴射ヘッド) NZ…ノズル R…ローラー C1…第一位置 C2…第二位置 G…案内部

Claims (8)

  1. 液体を噴射する複数のノズルを有する液体噴射ヘッドと、
    複数の前記ノズルに対向する対向領域に搬送媒体を搬送する搬送部と、
    前記対向領域に配置される前記搬送媒体を支持する支持部と、
    移動可能に設けられ、前記支持部を保護するカバーと、
    前記搬送媒体の移動に応じて、前記搬送媒体と前記支持部との間に前記カバーを配置させるカバー駆動部と
    を備える液体噴射装置。
  2. 前記支持部は、前記液体噴射ヘッド側に突出して設けられる複数のリブ部を有し、
    前記カバー駆動部は、複数の前記リブ部を覆うように前記カバーを配置させる
    請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 複数の前記リブ部は、前記搬送媒体の搬送方向に沿って並んで配置されており、
    前記カバーは、前記支持部のうち複数の前記リブ部に沿った部分を覆う寸法に形成されている
    請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記カバーは、前記搬送媒体のうち少なくとも搬送方向の先端部を支持可能に形成されている
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記カバー駆動部は、前記先端部の移動に追従して前記カバーを移動させる
    請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記カバー駆動部は、前記搬送媒体の搬送方向の先端部が前記支持部上に搬入されるときに前記支持部のうち前記搬送方向の上流側を覆うように前記カバーを移動させる
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記カバーの移動を案内する案内部を更に備える
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記搬送媒体の種類又は前記搬送媒体に噴射される前記液体の噴射領域の寸法に応じて、前記カバーを前記搬送媒体と前記支持部との間に配置させるか否かを制御する制御部を更に備える
    請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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