JP2012061220A - 口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】操作ボックスに複数のマイクロモータハンドピースが接続されており、そのうちの任意の1本のハンドピースを術者が取り上げたときに、該取り上げたハンドピースが自動的に作動可能となる。
【解決手段】複数本のマイクロモータハンドピース1(11,12)と、該複数本のハンドピースが装着される操作ボックス10とから成り、術者によって任意所望の1本のハンドピースが選択され、該選択されたハンドピースを用いて口腔外科治療を行う。術者が携帯するICチップ20と、各ハンドピース11,12に内蔵され、ICチップ20が近接した時に該ICチップを検出するセンサ5(51,52)とを有し、術者がICチップ20を携帯してハンドピース1を手に取ったときに、センサ5が該ICチップ20を検知し、該ハンドピースが作動可能状態になるよう、操作ボックス10内の切り替えスイッチ111,112を自動的に切り替える。
【選択図】図1
【解決手段】複数本のマイクロモータハンドピース1(11,12)と、該複数本のハンドピースが装着される操作ボックス10とから成り、術者によって任意所望の1本のハンドピースが選択され、該選択されたハンドピースを用いて口腔外科治療を行う。術者が携帯するICチップ20と、各ハンドピース11,12に内蔵され、ICチップ20が近接した時に該ICチップを検出するセンサ5(51,52)とを有し、術者がICチップ20を携帯してハンドピース1を手に取ったときに、センサ5が該ICチップ20を検知し、該ハンドピースが作動可能状態になるよう、操作ボックス10内の切り替えスイッチ111,112を自動的に切り替える。
【選択図】図1
Description
本発明は、口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット、より詳細には、複数本のマイクロモータハンドピースと、該複数本のマイクロモータハンドピースが装着される操作ボックスとを有し、口腔外科治療において、術者がそのうちの1本のハンドピースを選択して治療を行うに際し、当該ハンドピースを手に取った時に、該ハンドピースに装着されたセンサが、術者が携帯するICチップを検知し、該ICチップを検出したハンドピースが自動的に作動可能状態になるようにした口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットに関する。
図2は、本発明が適用される従来の口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットの一例を説明するための要部概略構成図で、図中、1(11,12)は口腔外科用マイクロモータハンドピース、10はこれら複数(図には、2本のみ示してある)のハンドピースが装着される操作ボックスで、口腔治療に当り、術者は、複数あるハンドピースの中から所望のハンドピースを選択して取り上げ、該取り上げたハンドピースの先端に口腔内治療に必要な治療具2(例えば、切削バー)を装着し、該取り上げたハンドピース内のモータが駆動されるよう切り替えスイッチ11(111,112)を切り替える(選択する)よう操作している。
上記従来の口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットにおいては、術者は、使用するハンドピースを取り上げるごとに、操作ボックス10に設けられている切り替えスイッチ(選択スイッチ)11を操作し、該切り替えスイッチ11にて当該取り上げられたハンドピース1を選択し(例えば、ハンドピース11を取り上げた時は、切り替えスイッチ111を押し、ハンドピース12を取り上げた時は、切り替えスイッチ112を押して、該取り上げたハンドピースが使用(作動)可能状態となるようにしている。
上述のごとき、複数のマイクロモータハンドピースを有し、そのうちの1本を選択して治療を行う場合、操作ボックスに設けられている切り替えスイッチを操作して、選択したハンドピースが作動されるようにしなければならず、その作業が煩わしい等の問題があった。
特に、複数のハンドピース1(11,12)のホース3(31,32)が複雑に交錯しているような場合に、使用しようとして取り上げたハンドピースに対して、どちらの切り替えスイッチが対応しているのか分からず、当該取り上げたハンドピースを特定するためには、交錯しているインスツルメントホースを整列し直し、例えば、取り上げたハンドピース11が操作ボックス10の(11)に接続されていることを確認した後に切り替えスイッチ111を押さなければならず、その作業が煩わしく、面倒であった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、複数本のマイクロモータハンドピースと、該複数本のマイクロモータハンドピースが装着される操作ボックスとから成る口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットにおいて、前記各マイクロモータハンドピースにセンサを有するとともに、術者が携帯するICチップとを有し、術者が使用しようとするハンドピースに近付いたときに、該ICチップを該ハンドピースに設けられたセンサによって検知し、検知された当該ハンドピースを自動的に作動可能とし、もって、術者に、使用しようとするハンドピースを特定する作業(交錯したハンドピースホースの整列、切り替えスイッチの操作等)の煩わしさを解消し、術者の作業負担を軽減するようにしたものである。
本発明は、上記手段を解決するために、請求項1の発明は、複数本のマイクロモータハンドピースと、該複数本のマイクロモータハンドピースが装着される操作ボックスとから成り、装着された複数本のマイクロモータハンドピースのうちの任意所望の1本が選択され、該選択されたマイクロモータハンドピースを用いて口腔外科治療を行うようにした口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットにおいて、術者が携帯するICチップと、前記各ハンドピースに装着され、前記ICチップが近接した時に該ICチップを検出するセンサとを有し、術者が前記ICチップを携帯して前記ハンドピースを手に取ったときに、該ハンドピースのセンサが該ICチップを検知し、該検知したハンドピースを自動的に作動可能状態にすることを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ICチップは、術者の指或いは腕に装着するリングに装着されていることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記操作ボックスは、前記ICチップを収納する収納部を有することを特徴としたものである。
本発明による、術者が使用しようとするハンドピースを手に持つと、当該ハンドピースが作動するように自動的になるので、術者は、当該ハンドピースが作動するよう操作する煩わしさがなく、治療作業に専心することができる。
図1は、本発明による口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットの一実施例を説明するための要部全体構成図で、図1(A)において、図2に示した従来技術と同様の作用をする部分には、図2の場合と同一の参照番号が付してある。而して、本発明においては、マイクロモータハンドピース1(11,12)内には、それぞれセンサ5(51,52)が内蔵されており、該センサ5によって術者が携帯するICチップを検知するようになっている。
図1(B)において、20はICチップで、該ICチップ20は、術者が携帯可能であり、例えば、(b1)に示すように、術者の首にかけるもの201につけたり、(b2)に示すように、術者の指にはめるもの202につけたり、(b3)に示すように、術者の腕にはめるもの203につけたりできるようになっており、該ICチップ20がハンドピース1に近付いた時に、該ハンドピースに内蔵されたセンサ5が該ICチップ20を検知し、操作ボックス10の切り替えスイッチを当該ハンドピースに合せて自動的に切り替える。従って、術者は、口腔外科治療に際し、ICチップ20を携帯し、任意所望のハンドピース1(11或いは12)を取り上げると、該取り上げられたハンドピースに設けられたセンサ5(51或いは52)が該ICチップ20を検出し、該検出されたハンドピース1(11又は12)が駆動されるよう操作ボックス10の切り替えスイッチ11を自動的に切り替える。
前記ICチップ20は、術者が施術する時に身に付ける使用するものであり、単体で構成されているため、紛失してしまう可能性があるため、操作ボックス10にICチップ20を収納する収納部12を設けておき、普段(非使用時)は、該収納部12内に収納しておくとよい。
なお、図1(B)の(b1)に示したように、ICチップ20を首かけ態様にすると、該ICチップ20が取り上げたハンドピースから離れている場合には、該ハンドピースが作動するよう切り替えスイッチが切り替えられない場合があり、その場合には、術者は、該ICチップを取り上げたハンドピースに近づけるか、ハンドピースをICチップに近づけるように作動をしなければならず、作業が煩わしい場合があるので、好ましくは、図1(B)の(b2),(b3)に示すように、術者の指や腕にはめるようにリング態様にすると、ごく自然かつ確実に、取り上げた(手に持った)ハンドピースが選択され、該ハンドピースが駆動可能状態になるので、前述のような煩わしさはなくなる。
1(11,12)…マイクロモータハンドピース、2(21,22)…治療具、3(31,32)…ハンドピースのホース、5(51,52)…センサ、10…操作ボックス、11(111,112)…切り替えスイッチ、12…ICチップ収納部、20…ICチップ,201〜203…ICチップ装着物。
Claims (3)
- 複数本のマイクロモータハンドピースと、該複数本のマイクロモータハンドピースが装着される操作ボックスとから成り、装着された複数本のマイクロモータハンドピースのうちの任意所望の1本が選択され、該選択されたマイクロモータハンドピースを用いて口腔外科治療を行うようにした口腔外科用マイクロモータハンドピースユニットにおいて、術者が携帯するICチップと、前記各ハンドピースに装着され、前記ICチップが近接した時に該ICチップを検出するセンサとを有し、術者が前記ICチップを携帯して前記ハンドピースを手に取ったときに、該ハンドピースのセンサが該ICチップを検知し、該検知したハンドピースを自動的に作動可能状態にすることを特徴とする口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット。
- 前記ICチップは、術者の指或いは腕に装着するリングに装着されていることを特徴とする請求項1に記載の口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット。
- 前記操作ボックスは、前記ICチップを収納する収納部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット。
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JP2010209308A JP2012061220A (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット |
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JP2010209308A JP2012061220A (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット |
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Family Applications (1)
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JP2010209308A Pending JP2012061220A (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 口腔外科用マイクロモータハンドピースユニット |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017512096A (ja) * | 2014-03-06 | 2017-05-18 | ヴェー ウント ハー デンタルヴェルク ビュールモース ゲーエムベーハー | 歯科用システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11137620A (ja) * | 1997-11-11 | 1999-05-25 | Osada Res Inst Ltd | インスツルメントホルダ |
WO2010030850A2 (en) * | 2008-09-12 | 2010-03-18 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Ultrasonic device for fingertip control |
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2010
- 2010-09-17 JP JP2010209308A patent/JP2012061220A/ja active Pending
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JPH11137620A (ja) * | 1997-11-11 | 1999-05-25 | Osada Res Inst Ltd | インスツルメントホルダ |
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