JP2012058918A - ペダル操作量検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダルアームと出力部材との間に配設されたセンサ部材の変形に基づいて踏込み操作力を検出する際の検出精度や耐久性を向上させる。
【解決手段】センサ部材30がペダルアーム18の側面に一対の支持ピン32、34を介して配設されるとともに、クレビスピン26を介してオペレーティングロッド22(出力部材)に連結され、そのセンサ部材30の変形を歪ゲージ等の変形検出手段52によって検出するペダル操作量検出装置10において、踏込み操作力Fが加えられる操作入力部と反力Rが加えられる反力作用部とが、支持軸心Oと平行な方向において互いに重なる位置に定められている。これにより、支持軸心Oと平行な方向のオフセット(位置ずれ)による偏荷重が抑制され、センサ部材30の姿勢や変形形態が安定するとともに回転摺動部の偏摩耗が抑制され、検出精度や耐久性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明はペダル操作量検出装置に係り、特に、高い検出精度が得られるペダル操作量検出装置に関するものである。
支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、その伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともにその踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置において、その伝達部材の荷重伝達経路に配設されて前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、そのセンサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置が、例えば車両の常用ブレーキ用のブレーキペダル、パーキングブレーキ用のブレーキペダル、アクセルペダル、クラッチペダル等の踏込み操作力、或いは踏込みストロークを検出する装置として提案されている。特許文献1に記載の装置はその一例で、オペレーティングロッド26が出力部材に相当し、クレビス28が伝達部材に相当し、棒状部材40がセンサ部材に相当する。
特開2000−103325号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のペダル操作量検出装置は、同文献の図4に示されるように棒状部材40(センサ部材)がピン42により片持ち状に支持されているため、クレビス28と棒状部材40との連結位置によっては、そのクレビス28から反力が加えられる反力作用部とピン42から踏込み操作力が加えられる操作入力部とが、操作ペダルの支持軸心と平行な方向においてオフセット(位置ずれ)する場合がある。このようにオフセットが生じると偏荷重が発生し、各部の寸法誤差によるがたつきなどでセンサ部材の姿勢やセンサ部材そのものの変形形態が変化して検出精度が安定しない恐れがあるとともに、回転摺動部が偏摩耗する可能性があり、耐久性に改善の余地があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、ペダルアームと出力部材との間に配設されたセンサ部材の変形に基づいて踏込み操作力や踏込みストロークを検出するペダル操作量検出装置の検出精度や耐久性を向上させることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、その伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともにその踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置において、その伝達部材から前記支持軸心と平行な方向へオフセットした位置で荷重伝達経路に配設され、前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、そのセンサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置であって、前記センサ部材に前記踏込み操作力が加えられる操作入力部と、そのセンサ部材に前記反力が加えられる反力作用部とが、前記支持軸心と略平行な方向において互いに重なる位置に定められていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記伝達部材は、前記支持軸心に対して垂直な平坦部を有する板形状の部材で、その支持軸心またはその支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されているとともに、(b) 前記センサ部材は長手形状を成していて、前記伝達部材の前記平坦部の側面に平行に配設されている一方、(c) そのセンサ部材の長手方向の中間部分に、前記伝達部材に向かって垂直に突き出すように一体的に固設され、その伝達部材に設けられた貫通穴内に遊びを有して挿入されている円筒状部材と、(d) その円筒状部材の内側に同心に一体的に固設されるとともに、連結ピンが内周面に摺接する状態で相対回転可能に挿通させられるブッシュと、(e) 前記センサ部材の長手方向の両端部に、それぞれ前記円筒状部材と平行に前記伝達部材に向かって突き出すように設けられ、その伝達部材に設けられた一対の支持穴内に挿入されてそのセンサ部材を支持している一対の支持ピンと、を有し、(f) 前記センサ部材には、前記伝達部材および前記連結ピンの何れか一方から前記踏込み操作力が加えられ、他方から前記反力が加えられることを特徴とする。
第3発明は、第2発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記一対の支持ピンは、それぞれ前記センサ部材に一体的に固設されているとともに、前記支持穴内に相対回転可能に挿入されている一方、(b) 前記ブッシュは、前記支持軸心と略平行な方向において前記支持穴と重なる位置で前記円筒状部材に固設されており、(c) 前記一対の支持ピンと前記支持穴との接触部分、および前記ブッシュと前記連結ピンとの接触部分の何れか一方が前記操作入力部として機能し、他方が前記反力作用部として機能することを特徴とする。
第4発明は、第2発明または第3発明のペダル操作量検出装置において、(a) 前記出力部材に一体的に固設された二股状のクレビスの内側に前記伝達部材および前記センサ部材が挿入された状態で、前記連結ピンとしてクレビスピンがそれ等のクレビス、伝達部材、およびセンサ部材を貫通して両側に突き出すように前記ブッシュ内を相対回転可能に挿通させられており、(b) 前記センサ部材には、前記クレビスピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられるとともに、前記伝達部材から前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられることを特徴とする。
第5発明は、第2発明〜第4発明の何れかのペダル操作量検出装置において、(a) 前記伝達部材は前記ペダルアームで、(b) 前記センサ部材には、そのペダルアームから前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられ、前記連結ピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられることを特徴とする。
第6発明は、第1発明〜第4発明の何れかのペダル操作量検出装置において、(a) 前記支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、連結リンクを介して前記ペダルアームに連結された中間レバーを備えており、(b) 前記伝達部材は該中間レバーであることを特徴とする。
このようなペダル操作量検出装置においては、伝達部材から支持軸心と平行な方向へオフセットした伝達部材の側面等にセンサ部材が配設されている場合に、踏込み操作力が加えられる操作入力部と反力が加えられる反力作用部とが、支持軸心と平行な方向において互いに重なる位置に定められているため、その支持軸心と平行な方向のオフセット(位置ずれ)による偏荷重が抑制される。これにより、センサ部材の姿勢や変形形態が安定するとともに回転摺動部の偏摩耗が抑制され、検出精度や耐久性が向上する。
第2発明では、長手形状のセンサ部材が伝達部材(ペダルアームや中間レバーなど)の側面に配設されるため、例えば前記特許文献1のように操作ペダルと出力部材(オペレーティングロッド)との間に直列に検出装置を設ける場合に比較して、操作ペダル装置の前後方向の寸法が従来と同程度に維持され、コンパクトに構成できる。また、センサ部材の長手方向の中間部分に円筒状部材が一体的に固設され、伝達部材に設けられた貫通穴内に挿入されているとともに、その円筒状部材内に固設されたブッシュを介して連結ピンが相対回転可能に挿通させられているため、その連結ピンの両端を支持して踏込み操作力または反力を加えることが可能で、連結ピンの姿勢が安定し、検出精度の向上に寄与する。また、円筒状部材に対するブッシュの取付位置を容易に変更することが可能で、連結ピンとの接触部分である操作入力部または反力作用部の位置を容易に調整できる。更に、センサ部材の長手方向の両端部が一対の支持ピンを介して伝達部材によって支持されるため、センサ部材の姿勢が安定し、この点でも検出精度が向上する。
第3発明では、一対の支持ピンがセンサ部材に一体的に固設されているとともに、支持穴内に相対回転可能に挿入されている一方、前記ブッシュは、前記支持軸心と平行な方向において上記支持穴と重なる位置で円筒状部材に固設されているため、伝達部材の板厚内に操作入力部および反力作用部が設けられることになる。したがって、例えば過大な踏込み操作力が加えられた際に、円筒状部材が貫通穴の内壁面に当接した場合でも、支持軸心と平行な方向にオフセットする偶力で偏荷重が加えられることはなく、その当接によってセンサ部材の過度の変形や損傷が適切に防止される。
第4発明では、出力部材と伝達部材との連結部分にセンサ部材が配設され、その出力部材に伝達されるペダル操作量が検出されるため、例えば出力部材を介して機械的に油圧ブレーキ等を作動させる場合のそのブレーキ力等を高い精度で検知できる。また、出力部材に一体的に固設された二股状のクレビスの内側に伝達部材およびセンサ部材が挿入された状態で、連結ピンとしてクレビスピンがそれ等のクレビス、伝達部材、およびセンサ部材を貫通して両側に突き出すように前記ブッシュ内を相対回転可能に挿通させられており、そのクレビスピンの両端がクレビスによって支持されるため、クレビスピンの姿勢が安定し、検出精度が向上する。
第5発明は、上記伝達部材がペダルアームの場合で、第6発明は中間レバーの場合であり、何れの場合も大きな設計変更を必要とすることなくそれ等の側面に前記センサ部材を配設することにより、簡単にペダル操作量(踏込み操作力や踏込みストローク)を電気的に検出できるようにすることができる。
本発明が適用された常用ブレーキ用の車両用操作ペダル装置の一例を説明する図で、(a) は左側面図、(b) は一部を省略した右側面図、(c) は(b) におけるIC−IC断面の拡大図である。 図1の実施例のペダル操作量検出装置に加えられる踏込み操作力Fおよび反力Rを説明する図で、(a) は図1(b) に相当する右側面図、(b) は(a) におけるIIB −IIB 断面の拡大図である。 (a) は図1の実施例において過大な踏込み操作力が加えられた場合の図2(b) に相当する断面図で、(b) は図5の実施例において過大な踏込み操作力が加えられた場合の図2(b) に相当する断面図である。 図1の実施例の円筒状部材付近を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、(a) は図1(c) に相当する断面図、(b) は図2(b) に相当する断面図である。 図1、図5の実施例のブッシュとして好適に用いられる他の態様を説明する断面図である。 本発明が中間レバーを有する車両用操作ペダル装置に適用された場合の一例を説明する図で、図1(b) に相当する右側面図である。 操作入力部と反力作用部とが支持軸心と平行な方向においてオフセットしている比較例を説明する図で、(a) は図1(c) に相当する断面図、(b) は図2(b) に相当する断面図である。
本発明のペダル操作量検出装置は、常用ブレーキ用のブレーキペダル装置に好適に適用されるが、アクセル用やクラッチ用、パーキングブレーキ用などの他の車両用操作ペダル装置に適用することもできる。車両用以外の操作ペダル装置に適用することも可能である。ペダル操作量検出装置は、センサ部材の変形を電気的に検出するもので、センサ部材の変形は踏込み操作力に対応するが、一般に踏込み操作力に応じて操作ペダルの踏込みストロークも変化するため、ペダル操作量として踏込み操作力または踏込みストローク、或いはその両方を検出するように構成される。これ等の踏込み操作力や踏込みストロークは、センサ部材の変形量すなわち電気信号をパラメータとして定められたマップや演算式等から求めることができる。
センサ部材の変形を検出するために、そのセンサ部材の変形部分(引張変形や圧縮変形など)に歪ゲージ等が設けられるが、センサ部材の所定部分の変位例えば円筒状部材が設けられた部分の変位を変位センサ等によって検出するようにしても良いし、相対回転する部分の回転変位を検出するようにしても良いなど、種々の変形検出手段を採用できる。
出力部材は、例えばブレーキブースタのオペレーティングロッドやブレーキマスタシリンダのプッシュロッドなどで、機械的にホイールブレーキ等を作動させるように構成されるが、電気的に検出したペダル操作量に応じて電気的にホイールブレーキや車両駆動装置等を制御する電気式(バイワイヤ方式)の操作ペダル装置に適用することも可能で、その場合は、ストロークシミュレータや反力機構等を出力部材に連結して所定の反力が加えられるようにすれば良い。
操作入力部および反力作用部は、支持軸心と平行な方向にそれぞれ所定の幅寸法を備えているのが普通で、少なくともその一部が重なっていれば良いが、操作入力部の中心と反力作用部の中心が略一致していることが望ましい。両者の幅寸法が異なる場合には、狭い方が広い方に完全に含まれるようにしても良い。
第2発明ではセンサ部材が長手形状を成しており、伝達部材の平坦部の側面に平行に配設されているが、第1発明の実施に際しては、ペダルアームや中間レバーの前端縁にセンサ部材を配設することもできるなど種々の態様が可能である。長手形状のセンサ部材は、例えば無負荷状態で略直線状のものが好適に用いられるが、凸形状或いは凹形状に湾曲していても良いなど種々の態様が可能である。円筒状部材や支持ピンはセンサ部材と別体に構成され、必要に応じて溶接等により一体的に接合されるが、可能であればそれ等の円筒状部材や支持ピンをセンサ部材と一体に構成しても良い。
上記長手形状のセンサ部材は、円筒状部材に入力される踏込み操作力或いは反力の入力方向に対して交差する姿勢、望ましくは略直角に交差する姿勢で配設される。操作ペダルの踏込み操作に伴ってセンサ部材は連結ピンまわりに相対回動させられるが、踏込みストロークの全域に亘って入力方向に対して交差する姿勢に保持されるように配設される。また、センサ部材が伝達部材に接触していると摺動抵抗によって変形が阻害される可能性があるため、支持ピンによって支持される両端部を除いて、伝達部材から浮き上がるように所定寸法だけ離間した状態で、その伝達部材の側面に配設することが望ましい。支持ピンによって支持される両端部には、伝達部材との間に摩擦が小さいワッシャ等を介在させても良い。
第3発明では、一対の支持ピンがセンサ部材に一体的に固設され、支持穴内に相対回転可能に挿入されているが、第2発明では逆に一対の支持ピンを伝達部材の支持穴に圧入等により一体的に固設し、センサ部材に設けられたピン穴等に相対回転可能に連結するようにしても良い。その場合は、円筒状部材に対するブッシュの固設位置を、支持軸心と平行な方向においてピン穴等と支持ピンとの接触部分と略同じ位置、すなわちセンサ部材の板厚内に設定すれば良い。
第4発明では、出力部材に一体的にクレビスが固設され、クレビスピンを介してセンサ部材の円筒状部材に相対回転可能に連結されているが、例えば連結リンクを介して操作ペダルに中間レバーが連結され、その中間レバーに出力部材がクレビス等により相対回転可能に連結されている場合、操作ペダルの連結リンクが連結された部分や、中間レバーの連結リンクが連結された部分にセンサ部材を配設し、連結リンクを円筒状部材に相対回転可能に連結するようにしても良いなど、センサ部材の配設箇所は適宜定められる。
第2発明では、伝達部材に設けられた貫通穴内に円筒状部材が遊びを持って挿通させられ、センサ部材の変形に伴う円筒状部材の変位が許容されるようになっているが、踏込み操作力が予め定められた常用域を超えると円筒状部材が貫通穴に当接し、それ以上の円筒状部材の変位すなわちセンサ部材の変形が阻止されるようにすることが望ましい。これにより、常用域内のペダル操作量を適切に検出できるとともに、過大な踏込み操作力が加えられた際のセンサ部材の過度の変形や損傷が適切に防止される。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるペダル操作量検出装置10が設けられた常用ブレーキ用の車両用操作ペダル装置8を示す図で、(a) は車両搭載状態において車両の左側から見た左側面図、(b) は一部を省略した右側面図、(c) は(b) におけるIC−IC断面の拡大図である。車両に一体的に固設されるペダルサポート12には、略水平な支持軸14の軸心(支持軸心)Oまわりに回動可能に操作ペダル16が配設されている。操作ペダル16は、制動要求に応じて運転者により踏込み操作されるもので、支持軸心Oに対して垂直な平坦な板状のペダルアーム18の下端部には踏部(パッド)20が設けられているとともに、中間部分にはペダル操作量検出装置10を介してブレーキブースタのオペレーティングロッド22が連結されている。操作ペダル16は、踏込み操作力Fが加えられる入力部材に相当し、オペレーティングロッド22は、その操作ペダル16からペダル操作量検出装置10を介して踏込み操作力Fが伝達されるとともに、その踏込み操作力Fに対応する反力Rがブレーキブースタによって作用させられる出力部材に相当する。なお、電気的にホイールブレーキを制御するバイワイヤ方式の操作ペダル装置の場合には、反力機構等によって所定の反力が作用させられる反力部材がオペレーティングロッド22の代りに連結される。
オペレーティングロッド22の端部には、ねじ結合等により二股状(U字形状)のクレビス24が一体的に固設されているとともに、前記支持軸14と平行な断面円形の円柱形状のクレビスピン26を介してペダル操作量検出装置10に連結されている。ペダル操作量検出装置10は、略直線状の長手形状のセンサ部材30を有して構成されており、そのセンサ部材30は、支持軸14に対して垂直な平坦な板状のペダルアーム18の側面、すなわち支持軸心Oと平行な方向へオフセットした位置に平行に配置され、長手方向の両端部に固設された一対の支持ピン32、34を介してペダルアーム18に取り付けられている。支持ピン32、34は、それぞれペダルアーム18に向かって垂直に突き出すように、すなわち支持軸心Oと平行に突き出すように、センサ部材30に設けられたピン穴36、38内に圧入固定され、或いは溶接等によって一体的に固設されているとともに、ペダルアーム18に設けられた支持穴40、42内を相対回転可能に挿通させられ、先端部がカシメ加工されることによって抜け出し不能とされている。ペダルアーム18は伝達部材に相当し、全体が支持軸心Oに対して垂直な平坦部である。
センサ部材30の長手方向の中央、すなわち上記一対の支持ピン32と34との間の中間位置にはカラー取付穴44が設けられ、支持ピン32、34と平行にペダルアーム18に向かって突き出すように円筒形状の円筒カラー46が圧入固定或いは溶接等により一体的に固設されている。ペダルアーム18には支持軸心Oと平行に貫通穴48が設けられており、円筒カラー46は、所定の遊びを持ってその貫通穴48内を挿通させられている。また、円筒カラー46の内周面であってペダルアーム18の板厚方向の中央に位置する部分には、ブッシュ50が圧入等により同心に一体的に固設されており、前記クレビスピン26は、このブッシュ50の内周面に摺接する状態で相対回転可能に挿通させられている。ペダルアーム18およびセンサ部材30は、二股状のクレビス24の内側に挿入されており、円筒カラー46を貫通して両側に突き出すクレビスピン26の両端部がクレビス24によって支持され、スナップリング等により抜け出し不能とされている。円筒カラー46は円筒状部材に相当し、クレビスピン26は連結ピンに相当する。
上記センサ部材30は、ペダルアーム18の上半分にペダルアーム18に沿って上下方向に配設されており、車両の前方へ向かって略水平に配設されるとともにペダルアーム18により前方へ押圧されるオペレーティングロッド22に対して略直角となる姿勢で、クレビスピン26を介して連結されている。したがって、図2に示すように操作ペダル16が踏込み操作力Fで踏込み操作されると、センサ部材30には一対の支持ピン32、34を介して踏込み操作力Fが加えられ、円筒カラー46からブッシュ50、クレビスピン26を介してオペレーティングロッド22に伝達される一方、反力Rがクレビスピン26からブッシュ50を介して円筒カラー46に加えられる。このため、それ等の踏込み操作力Fおよび反力Rに応じてセンサ部材30は、図2(a) において中央部分が相対的に左方向へ突き出すように湾曲するように撓み変形させられる。前記支持ピン32、34と支持穴40、42との間には、上記センサ部材30の撓み変形を許容するように所定の遊びが設けられている。そして、例えばセンサ部材30の側面に設けられた歪ゲージ等の変形検出手段52によりセンサ部材30の変形(圧縮変形や引張変形)を電気的に検出することにより、予め定められたマップや演算式などからペダル操作量として踏込み操作力Fが求められる。変形検出手段52は例えばブリッジ回路を形成するように複数箇所に設けられる。図2の(b) は、(a) におけるIIB −IIB 断面の拡大図で、上下方向において略重なって位置する2箇所の断面を左右に分けて示した図である。
ここで、操作ペダル16の踏込み操作に伴ってセンサ部材30およびオペレーティングロッド22はクレビスピン26の軸心まわりに相対回動させられるが、踏込みストロークの全域に亘って反力Rの入力方向に対してセンサ部材30が交差する姿勢に保持されるように、そのセンサ部材30のペダルアーム18に対する取付姿勢が設定されている。また、センサ部材30がペダルアーム18に接触していると摺動抵抗によって変形が不安定になるため、支持ピン32、34によって支持される両端部を除いてペダルアーム18から浮き上がるように所定寸法だけ離間した状態で、そのペダルアーム18の側面に平行に配設されており、踏込み操作力Fおよび反力Rに対して常に略一定の変形態様で変形させられるようになっている。なお、図2(b) に示す隙間dの変化量を磁気センサ等の変位センサにより検出して踏込み操作力Fを求めることもできる。踏込み操作力Fの代わりに、或いは踏込み操作力Fに加えて、操作ペダル16の踏込みストロークをマップなどから求めることもできる。
その場合に、本実施例では支持ピン32、34がセンサ部材30に一体的に固設されており、その支持ピン32、34と支持穴40、42との接触部分が、センサ部材30に対して踏込み操作力Fが作用する操作入力部である。また、クレビスピン26とブッシュ50との接触部分が、センサ部材30に対して反力Rが加えられる反力作用部であるが、ブッシュ50は、ペダルアーム18の板厚方向の中央に位置する部分で円筒カラー46の内周面に一体的に固設されている。したがって、これ等の操作入力部および反力作用部は、支持軸心Oと平行な方向において略同じ位置になり、その支持軸心Oと平行な方向のオフセット(位置ずれ)による偏荷重が抑制されて、センサ部材30の変形形態が安定するとともに、支持ピン32、34と支持穴40、42との相対回転部分や、クレビスピン26とブッシュ50との相対回転部分の偏摩耗などが抑制される。図1の(c) に示す踏込み操作力Fおよび反力Rは、支持軸心Oと平行な方向(図1(c) の左右方向)におけるそれ等の位置関係を表している。
このように、本実施例のペダル操作量検出装置10においては、ペダルアーム18から支持軸心Oと平行な方向へオフセットしたペダルアーム18の側面にセンサ部材30が配設されている場合に、踏込み操作力Fが加えられる操作入力部と反力Rが加えられる反力作用部とが、支持軸心Oと平行な方向において互いに重なる位置に定められているため、その支持軸心Oと平行な方向のオフセット(位置ずれ)による偏荷重が抑制され、センサ部材30の姿勢や変形形態が安定するとともに回転摺動部の偏摩耗が抑制され、検出精度や耐久性が向上する。
これに対し、図8は、ブッシュ50がセンサ部材30と略同じ位置で円筒カラー46の内周面に一体的に固設されている場合で、踏込み操作力Fが加えられる操作入力部と反力Rが加えられる反力作用部とが、支持軸心Oと平行な方向にずれて図8(b) に示すように偶力の関係になる。この偶力による偏荷重で、センサ部材30の姿勢や変形形態が不安定になったり、支持ピン32、34と支持穴40、42との相対回転部分やクレビスピン26とブッシュ50との相対回転部分が偏摩耗したりして、検出精度や耐久性が低下する。図8の(a) は図1(c) に相当する断面図で、図8の(b) は図2の(b) に相当する断面図である。
また、本実施例では、長手形状のセンサ部材30がペダルアーム18の側面に配設されているため、例えば前記特許文献1のように操作ペダルと出力部材(オペレーティングロッド)との間に直列に検出装置を設ける場合に比較して、車両用操作ペダル装置8の前後方向の寸法が従来と同程度に維持され、コンパクトに構成できて車両への搭載性が向上する。特に、センサ部材30がペダルアーム18の側面に配設されるため、大きな設計変更が不要で、簡単に踏込み操作力Fを電気的に検出できるようにすることができる。
また、センサ部材30の長手方向の中間部分に円筒カラー46が一体的に固設され、ペダルアーム18に設けられた貫通穴48内に挿入されているとともに、その円筒カラー46内に固設されたブッシュ50を介してクレビスピン26が相対回転可能に挿通させられ、そのクレビスピン26の両端がクレビス24により支持されて反力Rが加えられるため、クレビスピン26の姿勢が安定し、検出精度の向上に寄与する。
また、円筒カラー46の内周面に圧入等によってブッシュ50が一体的に固設されるため、そのブッシュ50の取付位置を容易に変更することが可能で、クレビスピン26との接触部分である反力作用部の位置を容易に調整できる。
また、センサ部材30の長手方向の両端部に一対の支持ピン32、34が一体的に固設され、それ等の支持ピン32、34を介してセンサ部材30がペダルアーム18の側面に配設されているため、そのセンサ部材30の姿勢が安定し、この点でも検出精度が向上する。
また、出力部材であるオペレーティングロッド22とペダルアーム18との連結部分にセンサ部材30が配設され、オペレーティングロッド22に伝達される踏込み操作力Fが検出されるため、オペレーティングロッド22を介して機械的に作動させられる油圧ブレーキのブレーキ力を高い精度で検知できる。
また、オペレーティングロッド22に一体的に固設された二股状のクレビス24の内側にペダルアーム18およびセンサ部材30が挿入された状態で、連結ピンとしてクレビスピン26がそれ等のクレビス24、ペダルアーム18、およびセンサ部材30を貫通して両側に突き出すようにブッシュ50内を相対回転可能に挿通させられており、そのクレビスピン26の両端がクレビス24によって支持されるため、クレビスピン26の姿勢が安定し、検出精度が向上する。
一方、前記貫通穴48と円筒カラー46との間の遊びは、踏込み操作力Fが予め定められた常用域を超えると円筒カラー46が貫通穴48に当接し、それ以上の円筒カラー46の変位すなわちセンサ部材30の変形が阻止される寸法に設定されている。これにより、常用域内の踏込み操作力Fを適切に検出できるとともに、過大な踏込み操作力Fが加えられた際のセンサ部材30の過度の変形や損傷が適切に防止される。
過大な踏込み操作力Fに起因して円筒カラー46が貫通穴48に当接した場合、図3の(a) に示すように円筒カラー46と貫通穴48との当接位置、反力Rが加えられる反力作用部、および踏込み操作力Fが加えられる操作入力部が、支持軸心Oと平行な方向(図3(a) の上下方向)において何れもペダルアーム18の板厚内に位置しているため、その場合でもセンサ部材30に偶力による偏荷重が加えられることがなく、過大な負荷がペダルアーム18によって適切に受け止められる。これにより、センサ部材30に過大な荷重が加えられて過度に変形したり損傷したりすることが適切に防止される。図3の(b) は、一対の支持ピン32、34がペダルアーム18の支持穴40、42に一体的に固設されるとともに、センサ部材30のピン穴36、38に対して相対回転可能に連結されている一方、ブッシュ50が支持軸心Oと平行な方向においてセンサ部材30の板厚内に位置する部分に固設され、踏込み操作力Fが加えられる操作入力部および反力Rが加えられる反力作用部が何れもセンサ部材30の板厚内に位置している場合で、過大な踏込み操作力Fに起因して円筒カラー46が貫通穴48に当接すると、ペダルアーム18から反力Rrが円筒カラー46に加えられる。この反力Rrは、反力Rに対して偶力の関係になり、モーメントMが発生してセンサ部材30に過大な荷重が加えられて損傷する可能性がある。図3の(a) 、(b) は、何れも図2の(b) に相当する断面図である。
また、ブッシュ50の肉厚や幅寸法は、図4に示す寸法a、bが、クレビスピン26からの反力Rの入力角度(最大値)θに対して、次式(1) の関係を満足するように設定することが望ましい。寸法aは、図4に示すようにセンサ部材30の長手方向から見た平面視において、支持穴40、42の内径位置とブッシュ50の内径位置とのずれ量で、寸法bは、ブッシュ50をペダルアーム18の板厚中心に対して対称的に配置した場合のペダルアーム18の側面からの引っ込み量である。(1) 式の関係を満たすように寸法a、bが定められることにより、各部のがたつきなどで反力Rの入力方向が角度θの範囲内で変化しても、図4の平面視において支持ピン32、34と支持穴40、42とが接触する操作入力部の範囲内になり、反力Rが伝達部材であるペダルアーム18によって適切に受け止められ、センサ部材30の姿勢が安定して検出精度が一層向上する。
tan θ≦b/a ・・・(1)
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図5のペダル操作量検出装置60は、一対の支持ピン32、34がペダルアーム18の支持穴40、42に一体的に固設され、センサ部材30のピン穴36、38に対して相対回転可能とされている一方、ブッシュ50が支持軸心Oと平行な方向においてセンサ部材30の板厚内に位置する部分で円筒カラー46の内周面に一体的に固設され、踏込み操作力Fが加えられる操作入力部および反力Rが加えられる反力作用部が何れもセンサ部材30の板厚内に位置している場合である。図5の(a) は図1(c) に相当する断面図で、図5の(b) は図2の(b) に相当する断面図である。
本実施例においても、踏込み操作力Fが加えられる操作入力部と反力Rが加えられる反力作用部とが、支持軸心Oと平行な方向において互いに重なる位置(この実施例ではセンサ部材30の板厚内)に定められているため、その支持軸心Oと平行な方向のオフセット(位置ずれ)による偏荷重が抑制され、センサ部材30の姿勢や変形形態が安定するとともに回転摺動部の偏摩耗が抑制され、検出精度や耐久性が向上するなど、前記実施例と同様の作用効果が得られる。
但し、過大な踏込み操作力Fが加えられて円筒カラー46が貫通穴48に当接すると、前記図3の(b) に示すようにモーメントMが発生することから、例えば過大な踏込み操作力Fが加えられても円筒カラー46が貫通穴48に当接しないように、それ等の間の遊びを大き目に設定するとともに、撓み変形に対する強度が高いセンサ部材30を採用することが望ましい。或いは、センサ部材30の中間部分に当接することにより、そのセンサ部材30の過大な変形を規制するストッパを、ペダルアーム18の側面に設けるようにしても良い。
図6の(a) 〜(e) は、円筒カラー46の内周面の所定位置に圧入等により一体的に固設されるブッシュの別の態様を示す図で、(a) のブッシュ70は、内周面が内側へ膨出するように軸方向において円弧状に湾曲させられている。(b) は、軸方向に僅かに離間して同一形状の一対ののブッシュ72が配設されている場合で、それ等のブッシュ72は、(a) と同様に内周面が内側へ膨出するように湾曲させられている。(c) のブッシュ74は断面が台形の場合で、(d) のブッシュ76は断面が三角形の場合である。また、(e) は、(d) のブッシュ76を、軸方向に僅かに離間して一対設けた場合である。
図7の車両用操作ペダル装置90は中間レバー92を備えており、その中間レバー92を介して操作ペダル16からオペレーティングロッド22に操作力が伝達される場合である。中間レバー92は、前記支持軸14と平行な支持ピン94によって前記ペダルサポート12に回動可能に配設されているとともに、連結リンク96を介して操作ペダル16に連結され、その操作ペダル16の踏込み操作に連動して機械的に支持ピン94まわりに回動させられる。連結リンク96は、その両端部において支持軸14と平行な一対の連結ピン98、100を介してそれぞれ操作ペダル16、中間レバー92に相対回動可能に連結されている。
そして、上記中間レバー92に前記ペダル操作量検出装置10が一対の支持ピン32、34を介して配設されており、円筒カラー46に固設されたブッシュ50内を相対回転可能に挿通させられるクレビスピン26を介してオペレーティングロッド22に連結されている。本実施例においても、実質的に前記図1の実施例と同様の作用効果が得られる。この実施例では、中間レバー92が伝達部材に相当し、支持軸心Oに対して垂直な平坦な板状を成している。
なお、上記図7の実施例においても、ペダル操作量検出装置10の代わりに図5のペダル操作量検出装置60を採用することができる。また、連結リンク96が連結ピン98、100を介してペダルアーム18、中間レバー92に相対回動可能に連結される連結部分に本発明のペダル操作量検出装置を設けることも可能である。すなわち、ペダルアーム18の連結リンク96が連結される部分に前記ペダル操作量検出装置10または60を配設し、円筒カラー46内のブッシュ50に相対回転可能に連結ピン98を挿通させて連結しても良いし、中間レバー92の連結リンク96が連結される部分に前記ペダル操作量検出装置10または60を配設し、円筒カラー46内のブッシュ50に相対回転可能に連結ピン100を挿通させて連結しても良い。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
8、90:車両用操作ペダル装置 10、60:ペダル操作量検出装置 16:操作ペダル 18:ペダルアーム(伝達部材) 22:オペレーティングロッド(出力部材) 26:クレビスピン(連結ピン) 30:センサ部材 32、34:支持ピン 40、42:支持穴 46:円筒カラー(円筒状部材) 48:貫通穴 50、70、72、74、76:ブッシュ 92:中間レバー(伝達部材) 96:連結リンク O:支持軸心 F:踏込み操作力 R:反力

Claims (6)

  1. 支持軸心まわりに回動可能に配設されて踏込み操作される操作ペダルのペダルアームを含む伝達部材と、該伝達部材から踏込み操作力が伝達されるとともに該踏込み操作力に対応する反力が加えられる出力部材とを有する操作ペダル装置において、該伝達部材から前記支持軸心と平行な方向へオフセットした位置で荷重伝達経路に配設され、前記踏込み操作力および前記反力によって変形させられるセンサ部材を有し、該センサ部材の変形を電気的に検出するペダル操作量検出装置であって、
    前記センサ部材に前記踏込み操作力が加えられる操作入力部と、該センサ部材に前記反力が加えられる反力作用部とが、前記支持軸心と略平行な方向において互いに重なる位置に定められている
    ことを特徴とするペダル操作量検出装置。
  2. 前記伝達部材は、前記支持軸心に対して垂直な平坦部を有する板形状の部材で、該支持軸心または該支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されているとともに、
    前記センサ部材は長手形状を成していて、前記伝達部材の前記平坦部の側面に平行に配設されている一方、
    該センサ部材の長手方向の中間部分に、前記伝達部材に向かって垂直に突き出すように一体的に固設され、該伝達部材に設けられた貫通穴内に遊びを有して挿入されている円筒状部材と、
    該円筒状部材の内側に同心に一体的に固設されるとともに、連結ピンが内周面に摺接する状態で相対回転可能に挿通させられるブッシュと、
    前記センサ部材の長手方向の両端部に、それぞれ前記円筒状部材と平行に前記伝達部材に向かって突き出すように設けられ、該伝達部材に設けられた一対の支持穴内に挿入されて該センサ部材を支持している一対の支持ピンと、
    を有し、前記センサ部材には、前記伝達部材および前記連結ピンの何れか一方から前記踏込み操作力が加えられ、他方から前記反力が加えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のペダル操作量検出装置。
  3. 前記一対の支持ピンは、それぞれ前記センサ部材に一体的に固設されているとともに、前記支持穴内に相対回転可能に挿入されている一方、
    前記ブッシュは、前記支持軸心と略平行な方向において前記支持穴と重なる位置で前記円筒状部材に固設されており、
    前記一対の支持ピンと前記支持穴との接触部分、および前記ブッシュと前記連結ピンとの接触部分の何れか一方が前記操作入力部として機能し、他方が前記反力作用部として機能する
    ことを特徴とする請求項2に記載のペダル操作量検出装置。
  4. 前記出力部材に一体的に固設された二股状のクレビスの内側に前記伝達部材および前記センサ部材が挿入された状態で、前記連結ピンとしてクレビスピンが該クレビス、該伝達部材、および該センサ部材を貫通して両側に突き出すように前記ブッシュ内を相対回転可能に挿通させられており、
    前記センサ部材には、前記クレビスピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられるとともに、前記伝達部材から前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のペダル操作量検出装置。
  5. 前記伝達部材は前記ペダルアームで、
    前記センサ部材には、該ペダルアームから前記一対の支持ピンを介して前記踏込み操作力が加えられ、前記連結ピンから前記円筒状部材を介して前記反力が加えられる
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のペダル操作量検出装置。
  6. 前記支持軸心と平行な軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、連結リンクを介して前記ペダルアームに連結された中間レバーを備えており、
    前記伝達部材は該中間レバーである
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のペダル操作量検出装置。
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