JP2012057500A - 電動圧縮機 - Google Patents

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博史 深作
Minoru Mera
実 米良
Kensuke Igai
健介 猪飼
Takayuki Kato
崇行 加藤
Takahiro Sugioka
隆弘 杉岡
Takahiro Hoshida
隆宏 星田
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Abstract

【課題】電動モータに内蔵される永久磁石の相対移動を抑制することにより、永久磁石表面の保護膜の健全性を維持して特性劣化を抑制できる電動圧縮機を提供すること。
【解決手段】吸入ポートから吸入する冷媒を圧縮して吐出ポートから吐出する圧縮部と、圧縮部を駆動する回転軸を回転させる電動モータとを有する。電動モータは、回転軸の周囲に固定されたロータとステータとを有する。ロータは、軸方向に延在する磁石配設穴225に挿入配置してなる永久磁石3を有し、永久磁石3は、その表面に耐食性を向上させる保護膜35を形成してなる。永久磁石3と磁石配設穴225の内壁面との間の少なくとも一部の間隙には、固定用樹脂6が充填されている。磁石配設穴225は、永久磁石3の外形状に対応した内周面形状の一部から外方に向けて窪んだ拡張穴部227を有しており、拡張穴部227に固定用樹脂6が充填されていることが好ましい。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷凍サイクルに用いられる電動圧縮機に関する。
車載空調機などの冷凍サイクルに用いられる電動圧縮機は、圧縮部を駆動する電動モータを、冷媒等の循環経路となるハウジング内部に内蔵している。また、電動モータは、フェライト磁石あるいは希土類磁石等の永久磁石を内蔵している。そのため、永久磁石は、冷凍サイクルの循環経路を循環する冷媒及び潤滑油と接触しうる環境に晒されていることとなる。
ところで、上記永久磁石は、水あるいは酸の存在下において比較的特性劣化しやすい。永久磁石の特性劣化は、電動圧縮機全体の特性劣化に繋がってしまう。そのため、電動圧縮機の電動モータが内蔵する永久磁石の表面に、永久磁石の耐食性を向上させるための保護膜を形成することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−225636号公報
上記保護膜の形成は、これを形成しない場合よりも永久磁石の劣化防止効果を高めることができる。しかしながら、保護膜に傷等が生じた場合には、保護膜による劣化防止効果が減少してしまう。保護膜が傷付く原因としては、電動圧縮機の運転中において、ロータ内に内蔵された永久磁石がロータコアに対してわずかながら相対移動(あるいは振動)を繰り返し、その相対移動時の影響により保護膜にダメージが生じることが考えられる。通常、永久磁石はロータコアに対して磁力により吸着した状態となるため、磁力が強ければ永久磁石が相対移動することは考えにくい。しかし、実際の電動圧縮機の運転中においては、外部からの振動などの様々な要因が相俟って、永久磁石の微小な相対移動等が生じていることが考えられる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、電動モータに内蔵される永久磁石の相対移動を抑制することにより、永久磁石の表面に形成した保護膜の健全性を維持し、永久磁石の特性劣化を抑制できる電動圧縮機を提供しようとするものである。
本発明は、吸入ポートと吐出ポートとを設けたハウジングと、該ハウジング内に配置され上記吸入ポートから吸入する冷媒を圧縮して上記吐出ポートから吐出する圧縮部と、上記ハウジング内に配置され上記圧縮部を駆動する回転軸を回転させる電動モータとを有する電動圧縮機において、
上記電動モータは、上記回転軸に固定されたロータと上記ハウジングに支持されたステータとを有し、
上記ロータは、軸方向に延在する磁石配設穴に挿入配置してなる永久磁石を有し、
該永久磁石は、その表面に耐食性を向上させる保護膜を形成してなり、
上記永久磁石と上記磁石配設穴の内壁面との間の少なくとも一部の間隙には、固定用樹脂が充填されていることを特徴とする電動圧縮機にある(請求項1)。
本発明の電動圧縮機は、上記のごとく、ロータに内蔵させる永久磁石の表面に上記保護膜を形成した上で、さらに、永久磁石と磁石配設穴の内壁面との間の少なくとも一部の間隙に、固定用樹脂を充填している。これにより、上記電動圧縮機の運転中において、上記ロータ内の永久磁石がたとえ相対移動しようとしても、これを上記固定用樹脂が存在することによって阻止することができる。それ故、永久磁石表面の上記保護膜にダメージが付与されることを防止することができ、これにより、永久磁石の特性劣化を抑制し長寿命化を図ることができる。
実施例1における、電動圧縮機の構成を示す説明図。 実施例1における、ロータの構成を示す展開説明図。 実施例1における、永久磁石を挿入配置する前の状態のロータを軸方向から見た説明図。 実施例1における、永久磁石を挿入配置した状態のロータを軸方向から見た説明図。 実施例1における、磁石配設穴の拡張穴部に固定用樹脂を充填する方法を示す説明図。 実施例1における、永久磁石を固定用樹脂によって固定した状態を示す説明図。 実施例1における、組み立て完了したロータを示す斜視図。 実施例1における、車載空調機の構成を示す説明図。 実施例2における、樹脂被膜を施したロータを示す説明図。
本発明の電動圧縮機における上記磁石配設穴は、上記永久磁石の外形状に対応した内周面形状の一部から外方に向けて窪んでいると共に軸方向の少なくとも一方に開口した拡張穴部を有しており、該拡張穴部に上記固定用樹脂が充填されていることが好ましい(請求項2)。この場合には、上記永久磁石を挿入配置するための磁石配設穴を必要最低限の大きさに抑制し、かつ、上記拡張穴部を設けることによって、当該拡張穴部内に集中的に固定用樹脂を充填する構成をとることができる。これにより、上記ロータに固定用樹脂を充填する隙間を設けることによる磁気的性能の低下を極力避けつつ固定用樹脂の充填作業の容易化を図ることができる。
上記固定用樹脂を充填する作業としては、例えば、針状部の先端に注出口を設けた注射器状の樹脂充填器を用い、上記磁石配設穴に永久磁石を挿入配置した後に、針状の注出口を上記拡張穴部に挿入して実施することができる。
なお、上記拡張穴部を特別に設けることなく、磁石配設穴と上記永久磁石との間の任意の間隙に上記固定用樹脂を充填することも可能である。
また、上記永久磁石の表面に形成する保護膜としては、永久磁石の耐食性を向上させるものであれば様々な種類の膜を採用することができる。
例えば、上記永久磁石の表面に形成した上記保護膜は、ヒドロキシ基とアミノ基の少なくとも一方を有する化学吸着膜を有するものとすることができる(請求項3)。
上記化学吸着膜は、上記永久磁石表面の腐食の起点となる活性点を封鎖して腐食の発生を抑制することができ、さらに、上記化学吸着膜におけるヒドロキシ基又はアミノ基というアルカリ性を示す官能基が酸と反応し、酸を中和する働きをする。つまり、上記化学吸着膜が、いわば、防食・中和作用を発揮する。これにより、上記化学吸着膜を備えた永久磁石は、例えば循環経路中に酸が存在する状態となったとしても、腐食しにくく、耐久性に優れたものとなる。
また、上記化学吸着膜は、所望形状に成形された永久磁石を、アミン類とヒドロキシ類の少なくとも一方を含有してなるpH8〜10のアルカリ性水溶液に接触させた後、永久磁石上の膜形成用水溶液を乾燥させることにより容易に作製することができる。すなわち、基本的には上記膜形成用水溶液に上記永久磁石を接触させた後乾燥するだけで、永久磁石の耐酸腐食性を向上させることができる。
また、上記化学吸着膜は、アミノ基、ヒドロキシ基、あるいはこれらを有する化合物が、永久磁石の表面に化学的に吸着することにより形成されたものである。ここで、上記アミノ基は、アンモニア、第一級あるいは第二級アミンから水素を除去した1価の官能基(−NH2、−NHR、−NRR’)として定義される。なお、この定義は、アミノ基の原料を限定する趣旨ではなく、あくまでも構造を定義したものであって、第三級アミンから上記構造となったものも当然アミノ基に含まれる。
また、上記化学吸着膜の成分は、膜形成工程において用いる膜形成用水溶液に含有させるアミン類、ヒドロキシ類によって左右され、ヒドロキシ基だけを含む構成、アミノ基だけを含む構成、及びヒドロキシ基とアミノ基の両方を含む構成のいずれかをとることができる。
また、上記化学吸着膜は、いわゆる上記各官能基あるいはこれを有する化合物が、分子レベルで化学的に吸着して形成されたものであり、非常に薄いものである。
上記化学吸着膜の存在有無の確認は、たとえば、ラマン分光分析、赤外線分光分析又はSIMS分析等の方法により、アミノ基あるいはヒドロキシ基が存在することを確認することによって実施できる。
また、上記永久磁石の表面に形成した上記保護膜は、金属からなる被膜を有するものとすることもできる(請求項4)。上記金属からなる被膜としては、例えば、アルミニウム、ニッケル、銅などの金属の被膜がある。製膜方法としては、メッキ法、スパッタリング法、蒸着法など、公知の様々な製膜方法を採用できる。この金属からなる被膜を上記保護膜として用いることにより、永久磁石の耐食性を格段に向上させることができる。そして、上記保護膜としてこの金属からなる被膜だけを用いてもよいし、当該金属からなる被膜の表面に、さらに上述した化学吸着膜を形成することにより、両者の作用効果が相俟ってさらに永久磁石の耐食性を高めることができる。金属からなる被膜としては、電動モータの特性劣化を抑制するためにはニッケルなどの磁性金属からなる被膜を採用することが好ましい。
また、上記永久磁石の表面に形成した上記保護膜は、樹脂からなる被膜を有するものとすることもできる(請求項5)。上記樹脂からなる被膜としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂などの被膜があげられ、様々な塗装方法によって形成することができる。この樹脂からなる被膜を上記保護膜として用いることにより、水分をはじきやすい疎水性の表面特性を容易に得ることができる。また、上記保護膜としては、上記樹脂からなる被膜だけを用いることもできるが、上述した化学吸着膜や金属からなる被膜と組み合わせて積層することもできる。例えば、永久磁石の表面に上記樹脂からなる被膜を設け、さらにその表面に上述した化学吸着膜を設けてもよい。また、永久磁石の表面に上述した金属からなる被膜を設け、その表面に上記樹脂からなる被膜を設ける構成、さらには樹脂からなる被膜の表面に上述した化学吸着膜を設ける構成も取り得る。複数の膜を組み合わせた場合には、それぞれの膜の作用効果の相乗効果によって永久磁石の耐食性向上効果をさらに高めることがきる。
また、上記永久磁石は希土類磁石とすることができる(請求項6)。電動圧縮機用の永久磁石としては、フェライト磁石等も適用可能であるが、磁気的特性からみれば希土類磁石の方が適している。一方、希土類磁石はフェライト磁石に比べて、腐食しやすい傾向にある。そのため、上記のごとく、永久磁石の表面に耐食性を向上させる保護膜を形成し、かつ、永久磁石と磁石配設穴の内壁面との間の間隙に固定用樹脂を充填した構成を採用することが特に有効である。
また、上記電動圧縮機は、循環経路に非金属製配管を備えた車載空調機用であることが好ましい(請求項7)。車載空調機は、圧縮機の他に凝縮器、膨張弁、蒸発器等を備え、これらを連絡する循環経路中に冷媒及び潤滑油を封入する構成が取られる。循環経路を構成する配管の一部には、可撓性を持たせたり制振性を高めたりするために樹脂製配管等の非金属製配管を採用することがある。ここでいう樹脂は、広義の意味での樹脂であり、いわゆる天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム等を含む概念である。この樹脂製配管等の非金属製配管は、非常にわずかながらも水分を透過させる特性を有している場合が多い。そのため、例えば高温多湿の環境において長年使用を続ければ、樹脂製配管等の非金属製配管を通して空気中から循環経路内に水分が浸入するおそれがある。また、循環経路内に浸入した水分の影響で冷媒や潤滑油が変質し、酸等が生じる場合も考えられる。それ故、車載用空調機においては、上記のごとく、永久磁石の表面に耐食性を向上させる保護膜を形成し、かつ、永久磁石と磁石配設穴の内壁面との間の間隙に固定用樹脂を充填した構成を必須とする電動圧縮機の採用が非常に有効である。
また、上記電動圧縮機は、分子式:C3mn(但し、mは1〜5の整数、nは1〜5の整数、かつ、m+n=6)で表され分子構造中に二重結合を1個有する冷媒又は該冷媒を含む混合冷媒を循環させる冷凍サイクルに用いられることが好ましい(請求項8)。
冷凍サイクルに用いられる冷媒としては、従来のフロンと称される冷媒よりもオゾン層破壊への影響が少ない冷媒が使われるようになって来た。このような新しいタイプの冷媒としては、CF3−CF=CH2(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)等に代表されるような、分子式:C3mn(但し、mは1〜5の整数、nは1〜5の整数、かつ、m+n=6)で表され分子構造中に二重結合を1個有する冷媒が注目されている(以下、適宜、「HFO1234yfタイプ冷媒」という。)。
HFO1234yfタイプ冷媒は、上記のごとく二重結合を含むことから、水の存在下において比較的分解しやすい特徴を有する。そのため、製造過程や市場による使用時に何らかの原因で冷媒循環路中に水が混入した場合には、冷媒が分解し、冷媒を構成していたFからフッ酸(HF)が生じるおそれがある。フッ酸などのいわゆる酸は、上記永久磁石を比較的早期に腐食させる原因となる。それ故、HFO1234yfタイプ冷媒を用いた冷凍サイクルにおいては、上記のごとく、永久磁石の表面に耐食性を向上させる保護膜を形成し、かつ、永久磁石と磁石配設穴の内壁面との間の間隙に固定用樹脂を充填した構成を必須とする電動圧縮機の採用が非常に有効である。
また、上記電動圧縮機は、ポリオールエステル(POE)、ポリビニルエーテル(PVE)及びポリアルキレングリコール(PAG)の少なくとも一つを含有する潤滑油を上記ハウジング内に含む場合にも有効である(請求項9)。これらの潤滑油を含む場合においても、冷媒循環経路中への水、酸等の浸入は好ましくない。例えば、ポリオールエステルは、水分存在下において加水分解して有機カルボン酸を発生する。有機カルボン酸も上述したフッ酸と同様に、永久磁石を腐食させる原因となりうる。そのため、この場合にも、永久磁石の表面に耐食性を向上させる保護膜を形成し、かつ、永久磁石と磁石配設穴の内壁面との間の間隙に固定用樹脂を充填した構成を必須とする電動圧縮機の採用が非常に有効である。
また、上記ロータは、軸方向に貫通する上記磁石配設穴を設けたロータコア本体と、該ロータコア本体の軸方向両端に配設された一対の端板とを有しており、該端板は上記磁石配設穴を閉塞していることが好ましい(請求項10)。この場合には、上記端板の存在によって、磁石配設穴を閉塞することができ、永久磁石の劣化の原因となる水分等を含んだ冷媒等との接触機会を低減することができ、さらに永久磁石の劣化抑制を図ることができる。
一方、ロータコア本体を電磁鋼板を積層して構成しているような場合には、その積層したわずかな隙間から冷媒等が磁石配設穴内に浸入することを完全に防止することは困難である。
そこで、上記ロータは、その外表面全体が樹脂被膜により覆われていることがより好ましい(請求項11)。この場合には、上記樹脂被膜の存在によって、さらに上記磁石配設穴への水あるいは酸の浸入を抑制することができる。
また、上記樹脂被膜における樹脂は、広義の意味での樹脂であり、いわゆる天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム等を含む概念である。上記樹脂被膜を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン系、エポキシ系、フッ素系、アクリル系、ポリアミド系、ポリアミドイミド系、シリコーン系、ポリエーテルエーテルケトン系、ポリエーテルイミド系、フェノール系、メラミン系、ウレタン系等の樹脂あるいはゴムがある。このうち、フッ素系樹脂等は、柔軟性に優れ好適である。
また、上記電動モータの構成としては、回転軸と共に回転するロータを円筒状のステータの内周側に配置したタイプと、ロータを筒状にしてステータの外周側に配置したタイプのいずれかを採用することができる。
上記ロータをステータの内周側に配置するタイプにおいては、上記永久磁石は平板形状を有し、上記ロータの軸方向に直交する断面において複数の上記永久磁石の配置形態が全体で多角形状を呈するように配置された構成をとることができる。
また、上記ロータをステータの外周側に配置するタイプにおいては、上記永久磁石は断面円弧状曲面板形状を有し、上記ロータの軸方向に直交する断面において複数の上記永久磁石の配置形態が全体で円形状を呈するように配置された構成をとることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電動圧縮機につき、図1〜図8を用いて説明する。
本例の電動圧縮機1は、図1に示すごとく、吸入ポート11と吐出ポート12とを設けたハウジング10と、ハウジング10内に配置され吸入ポート11から吸入する冷媒を圧縮して吐出ポート12から吐出する圧縮部15と、ハウジング10内に配置され圧縮部15を駆動する回転軸21を回転させる電動モータ2とを有する。
圧縮部15は、ハウジング10内に固定された固定スクロール13と、これに対向配置された可動スクロール14とにより構成されている。固定スクロール13と可動スクロール14との間には、冷媒を圧縮するための容積可変の圧縮室150が形成されている。可動スクロール14は、ベアリング216及び偏心ブッシュ215を介して回転軸21の偏心ピン210に連結されており、回転軸21の回転に応じて揺動し、上記圧縮室150の容積を変化させるよう構成されている。
回転軸21は、電動モータ2を構成するロータ22の中心穴221に固定され、中心穴221から両側へ突出した両端が、軸受け部41、42を介して回転可能にハウジング10に固定されている。
図1に示すごとく、電動モータ2は、上記回転軸21の周囲に固定されたロータ22と、ロータ22の外周側に配置されハウジング10に支持されたステータ23とを有する。ステータ23には、コイル235が配設されており、コイル235に通電することにより、永久磁石3を内蔵したロータ22が回転するよう構成されている。
図2に示すごとく、ロータ22は、複数枚の電磁鋼板を積層することにより円筒状に構成され、軸方向に貫通する複数の磁石配設穴225を設けたロータコア本体220と、ロータコア本体220の軸方向両端に配設される一対の端板25とを有している。端板25は磁石配設穴225を閉塞するように配置される。
磁石配設穴225には、それぞれ永久磁石3が挿入配置される。永久磁石3の表面には、耐食性を向上させる保護膜35として化学吸着膜を形成してある。上記永久磁石3としては、ネオジム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)を主成分とする公知のネオジム磁石(希土類磁石)を採用した。
永久磁石3の表面に設ける保護膜35としては、たとえば金属からなる被膜、その他の種々の保護膜を採用可能であるが、本例では、上記のごとく化学吸着膜を採用した。
上記化学吸着膜(保護膜35)を形成するに当たっては、永久磁石3の表面を洗浄して異物を除去した後、化学吸着膜を形成するための膜形成工程を実施する。
膜形成工程は、永久磁石3を、pH8〜10のアルカリ性水溶液である膜形成用水溶液に接触させた後乾燥させることにより行う。
具体的には、まず、上記膜形成用水溶液として、水1リットルに、トリエタノールアミンを3wt%と、界面活性剤としてのポリオキシアルキレンアルキルエーテルを1wt%加えて、pHを8に調整した水溶液を準備する。
次に、上記膜形成用水溶液を60℃に加熱し、この中に3分間永久磁石3を浸漬する。その後、上記アルカリ性水溶液から永久磁石3を引き上げて、100℃の空気雰囲気を有するオーブン中に投入し、60分間保持する。オーブンから取り出した永久磁石3を、常温となるまで放置する。これにより、膜形成工程が完了し、永久磁石3の表面にはアミノ基を含む化学吸着膜が形成される。得られた化学吸着膜は、分子レベルの薄い膜である。
化学吸着膜よりなる保護膜35を備えた永久磁石3は、上述したごとく、磁石配設穴225内に挿入配置される。そして、図5、図6に示すごとく、永久磁石3と磁石配設穴225の内壁面との間の少なくとも一部の間隙には、固定用樹脂6が充填される。より具体的には、磁石配設穴225は、図3に示すごとく、永久磁石3の外形状に対応した内周面形状である長方形状を基本形状とし、その短辺部の一部から外方に向けて窪んでいると共に軸方向の両方に開口した拡張穴部227を有している。そして、図5、図6に示すごとく、この拡張穴部227に固定用樹脂6が充填される。
固定用樹脂6の充填方法としては様々な方法を採用することができるが、本例では次のように行った。
まず、図2〜図4に示すごとく、ロータコア本体220に設けられた上記拡張穴部227を有する磁石配設穴225に、保護膜35によって全表面を覆った永久磁石3を挿入する。
次に、図5に示すごとく、針状部71の先端に注出口710を設けた注射器状の樹脂充填器7を準備する。
樹脂充填器7は、上記針状部71に連通する円筒状のシリンダ部72と、その中に貯めている固定用樹脂6を押し出すためのピストン部73を備えたものである。樹脂充填作業は、同図に示すごとく、樹脂充填器7の針状部71を磁石配設穴225の拡張穴部227に挿入し、針状部71の先端の注出口710から固定用樹脂6を適量吐出することにより行う。また、本例では、拡張穴部227の軸方向全長にわたって固定用樹脂6を充填するのではなく、間隔を空けて部分的に充填した。また、すべての永久磁石3の幅方向両端を固定できるように、すべての拡張穴部227に対して固定用樹脂6の充填作業を行った。上記固定用樹脂6としては、エポキシ系樹脂を用いた。
なお、本例では、上記のごとく軸方向に間隔を空けて部分的に固定用樹脂6を充填したが、全長に行き渡るように固定用樹脂6を充填することも可能である。
次に、図2、図7に示すごとく、永久磁石3を磁石配設穴225内に収容すると共に固定用樹脂6により永久磁石3を固定したロータコア本体220の両端に端板25を配置し、リベット挿入穴224、254にリベット44を挿通して先端をかしめることにより全体を固定する。また、ロータコア本体220及び端板25の中心穴229、259に回転軸21を挿入固定し、ロータ22が完成する。
また、本例では、図8に示すごとく、上記構成の電動圧縮機1を車載空調機5の圧縮機として用いる。
車載空調機5は、同図に示すごとく、電動圧縮機1の吐出ポート12側から、循環経路55によって順次連絡される凝縮器51、レシーバ52、膨張弁53、蒸発器54を有している。膨張弁53は、蒸発器54の下流側に配置された温度センサ56により測定された冷媒の温度に応じて、制御部57によって弁開度が調整されるにようになっている。
また、上記レシーバ52は、冷媒の気液分離を図って液状冷媒のみを膨張弁に送るよう機能するとともに、内蔵したレシーバ内吸着剤(図示略)によって冷媒中に含まれる水分を除去するように構成されている。
また、循環経路55内、つまり電動圧縮機1内には、冷媒として、CF3−CF=CH2(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)が封入され、かつ、潤滑油として、ポリオールエステルが封入されている。そして、循環経路55を構成する配管の一部は、非金属製配管である樹脂製配管が採用されている。
このような構成の車載空調機5を長期間運転すると、循環経路55を構成する樹脂製配管を透過して、徐々に循環経路55内に水分が入り込んでくる。また、水分との反応によって冷媒あるいは潤滑油が変質し、酸が生じるおそれもある。
ここで、本例の電動圧縮機1は、上記のごとく、ロータ22に内蔵させる永久磁石3の表面に保護膜35を形成した上で、さらに、永久磁石35と磁石配設穴225の内壁面との間の少なくとも一部の間隙に、固定用樹脂6を充填している。これにより、電動圧縮機1の運転中において、ロータ22内の永久磁石3がたとえ相対移動しようとしても、これを固定用樹脂6が存在することによって阻止することができ、永久磁石3表面の保護膜35にダメージが付与されることを防止することができる。それ故、健全な保護膜35の作用効果を長期にわたって維持することができ、永久磁石3が劣化することを抑制することができる。
(実施例2)
本例は、図9に示すごとく、実施例1に示したロータ22に更に改良を加えた例である。
すなわち、同図に示すごとく、本例のロータ22は、その外表面全体を樹脂被膜27により覆った。樹脂被膜27は、スプレー装置275から樹脂被膜27用の塗料270を吹き付けることにより形成される。樹脂被膜27としては、フッ素系樹脂を採用した。また、樹脂被膜27は、ロータ22だけではなく、回転軸21の一部および外表面から見える回転軸21とロータとの境界部分226をも覆うように形成した。
本例においては、実施例1でも説明したように、ロータ22が、磁石配設穴225を設けたロータコア本体220と、磁石配設穴225に挿入配置された永久磁石3と、磁石配設穴225の開口部を閉塞する端板25とを有する構成としてある。これにより、永久磁石3を挿入配置した磁石配設穴225は、その開口部が端板25により閉塞され、一応の密閉構成となっている。これにより、ロータコア本体220自体に存在する微小な隙間あるいはロータコア本体220と端板25との間の微小な隙間を浸透してくる場合を除き、直接的に冷媒及び潤滑油と共に水や酸が磁石配設穴に浸入してくることを防止することができる。
さらに、ロータ22の外表面全体が樹脂被膜27により覆われている。これにより、ロータコア本体220自体が有する微小な隙間、あるいはロータコア本体220と端板25との間の微小な隙間を、冷媒及び潤滑油と共に水や酸が浸透してくることをも防止することができる。それ故、磁石配設穴225への水や酸の浸入を防止することができ、永久磁石3の特性劣化をさらに抑制することができる。
また、万が一、磁石配設穴225内に水や酸が浸入したとしても、上記のごとく健全な状態に保たれた保護膜35の機能によって、永久磁石3の劣化を抑制できる。さらに一歩進んで、何らかの原因により永久磁石3が水、酸あるいはこれらから派生した水素との反応により脆化して磁石粉末に分解したとしても、ロータコア本体220と端板25の組合せによる構造的な密閉構造と、樹脂皮膜27による微小な隙間を覆うことによるさらなる密閉構造とによって、上記磁石粉末がロータ22の外部へ放出されることを防止することもできる。
したがって、本例の電動圧縮機は、永久磁石3が劣化しやすい環境となることの対策、永久磁石3が劣化することを抑制する対策、さらには、永久磁石3が劣化してしまったことの対策まで考慮したものであり、非常に信頼性の高いものとなる。
1 電動圧縮機
10 ハウジング
11 吸入ポート
12 吐出ポート
15 圧縮部
2 電動モータ
21 回転軸
22 ロータ
23 ステータ
220 ロータコア本体
225 磁石配設穴
227 拡張穴部
25 端板
3 永久磁石
35 保護膜
5 車載空調機

Claims (11)

  1. 吸入ポートと吐出ポートとを設けたハウジングと、該ハウジング内に配置され上記吸入ポートから吸入する冷媒を圧縮して上記吐出ポートから吐出する圧縮部と、上記ハウジング内に配置され上記圧縮部を駆動する回転軸を回転させる電動モータとを有する電動圧縮機において、
    上記電動モータは、上記回転軸に固定されたロータと上記ハウジングに支持されたステータとを有し、
    上記ロータは、軸方向に延在する磁石配設穴に挿入配置してなる永久磁石を有し、
    該永久磁石は、その表面に耐食性を向上させる保護膜を形成してなり、
    上記永久磁石と上記磁石配設穴の内壁面との間の少なくとも一部の間隙には、固定用樹脂が充填されていることを特徴とする電動圧縮機。
  2. 請求項1において、上記磁石配設穴は、上記永久磁石の外形状に対応した内周面形状の一部から外方に向けて窪んでいると共に軸方向の少なくとも一方に開口した拡張穴部を有しており、該拡張穴部に上記固定用樹脂が充填されていることを特徴とする電動圧縮機。
  3. 請求項1又は2において、上記永久磁石の表面に形成した上記保護膜は、ヒドロキシ基とアミノ基の少なくとも一方を有する化学吸着膜を有することを特徴とする電動圧縮機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記永久磁石の表面に形成した上記保護膜は、金属からなる被膜を有することを特徴とする電動圧縮機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記永久磁石の表面に形成した上記保護膜は、樹脂からなる被膜を有することを特徴とする電動圧縮機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記永久磁石は希土類磁石であることを特徴とする電動圧縮機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記電動圧縮機は、循環経路に非金属製配管を備えた車載空調機用であることを特徴とする電動圧縮機。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、上記電動圧縮機は、分子式:C3mn(但し、mは1〜5の整数、nは1〜5の整数、かつ、m+n=6)で表され分子構造中に二重結合を1個有する冷媒又は該冷媒を含む混合冷媒を循環させる冷凍サイクルに用いられることを特徴とする電動圧縮機。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、上記電動圧縮機は、ポリオールエステル(POE)、ポリビニルエーテル(PVE)及びポリアルキレングリコール(PAG)の少なくとも一つを含有する潤滑油を上記ハウジング内に含むことを特徴とする電動圧縮機。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、上記ロータは、軸方向に貫通する上記磁石配設穴を設けたロータコア本体と、該ロータコア本体の軸方向両端に配設された一対の端板とを有しており、該端板は上記磁石配設穴を閉塞していることを特徴とする電動圧縮機。
  11. 請求項10において、上記ロータは、その外表面全体が樹脂被膜により覆われていることを特徴とする電動圧縮機。
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