JP2012056498A - 車両の運転室用空調装置 - Google Patents

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俊典 安
Nobuyuki Aizawa
伸幸 相澤
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Abstract

【課題】コンプレッサー式の車両用空調装置であるが、標準装備のバックガラスを取り外すことなく使用でき、装着も簡単な空調装置を提供する。
【解決手段】室外機4はエアデフレクタ3内に設け、室外機4と室内機7の間は配管13で接続する。運転席2後方の仮眠スペース5の後壁面6に取り付けられている標準装備のバックガラス20の適宜箇所に孔21を開け、この孔21を通して配管13を運転席2内へ通す。室内機7は、仮眠スペース5に設ける仮眠者8のためのベッド5a上に配置する。そのため、バックガラス20に一個の孔21を開けるだけが運転席2の後壁面6に対する加工作業になるので、簡単に室内機7を運転席2の室内に装着可能になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、トラックなどの車両、特には大型貨物自動車等に搭載する運転室用の空調装置に関する。
近年、トラックなどの大型自動車の運転室には、パーキング・エアコンやパーキング・クーラーなどと称して、夜間だけでなく昼間でもエンジンを切った状態で運転室内の、特に運転室後方の仮眠エリアのエアコンディショニングを行うための空調装置が備えられているものがある。
この種の空調装置には、コンプレッサーをエンジンの動力によって機械的に回転駆動し、エンジン停止後はコンプレッサーを空調装置の動力源とするものがある。すなわち、家庭用エアコン同様にコンプレッサーによって冷媒を圧縮し、室外機で冷却・液化したものを室内機で蒸発・気化させ、その気化熱でベッドスペースを冷房するため、冷房能力が高く、例えばDC24Vに最適化されたコンプレッサーを用いることで、トラックのバッテリーでも6時間程度の運転が可能となる、というものである。
しかし、自動車が移動中はエンジンが動作しているため空調装置も動作するが、自動車のドライバーが仮眠などするために停車させてエンジンを止めると空調装置も停止してしまうため、空調装置を作動させ続けるにはエンジンを低回転数でアイドリングさせる等の対処が必要になる。ただし、停車中に空調装置を作動させるためにエンジンをアイドリングさせていると、ある程度の燃料を消費することはもちろん、長距離トラックなどで停車時間が1日当たり例えば8〜10時間になるものでは排ガスによる環境汚染問題があることはもちろん、アイドリングしている際のエンジン音が騒音になり、また冷房時の空調装置の室外機からの廃熱が周囲をさらに暑くするという問題などがある。また、地域によっては法令で停車中のエンジン停止を義務づけているところもあるため、その対策上も好ましくないものとなっている。
図1は、従来の車両用空調装置の構成を示すために、トラックの運転席付近を示す側面図である。図示のトラック1は、運転席2のルーフ上にエアデフレクタ3を備え、エアデフレクタ3内に室外機4を配置し、運転席2後方の仮眠スペース5の後壁面6に室内機7を取り付け、仮眠スペース5で休んでいるドライバー8(以下では、ドライバーだけでなく、助手や交代者など自動車に乗り込むすべての人をしてドライバーと言い、実際に自動車を運転するものには限定されない。)に快適な環境を与えるようにしている。図中5aは仮眠スペース5におかれるベッドである。また図中9は運転席2後方の荷台上に搭載したコンテナなどの貨物、10はタイヤ、11はフレームである。
図2は、図1に示した空調装置の詳細を示す拡大図である。室外機4はエアデフレクタ3内に張り渡したステー12に固定してある。エアデフレクタ3がない場合や、エアデフレクタ3内にステーを設けられない場合には、運転席2のルーフ上に直接取り付ける。室外機4と室内機7の間は配管や配線(以下、単に配管と言う。)13で接続する。図中14は配管13を覆うためのチューブであり、15は配管カバーである。
図3は、配管カバー15周りの断面図である。従来は、室内機7をも運転席2後方の仮眠スペース5の後壁面6に取り付けるため、標準装備のバックガラスを取り外し、FRP製の板状のブラケット16を自動車ごとの仕様に合わせて特注製作し、例えば図4に示すブラケット16のように、ボルト/ナット17を多用して配管13や配管カバー15を取り付け、配管13を通すための配管接続部材18等でブラケット15を挟んで室内機7と配管カバー14を取り付けていた。図中19はドレンチューブである。
図4において、符号Aはボルト/ナット17を通すための孔を示し、符号Bは配管カバー15を固定するためのボルト/ナット17を通す孔を示し、符号Cは配管接続部材18を通すための孔を示す。また、図4に示したブラケット16は一例であって、車種が異なればブラケット16の外形が異なったり、室内機7の取り付け位置が異なったりなどするため、既述のように特注品となってしまうのである。
なお、エンジン停止中でも空調装置を作動させ得るようにするため、畜冷式の空調装置も提案されているが、この方式は、畜冷パックを用いて長時間にわたりほぼ均一に熱量を放出し、使用者にとって快適なエアコンディショニングができるものの、蓄冷のための走行が必要であり、冷房能力や運転時間が不足するという欠点がある。
特開2008−149788号公報 特開平8−142655号公報
そこで本発明は、コンプレッサー式の車両用空調装置であるが、標準装備のバックガラスを取り外すことなく使用でき、装着も簡単な車両の運転室用空調装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の運転室用空調装置は、車両の運転席の天井の上に、室外機を取り付け、車両の運転室内に室内機を取り付け、前記室外機と前記室内機とを配管・配線して接続することによって前記運転室内を空調するように構成してなり、前記室内機を前記運転席内の後部空間のスペースの床上に載置するものとし、前記車両のバックガラスを交換することなく前記配管・配線を通す孔を開口させ、前記室外機と前記室内機とを配管・配線して接続してなることを特徴とする。
本発明によれば、トラックなどの車両に標準装備の運転席のバックガラスを取り外すことなく使用して、簡単に装着可能な運転室用空調装置空調装置を提供することができる。
従来の車両の運転室用空調装置の構成を示すために、トラックの運転席付近を示す側面図 図1に示した空調装置の詳細を示す拡大図 配管カバー周りの断面図 ブラケットを示す正面図 本発明に係る車両の運転室用空調装置の一実施例を示す図2相当の拡大図 本発明に係る車両の運転室用空調装置を概念的に示す斜視図
以下に、本発明に係る車両の運転室用空調装置の実施形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
図5は本発明に係る車両の運転室用空調装置の一実施例を示す図2相当の拡大図である。従来の例と同様に、室外機4はエアデフレクタ3内に張り渡したステー12に固定するか、エアデフレクタ3がない場合や、エアデフレクタ3内にステーを設けられない場合には、運転席2のルーフ上に直接取り付ける。図5に示したステー12は形態が図2に示したものと異なっているが、基本的な機能としては同一である。
また室外機4と室内機7の間は配管13で接続するが、そのために、運転席2後方の仮眠スペース5の後壁面6に取り付けられている標準装備のバックガラス20を取り外すことはなく、バックガラス20の適宜箇所に例えばφ50mm程度の径の孔21を開け、この孔21を通して配管13を運転席2内へ通す。孔21を開けるための手段はガラスへの孔開け加工において一般的に使用されている手段を採用できる。
室内機7は、仮眠スペース5の後壁面6に取り付けるのではなく、仮眠者8のためのベッド5a上に配置する。室内機7の配置位置は、できるだけ仮眠者8の邪魔にならず、かつ車両の重量バランスに悪影響を与えない位置とすることが望ましい。例えば幅方向の中心位置とすれば、仮眠者8の腕を避ける(すなわち仮眠者8の体幅の最も狭い部位に当たる)等を考慮すると良い。もちろん、その他の位置であってもかまわない。
要するに、図6に示すように、バックガラス20に一個の孔21を開けるだけが運転席2の後壁面6に対する加工作業になるので、簡単に室内機7を運転席2の室内に装着可能になる。
なおその他の構成は従来の例とほぼ同様であるので、共通する部分には共通する符号を付すにとどめ、重複する説明は省略する。
1:トラック
2:運転席
3:エアデフレクタ
4:室外機
5:仮眠スペース
5a:ベッド
6:後壁面
7:室内機
8:ドライバー
9:貨物
10:タイヤ
11:フレーム
12:ステー
13:配管や配線(配管)
14:チューブ
15:配管カバー
16:FRP製のブラケット
17:ボルト/ナット
18:配管接続部材
19:ドレンチューブ
20:バックガラス
21:孔
A、B、C:ブラケットの孔
この種の空調装置には、バッテリーを空調装置の動力源とするものがある。すなわち、家庭用エアコン同様に電動のコンプレッサーによって冷媒を圧縮し、室外機で冷却・液化したものを室内機で蒸発・気化させ、その気化熱でベッドスペースを冷房するため、冷房能力が高く、例えばDC24Vに最適化されたコンプレッサーを用いることで、トラックのバッテリーでも6時間程度の運転が可能となる、というものである。
このようなエアコンが登場した背景には、以下のような問題を解決する必要があったからである。
すなわち、自動車が移動中はエンジンが動作しているため空調装置も動作するが、自動車のドライバーが仮眠などするために停車させてエンジンを止めると空調装置も停止してしまうため、空調装置を作動させ続けるにはエンジンを低回転数でアイドリングさせる等の対処が必要になる。ただし、停車中に空調装置を作動させるためにエンジンをアイドリングさせていると、ある程度の燃料を消費することはもちろん、長距離トラックなどで停車時間が1日当たり例えば8〜10時間になるものでは排ガスによる環境汚染問題があることはもちろん、アイドリングしている際のエンジン音が騒音になり、また冷房時の空調装置の室外機からの廃熱が周囲をさらに暑くするという問題などがある。また、地域によっては法令で停車中のエンジン停止を義務づけているところもあるため、その対策上も好ましくないものとなっている。
図3は、配管カバー15周りの断面図である。従来は、室内機7をも運転席2後方の仮眠スペース5の後壁面6に取り付けるため、標準装備のバックガラスを取り外し、FRP製の板状のブラケット16を自動車ごとの仕様に合わせて特注製作し、例えば図4に示すブラケット16のように、ボルト/ナット17を多用して配管13や配管カバー15を取り付け、配管13を通すための配管接続部材18等でブラケット15を挟んで室内機7と配管カバー14を取り付けていた。図中19はドレンチューブである。
本発明に係る車両の運転室用空調装置は、車両の運転席の天井の上、ルーフトップ、キャブバック、床下等に、室外機を取り付け、車両の運転室内に室内機を取り付け、前記室外機と前記室内機とを配管・配線して接続することによって前記運転室内を空調するように構成してなり、前記室内機を前記運転席内の後部空間のスペースの床上や床上、壁面等に載置するものとし、前記車両のバックガラスを交換することなく前記配管・配線を通す孔を開口させ、前記室外機と前記室内機とを配管・配線して接続してなることを特徴とする。
室内機7は、仮眠スペース5の後壁面6に取り付けるのではなく、仮眠者8のためのベッド5a上に配置する。室内機7の配置位置は、できるだけ仮眠者8の邪魔にならず、かつ車両の重量バランスに悪影響を与えない位置とすることが望ましい。例えば幅方向の中心位置とすれば、仮眠者8の腕を避ける(すなわち仮眠者8の体幅の最も狭い部位に当たる)等を考慮すると良い。もちろん、従来の例と同様に運転席後壁面6等、その他の位置であってもかまわない。

Claims (1)

  1. 車両の運転席の天井の上に室外機を取り付け、
    車両の運転室内に室内機を取り付け、
    前記室外機と前記室内機とを配管・配線して接続することによって前記運転室内を空調するように構成してなり、
    前記室内機を前記運転席内の後部空間のスペースの床上に載置するものとし、
    前記車両のバックガラスを交換することなく前記配管や配線を通す孔を開口させ、
    前記室外機と前記室内機とを配管、配線して接続してなる、
    ことを特徴とする車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150076842A (ko) * 2013-12-27 2015-07-07 현대자동차주식회사 차량용 드레인 유닛
JP2016120816A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 株式会社アイ・シー・エル 車両用一体型空調ユニット

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KR101966092B1 (ko) 2013-12-27 2019-04-05 현대자동차 주식회사 차량용 드레인 유닛
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