JP2012056203A - 像保持体及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素電極の配置効率を図りながら、画素電極への信号供給構造の効率化を図る。
【解決手段】複数の画素電極3と、画素電極3夫々に対応して行列配置される切替器4と、一行に並ぶ一群の切替器4に対し走査信号を伝達する複数の走査信号線5と、一列に並ぶ一群の切替器4に対し前記潜像形成信号を伝達する複数の潜像形成信号線6と、複数の潜像形成信号線6に夫々接続されて支持体2上の回転軸方向における端部に向けて引き出す複数の信号引出線7と、支持体2上の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、複数の走査信号線5に夫々接続されて各走査信号線5に対して走査信号を供給する走査信号供給器8と、支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、複数の信号引出線7に夫々接続されて各信号引出線7に潜像形成信号を供給する潜像形成信号供給器9と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、像保持体及びこれを用いた画像形成装置に関する。
一般に、複写機やプリンタ等の画像形成装置で用いられる画像形成方式として電子写真方式が用いられる。これは、コロナ放電器や帯電ロール等の帯電器によって帯電された感光体に対して、レーザやLEDアレイを用いて光イメージを照射することで静電潜像を形成し、この形成された静電潜像に対し帯電したトナーを用いて現像することで可視像化するようにしたものである。
これに対し、感光体を使用せずに、静電潜像を形成する方式の画像形成装置も既に提案されている(例えば特許文献1〜5参照)。
特許文献1は、薄膜トランジスタ(TFT)をマトリクス状に形成すると共に蓄積容量を夫々のTFTに設け、蓄積容量での電荷蓄積効果により安定した現像を行うようにした方式の画像形成装置を提案したものである。
特許文献2は、スイッチング素子をマトリクス状に構成し、レーザ照射することで、画素毎に発生する表面電位を変化させるようにした方式の画像形成装置を提案したものである。
特許文献3は、マトリクス状に配列したスイッチング素子毎に二層分割された蓄積容量を持たせ、画像部/非画像部の電位を調整するようにしたものである。
特許文献4は、複数のTFTを通じて複数の画素電極の夫々に選択的に電荷を印加するか、または選択的に電荷を消去すれば、静電潜像形成媒体の表面にはその周辺の電位と異なる電位を有する静電潜像が形成される画像形成装置を提案したものである。
特許文献5は、マトリクス状に配列したスイッチング素子を使って画素毎の潜像を形成する方式の画像形成装置を提案している。
特許第3233463号公報(実施例、図4) 特許第3826013号公報(実施の形態1、図1) 特開2003−32440号公報(発明の実施の形態、図1) 特開2005−331955号公報(発明を実施するための最良の形態、図2) 特開2004−219635号公報(発明の実施の形態、図1)
本発明の技術的課題は、環状の支持体上に画素電極が画素単位に行列配置された像保持体にあって、画素電極の配置効率を図りながら、画素電極への信号供給構造の効率化を図った像保持体及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、循環回転可能な支持体と、この支持体上に設けられ、当該支持体の回転方向及び回転軸方向に沿って画素単位毎に行列配置され且つ画像信号に基づく潜像を形成する複数の画素電極と、前記画素電極夫々に対応して支持体上に行列配置され且つ各画素電極に対し画像信号に基づく潜像を形成する潜像形成信号の供給時期を切り替える切替器と、支持体の回転軸方向に沿って延びるように支持体上に設けられ、当該支持体の回転軸方向に沿って一行に並ぶ画素電極に対応する一群の切替器に対し前記潜像形成信号の供給時期が順次選択走査させられる走査信号を伝達する複数の走査信号線と、支持体の回転方向に沿って延びるように支持体上に設けられ、当該支持体の回転方向に沿って一列に並ぶ画素電極に対応する一群の切替器に対し前記潜像形成信号を伝達する複数の潜像形成信号線と、支持体の回転軸方向に沿って延びるように支持体上に設けられ、前記複数の潜像形成信号線に夫々接続されて当該潜像形成信号線を支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部に向けて引き出す複数の信号引出線と、支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、当該支持体の回転方向に並ぶ前記複数の走査信号線に夫々接続されて各走査信号線に対して走査信号を供給する走査信号供給器と、支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、当該支持体の回転方向に並ぶ前記複数の信号引出線に夫々接続されて各信号引出線に前記潜像形成信号を供給する潜像形成信号供給器と、を備えることを特徴とする像保持体である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る像保持体において、前記走査信号供給器は前記支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の一方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、前記潜像形成信号供給器は前記支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の他方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられることを特徴とする像保持体である。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る像保持体において、前記複数の信号引出線と前記潜像形成信号供給器との接続点は、少なくとも隣り合う接続点が支持体の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、支持体の回転軸方向に対し異なる複数の位置に分かれて接続されていることを特徴とする像保持体である。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る像保持体において、更に、前記複数の走査信号線と前記走査信号供給器との接続点は、少なくとも隣り合う接続点が支持体の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、支持体の回転軸方向に対し異なる複数の位置に分かれて接続されていることを特徴とする像保持体である。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る像保持体において、前記走査信号供給器及び前記潜像形成信号供給器は前記支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の一方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられることを特徴とする像保持体である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る像保持体において、前記走査信号供給器及び前記潜像形成信号供給器は支持体の回転方向に重なった部分を有して回転軸方向に並んで設けられ、前記走査信号線又は前記信号引出線の一方は、前記走査信号供給器又は前記潜像形成信号供給器のうち内側に設けられた供給器との間を絶縁した状態で跨いで外側にある対応する供給器に接続されることを特徴とする像保持体である。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに係る像保持体において、画素電極に近接して配置される前記潜像形成信号線及び前記信号引出線からの電界の少なくとも一部が画素電極の潜像に影響するのを遮蔽する遮蔽部材を備えることを特徴とする像保持体である。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る像保持体において、前記遮蔽部材は、最近接する一つの画素電極と電気的接続がなされていることを特徴とする像保持体である。
請求項9に係る発明は、請求項7又は8に係る像保持体において、前記遮蔽部材は、前記支持体上で画素電極の厚さ方向に対し当該画素電極よりも深い位置に配置されることを特徴とする像保持体である。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る像保持体において、画素電極をその厚さ方向に投影したときに、前記遮蔽部材は当該画素電極の一部と重なり合う部分を有することを特徴とする像保持体である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至10のいずれかに係る像保持体と、この像保持体の画素電極に対し画像信号に基づく前記潜像形成信号を作成する潜像作成手段と、この潜像作成手段にて作成された前記潜像形成信号にて画素電極に形成された潜像を現像剤にて現像する現像手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項12に係る発明は、請求項11に係る画像形成装置において、前記像保持体は、当該像保持体の回転方向に沿った方向での画像形成が可能な最大寸法未満の周長を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、画素電極の配置効率を図りながら、画素電極への信号供給構造の効率化を図った像保持体を提供できる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、走査信号供給器並びに潜像形成信号供給器の実装が容易になされる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、潜像形成信号供給器の実装が一層やりやすくなる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、更に、走査信号供給器の実装が一層やりやすくなる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、走査信号供給器及び潜像形成信号供給器への外部からの配線が容易になる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、走査信号供給器及び潜像形成信号供給器の実装がより一層容易になされる。
請求項7に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、潜像形成信号線や信号引出線からの漏れ電界に伴う潜像電位の乱れを抑えられる。
請求項8に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、潜像形成信号線や信号伝達線からの漏れ電界に伴う潜像電位の乱れを一層防止できる。
請求項9に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、画素電極を高密度に形成することができる。
請求項10に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、潜像形成信号線からの漏れ電界が低減可能になる。
請求項11に係る発明によれば、画素電極の配置効率を図りながら、画素電極への信号供給構造の効率化を図ることが可能な像保持体が適用された画像形成装置を提供できる。
請求項12に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べ、小型化が図られるようになる。
本発明が適用された像保持体の実施の形態の概要を示す説明図であり、(a)は像保持体の斜視図、(b)は画素電極周辺構成を示す。 実施の形態1の画像形成装置の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる像保持体を示す斜視図である。 (a)は実施の形態1で用いられる像保持体の画素電極の配列例を示す説明図、(b)はその一つの画素電極を示す説明図、(c)は画素電極への配線例を示す説明図である。 実施の形態1で用いられるマトリクスパネルの配線構成を示す説明図である。 信号引出線とデータ用ドライバとの接続構成を示す模式図である。 実施の形態1で用いられる潜像作成制御装置の一例を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる現像装置の一例を示す説明図である。 (a),(b)は図8に示す現像装置で用いられる導電性トナーの一例を示す説明図である。 (a)〜(c)は、分割型のマトリクスパネルの構成を示す説明図である。 実施の形態2で用いられるマトリクスパネルの配線構成を示す説明図である。 実施の形態2の信号引出線とデータ用ドライバとの接続構成、および、走査線と走査用ドライバとの接続構成を示す模式図である。 (a)は実施の形態3で用いられるマトリクスパネルの構成説明図、(b)は(a)の矢印B方向から見た断面図である。 (a),(b)は潜像形成位置と現像位置との関係を示す説明図である。 比較のために遮蔽部材を設けない態様での信号線からの影響を示した第一の説明図である。 比較のために遮蔽部材を設けない態様での信号線からの影響を示した第二の説明図である。 実施の形態4の画像形成装置の概要を示す説明図である。 変形の形態の像保持体に用いられるフォトプロセスの概要を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用される像保持体の実施の形態の概要を示す説明図であり、同図(b)は像保持体1での画素電極3へ信号を伝達するための配線の構成を示している。
同図において、像保持体1は、循環回転可能な支持体2と、この支持体2上に設けられ、支持体2の回転方向及び回転軸方向に沿って画素単位毎に行列配置され且つ画像信号に基づく潜像を形成する複数の画素電極3と、画素電極3夫々に対応して支持体2上に行列配置され且つ各画素電極3に対し画像信号に基づく潜像を形成する潜像形成信号の供給時期を切り替える切替器4と、支持体2の回転軸方向に沿って延びるように支持体2上に設けられ、支持体2の回転軸方向に沿って一行に並ぶ画素電極3に対応する一群の切替器4に対し前記潜像形成信号の供給時期が順次選択走査させられる走査信号を伝達する複数の走査信号線5と、支持体2の回転方向に沿って延びるように支持体2上に設けられ、支持体2の回転方向に沿って一列に並ぶ画素電極3に対応する一群の切替器4に対し前記潜像形成信号を伝達する複数の潜像形成信号線6と、支持体2の回転軸方向に沿って延びるように支持体2上に設けられ、複数の潜像形成信号線6に夫々接続されて潜像形成信号線6を支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部に向けて引き出す複数の信号引出線7と、支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、支持体2の回転方向に並ぶ複数の走査信号線5に夫々接続されて各走査信号線5に対して走査信号を供給する走査信号供給器8と、支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、支持体2の回転方向に並ぶ複数の信号引出線7に夫々接続されて各信号引出線7に潜像形成信号を供給する潜像形成信号供給器9と、を備えている。
ここで、本件での画像信号とは、像保持体1での画素毎に対応した画像データの信号を意味する。また、潜像形成信号とは、画素電極3にて潜像が形成されるように、切替器4に作用させる電圧信号を意味する。更に、走査信号とは、走査信号線5毎に並ぶ切替器4を一時的にONする信号を意味し、その切り替えタイミングは、走査信号線5毎に順次又はランダムに切り替えるものである。更にまた、画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位とは、支持体2の回転軸に沿った方向で画素電極3が行列配置されている部位を除く端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位を意味し、支持体2の回転軸に沿った一方の端部や両方の端部、若しくは、これらの端部を経由した支持体2の表面部を除く部位、例えば支持体2の側面や内側であってもよい。
また、支持体2は回転可能な環状の構成であればよく、ドラム状、ベルト状等いずれであっても差し支えないが、構成を簡略化するにはドラム状が好適である。
更に、画素電極3としては、支持体2の回転方向及び回転軸方向に行列配置(マトリクス状に配置)されていればよく、その配置密度が形成可能な画素密度に相当する。尚、支持体2の回転軸は一つに限られず、例えば支持体2がベルト状の態様にあっては、複数の回転軸を有してもよい。
また、切替器4としては、代表的には薄膜トランジスタ(TFT)が挙げられるが、画素電極3に印加される潜像形成信号の供給時期を切り替えられるものであれば他の素子を用いるようにしても差し支えない。
更に、切替器4は画素電極3夫々に対応して設けられるため、切替器4自体も所謂マトリクス状に配置される。
そして、本発明では、走査信号線5と、潜像形成信号線6とは互いに交差する方向に配置されるが、走査信号線5と信号引出線7とは互いに同方向に配置される。そのため、走査信号線5が接続される走査信号供給器8及び信号引出線7が接続される潜像形成信号供給器9がいずれも支持体2の回転軸方向に沿った端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に配置される。尚、走査信号線5での走査信号によって潜像形成信号の供給時期が順次選択走査されるとは、例えば隣り合う走査信号線5間で連続して走査されるようになっていてもよいし、隣り合う走査信号線5間では連続ではなく、予め決めた順番に走査されることも含む。
本実施の形態の概要においては、支持体2上の周長方向に亘っては潜像形成信号供給器9を設けなくてよく、そのため、像保持体1として形成可能な長さの画像をより大きくする観点から、支持体2の周長方向全域に亘って画素電極3が設けられることが好ましい。
また、支持体2上への走査信号供給器8及び潜像形成信号供給器9の実装を容易にする観点から、走査信号供給器8は支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の一方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、潜像形成信号供給器9は支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の他方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられることが好ましい。この態様においては、走査信号供給器8及び潜像形成信号供給器9は支持体2の回転軸方向に対して複数配置するようにしてもよい。
更に、この態様にあっては、複数の信号引出線7と潜像形成信号供給器9との接続点は、少なくとも隣り合う接続点が支持体2の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、支持体2の回転軸方向に対し異なる複数の位置に分かれて接続されていることが好ましい。
潜像形成信号供給器9への接続部位がこのように支持体2の回転軸方向及び回転方向で異なる位置とする場合の代表的態様としては、所謂千鳥状配置が好適である。ここで、千鳥状配置とは、信号引出線7と潜像形成信号供給器9との接続箇所が所謂千鳥状に配置されていることを示しており、支持体2の回転軸方向の端部で、隣り合う信号引出線7の一方が内側位置で潜像形成信号供給器9と接続され、他方が外側位置で接続される。このような千鳥状配置をする場合、潜像形成信号供給器9を支持体2の回転軸方向に沿って複数配置して、信号引出線7を夫々異なる潜像形成信号供給器9に接続するようにしてもよいし、一つの潜像形成信号供給器9内で分かれて接続するようにしてもよい。つまり、千鳥状配置とは、支持体2の回転軸方向に沿った方向で異なる二箇所の位置で同一の潜像形成信号供給器9あるいは複数の潜像形成信号供給器9に接続される態様を意味する。尚、支持体2の回転軸方向に分かれる位置の数は特に限定されず、二箇所を超えるものであっても差し支えない。
また、更に、複数の走査信号線5と走査信号供給器8との接続点は、少なくとも隣り合う接続点が支持体2の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、支持体2の回転軸方向に対し異なる複数の位置に分かれて接続されていることが好ましい。この場合も、潜像形成信号供給器9の場合と同様に接続すればよい。
そして、走査信号供給器8及び潜像形成信号供給器9への外部からの配線を容易にする観点からすれば、走査信号供給器8及び潜像形成信号供給器9は支持体2上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の一方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられることが好ましい。
また、この態様にあっては、走査信号供給器8及び潜像形成信号供給器9の実装をより一層容易にする観点から、走査信号供給器8及び潜像形成信号供給器9は支持体2の回転方向に重なった部分を有して回転軸方向に並んで設けられ、走査信号線5又は信号引出線7の一方は、走査信号供給器8又は潜像形成信号供給器9のうち内側に設けられた供給器との間を絶縁した状態で跨いで外側にある対応する供給器に接続されることが好ましい。
ここで、このような供給器の実装を容易にし、かつ、配線を容易にする観点から、走査信号線5と信号引出線7とは支持体2の回転方向に対してずれていることが好ましい。
このような像保持体1において、潜像形成信号線6及び信号引出線7からの潜像への影響を低減する観点から、画素電極3に近接して配置される潜像形成信号線6及び信号引出線7からの電界の少なくとも一部が画素電極3の潜像による電界に影響するのを遮蔽する遮蔽部材を備えることが好ましい。このような遮蔽部材は、例えば潜像形成信号線6や信号引出線7に伝達される潜像形成信号からの影響を遮蔽できればよく、代表的には金属等の導電性材料からなる薄層のものが用いられる。また、遮蔽部材の効果をより一層高める観点から、画素電極3間に位置する潜像形成信号線6及び信号引出線7を遮蔽部材で全て覆うことが好ましい。
通常、潜像形成信号線6や信号引出線7に対しては、画像信号に基づく潜像形成信号を切替器4に伝達するため、例えばパルス波形状に連なる信号が伝達される。そのため、このような信号による画素電極3への影響を軽減するには、遮蔽部材が有効となる。
一方、走査信号線5には、支持体2の回転方向に並ぶ複数の走査信号線5を走査するための信号が伝達されるが、これは走査信号線5毎に切り替わるため、一本の走査信号線5には、所謂トリガ状の波形が伝達されるのみであり、潜像形成信号線6や信号引出線7に比べて走査信号線5からの電界の影響は軽微なものとなる。しかし、走査信号線5からの電界影響を低減する観点から、遮蔽部材は、走査信号線5からの電界の少なくとも一部が画素電極3の潜像に影響するのを遮蔽することが好ましい。
そして、遮蔽部材での遮蔽効果をより効果的にする観点から、遮蔽部材は、最近接する一つの画素電極3と電気的接続がなされていることが好ましい。尚、電気的接続とは、電気的に短絡されて同電位にすることが可能な接続状態にあることを意味する。
また、画素電極3を広く設ける観点から、遮蔽部材は、支持体2上で画素電極3の厚さ方向に対し画素電極3よりも深い位置に配置されることが好ましい。このような態様において、更に、画素電極3をその厚さ方向に投影したときに、遮蔽部材は画素電極3の一部と重なり合う部分を有するようにすることが好ましい。そして、隣り合う画素電極3夫々に対して重なり合う部分を有する方が電界作用の遮蔽を行う点では好ましい。
このような像保持体1を適用した画像形成装置としては次のようにすればよい。
すなわち、上述した像保持体1と、この像保持体1の画素電極3に対し画像信号に基づく潜像形成信号を作成する潜像作成手段と、この潜像作成手段にて作成された潜像形成信号にて画素電極3に形成された潜像を現像剤にて現像する現像手段と、を備えるようにすればよい。
また、このような画像形成装置において、像保持体1を小型化する観点から、像保持体1は、像保持体1の回転方向に沿った方向での画像形成が可能な最大寸法未満の周長を有するものとすることが好ましい。つまり、本態様にあっては、画像形成が可能な最大寸法を像保持体1の周長の一回転を超える長さとすることが可能になり、その分、像保持体1の周長が短く抑えられる。仮に、像保持体1の周長方向の一部に画像形成が不能な領域(例えば溝等)を設ける態様にあっては、画像形成が可能な最大寸法は周長未満のものとなり、最大寸法を大きなものとするには、像保持体1自体が大型化せざるを得なくなる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
<画像形成装置の全体構成>
同図において、本実施の形態の画像形成装置は、所謂タンデム型のカラー画像形成装置であり、装置筐体15内に例えば電子写真方式にて各色成分(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等)の各色成分トナー像が形成される像保持体20(20a〜20d)を略鉛直方向に並列配置すると共に、これらの像保持体20に対向して循環回転する中間転写ベルト50を略鉛直方向に掛け渡し、この中間転写ベルト50上で像保持体20上の各色トナー像を多重化するようにしたものである。
本実施の形態において、像保持体20の周囲には、像保持体20上に形成された静電潜像をトナーにて現像して可視像化する現像装置40と、像保持体20上の残留トナーを清掃する清掃装置62とが設けられ、更に、像保持体20と中間転写ベルト50とを挟んで対向する位置には、現像された像保持体20上のトナー像を中間転写ベルト50上に転写する転写装置63が設けられている。尚、符号41は現像装置40内にて像保持体20に直接トナーを供給する現像ロールである。
一方、中間転写ベルト50は、複数の張架ロール51〜53(本例では三個)に張架され、例えば張架ロール51を駆動ロールとして循環回転するようになっており、また、張架ロール53に対し中間転写ベルト50を挟んで対向する位置に二次転写装置60が設けられ、中間転写ベルト50上で多重化された多重トナー像が後述する記録材供給装置70から供給された記録材上に一括転写される。尚、このとき、二次転写装置60は張架ロール53を対向ロールとして、両者の間に所定の二次転写バイアスが印加される。
装置筐体15内の下方には、記録材を供給する記録材供給装置70が設けられ、例えば供給容器71内に収容された記録材が、ピックアップロール72及び捌き機構73にて一枚毎に鉛直方向に延びる記録材搬送路74に向かって供給される。
記録材供給装置70から記録材搬送路74に供給された記録材は、記録材搬送路74の下流側に設けられた位置合わせロール75にて一旦位置合わせされた後、予め定めたタイミングで下流側の二次転写装置60に向かって搬送される。その後、二次転写装置60による二次転写部位にて中間転写ベルト50上の多重トナー像が記録材上に一括転写され、トナー像が一括転写された記録材は定着装置76にて定着された後、排出ロール77から装置筐体15の一部で構成される記録材排出受け16に排出される。尚、記録材搬送路74には、記録材を搬送するための搬送部材(例えば搬送ロール等)78や図示外の搬送案内部材等が適宜設けられている。
<像保持体>
次に、本実施の形態で用いられる像保持体20について詳述する。
本実施の形態の像保持体20は、図3に示すように、循環回転可能な支持体である剛体ドラム21上に、フィルム基材に多数の画素電極(後述する)が行列配置状(所謂マトリクス状)に形成されたマトリクスパネル30を剛体ドラム21の周方向に沿って巻き付け、合わせ部分に隙間が出来ないようにした状態で固定支持したものである。
マトリクスパネル30は、例えば耐熱性ポリイミド樹脂フィルム基材(図示せず)に対し、所謂IC製造プロセス等で用いられる薄膜技術を利用して各種素子を作製し、更に、画素電極34を画素単位毎に行列配置している。
このように行列配置された画素電極34は、例えば剛体ドラム21の回転方向に連なって並ぶ画素電極群を一つの選択ラインとして、この選択ラインを剛体ドラム21の回転軸方向に多数配置したデータラインと、剛体ドラム21の回転軸方向に連なって並ぶ画素電極群を一つの選択ラインとして、この選択ラインを剛体ドラム21の回転方向に多数配置した走査ラインとで構成される。
一般的に、このようなデータライン及び走査ラインとドライバ(潜像形成信号供給器、走査信号供給器に相当)との接続は、データラインと走査ラインとが交差する方向であるため、例えば剛体ドラム21の周長方向にデータラインに接続するデータ用ドライバ(潜像形成信号供給器に相当)を設け、一方、剛体ドラム21の回転方向に走査ラインに接続する走査用ドライバ(走査信号供給器に相当)を設けることが想定される。しかし、このような構成にあっては、剛体ドラム21が回転すると、その周長に沿った一部にデータドライバが配置された領域があるため、画素電極34が配置されない領域が発生する。そのため、画像形成が可能な最大寸法は、画素電極34が配置されない領域を除いた部分、つまり、剛体ドラム21の周長より短い寸法となり、最大寸法を大きくしようとすると、剛体ドラム21の径を大きくせざるを得ない。
また、このような径を小さくしようとすると、データラインに対応する部位に剛体ドラム21を貫通しながら導通するスルホールを設け、剛体ドラム21の内面側にデータ用ドライバを設けることが想定される。しかし、この場合、画素電極34が配置されていない部位にスルホールを設ける必要から、例えばφ0.1mmのスルホールを形成するには、隣り合う画素電極34同士の間隙をスルホールの径より更に大きくする必要があり、画素電極34の密度が低下する。更に、このような微小なスルホールの形成は複雑な工程を要する困難さがある。
本実施の形態のマトリクスパネル30は、図3に示すように、潜像形成信号供給器に相当するデータ用ドライバ31及び走査信号供給器に相当する走査用ドライバ32が剛体ドラム21の回転軸方向で互いに異なる端部側に夫々適宜数配置されている(詳細は後述する)。そのため、剛体ドラム21の回転方向に対しては、画像形成が可能な領域(画素電極34がマトリクス状に配置された領域に対応する図中点線の間の領域で画素電極配置領域に相当)にはデータ用ドライバ31が配置されないため、剛体ドラム21の周長方向全域に亘って画像形成が可能になる。それ故、例えば画像形成が可能な最大寸法は、剛体ドラム21の周長に左右されず、小径の剛体ドラム21を用いても適用できる最大寸法は大きくなる。
尚、マトリクスパネル30の表面側には、画素電極34等の相互の絶縁性を確保すると共に画素電極34や周辺素子の表面を保護する保護膜(図示せず)が設けられている。
また、本実施の形態の像保持体20には、剛体ドラム21の両端面側を塞ぐ側板22が設けられている。この側板22に一部切欠部22aを設け、この切欠部22aを通して、マトリクスパネル30のうち剛体ドラム21より外方に延びる延長部30aを剛体ドラム21内に折り曲げて収容している。この延長部30aには、データ用ドライバ31や走査用ドライバ32などを制御する後述する潜像作成手段に相当する潜像作成制御装置100が設けられている。更に、側板22の中央部で剛体ドラム21の軸中心部にはスリップリング23が設けられ、このスリップリング23を介して潜像作成制御装置100と外部との接続がなされる。そして、スリップリング23より外方にはスリップリング23からの配線が引き出され、これらの配線からの信号によってスリップリング23を介してマトリクスパネル30側に信号が伝達される。
尚、このような接続は、例えばマトリクスパネル30の延長部30aを例えばリジッド板にて補強し、この補強した部位に潜像作成制御装置100の外部端子に接続される複数のばね状部材を有し、このばね状部材をスリップリング23の対応箇所に接触させるようにすればよい。
本実施の形態のマトリクスパネル30には、データ用ドライバ31及び走査用ドライバ32が複数設けられ、更に、延長部30aには潜像作成制御装置100が設けられる。マトリクスパネル30の各画素電極34に繋がる複数のデータ用ドライバ31及び走査用ドライバ32の配線は、まとめられて本数を少なくした段階で潜像作成制御装置100側へ接続される。
そのため、スリップリング23を介して潜像作成制御装置100へ接続される本数はある程度抑えられ、結果的に少ないものとなる。
−回転駆動方式−
像保持体20の回転駆動方式は、図示外の駆動源(例えば駆動モータ)からの駆動力に応じて駆動伝達機構を介して剛体ドラム21に駆動伝達されるようになっていれば適宜選定して差し支えない。また、この駆動伝達機構は、特に限定されず、例えば剛体ドラム21の周面の回転軸方向における端部側を他の回転ロールに圧接させて回転駆動させるようにしてもよいし、スリップリング23を覆うように大きい径のスリーブを側板22に設け、このスリーブを回転軸として回転させるようにしても差し支えない。
−画素電極の周辺構造−
次に、マトリクスパネル30の画素電極34を含む周辺構造について説明する。
本実施の形態において、マトリクスパネル30の基本的構成は、図4(a)〜(c)に示すようになっている。画素単位毎に設けられた画素電極34が行列配置されており、各画素電極34は、所謂アクティブマトリクス方式に構成され、切替器(スイッチング素子)として例えばTFT(Thin Film Transistor)33を用い、このTFT33に対して蓄積容量35及びこれらを結ぶ配線、つまり、潜像形成信号線(以降信号線Lsと称す)、走査信号線(以降走査線Lgと称す)等が設けられ、更に、夫々の信号線Lsからは走査線Lgとは逆方向に延びる信号引出線Ldが接続されている。
ここで、TFT33の基本的構成は、ゲートGを覆うように設けられたゲート絶縁膜を介して例えばa−Si(アモルファスシリコン)のチャネル層を形成し、このチャネル層上にソースS及びドレインDを予め決めた間隔で配置したものである。そして、剛体ドラム21(図3参照)の回転軸方向に沿って延びる走査線Lgには、TFT33のゲートGを接続し、剛体ドラム21の回転方向に沿って延びる信号線LsにはTFT33のソースSを接続している。更に、信号線Lsには、信号線Lsと接続され且つ信号線Lsと交差する方向に延びる信号引出線Ldが設けられている。
また、TFT33のドレインDには、画素電極34と蓄積容量35とが並列接続され、蓄積容量35の一方は走査線Lg単位にまとめられ、他の走査線Lgに接続されるか、あるいは、予め決めた電位に接続される。
本実施の形態のマトリクスパネル30は、このように各画素電極34をマトリクス状に多数並べた構成のため、その駆動方式は次のようになる。
図5に示すように、データライン及び走査ライン毎に予め決めた数の画素がまとめられ、データライン毎にTFT33のソースSが接続された信号線Lsは、夫々の信号線Lsに接続された信号引出線Ldを介してデータ用ドライバ31へ接続される。一方、走査ライン毎にTFT33のゲートGが接続された走査線Lgは夫々走査用ドライバ32に接続される。また、データ用ドライバ31及び走査用ドライバ32は、潜像作成制御装置100(詳細は後述する)によって制御される。そのため、これらのデータ用ドライバ31及び走査用ドライバ32が予め定めたタイミングで駆動されることで、所望の画素電極34に所望の潜像形成信号が印加される。
更に、本実施の形態では、蓄積容量35のTFT33と異なる側の電極が予め決めた走査線Lg毎に接続されている。尚、蓄積容量35は本例では走査線Lgに接続するようにしたが、走査ライン毎にまとめて例えば接地したり、他の基準電圧に接続するようにしてもよい。
ここで、データ用ドライバ31としては、例えばサンプルホールド付きのシフトレジスタ、ラッチ、バッファ等で構成され、走査用ドライバ32としては、例えばカウンタ、ラッチ、バッファ等で構成されている。尚、図5では画素電極34は省略しているが、図4(c)に示すように、TFT33のドレインDと蓄積容量35との間に画素電極34が接続されていることは言うまでもない。
−端子接続方式−
次に、マトリクスパネル30でのデータ用ドライバ31や走査用ドライバ32の端子接続方式について説明する。
図6は、マトリクスパネル30の信号引出線Ldに対して、データ用ドライバ31として、二つのデータ用ドライバ31a,31bを接続させる構成を示す模式図である。
信号引出線Ldは、マトリクスパネル30のマトリクス電極部30’(画素電極配置領域に相当)から、剛体ドラム21上の回転軸方向における端部に向かって延び、隣り合う信号引出線Ld同士が夫々異なるデータ用ドライバ31a又は31bに接続される。そのため、マトリクス電極部30’に近い側(内側)のデータ用ドライバ31aの部分では、マトリクス電極部30’より遠い側(外側)のデータ用ドライバ31bに延びる信号引出線Ldに対応して、絶縁被覆層36が形成され、信号引出線Ldとデータ用ドライバ31aとの接触を防いでいる。
このように、信号引出線Ldとデータ用ドライバ31との接続に際し、信号引出線Ldとの接続点が剛体ドラム21の回転軸方向及び回転方向に対して同じ位置にならないように、剛体ドラム21の回転軸方向に対し異なる位置に設ける方式(所謂千鳥状配置)を採用することで、一つのデータ用ドライバ31に対して接続する信号引出線Ld相互の間隔が広がり、データ用ドライバ31の実装が容易になる。また、このような千鳥状配置を採用することで、例えば一つのデータ用ドライバ31に信号引出線Ldを接続するようにしても、互いに接続部位の間隔を十分確保できるようになり、データ用ドライバ31の実装が容易になる。更に、走査線Lg側にも同様の千鳥状配置を採用するようにしても差し支えない。尚、千鳥状配置の接続点としては、剛体ドラム21の回転軸方向に分かれる位置を二箇所に限らず、もっと多く設けるようにしても差し支えない。
このような信号引出線Ldに対するデータ用ドライバ31の接続方式は、公知の方式が採用され、例えばTAB(Tape Automated Bonding)やTCP(Tape Carrier Package)などの形状のモジュールを接続点に合わせて実装すればよい。このような高密度での接続を実現するには、TABやTCPの接続点と信号引出線Ldの接続点とを互いにはんだ付け接続するようにしてもよいし、信号引出線Ldの接続点とデータ用ドライバ31の接続点との間に例えば異方導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介在させて、加熱加圧することで、ACFの厚み方向にのみ導通を図る方式などを適用してもよい。また、その他の公知の方式を採用しても差し支えない。
そして、このような接続方式は走査用ドライバ32に適用してもよいことは言うまでもない。尚、接続方式としては、例えばデータ用ドライバ31等のリペア性を考慮すれば、取り外しが容易なTABやTCPを採用する方が好適である。
−潜像作成制御方式−
本実施の形態において、潜像作成制御装置100は、図7に示すように、画素電極34での潜像の基となる画像信号、像保持体20に対する潜像形成の開始タイミング等を決める基準信号、電源等を入力とし、画像信号に基づいて該当する画素電極34への潜像形成信号(具体的には潜像電圧)を決めるように制御する潜像電圧制御部101と、基準信号に基づいて各種のタイミングを設定するタイミング設定部105と、を備え、データ用ドライバ31及び走査用ドライバ32に所定の制御信号を送出する。
潜像電圧制御部101は、画像信号からの画像データを記憶するメモリ部102と、メモリ部102からの画像データを階調変換する階調変換部103と、この階調変換部103にて階調変換された情報に基づいて該当する画素電極34に振り分けられる各種潜像電圧を供給するための潜像電圧用電源部104と、を備えている。
そして、潜像電圧制御部101とタイミング設定部105からの潜像形成信号がデータ用ドライバ31に伝達され、一方、タイミング設定部105からの走査信号が走査用ドライバ32に伝達されることで、所定のタイミングで選択走査された走査ラインに配列された夫々の画素電極34に対し、夫々のデータラインを用いて画像信号に基づいた潜像電圧が伝達される。
<現像装置>
−現像装置の構成例−
本実施の形態における現像装置40は、図8に示すように、導電性トナー(以降適宜トナーと略す)が収容される現像容器40aを有し、この現像容器40aには像保持体20に対向して現像用開口40bを開設すると共に、この現像用開口40bに面して像保持体20と離間配置され且つ対向部位で互いに異なる方向に回転する現像ロール41を設け、像保持体20と現像ロール41とが対向する部位のうちトナーによって現像可能な現像領域DRにて像保持体20上に形成された潜像を現像し可視像化する。
また、現像容器40a内には、現像ロール41に対向する位置に、トナーを現像ロール41に供給する供給ロール42を備え、この供給ロール42より現像ロール41の回転方向下流側で現像領域DRとの間には、現像ロール41上のトナーに電荷注入を行う電荷注入ロール43を備えている。更に、供給ロール42には、この供給ロール42上のトナーの層厚を規制する層規制ブレード44が設けられ、供給ロール42上のトナーの層厚を略均一な厚さにする。更にまた、供給ロール42の奥側には、供給ロール42にトナーを攪拌しながら供給するアジテータ45が設けられている。
そして、現像ロール41にはバイアス電源46からの現像バイアスが印加される一方、このバイアス電源46が供給ロール42にも供給され、供給ロール42と現像ロール41とが同電位になっている。また、電荷注入ロール43にはバイアス電源47が接続され、現像バイアスより大きい電荷注入バイアスが電荷注入ロール43に印加される。それ故、像保持体20と現像ロール41との間には現像電界が作用し、現像ロール41と電荷注入ロール43との間には電荷注入電界が作用する。
本実施の形態において、現像ロール41は、例えば表面をアルマイト処理したアルミニウム製のロールで構成される。また、電荷注入ロール43は、サンドブラスト法や化学エッチング法等により表面に小さく均一な凹凸面を形成したアルミニウム製のロールで構成される。そして、現像ロール41と電荷注入ロール43とは軽く接触又は微小間隙をもって支持される。更に、層規制ブレード44は例えば厚さ0.03〜0.3mm程度のステンレス製の板ばねにシリコーンゴムやEPDMゴムを接着剤等により固着し、その一端は供給ロール42の表面に軽く接触させ、他端は現像容器40aの一部に支持される。
−導電性トナーの構成例−
また、本実施の形態で用いられる導電性トナーは、例えば図9(a)に示すように、導電性を有する材料からなる導電性トナー基体(導電性コア)81を有し、この導電性コア81の周囲を絶縁性被覆層(例えば絶縁性樹脂層)82で被覆すると共に、導電性コア81の一部が露出するように絶縁性被覆層82に適宜数の凹部83を設けたものが用いられる。導電性トナーは、重合法や各種公知のカプセル化技術等で作製することができる。この時、導電性コア81は、ポリエステル系樹脂やスチレンアクリル系樹脂等に導電性カーボンやITO等の透明導電粉などの導電剤を分散させたり、ポリエステル系樹脂やスチレンアクリル系樹脂等からなる粒子表面を前記導電剤により被覆することによって、作製される。
このような態様の導電性トナーは、高電界が印加されると低抵抗化する傾向を示す。そして、低抵抗化する電界の大きさについては、トナーの主として凹部83の占有割合、あるいは、絶縁性被覆層82の厚さなどに依存する。このメカニズムについては、次のように推測される。つまり、導電性コア81が絶縁性被覆層82にて被覆されているため、導電性コア81自体がコア同士接触することや直接電極部材等に接触することが殆どなく、絶縁性被覆層82を介して一定の微小間隙を保つことになり、この結果、例えば高電界が印加された時、トンネル効果等により導通することによる。
また、導電性トナーの他の態様としては、例えば図9(b)に示すように、導電性コア81を絶縁性若しくは半導電性の被覆層84にて被覆し、被覆層84の厚さhを適宜調整することにより、トナーの抵抗を調整可能としたものが挙げられる。このとき、半導電性の被覆層84については、それ自体半導電性の材料を用いるようにしてもよいし、例えば絶縁性樹脂に、酸化チタンや酸化すず等の金属酸化物や導電性カーボンを微量含有させた半導電性樹脂を用いるようにしてもよい。そして、導電性コア81としては、例えば通常の絶縁性トナーからなる絶縁性トナー基体(絶縁性コア)の外表面の近くに導電性微粒子を付着させる態様や、絶縁性コアの内部に導電性微粒子を混入させるものなど適宜選定して差し支えない。
<画像形成装置の作動>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動全体について説明する。
先ず、潜像作成制御装置100を用いて各色の像保持体20の各画素電極34に対して各色の画像信号に基づく潜像形成信号を印加し、静電潜像を形成する。
次いで、図2に示すように、各像保持体20に対して現像装置40にて像保持体20に形成された各色の潜像を各色トナーにて可視像化し、夫々の転写装置63にて中間転写ベルト50上に各色トナー像を一次転写する。その後、二次転写装置60にて中間転写ベルト50上の各色トナー像を記録材に二次転写した後、定着装置76にて記録材に各色トナー像を定着した状態で定着済みの記録材を排出する。そして、各像保持体20に残留する残留トナーは清掃装置62にて清掃される。
−潜像形成−
このような像保持体20における画素電極34での潜像形成について、図4及び図5を用いて詳細に説明する。
走査用ドライバ32によって選択された走査線Lgに繋がるTFT33のゲートGにON電圧が印加されると、TFT33のソースS−ドレインD間が導通状態となり、このとき、データ用ドライバ31によって夫々の信号線Lsには信号引出線Ldを介して画像信号に基づく潜像形成信号が各画素のTFT33のソースSに供給され、ONしたTFT33により、蓄積容量35がソース電圧と等価になるまで充電される。この蓄積容量35に充電された電荷によって画素電極34の電位(潜像電位に相当する)が決定する。また、その後ゲートGにOFF電圧が印加され、今まで導通状態になっていたソースS−ドレインD間が遮断されても、蓄積容量35の容量成分によって充電された電荷はそのまま保持されることで、以降にソース電圧が変化しても潜像が一旦形成された画素電極34の潜像電位はそのまま保持される。
このような動作をマトリクスパネル30全体に亘って行うことで、マトリクスパネル30での静電潜像が形成される。
−現像装置の作動−
次に、現像装置40での作動について図8を基に説明する。現像容器40a内において導電性トナーはアジテータ45によって攪拌され、攪拌されたトナーが供給ロール42に供給される。供給ロール42に供給されたトナーは、層規制ブレード44との間を通過することで、供給ロール42の表面に均一なトナー層が形成される。このトナー層は供給ロール42の回転によって現像ロール41との対向部位に搬送され、現像ロール41上に供給されて保持される。現像ロール41に保持されたトナーは電荷注入ロール43との対向部位で、この間に形成される電荷注入電界により電荷が注入される。そして、現像ロール41には電荷が注入されたトナーが保持されて搬送され、現像領域DRに供給される。
現像領域DRに供給されたトナーは、像保持体20の画素電極34が保持する潜像電位によって像保持体20側に導かれ、画素電極34による潜像がトナーによって可視像化される。
本実施の形態では、走査線Lg及び信号線Lsに繋がる信号引出線Ldを像保持体20の回転軸方向に延ばし、これらに接続されるデータ用ドライバ31及び走査用ドライバ32を、像保持体20上の回転軸方向における両端部に夫々分けて設けることで、像保持体20の周長方向にデータ用ドライバ31を配置する必要がなくなり、像保持体20の周長方向全域での画像形成が容易になされるようになる。そのため、周長を超える画像寸法のものも形成することが可能になり、小型化された像保持体20が実現される。
また、本実施の形態では、走査線Lgを蓄積容量35の一方の電極としたが、これに限られず、例えば蓄積容量35の電極を走査線Lgとは別に設け、基準電圧に接続するようにしても差し支えない。そして、画像形成装置としては四色のカラー対応の装置を示したが、単色の画像形成装置であってもよいことは言うまでもない。
本実施の形態では、像保持体20のマトリクスパネル30として、一部に延長部30aを持たせ、剛体ドラム21の内側へ曲げて収容する方式を示した(図3参照)が、延長部30aを分割するようにしてもよい。
図10は、分割型の構成を説明するためのもので、(a)は剛体ドラム21に固定したマトリクスパネル30を示し、このマトリクスパネル30の両端部には、データ用ドライバ31及び走査用ドライバ32より外側にこれらのドライバに繋がる接続端子群30b,30cが設けられている。
また、(b)は、潜像作成制御装置100(図示せず)が実装されたリジッド板301の両端側の二箇所にフレキシブル基板等よりなる接続配線部材302,303が例えばはんだ付け等の公知の方法で接続されている。
(c)は、(a)及び(b)を組み合わせたもので、剛体ドラム21の内側にリジッド板301を取り付けた後、接続配線部材302,303を夫々の接続端子群30b,30cに接続する。この場合、接続方式としては、例えば接続端子群30b,30cと接続配線部材302,303との間に異方導電フィルム(ACF)を介在させて、加熱加圧すればよい。また、必要であれば、更にその上から接着剤等で補強するようにしても差し支えない。尚、このような接続方式としては、他の公知の方式を適用してもよい。
更に、本実施の形態では、図3に示すように、データ用ドライバ31及び走査用ドライバ32を、像保持体20上の回転軸方向における両端部に夫々分けて配置する構成を示したが、これに限られず、例えばマトリクスパネル30の延長部30a側まで配線を延ばし、延長部30aにデータ用ドライバ31や走査用ドライバ32を配置するようにしても差し支えない。この場合、像保持体20上の両端部付近では、走査線Lg及び信号引出線Ld(図示せず)同士の間隔を狭めて延長部30a側に導くようにすればよい。
◎実施の形態2
図11は、実施の形態2の像保持体20でのマトリクスパネル30の画素電極34の駆動方式を示す説明図である。
本実施の形態では、実施の形態1(例えば図5参照)と異なり、信号線Lsに接続される信号引出線Ldの延びる方向が走査用ドライバ32と同じ側になっている。また、走査用ドライバ32より外側にデータ用ドライバ31を設けているため、信号引出線Ldが走査用ドライバ32を跨がる部分では絶縁性が確保されている。
図12は、本実施の形態における端子接続方式を示す模式図である。
実施の形態1では、図6に示すように、像保持体20上の回転軸方向における両方の端部に夫々データ用ドライバ31と走査用ドライバ32とを分けて設けるようにしたものであるのに対し、本実施の形態では、像保持体20上の回転軸方向における一方の端部にデータ用ドライバ31及び走査用ドライバ32を設けたものとなっている。
そのため、走査線Lgと信号引出線Ldは同じ側に延ばされ、走査線Lgと信号引出線Ldとが交互に配置される部分では隣り合う走査線Lgと信号引出線Ldとが剛体ドラム21の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、剛体ドラム21の回転軸方向に対し異なる位置に分かれて接続されている(所謂千鳥状配置となる)。また、信号引出線Ldが走査用ドライバ32を跨がる部分では絶縁性の確保のための絶縁被覆層36が形成されている。
信号引出線Ldとデータ用ドライバ31との接続や、走査線Lgと走査用ドライバ32との接続は、実施の形態1と同様の構成が採用されるため、ここでは省略する。
本実施の形態では、このようにデータ用ドライバ31に接続される信号引出線Ldと、走査用ドライバ32に接続される走査線Lgとを千鳥状配置にすることで、データ用ドライバ31及び走査用ドライバ32を同じ方向に配置することができ、データ用ドライバ31や走査用ドライバ32と潜像作成制御装置100との接続がなされ易くなる。
本実施の形態では、図12に示したように、信号引出線Ldの間に走査線Lgを配置する構成とし、信号引出線Ldの本数(信号線Lsの本数に相当)と走査線Lgの本数とが略同一になっているが、実際のマトリクスパネル30では、両者の本数が大きく異なる場合が想定される。
このような場合には、例えば本数の多い方のドライバを内側に配置し、本数の少ないドライバを外側に配置するようにすれば、図12と同様の千鳥状配置が適用できるようになり、ドライバの実装が容易になされるようになる。尚、本数の多い方のドライバを外側に配置し、本数の少ない方のドライバを内側に配置するようにしても差し支えない。
◎実施の形態3
本実施の形態は、実施の形態1と異なるマトリクスパネル30を有するもので、各画素の構成が実施の形態1(図4参照)のものと異なる。本実施の形態における各画素は、図13(a),(b)に示すように構成されている。尚、(b)は(a)を矢印B方向から見た断面を示している。
同図において、マトリクスパネル30は、フィルム基材30d上に各種素子を配置したもので、画素電極34とは別に、夫々の画素電極34毎に画素電極34に近い大きさの導電性皮膜からなる遮蔽部材としての遮蔽電極38を設けている。
具体的には、フィルム基材30d上に、先ず、走査線Lg及び信号引出線Ldを決められた領域に形成した後、走査線Lg側がゲートGとなるように走査線Lgの一部にTFT33を形成する。また、隣の走査線Lgを片側の電極として蓄積容量35を形成する。更に、TFT33のソースS側から導体を介して信号線Lsを設ける。一方、TFT33のドレインD側からは導体を介して各画素電極34に対応した遮蔽電極38を設け、その表面側に遮蔽電極38と導体で繋がる画素電極34を設ける。このとき、遮蔽電極38からは、蓄積容量35の走査線Lg側と異なる電極との間を導体で接続する。その後、画素電極34の表面側には保護膜39を設ける。
このような構成にあって、遮蔽電極38は画素電極34より深い位置(フィルム基材30d側)に形成され、また、この遮蔽電極38は対応する画素電極34から隣りの画素電極34側に向かって斜めにずらした位置に配置しているため、信号線Lsのレイアウトの中で、隣り合う画素電極34間に位置する部分は遮蔽電極38で覆われている。
更に、本実施の形態では、走査線Lgや信号引出線Ldに対しても、隣り合う画素電極34間に位置する部分は遮蔽電極38で覆われている。
ここで、作像プロセスにおける画素電極34に形成された潜像電位と現像工程との関係について説明する。
図14は潜像形成位置と現像位置との関係を説明するためのもので、本実施の形態のような遮蔽電極38はなく、また、信号線Lsが画素電極34間に配置されているものを想定する。尚、(a)は像保持体20と現像ロール41との位置関係を示し、(b)は画素電極34の動きを示している。
今、時間t1に潜像形成位置をPにあるp,q,r,sの四つの画素電極34に対して潜像形成がなされたものとすると、像保持体20の回転によって、時間t2には時間t1に潜像形成がなされた画素電極34が現像領域DRに至り、ここで現像が行われる。ところが、現像領域DRで実際に画素電極34が現像される段階では、画素電極34の近くにある信号線Lsには新たに潜像形成位置Pにある画素電極34に対応した潜像形成信号が伝達されている。つまり、現像時の画素電極34がp’であったとすると、このとき、隣の信号線Ls(p)には、潜像形成位置Pのpに対する画素電極34への潜像形成信号が伝達される。そのため、現像時には、画素電極34が元々時間t1に潜像形成位置Pで潜像形成された潜像電位以外に、今の信号線Ls(p)の影響も加わるようになり、画像濃度や画質への影響が生じる。そして、他のq’、r’、s’に対応する画素電極34に対しても同様に、信号線Ls(q)、Ls(r)、Ls(s)からの影響が加わる。
このことは、信号線Lsが画素電極34と同じ平面に形成される場合特に大きな影響を及ぼすようになるが、仮に、信号線Lsが画素電極34より深い部位に埋没して形成されていても、影響を完全に排除することはできない。また、信号線Lsを画素電極34の直下に形成するようにしても、隣り合った画素電極34間(この場合、像保持体20の回転方向に沿って配列される画素電極34間)での影響を排除することはできない。
図15及び図16は比較のため、遮蔽電極を設けない場合に現像時における信号線Lsからの影響がどうなるかを示した説明図である。ここでは、負帯電トナーを使用し、画像信号を二値化した例を示しており、画素電極34や信号線Lsに高い電圧(VH)を加えるとトナーを吸引し、低い電圧VLを加えるとトナーを吸引しないものとしている。
今、図15のように、像保持体20’のA位置で画素電極34’にVHが書き込まれ、A位置が現像位置に達したときにB位置にて信号線LsにVHやVLが加えられた場合、現像時の画素電極34’には信号線Lsからの電界作用が影響し、信号線Lsの近くが高濃度になったり、低濃度になったりする結果、低濃度や濃度むらに至るようになる。
一方、図16のように、像保持体20’のA位置で画素電極34’にVLが加えられ、A位置が現像位置に達したときにB位置にて信号線LsにVHやVLが加えられるとすると、VLが加えられたときには影響はでないものの、VHが加えられると信号線Lsの近くでかぶりや筋、点状汚れ等の画像劣化を生じるようになる。
このような画像劣化を防ぐには、現像時に信号線Lsからの電界作用の影響を防ぐ必要がある。また、信号線Lsに繋がる信号引出線Ldについても同様である。
本実施の形態では、図13に示したように、信号線Lsを画素電極34よりフィルム基材30d寄りに埋没させて配置し、更に、隣り合った画素電極34間に位置する信号線Lsを覆うように遮蔽電極38を設け、この遮蔽電極38を対応する画素電極34と接続させることにより、現像時の信号線Lsからの電界作用の影響は殆ど除かれ、潜像電位に応じた良好な画像が得られる。
また、本実施の形態では、信号引出線Ldを信号線Lsより深い部位に埋没させているため、信号線Lsほどの影響は避けられると共に、信号引出線Ld自体も遮蔽電極38で覆われている。
更に、本実施の形態では、走査線Lgも遮蔽電極38によって覆われることから、仮に、走査線LgにVHが印加されても(TFT33のOFF電圧に相当)走査線Lgからの電界作用の影響が除かれる。そのため、信号線Ls等からの電界の影響が抑えられ、画素電極34での安定した潜像電位が維持される。
本実施の形態では、遮蔽電極38を対応する画素電極34に接続する態様を示したが、これに限られず、遮蔽電極38を基準電圧に接続するようにしても差し支えなく、例えばVLに接続することによりかぶりの発生が一層抑えられ、濃度むらは減少する。ただし、全体として濃度が低下する方向に向かう場合には、これを補償するように画素電極34での潜像電位自体がより大きな値になるようにしておけば、特に問題はない。
更に、本実施の形態では、走査線Lgを蓄積容量35の一方の電極としたが、これに限られず、例えば蓄積容量35の電極を走査線Lgとは別に設け、基準電圧に接続するようにしても差し支えない。そして、画像形成装置としては四色のカラー対応の装置を示したが、単色の画像形成装置であってもよいことは言うまでもない。
また、本実施の形態では、遮蔽電極38を画素電極34より深い位置に配置させるものを示したが、遮蔽電極38を画素電極34より更に表面側に設けるようにしても差し支えないが、画素電極34による安定した画像を得る観点や高密度化を指向する観点からすれば、遮蔽電極38は画素電極34より深い位置に配置させる方が好適である。
◎実施の形態4
図17は、実施の形態4の画像形成装置の概要を示すもので、実施の形態1の画像形成装置(図2参照)と異なり、一つの像保持体20の周囲に複数(本例では四つ)の現像装置400(400a〜400d)を設けたものとなっている。
本実施の形態の像保持体20は、実施の形態1と略同様に構成され、マトリクス状に構成された画素電極(図示せず)が設けられている。この像保持体20の周囲には、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した現像装置400(400a〜400d)が配置され、像保持体20に形成された潜像を各現像装置400で夫々現像して多重化されたトナー像が形成される。また、像保持体20の周囲には、現像装置400dと現像装置400aとの間に像保持体20上に形成されたトナー像を記録材上に転写する転写装置420が設けられ、更に、この転写装置420と現像装置400aとの間には清掃装置200が設けられている。
本実施の形態における現像装置400としては、実施の形態1のように導電性トナーを使用するタイプの現像装置40(例えば図8参照)を用いるようにしてもよいし、通常の摩擦帯電型トナーを使用するタイプの現像装置を用いるようにしてもよい。
このような構成の画像形成装置における潜像形成工程や現像工程について説明する。
今、図17に示すように、各現像装置400の現像領域に対し、夫々Pa〜Pdで示す位置を各現像装置400a〜400dに対応する潜像形成位置とすると、先ず、一つの走査ラインが潜像形成位置Paに達したタイミングで、像保持体20のこの走査ラインに相当する走査線に対してON電圧を加え、TFTをONする。また、このタイミングに合わせて、現像装置400aに対応する例えばイエローの画像信号に応じた潜像形成信号を夫々のデータラインである信号線に供給することで、一つの走査ライン上の画素電極に対しイエローの画像信号に応じた潜像が形成される。
次に、潜像形成位置Pbにある走査ラインに対して、同様の操作を行い、例えばマゼンタの画像信号に応じた潜像が形成される。更に、潜像形成位置Pc及び潜像形成位置Pdを順次同様に操作することで、例えばシアンやブラックの走査ラインでの潜像が形成される。そして、このような操作を順次繰り返した後、もう一度潜像形成位置Paに戻り、同様の操作を繰り返す。
一方、現像装置400では、現像領域にて夫々の潜像形成位置Pa〜Pdで潜像形成された潜像に対して各色のトナーによる現像がなされる。尚、一枚目の潜像は、例えば潜像形成位置Paで選択された走査ラインが潜像形成位置Pbに達するまでは、Pb位置に対応する走査ラインの各画素に対して、非画像部(背景部)となる潜像電位を各信号線に加えるようにすればよい。また、このことを、潜像形成位置PcやPdにて同様に行うことで、最後の現像装置400dを通過した像保持体20上には多重化されたトナー像が形成される。つまり、時分割駆動により夫々の現像装置400a〜400dに対応する潜像を夫々の潜像形成位置Pa〜Pdにて順次形成することで、像保持体20上に各色トナー像が順次多重化されるようになる。
そして、この多重化されたトナー像が転写装置420にて記録材上に転写される。
このような方式においても、現像時の信号線による影響を抑えるには遮蔽電極を設けるようにすればよい。
また、このように像保持体20上で形成した各色トナー像をそのまま像保持体20上で多重化する方式は、複数の像保持体20上で各色トナー像を形成し、夫々の像保持体20から転写されたトナー像を多重化する方式のものに比べ、構成部品自体が少なくなり、結果的に装置の小型化や低コスト化にとっても有利なものとなる。
◎変形の形態
本形態は、これまでの実施の形態と異なり、像保持体20のマトリクスパネル30を剛体ドラム21上に直接設けるようにしたものである。
本形態では、剛体ドラム21として、例えば十分研磨された表面を有する円筒状のアルミパイプに、絶縁処理を施した後、直接薄膜製造技術等を用いてマトリクスパネル30を形成する。
このようなパイプ状の基材周面にTFT33や画素電極34等を形成するには、例えばプラズマCVD法、スパッタ法等を用いて膜形成や、フォトプロセスによるパターニング等を繰り返すことでなされる。
図18は、フォトプロセスの代表例を示す模式図で、皮膜を剛体ドラム21の略全面に亘って形成した後に、レジスト膜を塗布、乾燥後、図の方式でパターニングを行う。
つまり、剛体ドラム21を回転治具(図示せず)にセットし、これを回転させる。このとき、ロータリエンコーダ501によって回転を制御すると共に、例えばレーザ光等の露光光学系502を回転軸方向にリニアエンコーダ503を用いて制御回路504で制御しながら走査する。
これにより、剛体ドラム21上に所望のパターニングがなされ、現像を行い、所望の箇所にレジスト膜を残し、例えばケミカルエッチングを行い、レジスト膜を除去する。
以上の工程を繰り返すことで、剛体ドラム21上にドライバが未実装の状態でマトリクスパネルが形成される。
そして、表面に絶縁性の保護膜を塗布した後、データ用ドライバ、走査用ドライバを実装したり、端子接続を行うことで剛体ドラム21上にマトリクスパネルが完成する。
このような構成により、剛体ドラム21の周面には、周長方向に切れ目等の余分な部分はなく、形成される最大画像としては、周長を超えるものが容易になし得る。
尚、保護膜としては、例えばドライバを実装した後に塗布するようにしても差し支えない。
1…像保持体,2…支持体,3…画素電極,4…切替器,5…走査信号線,6…潜像形成信号線,7…信号引出線,8…走査信号供給器,9…潜像形成信号供給器

Claims (12)

  1. 循環回転可能な支持体と、
    この支持体上に設けられ、当該支持体の回転方向及び回転軸方向に沿って画素単位毎に行列配置され且つ画像信号に基づく潜像を形成する複数の画素電極と、
    前記画素電極夫々に対応して支持体上に行列配置され且つ各画素電極に対し画像信号に基づく潜像を形成する潜像形成信号の供給時期を切り替える切替器と、
    支持体の回転軸方向に沿って延びるように支持体上に設けられ、当該支持体の回転軸方向に沿って一行に並ぶ画素電極に対応する一群の切替器に対し前記潜像形成信号の供給時期が順次選択走査させられる走査信号を伝達する複数の走査信号線と、
    支持体の回転方向に沿って延びるように支持体上に設けられ、当該支持体の回転方向に沿って一列に並ぶ画素電極に対応する一群の切替器に対し前記潜像形成信号を伝達する複数の潜像形成信号線と、
    支持体の回転軸方向に沿って延びるように支持体上に設けられ、前記複数の潜像形成信号線に夫々接続されて当該潜像形成信号線を支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部に向けて引き出す複数の信号引出線と、
    支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、当該支持体の回転方向に並ぶ前記複数の走査信号線に夫々接続されて各走査信号線に対して走査信号を供給する走査信号供給器と、
    支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、当該支持体の回転方向に並ぶ前記複数の信号引出線に夫々接続されて各信号引出線に前記潜像形成信号を供給する潜像形成信号供給器と、
    を備えることを特徴とする像保持体。
  2. 請求項1記載の像保持体において、
    前記走査信号供給器は前記支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の一方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられ、
    前記潜像形成信号供給器は前記支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の他方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられることを特徴とする像保持体。
  3. 請求項2記載の像保持体において、
    前記複数の信号引出線と前記潜像形成信号供給器との接続点は、少なくとも隣り合う接続点が支持体の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、支持体の回転軸方向に対し異なる複数の位置に分かれて接続されていることを特徴とする像保持体。
  4. 請求項3記載の像保持体において、
    更に、前記複数の走査信号線と前記走査信号供給器との接続点は、少なくとも隣り合う接続点が支持体の回転軸方向及び回転方向に対し同じ位置にならないように、支持体の回転軸方向に対し異なる複数の位置に分かれて接続されていることを特徴とする像保持体。
  5. 請求項1記載の像保持体において、
    前記走査信号供給器及び前記潜像形成信号供給器は前記支持体上の回転軸方向における画素電極配置領域以外の一方の端部若しくは当該端部を経由したそれ以外の部位に設けられることを特徴とする像保持体。
  6. 請求項5記載の像保持体において、
    前記走査信号供給器及び前記潜像形成信号供給器は支持体の回転方向に重なった部分を有して回転軸方向に並んで設けられ、
    前記走査信号線又は前記信号引出線の一方は、前記走査信号供給器又は前記潜像形成信号供給器のうち内側に設けられた供給器との間を絶縁した状態で跨いで外側にある対応する供給器に接続されることを特徴とする像保持体。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の像保持体において、
    画素電極に近接して配置される前記潜像形成信号線及び前記信号引出線からの電界の少なくとも一部が画素電極の潜像に影響するのを遮蔽する遮蔽部材を備えることを特徴とする像保持体。
  8. 請求項7記載の像保持体において、
    前記遮蔽部材は、最近接する一つの画素電極と電気的接続がなされていることを特徴とする像保持体。
  9. 請求項7又は8に記載の像保持体において、
    前記遮蔽部材は、前記支持体上で画素電極の厚さ方向に対し当該画素電極よりも深い位置に配置されることを特徴とする像保持体。
  10. 請求項9記載の像保持体において、
    画素電極をその厚さ方向に投影したときに、前記遮蔽部材は当該画素電極の一部と重なり合う部分を有することを特徴とする像保持体。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の像保持体と、
    この像保持体の画素電極に対し画像信号に基づく前記潜像形成信号を作成する潜像作成手段と、
    この潜像作成手段にて作成された前記潜像形成信号にて画素電極に形成された潜像を現像剤にて現像する現像手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    前記像保持体は、当該像保持体の回転方向に沿った方向での画像形成が可能な最大寸法未満の周長を有することを特徴とする画像形成装置。
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