JP2012054126A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】照明器具100は、長手方向に延び、内部空間を有する逆富士形の反射板であって、反射面の一方の斜面と他方の斜面とを有する逆富士形の反射板の形状をなす金属製の反射板2と、反射板2の内部空間に配置され、前記長手方向にわたって反射板2の一方の斜面の裏側の面に対向する第1の斜面と、前記長手方向にわたって他方の斜面の裏側の面に対向する第2の斜面とが、それぞれ一方の斜面の裏側の面と他方の斜面の裏側の面とに熱的に接続する金属製の光源取付金具3と、光源取付金具3に取り付けられて光源取付金具3と熱的に接続し、前記長手方向に延びる長尺形状であり、LEDユニットを点灯させる新規電源装置11が取り付けられた電源取付金具4とを備えた。
【選択図】図6
Description
長手方向に延び、かつ、内部に空間を有する蛍光灯用の逆富士形の反射板であって、反射面として機能する一方の斜面と、反射面として機能する他方の斜面とを有する逆富士形の反射板の形状をなす金属製の器具本体と、
前記器具本体の前記内部の空間に配置され、前記長手方向に延びる長尺形状であり、前記長手方向にわたって前記器具本体の前記一方の斜面の裏側の面に対向する第1の斜面と、前記長手方向にわたって前記他方の斜面の裏側の面に対向する第2の斜面とが、それぞれ前記一方の斜面の裏側の面と前記他方の斜面の裏側の面とに熱的に接続し、前記器具本体の外部に向けて光を放つ光源ユニットが取り付けられた金属製の光源取付部と、
前記光源取付部に取り付けられて前記光源取付部と熱的に接続し、前記長手方向に延びる長尺形状であり、前記光源を点灯させる電源装置が取り付けられた電源取付部と
を備えたことを特徴とする。
図1〜図6を参照して、実施の形態1の照明器具100を説明する。
図1は、照明器具100の、反射板2の端板21(図4)を外した側面図である。
図2は、図4のA−A断面図である。
図3、図4は、照明器具100の斜視図である。
図3は、天井を見上げる方向の斜視図である。
図4は、天井側から見下ろす斜視図である。
図5は、透光カバー8のバリエーションを示す図である。
図6は、図2の断面を簡略化した図である。
図3、図4等に示すように、照明器具100は、反射板2(器具本体)と、反射板2に収納される光源取付金具3(光源取付部)と、光源取付金具3に取り付けられる電源取付金具4(電源取付部)とを備えている。光源取付金具3と電源取付金具4とは、反射板2に収納される。既設シャーシ1は、蛍光灯用の照明器具の転用品である。照明器具100は、蛍光灯用の照明器具をLED用に転用した器具である。図3において透光カバー8を取り外すと、LEDユニット350a,350b・・・350n(光源ユニットという場合もある)が配置されている。なお、LEDを発光体として用いるのは一例であり、OLEDや他の発光体を用いてユニット化してもよい。
既設シャーシ1は既に天井に配置されている。電源取付金具4は、図1、図2に示すように、光源取付金具3にネジ6a,6bで取り付けられる。光源取付金具3は、図3、図4に示すように、反射板2に、ねじ10a,10bで取り付けられる。そして、反射板2は、図3、図4に示すように金具5a,5bで既設シャーシ1に取り付けられる。金具5a,5bがねじ7で締め付けられることによって、反射板2が既設シャーシ1に取り付く。なお、本実施の形態では、既設シャーシ1を転用品と想定しているが、新規のものであっても構わない。
反射板2は金属製である。反射板2は、図3、図4に示すように、長手方向に延びて内部に空間を有する蛍光灯用の逆富士形と同形状の反射板であり、発光面には開口204がある。反射板2は、図2、図6に示すように、反射面として機能する一方の斜面201と、反射面として機能する他方の斜面202とを有する。
図6も参照して説明する。光源取付金具3は金属製である。光源取付金具3は、反射板2の内部の空間に配置され、反射板2の長手方向に延びる長尺形状である。光源取付金具3は、反射板2の長手方向にわたって反射板2の一方の斜面201の裏側の面に対向する第1の斜面301と、反射板2の長手方向にわたって他方の斜面202の裏側の面に対向する第2の斜面302とが、それぞれ一方の斜面201の裏側の面と他方の斜面202の裏側の面とに熱的に接続(範囲51、52)している。「熱的に接続する」とは、この場合、光源取付金具3と反射板2とが面接触することで、熱が伝導することを意味する。光源取付金具3は、反射板2の外部に向けて光を放つ光源ユニット350が取り付けられる。
電源取付金具4は金属製である。電源取付金具4は、光源取付金具3に取り付けられて光源取付金具3と熱的に接続する。ここで「熱的に接続する」とは、上記のとおりである。電源取付金具4は、反射板2の長手方向に延びる長尺形状であり、光源ユニット350を点灯させる新規電源装置11(電源装置)が取り付けられている。なお、図3に示すように、既設シャーシ1には既設電源9が取り付けられている。既設電源9は既設シャーシ1や反射板2を蛍光灯用に使用した際の電源装置であり、新規電源装置11は、既設シャーシ1や反射板2をLED又はOLED用に転用する際の電源装置である。
図6、図4に示すように、光源取付金具3は、平板を折り曲げた折曲形状である。光源取付金具3は、第1の斜面301に対応する第1の側板310と、第2の斜面302に対応する第2の側板320と、第1の側板310と第2の側板320とに対して底面に相当する底板330とを含む折曲形状である。電源取付金具4は、底板330の上面との間に空間401を保って底板330の上面を覆いながら反射板2の長手方向に延びることで空間401を形成している。すなわち、光源取付金具3と電源取付金具4との間には空間401による空気層が存在するので、光源取付金具3が電源取付金具4からもらう「もらい熱」が減少する効果がある。
光源取付金具3に取り付けられた新規電源装置11に発生する熱の放熱ルートは以下の様である。新規電源装置11で発生した熱は、新規電源装置11→電源取付金具4→光源取付金具3→反射板2の順に伝導する。この際、光源取付金具3は、反射板2の反射面と面接触している。すなわち、上述のように、光源取付金具3は、第1の斜面301と、第2の斜面302とが、一方の斜面201の裏側の面と他方の斜面202の裏側の面とに熱的に接続している。この場合、図6のように、反射板2の一方の斜面201及び他方の斜面202は、天井面に対して傾斜(θは90度よりも大きい)しているため、この付近は空気が流れやすくなっている。このため、一方の斜面201及び他方の斜面202付近の放熱効果はよい。
また、図3に示すように、反射板2には、逆富士形の頂上に相当する部分203に長手方向に向かう開口204(図3で透光カバー8が反射板2から露出している部分)が形成されている。また、光源取付金具3には、複数の光源ユニット350a〜350nが、開口204の側に反射板2の長手方向に並んで取り付けられる。図3のように照明器具100は、複数のLEDユニットを覆う透光性の透光カバー8を備えている。
図5は、透光カバー8の形状を示すための照明器具100の側面図(図2のX矢視)である。
図5の(a)は、平板形状の透光カバー8である。この形状は、照明器具100の直下を明るくする。
図5の(b)は、断面形状が三角形の透光カバー8である。この形状は、照明器具100の側面を明るくする。また、(a)と比較し、配光に広がりをもたせる。
図5の(c)は、断面形状が台形の透光カバー8である。この形状は、照明器具100の直下と側面とを明るくする。また、(a)と比較し、配光に広がりをもたせる。
図5の(d)は、断面形状が円弧の透光カバー8である。この形状は、LEDの光をやわらかくする。
図5の(e)は、断面形状が矩形の透光カバー8である。この形状は、LEDの光を天井側へいきやすくする。
図5の(f)は、断面形状が円から一部円弧を切り欠いた形状の透光カバー8である。この形状は、反射板2を光らせるようにする。
このように、透光カバーの選択により、照明器具直下、天井面、器具意匠面を明るくする。
図7〜図9を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態2は、LEDユニットを反射板2の斜面201側、斜面202側の両方の側に配置する構成である。これは、2灯の直管蛍光灯の場合に相当する。
図7は、図8のB−B断面図である。
図8は、実施の形態2の照明器具100の斜視図である。
図9は、透光カバー8の形状のバリエーションを示す図である。
図9は、透光カバー8の形状を示すための照明器具100の側面図である。
図9の(a)は、開口206と、開口207との両側に、平板形状の透光カバー8を配置した場合を示している。
図9の(b1)〜(b3)は、開口206と、開口207との両側に透光カバー8を配置している。(b1)は断面が三角形であり、(b2)は三角形の頂点をカットした形状であり、(b2)は三角形の頂点にRをつけた形状である。
図9の(c1)〜(c3)も、開口206と、開口207との両側に透光カバー8を配置している。(c1)〜(c3)は、円弧を基調とした断面形状である。
図9の(d1)〜(d3)は、開口206と、開口207とを覆う単一の透光カバー8を使用する構成である。(d1)〜(d3)は、(b1)〜(b3)と同様に、角を徐々にRに近づけている。
(1)器具取替えのコストを下げることができる。又、作業者の負荷を下げることができる。
(2)既設の部材を用いるため、省資源化を図ることができる。
(3)電源からの熱を放熱するため、器具の寿命を延ばすことができる。
(4)LEDやOLEDを照明器具に用いた際、発光面の角度により天井面に光が当たらないため、空間の印象が暗くなる傾向があるが、カバー形状を変更することにより、天井面や器具自体に光を当てることや、光源との距離を調節することにより、グレア感を抑えることができる。
Claims (6)
- 長手方向に延び、かつ、内部に空間を有する蛍光灯用の逆富士形の反射板であって、反射面として機能する一方の斜面と、反射面として機能する他方の斜面とを有する逆富士形の反射板の形状をなす金属製の器具本体と、
前記器具本体の前記内部の空間に配置され、前記長手方向に延びる長尺形状であり、前記長手方向にわたって前記器具本体の前記一方の斜面の裏側の面に対向する第1の斜面と、前記長手方向にわたって前記他方の斜面の裏側の面に対向する第2の斜面とが、それぞれ前記一方の斜面の裏側の面と前記他方の斜面の裏側の面とに熱的に接続し、前記器具本体の外部に向けて光を放つ光源ユニットが取り付けられた金属製の光源取付部と、
前記光源取付部に取り付けられて前記光源取付部と熱的に接続し、前記長手方向に延びる長尺形状であり、前記光源を点灯させる電源装置が取り付けられた電源取付部と
を備えたことを特徴とする照明器具。 - 前記光源取付部は、
平板を折り曲げた折曲形状であって、前記第1の斜面に対応する第1の側板と、前記第2の斜面に対応する第2の側板と、前記第1の側板と前記第2の側板とに対して底面に相当する底板とを含む折曲形状であり、
前記電源取付部は、
前記底面との間に空間を保って前記底面を覆いながら前記長手方向に延びることを特徴とする請求項1記載の照明器具。 - 前記器具本体は、
前記逆富士形の頂上に相当する部分に前記長手方向に向かう開口が形成され、
前記光源取付部は、
複数の前記光源ユニットが、前記開口の側に前記長手方向に並んで取り付けられ、
前記照明器具は、さらに、
前記複数の光源ユニットを覆う透光性のカバーを備えたことを特徴とする請求項1または2のずれかに記載の照明器具。 - 前記器具本体は、
前記一方の斜面に前記長手方向に向かう第1の開口が形成されると共に、前記他方の斜面に前記長手方向に向かう第2の開口が形成され、
前記光源取付部は、
複数の前記光源ユニットが、前記第1の開口の側に前記長手方向に並んで前記第1の斜面に取り付けられると共に、複数の前記光源ユニットが、前記第2の開口の側に前記長手方向に並んで前記第2の斜面に取り付けられ、
前記照明器具は、さらに、
前記第1の開口側の前記複数の光源ユニットと、前記第2の開口側の前記複数の光源ユニットとを覆う透光性のカバーを備えたことを特徴とする請求項1または2のずれかに記載の照明器具。 - 前記透光性のカバーは、
前記第1の開口側の前記複数の光源ユニットを覆う第1のカバーと、前記第2の開口側の前記複数の光源ユニットを覆う第2のカバーとの、2つの透光性カバーからなることを特徴とする請求項4記載の照明器具。 - 前記透光性のカバーは、
前記第1の開口側の前記複数の光源ユニットと、前記第2の開口側の前記複数の光源ユニットとを覆う単一の透光性カバーであることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
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