JP2012053192A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ズーム操作部材の操作量に応じてズーム速度を切り替えられるようにした場合に、撮影者が画角の微調整を容易に行えるようにする。
【解決手段】デジタルカメラ1のシステム制御部110に、ズームレバー3が操作され高速ズームが行われた後、次にズームレバー3が操作されるまでの時間をカウントするカウント機能を持たせている。また、システム制御部110に、ズーム操作が行われた場合にズーム方向(望遠側のズームが行われたか広角側のズームが行われたか)を記憶する機能を持たせている。そして、カウントされた時間が予め設定された所定時間以内で、かつ、ズーム操作のズーム方向が記憶された直前のズーム方向と異なる場合、撮像装置側でユーザが画角の微調整を行っていると判断して低速のズームに入りやすくする。
【選択図】図5
【解決手段】デジタルカメラ1のシステム制御部110に、ズームレバー3が操作され高速ズームが行われた後、次にズームレバー3が操作されるまでの時間をカウントするカウント機能を持たせている。また、システム制御部110に、ズーム操作が行われた場合にズーム方向(望遠側のズームが行われたか広角側のズームが行われたか)を記憶する機能を持たせている。そして、カウントされた時間が予め設定された所定時間以内で、かつ、ズーム操作のズーム方向が記憶された直前のズーム方向と異なる場合、撮像装置側でユーザが画角の微調整を行っていると判断して低速のズームに入りやすくする。
【選択図】図5
Description
本発明は、ズーム操作部材の操作量に応じてズーム速度を切り替えられるようにした撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、ズーム倍率の高倍率化に伴い、通常のズーム速度に加え、通常のズーム速度よりも早い高速ズーム機能を搭載した撮像装置が増えてきている。このような撮像装置においては、ズーム操作部材の移動量(操作量)に応じてズーム速度の切り替えが行われ、撮影者が使用状況に応じてズーム速度を選択することが可能である。しかしながら、高速ズーム時は画角の変化が激しいため、撮影者が設定したいズーム倍率でズーム動作を終了しようと思っても一度に設定できない場合が多い。このような場合には、撮影者はテレ、ワイドの操作を繰り返すことで微調整を行い、画角の設定を行っている。
一方、近年ではズーム倍率の高倍率化に加え、撮像装置本体の小型化も進んでいるため、ズーム操作部に十分なスペースを得られない場合が考えられる。このような場合には、ズーム速度の高速と低速の切り替えに余裕が少なく、上述した画角の微調整時に誤って高速ズームを行ってしまい、撮影者の所望の画角になかなか設定できないという問題があった。
このような問題を解決するために、特許文献1では、ズームの操作量に応じてズーム速度を切り替える第1のズームモードとズームの操作量によらず常に一定のズーム速度である第2のズームモードを撮影者が選択可能にしている。これにより、撮影者が高速ズームを必要としない場合に高速ズームの機能を制限することができるので、撮影者の意図に反して高速ズームを行ってしまうことを防ぐことが可能である。
また、特許文献2では、撮像装置に本体の揺れ量を検知する機能があり、撮像装置の揺れ量に応じてズーム速度の切り替えを自動で行うことを可能としている。これにより、撮影者が画角の微調整を行う際には、撮像装置側で自動的にズーム速度を遅くし、操作性を向上させることが可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、第1のズームモードと第2のズームモードを撮影者が手動により切り替える必要があるため、操作が煩雑になる上、咄嗟にズームモードを切り替えたい場合に対応できないことが考えられる。
また、特許文献2に開示された従来技術では、撮像装置の揺れ量によって自動で高速、低速ズームの切り替えを行っているが、撮像装置の揺れ量と撮影者の望むズーム速度に必ずしも相関があるとは限らないため、使い勝手を悪化させる懸念がある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ズーム操作部材の操作量に応じてズーム速度を切り替えられるようにした場合に、撮影者が画角の微調整を容易に行えるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材と、前記操作部材による直前のズーム操作終了から次のズーム操作開始までの時間をカウントするカウント手段と、前記カウント手段によりカウントされた時間が所定時間以内の場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更する変更手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、直前のズーム操作終了後、所定時間以内に次のズーム操作が開始された場合には、撮像装置側でユーザが画角の微調整を行っていると判断して低速のズームに入りやすくしたので、撮影者が画角の微調整を容易に行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ1の構成例を示す。101はバリアであり、デジタルカメラ1の、撮影レンズ102を含む撮像部を覆うことにより、撮像系の汚れや破損を防止する。102はズームレンズ(変倍レンズ)を含む撮影レンズ、103は絞り機能を備えるシャッター、104は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像部である。
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ1の構成例を示す。101はバリアであり、デジタルカメラ1の、撮影レンズ102を含む撮像部を覆うことにより、撮像系の汚れや破損を防止する。102はズームレンズ(変倍レンズ)を含む撮影レンズ、103は絞り機能を備えるシャッター、104は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像部である。
105はA/D変換器であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器105は、撮像部104から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する場合や、音声制御部106から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する場合に用いられる。107はタイミング発生部であり、撮像部104、音声制御部106、A/D変換器105、D/A変換器108にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生部107は、メモリ制御部109及びシステム制御部110により制御される。
111は画像処理部であり、A/D変換器105からのデータ、或いは、メモリ制御部109からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部111では、撮影した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部110が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。画像処理部111では更に、撮影した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
112はメモリであり、A/D変換器105からの出力データは、画像処理部111及びメモリ制御部109を介して、或いは、直接メモリ制御部109を介して、メモリ112に書き込まれる。メモリ112は、撮像部104によって得られA/D変換器105によりデジタルデータに変換された画像データや、LCD5を含む画像表示部113に表示するための画像データを格納する。なお、メモリ112は、マイク17において録音された音声データ、静止画像、動画像及び画像ファイルを構成する場合のファイルヘッダを格納するのにも用いられる。従って、メモリ112は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備える。
114は圧縮/伸張部であり、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮、伸張する。圧縮/伸張部114は、シャッター103をトリガにしてメモリ112に格納された撮影画像を読み込んで圧縮処理を行い、処理を終えたデータをメモリ112に書き込む。また、記録媒体200の記録部201等からメモリ112に読み込まれた圧縮画像に対して伸張処理を行い、処理を終えたデータをメモリ112に書き込む。圧縮/伸張部114によりメモリ112に書き込まれた画像データは、システム制御部110のファイル部においてファイル化される。そして、インターフェース115、コネクタ116、記録媒体200側のコネクタ203、インターフェース202を介して、記録媒体200に記録される。また、メモリ112は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねる。
108はD/A変換器であり、メモリ112に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して画像表示部113に供給する。109はメモリ制御部である。113は画像表示部であり、LCD5等の表示器上に、メモリ112に書き込まれた表示用の画像データをD/A変換器108を介してアナログ信号に変換して表示を行う。
17はマイク、18はスピーカー、106はアンプ等で構成される音声制御部である。マイク17から出力された音声信号は音声制御部106を介してA/D変換器105に供給され、A/D変換器105においてデジタル信号に変換された後、メモリ制御部109によってメモリ112に格納される。一方、記録媒体200に記録されている音声データは、メモリ112に読み込まれた後、D/A変換器108によりアナログ信号に変換される。音声制御部106は、このアナログ信号によりスピーカー18を駆動し、音声出力する。
117は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ117には、システム制御部110の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。110はシステム制御部であり、不揮発性メモリ117に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。118はRAMからなるシステムメモリであり、システム制御部110の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ117から読み出したプログラム等を展開する。
2はレリーズスイッチ、3はズームレバー、4はパワーボタン、7はモード切り替えスイッチ、8〜11は操作部、12は十字ボタンであり、システム制御部110に各種の動作指示を入力するための操作手段である。パワーボタン4は、電源オン、電源オフを切り替える。モード切り替えスイッチ7は、システム制御部110の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。
レリーズスイッチ2のスイッチSW1は、レリーズスイッチ2の操作途中(半押し)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部110は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。レリーズスイッチ2のスイッチSW2は、レリーズスイッチ2の操作完了(全押し)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部110は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部104からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
ズームレバー3は、ズーム操作を行って撮影画角を変更するための操作部材であり、初期位置(中立位置)から時計方向或いは反時計方向へ回動させることにより、ズームレンズをそれぞれ望遠側、広角側に移動させることが可能である。本実施形態においては、ズームレンズを動作させる速度を2段階設定しており、ズームレバー3の操作量に応じてズーム速度を切り替えるようにしている。具体的には、ズームレバー3を初期位置から所定の回動角まで操作したときは低速でズームレンズを動作させ、所定の回動角以上操作したときは高速でズームレンズを動作させることが可能である。
操作部8の各操作部材は、画像表示部113に表示される種々の機能アイコンを選択操作すること等により、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えばメニューボタン9が押されると各種設定が可能なメニュー画面が画像表示部113に表示される。操作者は、画像表示部113に表示されたメニュー画面と、十字ボタン12やセットボタン11とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
119は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部119は、その検出結果及びシステム制御部110の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。120は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。121及び122はコネクタであり、電源部120と電源制御部119とを接続する。
123はRTC(Real Time Clock)であり、日付及び時刻を計時する。RTC123は、電源制御部119とは別に内部に電源部を保持しており、電源部120が落ちた状態であっても、計時状態を続ける。システム制御部110は起動時にRTC123より取得した日時を用いてシステムタイマを設定し、タイマ制御を実行する。
115はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。116は該記録媒体200とインターフェース115との接続のためのコネクタである。124は記録媒体着脱検知部であり、コネクタ116に記録媒体200が装着されているか否かを検知する。200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部201、デジタルカメラ1とのインターフェース202、及び、記録媒体200とデジカメ100とを接続するためのコネクタ203を備える。また、コネクタ116、203はSDI/Oカードの拡張規格に準拠しており、先述の記録媒体200の他SDI/Oカードの拡張規格に準拠したチューナーカードが着脱可能となっている。
125は通信部であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信処理を行う。126はコネクタ(無線通信の場合はアンテナ)であり、通信部125を介してデジタルカメラ1を他の機器と接続する。
図2は、本実施形態に係るデジタルカメラ1の外観図である。本実施形態のデジタルカメラ1は、上面側に、シャッターを切るためのレリーズスイッチ2、ズーム倍率を変更するためのズームレバー3、電源をオン/オフするためのパワーボタン4が配置されている。ズームレバー3はレリーズスイッチ2を中心に時計方向及び反時計方向に回動可能であり、中立位置から時計方向に回動させた場合にはズームレンズを望遠側に移動させ、反時計方向に回動させた場合にはズームレンズを広角側に移動させることができる。本実施形態においてズームは望遠側、広角側のそれぞれに対し、2段階の速度でズーム動作が行えるよう設定されており、ズームレバー3の回動角に応じてズーム速度の低速、高速の切り替えが可能である。また、背面側に、プリント設定ボタン8、メニューボタン9、ディスプレイボタン10、セットボタン11、十字キー12が配置されている。
ここで、ズームレバー3まわりの構成について詳細に説明する。図3は、トップベースユニットの構成及び後に組み込まれるオペレートフレキシブルプリント基板400を示す展開斜視図である。樹脂部材からなるレリーズスイッチ2はコイルスプリング308と共にズームレバー3へ係止される。ズームレバー3にはトップベース301に対し回動するため、回動中心である軸部3a、ホルダー板金302に対する位置決め軸3b、ホルダー板金302とネジ固定するためのボス部3c、3dが配設されている。
トップベース301は、非導電性の樹脂材料からなる。トップベース301には、ズームレバー3から回動軸方向に延出した軸3aが貫通できるように穴301aが形成されている。この穴301aはズームレバー3の回動時の中心穴であり、スムーズにズームレバー3が回動できるよう、穴301aと軸3aには大きすぎず、小さすぎない適度なクリアランスが確保されている。
また、トップベース301には、ズームレバー3から同様に延出した軸3b、ボス3c、3dがトップベース301を貫通できるように穴301b、301cが形成されている。これら穴301b、301cはズームレバー3の回動時に軸3b、ボス3c、3dに接触しないよう、回動軸の半径方向において十分なクリアランスが確保されている。また、これら穴301b、301cの壁面のうち回動軸の中心方向に向かう壁を用い、ズームレバー3のボス部3c、3dを当接させることで、ズームレバー3がそれ以上回動しないようにしている。
トップベース301の下側には、導電性のある金属からなるホルダー板金302が保持されている。このホルダー板金302には、ブラシ303がネジ304によって固定されている。ブラシ303は樹脂材と導電材から構成されており、ホルダー板金302に当接する部分においては樹脂材からなる絶縁材で構成され、ブラシ303の金属部とホルダー板金302は電気的には接続されていない。また、ホルダー板金302には、ズームレバーの軸3a、3bが嵌合する穴302a、302b、及びネジ305、306が貫通するための穴302c、302dが形成されている。同じくホルダー板金302には、トーションスプリング307の腕部307aに係合するための係合部302eが一体形成されている。
トーションスプリング307はピアノ線やステンレスの線材から構成されており、腕部307aと座巻き部307bから構成されている。トーションスプリング307は、腕部307aがチャージされるとともに、座巻き部307bが圧縮されるようにトップベース301に取り付けられる。したがって、腕部307aにはチャージ前の状態に戻ろうとする回転方向の付勢力が発生し、座巻き部307bには圧縮前の状態に戻ろうとする付勢力が発生する。
このようにしたトップベースユニットでは、操作者がズームレバー3を回転中心に回動させると、それに連動し、ホルダー板金302、ブラシ303、ネジ304、305、306、レリーズスイッチ2を同時に回動させることができる。また、操作者がズームレバー3から手を離すと、トーションスプリング307の腕部307aに作用する付勢力により、ズームレバー3及びそれに連動して回動する部材は初期位置へと自己復帰する。
ブラシ303は、オペレートフレキシブルプリント基板400のパターン露出部401に弾性的に接触する。ここで、図4を参照して、オペレートフレキシブルプリント基板400のパターン露出部401について説明する。パターン露出部401は、回転中心を中心として円弧をなす帯状のコモンパターン(共通用配線)410を有する。また、パターン露出部401は、同じく回転中心を中心として円弧をなす、望遠側へのズーム操作を制御するための複数のパターン(ズーム速度変更用配線)411、412、413及び広角側へのズーム操作を制御するための複数のパターン(ズーム速度変更用配線)414、415、416を有する。
また、導電性部材であるブラシ303の導電部は、コモンパターン410との接触部と、ズーム制御パターン411〜413、414〜416との接触部に二股に分かれている。ブラシ303の導電部は、ズームレバー3と一体的に回動し、それぞれのパターン上で停止させたときにコモンパターン410とパターン411〜413、414〜416とを短絡させる。ブラシ303は、接触安定性確保のため、それぞれの先端部で更に二股に分かれており、ブラシ先端部とパターン露出部401は合計4箇所で弾性接触し、それぞれズームレバー3の回動とともにブラシ軌道420、421、422、423上を通過する。
また、パターン411〜413、414〜416はそれぞれ隣接するパターンと入れ子状態に設定されている。そして、パターン411〜413、414〜416上を通過する2つのブラシ接点部がパターンの境界を通過する際、前後のパターンと同時に接触するタイミングを設定している。例えばブラシ303が初期位置430から回動し、境界431を通過する場合について説明する。まず、境界431の直前を通過する時は、パターン411、412を通過する2つの接点のうち、外側の接点がパターン411、412の間を通過し、どちらのパターン411、412とも接触しない状態となる。しかし、このとき、内側の接点はパターン411上を通過しているので、システム制御部110はコモンパターン410とパターン411との短絡を検出する。ブラシ303が更に回動すると、外側の接点がパターン412と接触し始める。この場合にも内側の接点はパターン411上を通過しており、システム制御部110はコモンパターン410とパターン411、412との短絡を検出する。そして、内側のパターンがパターン411、412の間を通過し、どちらのパターン411、412とも接触しない状態のときは、すでに外側の接点がパターン412上を通過しているので、システム制御部110はコモンパターン410とパターン412との短絡を検出する。つまり、ブラシ303がパターン411〜413、414〜416の境界部を通過する場合、前後のパターンと同時に接触するタイミングを設けることで、必ずコモンパターン410と短絡させるパターンを存在させている。これにより、境界部431、432、433、434におけるパターン切り替わり時に、コモンパターン410と短絡させるパターンがないことでズーム動作が終了してしまうという状態を防いでいる。
本実施形態におけるズームレバー3の回動とズーム動作の関係について説明する。まず、初期位置430では、コモンパターン410と短絡するパターンはなく、ズーム動作は行われない。
ズームレバー3を時計方向に回動させると、ブラシ303によりコモンパターン410とパターン411とが短絡する。パターン411は低速で望遠側へのズーム処理を行うための信号を発生させるよう設定されており、システム制御部110は所定時間以上短絡を検出した場合にズームレンズを低速で望遠側へ移動させる。更にズームレバー3を時計方向に回動させ、ブラシ接点部が境界431を通過すると、コモンパターン410とパターン412とが短絡する。パターン412は望遠側への低速ズームと高速ズームのどちらかを選択可能であり、初期状態では、高速で望遠側へズーム処理を行うように設定されている。したがって、ブラシ接点部が境界431を通過し、コモンパターン410とパターン412とが短絡した場合、システム制御部110はズーム速度を低速から高速へ変更する。更にズームレバー3を時計方向に回動させ、ブラシ接点部が境界432を通過すると、コモンパターン410とパターン413とが短絡する。パターン413は高速で望遠側のズーム処理を行うための信号を発生させるよう設定されており、ズーム速度の変更は行われず、引き続き高速でのズーム処理が行われる。
また、ズームレバー3を反時計方向に回動させたとき(広角側のズーム動作)も同様、コモンパターン410とパターン414とが短絡し、システム制御部110は所定時間以上短絡を検出した場合にズームレンズを低速で広角側へ移動させる。そして、境界433を通過しパターン415或いはパターン416が短絡した場合には、高速で広角側へズーム処理が行われる。つまり、ズームレバー3の回動角が角度θ1a又は角度θ1bを境界にズーム速度を低速から高速へ切り替えることが可能である。
初期位置に近い低速側のパターン411、414を高速側のパターン412、413、415、416よりも広く設定している。本実施形態においては、高速側のズームは、ズームレバー3を動作範囲限界まで回動させれば確実に行えるが、低速側のズームでは、撮影者がズームレバー3の回動角を調整し、ブラシ接点部をパターン411又はパターン414上に停止させなければならない。そこで、本実施形態のようにあらかじめ低速側のズーム速度の領域(低速ズーム領域)を高速側のズーム速度の領域(高速ズーム領域)に比べて広く設定することで操作性を向上させることが可能である。
一方、高速ズーム時は画角の変化が激しいため、設定したいズーム倍率で停止させようと思っても行き過ぎてしまい、意図するズーム倍率に設定することが難しいことが考えられる。このような場合、撮影者は行き過ぎてしまった分、直前のズーム方向と反対側へ低速ズームをすることで微調整し、所望の画角に設定する。しかし、本実施形態のようにズームレバー3の回動角により低速ズームと高速ズームが切り替わるような場合、高速ズーム終了後、画角の微調整時に慌ててズームレバー3の操作を行うと、低速ズームで微調整を行うつもりが誤って高速ズーム領域までズームレバー3を回動させてしまうことが予想される。このような場合、せっかく所望の画角に近づいていても、高速ズームで所望の画角から大きく離れてしまい、なかなか撮影画像の画角を設定できないという問題が考えられる。
そこで、このような問題を回避するために、デジタルカメラ1のシステム制御部110に、ズームレバー3が操作され高速ズームが行われた後、次にズームレバー3が操作されるまでの時間をカウントするカウント機能を持たせている。すなわち、直前のズーム操作終了から次のズーム操作開始までの時間をカウントしている。また、システム制御部110に、ズーム操作が行われた場合にズーム方向(望遠側のズームが行われたか広角側のズームが行われたか)を記憶する機能を持たせている。そして、カウントされた時間が予め設定された所定時間以内で、かつ、ズームレバー3によるズーム方向が記憶された直前のズーム方向と異なる場合、撮像装置側でユーザが画角の微調整を行っていると判断して低速のズームに入りやすくする。具体的には、初期状態では、コモンパターン410とパターン411又はパターン414とが短絡した場合に低速ズームの制御を行うが、所定時間以内かつ直前と逆方向のズームを検出した場合には、初期状態で高速ズーム領域であったパターン412又はパターン415とコモンパターン410とが短絡した場合にも低速ズームの制御を行うよう変更する。つまり、初期状態では低速ズームと高速ズームの切り替え角度が角度θ1a及び角度θ1bであったのに対し、角度θ2a及び角度θ2bまで低速ズーム領域を広げることを行う。これにより、高速ズーム終了後、画角の微調整を行う場合に、逆方向へ慌てて操作してズームレバー3の回動量が大きくなってしまったときにも、低速ズーム領域が初期状態よりも広くなっているので、低速ズームでの操作をしやすくすることができる。
低速と高速の切り替え位置を変更後、レリーズスイッチ2が押下された場合、すなわち撮影が行われた場合には、撮影者の画角の設定が終了したと判断し、変更されたズーム速度の切り替え位置を初期状態に戻す。
以下、図5のフローチャートを参照して、本実施形態におけるズーム動作処理について説明する。図5は、本実施形態に係るデジタルカメラの処理を示すフローチャートであり、システム制御部110がプログラムを実行することにより実現される。ステップS1で、撮影者によるズーム操作(ズームレバー3の操作)が行われたかどうかの判定を行う。ステップS1においてズーム操作が行われたと判定した場合、ステップS2で、システム制御部110はズームレバー3の停止位置が低速領域であるか高速領域であるかの判定を行う。なお、ステップS1においてズーム操作が行われなかったと判定した場合、次の処理には進まない。
ステップS2においてズームレバー3の停止位置が高速領域であると判定した場合、ステップS3で、高速でズームを行う。このとき、システム制御部110はズーム方向が望遠側か広角側かを一時的に記憶する。
ステップS4で、システム制御部110はズーム操作が終了したかどうかの判定を行う。つまり、コモンパターン410と短絡しているパターンがないかどうかの判定を行う。ステップS4においてズーム操作が終了したと判定した場合、次のズーム操作開始までの時間をカウント開始する。次に、ステップS5で、システム制御部110はレリーズスイッチ2が押下されたかどうかの判定を行う。ステップS5においてレリーズスイッチ2が押下されなかったと判定した場合、ステップS6で、システム制御部110は所定時間が経過したかどうかの判定を行う。ステップS6において所定時間以内であると判定した場合、ステップS7で、システム制御部110はズーム操作が行われたかどうかの判定を行う。
ステップS7においてズーム操作が行われたと判定した場合、ステップS8で、システム制御部110は、ステップS3において記憶したズーム方向と同じ方向か逆方向かの判定を行う。ステップS8においてズーム方向が記憶したズーム方向と逆であると判定した場合、ステップS9で、システム制御部110は低速ズーム領域を広くする。つまり、コモンパターン410とパターン412又はパターン415とが短絡した場合にも低速でズームを行うようズーム速度切り替え角度を角度θ1a、θ1bから角度θ2a、θ2bに拡大する。その後、ステップS2の処理に戻る。
ステップS5においてレリーズスイッチが押下されるか、ステップS6において所定時間以内に次のズーム操作が行われない場合、本処理を終了する。
また、ステップS2においてズームレバー3の停止位置が低速領域であると判定した場合、ステップS10で、低速ズームを行う。ステップS11で、システム制御部110はズーム操作が終了したかどうかの判定を行う。ステップS11においてズーム操作が終了したと判定した場合、本処理を終了する。一方、ステップS11においてズーム操作が終了していないと判定した場合、ステップS2に戻り、ズームレバー3の停止位置が高速領域か低速領域かの判定を行い、次のステップに進む。
本実施形態においては、低速から高速への切り替え角度を変更することにより、低速ズーム領域を広くし、高速ズーム領域を狭くしたが、すべてを低速ズーム領域としてもよい。また、本実施形態においては、直前のズーム方向と反対側に操作した場合にズーム速度の領域の変更を行っているが、ズーム速度の領域の変更は直前のズーム方向と同一方向に操作された場合でもよく、直前のズーム速度が低速の場合にも適用可能である。更に、本実施形態においては、ズーム速度を低速と高速の2段階で説明を行ったが、この限りではなく、ボリュームスイッチ等を利用した連続的にズーム速度を変更するようなデジタルカメラにも適用可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態に係るデジタルカメラの構成及び各種スイッチのレイアウトは第1の実施形態と同じため説明は省略する。本実施形態におけるズーム操作部もズームレバー3の回動角度によりズーム速度の低速、高速の切り替えが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態に係るデジタルカメラの構成及び各種スイッチのレイアウトは第1の実施形態と同じため説明は省略する。本実施形態におけるズーム操作部もズームレバー3の回動角度によりズーム速度の低速、高速の切り替えが可能である。
図6に、第2の実施形態におけるオペレートフレキシブルプリント基板400のパターン露出部401を示す。パターン露出部401は、コモンパターン410と、望遠側へのズーム操作を制御するためのパターン411、412、413、417及び広角側へのズーム操作を制御するためのパターン414、415、416、418とを有する。第1の実施形態と同様、それぞれのパターン上にブラシ接点部が停止することにより、それぞれのパターンとコモンパターン410が短絡し、ズームレバー3のポジションを検出することが可能である。
ここで、コモンパターン410とパターン411或いはパターン414との短絡を検出した場合には低速ズームの制御を行う。また、コモンパターン410とパターン412、413、417或いはパターン415、416、418との短絡を検出した場合には高速ズームの制御を行う。また、パターン417及び418はズームレバー3が回動しズームレバー3のボス部3c、3dがトップベース301に当接したとき(回動角度θ3a及びθ3b)にちょうどブラシと接触する位置にあり、高速ズームの制御に加え、ズームレバー3の突き当て位置検出を行う。
撮影者は、撮影画角を決定する際、高速ズームで大まかな画角を決定し、ズームレバー3を初期状態へ戻す方向に移動させることにより、高速ズームから低速ズームに切り替え、画角の微調整を行い、所望の画角になったらズームレバー3の操作を終了する。この際、低速ズームから高速ズームへの切り替えがズームレバー3のボス部がトップベース301に当接する位置まで振り切ればよい。それに対し、高速ズームから低速ズームへの切り替えは、ズームレバー3を初期位置方向へ戻して境界431或いは433を通過した低速領域のパターン上で止める必要がある。そのため、操作のなれない撮影者においては、高速ズームから低速ズームに切り替えるときに、低速領域でズームレバー3を止めることができず、画角の微調整を行うつもりが、撮影者の意図に反してズーム操作を終了してしまうことが考えられる。
このような問題を解決するために、本実施形態では、高速ズーム操作時にズームレバー3の操作方向が初期位置に戻す方向であることを検出した場合には、撮影者が低速ズームで微調整を行いたいとカメラ側で判断し、低速ズームを行いやすいよう低速ズーム領域を広くする。具体的には、パターン417、418によりズームレバー3の回動後の突き当て位置435、436を検出した後、隣接パターンのパターン413、416とコモンパターン410の短絡を検出した場合、微調整を行うためにズームレバー3を低速方向へ戻していると判断し、低速ズームで制御を行いやすいよう低速ズーム領域を拡大する。つまり、初期状態では高速ズーム領域であったパターン412、415を低速ズーム領域とすることで、ズーム速度の切り替え角度を角度θ1a、角度θ1bから角度θ2a、角度θ2bまで広げることを行う。これにより、撮影者が高速ズームで大まかな撮影画角の設定を行った後にズームレバー3を元の位置に戻しながら低速ズームで微調整を行う場合、低速ズーム領域上にブラシ接点部を停止させやすくなるので、操作性を向上させることが可能である。
以下、図7のフローチャートを参照して、本実施形態におけるズーム動作処理について説明する。図7は、本実施形態に係るデジタルカメラの処理を示すフローチャートであり、システム制御部110がプログラムを実行することにより実現される。ステップS12では、撮影者によるズーム操作が行われたかどうかの判定を行う。ステップS12においてズーム操作が行われたと判定した場合、ステップS13で、ズームレバー3が突き当て位置まで回動したかどうかの判定を行う。ステップS13においてズームレバー3の停止位置が突き当て位置であることを検出した場合、ステップS14で、高速ズームを行う。
次に、ステップS15で、システム制御部110はズームレバー3の操作方向が初期位置に戻す方向であるかどうかを判定する。ステップS15において初期位置に戻す方向であると判定した場合、ステップS16で、システム制御部110は低速ズーム領域を広くする。そして、ステップS17で、変更されたズーム速度の領域においてズームレバー3が停止した位置でのズーム速度でズームを行う。次に、ステップS18で、ズーム操作が終了しズームレバー3が初期位置に戻ったかどうかを判定する。ステップS18において初期位置に戻ったことを検出した場合、ステップS19で、変更した低速ズームと高速ズームの切り替え位置を初期状態に戻し、本処理を終了する。
また、ステップS13においてズームレバー3の停止位置が突き当て位置でないことを検出した場合、ステップS20で、ズームレバー3の停止位置に応じて、高速ズーム或いは低速ズームを行う。そして、ステップS21で、ズームレバーが初期位置に戻ったかどうかを判定し、ズーム操作が終了された場合、本処理を終了する。
(第3の実施形態)
上述した実施形態においては、ズームレバー3の操作に応じてズーム速度の切り替え位置の変更を行っているが、撮影モードに応じてズーム速度の切り替え位置の変更を行ってもよい。例えば撮影モードが動画撮影モードの場合は、音声録音時にレンズを駆動させるモータ音をマイクが拾ってしまうことが考えられる。そのため、動画撮影モード時においてはズーム速度を低速にし、モータ音をできるだけ小さくすることが望ましい。このようなことから、動画撮影モードの場合、低速側のズーム操作が行いやすいよう設定することが可能である。すなわち、撮影モードが静止画撮影モードの場合、ズーム速度の切り替え位置を高速ズーム領域が広くなるように変更する、或いは、撮影モードが動画撮影モードの場合、ズーム速度の切り替え位置を低速ズーム領域が広くなるように変更するようにする。
上述した実施形態においては、ズームレバー3の操作に応じてズーム速度の切り替え位置の変更を行っているが、撮影モードに応じてズーム速度の切り替え位置の変更を行ってもよい。例えば撮影モードが動画撮影モードの場合は、音声録音時にレンズを駆動させるモータ音をマイクが拾ってしまうことが考えられる。そのため、動画撮影モード時においてはズーム速度を低速にし、モータ音をできるだけ小さくすることが望ましい。このようなことから、動画撮影モードの場合、低速側のズーム操作が行いやすいよう設定することが可能である。すなわち、撮影モードが静止画撮影モードの場合、ズーム速度の切り替え位置を高速ズーム領域が広くなるように変更する、或いは、撮影モードが動画撮影モードの場合、ズーム速度の切り替え位置を低速ズーム領域が広くなるように変更するようにする。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1:デジタルカメラ、3:ズームレバー、102:撮影レンズ、110:システム制御部、301:トップベース、302:ホルダー板金、303:ブラシ、400:オペレートフレキシブル基板、401:パターン露出部、410:コモンパターン、411〜416:ズーム制御パターン
Claims (19)
- ズームレンズと、
ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材と、
前記操作部材による直前のズーム操作終了から次のズーム操作開始までの時間をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によりカウントされた時間が所定時間以内の場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更する変更手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記変更手段は、前記カウント手段によりカウントされた時間が所定時間以内の場合、すべてを低速側のズーム速度の領域とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記変更手段は、直前のズーム操作でのズーム速度に応じて、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を変更するかどうか選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- ズーム方向を記憶する記憶手段を備え、
前記変更手段は、前記カウント手段によりカウントされた時間が所定時間以内で、かつ、ズーム操作によるズーム方向が前記記憶手段に記憶された直前のズーム方向と異なる場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置の変更を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記変更手段は、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を変更した後、撮影が行われた場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を初期状態に戻すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- ズームレンズと、
ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材と、
前記操作部材の操作方向を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記操作部材の操作方向が初期位置に戻す方向である場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更する変更手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記操作部材の突き当て位置を検出する突き当て位置検出手段を備え、
前記変更手段は、前記突き当て位置検出手段により前記操作部材が突き当て位置まで操作されたことが検出された場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置の変更を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記変更手段は、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を変更した後、前記操作部材が初期位置に戻ったことが検出された場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を初期状態に戻すことを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
- ズームレンズと、
ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材と、
撮影モードを切り替えるモード切り替え部材と、
前記モード切り替え部材により選択された撮影モードに応じて、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記変更手段は、前記撮影モードが静止画撮影モードの場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を高速側のズーム速度の領域が広くなるように変更することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記変更手段は、前記撮影モードが動画撮影モードの場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記操作部材の操作に応じて導電性部材が移動して、共通用配線と、複数のズーム速度変更用配線をそれぞれ短絡させることによってズーム速度を切り替える構成とし、
前記複数のズーム速度変更用配線は、ズーム速度を低速側とする配線と、ズーム速度を高速側とする配線と、これら配線の間で、ズーム速度を低速側及び高速側のいずれかに変更が可能な配線とを少なくとも有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記操作部材の初期位置に近い配線が初期位置から遠い配線より広く設定されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
- ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材とを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記操作部材による直前のズーム操作終了から次のズーム操作開始までの時間をカウントするステップと、
前記カウントされた時間が所定時間以内の場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更するステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材とを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記操作部材の操作方向が初期位置に戻す方向である場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材と、撮像装置の撮影モードを切り替えるモード切り替え部材とを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記モード切り替え部材により選択された撮影モードに応じて、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を変更するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材とを備えた撮像装置を制御するためのプログラムであって、
前記操作部材による直前のズーム操作終了から次のズーム操作開始までの時間をカウントする処理と、
前記カウントされた時間が所定時間以内の場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材とを備えた撮像装置を制御するためのプログラムであって、
前記操作部材の操作方向が初期位置に戻す方向である場合、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を低速側のズーム速度の領域が広くなるように変更する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - ズームレンズと、ズーム操作を行うとともに、操作量に応じてズーム速度を切り替え可能な操作部材と、撮像装置の撮影モードを切り替えるモード切り替え部材とを備えた撮像装置を制御するためのプログラムであって、
前記モード切り替え部材により選択された撮影モードに応じて、前記操作部材によるズーム速度の切り替え位置を変更する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010194550A JP2012053192A (ja) | 2010-08-31 | 2010-08-31 | 撮像装置、その制御方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2012053192A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020043498A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | キヤノン株式会社 | 電子機器及びその制御方法 |
-
2010
- 2010-08-31 JP JP2010194550A patent/JP2012053192A/ja active Pending
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