JP2012053032A - カーナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが走行方向を迷うような分岐点における走行方向の選択に役立つような情報を、面倒な操作によらずに自動で報知する。
【解決手段】制御装置2は、自車両が所定の目的地Gに向っていると判断し、且つ、外部メモリ6に記憶されている履歴情報から、現在走行しているルートに、複数の走行方向を選択することが可能な分岐点であって自車両が実際に走行方向を変更して異なる複数のルートを走行した履歴がある特定分岐点Cが存在するかどうかを検出した場合に、自車両が特定分岐点Cに至る前に、当該特定分岐点Cで選択可能な各走行方向に関して、走行方向の選択の参考となる参考情報を表示装置7の画面に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自車両の位置を検出し、その自車位置を表示装置の画面に地図と共に表示するロケーション機能を有したカーナビゲーション装置に関する。
自動車に搭載されるカーナビゲーション装置は、一般に、自車両の現在位置を検出し表示装置の画面に道路地図に重ね合わせて表示するロケーション機能や、ユーザが指定した目的地までの推奨するルートを計算により探索し、そのルートを表示や音声によって案内するルートガイダンスの機能を備えている。
この場合、ルートガイダンス機能においては、目的地までの1つ(1種類)のルートを設定して案内することが基本であり、設定された1つのルートに関しては、例えば目的地への到着予想時刻等の情報をユーザは知ることができる。ところが、ユーザは、仮に、設定ルートとは別のルートを選んだ場合に到着予想時刻がどの程度変わるかといった、設定されなかったルートに関する情報は判らないものとなっていた。
そこで、例えば特許文献1には、設定されなかったルートに関する不案内理由を、ユーザに教えることができるように、ルートガイダンスの機能の実行中に、ユーザが、設定ルート中の現在位置よりも先方に位置する交差点(分岐点)を指定すると、そこから分岐する各ルートに関する情報(不案内理由)が表示される技術が開示されている。具体的には、地図画面上において、指定された交差点に対し、設定ルートである直進方向は「時間優先」であり、右折方向は「交通規制」による渋滞があり、左折方向は「方向違い」であるといった表示が行われる。
特開2003−156346号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、ユーザが各走行方向に関する情報(不案内理由)を表示させたい分岐点がある場合に、その分岐点を指定する操作をいちいち行わなければならない。この場合、分岐点毎において、毎回、そのような情報表示を行うことも考えられるが、それではルート案内の画面が情報過多となり、ユーザにとって極めて煩わしいものとなる。
尚、特許文献1の技術では、既に設定ルートが存在するルートガイダンスの実行時にしか情報表示がなされないものとなっている。しかし、上記したような分岐点における情報表示は、本来、ユーザが、その分岐点でどちらのルート(走行方向)を選ぶかに迷うような場合の参考にすることができることが望ましく、ユーザが積極的に走行方向を選択するといった点で、十分に役に立つ情報とすることが要望されるのである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザが走行方向を迷うような分岐点における走行方向の選択に役立つような情報を、ユーザの面倒な操作によらずに自動で報知することができるカーナビゲーション装置を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のカーナビゲーション装置は、自車両が過去に走行したルートの履歴情報を記憶する走行履歴記憶手段と、この走行履歴記憶手段に記憶されている履歴情報から、所定の目的地に向う際に、その途中に、複数の走行方向を選択することが可能な分岐点であって、自車両が実際に走行方向を変更して異なる複数のルートを走行した履歴がある特定分岐点が存在するかどうかを検出する検出手段と、現在自車両が走行しているルートが前記所定の目的地に向っているかどうかを判断する判断手段と、この判断手段により自車両が前記所定の目的地に向っていると判断され且つ該ルートに前記検出手段により検出された特定分岐点が存在する場合に、自車両が当該特定分岐点に至る前に、当該特定分岐点で選択可能な各走行方向に関して、走行方向の選択の参考となる参考情報を報知する報知手段とを具備するところに特徴を有する(請求項1の発明)。
これによれば、走行履歴記憶手段に記憶されている自車両が過去に走行したルートの履歴情報から、検出手段によって、特定分岐点が存在する場合にその特定分岐点がいわば自動で検出される。この特定分岐点は、所定の目的地に向う途中に、複数の走行方向を選択することが可能な分岐点であって自車両が実際に走行方向を変更して異なる複数のルートを走行した履歴がある分岐点であり、つまり、ユーザ(ドライバ)が走行方向の選択を迷うケースが多いと考えられる分岐点である。
そして、判断手段により、現在自車両が走行しているルートが前記所定の目的地に向っていると判断された際には、検出手段により検出された特定分岐点が存在する場合に、自車両が当該特定分岐点に至る前に、当該特定分岐点で選択可能な各走行方向に関して、走行方向の選択の参考となる参考情報が報知される。これにより、ユーザがどちらに行くか迷うところである特定分岐点において、どちらに行けばどのような状況になるかを教えることができ、ユーザは走行方向の選択を的確に行うことができる。
従って、本発明によれば、ユーザが走行方向を迷うような分岐点における走行方向の選択に役立つような情報を、ユーザの面倒な操作によらずに自動で報知することができるという優れた効果を得ることができる。しかもこのとき、報知手段による参考情報の報知は、目的地が明確に指定されているルートガイダンス機能の実行中か否かに拘わらず、判断手段により目的地の判断に基づいて行うことができる。
本発明においては、上記した報知手段が報知する参考情報として、特定分岐点で選択可能な各走行方向に関する、目的地までに要する時間の情報、目的地までの走行距離の情報、有料道路の料金の情報、燃費に関する情報、道路交通情報のうち1つ以上を含んだものとすることができる(請求項2の発明)。これにより、ユーザが走行方向を選択するために知りたいと考える、有用な参考情報を提供することができる。
更には、上記参考情報に、前記特定分岐点で選択可能な各走行方向のルートに沿う施設等におけるイベント情報を含ませることができる(請求項3の発明)。これにより、ユーザに対し、店舗の特売情報や催し物の情報などのイベント情報を提供することもでき、よりバラエティに富んだ参考情報を報知することができる。
上記検出手段が特定分岐点を検出するにあたり、自車両が、同一の目的地に向った際に、ある分岐点で異なる複数の走行方向を選択した履歴が、それら各走行方向に関してそれぞれ複数回ずつ存在した場合に、当該分岐点を特定分岐点として抽出する構成とすることができる(請求項4の発明)。これによれば、ユーザが、普段良く通りながらも、走行方向を迷う頻度が高い、つまり複数の通り方をする分岐点を特定分岐点とすることができ、特定分岐点の検出(抽出)をより適切に行うことができる。
ところで、本発明においては、ユーザが目的地を設定して経路案内を行っている場合に、報知手段による参考情報の報知を行うことができることは勿論であるが、例えば、毎日の通勤や買い物など、ほぼ決まった時刻や曜日に決まった場所(目的地)に向うような場合には、ユーザがいちいち目的地設定を行わなくても、所定の目的地に向っていることを容易に予測することができる。
そこで、本発明においては、ユーザにより目的地の設定操作が行われていない場合でも、判断手段により、自車両が現在走行中のルートと、前記走行履歴記憶手段に記憶されている履歴情報とに基づいて、所定の目的地に向っているかどうかの走行予測を行うように構成することができる(請求項5の発明)。これにより、十分な確かさで所定の目的地に向っているかどうかを予測することができるので、ユーザにより目的地の設定操作の有無にかかわらず、特定分岐点における参考情報の報知を行うことができ、ユーザにとっての利便性をより高めることができる。
本発明においては、上記報知手段を、表示装置における表示及び/又は音声出力により、参考情報の報知を行うように構成することができ(請求項6の発明)、ユーザによって判りやすい形態で、参考情報を報知することができる。
また本発明においては、ユーザの運転傾向を判定する運転傾向判定手段を設け、上記報知手段を、判定された運転傾向に対応した参考情報を報知するように構成することもできる(請求項7の発明)。これによれば、例えばユーザが急いでいるのか、ゆっくりドライブを楽しんでいるのかといった運転傾向に応じて、ユーザにとってより一層役立つ参考情報を提供することができる。
運転傾向判定手段を設けたものにあっては、前記特定分岐点の分岐先である各走行方向が、判定された運転傾向に沿った走行が可能か否かを判断し、前記報知手段が、前記各走行方向の中で、最も運転傾向に沿った走行が可能な走行方向を推奨するように構成することもできる(請求項8の発明)。特定分岐点において、ユーザの運転傾向に沿った走行方向が推奨されることにより、ユーザは、自分の運転傾向に応じた走行方向をより容易に選択することができるようになる。
さらには、運転傾向判定手段を有すると共に、ユーザが目的地の設定操作を行うと、現在位置から当該目的地までの到着時刻が最も早くなるルートを探索し推奨ルートとして設定するルート設定手段を有したものにあっては、前記判定された運転傾向が、燃費を最小にする運転傾向であった場合で、且つ、前記特定分岐点において前記設定された推奨ルートが示す走行方向とは別の走行方向が、前記運転傾向に最も沿った走行が可能であると判断した場合に、前記ルート設定手段が、前記特定分岐点の手前で、前記推奨ルートを当該別の走行方向を走行するルートに変更するように構成しても良い(請求項9の発明)。ユーザが燃費を最小にする運転傾向で走行している場合に、時間優先のルートから、燃費を最小にするルートに推奨ルートが自動的に変更されるようになり、ユーザの運転傾向により適合した推奨ルートを案内することができる。
ところで、ユーザが高速道路を利用して所定の目的地に行く場合に、高速道路を降りる際の出口として、必ずしも、目的地に最も近い最寄出口インターチェンジを利用せずともよく、現在位置から、最寄出口インターチェンジまでの間の複数の途中出口インターチェンジを選択することが可能である。ユーザにとっては、例えば、料金の節約や、その時々での渋滞度合の相違、途中で寄り道したい場所がある等の事情に応じて、複数の出口インターチェンジを利用するケースが出てくる。このとき、ルートガイダンス機能にあっては、一般に、設定された目的地に最も距離の近い最寄出口インターチェンジで高速道路を降りることが推奨(経路として設定)される。
本発明においては、現在自車両が走行しているルートが高速道路である或いは走行予定のルートに高速道路が含まれる場合には、前記検出手段を、前記高速道路のうちの目的地に最も近い出口である最寄出口インターチェンジよりも、手前にある途中出口インターチェンジを、前記特定分岐点としての検出対象とするように構成することができる(請求項10の発明)。これによれば、ユーザは、参考情報が報知されることによって、特定分岐点としての途中出口インターチェンジで高速道路を降りた場合に、どうなるかを知ることができ、どの出口を利用するかを選択することができる。
また、一般に、ユーザが料金を支払っても高速道路を利用する理由としては、一般道路の渋滞を避けて、目的地に短時間で到着したいためである。そこで、前記報知手段を、高速道路用の参考情報として、前記出口インターチェンジを出た後に一般道路を走行する場合の交通障害の有無の情報、並びに、交通障害がある場合にその交通障害を回避可能な迂回路の情報を報知するように構成することができる(請求項11の発明)。これにより、一般道路に渋滞などの交通障害があった場合における、ユーザの知りたい参考情報を報知することができる。
更に、前記高速道路用の参考情報として、少なくとも、高速道路の料金情報と、目的地までに要する時間情報とを含んだものとし、前記報知手段を、前記最寄出口インターチェンジを利用した場合と前記途中出口インターチェンジを利用した場合の双方に関して、前記参考情報を、比較できるように報知するように構成しても良い(請求項12の発明)。これによれば、ユーザは、時間情報と料金情報とのバランスを考えながら、どの出口を利用するかを比較検討することができ、ユーザにとって役に立つ有用な参考情報を報知することができる。
また、上記報知手段が高速道路走行時用の参考情報を報知するタイミングとして、目的地までの経路探索時、或いは、走行時における高速道路に進入する前の段階で報知するようにしても良い(請求項13の発明)。これにより、ユーザは、前もって参考情報を知ることができ、早期にどの出口を利用するかを決めておくことができる。
本発明の第1の実施例を示すもので、カーナビゲーション装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 制御装置が実行する参考情報の報知の処理手順を示すフローチャート 走行ルート上の特定分岐点及び参考情報の具体例を示す図 表示装置の表示画面の具体例を(a)、(b)の2種類について示す図 走行ルートを履歴情報化する場合の具体例を示す図 走行履歴情報から特定分岐点を検出する方法を説明するための図 本発明の第2の実施例を示す図3相当図 本発明の第3の実施例を示すもので、制御装置が実行する参考情報の報知の処理手順を示すフローチャート 走行ルートの具体例を示す図 渋滞を回避する迂回路が存在する場合の表示画面の具体例を(a)、(b)の2種類について示す図 一般道路で渋滞を回避できない場合の表示画面の具体例を(a)、(b)の2種類について示す図 本発明の第4の実施例を示すもので、走行ルートの具体例を示す図 表示装置の表示画面の具体例を示す図 本発明の第5の実施例を示すもので、図12相当図 図13相当図
(1)第1の実施例
以下、本発明を具体化した第1の実施例について、図1ないし図6を参照しながら説明する。図1は、自動車等の車両に搭載される本実施例に係るカーナビゲーション装置1の構成を概略的に示している。
このカーナビゲーション装置1は、コンピュータ(CPU)を主体として構成され全体を制御する制御装置2を備えている。そして、その制御装置2に接続された、自車両の位置を検出するための自車位置検出手段としての位置検出部3、外部の情報センタ4との無線通信を行う通信装置5、外部メモリ6、例えばフルカラー液晶ディスプレイからなり表示手段として機能する表示装置7、タッチパネルやメカスイッチを含む操作スイッチ群8、合成音声をスピーカから出力する音声出力装置9、地図データベース10等を備えて構成されている。
図1に示すように、前記位置検出部3は、GPS用の人工衛星からの送信電波に基づいて自車両の位置を検出(測位)するGPS(Global Positioning System )のためのGPS受信機11、地磁気センサ12、ジャイロセンサ13、車速センサ14を含んでいる。前記制御装置2は、そのソフトウエア構成(及びハードウエア構成)により、前記位置検出部3を構成する各センサ11〜14からの入力に基づいて、自車両の現在位置(絶対位置)、進行方向、速度や走行距離、現在時刻等を高精度で検出する。
そして、制御装置2は、その自車両の現在位置、及び、前記地図データベース10から得られる地図データに基づいて、前記表示装置7の画面に、自車両周辺の道路地図と共に自車の現在位置P(及び進行方向)を重ね合せて表示させるロケーション機能を実現する(図3参照)。この場合、ロケーション機能を実現するにあたっては、自車両の位置を表示される電子地図上の道路に乗せるために、自車両の移動軌跡と道路地図データ中の道路形状とを比較照合して、現在走行中の道路を推測するマップマッチングが行われる。
前記地図データベース10は、例えば日本全土の道路地図データや、それに付随する、各種施設や店舗等の施設データ等を記憶するものである。図5に一部示すように、前記道路地図データは、地図上の道路を線で表現した道路ネットワークからなり、交差点、分岐点等をノードとして複数の部分に分割し、各ノード間の部分をリンクとして規定したリンクデータとして与えられる。このリンクデータは、リンク固有のリンクID(識別子)、リンク長、リンクの始点,終点(ノード)の位置データ(経度,緯度)、角度(方向)データ、道路幅、道路種別などのデータを含んで構成される。尚、道路地図を表示装置7の画面上に再生(描画)するためのデータも含まれている。
このカーナビゲーション装置1(制御装置2)は、前記通信装置5により、例えば、図示しない無線基地局及びインターネット等の通信ネットワークを介して、情報通信センタ4のサーバとの間で通信を行う。これにより、道路交通情報(渋滞、事故、工事、車線規制、交通規制などの情報)、気象情報(天候、風向き、路面状況)、POI情報(周辺の施設情報)、例えばスーパーの特売情報等のイベント情報などの最新のデータを受信し記憶するようになっている。前記通信装置5としては、携帯電話機、DSRC、無線LANなど様々なものを採用することができる。
また、カーナビゲーション装置1は、制御装置2における経路探索、案内プログラムの実行により、出発地(現在地)からユーザによって設定された目的地までの推奨するルート(経路)を演算により求める経路探索、及び、その経路探索により求められた推奨するルートを案内する経路案内からなるルートガイダンス機能を実行する。従って、制御装置2が、自車の現在位置から設定された目的地までの推奨ルートを探索し設定するルート設定手段としても機能する。
そのうち経路探索には、例えば、周知のダイクストラ法が用いられ、地図データベース10の道路地図データ(リンク、ノードのデータ)を用いて、出発地(現在地)から目的地へ向けて、次に到達できる交差点(ノード)までの道路(リンク)の探索及びそのコスト(評価値)の計算を順次行っていき、目的地までが最小コストとなるつながったルート(リンク列)を求めることにより行われる。またこの経路探索においては、上記道路交通情報や気象情報等が加味される。
経路案内は、周知のように、表示装置7の画面に、道路地図上の走行すべきルートRを例えば他の道路と異なる色で表示する(図3では便宜上太線で示す)と共に、自車の現在位置Pが所定のポイントに至ったときに、音声出力装置9により案内音声を出力することにより行われる。具体的には、例えば交差点での右左折や分岐を案内する場合には、まず、当該交差点の十分に手前の位置において、例えば「300m先、右方向です。」といった、予告的な案内が行われ、その後、自車両が交差点の直前に至ったタイミングで、表示装置7の画面に交差点の拡大表示が行われると共に、「まもなく右方向です。」といった音声出力が行われる。
さて、本実施例では、前記外部メモリ6が走行履歴記憶手段として機能し、前記制御装置2によって、外部メモリ6には自車両が過去に走行したルートの走行履歴情報が書込まれて、記憶・蓄積されるようになっている。図6(a)に一部具体例を示すように、前記走行履歴情報には、例えば、出発した(ACCオンした)地点、到着した(ACCオフした)地点、目的地設定された地点情報、走行したリンク情報、走行日時(曜日も含む)が含まれている。尚、この走行履歴情報としては、過去の履歴全てを記憶していても良いが、例えば最近の1年間(6ヶ月間)といったように期間を制限して記憶(古くなった履歴を順次消去)しても良い。
そして、後の作用説明(フローチャート説明)でも述べるように、本実施例では、前記制御装置2は、そのソフトウエア的構成により、自車両が現在走行しているルートが、所定の目的地Gに向っているかどうかを判断し、所定の目的地Gに向っている場合に、外部メモリ6に記憶されている履歴情報から、目的地Gに向うルートの途中に、複数の走行方向を選択することが可能な分岐点であって、自車両が実際に走行方向を変更して異なる複数のルートを走行した履歴がある特定分岐点Cが存在するかどうかを検出(抽出)するようになっている。
さらに、制御装置2は、自車両が所定の目的地Gに向っていると判断し、且つ、該ルートに特定分岐点Cが存在する場合に、自車両が当該特定分岐点Cに至る前に(特定分岐点Cまで所定距離L(例えば1km)手前に至ったところで)、当該特定分岐点Cで選択可能な各走行方向に関して、走行方向の選択の参考となる参考情報を報知する、この場合、表示装置7の画面に表示するようになっている(図3参照)。従って、制御装置2が、検出手段、判断手段、報知手段として機能する。
このとき、制御装置2は、ユーザにより目的地Gが設定されている場合には、その目的地Gに向っていると判断することは勿論であるが、ユーザにより目的地の設定操作が行われていない場合でも、自車両が現在走行中のルートと、外部メモリ6に記憶されている履歴情報とに基づいて、所定の目的地Gに向っているかどうかの予測を行う。尚、この目的地の予測(推定)の手法については、例えば、本出願人の先の出願に係る特開2007−10572号公報に開示された技術が知られている。
また、詳しくは後述するが、本実施例では、制御装置2が履歴情報から特定分岐点Cを検出(抽出)するにあたっては、自車両が同一の目的地に向った際に、ある分岐点で異なる複数の走行方向を選択した履歴が、それら各走行方向に関してそれぞれ複数回ずつ存在した場合に、当該分岐点を特定分岐点Cとして抽出する。つまり、ユーザが、普段良く通りながらも、走行方向を迷う頻度が高く、複数の異なる通り方をすることがある分岐点を特定分岐点Cとするようになっている。
尚、本実施例では、図3、図4に示すように、制御装置2が表示装置7の画面に表示させる参考情報として、特定分岐点Cで選択可能な各走行方向に関する、目的地Gまでに要する時間の情報、目的地Gまでの走行距離の情報、当該ルートを通った場合の道路交通情報が含まれている。それ以外にも、各走行方向に関する、有料道路の料金の情報、燃費に関する情報、ルートに沿う施設等におけるイベント情報を含ませるようにしても良い。
次に、上記構成の作用について、図2〜図6も参照して説明する。ここでは、具体例として、図3、図5に示すような、刈谷駅付近を出発地Sとし、岡崎駅を目的地Gとした場合のルートを対象として説明を進める。まず、本実施例における、走行履歴情報の具体例及び、特定分岐点Cの検出(抽出)の手法について、図5及び図6を参照して述べる。図6(a)は、外部メモリ6に記憶されている走行履歴のデータの一部(出発地Sが刈谷駅付近、目的地Gが岡崎駅であるもの)を示している。図5は、刈谷駅付近から岡崎駅までにおいて走行するルート(リンク)の例を示している。
今、図6(a)では、刈谷駅付近を出発地Sとし岡崎駅を目的地Gとした10回の走行履歴が存在しており、それら履歴において、3種類の走行ルートが存在している。このとき、同一目的地G(この場合岡崎駅)に向けて走行したルートにおいて、別方向に分岐した履歴があれば、図6(b)に示すように、その分岐点(ノード)、目的地、分岐点から選択した走行方向、その先の目的地までのルート、走行回数を抽出し、分岐点情報として外部メモリ6に記憶しておく。
この例では、図5に示すように、リンク3とリンク4(及びリンク21、リンク22)とをつなぐノードである、十字路からなる分岐点(交差点)Cで、異なる複数の走行方向(方向D、E、F)を選択した履歴が存在している。図6(c)に示すように、分岐点Cにおいて、方向D(リンク4、リンク5、リンク6)を選択した履歴が4回、方向E(リンク21、リンク34、リンク6)を選択した履歴が5回、方向F(リンク22、リンク41、リンク7、リンク5、リンク6)を選択した履歴が1回となっている。本実施例では、次の2つの条件を満たした分岐点が、特定分岐点Cとして検出(抽出)される。
即ち、(1)走行回数3回以上の方向が複数(2つ以上)あり、且つ、(2)走行回数が、頻度最大の方向に対し、1/2以上の頻度で走行した方向がある場合に、当該分岐点が特定分岐点Cとされる。図6(c)の例では、走行回数が夫々4回及び5回(3回以上)の2つの方向(方向D,E)が存在し、頻度最大(5回)の方向(方向E)に対し、1/2以上の頻度(2.5回以上)の方向が存在する、つまり、頻度が4回の方向Dが存在する。従って、分岐点Cが特定分岐点Cとして抽出されるのである。尚、後述する参考情報を報知(表示)する走行方向は、頻度最大(5回)の方向(方向E)及び上記(2)の条件を満たした方向(方向D)とされる。方向F(頻度が1回)については、最大頻度に対し1/2未満であるため、参考情報の報知の対象とはされない。
図2のフローチャートは、カーナビゲーション装置1の制御装置2が経路案内時に実行する、特定分岐点Cにおける参考情報の報知(表示)の処理手順を示している。まず、ステップS1にて、ユーザ(ドライバ)の操作スイッチ群8の操作による目的地Gの設定が行われると、ステップS2では、推奨するルートの探索(計算)が実行され、ステップS3にて、経路案内が開始される。この場合、推奨するルートとしては、例えば走行距離の最も短いルートが求められ、図3〜図5において太線で示すルート、即ち、出発地S(刈谷駅付近)から、リンク1、リンク2、リンク3、リンク4、リンク5、リンク6を順に通って目的地G(岡崎駅)に向うルートRが、案内されるルートとなる。
経路案内が開始される(所定の目的地Gに向って走行していると判断される)と、ステップS4にて、現在地Pの前方のルートRに沿って、分岐点(交差点)毎に走行履歴情報(分岐点情報)が検索され、ステップS5にて、検索した分岐点が特定分岐点Cかどうかの判断がなされる。検索した分岐点(交差点)が特定分岐点Cでない場合には(ステップS5にてNo)、ステップS6にて、目的地Gまでの分岐点の検索が完了したかどうかが判断され、完了した場合には(ステップS6にてYes)処理を終了する。目的地Gまでの分岐点の検索が完了していない場合には(ステップS6にてNo)、ステップS7にて、次の分岐点(交差点)の検索が行われ、ステップS4からの処理が繰返される。
これに対し、特定分岐点Cの存在が検出された場合には(ステップS5にてYes)、次のステップS8にて、特定分岐点Cに対して、自車両の現在地Pが一定位置、即ち、距離L(例えば1km)以内に達したかどうかが判断される。そして、現在地Pが特定分岐点Cまで所定距離L以内に達すると(ステップS8にてYes)、次のステップS9にて、ルートRとは異なる方向に行った場合の参考情報が、表示装置7の画面に表示される。この後は、ステップS4からの処理が繰返される。
図3〜図6の例では、分岐点Cが特定分岐点Cとして検出されるので、図3に示すように、自車両の現在地Pが、特定分岐点Cまで所定距離Lに至った時点で、特定分岐点Cにおいて、右折した場合(方向E)と、直進した場合(方向D)とに関しての参考情報が報知(表示)される。図4は、表示装置7の画面における参考情報の表示例を示している。参考情報として、特定分岐点Cにおいて選択可能な走行方向のうち、右折(方向Eを選択)した場合には、目的地Gまでに要する時間が35分、距離が20km、○○通りに渋滞がない旨が表示され、直進(方向Dを選択)した場合には、目的地Gまでに要する時間が40分、距離が17km、△△通りに3kmの渋滞がある旨が表示される。
このとき、例えば図4(a)に示すように、表示装置7の画面に、地図に重ね合わせて、特定分岐点C部分に選択可能な走行方向を矢印で表示すると共に、それら矢印の近傍に各方向に関する参考情報を枠で囲んで表示することができる。或いは、図4(b)に示すように、表示装置7の画面に、地図上に特定交差点Cを判別できるように表示し、地図から離れた位置(この場合画面の上辺部)に、各方向に関する参考情報を枠で囲んで表示することもできる。これらの場合、図示はしていないが、現在案内しているルートとは、別のルート(ここでは右折側)に関して、目的地Gに向うルートを案内ルートとは異なる色で表示したり、破線などで表示したりすることができる。
これにより、複数の走行方向の選択が可能で、ユーザが過去にどちらに行くか迷うことの多かった特定分岐点Cにおいて、特定分岐点Cに至る前に、走行方向の選択の参考となる参考情報が表示される。上記具体例では、ユーザ(ドライバ)は、特定分岐点Cで直進方向(方向D)を選択すると、走行距離は確かに短いが、渋滞があるため時間がややかかってしまい、右折側(方向E)を選択すると、走行距離は長くなるが、渋滞がなく5分程度短い時間で目的地Gに到着できるといったことを容易に知ることができ、この結果、走行方向の選択を的確に行うことができる。
尚、上記処理では、ユーザが目的地を設定して経路案内を行っている場合に、特定分岐点Cにおける参考情報の報知を行うようにしたが、例えば、毎日の通勤や買い物など、ほぼ決まった時刻や曜日に決まった場所(目的地)に向うような場合には、ユーザがいちいち目的地設定を行わなくても、所定の目的地に向っていることを容易に予測することができる。そこで、上記ステップS1〜S3の処理に代えて、自車両が現在走行中のルートと、外部メモリ6に記憶されている走行履歴情報とに基づいて、所定の目的地に向っているかどうかの走行予測(目的地の推定及び走行ルートの推定)を行い、それら目的地及び走行ルートに基づいて、ステップS4からの処理を同様に行うようにしても良い。
このように本実施例のカーナビゲーション装置1によれば、外部メモリ16に自車両が過去に走行したルートの履歴情報を記憶・蓄積し、その走行履歴情報から、ユーザ(ドライバ)が走行方向の選択を迷うケースが多いと考えられる特定分岐点Cをいわば自動で抽出できるようにした。そして、現在自車両が走行しているルートが所定の目的地Gに向っていると判断された際には、特定分岐点Cが存在する場合に、自車両が当該特定分岐点Cに至る前に、選択可能な各走行方向に関して、特定分岐点Cをどちらに行けばどのような状況になるかを教え、ユーザにとって走行方向の選択の参考となる有用な参考情報が表示される。
従って、本実施例によれば、ユーザが走行方向を迷うような特定分岐点Cにおける走行方向の選択に役立つような情報を、ユーザの面倒な操作によらずに自動で報知することができるという優れた効果を得ることができる。しかもこのとき、参考情報の報知は、ユーザにより目的地Gが明確に指定されているルートガイダンス機能の実行中か否かに拘わらず、目的地Gの判断に基づいて行うことができ、ユーザにとっての利便性をより高めることができる。
(2)第2の実施例、他の実施例
図7は、本発明の第2の実施例を示すものである。この第2の実施例が、上記第1の実施例と異なる点は、自車位置が特定分岐点Cに近付いた際に、表示装置7の画面に表示される参考情報として、特定分岐点Cで選択可能な各走行方向(方向D、方向E)のルートに沿う施設等におけるイベント情報、この場合店舗(スーパーマーケット)の特売情報を含ませるようにした点にある。
この図7の例では、現在地Pから所定の目的地G(岡崎駅)に向うルートの途中で、ユーザが利用することのあるスーパーマーケットとして、特定分岐点Cから直進方向(方向D)に向った場合のルート(リンク5の途中)に、スーパーBが存在し、特定分岐点Cから右折側(方向E)を選択した場合のルート(リンク34の途中)に、スーパーAが存在している。そして、特定分岐点Cに至る前において、スーパーAでは、現在商品Xが特売であり、スーパーBでは、現在商品Yが特売である旨が、参考情報として表示される。
この場合、ユーザがエンジンをオフした際の周辺のPOI情報などから、ユーザが良く立ち寄る店舗(スーパーマーケット等)の情報を、外部メモリ6に履歴情報に記憶しておき、また、情報センタ4からそれら店舗の情報(特売情報)を通信により受け取ることにより、店舗の特売情報や催し物の情報などのイベント情報を、参考情報としてユーザに提供することができる。従って、この第2の実施例によれば、上記第1の実施例と同様の効果に加えて、よりバラエティに富んだ参考情報を報知することができる。
更に、図示はしないが、本発明の他の実施例、即ち、上記第1、第2の実施例の変形例とでも言うべき実施例を、以下、いくつか述べる。
即ち、本発明においては、ユーザの運転傾向を判定する運転傾向判定手段を設け、判定された運転傾向に対応した参考情報を報知するように構成することもできる。例えば、ブレーキ操作やアクセル操作の傾向を分析することによって、ユーザが急いでいるのか、ゆっくりドライブを楽しんでいるのかといった運転傾向を判定することができる。そして、急いでいると判定される場合には、例えば2つの方向に関して「こちらの方が到着時刻が早い」旨の報知を行ったり、ゆっくりとドライブを楽しんでいると判定される場合には、例えば2つの方向に関して、「こちらの方が時間は掛るが省燃費である」旨の報知を行ったりすることができる。また、3つ以上の方向であれば、ユーザの運転傾向に合致する走行が可能な走行方向を判断して推奨することも当然可能である。これにより、ユーザにとってより一層役立つ参考情報を提供することができる。
上記に関するさらなる変形例として、以下のように構成することも可能である。即ち、途中に特定分岐点を含む推奨ルートがすでに設定され、目的地までの案内が行われている場合でも、上記のように運転傾向を判定することで、ユーザにとってより親切な案内とすることができる。
つまり、まずユーザの特定分岐点に到るまでの運転傾向を判定する。そして、もし特定分岐点において、推奨ルートが示す特定分岐点の分岐先走行方向における走行よりも、当該判定した運転傾向に沿った走行が可能な別の走行方向が存在する場合には、推奨ルートの変更提案をするというものである。
より具体的には、図2のフローチャートを援用すると、ステップS1において、ユーザにより目的地が設定された場合、初期設定としてステップS2では自車の現在位置から目的地まで最も早く到着できるルートを計算し、ステップS3にて案内を開始する。
次にこの例では、別ルーチンによりユーザの運転傾向を判定しておく。ここでもし、ユーザの運転傾向が時間優先の運転傾向でなく、例えば燃費優先の運転傾向(燃費を最小にするような運転を心がけている運転傾向)である場合には、特定分岐点の各走行方向に対して、最も燃費が最小になる走行ができる方向を探索する。
続いて、現在の推奨ルートが示す走行方向と、探索した走行方向とが一致するかどうかを判断する。
ここで、双方が不一致の場合には、不一致を判断したタイミング、もしくは特定分岐点に対して所定距離(L´)以内に達した際(ステップS8:Yes)に、ユーザに対して、特定分岐点での推奨ルートを変更する提案を行う。
例えば、「あなたは燃費の良い運転を意識しているようです。この先のいつもの交差点でルートを変更すると、より燃費が向上します。ルートを変更しますか?」といった具合に音声や表示によって提案を行う。
これにより、ユーザにとってより親切な案内を実現することが可能になる。尚、この際の所定距離L´は、上記実施例の距離Lよりも長い距離であることが好ましい。その理由は、本変形例では、積極的にルート変更を促すために、ユーザが判断する時間的余裕がより必要であると推測されるためである。
また、上記した第1、第2の実施例では、特定分岐点Cで選択可能な各走行方向(方向D、方向E)に関する参考情報を報知するようにしたが、経路探索で選ばれなかった経路(図5の例では方向Eや方向F)に関して、なぜ選ばれなかったのか(例えば、燃費が悪い、工事や事故で渋滞がある、凍結など路面状況が悪い等)を報知するようにすることもできる。参考情報の報知としても、表示装置に表示するだけでなく、併せて合成音声による報知(例えば「××方面で渋滞があります(スムーズに流れております)」等)を行うように構成しても良い。
さらに、特定分岐点Cの検出の方法としても、外部メモリ6に記憶されている全ての走行履歴情報を用いるのではなく、例えば、特定の出発地、目的地であっても、時間帯に応じたデータのみを抽出して検出するようにしたり、平日と休日とでデータを分けて用いるようにしたりしても良い。目的地の予測についても、同様のデータの用い方をすることができ、より精度の高い予測が可能となる。
上記第1、第2の実施例では、分岐点として十字路を例としてあげたが、三叉路(T字路)や、斜め方向の右左折がある比較的複雑な(五叉路以上の)交差点であっても分岐点として本発明を適用することができる。さらには、カーナビゲーション装置1のハードウエア構成や、表示装置7の画面の表示の形態などについても様々な変更が可能である。
(3)第3の実施例
次に、本発明の第3の実施例について、図8〜図11を参照しながら説明する。尚、以降に述べる第3〜第5の実施例は、夫々、自車両が走行しているルートが高速道路である、或いは走行予定のルートに高速道路が含まれる場合について、本発明を具体化したものである。これら第3〜第5の実施例においても、図1に示したカーナビゲーション装置1のハードウエア構成等については、上記した第1、第2の実施例と共通するので、共通する部分については、同一符号を使用すると共に、新たな図示及び詳しい説明を省略し、以下、異なる点について述べる。
本発明の第3の実施例では、後のフローチャート説明でも述べるように、制御装置2は、そのソフトウエア的構成により、自車両が所定の目的地に向っている場合に、高速道路を走行している或いはルート上に高速道路があるかどうかを判断する。そして、外部メモリ6に記憶されている走行履歴情報を検索して、その高速道路に特定分岐点があるかどうかを検出する。この場合には、目的地に最も近い出口である最寄出口インターチェンジよりも手前にあって、過去に利用した(降りた)ことのある途中出口インターチェンジを、特定分岐点として検出する。従って、制御装置2が検出手段として機能する。
さらに、制御装置2は、高速道路上に特定分岐点が存在する場合には、自車両が当該特定分岐点(途中出口インターチェンジ)に至る前、例えば、特定分岐点まで数km〜10km程度手前に至ったところで、走行方向(利用する出口)の選択の参考となる高速道路用の参考情報を報知(表示装置7への表示)する。従って、制御装置2及び表示装置7から報知手段が構成される。
本実施例では、図10、図11に示すように、制御装置2が表示装置7の画面に表示させる高速道路用の参考情報として、各出口インターチェンジを出た(降りた)後に、目的地まで一般道路を走行する場合の渋滞などの交通障害の有無の情報、並びに、渋滞などの交通障害がある場合にその交通障害を回避可能な迂回路の情報を報知する。それに加えて、高速道路用の参考情報としては、少なくとも、高速道路の料金情報と、目的地までに要する時間情報、例えば到着時刻の情報とを含ませることができる。また、目的地までの走行距離の情報や燃費情報を付加しても良い。それら参考情報を、最寄出口インターチェンジを利用した場合と途中出口インターチェンジを利用した場合の双方に関して、表示装置7の一画面に、比較できるように報知することもできる。
図8のフローチャートは、本実施例において制御装置2が実行する参考情報の報知に係る処理手順を示すもので、第1の実施例で説明した図2のフローチャートに対して、ステップS10〜S20を追加したものとなっている。またここでは、図9に示すように、目的地G(例えば自宅)に向けて、自車両(現在地P)が高速道路Hを走行している場合を具体例としてあげながら説明する。この場合、高速道路Hのうち最も目的地Gに近い出口が、最寄出口インターチェンジKであり、図9(a)に点線で示したように、この最寄出口インターチェンジKを利用する(降りる)ルートが、推奨するルートとして設定される。その手前に、特定分岐点となる途中出口インターチェンジJが存在している。
図8において、目的地Gが設定され(ステップS1)、目的地Gまでの推奨するルートが計算され(ステップS2)、経路案内が開始されると(ステップS3)、次にステップS10にて、自車両が高速道路Hを走行しているかどうかが判断される。高速道路Hを走行していない場合には(ステップS10にてNo)、ステップS4からの処理が実行される。ステップS4〜S9の処理は、上述の通りであり、ここでの説明は省略する。
自車両が高速道路Hを走行している場合には(ステップS10にてYes)、ステップS11にて、現在地Pの前方の推奨ルートに沿う(最寄出口インターチェンジKまでの高速道路Hの)全ての出口インターチェンジに関して走行履歴情報が検索される。ステップS12では、特定分岐点となる途中出口インターチェンジが存在するかどうかが判断される。もし特定分岐点となる出口インターチェンジが存在しない場合には(ステップS12にてNo)、ステップS10に戻る(高速道路Hを降りるまで処理が休止される)。
図9の例では、途中出口インターチェンジJが特定分岐点として検出される。特定分岐点として複数の途中出口インターチェンジが検出される場合もあることは勿論である。特定分岐点となる出口インターチェンジJが検出された場合には(ステップS12にてYes)、ステップS13にて、検出された各特定分岐点(途中出口インターチェンジを降りた位置)から目的地Gまでの一般道路を通る経路計算が行われ、そのルート上の渋滞や通行止め等の交通障害が確認される。
ステップS14では、ルート上に渋滞などの交通障害があるかどうかが判断され、ない場合には(ステップS14にてNo)、ステップS17に進む。一方、ルート上に渋滞などの交通障害がある場合には(ステップS14にてYes)、ステップS15にて、その交通障害を回避可能な迂回路が探索され、ステップS16にて、参考情報が更新された上で、ステップS17に進む。
図9の例では、出口インターチェンジJを降りた場合の、目的地Gまで一般道路を通るルートR1(図9(b)に太い点線で示す)が探索されるが、そのルートR1の途中には、渋滞区間Tが存在している。しかし、図9(c)に示すように、その渋滞区間Tを回避することが可能な、迂回路R2が存在している。適当な迂回路が存在しない(見付からない)ケースがあり得ることは勿論である。
ステップS17では、特定分岐点(途中出口インターチェンジJ)を降りて一般道路を走行した場合の、推奨ルート(最寄出口インターチェンジKを降りるルート)との間の、料金、到着時刻、走行距離、燃費に関する差分が求められる。差分が存在する場合には(ステップS17にてYes)、ステップS18にて、参考情報が更新(追加)される。次のステップS19では、参考情報が存在し、且つ、その参考情報について前回の表示時から変動があったかどうかが判断される。変動がない場合には(ステップS19にてNo)、ステップS13からの処理が繰り返される。
これに対し、参考情報の変動があった場合には(ステップS19にてYes)、ステップS20にて、所定のタイミングで、表示装置7の画面に参考情報が表示される。この場合、参考情報が初めて表示される場合(この場合もステップS19にてYesと判断される)には、自車両の現在地Pが、特定分岐点(途中出口インターチェンジJ)の所定距離だけ手前に来た時点、例えば図9(c)に丸印で示す位置Nにおいて表示が行なわれる。2回目以降の表示はその時点で速やかに行なわれる。参考情報が表示された後は、ステップS6に進む。
尚、詳しく図示はしていないが、ユーザが、途中出口インターチェンジJで高速道路Hを降りるルートを実際に採用した場合には、途中出口インターチェンジJから目的地Gまでの推奨するルート、つまり渋滞区間Tを回避して迂回路R2を通るルートについての経路案内が実行される。
図10は、表示装置7の画面に参考情報を表示する場合の具体例を示しており、途中出口インターチェンジJで降りて一般道路を通るルートR1に交通障害(渋滞区間T)があるが、迂回路R2が存在する場合を示している。また、図11は、途中出口インターチェンジJで降りて一般道路を通るルートR1に交通障害(渋滞区間T)があり、適当な迂回路が存在しない場合を例示している。また、図10及び図11の双方において、(a)は文字表示による参考情報の報知を行う場合、(b)は地図表示画面の一部に参考情報を表示する場合を夫々例示している。尚、これら(a)、(b)の異なる形態の表示は、いずれか一方を表示しても良いし、或いは、ユーザの操作によって、両方の表示形態を切替え可能に構成しても良い。
即ち、図10(a)では、表示装置7の画面上部に、推奨ルートとして最寄出口インターチェンジKで高速道路Hを降りるルートについての参考情報が表示され、画面下部には、走行可能な分岐ルートとして、高速道路Hを途中出口インターチェンジJで降りて一般道路を通るルートについての参考情報が表示される。参考情報としては、高速道路料金、目的地Gへの到着予想時刻、走行距離、予測される燃料消費量が表示される。交通障害(渋滞)がある場合には、渋滞の位置や長さ、迂回路R2の情報も併せて表示される。
図10(b)では、表示装置7の画面上部の左半部に、次の出口インターチェンジ(途中出口インターチェンジJ)で高速道路Hを降りて良いかどうかが、色を変えた矢印で表示される。例えば、推奨する車線が青色の矢印(便宜上白抜きの矢印)、走行可能な車線(走行方向)が黄色の矢印(便宜上網目の矢印)、問題のある車線(走行方向)が赤色の矢印(便宜上塗り潰した矢印)で表示される。
この場合、高速道路Hの2本の車線、及び、出口の車線(分岐ルート)に関して、合計3個の矢印M1〜M3が表示されるのであるが、左側及び中央の矢印M1及びM2が青色(推奨)で表示され、右側の分岐ルートを示す矢印M3が黄色(走行可)で表示される。画面上部の右半部には、次の出口インターチェンジ(途中出口インターチェンジJ)で降りて一般道路を走行した場合に、渋滞があるが迂回が可能である旨が文字表示される。
また、図11(a)では、表示装置7の画面上部に、推奨ルートとして、最寄出口インターチェンジKで高速道路Hを降りるルートについての参考情報が表示され、画面下部に、高速道路Hを途中出口インターチェンジJで降りて一般道路を通るルートについての参考情報が表示される。この場合、途中出口インターチェンジJで降りて一般道路を通るルートは、渋滞がある(適当な迂回路が存在しない)旨が表示される。図11(b)では、高速道路Hの2本の車線に関して、矢印M1及びM2が青色(推奨)で表示され、出口の車線(分岐ルート)に関して、矢印M4が赤色(走行不可)で表示される。
このような第3の実施例によれば、ユーザが高速道路Hを利用して所定の目的地Gに行く場合にも、現在地Pから最寄出口インターチェンジKまでの間に存在する特定分岐点としての途中出口インターチェンジJに関して、その途中出口インターチェンジJを利用する(降りる)かどうかの参考となる参考情報が表示される。従って、ユーザは、参考情報が報知されることによって、特定分岐点としての途中出口インターチェンジJで高速道路Hを降りた場合に、どうなるかを知ることができ、どの出口を利用するかを容易に選択することができる。
特に本実施例では、高速道路用の参考情報として、途中出口インターチェンジJを出た後に一般道路を走行する場合の交通障害の有無の情報、並びに、交通障害がある場合にその交通障害を回避可能な迂回路の情報を報知するように構成したので、ユーザの知りたい参考情報を報知することができる。更に、本実施例では、参考情報として、最寄出口インターチェンジKを利用した場合及び途中出口インターチェンジJを利用した場合の双方に関して、高速道路料金、目的地Gへの到着予想時刻、走行距離、予測される燃料消費量も表示されるので、ユーザは、時間情報と料金情報とのバランスを考えながら、どの出口を利用するかを比較検討することができ、ユーザにとって役に立つ有用な参考情報を報知することができる。
(4)第4、第5の実施例
図12及び図13は、本発明の第4の実施例を示すものであり、上記第3の実施例と相違する点について述べる。即ち、この第4の実施例では、自車両が出発する際に、ユーザによる目的地Gの設定が行われ(ステップS1)、制御装置2により、推奨するルートの計算が行われ(ステップS2)た後に、当該推奨ルート上に高速道路Hがあるかどうかが判断される。そして、高速道路Hが含まれている場合に、上記図8のフローチャートのステップS11からの処理が実行される。
この実施例では、例えば図12に示すように、出発地Sから、入口インターチェンジIで高速道路Hに乗り、最寄出口インターチェンジKで降りて目的地Gに向うルートが、推奨するルートとして設定される。また、最寄出口インターチェンジKの手前に、特定分岐点となる途中出口インターチェンジJが存在している。従って、この実施例でも、上記第3の実施例と同様に、ステップS11〜S19にて、高速道路用の参考情報が得られる。そして、本実施例では、求められた参考情報が、経路探索時つまり自車両が出発地Sにいるときに表示装置7に報知(表示)され、その後に、案内ルートが設定(選択)されて経路案内が開始される。
本実施例では、図13に示すように、表示装置7の画面に参考情報の表示がなされる。即ち、表示装置7の画面の左側に、利用可能な出口インターチェンジ名(途中出口インターチェンジJ及び最寄出口インターチェンジK)が地図的に表示されると共に、その右側に文字表示による報知がなされる。ここでは、最寄出口インターチェンジKで高速道路Hを降りるルートについての、高速道路料金、到着予想時刻、走行距離、燃料消費量が表示されると共に、高速道路Hを途中出口インターチェンジJで降りて一般道路を通るルートについての、交通障害(渋滞)がある場合の渋滞の位置や長さ等の情報、高速道路料金、到着予想時刻、走行距離、予測される燃料消費量が表示される。
ユーザは、この参考情報の表示を見ることにより、時間情報、料金情報、燃費等のバランスを考慮しながら、どの出口インターチェンジを利用するかを比較検討することができ、高速道路Hに乗った後の降りる出口を、予め選択(決定)し、設定操作することができる。この後、制御装置2は、ユーザにより設定された出口インターチェンジで降りるルートを、推奨するルートとして案内する。尚、上記第3の実施例と同様に、この後の高速道路Hの走行時においても、参考情報を報知(表示)することができる。これにより、時間経過に伴う参考情報の変動にも対応することができる。
このように、この第4の実施例によれば、上記第3の実施例と同様に、ユーザが高速道路Hを利用して所定の目的地Gに行く場合にも、参考情報が報知されることによって、特定分岐点としての途中出口インターチェンジJで高速道路Hを降りた場合に、どうなるかを知ることができ、どの出口を利用するかを容易に選択することができる。そして、本実施例では、経路探索時(出発時)に、ユーザは、前もって参考情報を知ることができ、早期にどの出口を利用するかを決めておくことができる。
図14及び図15は、本発明の第5の実施例を示すものである。この第5の実施例においても、上記第4の実施例と同様に、制御装置2により、高速道路Hを含む推奨するルートの経路計算時に、特定分岐点(途中出口インターチェンジJ)の検出及び高速道路用の参考情報の収集(計算)が行なわれる。そして、この第5の実施例では、参考情報を表示装置7の画面に報知(表示)するタイミングが、上記第4の実施例と異なっている。
即ち、この実施例では、自車両の現在位置Pが、図14に丸印で示すような、例えば入口インターチェンジIの所定距離だけ手前の位置N1にきたときに、つまり高速道路Hに進入する前の段階で、参考情報を報知するようになっている。この場合、ユーザが、どの出口を利用するかを選択(設定)するようにしても良く、このときには設定に応じたルートの経路案内が実行される。また、ユーザがどの出口を利用するかを必ずしも設定する必要はなく、上記第3の実施例と同様に、ユーザが途中出口インターチェンジJで降りたときに、新たなルートの経路案内が行われる。
図15は、表示装置7の画面に参考情報を表示する場合の具体例を示しており、画面の左側に、現在位置(国道**号)と、その先に存在するインターチェンジ名(入口インターチェンジI、途中出口インターチェンジJ、最寄出口インターチェンジK)とが、地図的に表示される。また、画面右側には、第4の実施例(図13)と同様に、高速道路Hを最寄出口インターチェンジKで降りる場合及び途中出口インターチェンジJで降りる場合の、交通障害(渋滞)がある場合の渋滞の位置や長さ等の情報、高速道路料金、到着予想時刻、走行距離、燃料消費量が表示される。
従って、この第5の実施例においても、上記第4の実施例と同様に、ユーザが高速道路Hを利用して所定の目的地Gに行く場合にも、参考情報が報知されることによって、特定分岐点としての途中出口インターチェンジJで高速道路Hを降りた場合に、どうなるかを知ることができ、どの出口を利用するかを容易に選択することができる。そして、本実施例では、高速道路Hに進入する前或いは進入してすぐの段階で、ユーザは、参考情報を知ることができ、早期にどの出口を利用するかを決めておくことができる。
尚、上記第5の実施例においては、自車両が図14に丸印で示す位置N2にきたとき、即ち、高速道路Hに乗ってすぐの段階で、参考情報を報知するようにしても良く、同様の効果を得ることができる。その他、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1はカーナビゲーション装置、2は制御装置(検出手段、判断手段、報知手段、ルート設定手段)、3は位置検出部(自車位置検出手段)、5は通信装置、6は外部メモリ(走行履歴記憶手段)、7は表示装置、9は音声出力装置、10は地図データベース、Cは特定分岐点を示す。

Claims (13)

  1. 自車両の位置を検出し、その自車位置を表示装置の画面に地図と共に表示するロケーション機能を有したカーナビゲーション装置において、
    自車両が過去に走行したルートの履歴情報を記憶する走行履歴記憶手段と、
    この走行履歴記憶手段に記憶されている履歴情報から、所定の目的地に向う際に、その途中に、複数の走行方向を選択することが可能な分岐点であって、自車両が実際に走行方向を変更して異なる複数のルートを走行した履歴がある特定分岐点が存在するかどうかを検出する検出手段と、
    現在自車両が走行しているルートが、前記所定の目的地に向っているかどうかを判断する判断手段と、
    この判断手段により自車両が前記所定の目的地に向っていると判断され、且つ、該ルートに前記検出手段により検出された特定分岐点が存在する場合に、自車両が当該特定分岐点に至る前に、当該特定分岐点で選択可能な各走行方向に関して、走行方向の選択の参考となる参考情報を報知する報知手段とを具備することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  2. 前記報知手段が報知する参考情報は、前記特定分岐点で選択可能な各走行方向に関する、目的地までに要する時間の情報、目的地までの走行距離の情報、有料道路の料金の情報、燃費に関する情報、道路交通情報のうち1つ以上を含んでいることを特徴とする請求項1記載のカーナビゲーション装置。
  3. 前記報知手段が報知する参考情報には、前記特定分岐点で選択可能な各走行方向のルートに沿う施設等におけるイベント情報を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のカーナビゲーション装置。
  4. 前記検出手段は、自車両が、同一の目的地に向った際に、ある分岐点で異なる複数の走行方向を選択した履歴が、それら各走行方向に関してそれぞれ複数回ずつ存在した場合に、当該分岐点を特定分岐点として抽出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  5. 前記判断手段は、ユーザにより目的地の設定操作が行われていない場合でも、自車両が現在走行中のルートと、前記走行履歴記憶手段に記憶されている履歴情報とに基づいて、前記所定の目的地に向っているかどうかの走行予測を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  6. 前記報知手段は、前記表示装置における表示及び/又は音声出力により、前記参考情報の報知を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  7. ユーザの運転傾向を判定する運転傾向判定手段を備え、前記報知手段は、前記運転傾向に対応した参考情報を報知することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  8. 前記特定分岐点の分岐先である各走行方向が、前記運転傾向判定手段が判定した運転傾向に沿った走行が可能か否かを判断し、
    前記報知手段は、前記各走行方向の中で、最も運転傾向に沿った走行が可能な走行方向を推奨することを特徴とする請求項7記載のカーナビゲーション装置。
  9. ユーザが目的地の設定操作を行うと、現在位置から当該目的地までの到着時刻が最も早くなるルートを探索し推奨ルートとして設定するルート設定手段を有し、
    前記運転傾向判定手段が判定した運転傾向が、燃費を最小にする運転傾向であった場合で、且つ、前記特定分岐点において前記設定された推奨ルートが示す走行方向とは別の走行方向が、前記運転傾向に最も沿った走行が可能であると判断した場合に、
    前記ルート設定手段は、前記特定分岐点の手前で、前記推奨ルートを当該別の走行方向を走行するルートに変更することを特徴とする請求項7又は8記載のカーナビゲーション装置。
  10. 現在自車両が走行しているルートが高速道路である或いは走行予定のルートに高速道路が含まれる場合には、
    前記検出手段は、前記高速道路のうちの目的地に最も近い出口である最寄出口インターチェンジよりも、手前にある途中出口インターチェンジを、前記特定分岐点としての検出対象とすることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
  11. 前記報知手段は、高速道路用の参考情報として、前記出口インターチェンジを出た後に一般道路を走行する場合の交通障害の有無の情報、並びに、交通障害がある場合にその交通障害を回避可能な迂回路の情報を報知することを特徴とする請求項10記載のカーナビゲーション装置。
  12. 前記高速道路用の参考情報としては、少なくとも、高速道路の料金情報と、目的地までに要する時間情報とが含まれており、
    前記報知手段は、前記参考情報を、前記最寄出口インターチェンジを利用した場合と前記途中出口インターチェンジを利用した場合の双方に関して、比較できるように報知することを特徴とする請求項10又は11記載のカーナビゲーション装置。
  13. 前記報知手段は、高速道路用の参考情報を、目的地までの経路探索時、或いは、走行時における高速道路に進入する前の段階で報知することを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載のカーナビゲーション装置。
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