JP2012052814A - 地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地盤調査結果を有効に利用して地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定を的確に行い、鉄道や道路などへの警報出力を地震計を新設や移設する前に把握することができる、地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定方法を提供する。
【解決手段】 地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法において、互いに近接する地震計設置箇所と地震計設置予定箇所とにおける地震動の増幅特性をそれぞれ常時微動のH/Vスペクトルから求め、前記地震計設置箇所および前記地震計設置予定箇所のH/Vスペクトルの比を地盤増幅度の差として、地震計が設置されていない地点における地震動を推定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定方法に関するものである。
図2は地震の概略過程を示す模式図である。
この図において、101は震源、102は基盤、103は表層地盤、104は地表である。
震源101で地震が発生すると(震源過程A)、地震動は基盤102を介して伝播し(伝播過程B)、表層地盤103で増幅されて(増幅過程C)、最終的に震動Dとして地表104に現れる。
従来、評価対象地点の地震の被害推定方法の提案がなされている(下記特許文献1参照)。また、常時微動のH/Vスペクトル比を用いた地震動推定法の提案がなされている(下記非特許文献1参照)。
特開2008−249485号公報
土木学会論文集,No.675/I−55,pp.261−272,2001.4
しかしながら、地震計の新設や移設を行う場合、地盤調査などは行われているが、地震計設置後の地震動の特性がどのようなものであるかを推定することは行われていない。
本発明は、上記状況に鑑みて、地盤調査結果を有効に利用して地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定を的確に行い、鉄道や道路などへの警報出力を地震計を新設や移設する前に把握することができる、地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法において、互いに近接する地震計設置箇所と地震計設置予定箇所とにおける地震動の増幅特性をそれぞれ常時微動のH/Vスペクトルから求め、前記地震計設置箇所および前記地震計設置予定箇所のH/Vスペクトルの比を地盤増幅度の差として、地震計が設置されていない地点における地震動を推定することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法において、前記地震計設置箇所および前記地震計設置予定箇所の基盤が共通であるか否かを、予め調査しておくことを特徴とする。
〔3〕上記〔2〕記載の地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法において、前記地震計設置箇所および前記地震計設置予定箇所の基盤が共通であり、この基盤から入力する地震動が共通である場合、SY (f)を前記地震計設置予定箇所、SX (f)を前記地震計設置予定箇所、Rを地盤増幅度の比とすると、SY (f)=SX (f)×Rであることを特徴とする。
本発明によれば、新設・移設後の地震動を推定することにより、地震警報の出力状況等を推定することができ、新設・移設の効果を定量的に把握することができる。
例えば、地震計を増設することにより、鉄道や道路などの運転規制回数がどの程度増加するか、あるいは、地震計を移設することにより、運転規制回数がどの程度減少するかを見積もることができる。
本発明の実施例を示す地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法の模式図である。 地震動の伝播過程を概略的に示す模式図である。
本発明の地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法は、互いに近接する地震計設置箇所と地震計設置予定箇所とにおける地震動の増幅特性をそれぞれ常時微動のH/Vスペクトルから求め、前記地震計設置箇所および前記地震計設置予定箇所のH/Vスペクトルの比を地盤増幅度の差として、地震計が設置されていない地点における地震動を推定する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法の模式図である。
この図において、1は地震動が入力する基盤、2は表層地盤、3は地表、4は地震計が設置されている地表3の場所(SiteX)、5は地震計が設置されていない地表3の場所(SiteY)である。
互いに近接する地震計設置箇所としてのSiteXと地震計設置予定箇所としてのSiteYとにおける地震動は、
X (f)=B(f)×GX (f)
Y (f)=B(f)×GY (f)
基盤1から入力する地震動が共通の場合、
X (f)/SY (f)=GX (f)/GY (f)=R
このとき、R(f)=GY (f)/GX (f)をSiteXとSiteYのH/Vスペクトルの比として事前に求めておくことにより、SY (f)=SX (f)×Rとして求めることができる。
このように、地震計の新設・移設後の地震動を推定することにより、地震警報の出力状況等を推定することができ、新設・移設の効果を定量的に把握することができる。例えば、地震計を増設することにより、鉄道や道路などの運転規制回数がどの程度増加するか、あるいは、地震計を移設することにより、運転規制回数がどの程度減少するかを見積もることができる。
なお、地震計設置箇所および地震計設置予定箇所の基盤が共通であるか否かは、文献やインターネット等により予め調査しておく。
また、互いに近接する地震計設置箇所の距離は、基盤1に入力する地震動が同一の範囲として定めることができる。したがって、基盤1に入力する地震動が同一の範囲が広い場合には、数km〜10数kmに及ぶ距離となることもある。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定方法は、地盤調査結果を有効に利用して地震計を新設や移設した後の地点における地震動の推定を的確に行い、鉄道や道路などへの警報出力を地震計を新設や移設する前に把握することができる。
1 地震が発生する基盤
2 表層地盤
3 地表
4 地震計が設置されている地表の場所(SiteX)
5 地震計が設置されていない地表の場所(SiteY)

Claims (3)

  1. 互いに近接する地震計設置箇所と地震計設置予定箇所とにおける地震動の増幅特性をそれぞれ常時微動のH/Vスペクトルから求め、前記地震計設置箇所および前記地震計設置予定箇所のH/Vスペクトルの比を地盤増幅度の差として、地震計が設置されていない地点における地震動を推定することを特徴とする地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法。
  2. 請求項1記載の地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法において、前記地震計設置箇所および地震計設置予定箇所の基盤が共通であるか否かを、予め調査しておくことを特徴とする地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法。
  3. 請求項2記載の地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法において、前記地震計設置箇所および地震計設置予定箇所の基盤が共通であり、該基盤から入力する地震動が共通である場合、SY (f)を移設前の地震計設置箇所、SX (f)を前記地震計設置予定箇所、Rを地盤増幅度の比とすると、SY (f)=SX (f)×Rであることを特徴とする地震計が設置されていない地点における地震動の推定方法。
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