JPH11183630A - 地震時地盤増幅特性の評価方法 - Google Patents

地震時地盤増幅特性の評価方法

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JPH11183630A
JPH11183630A JP35363597A JP35363597A JPH11183630A JP H11183630 A JPH11183630 A JP H11183630A JP 35363597 A JP35363597 A JP 35363597A JP 35363597 A JP35363597 A JP 35363597A JP H11183630 A JPH11183630 A JP H11183630A
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earthquake
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JP35363597A
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Kenji Shimizu
謙司 清水
Yasuo Ogawa
安雄 小川
Jiyouji Ejiri
譲嗣 江尻
Daigo Maejima
大吾 前島
Yozo Goto
洋三 後藤
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Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを抑え、信頼性の高い強震時の増幅特
性の評価手法を得る。 【解決手段】 水平方向2成分、上下方向の成分で各1
0組ずつ常時微動のデータをリアルタイムで記憶する
(a1)。各成分についてFFTによるフーリエスペク
トルに変換し(a2)、水平2成分については合成し
(a3)、水平上下スペクトル比(H/V−R)を計算
し(a7)、振動周期の適切な範囲で積分してVi値を
求める。Vi値が、過去の地震動で得られた強震記録か
ら求められる地盤の増幅率と対応するように積分範囲を
定めておけば、任意の地点で同様の積分範囲で求めるV
i値は、地盤増幅率と信頼性よく対応するようになる。
常時微動の観測は低コストで行うことができるので、広
域的な地盤増幅特性の評価も容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表面での地震動
の大きさに大きな影響を与える地盤増幅特性を評価する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地上や地下に建造物を設置す
る際には、地震動に対する考慮が必要である。地震動
は、表層地盤特性の影響を強く受けることが知られてい
る。表層地盤特性の中でも、表層基盤を伝わる地震動の
波動が、地表面に達するまで増幅される程度を示す地盤
増幅特性が重要である。
【0003】地震時の地盤増幅特性を評価する方法に
は、次のような方法がある。 ボーリングデータに基づく方法。 弾性波探査の結果に基づく方法。 微動観測の結果に基づく方法。
【0004】のボーリングデータに基づく方法では、
地表面から表層基盤に達するまで穿孔するボーリングを
行い、表層基盤の地表面からの深さや、地表面と表層基
盤との間に堆積されている土壌の性質などに基づいて、
地盤増幅特性を評価する手法である。の弾性波探査の
結果に基づく方法は、地表から弾性波を表層基盤に向け
て送出し、表層基盤からの反射波を観測して土壌の構成
を推定し、地盤増幅特性を評価する手法である。の微
動観測の結果に基づく方法では、常時微動の観測波形の
水平成分と鉛直成分とのスペクトル比であるH/V−R
を求め、得られるH/V−Rの最大値が地盤増幅率であ
ると評価する手法である。なお、常時微動とは、地震時
以外にも常に存在する振動成分であり、その振幅は地震
動に比較して極めて小さい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のボーリングデ
ータの取得や弾性波探査は、1地点毎の調査に費用が
掛かるので、複数の地点で評価を行って、広域的な地盤
増幅特性を評価する手法にはなり得ない。の微動観測
結果に基づく手法は、各地点毎の観測費用もあまり掛か
らず、広域的な地盤増幅特性の評価も可能となり得る。
しかしながら、H/V−Rの最大値が地盤増幅率である
とする評価法は、過去の強震時にデータが得られている
地点で、H/V−Rの最大値では強震時の増幅特性にあ
まり対応せず、信頼性に欠けることが判明している。
【0006】本発明の目的は、コストを抑えて、信頼性
の高い強震時の増幅特性の評価を行うことができる地震
時地盤増幅特性の評価方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表層地盤での
地震動が、地表面に到達するまでの間に増幅される地震
時地盤増幅特性の評価方法であって、実際の地震時に強
震記録が得られている地点を含む複数の地点で、地表面
の常時微動を観測し、観測される微動のスペクトルの水
平成分と鉛直成分との比であるH/V−Rを求め、H/
V−Rを積分する範囲を、実際の地震時に強震記録が得
られている2地点の比が同じくなるように設定し、設定
された範囲で他の地点でのH/V−Rを積分して、積分
結果であるVi値に基づいて地盤増幅特性を評価するこ
とを特徴とする地震時地盤増幅特性の評価方法である。
【0008】本発明に従えば、地表面の常時微動を実際
の地震時に強震記録が得られている地点を含む複数の地
点で観測し、観測される微動のスペクトルの水平成分と
鉛直成分との比であるH/V−Rを求める。H/V−R
は実際の地震時に得られている強震記録に対応するよう
な積分値が得られる範囲を設定して積分され、積分値で
あるVi値に基づいて地盤増幅特性を評価するので、比
較的低コストで行うことができる常時微動の観測データ
から信頼性の高い地盤増幅特性の評価を行うことができ
る。
【0009】また本発明は、前記範囲として、振動周期
が0.1秒以上で5秒以下の範囲を設定することを特徴
とする。
【0010】本発明に従えば、常時微動の観測結果から
得られるスペクトルのH/V−Rの積分範囲を、振動周
期が0.1秒以上で5秒以下の範囲に設定するので、強
震時の増幅特性によい相関を示すので、信頼性の高い地
盤増幅特性の評価を行うことができる。
【0011】また本発明は、前記地表面の常時微動の観
測からVi値の算出を、ある限られた地域内の複数の地
点で行い、Vi値の相対的な比較に基づいて、その地域
の広域的な地盤増幅特性を評価することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、常時微動の観測値から得
られるVi値は比較的低コストで得ることができるの
で、複数の地点でも容易にVi値についての評価を行う
ことができる。H/V−Rの積分範囲を共通にすれば、
各Vi値はそれぞれその地点で地盤増幅率によい相関が
あるので、広域的な地盤増幅特性の評価を低コスト化信
頼性が高い状態で行うことができる。
【0013】また本発明は、前記Vi値を、特定の地点
で他の物理データを用いた方法から得られる地盤の増幅
率と比較して対応関係を求め、求められる対応関係に基
づいて、他の地点での地盤の増幅率をその地点でのVi
値から算出することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、各地点で常時微動に基づ
くVi値を得ることができ、得られるVi値はそれぞれ
の地点での地盤増幅率にそれぞれ対応している。特定の
地点で、他の物理データを用いた方法によって求められ
る地盤増幅率とその地点でのVi値との対応関係から、
他の地点での地盤増幅率も、Vi値から算出することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
して、常時微動の観測からVi値を求めるための観測装
置の概略的な構成を示す。地表面には、水平方向の微動
センサ1,2と上下方向の微動センサ3が設置される。
水平方向の微動センサ1,2は、北南(NS)方向と、
東西(EW)の直交する二方向に向けて設置する。上下
方向の微動センサ3は、上下(UD)の鉛直方向に向け
て設置する。各微動センサ1,2,3は、向けられた方
向の振動を検出し、電気信号に変換する。各微動センサ
1,2,3からの信号は、増幅器4で増幅され、シグナ
ルコンディショナ5でノイズなどの除去が行われて、メ
モリ8に記憶されるとともに記録器6でリアルタイムに
記録される。各微動センサ1,2,3からの信号に基づ
くデータおよびメモリ8に記憶されているデータは、高
速フーリエ変換(FFT)処理を行うFFTアナライザ
7に入力でき、時間データから周波数領域のデータに変
換され、FFT処理の結果はメモリ8に記憶される。各
測定機器には、バッテリなどの電源9から動作用電源が
供給され、多くの場所に移動して常時微動の観測を行う
ことができる。メモリ8に記憶されているデータは、パ
ーソナルコンピュータ10などによってさらに解析処理
を行うことができ、後述するように、Vi値などが求め
られる。
【0016】図2は、図1に示すような観測装置を用い
て行う常時微動についての観測データの解析手順を示
す。ステップa0から解析を開始し、ステップa1で
は、水平方向2成分および鉛直方向1成分の各成分10
組のデータを得る。より多くのデータを得て、ノイズの
小さい、すなわち2乗平均値の小さい順に10組を選定
することが好ましい。この場合の1データ当たりの観測
時間は、たとえば0.01秒おきにデータをサンプリン
グし、2048点のサンプリングが終了するT=20.
48秒である。次にステップa2では、各成分をFFT
アナライザ7を用いてフーリエスペクトルに変換する。
ステップa3では、水平方向の2成分を合成する。次に
ステップa4では、0.3HzのParzemウインド
ウを用いて平滑化処理を行う。次にステップa5で、水
平成分および上下成分のそれぞれ相乗平均を求め、ステ
ップa6で水平二次元スペクトルおよび上下スペクトル
を求める。ステップa7では、水平上下のスペクトル比
であるH/V−Rの計算を行い、ステップa8で解析を
終了する。
【0017】図3は、図2の解析手順に従ってデータが
処理される状態を示す。図3(a)および図3(b)
は、図2のステップa1で得られる水平および上下方向
についてのリアルタイムのデータをそれぞれ示す。図3
(a)には1つの方向についてしか示していないけれど
も、実際には2方向の水平データが得られる。図3
(c)および図3(d)は、図2のステップa2で得ら
れる地点各成分のFFTによるフーリエスペクトルを示
す。図3(e)は、図2のステップa7で計算されるH
/V−Rの例を示す。
【0018】図4は、(a)〜(f)の各地で得られる
H/V−Rの例を示す。図5は、H/V−Rを特定の周
期範囲で積分し、揺れやすさの相異の程度を表す指標と
してVi値を得る考え方を示す。Vi値は、次の第1式
に従って算出する。この範囲は、図5に斜線を施して示
す。
【0019】
【数1】
【0020】積分範囲であるT1からT2までの周期の
範囲は、第1式に従って求められるVi値が過去の地震
動の強震記録から得られる増幅率と対応するように設定
する。本件発明者らの検討結果では、0.1秒以上で5
秒以下の範囲が適切であると判明している。
【0021】図6は、過去の地震動の強震記録に基づい
て、地表面最大水平速度PGVsを求める考え方を示
す。ステップb1では過去の地震の震源断層の位置を、
たとえば図7に示すようにして想定する。たとえば地震
動の規模がマグニチュードMである断層から距離Rの地
点である大阪で、加速度aの地震動を観測しているとす
れば、次の第2式の関係があると推定される。 a = fn(M,R) …(2)
【0022】このような関数fnとしては、JBと略称
されるJoynerおよびBooreなどによるアテニ
ュエーション式などを用いることができる。図6のステ
ップb2では、JB式を改良した式によって、工学的開
放基盤の最大水平速度PGVbを算出する。一方、その
ようにして最大水平速度を求めた地点に、ステップb3
ではリファレンスサイトrfを設定する。ステップb4
では、中小地震観測記録やボーリングデータ等の地盤情
報を用いて、地盤増幅率であるVamprfを設定す
る。ステップb5では、ステップb2およびステップb
4の結果を用いて、地表面最大水平速度PGVsを、次
の第3式に従って算出する。 PGVs = PGVb×Vamprf …(3)
【0023】図8は、ボーリングによって地盤の増幅特
性を求める考え方を示す。地表面11から表層基盤12
までボーリング穴13を掘削する。地表面11と表層基
盤12との間の土壌14のサンプルを取出し、過去に得
られているデータから土壌14での増幅特性を算出す
る。ここで増幅率は、次の第4式によって定義される。
【0024】
【数2】
【0025】図9は、図5に示すようにして求められる
Vi値と、図8などのボーリングや、他に弾性波探査の
反射波から求められる地盤の増幅率との関係の一例を示
す。また、次の表1は、兵庫県南部地震時に近畿地方の
各地で得られているデータに基づく地盤増幅率ALVM
と、本発明に従って算出されるVi値との関係を示す。
なお、この地盤増幅率ALVMは、地表面から30mの
深さまでの表層地盤平均S波速度Vs30と、工学的基
盤S波速度で500m/sとしたVsbとの比(Vs3
0/Vsb)のマイナス0.6乗として求められる。こ
れは、1次元重複反射解析の経験解である。Vi値は、
第1式のT1,T2を0.1秒、5秒にそれぞれ設定
し、0.1秒以上、5秒以下の範囲で積分している。
【0026】
【表1】
【0027】表1のALVM値とVi値とは、相対的に
比較することによって、次の表2に示すような相関関係
が得られる。
【0028】
【表2】
【0029】図10は、表2に示すALVMを横軸、V
i値比を縦軸にして、相関関係を示す。かなり良好な相
関関係が成立していることが判る。
【0030】図11は、以上説明した本発明の基本的な
考え方に基づいて、任意サイトにおける増幅率Vamp
xの評価手順を示す。ステップc1で常時微動のH/V
値を観測し、ステップc2でVi値を過去のデータに基
づいて積分範囲を設定する定義と検証を行う。ステップ
c3では設定される積分範囲で各サイトのVi値を算出
し、ステップc4で任意サイトxとリファレンスサイト
rf間でVi値比Vix/Virfを算出する。ステッ
プc5でリファレンスサイトの増幅率をVamprfと
すると、ステップc6では任意サイトxにおける増幅率
が、次の第5式で求められる。 Vampx = Vamprf×Vix/Virf …(5)
【0031】図12は、本発明を適用して京都市域にお
けるVi値の分布を観測した結果を示す。観測した常時
微動のサイト数は約250である。Vi値は、北部では
小さく南部に行くほど大きくなる傾向が見られる。京都
の北部は岩盤露頭が見られたり、ボーリング柱状図等か
ら堆積層が薄いことが知られている。このような事実
と、Vi値が小さいこととは、調和していると考えられ
る。伏見付近には、Vi値が大きいサイトが集中してい
る。この付近では、深草粘土層と呼ばれる厚い堆積層の
存在が知られている。また旧巨椋池の南部にもVi値が
大きいところが集中している。この地域は、旧巨椋池の
存在からも判るように、木津川氾濫平野であるので、堆
積層が厚くなっていると考えられる。同様に木津川、宇
治川および桂川が淀川へと合流するサイトもVi値が大
きくなっており、厚い堆積層の存在を示唆している。京
都駅周辺でもVi値は大きくなっているけども、地盤増
幅特性によるのか交通振動等の外乱による問題なのかは
今後の検討を要する。
【0032】常時微動の観測は、振動等の外乱をできる
だけ避けるために、たとえば深夜に行うことが好まし
い。図1に示すような観測装置は、移動や取扱いも簡単
で、深夜の観測も容易に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地表面の
常時微動を観測して地盤増幅特性を評価することができ
るので、コストを抑えて信頼性の高い強震時の増幅特性
の評価が可能になる。
【0034】また本発明によれば、過去の地震時の強震
記録に従って得られている増幅特性との対応関係が良好
な積分範囲を設定して信頼性が高い評価を行うことがで
きる。
【0035】また本発明によれば、常時微動を多くの地
点で観測すれば、広域的な地盤増幅特性の相対的な評価
を容易に行うことができる。
【0036】また本発明によれば、Vi値の比較に基づ
いて、地盤増幅率を容易に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に用いる観測装置の概略
的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態で常時微動の解析手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】図2の解析手順に対応する信号の処理状態を示
すグラフである。
【図4】H/V−Rの例を示すグラフである。
【図5】H/V−RからVi値を得る考え方を示すグラ
フである。
【図6】リファレンスサイトでの地表面最大水平速度を
評価する手順を示すフローチャートである。
【図7】過去の地震動での表層地盤の加速度を求める考
え方を示す図である。
【図8】ボーリングによって地盤の増幅特性の考え方を
示す図である。
【図9】地盤の増幅率とVi値との関係を示すグラフで
ある。
【図10】過去の地震動のデータに基づく増幅率とVi
値との相関関係を示すグラフである。
【図11】任意サイトにおける増幅率を推定する手順を
示すフローチャートである。
【図12】京都市域において求められるVi値の分布を
示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 微動センサ 4 増幅器 5 シグナルコンディショナ 7 FFTアナライザ 8 メモリ 10 パーソナルコンピュータ 11 地表面 12 表層基盤 13 ボーリング穴 14 土壌
フロントページの続き (72)発明者 江尻 譲嗣 東京都清瀬市下清戸4丁目640 株式会社 大林組技術研究所内 (72)発明者 前島 大吾 東京都清瀬市下清戸4丁目640 株式会社 大林組技術研究所内 (72)発明者 後藤 洋三 東京都清瀬市下清戸4丁目640 株式会社 大林組技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層地盤での地震動が、地表面に到達す
    るまでの間に増幅される地震時地盤増幅特性の評価方法
    であって、 実際の地震時に強震記録が得られている地点を含む複数
    の地点で、地表面の常時微動を観測し、 観測される微動のスペクトルの水平成分と鉛直成分との
    比であるH/V−Rを求め、 H/V−Rを積分する範囲を、実際の地震時に強震記録
    が得られている2地点の比が同じくなるように設定し、 設定された範囲で他の地点でのH/V−Rを積分して、
    積分結果であるVi値に基づいて地盤増幅特性を評価す
    ることを特徴とする地震時地盤増幅特性の評価方法。
  2. 【請求項2】 前記範囲として、振動周期が0.1秒以
    上で5秒以下の範囲を設定することを特徴とする請求項
    1記載の地震時地盤増幅特性の評価方法。
  3. 【請求項3】 前記地表面の常時微動の観測からVi値
    の算出を、ある限られた地域内の複数の地点で行い、V
    i値の相対的な比較に基づいて、その地域の広域的な地
    盤増幅特性を評価することを特徴とする請求項1または
    2記載の地震時地盤増幅特性の評価方法。
  4. 【請求項4】 前記Vi値を、特定の地点で他の物理デ
    ータを用いた方法から得られる地盤の増幅率と比較して
    対応関係を求め、求められる対応関係に基づいて、他の
    地点での地盤の増幅率をその地点でのVi値から算出す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の地
    震時地盤増幅特性の評価方法。
JP35363597A 1997-12-22 1997-12-22 地震時地盤増幅特性の評価方法 Pending JPH11183630A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218744A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Takenaka Komuten Co Ltd 震災リスクの評価方法及び震災リスク評価用の断層モデル形成プログラム
JP2012052814A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Railway Technical Research Institute 地震計の新設や移設を行った後の地震動の推定方法
JP2013120139A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 鉄筋コンクリート造建物の地震被害の推定方法
JP2019190254A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 株式会社グリーンデザインオフィス 常時微動計測による推定柱状図作成方法、プログラム

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