JP2012052670A - 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法 - Google Patents

電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012052670A
JP2012052670A JP2011270874A JP2011270874A JP2012052670A JP 2012052670 A JP2012052670 A JP 2012052670A JP 2011270874 A JP2011270874 A JP 2011270874A JP 2011270874 A JP2011270874 A JP 2011270874A JP 2012052670 A JP2012052670 A JP 2012052670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
valve
fixed
rotor
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011270874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5119358B2 (ja
Inventor
Takeshi Suganuma
威 菅沼
Takao Harada
貴雄 原田
Tomoari Ouchi
共存 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP2011270874A priority Critical patent/JP5119358B2/ja
Publication of JP2012052670A publication Critical patent/JP2012052670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5119358B2 publication Critical patent/JP5119358B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

【課題】弁体と弁シート間で微少リフト量を残して閉弁するロータの回転位置を設定するためのストッパの位置を各部品の寸法精度に関係なく正確に決める。
【解決手段】ソレノイド部10により弁体7を開閉駆動するロータ8にロータ側ストッパ部8bを設け、弁体7の周りを回転可能に軸支される中間ストッパ体6を配置し、且つ、弁シート3と一体の部材にストッパ棒2aを設ける。中間ストッパ体6は、ロータ側ストッパ部8bに係合可能な腕部6bと、ストッパ棒2aに係合可能な当接部6cとを具備する。ストッパ棒2aを、上記一体の部材の円周方向に移動・固定可能に配置する。ストッパ棒2aを移動可能状態においてロータ8を回転させて、弁体7がシート孔3aに当接するまで回転させ、その後、ロータ8を逆転させてストッパ棒2aを所定量逆移動させ一体の部材に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和装置、冷凍装置の冷凍サイクル等に用いられる電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法に関する。
従来、この種の空気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される電動弁は、従来から公知の電動弁としては下記の特許文献1に開示されている。
この公知の電動弁について説明すると下記の通りである。図15は、前記公知の電動弁10の縦断面図を示しており、ステッピングモータの回転をねじ機構によって直線運動に変換し、ニードル弁体33を軸線方向に移動させてニードル弁体33の弁リフト方向に移動量に応じて冷媒流量を定量的に制御するような電動弁10において、ロータ40の基点位置を再現性よく高精度に設定して基点相、反転相を確定できる電動式制御弁として、弁シート板18にロータ40側に起立した基点設定用ストッパ片部23を一体形成し、ロータ40にはロータ40の回転に伴う軸線方向移動によって基点設定用ストッパ片部23と当接してロータ40の閉弁方向の最大回転位置である基点位置を設定する基点設定用ストッパ面部52を設けるようにした発明が記載されている。
特開2002−147900号公報
しかしながら、前記図15に示す公知の電動弁は、ロータの閉弁方向の最大回転位置である基点位置を設定することはできるが、弁体と弁シートとの距離(リフト量)を各部品の寸法精度に関係なく正確に設定したいという要望に対しては、空気流量を測定しながら設定するなどの方法で行っており、工程が複雑化するという問題がある。
本発明は、かかる問題を解消するために発明されたもので、その課題とするところは、電動弁において、弁体が弁シートとの間に閉状態においてリフト量を残してロータの閉弁方向の最大回転位置を設定するための固定ストッパの設定位置を、各部品の寸法精度に関係なく正確に決めることができる電動弁、或いは、その設定方法を提供するものである。そして、この設定方法により固定ストッパの位置設定工程を簡素化するものである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、下記の手段を採用した。
請求項1記載の電動弁は、ソレノイド部10により弁体7を開閉駆動するロータ8にロータ側ストッパ部8bを設け、弁体7の周りを回転可能に軸支される中間ストッパ体6を配置し、且つ、弁シート3と一体の部材に固定ストッパ片2aを設け、上記中間ストッパ体6は、ロータ側ストッパ部8bに係合可能な腕部6bと、固定ストッパ片2aに係合可能な当接部6cとを具備し、更に、上記固定ストッパ片2aを、上記一体の部材の円周方向に移動・固定可能に配置したことを特徴とする。
請求項2記載の電動弁は、請求項1記載の手段において、上記一体の部材は弁シート3を支持する平板状のベースプレート1とし、該ベースプレート1には、その円周方向にストッパ摺動溝1cを形成し、該ストッパ摺動溝1cに沿って固定ストッパ片2aを摺動・固定可能に配置し、且つ、上記中間ストッパ体6は、上記一体の部材に固定された弁体7の保持体5に軸支したことを特徴とする。
請求項3記載の電動弁は、請求項1記載の手段において、上記一体の部材は弁シート3を支持する平板状のベースプレート1とし、上記弁シート3にリング状のストッパリング12cを軸着させ、該ストッパリング12cからストッパ腕12bを延設させ、該ストッパ腕12bの端部に上記固定ストッパ片12aを構成するストッパ棒1を立設し、且つ、ストッパ棒12aは、前記一体の部材に対して遊転・固定可能にし、更に、上記中間ストッパ体6は上記一体の部材に固定された弁体7の保持体5に軸支したことを特徴とする。
請求項4記載の電動弁は、請求項2又は3記載の手段において、上記保持体5は、ネジ機構を介して弁体7を支持していることを特徴とする。
請求項5記載の電動弁は、請求項4記載の手段において、弁体7は、ロータ8と一体成形されていることを特徴とする。
請求項6記載の電動弁は、請求項2乃至7記載のいずれかの手段において、上記弁シート3又は上記一体の部材にパイプ状の支持体4を設け、該支持体4に上記保持体5を設けたことを特徴とする。
請求項7記載の電動弁は、請求項6記載の手段において、上記支持体4は、1以上の流体移動孔4aを具備することを特徴とする。
請求項8記載の電動弁は、請求項2乃至請求項7記載のいずれかの手段において、上記弁シート3を支持するベースプレート1の下面にソレノイド位置設定枠51を装着し、該ソレノイド位置設定枠51に形成した複数の係合部51aにより、ソレノイド部のベースプレート1に対する固定位置が選定可能であることを特徴とする。
請求項9記載の電動弁は、請求項2乃至請求項7記載のいずれかの手段において、上記弁シート3を支持するベースプレート1の下面にソレノイド設定枠61を設け、該ソレノイド設定枠61に係合部61a設け、上記ソレノイド部から垂下させた2つのソレノイド固定枠60aにより、前記係合部61aを挟持させたことを特徴とする。
請求項10記載の電動弁は、請求項1乃至請求項9記載のいずれかの手段において、中間ストッパ体6の数を2以上とすることを特徴とする。
請求項11記載の電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法は、弁シート3側に設ける固定ストッパ片2aにより弁シート3に対する弁体7の最少開位置を設定する方法であって、固定ストッパ片2aは弁シート3側に円周方向移動可能に配置し、弁体7の開閉量と比例して移動するロータ側ストッパ部8bにより、固定ストッパ片2aを移動させながら弁体7を一旦全閉位置とした後、固定ストッパ片2aをロータ側ストッパ部8bと共に弁体7の最少開位置に対応する所定量逆移動させ、その位置で固定ストッパ片2aを弁シート3側に固定することを特徴とする。
なお、上記手段の記載において、図面の記載との関係を理解し易いように、図面符号を付したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明は、上記構成により下記の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、弁体が弁シートとの距離(リフト量)を決めることによりロータの閉弁方向の最大回転位置を設定でき、且つ、ストッパの設定位置を各部品の寸法精度に関係なく正確に決めることができる。
請求項2記載の発明の特徴によれば、平板状のベースプレートの円周方向にストッパ摺動溝を形成し、固定ストッパ片を摺動・固定可能に配置し、中間ストッパ体は弁体の保持体に軸支させたことで、その構成及び位置設定手段を簡略化した。
請求項3記載の発明の特徴によれば、ストッパリングからストッパ腕を延設させ、該ストッパ腕の端部にストッパ棒を立設し、ストッパ棒は一体の部材に対して遊転・固定可能にし、更に、中間ストッパ体は弁体の保持体に軸支したことで、その構成及び位置設定を簡略化した。
請求項4記載の発明の特徴によれば、保持体は、ネジ機構を介して弁体を支持していることで、リフト量の設定が一層正確になる。
請求項5記載の発明の特徴によれば、弁体はロータと一体成形されていることで、ネジ機構の構成が一層簡略化する。
請求項6記載の発明の特徴によれば、弁シート又は一体の部材にパイプ状の支持体を設け、該支持体に上記保持体を設けたことで、弁シート又は一体の部材への保持体の装着手段が簡略化する。
請求項7記載の発明の特徴によれば、支持体には1以上の流体移動孔を形成したことで、冷媒の流動が円滑となる。
請求項8記載の発明の特徴によれば、ベースプレートの下面にソレノイド位置設定枠を装着し、複数の係合部により、ソレノイド部のベースプレートに対する固定位置が選定可能であることで、ベースプレートに対するソレノイド部の姿勢を簡単に種々選択・変更できる。
請求項9記載の発明の特徴によれば、ソレノイド設定枠の係合部に、ソレノイド部から垂下させた2つのソレノイド固定枠により、係合部を挟持させたことで、簡単にソレノイド部の位置を設定できる。
請求項10記載の発明の特徴によれば、中間ストッパ体の数を2以上とすることで、分解能がより細かくなることより、一層正確にリフト量を設定できる。
請求項11記載の発明の特徴によれば、弁体の開閉量と比例して移動するロータ側ストッパ部により、弁シート側に円周方向移動可能に配置された固定ストッパ片を、移動させながら弁体を一旦全閉位置とした後、固定ストッパ片をロータ側ストッパ部と共に弁体の最少開位置に対応する所定量逆移動させ、その位置で固定ストッパ片を弁シート側に固定することで、固定ストッパ片の位置設定がきわめて簡単な操作で可能となる。また、これにより、ストッパ位置設定工程の簡素化を図ることができる。
本発明に係る実施例1の電動弁の縦断面図。 同実施例1の電動弁のソレノイド部の下面図。 同実施例1の電動弁の作用(第1状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)。 同実施例1の電動弁の作用(第2状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)。 同実施例1の電動弁の作用(第3状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)。 本発明に係る実施例2の電動弁の縦断面図。 同実施例2の電動弁の要部平面図。 本発明に係る実施例3の電動弁の縦断面図。 同実施例3の電動弁の要部底面図。 本発明に係る実施例4の電動弁の縦断面図。 同実施例4の電動弁の要部底面図。 従来技術に係る電動弁の縦断面図。
以下、図面により本発明に係る膨張弁の実施形態について説明する。図1は、本発明の電動弁の縦断面図である。
以下、本発明の実施例1について図面を用いて説明する。図1は実施例1の電動弁の縦断面図、図2は同電動弁のソレノイド部の下面図、図3Aは同電動弁の作用(第1状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び要部拡大図(c)、図3Bは同電動弁の作用(第2状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び要部拡大図(c)、図3Cは電動弁の作用(第3状態)を説明する平面図(a)、断面図(b)及び拡大図(c)である。
実施例1の電動弁は、リフト量(微少隙間)Lの正確な設定を可能とするために、弁体を二回転させて、その閉位置(微少開位置)を設定できるものであり、更に詳しくは、該電動弁において、回転するロータを停止させる固定ストッパ片の位置を正確且つ容易に設定する手段に関するものである。
該電動弁は、平面視が円盤状のベースプレート1の軸芯部に形成された開口1aには弁シート3が嵌合固定され、また、同開口1aの近傍には、円形のパイプ孔1bが穿設されると共に、その上面周部にはストッパ摺動溝1cが所定の幅及び深さで円形に形成されている。
弁シート3にはシート孔3aが形成されると共に流体出入管1dが嵌合・連結され、また、パイプ孔1bにも流体出入管1eが嵌合・連結される。
ベースプレート1の外周部の上面には、下面がスカート状に形成されたキャン9が溶着されており、また、下面にはソレノイド位置設定枠11が弁シート3及び流体出入管1eを貫通させて一体に装着されている。また、キャン9内にはロータ室9aが形成される。
更に、上記ストッパ摺動溝1c内には、棒状の固定ストッパ片2aが摺動・固定自在に配置されている。なお、固定ストッパ片2aは、電動弁が使用状態においては、ストッパ摺動溝1cに固定される。本発明は、特にこの固定位置の設定手段に特徴を有するものである。
上記弁シート3の上部には、円筒状で上部に径大面を有する支持体4が載置・固定され、該支持体4の上部には肉厚で円筒形状の弁棒保持体5が一体に配置される。上記支持体4の下部外周には、支持体4の内外を連通させる複数の流体移動孔4aが穿設される。
また、弁棒保持体5の下部径大部の所定位置には、所定幅で所定厚みの中間ストッパ体6がその上方リング部6aにおいて遊転可能に嵌合され、且つ、その所定幅の腕部6bの中間部が折り曲げられてロータ側ストッパ部8b(後述)の当接部6cとして形成され、更に、斜め下方に折り曲げられて上記固定ストッパ片2aに当接可能な当接部6cが形成されている。
また、弁棒保持体5の上下に形成された軸芯開口部の内周面には雌ねじ部5aが形成され、軸芯開口部内には、棒状の弁体7が回転可能に嵌装され、弁体7の外周部に形成された雄ねじ部7aが、上記雌ねじ部5aと螺合している。
また、弁体7上部は弁棒支持部8aを介してロータ8が一体に設けられている。そして、該ロータ8はロータ室9a内で弁体7を回転軸として回転自在に配置され、この回転により、上下して、弁体7の下端部の錐形の弁部7bがシート孔3aの上部に離接して、弁部7bを開閉するように配置されている。
本実施例では、弁体7の閉時において、シート孔3aが冷媒の最少流量を確保するために、弁部7bが最下位置(シート孔3aに最接近位置)において、「僅かに開(以下、「リフト量L」という。)」となるように弁体7の回転停止位置、したがって、固定ストッパの位置が正確に設定されている。
また、キャン9の外部にはソレノイド部10が配置されていると共に、ソレノイド部10下部の溶着部10cにはソレノイド固定杆10aが設けられ、該ソレノイド固定杆10aの下端突部10bがソレノイド位置設定枠11の係合孔11aに係合されている。
上記構成により、ソレノイド部10への電流のパルス量に応じて、ロータ8と共に弁体7は上下し、弁部7bを開閉する。そのために、ロータ8が正確な位置に停止し、弁部7bが最下位置になってもリフト量Lが保持され、最低流量が確保される。
リフト量Lの設定は、弁体7の最下位置の設定に依拠し、それは弁体7の回転角の設定に依拠し、そして、回転角の設定は固定ストッパ片2aの位置に依拠する。本実施例1では、その固定ストッパ片2aの位置の正確な設定のために、図3A−図3Cに示すように、先ず、ストッパ摺動溝1c内において、固定ストッパ片2aを遊動状態(スライド可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部8bにより中間ストッパ体6を押圧してロータ8と共に円周方向に移動させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる(図3Aの状態)。
次に、ロータ8を所定角度だけ逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体6及び固定ストッパ片2aも一体的に逆方向に移動させる(図3Bの状態)。上記所定角は、リフト量Lに対応している。
次に、この位置において、固定ストッパ片2aをストッパ摺動溝1cに固定する。上記設定によって、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、固定ストッパ片2aによってロータ8が設定位置に停止され、リフト量Lを残して微少開が維持される。
実施例1は、上記のように構成されていることから、各部品の寸法精度に閲係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lと固定ストッパ片2aの位置のばらつきをなくすことができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。図4は実施例2の電動弁の縦断面図、図5は同電動弁の要部平面図である。なお、実施例2において、実施例1と同一構成部分については、図4,5に図1−3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例2における固定ストッパ片12aは、弁シート3に、特に図5に示すようなリング状(一部切欠き部あり)のストッパリング12cを軸着させ、該ストッパリング12cからストッパ腕12bを一方向に延設させ、該ストッパ腕12bの端部に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒12aを立設し、且つ、ストッパ棒12aは、前記弁シート3又は弁シート3を支持するベースプレート1に対して遊転・固定可能にし、更に、上記中間ストッパ体6は上記一体の部材に固定された弁体7の保持体5に軸支されている。
また、中間ストッパ体16は、図4に示すように、弁棒保持体5の外周に遊嵌されている上方リング部16aと、上方リング部16aの所定個所に形成される所定幅で水平状の腕部16bと、腕部16bから斜めに垂下状に形成される当接部16cとからなる。そして、腕部16bは、ロータ8に形成されているロータ側ストッパ部8bの回転軌跡内に配置されることになる。また、当接部16cはストッパ棒12aに当接可能に形成される。
リフト量Lの設定は、実施例1と同様に、先ず、ストッパ摺動溝1c内において、固定ストッパ片12aをベースプレート1上で遊転状態(スライド可能状態)とし、ロータ8を回転させて、ロータ側ストッパ部8bにより中間ストッパ体16を押圧してロータ8と共に円周方向に移動させ、弁部7bが閉弁するまで(弁部7bがシート孔3aに当接するまで)、回転させる。次に、ロータ8を所定角度だけ逆方向に回転させる。このとき、ロータ8と共に中間ストッパ体16及び固定ストッパ片12aも一体的に逆方向に移動させる。上記所定角は、リフト量Lに対応している。
次に、この位置において、ストッパ棒12aのストッパリング12cを弁シート3に固定する。この固定に伴なうストッパ棒12aの位置設定によって、ロータ8の回転により弁体7が閉動作しても、リフト量Lを残して微少開が維持される。
実施例2は、上記のように構成されていることから、実施例1と同様に、各部品の寸法精度に関係なくリフト量Lの設定が容易・正確となる。そして、リフト量Lとストッパ棒12aの位置のばらつきを低滅させることができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。図6はその電動弁の縦断面図、図7はその要部(ソレノイド位置設定枠51)の底面図である。なお、実施例3において、実施例1と同一構成部分については、図1乃至3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。実施例3の特徴は、ソレノイド部10に設けられたソレノイド固定杆50aの位置を特定するソレノイド位置設定枠51にある。
即ち、円盤状のベースプレート1の下面に接合状態で設けられたソレノイド位置設定枠51は、円形の薄板状で、その外周部の8ヶ所において下方に折り曲げ状態で所定幅の係合部51aが設けられている。また、その係合部51aには、係合孔が形成されている。そして、この係合孔に、ソレノイド固定杆50aの下端突部50bが係合してソレノイド部10の位置が特定される(マワリドメ機能)。また、実施例6においては、係合部51aが8個所設けられていることから、ベースプレート1に対して、ソレノイド部10を種々の角度で装着できるという効果がある。
次に、本発明の実施例4について説明する。図8はその電動弁の縦断面図、図9はその電動弁の要部(ソレノイド位置設定枠61)底面図である。なお、実施例4において、実施例1と同一構成部分については、図1乃至3に付した符号と同符号を付すことでその説明を省略する。
実施例4の特徴は、図8に示すように、ソレノイド部10に設けられたソレノイド固定杆60aの位置を特定するソレノイド位置設定枠61にある。実施例4のソレノイド固定杆60aは平行な2枚の弾性薄板から構成され、このソレノイド固定杆60aにより、後述の係合部61aを両側から挟むことになる。また、円盤状のベースプレート1の下面に接合状態で設けられたソレノイド位置設定枠61は、図9に示すように、薄板からなる略方形状部分と、その1ヶ所の突出部分の両側が下方に円形に折り曲げられた所定幅の係合部61aが設けられている。この係合部61aに対するソレノイド固定杆60aの係合により、ソレノイド部10は取付角度においてベースプレート1に支持されている(マワリドメ機能)ことになる。
なお、上記各実施例において、中間ストッパ体の数を1としたが、2以上とすることで、より正確にリフト量が設定できる。
1・・円盤状のベースプレート(一体の部材) 1a・・開口
1b・・パイプ孔 1c・・ストッパ摺動溝 1d・・流体出入管
1e・・流体出入管 2a・・ストッパ棒(固定ストッパ片)
3・・弁シート(実施例2の「一体の部材」) 3a・・シート孔
4・・支持体 4a・・流体移動孔 5・・弁棒保持体 5a・・雌ねじ部
6・・中間ストッパ体 6a・・上方リング部 6b・・腕部 6c・・当接部
7・・弁体 7a・・雄ねじ部 7b・・弁部
8・・ロータ 8a・・弁棒支持部 8b・・ロータ側ストッパ部
9・・キャン(実施例3−5の「一体の部材」) 9a・・ロータ室
10・・ソレノイド部 10・・ソレノイド固定杆 10b・・下端突部
10c・・溶着部 11・・ソレノイド位置設定枠 11a・・係合孔
12a・・ストッパ棒(固定ストッパ片) 12b・・ストッパ腕
12c・・ストッパリング
16・・中間ストッパ体 16a・・上方リング部 16b・・腕部
16c・・当接部
42a・・ストッパ棒(固定ストッパ片) 42b・・ストッパ板
50a・・ソレノイド固定杆 50b・・下端突部
51・・ソレノイド位置設定枠 51a・・係合部
60a・・ソレノイド固定杆 60b・・下端突部
61・・ソレノイド位置設定枠 61a・・係合部

Claims (11)

  1. ソレノイド部により弁体を開閉駆動するロータにロータ側ストッパ部を設け、上記弁体の周りを回転可能に軸支される中間ストッパ体を配置し、且つ、弁シートと一体の部材に固定ストッパ片を設け、
    上記中間ストッパ体は、ロータ側ストッパ部に係合可能な腕部と、固定ストッパ片に係合可能な当接部とを具備し、更に、上記固定ストッパ片を、上記一体の部材の円周方向に移動・固定可能に配置したことを特徴とする電動弁。
  2. 上記一体の部材は弁シートを支持する平板状のベースプレートとし、該ベースプレートには、その円周方向にストッパ摺動溝を形成し、該ストッパ摺動溝に沿って固定ストッパ片を摺動・固定可能に配置し、且つ、上記中間ストッパ体は、上記一体の部材に固定された弁体の保持体に軸支したことを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  3. 上記一体の部材は弁シートを支持する平板状のベースプレートとし、上記弁シートにリング状のストッパリングを軸着させ、該ストッパリングからストッパ腕を延設させ、該ストッパ腕の端部に上記固定ストッパ片を構成するストッパ棒を立設し、且つ、ストッパ棒は、前記一体の部材に対して遊転・固定可能にし、更に、上記中間ストッパ体は上記一体の部材に固定された弁体の保持体に軸支したことを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  4. 上記保持体は、ネジ機構を介して上記弁体を支持していることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の電動弁。
  5. 上記弁体は、上記ロータと一体成形されていることを特徴とする請求項4記載の電動弁。
  6. 上記弁シート又は上記一体の部材にパイプ状の支持体を設け、該支持体に上記保持体を設けたことを特徴とする請求項2乃至5記載のいずれかの電動弁。
  7. 支持体は、1以上の流体移動孔を具備することを特徴とする請求項6記載の電動弁。
  8. 上記ベースプレートの下面にソレノイド位置設定枠を装着し、該ソレノイド位置設定枠に形成した複数の係合部により、ソレノイド部のベースプレートに対する固定位置が選定可能であることを特徴とする請求項2乃至7記載のいずれかの電動弁。
  9. 上記ベースプレートの下面にソレノイド設定枠を設け、該ソレノイド設定枠に係合部を設け、上記ソレノイド部から垂下させた2つのソレノイド固定枠により、前記係合部を挟持させたことを特徴とする請求項2乃至7記載のいずれかの電動弁。
  10. 中間ストッパ体の数を2以上とすることを特徴とする請求項1乃至9記載のいずれかの電動弁。
  11. 弁シート側に設ける固定ストッパ片により弁シートに対する弁体の最少開位置を設定する方法であって、上記固定ストッパ片は上記弁シート側に円周方向移動可能に配置し、上記弁体の開閉量と比例して移動するロータ側ストッパ部により、上記固定ストッパ片を移動させながら上記弁体を一旦全閉位置とした後、上記固定ストッパ片を上記ロータ側ストッパ部と共に上記弁体の最少開位置に対応する所定量逆移動させ、その位置で上記固定ストッパ片を上記弁シート側に固定することを特徴とする電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法。
JP2011270874A 2011-12-12 2011-12-12 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法 Expired - Fee Related JP5119358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270874A JP5119358B2 (ja) 2011-12-12 2011-12-12 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270874A JP5119358B2 (ja) 2011-12-12 2011-12-12 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004113867A Division JP2005299741A (ja) 2004-04-08 2004-04-08 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012052670A true JP2012052670A (ja) 2012-03-15
JP5119358B2 JP5119358B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=45906201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270874A Expired - Fee Related JP5119358B2 (ja) 2011-12-12 2011-12-12 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5119358B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037995A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社不二工機 電気的駆動弁
JP2016156437A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社不二工機 電動弁
JP2017160928A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び電動弁の製造方法
CN109723883A (zh) * 2017-10-30 2019-05-07 株式会社不二工机 电动阀
JP2021107743A (ja) * 2019-07-01 2021-07-29 株式会社鷺宮製作所 電動弁

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10160023A (ja) * 1996-11-28 1998-06-16 Pacific Ind Co Ltd 電動弁
JP2002147900A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Saginomiya Seisakusho Inc 電動式制御弁
JP2003097755A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁とその組立方法
JP2003207065A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
JP2003222260A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Saginomiya Seisakusho Inc 電動式制御弁

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10160023A (ja) * 1996-11-28 1998-06-16 Pacific Ind Co Ltd 電動弁
JP2002147900A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Saginomiya Seisakusho Inc 電動式制御弁
JP2003097755A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁とその組立方法
JP2003207065A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Saginomiya Seisakusho Inc 電動弁
JP2003222260A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Saginomiya Seisakusho Inc 電動式制御弁

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037995A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社不二工機 電気的駆動弁
JP2016156437A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社不二工機 電動弁
JP2017160928A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び電動弁の製造方法
CN109723883A (zh) * 2017-10-30 2019-05-07 株式会社不二工机 电动阀
CN109723883B (zh) * 2017-10-30 2022-03-15 株式会社不二工机 电动阀
JP2021107743A (ja) * 2019-07-01 2021-07-29 株式会社鷺宮製作所 電動弁
JP7299264B2 (ja) 2019-07-01 2023-06-27 株式会社鷺宮製作所 電動弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP5119358B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5119358B2 (ja) 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法
JP4619337B2 (ja) カム式バルブ
US20020179164A1 (en) Valve driving apparatus
JP4679613B2 (ja) 電動弁
US9525373B2 (en) Stepping motor and motorized valve using it
JP5921441B2 (ja) 自動弁用開度検知装置
TW201131094A (en) Cam type control valve
JP2000346225A (ja) 電動弁
JP2013113441A (ja) 電動切換弁
JP2005180592A (ja) バルブ装置
JP2005299741A (ja) 電動弁、及び、電動弁における固定ストッパ片の位置設定方法
CN204492914U (zh) 用于调节车辆气门间隙的调节装置
JP6240243B2 (ja) 電動弁及び電動弁の製造方法
CN109072826A (zh) 排气回流阀
US20150059165A1 (en) Workpiece positioning apparatus
CN106471300B (zh) 流体控制器
CN208276655U (zh) 用于球阀球体研磨加工的研磨机
JP6445654B2 (ja) 電動弁及び電動弁の製造方法
JP2004360762A (ja) 電動弁
CN215617629U (zh) 一种用于压气机叶轮背盘位置检测的定位夹持工装
CN108194680A (zh) 安装阀门结构
JPH03260482A (ja) 電動弁のストッパー構造
WO2019163604A1 (ja) カム式制御弁及びカム式制御弁のストローク調整方法
RU2003116171A (ru) Способ и устройство для центровки трубки управления потоком стекла
CN2851976Y (zh) 热水器用可调式水量控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20111219

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5119358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees