JP2012050489A - 放射線撮像装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】出荷後における放射線検知用の画素が欠陥画素となった場合であっても、放射線照射の判定精度の低下を防止する放射線撮像装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子カセッテ20は、放射線16が照射されたかを検知するための複数の検知専用画素100bの電気信号を読み出すための複数のTFT102bと、複数のTFT102bを駆動して、複数の検知専用画素100bの電気信号を読み出す第1読出制御部140と、検知専用画素100bの電気信号に基づいて、検知専用画素100bが欠陥画素であるか否かを判定する欠陥画素判定部144とを備え、複数の検知専用画素100bの電気信号は1本の出力信号線126から読み出され、第1読出制御部140は、欠陥画素であると判定された検知専用画素100bの電気信号の読み出しを禁止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、人体を透過した放射線を撮像する放射線撮像装置及びプログラムに関する。
医療分野においては、人体を透過した放射線の強度を検出することで、人体内部の撮像を行う可搬型の放射線撮像装置(例えば、FPD(Flat Panel Detector))が用いられている。放射線撮像装置においては、患者である被写体の被曝量を抑えるために、露光開始タイミングと放射線の照射開始タイミングとを略一致させる必要がある。
下記に示す特許文献1には、一部の画素を放射線検知用として用いることで、放射線の照射開始タイミングを検出する放射線撮像装置が記載されている。
しかしながら、放射線検知用の画素が欠陥画素である場合は、放射線の照射を正確に判断することはできない。例えば、欠陥により発生した画素の漏れ電流が多いと、放射線が照射されていないのにもかかわらず放射線が照射されたと判断される場合がある。
このような問題を解決するために、下記に示す特許文献2には、レーザーを照射して欠陥画素を配線から電気的に切断することでリペアを行うことが記載されている。
特開2008−132216号公報 特開2004−179645号公報
しかしながら、レーザーによるリペアは、出荷前に行われるものであり、出荷後の放射線撮像装置の繰り返し使用により、放射線検知用の画素が欠陥画素となった場合は対応することができず、正確に放射線の照射を判定することができない。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、出荷後における放射線検知用の画素が欠陥画素となった場合であっても、放射線照射の判定精度の低下を防止する放射線撮像装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線撮像装置であって、放射線が照射されたかを検知するための複数の検知専用画素と、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出すための複数の検知専用スイッチング素子と、前記複数の検知専用スイッチング素子を駆動して、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出す第1読出制御部と、前記検知専用画素の電気信号に基づいて、前記検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定する欠陥画素判定部と、を備え、前記複数の検知専用画素の電気信号は1本の出力信号線から読み出され、前記第1読出制御部は、欠陥画素であると判定された前記検知専用画素の電気信号の読み出しを禁止することを特徴とする。
前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、前記複数の検知専用画素の電気信号を順次読出し、前記欠陥画素判定部は、順次読み出された前記検知専用画素の電気信号に基づいて、該検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定する。
前記欠陥画素判定部は、前記検知専用画素の画素信号が第1所定値よりも大きい場合は、該検知専用画素はショートしている欠陥画素であると判定する。
前記欠陥画素判定部は、前記検知専用画素の画素信号が第2所定値より小さい場合は、該検知専用画素はオープンしている欠陥画素であると判定し、前記第2所定値は、前記第1所定値より小さい。
前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、前記複数の検知専用画素の暗電流の電気信号を順次読出し、前記欠陥画素判定部は、順次読み出された前記検知専用画素の暗電流の電気信号に基づいて、該検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定する。
前記複数の検知専用画素の電気信号に基づいて放射線の照射を判定する放射線照射判定部を備え、前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、欠陥画素であると判定されていない前記検知専用画素の電気信号を同時に読出し、前記放射線照射判定部は、同時に読み出された前記検知専用画素の電気信号に基づいて、放射線が照射されたか否かを判定する。
同時に読み出された前記検知専用画素の電気信号が合算された電気信号が、閾値より大きい場合は、放射線が照射されていると判定する。
前記閾値は、読み出しが禁止された前記検知専用画素の数に応じて小さくなる。
前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用画素の同時読出しを周期的に行う。
前記放射線照射判定部は、放射線が照射されたと判定した後は、同時に読み出された前記複数の検知専用画素の電気信号に基づいて、放射線の照射が終了したか否かを判定する。
前記複数の検知専用画素と、複数の撮像専用画素とが行列状に配置され、且つ、前記複数の検知専用スイッチング素子と、前記複数の撮像専用画素の電気信号を読み出すための複数の撮像専用スイッチング素子とが配置された撮像パネルと、前記複数の撮像専用スイッチング素子を駆動して、前記複数の撮像専用画素の電気信号を読み出す第2読出制御部を備え、前記第1読出制御部は、放射線の照射が終了すると、前記複数の撮像専用画素の電気信号を行単位で順次読み出す。
前記第2読出制御部は、放射線の照射が開始すると、前記複数の撮像専用画素を露光状態にさせる。
前記複数の検知専用画素は、行アドレス及び列アドレスが互いに異なる位置に配置されている。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線が照射されたかを検知するための複数の検知専用画素と、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出すための複数の検知専用スイッチング素子とを備えたコンピュータを、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出す第1読出制御部、前記検知専用画素の電気信号に基づいて、前記検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定する欠陥画素判定部、として機能させ、前記複数の検知専用画素の電気信号は1本の出力信号線から読み出され、前記第1読出制御部は、欠陥画素であると判定された前記検知専用画素の電気信号の読み出しを禁止することを特徴とする。
本発明によれば、欠陥画素と判定された検知専用画素の読み出しを禁止するので、放射線撮像装置の使用により、検知専用画素が欠陥画素になった場合であっても、放射線が照射されたか否かの判定精度の低下を防止することができる。
実施の形態の放射線撮像システムの構成図である。 図1に示す電子カセッテの斜視図である。 図2に示す電子カセッテのIII−III断面図である。 図1に示す電子カセッテの電気的な概略構成図である。 図4に示す放射線変換パネルの詳細図である。 電子カセッテの動作を示すフローチャートである。 電子カセッテの動作を示すタイムチャートである。
本発明に係る放射線撮像装置を含む放射線撮像システムについて、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、実施の形態の放射線撮像システム10の構成図である。放射線撮像システム10は、ベッド等の撮影台12に横臥した被写体14である患者に対して、放射線16を照射する放射線装置18と、被写体14を透過した放射線16を検出して放射線画像に変換する電子カセッテ(放射線撮像装置)20と、放射線撮像システム10全体を制御するシステムコントローラ24と、医師又は技師等(以下、ユーザという)の入力操作を受け付けるコンソール26と、撮影した放射線画像等を表示する表示装置28とを備える。
システムコントローラ24と、電子カセッテ20と、表示装置28との間には、例えば、UWB(Ultra Wide Band)、IEEE802.11.a/b/g/n等の無線LAN、又は、ミリ波等を用いた無線通信により信号の送受信が行われる。なお、ケーブルを用いた有線通信により信号の送受信を行ってもよい。
システムコントローラ24には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)30が接続され、RIS30には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)32が接続されている。
放射線装置18は、放射線16を照射する放射線源34と、放射線源34を制御する放射線制御装置36と、放射線スイッチ38とを備える。放射線源34は、電子カセッテ20に対して放射線16を照射する。放射線源34が照射する放射線16は、X線、α線、β線、γ線、電子線等であってもよい。放射線スイッチ38は、2段階のストロークを持つように構成され、放射線制御装置36は、放射線スイッチ38がユーザによって半押されると放射線16の照射準備を行い、全押されると放射線源34から放射線16を照射させる。放射線制御装置36は、図示しない入力装置を有し、ユーザは、前記入力装置を操作することで、放射線16の照射時間、管電圧、管電流等の値を設定することができる。放射線制御装置36は、設定された照射時間等に基づいて、放射線源34から放射線16を照射させる。
図2は、図1に示す電子カセッテ20の斜視図であり、図3は、図2に示す電子カセッテ20のIII−III断面図である。電子カセッテ20は、パネル部40と、該パネル部40上に配置された制御部42とを備える。
パネル部40は、放射線16に対して透過可能な材料からなる略矩形状の筐体44を有し、パネル部40の撮像面46には放射線16が照射される。撮像面46の略中央部には、被写体14の撮像領域及び撮像位置を示すガイド線48が形成されている。ガイド線48の外枠が、放射線16の照射野を示す撮像可能領域50になる。また、ガイド線48の中心位置(ガイド線48が十字状に交差する交点)は、撮像可能領域50の中心位置である。
パネル部40は、シンチレータ52及び放射線変換パネル54とを有する放射線検出器(撮像パネル)56と、放射線変換パネル54を駆動させる後述する駆動回路部104(図4参照)とを備える。シンチレータ52は、被写体14を透過した放射線16を、可視光領域に含まれる蛍光に変換する。放射線変換パネル54は、シンチレータ52が変換した前記蛍光を電気信号に変換する間接変換型放射線変換パネルである。放射線16が照射される撮像面46から順に、シンチレータ52と放射線変換パネル54とが筐体44内部に配設される。なお、放射線変換パネル54が放射線16を直接電気信号に変換する直接型放射線変換パネルの場合は、該放射線変換パネル54が放射線検出器56となる。この場合は、シンチレータ52は不要だからである。
制御部42は、放射線16に対して非透過性の材料からなる略矩形状の筐体58を有する。該筐体58は、撮像面46の一端に沿って延在しており、撮像面46における撮像可能領域50の外に制御部42が配設される。この場合、筐体58の内部には、後述するパネル部40を制御するカセッテ制御部122と、撮像した放射線画像の画像データを記憶するバッファメモリとしてのメモリ134と、システムコントローラ24との間で無線による信号の送受信が可能な通信部136と、バッテリ等の電源部138とが配置されている(図4参照)。電源部138は、カセッテ制御部122及び通信部136に対して電力供給を行う。
図4は、図1に示す電子カセッテ20の電気的な概略構成図である。図5は、図4に示す放射線変換パネル54の詳細図である。電子カセッテ20の放射線変換パネル54は、画素100を行列状のTFT102上に配置した構造を有する。画素100は、行列状に配置されており、図示しない光電変換素子を有する。画素100は、撮像用の画素(撮像専用画素)100aと、放射線検知用の画素(検知専用画素)100bとを有する。撮像専用画素100a及び検知専用画素100bを総称して画素100と呼ぶ。駆動回路部104を構成するバイアス電源106からバイアス電圧が供給される各画素100では、シンチレータ52により変換された蛍光を光電変換することにより発生した電荷が蓄積される。
TFT102は、撮像専用画素100aの電荷を読み出すためのTFT(撮像専用スイッチング素子)102aと、検知専用画素100bの電荷を読み出すためのTFT(検知専用スイッチング素子)102bとを有する。各撮像専用画素100aに接続されるTFT102aには、行方向に延びるゲート線110と、列方向に延びる出力信号線112とが接続される。各ゲート線110には、駆動回路部104を構成する第1ゲート駆動部114が接続される。第1ゲート駆動部114は、行単位でTFT102aを順次オンすることにより、各出力信号線112を介して撮像専用画素100aのアナログの電荷信号(電気信号)を行単位で読み出す。この電荷信号が画素値となる。各出力信号線112は、駆動回路部104を構成するチャージアンプ116を介して、マルチプレクサ部118に接続される。マルチプレクサ部118には、アナログの電荷信号をデジタルの電荷信号に変換する第1AD変換部120が接続されている。第1AD変換部120は、デジタルに変換した電荷信号をカセッテ制御部122に出力する。
駆動回路部104を構成する第2ゲート駆動部128には、複数のゲート線124が接続されており、各ゲート線124には、1つのTFT102bを介して1つの検知専用画素100bが接続されている。各TFT102bに接続される出力信号線126は、電気的に接続されて1本に束ねられている。つまり、1本の出力信号線126が分岐して、各TFT102bに接続されている。第2ゲート駆動部128は、TFT102bをオンにすることにより、出力信号線126を介して検知専用画素100bのアナログの電荷信号(電気信号)を読み出す。検知専用画素100bは、任意のアドレスに配置できる。図5では、(行アドレス,列アドレス)=(1,2)、(2,5)、(3,4)、(4,1)、(5,3)、(6,6)の位置に検知専用画素100bは配置されており、それ以外の行アドレス及び列アドレスには、撮像専用画素100aが配置されている。なお、複数の画素100のうち、一番上の行を1行目、一番下の行を6行目とし、一番左の列を1列目、一番右の列を6列目とする。
出力信号線126は駆動回路部104を構成するチャージアンプ130を介して第2AD変換部132に接続される。第2AD変換部132は、デジタルに変換した電荷信号をカセッテ制御部122に出力する。
カセッテ制御部122は、電子カセッテ20全体の制御を行う。コンピュータ等の情報処理装置に所定のプログラムを読み込ませることによって、コンピュータを本実施の形態のカセッテ制御部122として機能させることができる。
カセッテ制御部122には、メモリ134及び通信部136が接続されている。メモリ134は、デジタル信号の画素値(画素100の電気信号)を記憶し、通信部136は、システムコントローラ24との間で信号の送受信を行う。通信部136は、複数の画素値が行列状に配置されて構成される1枚のフレーム画像を、1行単位でシステムコントローラ24にパケット送信する。電源部138は、カセッテ制御部122、メモリ134、及び通信部136に電力を供給する。
カセッテ制御部122は、第1読出制御部140、第2読出制御部142、欠陥画素判定部144、及び放射線照射判定部146を有する。第1読出制御部140は、複数のTFT102bを駆動して、検知専用画素100bの電荷信号を読み出す。具体的には、第1読出制御部140は、第2ゲート駆動部128に制御信号を送ることで、第2ゲート駆動部128は、TFT102bにゲート信号を出力してTFT102bをオンにさせ、該TFT102bに接続されている電荷を出力信号線126から電荷信号として読み出す。
第1読出制御部140は、欠陥画素判定モード時(欠陥画素を判定するための読み出し時)においては、第2ゲート駆動部128を制御して、複数の検知専用画素100bの電荷信号を順次読み出す。つまり、第1読出制御部140は、第2ゲート駆動部128が、ゲート線124を順次選択し、該選択したゲート線124にゲート信号を出力するように第2ゲート駆動部128を制御する。欠陥画素判定モードは、放射線16が照射されることがない期間に実行される。
第1読出制御部140は、放射線照射判定モード時(放射線16の照射を判定するための読み出し時)においては、第2ゲート駆動部128を制御して、複数の検知専用画素100bの電荷信号を同時に読み出す。つまり、第1読出制御部140は、第2ゲート駆動部128が、全てのゲート線124を同時に選択し、該選択したゲート線124にゲート信号を出力するように第2ゲート駆動部128を制御する。放射線照射判定モードは、放射線16が照射される前から放射線16の照射が終了するまでの間実行され、第1読出制御部140は、同時読み出しを周期的に行う。各検知専用画素100bの電荷信号は同一の出力信号線126から読み出されるので、複数の検知専用画素100bの電荷信号を同時に読み出すと、複数の検知専用画素100bの電荷信号が合算して読み出されることになる。なお、後述するように、欠陥画素と判定された検知専用画素100bがある場合は、第1読出制御部140は、第2ゲート駆動部128を制御して、欠陥画素と判定された検知専用画素100b以外の検知専用画素100bを同時に読み出す。つまり、第1読出制御部140は、欠陥画素と判定された検知専用画素100bの電荷信号の読み出しを禁止する。
第2読出制御部142は、第1ゲート駆動部114を制御して、放射線16の照射により得られた複数の撮像専用画素100aの電荷信号を行単位で順次読み出す。つまり、第2読出制御部142は、第1ゲート駆動部114が、ゲート線110を順次選択し、該選択したゲート線110にゲート信号を出力するように第1ゲート駆動部114を制御する。
欠陥画素判定部144は、欠陥画素判定モード時において第1読出制御部140によって順次読み出された検知専用画素100bのデジタルの電荷信号に基づいて、検知専用画素100bが少なくともショートしている欠陥画素であるか否かを判定する。具体的には、欠陥画素判定部144は、順次読み出された検知専用画素100bの電荷信号(画素値)が所定値よりも大きいか否かを判断する。欠陥画素判定モード時は、放射線16が電子カセッテ20に照射されないので、順次読み出される電荷信号は、暗電流(ノイズ)の電荷信号となる。暗電流の電荷信号は、一般的に放射線16の照射により得られた電荷信号に比べ、その値が微小であり、所定値以下である。しかしながら、ショートしている画素100は、漏れ電流(リーク電流)が発生し、読み出される電荷信号が大きくなる。したがって、検知専用画素100bの電荷信号が所定値よりも大きい場合は、該検知専用画素100bはショートしていると見做すことができる。
放射線照射判定部146は、放射線照射判定モード時において、第1読出制御部140によって同時に読み出された複数の検知専用画素100bのデジタルの電荷信号が合算された電荷信号(出力信号線126から読み出された電荷信号)に基づいて、放射線16が照射されているか否かを判定する。放射線照射判定部146は、第1読出制御部140によって同時に読み出された複数の検知専用画素100bの電荷信号が合算された電荷信号が閾値より大きい場合は、放射線16が照射されていると判定する。上述したように、放射線16の照射により検知専用画素100bに蓄積される電荷信号は、暗電流の電荷信号よりも大きくなるからであり、同時に読み出された複数の検知専用画素100bの電荷信号が閾値よりも大きければ、放射線16が照射されていると見做すことができる。
放射線照射判定部146は、検知専用画素100bの電荷信号を合算した電荷信号が閾値よりも大きいか否かを判断するので、放射線16の照射開始及び照射終了を早期且つ正確に判定することができる。つまり、検知専用画素100bの電荷信号を加算することで、放射線16が照射されていない場合に比べ、放射線16が照射されている場合は、得られる電荷信号は飛躍的に大きくなるので、放射線16の照射開始及び照射終了を早期且つ正確に判定することができる。逆に、閾値の値を下げ、1つの検知専用画素100bの電荷信号を読み出し、該読み出した電荷信号が閾値より大きいか否かを判定することで、放射線16の照射が開始されたか否かを早期に判定することはできるが、検知専用画素100bに入射する放射線16が被写体を透過したことによって、配置されている場所により蓄積される電荷量に大きなばらつきがあるため、正確に放射線16が照射されているか否かを判定することができない。なお、閾値は、読み出しが禁止された検知専用画素100bの数に応じて小さくする。同時に読み出される検知専用画素100bの数が少なくなれば、その分電荷信号が読み出される画素100の数は少なくなるからである。
チャージアンプ116、130は、オペアンプと、コンデンサと、スイッチとで構成されており、チャージアンプ116、130は、前記スイッチがオフの場合は、入力された電荷信号を予め設定されたゲインにしたがって増幅する。チャージアンプ116、130は、前記スイッチがオンの場合は、前記コンデンサに蓄積された電荷が、コンデンサとスイッチとの閉回路により放電されるとともに、画素100から読み出された電荷信号(チャージアンプ116、130に入力された電荷信号)が、閉じられたスイッチ及びオペアンプを介してGRD(グランド電位)に放出される。チャージアンプ116,130のスイッチをオンにして、画素100に蓄積された電荷をGRDに放出させる動作のことをリセット動作と呼ぶ。リセット動作が行われると、画素100に蓄積された電荷信号は吐き捨てられることになる。なお、本実施の形態のリセット動作では、チャージアンプ116、130を用いて、画素100に蓄積された電荷を吐き捨てるようにしたが、画素100に蓄積された電荷を画素100内で吐き捨てるようにしてもよい。この場合は、画素100に蓄積された電荷信号を出力信号線112、126から読み出さずに捨てることが可能となる。
次に、電子カセッテ20の動作を図6のフローチャート、図7のタイムチャートにしたがって説明する。ユーザによって電子カセッテ20の図示しない電源スイッチがオンにされると、カセッテ制御部122は、全画素100の電荷を吐き捨てるリセット動作を行う(ステップS1)。具体的には、第1読出制御部140及び第2読出制御部142は、チャージアンプ116、130のスイッチをオンにするとともに、検知専用画素100b及び撮像専用画素100aの電荷を出力信号線126、112から読み出すことで、読み出された検知専用画素100b及び撮像専用画素100aの電荷信号をGRDに放出させる。
次いで、カセッテ制御部122は、欠陥画素判定モードを実行する(ステップS2)。欠陥画素判定モードの実行中は、放射線16が照射されることない。欠陥画素判定モードが実行されると、第1読出制御部140は、ゲート線124を順次選択し、該選択したゲート線124にゲート信号を出力することで、複数の検知専用画素100bの暗電流の電荷信号を順次読み出し、欠陥画素判定部144は、順次読み出された電荷信号に基づいて、欠陥画素があるか否かを判定する。つまり、欠陥画素判定部144は、順次読み出された電荷信号が、所定値より大きいか否かを判定する。
図7に示すように、第1読出制御部140は、ステップS1で1番目から6番目までの検知専用画素100bに対してリセット動作を行うと、1番目から6番目までの検知専用画素100bを電荷蓄積状態に移行させ、その後、1番目の検知専用画素100bの暗電流の電荷信号を読み出す。そして、1番目から6番目までの検知専用画素100bに対してリセット動作を行う。ここで、1番目の検知専用画素100bとは、図5における1行目に配置された検知専用画素のことを指し、2番目の検知専用画素100bとは、図5における2行目に配置された検知専用画素100bのことを指す。同様に、3番目〜6番目の検知専用画素100bは、図5における3行目〜6行目に配置された検知専用画素100bのことを指す。
1番目の検知専用画素100bが電荷蓄積状態の場合は、1番目以外の検知専用画素100bも電荷蓄積状態となるので暗電流の電荷が蓄積されるが該暗電流は読み出されることはない。
1番目の検知専用画素100bの電荷信号を読み出し、1番目から6番目までの検知専用画素100bに対してリセット動作を行うと、再び電荷蓄積状態に移行させ、その後、第1読出制御部140は、2番目の検知専用画素100bの電荷信号を読み出した後、1番目から6番目までの検知専用画素100bに対してリセット動作を行い、再び電荷蓄積状態に移行させる。そして、第1読出制御部140は、3番目の検知専用画素100bの電荷信号を読み出した後、1番目から6番目までの検知専用画素100bに対してリセット動作を行う。このような、手順で、第1読出制御部140は、検知専用画素100bの電荷信号を順次読み出す。
図6のフローチャートに戻り、欠陥画素判定モードを実行すると、第1読出制御部140は、欠陥画素判定部144によって欠陥画素であると判定された検知専用画素100bがあるか否かを判断する(ステップS3)。
ステップS3で、欠陥画素であると判定された検知専用画素100bがないと判断するとステップS5に進み、欠陥画素であると判定された検知専用画素100bがあると判断すると、第1読出制御部140は、欠陥画素であると判定された検知専用画素100bの読み出しを禁止して(ステップS4)、ステップS5に進む。つまり、第1読出制御部140は、欠陥画素であると判定された検知専用画素100bに接続されているTFT102bをオンにさせない(オフのままの状態にする)。
ステップS5に進むと、カセッテ制御部122は、検知専用画素100bの電荷信号の読み出しが全て終了したか否かを判断する。ステップS5で、検知専用画素100bの電荷信号の読み出しが全て終了していない場合は、ステップS3に戻る。
図7に示すように、2番目の検知専用画素100bの電荷信号が読み出され、欠陥画素判定部144により欠陥画素であると判定されると、それ以後、2番目の検知専用画素100bに接続されたTFT102aをオンにすることを禁止する。つまり、2番目の検知専用画素100bの電荷信号が出力信号線126から読み出されない。したがって、他の検知専用画素100bがリセット動作を行っているときも、欠陥画素であると判断された検知専用画素100bはリセット動作が行われないことになる。
なお、欠陥画素判定モードの実行中は、現在欠陥画素判定モードが実行中であることをユーザに報知してもよい。例えば、電子カセッテ20に図示しない発光素子を設け、欠陥画素判定モードの実行中は、カセッテ制御部122が、該発光素子を点灯させることで、欠陥画素判定モードが実行中であることをユーザに報知してもよい。また、欠陥画素判定モードの実行中は、カセッテ制御部122が通信部136を介して、欠陥画素判定モードが実行中である旨を示す信号をシステムコントローラ24に送信することで、コンソール26の図示しない表示部に表示させるようにしてもよい。
図6のフローチャートに戻り、ステップS5で検知専用画素100bの電荷信号の読み出しが全て終了したと判断されると、カセッテ制御部122は、欠陥画素判定モードを終了させる(ステップS6)。欠陥画素判定モードが終了すると、第1読出制御部140による検知専用画素100bの電荷信号の順次読み出し、欠陥画素判定部144による欠陥画素の判定が終了する。なお、欠陥画素判定モードは、放射線16が照射されない期間に行われる。
次いで、カセッテ制御部122は、放射線照射判定モードを実行する(ステップS7)。放射線照射判定モードが実行されると、第1読出制御部140は、周期的に、複数の検知専用画素100bの電荷信号を同時に読み出し、放射線照射判定部146は、同時に読み出された複数の検知専用画素100bの画素信号に基づいて放射線16が照射されているか否かを判断する。なお、第1読出制御部140は、この場合も、欠陥画素であると判定された検知専用画素100bの電荷信号の読み出し禁止している。つまり、放射線照射判定モードが実行されると、第1読出制御部140は、欠陥画素であると判定されていない検知専用画素100bの電荷信号のみを同時に読み出す。
具体的には、第1読出制御部140は、周期的にステップS4で読み出しが禁止された検知専用画素100bにTFT102bを介して接続されているゲート線124以外のゲート線124にゲート信号を同時に出力する。そして、放射線照射判定部146は、出力信号線126から読み出された電荷信号(同時に読み出された複数の検知専用画素100bの電荷信号を合算した電荷信号)が閾値より大きいか否かにより放射線16が照射されたか否かを判定する。
図7に示すように、放射線照射判定モードが実行されると、第1読出制御部140は、電荷蓄積状態に移行させ、その後、欠陥画素であると判定された2番目の検知専用画素100b以外の検知専用画素100bの電荷信号を同時に読み出した後、欠陥画素でない1番目、3番目〜6番目の検知専用画素100bに対してリセット動作を行う。その後、欠陥画素でない検知専用画素100bを再び電荷蓄積状態に移行させてから、欠陥画素でない検知専用画素100bの電荷信号を同時に読み出す。このような動作を、放射線照射判定モードが終了するまで行う。
ここで、欠陥画素である検知専用画素100bを読み出してしまうと、出力信号線126から読み出される電荷信号が大きくなり、放射線16が照射されていないにもかかわらず、放射線照射判定部146により放射線16が照射されたと判定されてしまう。したがって、欠陥画素である検知専用画素100bの電荷信号の読み出しを行わないことにより、このような誤判定を防止することができる。
図6のフローチャートに戻り、ステップS7で、放射線照射判定モードを実行すると、第2読出制御部142は、放射線照射判定部146によって放射線16が照射されていると判定されたか否かを判断する(ステップS8)。この放射線照射判定モードの実行中に、ユーザは、放射線スイッチ38を全押しすることで、放射線源34から放射線16を照射させる。
ステップS8で、放射線16が照射されたと判定されていない場合は照射されたと判定されるまでステップS8に留まり、放射線16が照射されたと判定された場合は、第2読出制御部142は、撮像専用画素100aを露光状態にする(ステップS9)。ここで、露光状態とは、放射線を撮像して画像データを得るために電荷を蓄積する状態ことをいい、画像データを得る目的以外の電荷蓄積状態は、露光とは言わない。第2読出制御部142は、ステップS9で放射線16が照射されたと判定されるまでは、撮像専用画素100aに対してリセット動作を周期的に行うようにしてもよい。これにより、撮像専用画素100aに蓄積される暗電流の電荷信号を吐き捨てることができ、ノイズ成分が少ない状態で、画像情報を有する放射線16に応じた電荷を蓄積することができる。
次いで、第2読出制御部142は、放射線照射判定部146によって放射線16が照射されていない、つまり、放射線16の照射が終了したと判定されたか否かを判断する(ステップS10)。放射線照射判定部146は、出力信号線126から読み出された電荷信号が閾値より大きくない場合は、放射線16の照射が終了したと判定する。
ステップS10で、放射線16の照射が終了していないと判断すると、照射するまでステップS10に留まり、放射線16の照射が終了したと判断すると、カセッテ制御部122は、放射線照射判定モードを終了する(ステップS11)。放射線照射判定モードが終了すると、第1読出制御部140による検知専用画素100bの電荷信号の同時読み出し、放射線照射判定部146による放射線16の照射判定が終了する。
次いで、第2読出制御部142は、撮像専用画素100aの電荷信号を行単位で順次読み出す(ステップS12)。これにより、放射線16を撮像して得られた画像データを読み出すことができる。この読み出された画像データは、メモリ134に記憶され、通信部136を介してシステムコントローラ24に送信される。
このように、放射線16が照射されたかを検知するための検知専用画素100bを有し、検知専用画素100bの電荷信号が1本の出力信号線126から読み出される電子カセッテ20において、第1読出制御部140は、少なくともショートしている欠陥画素と判定された検知専用画素100bの読み出しを禁止するので、電子カセッテ20の使用により、検知専用画素100bが欠陥画素になった場合であっても、放射線16が照射されたか否かの判定精度の低下を防止することができる。
欠陥画素の判定時には、複数の検知専用画素100bの電荷信号を順次読み出して、読み出された電荷信号が所定値よりも大きい否かにより、該検知専用画素100bが欠陥画素であるか否かを判定するので、誤判定を防止することができ、欠陥画素の判定精度を向上させることができる。
放射線16が照射されたかを判定する時には、第1読出制御部140は、欠陥画素でない検知専用画素100bの電荷信号を同時に読み出すので、放射線照射判定部146は、放射線16の照射の開始及び終了を早期且つ正確に判定することができる。
放射線照射判定部146は、放射線16が照射されているか否かを、同時に読み出された検知専用画素100bの電荷信号を合算した電荷信号が閾値より大きい場合は、放射線16が照射されていると判定するとともに、閾値は、読み出しが禁止された検知専用画素100bの数に応じて小さくなるので、放射線16の照射開始及び照射終了をより早期且つ正確に判定することができる。
上記実施の形態は、以下のように変形可能である。
(変形例1)
上記実施の形態では、第1読出制御部140は、欠陥画素と判定した検知専用画素100bの電荷信号の読み出しを行わない(欠陥画素と判定した検知専用画素100bに接続されているTFT102bのオンを禁止する)ようにしたが、放射線照射判定モードが実行されていないときは、欠陥画素と判定した検知専用画素100bの電荷信号の読み出しを行ってもよい。これにより、欠陥画素判定モード中においても、欠陥画素と判定した検知専用画素100bのリセット動作を行うことができる。
(変形例2)
上記実施の形態では、電源投入後のリセット動作が終了すると、直に欠陥画素判定モードを実行するようにしたが、電源投入後、患者である被写体の撮像前であり、放射線16が照射される前であれば、どのタイミングで実行してもよい。
(変形例3)
上記実施の形態では、電源が投入されると、欠陥画素判定モードを実行するようにしたが、電源が投入されても前回の欠陥画素判定モードの実行時から所定期間(例えば、1週間、1ヶ月等)が経過してなければ、欠陥画素判定モードを実行しなくてもよい。
(変形例4)
上記実施の形態では、欠陥画素判定モードが終了すると、直に放射線照射判定モードを実行するようにしたが、欠陥画素判定モードが終了した後であり、患者である被写体の撮像前であれば、どのタイミングで実行してもよい。
(変形例5)
欠陥画素判定モードにおいては、図7に示すように何れか1つの検知専用画素100bの電荷信号を読み出すと、欠陥画素でない全ての検知専用画素100bに対してリセット動作を行うようにしたが、検知専用画素100bの電荷信号を読み出してもリセット動作を行わないようにしてもよい。
この場合は、第1読出制御部140は、リセット動作を行うことなく、検知専用画素100bの電荷信号を順次読み出してもよい。例えば、1番目の検知専用画素100bの電荷信号を読み出すと、直ちに2番目の検知専用画素100bの電荷信号を読み出し、該読み出しが終了すると、直ちに3番目の検知専用画素100bの電荷信号を読み出す、という具合に検知専用画素100bの電荷信号を順次読み出してもよい。欠陥画素判定モード時にリセット動作を行う場合は、次の検知専用画素100bの電荷信号を読み出す前にある程度の電荷蓄積時間が必要であったが、リセット動作を行わないようにしたので、直ちに次の検知専用画素100bの電荷信号を読み出すことが可能となり、画素欠陥判定モードの処理時間を短くすることができる。
(変形例6)
上記実施の形態では、検知専用画素100bのデジタルの電荷信号が所定値(第1所定値)よりも大きい場合は、検知専用画素100bの配線がショートしている欠陥画素と判定するようにしたが、検知専用画素100bのデジタルの電荷信号が、暗電流の電荷信号より低い第2所定値より小さい場合は、検知専用画素100bの配線が開放(オープン)している欠陥画素と判定してもよい。つまり、検知専用画素100bの電荷信号を読み出しても、暗電流より小さい電荷信号しか得られなかった場合は、検知専用画素100bは開放している欠陥画素と判定してもよい。また、欠陥画素判定部144は、ショートしている検知専用画素100b及びオープンしている検知専用画素100bのうち、何れか一方の検知専用画素100bを欠陥画素と判断してもよい。なお、第2所定値は第1所定値よりも小さい値であることは言うまでもない。
(変形例7)
上記変形例1乃至変形例6を任意に組み合わせた態様であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…放射線撮像システム 16…放射線
18…放射線装置 20…電子カセッテ
24…システムコントローラ 52…シンチレータ
54…放射線変換パネル 56…放射線検出器
100…画素 100a…撮像専用画素
100b…検知専用画素 102、102a、102b…TFT
104…駆動回路部 106…バイアス電源
110、124…ゲート線 112、126…出力信号線
114…第1ゲート駆動回路 116、130…チャージアンプ
118…マルチプレクサ部 120…第1AD変換部
122…カセッテ制御部 132…第2AD変換部
134…メモリ 136…通信部
138…電源部 140…第1読出制御部
142…第2読出制御部 144…欠陥画素判定部
146…放射線照射判定部

Claims (13)

  1. 放射線が照射されたかを検知するための複数の検知専用画素と、
    前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出すための複数の検知専用スイッチング素子と、
    前記複数の検知専用スイッチング素子を駆動して、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出す第1読出制御部と、
    前記検知専用画素の電気信号に基づいて、前記検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定する欠陥画素判定部と、
    を備え、
    前記複数の検知専用画素の電気信号は1本の出力信号線から読み出され、
    前記第1読出制御部は、欠陥画素であると判定された前記検知専用画素の電気信号の読み出しを禁止することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 請求項1に記載の放射線撮像装置であって、
    前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、前記複数の検知専用画素の電気信号を順次読出し、
    前記欠陥画素判定部は、順次読み出された前記検知専用画素の電気信号に基づいて、該検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定することを特徴とする放射線撮像装置。
  3. 請求項2に記載の放射線撮像装置であって、
    前記欠陥画素判定部は、前記検知専用画素の画素信号が第1所定値よりも大きい場合は、該検知専用画素はショートしている欠陥画素であると判定することを特徴とする放射線撮像装置。
  4. 請求項2又は3に記載の放射線撮像装置であって、
    前記欠陥画素判定部は、前記検知専用画素の画素信号が第2所定値より小さい場合は、該検知専用画素はオープンしている欠陥画素であると判定し、
    前記第2所定値は、前記第1所定値より小さいことを特徴とする放射線撮像装置。
  5. 請求項2〜4の何れか1項に記載の放射線撮像装置であって、
    前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、前記複数の検知専用画素の暗電流の電気信号を順次読出し、
    前記欠陥画素判定部は、順次読み出された前記検知専用画素の暗電流の電気信号に基づいて、該検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定することを特徴とする放射線撮像装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の放射線撮像装置であって、
    前記複数の検知専用画素の電気信号に基づいて放射線の照射を判定する放射線照射判定部を備え、
    前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、欠陥画素であると判定されていない前記検知専用画素の電気信号を同時に読出し、
    前記放射線照射判定部は、同時に読み出された前記検知専用画素の電気信号に基づいて、放射線が照射されたか否かを判定することを特徴とする放射線撮像装置。
  7. 請求項6に記載の放射線撮像装置であって、
    同時に読み出された前記検知専用画素の電気信号が合算された電気信号が、閾値より大きい場合は、放射線が照射されていると判定することを特徴とする放射線撮像装置。
  8. 請求項6又は7に記載の放射線撮像装置であって、
    前記閾値は、読み出しが禁止された前記検知専用画素の数に応じて小さくなることを特徴とする放射線撮像装置。
  9. 請求項6〜8の何れか1項に記載の放射線撮像装置であって、
    前記第1読出制御部は、前記複数の検知専用画素の同時読出しを周期的に行うことを特徴とする放射線撮像装置。
  10. 請求項6〜9の何れか1項に記載の放射線撮像装置であって、
    前記放射線照射判定部は、放射線が照射されたと判定した後は、同時に読み出された前記複数の検知専用画素の電気信号に基づいて、放射線の照射が終了したか否かを判定することを特徴とする放射線撮像装置。
  11. 請求項10に記載の放射線撮像装置であって、
    前記複数の検知専用画素と、複数の撮像専用画素とが行列状に配置され、且つ、前記複数の検知専用スイッチング素子と、前記複数の撮像専用画素の電気信号を読み出すための複数の撮像専用スイッチング素子とが配置された撮像パネルと、
    前記複数の撮像専用スイッチング素子を駆動して、前記複数の撮像専用画素の電気信号を読み出す第2読出制御部を備え、
    前記第1読出制御部は、放射線の照射が終了すると、前記複数の撮像専用画素の電気信号を行単位で順次読み出すことを特徴とする放射線撮像装置。
  12. 請求項11に記載の放射線撮像装置であって、
    前記第2読出制御部は、放射線の照射が開始すると、前記複数の撮像専用画素を露光状態にさせることを特徴とする放射線撮像装置。
  13. 放射線が照射されたかを検知するための複数の検知専用画素と、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出すための複数の検知専用スイッチング素子とを備えたコンピュータを、
    前記複数の検知専用スイッチング素子を制御して、前記複数の検知専用画素の電気信号を読み出す第1読出制御部、
    前記検知専用画素の電気信号に基づいて、前記検知専用画素が欠陥画素であるか否かを判定する欠陥画素判定部、
    として機能させ、
    前記複数の検知専用画素の電気信号は1本の出力信号線から読み出され、
    前記第1読出制御部は、欠陥画素であると判定された前記検知専用画素の電気信号の読み出しを禁止することを特徴とするプログラム。
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