JP2012049749A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部電子機器がデジタル映像入出力インタフェースを通じて接続された情報処理装置の見かけ上の起動時間を飛躍的に短縮する。
【解決手段】メインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高いと予測される時間帯にあってメインスイッチがオフのとき、接続された電子機器との間で通信可能な状態を確立されるための処理が行われる。これにより実際にメインスイッチがオンの指示を受け付けてから速やかに情報処理装置と電子機器との間での通信を開始できる。また、情報処理装置と電子機器との間で通信可能な状態が確立されてからメインスイッチが実際にオンされるまでの間、電子機器に黒画信号が出力されることで、情報処理装置が稼動中も電子機器の画面において情報処理装置が稼動していないように見える。メインスイッチがオンになると黒画信号の出力が停止され、電子機器には黒画面に代えて、例えば本来の映像画面が出力される。
【選択図】図3

Description

本発明は、外部電子機器にデジタル映像信号を出力可能な情報処理装置及び情報処理方法に関する。
Blu−ray Disc(登録商標、以下BDと称する)プレーヤ等のAV(Audio/Visual)機器は、一般に、デジタルテレビジョン装置等の外部電子機器が接続されて使用される。AV機器は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)等のデジタル映像入出力インタフェースを通じて外部電子機器と接続され、外部電子機器にデジタル映像信号を出力可能である。外部電子機器は、HDMIを介してAV機器から入力されたデジタル映像信号に応じてデジタル映像を出力する。
このようなデジタル映像入出力制御においては、AV機器のメインスイッチオン後、AV機器と外部電子機器との間で相互の認証処理を行い、暗号化通信のために必要な鍵の生成や鍵の受け渡し等、相互に通信可能な状態を確立するための処理を行う必要がある。このため、AV機器のメインスイッチをオンにしてから、電子機器よりデジタル映像が出力されるまでには、上記のように相互に通信可能な状態を確立するために必要な処理に要する時間を含む比較的長い時間が起動時間として生じるという問題がある。
このような起動時間を短縮する方法として、メインスイッチがオンされる前から予め装置に電源を供給しておく技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1によれば、アナログテレビジョン装置において、メインスイッチがオフされている期間のうち所定時間帯に、立ち上がりの遅いチューナ系、偏向系、ヒータ系等の回路に予め通電しておく。この所定時間帯とは、ユーザによる装置の利用頻度が高い時間帯とされる。このような装置の利用頻度が高い時間帯を割り出す方法として、メインスイッチがオンされている時間帯及び曜日の情報から利用頻度が高い時間帯を割り出す方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−212678号公報 特開2008−131360号公報
特許文献1の方法によれば、アナログテレビジョン装置において、立ち上がりの遅いチューナ系、偏向系、ヒータ系等の回路に予め通電しておけば、メインスイッチオン後、アナログ映像出力制御を直ちに行うことが可能である。しかしながら、HDMIなどのデジタル映像入出力制御においては、入力側のシステムと出力側のシステムとの間で相互に通信可能な状態を確立するための複雑な処理を行う必要がある。このため、立ち上がりの遅い回路に予め通電しておいたとしても、メインスイッチオン後に通信可能な状態を確立するための処理を行う必要があり、メインスイッチオン後、映像出力を行うまでに依然として時間がかかってしまう。
また、特許文献2の方法によれば、ユーザが装置を毎日使用すれば曜日毎の正確な利用頻度情報を得ることができる。しかしながら、ユーザが装置を長期間使用しないような経時的な利用傾向の変化などが、利用頻度情報に適切に反映されるとは限らない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、見かけ上の起動時間を飛躍的に短縮することのできる情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、ユーザからの電源の供給のオン・オフの指示を受け付けるメインスイッチと、上記メインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯を予測する予測部と、表示画面を有する電子機器を接続可能な接続部と、上記接続部に接続された上記電子機器との間で通信可能な状態を確立するための処理を行う通信確立部と、上記電子機器に上記接続部を通じて黒画信号を出力可能な黒画出力部と、上記予測部により予測された時間帯にあって上記メインスイッチがオフのとき、上記通信確立部及び上記黒画出力部をそれぞれ起動させ、上記メインスイッチがオンになるまで上記黒画出力部に黒画信号の出力を継続させる起動部とを有する。
本発明では、メインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高いと予測される時間帯にあってメインスイッチがオフのとき、接続された電子機器との間で通信可能な状態を確立されるための処理が行われる。これにより実際にメインスイッチがオンの指示を受け付けてから、速やかに情報処理装置と電子機器との間での通信を開始することができる。また、本情報処理装置と電子機器との間で通信可能な状態が確立されてからメインスイッチが実際にオンされるまでの間、電子機器に黒画信号が出力されることで、本情報処理装置が稼動中も電子機器の画面において本情報処理装置が稼動していないように見える。メインスイッチがオンになると黒画信号の出力が停止され、電子機器には黒画面に代えて、例えば本来の映像画面が出力される。よって、見かけ上の起動速度を飛躍的に向上させることができる。
上記予測部は、上記メインスイッチのオン・オフの操作の履歴を管理し、この履歴をもとに、上記メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測してもよい。
これにより、メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯をより精度良く予測でき、接続機器との間で通信可能な状態と黒画信号の出力状態が無駄に設定されることを低減でき、消費電力を抑えることができる。
上記予測部は、上記メインスイッチがオンにされた少なくとも曜日毎の頻度に相当する値を計算して、この計算結果を含む履歴を作成し、この履歴をもとに上記メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測してもよい。
上記予測部は、上記メインスイッチがオンにされた各曜日の時間帯毎の頻度に相当する値を計算して、この計算結果を含む履歴を作成し、この履歴をもとに上記メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測してもよい。
これにより、より短い時間単位でメインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測することができ、接続機器との間で通信可能な状態と黒画信号の出力状態が無駄に設定されることを最小限に抑えられ、消費電力をより効果的に抑えることができる。
上記予測部は、上記メインスイッチが前回オンになった日時から最後にオンになった日時までの差を加味して、各曜日の時間帯毎の頻度に相当する値を計算するようにしてもよい。
たとえば、予測部は、各曜日の時間帯毎の頻度に相当する値を、メインスイッチが前回オンになった日時から最後にオンになった日時までの差が規定値以上であるとき、各曜日の時間帯毎の頻度に相当する値に対して減算による更新を行うことで、特に長時間メインスイッチがオンにされなかった場合などに対して、時間帯毎の頻度に相当する値としてより適切な値を得ることができる。
本発明の一形態に係る情報処理方法は、予測部にてメインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯を予測する。予測された時間帯にあって上記メインスイッチがオフのとき、通信確立部にて、接続された電子機器との間で通信可能な状態を確立するための処理を行い、黒画出力部にて、上記電子機器に上記接続部を通じて黒画信号を出力し、上記メインスイッチがオンになるまで上記黒画出力部に黒画信号の出力を継続させる。
本発明によれば、外部機器がデジタル映像入出力インタフェースを通じて接続された情報処理装置の見かけ上の起動時間を飛躍的に短縮することができる。
第1の実施形態に係るAV機器のハードウェア構成を示すブロック図である。 AV機器の機能的な構成を示すブロック図である。 AV機器の電源オン動作を示すフローチャートである。 AV機器の電源オフ動作を示すフローチャートである。 AV機器の学習動作を示すフローチャートである。 学習管理テーブルを示す図である。 学習動作を示す図である。 ポイント加算の一例を示す式である。 ポイント減算の一例を示す式である。 第2の実施形態に係るAV機器の電源オフ動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[AV機器のハードウェア構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置としてのAV機器のハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態に係るAV機器100は、表示画面を有する外部電子機器としてのデジタルテレビジョン装置200(以下、TV200と称する)とHDMIケーブル20を通じて接続可能とされている。
本実施形態に係るAV機器100は、デジタルチューナ1と、デジタル復調部2と、デマルチプレクサ3と、AVデコーダ4と、記録再生部5と、HDD(Hard Disk Drive)8と、光ディスクドライブ9と、通信部11と、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、操作入力部15と、メインスイッチ16と、アンテナ17と、HDMIインタフェース18とを有する。
デジタルチューナ1は、CPU12の制御に従って、アンテナ17を介してデジタル放送の特定のチャンネルを選局して、番組のデータを含む放送信号を受信する。この放送信号は、例えばMPEG−2 TSフォーマットで符号化されたMPEGストリームであるが、このフォーマットに限られるものではない。デジタル復調部2は、変調された当該放送信号を復調する。
デマルチプレクサ3は、多重化された放送信号を映像信号と音声信号とに分離する。AVデコーダ4は、デマルチプレクサ3で分離された、圧縮された映像信号と音声信号とをそれぞれデコードし、デコードした映像信号と音声信号とをCPU12を通じてHDMIインタフェース18へ出力する。
記録再生部5は、記録部6及び再生部7を有する。記録部6は、AVデコーダ4によりデコードされ入力された映像信号及び音声信号を一時的に蓄積して、タイミングやデータ量を制御しながらHDD8や光ディスクドライブ9に出力して記録させる。再生部7は、HDD8や光ディスクに記録された映像コンテンツの映像信号及び音声信号を読み出し、タイミングやデータ量を制御しながらAVデコーダ4へ出力して再生させる。
HDD8は、デジタルチューナ1を介して受信した番組や、通信部11によりインターネット等のネットワーク40を介して受信される映像コンテンツを内蔵のハードディスクに記憶する。またHDD8は、その他にも、デジタルカメラや各種記録媒体から各種インタフェース(図示せず)を介して入力した各種映像コンテンツ、静止画コンテンツ等のあらゆるコンテンツも記憶する。これらの記憶されたコンテンツが再生される際には、HDD8は、これらのデータを上記ハードディスクから読み出し、記録再生部5へ出力する。またHDD8は、アプリケーション等の各種プログラム、その他のデータ等を記憶する場合もある。これらのプログラムやデータは、それらの実行時及び参照時に、CPU12の指令によりHDD8から読み出され、RAM14へ展開される。
光ディスクドライブ9は、光ディスク10を挿入可能な挿入部を有し、上記HDD8と同様に、当該挿入された光ディスク10に上記番組コンテンツ等の各種データを記録し、また記録されたデータを読み出すことが可能である。光ディスク10としては、例えばBD(BD−ROM)、DVD、CD等が挙げられる。上記各種プログラムは、これら光ディスク10等の可般性の記録媒体に記録され、光ディスクドライブ9によりAV機器100にインストールされてもよい。
通信部11は、上記ネットワーク40に接続してTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等のプロトコルによりネットワーク40上の他の装置とデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェースである。
CPU12は、必要に応じてRAM14等にアクセスし、記録再生部5によるデータの記録及び再生処理等、AV機器100の各ブロックの処理を統括的に制御する。
ROM13は、CPU12に実行させるOS(Operating System)、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM14は、CPU12の作業用領域等として用いられ、OSやプログラム、処理データ等を一時的に保持するメモリである。
操作入力部15は、例えば複数のキーを有するリモートコントローラ19(以下、リモコン19と称する)から、ユーザの操作による各種設定値や指令を入力してCPU12へ出力する。もちろん、操作入力部15は、リモコン19によらずに、AV機器100に接続されたキーボードやマウス、AV機器100に実装されたスイッチ等で構成されていても構わない。メインスイッチ16は、ユーザからの電源の供給のオン・オフの指示を受け付ける。
HDMIインタフェース18は、TV200とHDMIケーブル20を介して接続可能とされる。HDMIインタフェース18は、AVデコーダ4から供給される映像信号及び音声信号を暗号化し、暗号化した映像信号及び音声信号をTV200へ出力する。
TV200のハードウェア構成に関する詳細な説明は省略するが、HDMIケーブル20を通じてAV機器100から出力された映像信号及び音声信号を復号し、デコードして再生するための最低限のハードウェア要素を有している。
[AV機器の機能的な構成]
図2は、AV機器100の機能的な構成を示すブロック図である。
AV機器100は、メインスイッチ検出部30と、画面出力コントローラ部31(黒画出力部)と、学習エンジン部32(予測部)と、学習結果記憶部33と、起動コントローラ部34(起動部)と、タイマ35と、電源コントローラ部36と、高速起動時刻記憶部39と、HDMIインタフェース18(接続部、通信確立部)とを有する。
メインスイッチ検出部30と、画面出力コントローラ部31と、学習エンジン部32と、起動コントローラ部34と、タイマ35と、電源コントローラ部36とは、CPU12とプログラムに基いて実現されるソフトウェア的なブロックである。学習結果記憶部33及び高速起動時刻記憶部39は例えばHDD8などの不揮発性の記憶装置に設定されている。
メインスイッチ検出部30は、ユーザからの電源の供給のオン・オフの指示を受け付けるためのメインスイッチ16のオン・オフの状態を検出し、起動コントローラ部34や電源コントローラ部36に検出結果を通知する等の処理を行う。
タイマ35は、現在の日時を計測する。高速起動時刻記憶部39は、メインスイッチ16の操作にかかわらずAV機器100を稼動させる時刻の情報が高速起動時刻として記憶される部分である。タイマ35は、高速起動時刻記憶部39を参照し、現在の日時が高速起動時刻に一致したか否かを判定し、一致した場合には起動コントローラ部34に起動命令を送るとともに、電源コントローラ部36に電源オンの指示を送る。
起動コントローラ部34は、タイマ35からの起動命令をもとに画面出力コントローラ部31及び学習エンジン部32を起動する処理などを行う。
電源コントローラ部36は、タイマ35からの指示をもとに電源37から基板各部へ定格電力の供給のオン・オフを切り替える。
画面出力コントローラ部31は、黒画信号を生成してHDMIインタフェース18に供給したり、映像信号及び音声信号をAVデコーダ4から取得してHDMIインタフェース18に供給する等の処理を行う。
HDMIインタフェース18は、表示画面を有する外部電子機器としてのTV200を接続可能である。HDMIインタフェース18は、接続されたTV200との間で通信可能な状態を確立するための処理を行ったり、画面出力コントローラ部31から入力した黒画信号や映像信号及び音声信号を暗号化してTV200に出力する等の処理を行う。
学習エンジン部32は、学習結果記憶部33に設定された学習管理テーブル50にメインスイッチ16のオン・オフの操作に関する履歴を記録する。学習エンジン部32は、学習管理テーブル50をもとにメインスイッチ16がオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測して、この時間帯の例えば開始時刻を高速起動時刻としてタイマ35に通知する等の処理を行う。
[AV機器の動作]
次に、上記のように構成されたAV機器100の動作を説明する。説明は、以下の順で行うものとする。
1.AV機器100の電源オン動作
2.AV機器100の電源オフ動作
3.AV機器100の学習動作
[1.AV機器の電源オン動作]
図3は、AV機器の電源オン動作を示すフローチャートである。
動作の前提として、AV機器100は通電されているがメインスイッチ16はオフされ、タイマ35、電源コントローラ部36及び高速起動時刻記憶部39にのみ電源が供給されているものとする。
タイマ35は、高速起動時刻記憶部39を参照し、現在の日時が高速起動時刻記憶部39にセットされた高速起動時刻と一致するか否かを判定する(ステップS101)。タイマ35は、現在の日時が高速起動時刻と一致すると判定すると(ステップS101でYes)、起動コントローラ部34に起動命令を送るとともに、電源コントローラ部36に電源オンの指示を送る。電源コントローラ部36は、タイマ35から電源オンの指示に従って、スイッチ38をオンに切り替える。これにより、電源37から基板各部に電源が供給される。これにより起動コントローラ部34が動作可能となる。
起動コントローラ部34は、タイマ35からの起動命令に従って、現在設定されている待機モードを判定する(ステップS102)。待機モードには、高速設定モードと通常起動モードとがあり、例えばユーザによって予め設定されている。ここで「高速設定モード」とは、AV機器100のメインスイッチ16がオンにされる前にTV200との通信可能な状態が確立され、且つTV200には黒画面が出力されており、メインスイッチ16がオンになると黒画面に代えて本来の映像信号がTV200に出力されることで、見かけ上の高速起動を可能とした起動モードある。一方「通常起動モード」とは、AV機器100のメインスイッチがオンにされてから、TV200との通信可能な状態を確立するための処理が行われて、その後、映像信号がTV200に出力される典型的な起動モードである。
起動コントローラ部34は、通常起動モードが設定されていることを判定すると(ステップS102でNo)、電源コントローラ部36に電源オフの指示を送る。電源コントローラ部36は、起動コントローラ部34からの電源オフの指示に従って、スイッチ38をオフに切り替える。これにより電源37から基板各部への電源供給が停止される。
一方、起動コントローラ部34は、高速設定モードが設定されていることを判定すると(ステップS102でYes)、HDMIインタフェース18に接続機器との間で通信可能な状態を確立するための処理の実行を依頼する。HDMIインタフェース18は、この依頼に従って、TV200との間で通信可能な状態を確立するための処理を出画準備として行う(ステップS103)。具体的には、HDMI規格では、AV機器100は、TV200の機種名や設定値をAV機器100に伝えるTV200独自のIDであるEDID(Extended Display Identification Data)をTV200から読み出す。そして、AV機器100は、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)でTV200を認証し、AV機器100とTV200との間でやりとりする信号の暗号化及び復号に用いる、AV機器100とTV200との間で共通の独自の暗号を設定する。
HDMIインタフェース18は、上記出画準備を完了すると、起動コントローラ部34に出画準備完了を通知する。起動コントローラ部34は、HDMIインタフェース18から出画準備完了通知を受けると、画面出力コントローラ部31に黒画信号出力開始を命令する。画面出力コントローラ部31は、起動コントローラ部34からの黒画信号出力開始の命令を受けると、黒画信号を発生してHDMIインタフェース18に供給する(ステップS104)。ここで、「黒画信号出力」とは、AV機器100から出力されるRGBが全て0又はAV機器100が起動されていない状態と見かけ上同様となる値の信号の出力と言う。黒画が表示されているとき、ユーザからはAV機器100が起動されていない状態と同様に見える。
HDMIインタフェース18は、画面出力コントローラ部31から入力した黒画信号を、出画準備で設定した暗号を用いて暗号化し、HDMIインタフェース18を通じてTV200に伝送する。なお、TV200の電源がオフの場合、AV機器100は、HDMIケーブル20を通じてCEC(Consumer Electronics Control)等でTV200の電源制御を行ってTV200の電源をオンしてもよい。
TV200は、AV機器100から入力した映像信号を、出画準備で設定した暗号を用いて復号し、デコードして黒画を再生し、画面に表示する。これにより、AV機器100とTV200との間で通信可能な状態が確立されているにも拘らず、ユーザからは、あたかもAV機器100は起動していない状態に見える。
この後、メインスイッチ検出部30によりメインスイッチ16がオンにされたことが検出されると(ステップS105)、メインスイッチ検出部30は、起動コントローラ部34に検出結果を通知する。起動コントローラ部34は、この通知を受けると(ステップS105でYes)、画面出力コントローラ部31に黒画出力の解除命令を出力する。
画面出力コントローラ部31は、起動コントローラ部34から黒画出力解除命令に従って、黒画出力を解除し(ステップS106)、直前のチャンネル情報に関する映像信号及び音声信号をAVデコーダ4から取得して、HDMIインタフェース18に出力する。HDMIインタフェース18は、画面出力コントローラ部31から入力された映像信号及び音声信号を出画準備で設定した暗号を用いて暗号化し、暗号化した映像信号及び音声信号をTV200に伝送する(ステップS109)。
TV200は、AV機器100から入力した映像信号及び音声信号を出画準備で設定した暗号を用いて復号し、デコードして再生する。これにより、AV機器100から、ユーザにとって視聴可能な映像と音声がはじめて出力される。このように、メインスイッチ16がオンにされてからAV機器100とTV200との間で通信可能な状態を確立するために必要な処理に要する時間をおくことなく映像と音声を視聴できる状態になるので、見かけ上の起動速度が飛躍的に向上する。
一方、ステップS101において、タイマ35により計測された現在の日時が高速起動時刻と一致しない場合(ステップS101でNo)、タイマ35は電源コントローラ部36に電源オンの指示を出さないため、電源37から基板各部に電源は供給されない。このような状態、または、通常起動モード時に基板各部への電源供給を停止した状態(ステップS102でNo)で、メインスイッチ検出部30によりメインスイッチのオンが検出された場合(ステップS107でYes)、メインスイッチ検出部30から起動コントローラ部34に起動命令が与えられるとともに、電源コントローラ部36に電源オンの指示が送られる。これにより、電源37から基板各部への電源供給が開始され、次のように通常の手順で起動時の処理が実行される。
すなわち、起動コントローラ部34は、電源37から基板各部への電源供給が開始された後、メインスイッチ検出部30からの起動命令に従って、HDMIインタフェース18に対し、接続機器との間での通信の確立のための処理の実行を依頼する。HDMIインタフェース18は、この依頼に従って、TV200との間で通信可能な状態を確立するための処理を出画準備として行う(ステップS108)。HDMIインタフェース18は、出画準備が完了すると、起動コントローラ部34に出画準備の完了を通知する。起動コントローラ部34は、この通知に従って画面出力コントローラ部31に通常映像音声出力開始を命令する。
画面出力コントローラ部31は、通常映像音声出力開始の命令を受けると、直前のチャンネル情報に関する映像信号及び音声信号をAVデコーダ4から取得してHDMIインタフェース18に供給する。HDMIインタフェース18は、画面出力コントローラ部31から入力した映像信号及び音声信号を出画準備で設定した暗号を用いて暗号化し、暗号化した映像信号及び音声信号をTV200に出力する(ステップS109)。
[2.AV機器の電源オフ動作]
図4は、AV機器の電源オフ動作を示すフローチャートである。
AV機器の電源オフ時には、次のようにして高速起動時刻が決定され、タイマ35に設定される。
メインスイッチ検出部30はメインスイッチ16のオフを検出すると(ステップS201でYes)、起動コントローラ部34に検出結果を通知する。起動コントローラ部34は、メインスイッチ検出部30から通知に従って学習エンジン部32に対して学習管理テーブル50の読出しを命令する。なお、学習管理テーブル50の構成等については後で詳細に説明する。
学習エンジン部32は、コントローラ部34から命令を受けると、学習結果記憶部33より学習管理テーブル50を読み出す(ステップS202)。学習エンジン部32は、読み出した学習管理テーブル50をもとにメインスイッチ16がオンの指示を受け付ける時間帯を予測して、予測した時間帯の例えば開始時刻などを高速起動時刻としてタイマ35に通知する。
タイマ35は、学習エンジン部32から高速起動時刻の通知を受けると、この高速起動時刻を高速起動時刻記憶部39に設定する(ステップS203)。具体的には、タイマ35は、通知された高速起動時刻を高速起動時刻記憶部39に書き込み、高速起動時刻設定完了を学習エンジン部32に通知する。
学習エンジン部32は、タイマ35から高速起動時刻設定完了の通知を受けると、高速起動時刻設定完了を起動コントローラ部34に通知する。起動コントローラ部34は、学習エンジン部32から通知を受けると、電源コントローラ部36に電源オフを命令する。電源コントローラ部36は、この命令に従って、スイッチ38をオフに切り替える。これにより、電源37から基板各部への電源供給が停止される(ステップS204)。
[3.AV機器の学習動作]
「学習動作」とは、AV機器100のメインスイッチ16のオン・オフの履歴をもとに、メインスイッチ16がオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測する処理をいう。以下に説明する学習動作は、例えば、メインスイッチ検出部30によるメインスイッチのオンの検出(上記ステップS105、ステップS107でYes)をトリガとして行えばよい。メインスイッチ検出部30は、AV機器100のメインスイッチのオンを検出すると、起動コントローラ部34に検出結果を通知する。起動コントローラ部34は、メインスイッチ検出部30から通知を受けると(ステップS105、ステップS107でYes)、学習エンジン部32を起動し、学習動作開始を命令する。
図5は、AV機器の学習動作を示すフローチャートである。
学習エンジン部32は、起動コントローラ部34から学習動作開始の命令を受けると、学習結果記憶部33より学習管理テーブル50を読み出す。さらに、学習エンジン部32は、タイマ35を参照して現在の日時情報を取得する。
ここで、学習管理テーブル50の構成について説明する。
図6は、学習管理テーブルを示す図である。
学習管理テーブル50は、月曜から日曜までの各曜日52について最後にメインスイッチがオンにされた日にち51と、月曜から日曜までの各曜日52について一日を当分した時間帯毎の、メインスイッチがオンにされた頻度に相当する値であるポイントが記録される複数のスロット54を有するテーブルである。より具体的には、学習管理テーブル50は、月曜から日曜までの各曜日52について、1日を1時間単位で分割した個々の時間帯に相当する24個のスロット54("0〜1時"〜"23〜24時")を有する。
図5に戻って、学習エンジン部32は、読み出した学習管理テーブル50から、日にち51のフィールドにそれぞれ登録された7つの値(日にち)を参照する(ステップS301)。学習エンジン部32は、日にち51のフィールドにそれぞれ登録された7つの値(日にち)それぞれと、タイマ35から取得した日にちとの差分を計算する(ステップS302)。学習エンジン部32は、差分が所定日数(例えば、7日)以上の日にち51のフィールドを判定する。ここで、差分が所定日数(例えば、7日)以上の日にち51のフィールドとは、最後にポイントの更新が行われてから所定日数(例えば、7日)以上経過したフィールドである。言い換えれば、7つの日にち51のフィールドは、月曜から日曜までのいずれかの曜日と対応付けられているので、それぞれの曜日について、最後にポイントの更新が行われてから所定日数(例えば、7日)以上経過した曜日と言うこともできる。
学習エンジン部32は、その曜日(フィールド)に属する複数のスロット54に記録された全てのポイントの減算を行う(ステップS303)。このポイントの減算は、例えば、現在のポイントを所定日数(例えば7日)経過ごとに半分の値にすることなどによって行われる。
学習エンジン部32は、ポイントを減算した後、その曜日(フィールド)の日にちをタイマ35から取得した日にちの値で書き換える。続いて学習エンジン部32は、その曜日(フィールド)に属するスロット群55の中から、タイマ35から取得した時刻が属するスロット54を検索し(ステップS304)、そのスロット54にメインスイッチ16がオンとされたことに対する加算ポイントとして決められた所定のポイント(例えば、200ポイント)を加算する(ステップS305)。
この後、学習エンジン部32は、メインスイッチ16がオンに維持されている間は、メインスイッチ16がオンとされたことに対する加算ポイントが加算されたスロット54以後のスロット54に、それぞれメインスイッチ16がオンに維持されたことに対する加算ポイントとして決められた所定のポイント(例えば、100ポイント)を加算する(ステップS305)。
なお、差分が所定日数(例えば、7日)未満の日にち51のフィールドについては、ポイントの減算は行われずに、メインスイッチ16がオンとされたことに対する加算ポイントの加算と、メインスイッチ16がオンに維持されたことに対する加算ポイントの加算のみが行われる。
次に、上記の学習動作の具体例を図7を用いて説明する。
7月1日(月)1時台にメインスイッチ16がオンされて同日21時台にオフされ、7月8日7月8日(月)の2時23分にメインスイッチ16がオンされた場合を考える。また、ポイントの減算方法は半減、メインスイッチ16がオンとされたことに対する加算ポイントは200ポイント、メインスイッチ16がオンに維持されたことに対する加算ポイントは100ポイントとする。
図7(A)は、7月1日(月)のフィールドに属するスロット群55のポイントを示す。学習エンジン部32は、日にち51の値として"7月1日"を登録し、スロット"1〜2時"にメインスイッチ16がオンとされたことに対する加算ポイントとして200ポイントを加算し、スロット"2〜3時"〜"21〜22時"にメインスイッチ16がオンに維持されたことに対する加算ポイントとして100ポイントを加算する。
図7(B)は、7日後の7月8日(月)のフィールドに属するスロット群55のポイントの減算処理の結果を示し、図7(C)は図7(B)のポイント減算結果に対する合算処理の結果を示すものである。また、7月8日(月)の2時から3時までの間にメインスイッチ16がオンとされ、同日の21時から22時までオンの状態が続いたこととする。
この場合、7月8日(月)にメインスイッチ16がオンとされたことによって起動された学習エンジン部32は、7月1日(月)のフィールドを現在の日にちとの差分が所定日数(例えば、7日)以上の日にち51のフィールドとして判定する。
次に、学習エンジン部32は、7月1日(月)のフィールドに属する複数のスロット54に記録された全てのポイントを半分にする(図7(B)参照)。続いて、学習エンジン部32は、その曜日(フィールド)の日にちをタイマ35から取得した日にちの値(7月8日)で書き換えた後、その曜日(フィールド)に属するスロット群55の中から、タイマ35から取得した時刻が属する2〜3時のスロット54を検索し、そのスロット54にメインスイッチ16がオンとされたことに対する加算ポイントである200ポイントを加算する。これにより、2〜3時のスロット54のポイントは"250"となる。さらに、学習エンジン部32は、21時から22時までオンの状態が続いたことにより、3〜4時のスロット54から21〜22時のスロット54の各ポイントにそれぞれメインスイッチ16がオンに維持されたことに対する加算ポイントとして100ポイントを加算する(図7(C)参照)。
なお、各スロット54のポイントには上限(例えば、999ポイント)を設けてもよい。また、ポイントの加算は、高速設定モードと通常起動モードとの何れが設定されているに拘わらず行えばよい。
また、上記ステップS203で、学習エンジン部32が、学習管理テーブル50をもとにメインスイッチ16がオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測して、予測した時間帯の例えば開始時刻を高速起動時刻として決定する際、例えば、学習エンジン部32は、曜日毎にその曜日の24個のスロット54からポイントのより高い上位所定数(例えば、6つ)のスロットに対応する時間帯の例えば開始時刻を高速起動時刻として選択すればよい。ポイントが同点のスロットが複数あるため選択すべきスロットが所定数以上ある場合、時間の早いスロットを優先するなどして所定数のスロットに絞り込めばよい。また、スロットに対応する時間帯の開始時刻をそのまま高速起動時刻として設定するのではなく、接続機器との通信可能な状態を確立するための処理に必要な時間を見込んで、スロットに対応する時間帯の開始時刻より、上記の見込んだ時間遡った時刻を高速起動時刻として設定するようにしてもよい。
あるいは、学習エンジン部32は、各曜日に対応するスロット群55に登録されたポイントをそれぞれ合算し、合計値の高い曜日の所定の時刻を高速起動時刻として設定するなど、曜日単位で高速起動時刻を設定してもよい。
図8は、ポイント加算の一例を示す式である。
同式は、毎週同じスロット54に対応する時間帯にメインスイッチがオンされた場合のポイント加算を示す式である。式中、Mは加算ポイント、nは起動回数、Sはポイントの合計を示す。本実施形態では、M=200(メインスイッチオン時)又は100(メインスイッチオン状態継続時、メインスイッチオフ時)であるので、2M=400又は200となる。よって、例えば50ポイント以上のスロットに対応する時間帯の例えば開始時刻などを高速起動時刻として選択するようにしてもよい。
図9は、ポイント減算の一例を示す式である。
同式は、ユーザが間違ってメインスイッチをオンした場合に、そのオンとされた時間帯の例えば開始時刻などが高速起動時刻として設定されなくなるまでにかかる週数を示す式である。式中、Mは加算ポイント、nは起動回数、Sはポイントの合計を示す。また高速起動時刻として選択する最低ポイントを10とする。ここで、M=200ポイントが加算されたとすると、n>4.32となり、すなわち高速起動時刻として設定されなくなるまでに5週間かかることになる。M=100ポイントが加算されたとすると、n>3.32となり、すなわち高速起動時刻として設定されなくなるまでに4週間かかることになる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
メインスイッチ16がオンの指示の受け付ける可能性が高いと予測される時間帯にあってメインスイッチ16がオフのとき、接続されたTV200とAV機器100との間で通信可能な状態を確立されるための処理が行われる。これにより実際にメインスイッチ16がオンの指示を受け付けてから、速やかにTV200とAV機器100との間での通信を開始することができる。また、TV200とAV機器100との間で通信可能な状態が確立されてからメインスイッチ16が実際にオンされるまでの間、TV200に黒画信号が出力されることで、AV機器100が稼動中もTV200の画面においてAV機器100が稼動していないように見える。メインスイッチ16がオンになると黒画信号の出力が停止され、TV200には黒画面に代えて、本来の映像画面が出力される。よって、見かけ上の起動速度を飛躍的に向上させることができる。
また、メインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯のみ、AV機器100とTV200との間で通信可能な状態を確立されるための処理と黒画信号の出力を行えばよいので、消費電力を抑えることができる。なお、メインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯の開始時刻を高速起動時刻として設定した場合には、その時間帯の終了時刻を終了時刻としてAV機器100とTV200との間での通信可能な状態をリセットし、黒画信号の出力を停止するようにすればよい。連続する複数の時間帯がメインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯である場合には、連続する複数の時間帯の終了時刻にAV機器100とTV200との間での通信可能な状態をリセットし、黒画信号の出力を停止するようにすればよい。
また、メインスイッチがオンにされた各曜日の時間帯毎の頻度に相当するポイントを計算して、このポイントをもとにメインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測することで、より短い時間単位でメインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測することができ、接続機器との間で通信可能な状態と黒画信号の出力状態が無駄に設定されることを最小限に抑えられ、消費電力をより効果的に抑えることができる。
また、学習エンジン部32は、曜日の時間帯毎の頻度に相当する値を、メインスイッチ16が前回オンになった日時から最後にオンになった日時までの差と規定値との関係から合算のみならず減算を用いて算出することによって、特に長時間メインスイッチ16がオンにされなかった場合に対して、曜日の時間帯毎の頻度に相当する値としてより適切な値を得ることができる。
<第2の実施形態>
以下に説明する第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した電源オフ動作と異なる電源オフ動作を実行するAV機器100について説明する。以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成及び機能等については説明を省略又は簡略し、異なる点を中心に説明する。本実施形態において、第1の実施形態のAV機器100の各部と同様の構成をもつAV機器100の各部については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[AV機器の電源オフ動作]
図10は、第2の実施形態に係るAV機器の電源オフ動作を示すフローチャートである。
メインスイッチ検出部30はメインスイッチ16のオフを検出すると(ステップS401でYes)、タイマ35に検出結果を通知する。タイマ35は、メインスイッチ検出部30からの通知に従って高速起動時刻記憶部39を参照し、現在の日時が高速起動時刻と一致するか否かを判定する(ステップS402)。タイマ35は現在の日時が高速起動時刻と一致すると判定すると(ステップS402でYes)、起動コントローラ部34に高速起動の実行を命令する。
起動コントローラ部34は、タイマ35からの起動命令に従って、現在設定されている待機モードを判定する(ステップS403)。起動コントローラ部34は高速設定モードが設定されていることを判定すると(ステップS403でYes)、画面出力コントローラ部31に黒画信号出力開始を命令する。画面出力コントローラ部31は、黒画信号出力開始を命令を受けると、黒画信号を発生してHDMIインタフェース18に供給する(ステップS404)。これにより、TV200との通信可能な状態を確保したまま、TV200への映像出力が黒画信号に切り替わり、黒画がTV200の画面に表示される。
一方、タイマ35は現在の日時が高速起動時刻と一致しないことを判定すると(ステップS402でNo)、学習エンジン部32に対して学習管理テーブル50の読出しを命令する。学習エンジン部32は、この命令に従って学習結果記憶部33より学習管理テーブル50を読み出し、読み出した学習管理テーブル50をもとに次の高速起動時刻を決定し、決定した高速起動時刻をタイマ35に通知する。タイマ35は、学習エンジン部32から通知された次の高速起動時刻を高速起動時刻記憶部39に設定する(ステップS405)。
タイマ35は、次の高速起動時刻を高速起動時刻記憶部39に設定した後、高速起動時刻設定完了を起動コントローラ部34に通知する。起動コントローラ部34は、この高速起動時刻設定完了の通知を受けると、電源コントローラ部36に電源オフを指示する。電源コントローラ部36は、この指示に従ってスイッチ38をオフに切り替える。これにより、電源37から基板各部への電源供給が停止される(ステップS406)。
また、起動コントローラ部34が通常起動モードを判定した場合にも(ステップS403でNo)、起動コントローラ部34から学習エンジン部32に対して学習管理テーブル50の読出し命令が同様に与えられる。これにより上記と同様に、タイマ35によって次の高速起動時刻が高速起動時刻記憶部39に設定され(ステップS405)、電源37から基板各部への電源供給が停止される(ステップS406)。
要するに、本実施形態によれば、メインスイッチ16がオフになった時刻が高速起動時刻であって、且つ現在の待機モードが高速設定モードである場合には、TV200との通信可能な状態を確保したまま黒画をTV200に出力するようにする。これにより、ユーザが再度メインスイッチ16をオンにした直後からTV200には黒画面に代えて本来の映像画面が出力される。よって、この実施形態によっても、見かけ上の起動速度を飛躍的に向上させることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
16…メインスイッチ
18…HDMIインタフェース
30…メインスイッチ検出部
31…画面出力コントローラ部
32…学習エンジン部
33…学習結果記憶部
34…起動コントローラ部
35…タイマ
36…電源コントローラ部
39…高速起動時刻記憶部
100…AV機器
200…デジタルテレビジョン装置(TV)

Claims (6)

  1. ユーザからの電源の供給のオン・オフの指示を受け付けるメインスイッチと、
    前記メインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯を予測する予測部と、
    表示画面を有する電子機器を接続可能な接続部と、
    前記接続部に接続された電子機器との間で通信可能な状態を確立するための処理を行う通信確立部と、
    前記電子機器に前記接続部を通じて黒画信号を出力可能な黒画出力部と、
    前記予測部により予測された時間帯にあって前記メインスイッチがオフのとき、前記通信確立部及び前記黒画出力部をそれぞれ起動させ、前記メインスイッチがオンになるまで前記黒画出力部に黒画信号の出力を継続させる起動部と
    を具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記予測部は、前記メインスイッチのオン・オフの操作の履歴を管理し、この履歴をもとに、前記メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測する
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記予測部は、前記メインスイッチがオンにされた少なくとも曜日毎の頻度に相当する値を計算して、この計算結果を含む履歴を作成し、この履歴をもとに前記メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測する
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記予測部は、前記メインスイッチがオンにされた各曜日の時間帯毎の頻度に相当する値を計算して、この計算結果を含む履歴を作成し、この履歴をもとに前記メインスイッチがオンの指示を受け付ける可能性の高い時間帯を予測する
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記予測部は、前記メインスイッチが前回オンになった日時から最後にオンになった日時までの差を加味して、各曜日の時間帯毎の頻度に相当する値を計算する
    情報処理装置。
  6. 予測部にてメインスイッチがオンの指示の受け付ける可能性が高い時間帯を予測し、
    予測された時間帯にあって前記メインスイッチがオフのとき、通信確立部にて、接続された電子機器との間で通信可能な状態を確立するための処理を行い、黒画出力部にて、前記電子機器に黒画信号を出力し、前記メインスイッチがオンになるまで前記黒画出力部に黒画信号の出力を継続させる
    情報処理方法。
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