JP2011170466A - ソフトウェア更新処理装置及びソフトウェア更新処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単操作でソフトウェアを適切なタイミングで自動更新することが可能なソフトウェア更新装置を提供すること。
【解決手段】ソフトウェア更新装置は、コンテンツ処理の終了時間を検出する検出手段と、前記終了時間に基づき、ソフトウェアの更新の実行可否を確認するための確認情報の出力タイミングを制御する制御手段と、前記制御手段による前記確認情報の出力タイミングの制御に基づき、前記確認情報を出力する出力手段と、前記ソフトウェアの更新の実行指示に基づき、前記ソフトウェアを更新する更新処理手段と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ソフトウェアを更新するソフトウェア更新処理装置及びソフトウェア更新処理方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)を筆頭に、デジタルビデオレコーダ(DVR)及びデジタルTV(DTV)など各種デジタル機器の普及が目覚しい。これらデジタル機器の動作は、不揮発性メモリに書き込まれた動作プログラム(ソフトウェア)により制御される。
デジタル機器の出荷後に、動作の不具合が見つかった場合には、動作不具合解消に対応するために、現在の動作プログラムをバージョンアップ(修正又は更新)するためのデータがネットワーク又は放送信号により提供される。また、デジタル機器の出荷後に、新たな機能の搭載が決まった場合には、新たな機能に対応するための新規動作プログラムがネットワーク又は放送信号により提供される。
デジタル機器は、ネットワーク又は放送信号から、バージョンアップデータ又は新規動作プログラムをダウンロードし、バージョンアップデータに基づき現在の動作プログラムをバージョンアップしたり、新規動作プログラムを追加し有効化したりする。
しかしながら、デジタル機器は、いつでも現在の動作プログラムをバージョンアップしたり、新規動作プログラムを有効化することができるわけではない。バージョンアップ等を実行するためには現在の動作プログラムの書換え等が発生する。このため、デジタル機器が動作中の間は、バージョンアップ等は実行できない。例えば、デジタル機器がコンテンツを再生したり、コンテンツを録画したりしている間は、バージョンアップ等は実行できない。
具体例を挙げると、動作プログラムの更新と録画予約に基づく録画動作とが重なる場合には、動作プログラムの更新又は録画動作のどちらか一方しか実行することはできない。このような場合に、動作プログラムの更新と録画動作のどちらか一方の優先指定を可能にする技術、及び動作プログラムの更新日時を指定可能にする技術が開示されている(特許文献1参照)。例えば、ユーザが、録画動作を優先指定すれば、動作プログラムの更新と録画動作とが重なっても、動作プログラムの更新が実行されてしまい録画動作が実行されなかったという事態を防ぐことができる。また、ユーザが、動作プログラムの更新日時を指定することにより、指定した日時に動作プログラムを更新することができる。
特開2008−197811号公報(段落番号0027、図5)
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、ユーザによる優先指定のための操作、又はユーザによる動作プログラムの更新日時の入力操作が必要となり、ユーザの手を煩わせることになる。
本発明の目的は、簡単操作でソフトウェアを適切なタイミングで自動更新することが可能なソフトウェア更新装置及びソフトウェア更新方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に係るソフトウェア更新装置は、コンテンツ処理の終了時間を検出する検出手段と、前記終了時間に基づき、ソフトウェアの更新の実行可否を確認するための確認情報の出力タイミングを制御する制御手段と、前記制御手段による前記確認情報の出力タイミングの制御に基づき、前記確認情報を出力する出力手段と、前記ソフトウェアの更新の実行指示に基づき、前記ソフトウェアを更新する更新処理手段と、を備えている。
本発明の一実施形態に係るソフトウェア更新方法は、コンテンツ処理の終了時間を検出し、前記終了時間に基づき、ソフトウェアの更新の実行可否を確認するための確認情報の出力タイミングを制御し、前記ソフトウェアの更新の実行指示に基づき、前記ソフトウェアを更新する。
本発明によれば、簡単操作でソフトウェアを適切なタイミングで自動更新することが可能なソフトウェア更新装置及びソフトウェア更新方法を提供できる。
ソフトウェアバージョンアップ処理を構成するソフトウェアバージョンアップ実行確認画面の表示タイミング制御の一例を示すフローチャートである。 ソフトウェアバージョンアップ処理を構成する動作状態制御の一例を示すフローチャートである。 バージョンアップ実行確認画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る映像記録再生装置を構成する制御モジュールの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る映像記録再生装置の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る映像記録再生装置(ソフトウェア更新処理装置)の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施形態で説明するソフトウェアバージョンアップ処理は、デジタルビデオレコーダ(DVR)等の図5に示す映像記録再生装置1への適用だけに限定されるものではなく、デジタルTV(DTV)等の図5に示す映像表示装置2、或いは各種コンピュータにも適用できる。また、本実施形態では、ソフトウェアバージョンアップ処理について説明するが、本発明は、ソフトウェアのバージョンアップの処理に限定されるものではなく、ソフトウェアを追加、修正、又は更新する各種処理に適用することができる。また、本実施形態で説明するソフトウェアは、プログラム(例えばオペレーティングシステム等のプログラム)に相当する。
図5に示すように、映像記録再生装置1は、ユーザ操作入力部101、信号受光部102、表示部103、制御モジュール104、チューナ部105、メモリ部106、OSD制御モジュール107、信号処理モジュール108、合成処理モジュール109、ディスクドライブ部111、ハードディスクドライブ部112、ネットワーク部113を備えている。
さらに、図4に示すように、制御モジュール104は、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041、実行確認画面描画制御モジュール1042、ダウンロード制御モジュール1043、イベント管理モジュール1044、番組情報管理モジュール1045、ソフトウェアバージョンアップ制御モジュール1046を備えている。
チューナ部105は、アンテナ3により受信された受信信号から指定された物理チャンネル信号を選択し、選択した物理チャンネル信号を信号処理モジュール108へ入力する。録画処理が指定されている場合には、信号処理モジュール108は、物理チャンネル信号から映像信号及び音声信号を生成し、ディスクドライブ部111又はハードディスクドライブ部112へ入力する。ディスクドライブ部111は、入力された映像信号及び音声信号を光ディスクへ記録する。或いは、ハードディスクドライブ部112は、入力された映像信号及び音声信号をハードディスクへ記録する。再生処理が指定されている場合には、信号処理モジュール108は、物理チャンネル信号から生成された映像信号及び音声信号を、合成処理モジュール109を介して、映像表示装置2(スピーカ有り)へ出力する。
次に、ソフトウェアバージョンアップ処理について説明する。
映像記録再生装置1のメモリ部106は、動作プログラム(ソフトウェア)を記憶しており、制御モジュール104は、ネットワーク部113を介してネットワークサーバ等から、動作プログラムをバージョンアップ(修正又は更新)するためのデータをダウンロードしたり、チューナ部105を介してデジタル放送信号から、動作プログラムをバージョンアップするためのバージョンアップデータをダウンロードすることができる。或いは、制御モジュール104は、ネットワーク部113を介してネットワークサーバ等から、新規動作プログラムをダウンロードしたり、チューナ部105を介して放送信号から、新規動作プログラムをダウンロードすることができる。例えば、制御モジュール104は、処理負荷が小さいときに上記したデータをダウンロードする。
制御モジュール104が、上記したデータをダウンロードすると、ダウンロードデータは、メモリ部1に記憶される。上記したデータのダウンロードが完了すると、制御モジュール104は、バージョンアップの実行可否を判定する。
例えば、制御モジュール104は、バージョンアップに必要な時間(以下、バージョンアップ実行時間)を検出し、バージョンアップ実行時間を確保できると判定し、現在の動作状態がコンテンツ処理操作(放送又は録画コンテンツの再生又は記録等の操作)を受け付けない第1の動作状態(電力オフ状態)であると判定した場合に、バージョンアップ実行可能と判定する。なお、第1の動作状態とは、映像記録再生装置に対して完全に電力供給が断たれた状態ではなく、必要最小限の電力(待機電力)が供給された状態である。制御モジュール104は、実際のバージョンアップに必要な時間+α(例えば10分)をバージョンアップ実行時間として検出する。さらに、制御モジュール104は、検出された現在時刻からバージョンアップ実行時間が経過しても、録画予約等が実行されないことを確認した場合に、バージョンアップ実行時間を確保できると判定する。制御モジュール104が、バージョンアップ実行可能と判定すると、第1の動作状態を内部起動状態へ切り換えて、ソフトウェアバージョンアップ制御モジュール1046は、バージョンアップを実行する。このように、ソフトウェアバージョンアップは、内部起動状態で実行される。
ユーザ操作入力部101及びリモートコントローラ102aには、パワーオン/オフキーが設けられており、ユーザによるパワーオン/オフキーの操作に対応して、制御モジュール104は、第1の動作状態(電力供給オフ状態)と、第2の動作状態(電力供給オン状態)とを切り換える。第1の動作状態は、コンテンツ処理操作(放送又は録画コンテンツの再生又は記録等の操作)を受け付けない状態である。一方、第2の動作状態は、コンテンツ処理操作(放送又は録画コンテンツの再生又は記録等の操作)を受け付ける状態であり、コンテンツ処理操作に応じてコンテンツ処理を実行するために必要な電力(動作電力>待機電力)が供給された状態である。
ユーザが、パワーオン/オフキーを操作せずに、映像記録再生装置1が第2の動作状態で放置されると、バージョンアップ実行の機会が得られなくなることがある。つまり、バージョンアップデータのダウンロードが完了しても、映像記録再生装置1が第2の動作状態で放置されると、制御モジュール104は内部起動状態を容易に構築することができない。例えば、制御モジュール104は、ユーザからのバージョンアップの実行指示が無くても第1の動作状態を内部起動状態へ切り換ることはできるが、ユーザからのバージョンアップの実行指示が無いと第2の動作状態が保持されてしまう。
映像記録再生装置1が第2の動作状態で放置された場合、例えば、動作状況等に関係なく定期的にバージョンアップの実行確認を出力(表示)し、実行確認の同意を得た場合、つまりバージョンアップの実行指示が得られた場合に、第2の動作状態を内部起動状態へ切り換え、バージョンアップを実行するような単純確認バージョンアップ方法が考えられる。
ところが、このような単純確認バージョンアップ方法を映像記録再生装置1に適用した場合、映像記録再生装置1は、動作状況に関係なく、定期的にバージョンアップの実行確認を出力(表示)してしまう。ユーザは、このような定期的な実行確認の出力に対してストレスを感じてしまうことがある。例えば、ユーザが、映像記録再生装置1により2時間番組を視聴している間に、10分おきにバージョンアップの実行確認が出力(表示)されてしまうと、ユーザは、このような定期的な実行確認の出力に対してストレスを感じてしまうことがある。
また、このような定期的な実行確認に対して、ユーザが同意してしまうと(ユーザ操作入力部101又はリモートコントローラ102aに設けられた決定キー等を操作してしまうと)、映像記録再生装置1はバージョンアップのために内部起動状態へ移行してしまう。これにより、ユーザは、番組視聴を継続できなくなってしまう。
また、映像記録再生装置1が番組を録画している間に、定期的にバージョンアップの実行確認を出力(表示)し、これに対応してユーザが同意してしまうと、番組録画が中断されてしまうなど深刻な事態になりかねない。
定期的な実行確認をやめてしまうと、長期にわたりバージョンアップが実行されないことがあり、これによりユーザに不利益を与えてしまうこともある。
本実施形態では、ユーザに対して上記したようなストレスを与えることなく、適切なタイミングでバージョンアップの実行確認を出力することが可能なソフトウェアバージョンアップ処理について説明する。
図1は、ソフトウェアバージョンアップ処理を構成するソフトウェアバージョンアップ実行確認画面の表示タイミング制御の一例を示すフローチャートである。図2は、ソフトウェアバージョンアップ処理を構成する動作状態制御の一例を示すフローチャートである。
映像記録再生装置1(制御モジュール104)は、ネットワーク部113を介してネットワークサーバ等から、動作プログラムをバージョンアップ(修正又は更新)するためのデータをダウンロードしたり、チューナ部105を介してデジタル放送信号から、動作プログラムをバージョンアップするためのバージョンアップデータをダウンロードすることができる。或いは、制御モジュール104は、ネットワーク部113を介してネットワークサーバ等から、新規動作プログラムをダウンロードしたり、チューナ部105を介して放送信号から、新規動作プログラムをダウンロードすることができる。
制御モジュール104が、上記したデータをダウンロードすると、ダウンロードデータは、メモリ部1に記憶される。ダウンロードが完了し(ST101、YES)、第2の動作状態ならば、制御モジュール104は、バージョンアップの実行可否を判定するとともに、バージョンアップ実行確認情報の出力タイミングを判定する。
制御モジュール104は、イベント管理モジュール1044が管理している録画予約情報等から録画動作等のイベントの発生時刻を予測する。制御モジュール104は、バージョンアップ実行時間及びイベント発生予測に基づき、バージョンアップの実行可否を判定する(ST102)。例えば、制御モジュール104は、録画予約に基づく録画動作中であったり、録画予約に基づく録画動作がバージョンアップ実行時間より短い時間内に実行される状況であれば、バージョンアップ実行不能と判定する。
制御モジュール104が、バージョンアップの実行不能と判定すると(ST103、NO)、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041は、バージョンアップの実行が可能となる最も近い日時を検出し、バージョンアップ実行可能日時+β(例えば1〜10分)をバージョンアップの確認実行日時として設定する(ST111)。
制御モジュール104は、確認実行日時への到達を検出すると(ST112、YES)、再び、バージョンアップ実行時間及びイベント発生予測に基づき、バージョンアップの実行可否を判定する(ST102)。制御モジュール104がバージョンアップの実行可能と判定すると(ST103、YES)、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041はバージョンアップ実行確認を指示し、これに対応して実行確認画面描画制御モジュール1042はバージョンアップ実行確認画面の描画を制御する。これにより、OSD制御モジュール107は、バージョンアップ実行確認画面を表示するための表示情報を出力し、映像表示装置2はバージョンアップ実行確認画面を表示する(ST104)。図3に示すように、バージョンアップ実行確認画面は、「ソフトウェアバージョンアップを行いますか?」などのメッセージを含み、「はい」及び「いいえ」などの実行同意キー及び実行不同意キーを含む。
ユーザがバージョンアップの実行に同意すると、つまりユーザ操作入力部101又はリモートコントローラ102aに設けられた決定キー等の操作により、バージョンアップの実行が指示されると(ST105、YES)、ソフトウェアバージョンアップ制御モジュール1046はソフトウェアバージョンアップ処理を実行する(ST106)。或いは、ユーザが所定時間内にバージョンアップの実行に同意する又は同意しないを指示せず、ソフトウェアバージョンアップ制御モジュール1046が、タイムアップと判定した場合にも、ソフトウェアバージョンアップ処理を実行する(ST106)。
この場合、図2に示すように、ソフトウェアバージョンアップ制御モジュール1046は、第2の動作状態を第1の動作状態へ切り換えて、さらに第1の動作状態において内部起動状態を構築し、バージョンアップを実行する(ST201)(ST202、NO)(ST203、YES)(ST204、YES)(ST205)。さらに、ソフトウェアバージョンアップ制御モジュール1046は、バージョンアップ完了後、再起動を実行し、動作状態を元に戻す(ST206、YES)(ST201)。つまり、動作状態は、第2の動作状態に戻る。
ユーザがバージョンアップの実行に同意しなければ、つまりユーザ操作入力部101又はリモートコントローラ102aに設けられた決定キー等の操作により、バージョンアップを実行しない旨が指示されると(ST105、NO)、例えば、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041は、番組情報管理モジュール1045から番組情報を取得し(ST107)(ST108、YES)、選択中の放送チャンネルで現在放送されている番組コンテンツ(視聴されているであろう番組コンテンツ)の放送終了日時+β(例えば1〜10分)をバージョンアップの再確認実行日時として設定する(ST109)。つまり、現在再生されているコンテンツの放送終了日時+β(例えば1〜10分)をバージョンアップの再確認実行日時として設定する(ST109)。
制御モジュール104は、再確認実行日時への到達を検出すると(ST112、YES)、バージョンアップ実行時間及びイベント発生予測に基づき、バージョンアップの実行可否を判定する(ST102)。制御モジュール104がバージョンアップの実行可能と判定すると(ST103、YES)、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041はバージョンアップ実行確認を指示し、これに対応して実行確認画面描画制御モジュール1042はバージョンアップ実行確認画面の描画を制御する。これにより、OSD制御モジュール107は、バージョンアップ実行確認画面を表示するための表示情報を出力し、映像表示装置2はバージョンアップ実行確認画面を表示する(ST104)。
なお、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041が、番組情報管理モジュール1045から番組情報を取得できなければ(ST107)(ST108、NO)、選択中の放送チャンネルで現在放送されている番組(視聴されているであろう番組)の放送終了日時を検出することはできない。そのため、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041は、現在日時+β(例えば1〜10分)をバージョンアップの再確認実行日時として設定する(ST110)。
制御モジュール104は、再確認実行日時への到達を検出すると(ST112、YES)、バージョンアップ実行時間及びイベント発生予測に基づき、バージョンアップの実行可否を判定する(ST102)。制御モジュール104がバージョンアップの実行可能と判定すると(ST103、YES)、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041はバージョンアップ実行確認を指示し、これに対応して実行確認画面描画制御モジュール1042はバージョンアップ実行確認画面の描画を制御する。これにより、OSD制御モジュール107は、バージョンアップ実行確認画面を表示するための表示情報を出力し、映像表示装置2はバージョンアップ実行確認画面を表示する(ST104)。
なお、上記説明では、選択中の放送チャンネルで現在放送されている番組(視聴されているであろう番組)の放送終了日時に基づき、バージョンアップの再確認実行日時を設定するケースについて説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、光ディスク又はハードディスクなどに記憶されたコンテンツを再生している場合には、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041は、この再生中のコンテンツの再生終了日時+β(例えば1〜10分)をバージョンアップの再確認実行日時として設定する。
又は、光ディスク又はハードディスクなどに対してコンテンツを記録している場合には、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041は、この記録中のコンテンツの記録終了日時+β(例えば1〜10分)をバージョンアップの再確認実行日時として設定する。つまり、ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール1041は、各種コンテンツの処理終了日時++β(例えば1〜10分)をバージョンアップの再確認実行日時として設定する。
上記したように本実施形態の映像記録再生装置1は、コンテンツの処理(放送コンテンツの再生処理、記録コンテンツの再生処理、コンテンツの記録処理)に応じて適切なタイミングでバージョンアップの実行確認画面を表示するための情報を出力することができる。これにより、例えば、ユーザが、映像記録再生装置1により2時間番組を視聴している間に、10分おきにバージョンアップの実行確認が出力(表示)されてしまうという事態を防止することもできるし、また、2時間番組の視聴が終了した後、バージョンアップの実行確認が長期にわたり出力されないという事態も防止できる。
また、本実施形態の映像記録再生装置1は、バージョンアップ実行確認画面を表示したにもかかわらず、所定時間内にユーザから同意の指示も不同意の指示も得られない場合には、ユーザが機器(映像記録再生装置1)を使用していない状態であると判断し、バージョンアップ処理を実行する(ST205)。しかも、バージョンアップ完了後(ST205)、再起動して元の状態に戻る(ST206、YES)(ST201)。
また、本実施形態の映像記録再生装置1は、バージョンアップを実行しない旨が指示された場合であっても(ST105、NO)、その後、ユーザによるパワーオン/オフキーの操作により映像記録再生装置1が第1の動作状態へ移行されると(ST202、YES)、つまり、内部起動状態を容易に構築できる状況になった場合には、ユーザが機器(映像記録再生装置1)を使用していない状態であると判断し、第1の動作状態において内部起動状態を構築し、バージョンアップ処理を実行する(ST205)。この場合、バージョンアップ完了後(ST205)、再起動せずに、第1の動作状態が維持される(ST206、NO)(ST207)。
本実施形態の映像記録再生装置1は、ソフトウェアバージョンアップに必要なデータをダウンロードした後、第2の動作状態が継続されるなどして内部起動状態を容易に構築できない場合でも、適切なタイミングでユーザにバージョンアップを促すことができ、簡単操作でバージョンアップの実行を受け付けることができる。即ち、映像記録再生装置1は、適切なタイミングでユーザにバージョンアップを促すことができ、バージョンアップの実行機会を増やすことができる。
なお、上記したモジュールとは、ハードウェアで実現するものであっても良いし、CPU等を使ってソフトウェアで実現するものであってもよい。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…映像記録再生装置、2…モニター、101…ユーザ操作入力部、102…信号受光部、103…表示部、104…制御モジュール、105…チューナ部、1051…増幅器、1052…分配器、1053…チューナ回路、1054…デジタル復調モジュール、106…メモリ部、107…OSD制御モジュール、108…信号処理モジュール、109…合成処理モジュール、111…ディスクドライブ部、112…ハードディスクドライブ部、113…ネットワーク部、1041…ソフトウェアバージョンアップ実行確認制御モジュール、1042…実行確認画面描画制御モジュール、1043…ダウンロード制御モジュール、1044…イベント管理モジュール、1045…番組情報管理モジュール

Claims (10)

  1. コンテンツ処理の終了時間を検出する検出手段と、
    前記終了時間に基づき、ソフトウェアの更新の実行可否を確認するための確認情報の出力タイミングを制御する制御手段と、
    前記制御手段による前記確認情報の出力タイミングの制御に基づき、前記確認情報を出力する出力手段と、
    前記ソフトウェアの更新の実行指示に基づき、前記ソフトウェアを更新する更新処理手段と、
    を備えたことを特徴とするソフトウェア更新処理装置。
  2. 前記検出手段は、前記コンテンツの放送終了時間を検出し、
    前記制御手段は、前記放送終了時間に基づき、前記確認情報の出力タイミングを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  3. 前記検出手段は、前記コンテンツの再生終了時間を検出し、
    前記制御手段は、前記再生終了時間に基づき、前記確認情報の出力タイミングを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記コンテンツの録画終了時間を検出し、
    前記制御手段は、前記録画終了時間に基づき、前記確認情報の出力タイミングを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記ソフトウェアの更新の準備完了後、前記ソフトウェアの更新が実行されない場合に、前記終了時間に基づき、前記確認情報の出力タイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記ソフトウェアの更新の準備完了後、前記確認情報を出力し、前記ソフトウェアの更新の実行否定の指示を受けた後、前記コンテンツ処理の終了時間に基づき、再び前記確認情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記検出手段により前記終了時間が検出できない場合、現在時間から所定時間経過後に前記確認情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  8. 動作状態切換指示に基づいて、コンテンツ処理操作を受け付けない第1の動作状態と、前記コンテンツ処理操作を受け付ける第2の動作状態とを切り換える切換手段を備え、
    前記更新処理手段は、前記第2の動作状態での前記ソフトウェアの更新の実行指示に基づき、前記切換手段により前記第2の動作状態を第1の動作状態へ切り換えて、前記ソフトウェアを更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新処理装置。
  9. 前記更新処理手段は、前記ソフトウェアの更新処理後、前記第1の動作状態を前記第2の動作状態へ戻すことを特徴とする請求項8に記載のソフトウェア更新処理装置。
  10. コンテンツ処理の終了時間を検出し、
    前記終了時間に基づき、ソフトウェアの更新の実行可否を確認するための確認情報の出力タイミングを制御し、
    前記ソフトウェアの更新の実行指示に基づき、前記ソフトウェアを更新する、
    ことを特徴とするソフトウェア更新処理方法。
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