JP2013118601A - 録画装置、テレビジョン受像機、制御方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

録画装置、テレビジョン受像機、制御方法、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】外部からの電力供給が途絶えても、欠落部分を生じさせずに映像コンテンツを録画する。
【解決手段】録画装置10は、上記映像コンテンツを表す第1の映像データを録画する第1の録画手段と、二次電池によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第2の映像データを録画する第2の録画手段と、制御手段と、異常検知手段とを備え、商用電源の異常が検知されたときに、上記第2の録画手段による録画方式をループ録画から通常録画に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送波によって伝送される映像コンテンツを記録する録画装置に関する。
テレビジョン放送に代表される映像音声データ(以下では、単に映像データと呼ぶ)を録画記録するための記録装置として、HD(hard disk)レコーダー、DVDレコーダーおよびBD(Blu-ray disk)レコーダーが普及している。これらの記録装置は、外部電源である商用電源(日本においては交流100V)によって駆動される。したがって、外部電源が停電状態に陥った場合、記録装置は動作するために必要な電力を失う。すなわち、記録装置の主要な機能を失う。
したがって、映像データを記録している最中に、外部電源が停電状態になれば、その映像データの記録を続けることはできない。また、録画予約をしている場合においても、その時間帯に停電が発生していると、映像データの記録を開始することができない。
特許文献1には、バッテリ(二次電池)を備えるテレビジョン放送受信装置が記載されている。特許文献1に記載のテレビジョン放送受信装置は、録画手段への電力供給に異常があると判定した場合、電力供給を商用電源からバッテリに切り替える。
電力供給に異常がある場合、たとえば停電が発生している場合、特許文献1に係るテレビジョン放送受信装置はバッテリから供給される電力によって駆動される。このため、停電が長時間におよぶ場合、当該テレビジョン放送受信装置は長時間の記録を続けることができない。長時間の停電に対応するために、テレビジョン放送受信装置が備えるバッテリの容量を大容量化することも考えられる。しかし、この場合はバッテリの容積および質量と、バッテリのコストとが増大する。したがって、バッテリを大容量化することは、汎用の記録装置として非現実的である。
特許文献2には、無線LAN通信部を備える録画装置と、無線LAN通信部を備える携帯端末とを含み、録画装置および携帯端末のいずれか一方の装置を録画元とし、もう一方の装置をバックアップ録画先とする構成が記載されている。
特許文献2に係る録画装置では、録画元およびバックアップ録画先を構成するために、複数台の録画装置を用意する必要がある。さらに、複数の録画装置間において情報通信を可能にするために、各録画装置は無線LAN部を備える必要がある。したがって、特許文献2に係る録画装置を実現するためには、コストが増大する。
特許文献3には、1セグチューナ、フラッシュメモリおよびバッテリを備える記録再生装置が記載されている。録画中に停電が発生した場合、制御部は電源を電源部からバッテリに切り替え、更に1セグデコーダIC、フラッシュメモリ、1セグチューナを稼動させ、1セグチューナにて1セグ放送を受信し、1セグデコーダICにて映像データを復号化してフラッシュメモリ6に録画するよう指示する。1セグデコーダICは、該指示に従い1セグチューナより受信する1セグ放送をフラッシュメモリへ録画する。
特開2007−180601号公報(2007年7月12日公開) 特開2008−219725号公報(2008年9月18日公開) 特開2008−141636号公報(2008年6月19日公開)
特許文献3に係る記録再生装置において、電源部からの電源の供給の停止を停電検出部が検出した後、1セグデコーダICは、1セグチューナにて受信した1セグ放送をフラッシュメモリへ録画する。したがって、停電が発生してから、1セグデコーダICが1セグ放送をフラッシュメモリへ録画するまでの間にタイムラグが生じる可能性が高い。タイムラグが生じると、タイムラグ中に放送された映像データは記録されずに失われるという問題が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、コストを抑制しつつ、外部電力の供給が途絶える等の異常が発生した場合においても、映像データを失うことなく録画可能な録画装置を実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る録画装置は、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを録画する録画装置において、商用電源によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第1の映像データを録画する第1の録画手段と、二次電池によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第2の映像データであって、上記第1の映像データに比べて低画質の映像データを録画する第2の録画手段と、上記第1および第2の録画手段を制御する制御手段と、上記商用電源の異常を検知する異常検知手段と、を備え、上記制御手段は、上記異常検知手段が上記商用電源の異常を検知したときに、上記第1の録画手段を停止させると共に、上記第2の録画手段による録画方式を、ループ録画から通常録画に切り替えることを特徴としている。
上記のように構成された録画装置によれば、異常検出手段が商用電源の異常を検出しない際(以下、正常状態と称する)、第1の録画手段は第1の映像データを録画すると共に、第2の録画手段は第2の映像データをループ録画する。
ループ録画とは、受け取った映像データを、所定のサイズまたは所定の期間毎に上書き録画する録画方法のことを意味する。正常状態における録画方法として、第2の録画手段がループ録画を採用していることによって、同一の映像コンテンツを複数の映像データに録画しつつ、第2の映像データを録画するために確保する記憶領域のサイズを抑制することができる。このように、第2の映像データを録画するための記憶領域として過大のサイズを必要としないので、コストが抑制される。
一方、異常検出手段が商用電源の異常を検出すると(以下において、異常状態と称する)、制御手段は、第1の録画手段による録画を停止させるとともに、第2の録画手段による録画をループ録画から通常録画へ切り替えるように制御する。通常録画とは、記憶領域に、受け取った映像データを上書きすることなく録画する通常の態様の録画方法のことを意味する。
第2の映像データは、通常録画されている期間に加えて、ループ録画されている期間(以下、ループ録画期間と称する)を有しており、当該ループ録画期間は、第1の映像データと重複している。
したがって、本願発明の一態様に係る録画装置は、外部電力の供給が途絶える等の異常が発生した場合においても、コストを抑制しつつ、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを、欠落部分を生じさせることなく録画することができる。
また、本発明に係る録画装置の制御方法は、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを録画する録画装置であって、商用電源によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第1の映像データを録画する第1の録画手段と、二次電池によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第2の映像データであって、上記第1の映像データに比べて低画質の映像データを録画する第2の録画手段と、を備えた録画装置の制御方法であって、上記商用電源の異常を検知する異常検知工程と、上記異常検知工程にて、上記商用電源の異常を検知したときに、上記第1の録画手段を停止させると共に、上記第2の録画手段による録画方式を、ループ録画から通常録画に切り替える制御工程を含んでいる、ことを特徴としている。
上記のように構成された制御方法によれば、上記録画装置と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、
上記制御手段が上記第1の録画手段を停止させた停止タイミングよりも前であって、かつ、当該停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有する上記第2の映像データ中のキーフレームを上記第2の映像データの復号開始点として特定する復号開始点特定手段と、上記復号開始点から上記第2の映像データの復号を行う復号手段と、を更に備えていることがより好ましい。
上記の構成によれば、復号開始点特定手段は、第2の映像データにおいて、第1の映像データと重複する期間であるループ録画期間のうち、停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有するキーフレームを復号開始点として特定する。複合手段は、復号開始点と特定されたキーフレームから第2の映像データの復号を行う。したがって、第1の映像データを停止タイミングの直近のタイミングまで再生することができる。すなわち、第1の映像データが再生対象となる期間がより長くなる。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、
上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第1の映像データから上記第2の映像データに切り替える再生手段を更に備える、ことがより好ましい。
上記の構成によれば、再生手段は、所定のフレームにおいて、再生対象の映像データを第1の映像データから第2の映像データに切り替える。当該所定のフレームとは、復号された第2の映像データのタイムスタンプ、および、第1の映像データのタイムスタンプにおいて、互いに同期がとれたフレームである。再生手段は、上記所定のフレームにおいて再生対象の映像データを切り替えることによって、録画されている複数の映像データに欠落部分を生じさせることなく再生することができる。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、
上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームを境界フレームとして、上記第1の映像データと上記第2の映像データとを統合する統合手段を更に備える、ことがより好ましい。
上記の構成によれば、統合手段は、上記所定のフレームである境界フレームにおいて第1の映像データと、第2の映像データとを統合する。したがって、統合手段は、録画されている映像データに欠落部分を生じさせることなく、複数の映像データを統合することができる。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、上記制御手段は、上記異常検知手段によって上記商用電源の異常が検知されなくなったときに、上記第1の録画手段を起動すると共に、上記第1の録画手段が起動した時点から所定の期間経過後に、上記第2の録画手段による録画方式を、通常録画からループ録画に切り替える、ことがより好ましい。
上記の構成によれば、商用電源が正常状態に復旧するとともに、第1の映像手段は第1の映像データを録画する。また、第1の録画手段が起動してから所定の期間は、第2の録画手段が第2の映像データを通常録画している。すなわち、第1の映像データと、第2の映像データとが重複している。本願発明の一態様に係る録画装置は、外部電力の供給が復旧した場合においても、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを、欠落部分を生じさせることなく録画することができる。
さらに、第2の録画手段は、第1の録画手段が起動してから所定の期間後に通常録画からループ録画に切り替えられるように制御される。したがって、本願発明の一態様に係る録画装置は、商用電源に再び異常が生じる場合に備えることができる。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、上記制御手段が上記第1の録画手段を停止させた停止タイミングよりも前であって、かつ、当該停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有する上記第2の映像データ中のキーフレームを上記第2の映像データの復号開始点として特定すると共に、上記制御手段が上記第1の録画手段を起動させた起動タイミングよりも後であって、かつ、上記所定の期間内のタイムスタンプを有する上記第1の映像データ中のキーフレームを上記第1の映像データの復号開始点として特定する復号開始点特定手段と、上記第2の映像データの復号開始点から上記第2の映像データの復号を行い、上記第1の映像データの復号開始点から上記第1の映像データの復号を行う復号手段と、を更に備えていることがより好ましい。
上記の構成によれば、復号開始点特定手段は、第2の映像データにおいて、第1の映像データと重複する期間であるループ録画期間のうち、停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有するキーフレームを復号開始点として特定する。したがって、第1の映像データを停止タイミングの直近のタイミングまで再生することができる。
また、復号開始点特定手段は、第1の映像データにおいて、第2の映像データと重複する期間のタイムスタンプを有するキーフレームを復号開始点として特定する。したがって、起動タイミングと、第1の映像データの録画を開始するタイミングとの間にタイムラグがある場合でも、復号手段は、復号開始点から確実に復号を開始することができる。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第1の映像データから上記第2の映像データに切り替え、上記復号手段によって復号された第1の映像データにおいて上記第2の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第2の映像データから上記第1の映像データに切り替える再生手段を更に備える、ことがより好ましい。
上記の構成によれば、再生手段は、復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第1の映像データから上記第2の映像データに切り替える。さらに、再生手段は、復号された第1の映像データにおいて上記第2の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第2の映像データから上記第1の映像データに切り替える。したがって、再生手段は、録画されている複数の映像データに欠落部分を生じさせることなく再生することができる。
また、本発明の一態様に係る録画装置は、上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームを第1の境界フレームとし、かつ、上記復号手段によって復号された第1の映像データにおいて上記第2の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームを第2の境界フレームとして、上記第1の映像データと上記第2の映像データとを統合する統合手段を更に備える、ことがより好ましい。
上記の構成によれば、統合手段は、第1の境界フレームおよび第2の境界フレームを各映像データの境界として、第1の映像データおよび第2の映像データを統合する。したがって、統合手段は、録画されている映像データに欠落部分を生じさせることなく、複数の映像データを統合することができる。
また、本発明の一態様に係るテレビジョン受像器は、本発明の一態様に係る録画装置を備えている、ことがより好ましい。
上記のように構成されたテレビジョン受像器は、本発明の一態様に係る録画装置を備えている。よって、外部電力の供給が途絶える等の異常が発生した場合においても、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを、欠落部分を生じさせることなく録画することができる。
また、本発明の一態様に係る録画装置が備えている各手段としてコンピュータを動作させるためのプログラム、および、それらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体についても本発明の範疇に含まれる。
本発明の一態様に係る録画装置は、コストを抑制しつつ、外部から電力が供給されない状況においても、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを欠落部分が生じることなく録画することに効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る録画装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る録画装置における映像データの録画方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る録画装置が表示する確認画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る録画装置が録画した映像データの概念図である。 本発明の一実施形態に係る録画装置の動作を説明するための図であって、(a)は第1の映像データから第2の映像データに切り替えるタイミングの概略を表しており、(b)は第2の映像データから第1の映像データに切り替えるタイミングの概略を示している。 本発明の一実施形態に係る録画装置における映像データの再生方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る録画装置が表示する確認画面の一例を示す図である。
(録画装置10の概要)
本発明の一実施形態に係る録画装置10について、図1を参照しながら説明する。録画装置10は、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを録画するための録画装置である。ストリームデータとして伝送される映像コンテンツとは、例えば、デジタル放送信号によって伝送されるテレビジョン番組である。
デジタル放送信号によって伝送されるテレビジョン番組は、同一の番組を、異なる品質の映像音声データで放送している。たとえばハイビジョン放送は、ストリームデータ伝送に12セグメントを使用し、高品質な映像音声データをユーザに提供する。一方、1セグ放送は、ストリームデータ伝送に1セグメントを使用し、低品質な映像音声データをユーザに提供する。言い換えると、デジタル放送信号において、同一の映像コンテンツが、高品質な映像音声データによっても表されるし、低品質な映像音声データによっても表される。
低品質な映像音声データは、低品質である反面、データ容量が少ない。そのため、低品質な映像音声データは、高品質な映像音声データに対して、簡易な装置を用いてストリームデータを受信する受信処理、録画する録画処理、および、再生する再生処理を行うことができるという特徴を有する。
録画装置10は、1つの映像コンテンツを、高品質な映像音声データとして録画するとともに、低品質な映像音声データとして録画する。
(録画装置10の構成)
図1に示すように録画装置10は、高画質放送受信・録画部11、記録部12、省電力放送受信・録画部13、メモリ14、制御部15、異常検出部16、交流/直流変換部17、二次電池18、復号部19、再生部20、統合部21、映像処理部22、OSD(on screen display)処理部23、および、赤外線受光部40を備えている。
(電源)
録画装置10は、商用電源50から電力を供給されることによって動作する。商用電源50とは、電力会社から各家庭、または、各事業者に供給されている電源である。
商用電源50が正常に機能している状態において、録画装置10が備える交流/直流変換部17は、商用電源50から交流電流を供給されている。交流/直流変換部17は、当該交流電流を、所定の電圧値を有する直流電流に変換する。当該所定の電圧値は、単一の電圧値でもよく、複数の電圧値でもよい。たとえば、交流/直流変換部17は、2つの出力系統を備え、一方の出力系統は5Vを出力し、もう一方の出力系統は12Vを出力する構成としてもよい。
交流/直流変換部17は、上記の直流電流を、高画質放送受信・録画部11、省電力放送受信・録画部13、および、制御部15に供給する。
このように、商用電源50から電力が供給されている間、高画質放送受信・録画部11、省電力放送受信・録画部13、および、制御部15は、交流/直流変換部17から供給される直流電流によって駆動されている。
交流/直流変換部17は、省電力放送受信・録画部13、および、制御部15に加えて二次電池18にも直流電流を供給することができる。したがって、二次電池18の充電状態に応じて、必要があれば二次電池18を充電することができる。二次電池18には、18650型Liイオン充電池を用いることが好ましい。18650型Liイオン充電池は、ノートパソコン用の二次電池をはじめとして広く普及している。よって、二次電池18のコストを抑制することができる。また、二次電池18として、Ni−MH充電池を用いてもよい。
(異常検出部16)
何らかの理由によって商用電源50に異常が生じると、異常検出部16は当該異常を検知する。たとえば、異常検出部16は、商用電源50から供給される交流電流の電圧値(Vinと表記する)を測定するように構成されている。
異常検出部16は、Vinと参照電圧(Vrefと称する)の範囲とを比較し、Vinが異常な値であるか否か、すなわち、商用電源50に異常が生じているか否かを判定する。
Vrefの範囲は、録画装置10の設計段階において、直流/交流変換部17の仕様に応じて適宜設定されている。たとえば、直流/交流変換部17が定格電圧(Vregと称する)に対して10%の変動を許容できるならば、Vrefの範囲を、0.9×Vreg<Vref<1.1×Vregと定義すればよい。
異常検出部16は、Vrefの範囲を記憶しておくために、たとえばROM(read only memory)を備えていてもよい。
異常検出部16は、VinとVrefとを比較して、(1)VinがVrefの範囲に含まれている際に、商用電源50は正常であると判定し、(2)VinがVrefの範囲に含まれない際に、商用電源50は異常であると判定する。
異常検出部16が、Vinを測定する頻度は任意である。しかし、商用電源50に異常が生じた場合に、迅速にその異常を検知するという観点からは、サンプリング間隔が短いことがより望ましい。
商用電源50の異常は、さまざまな要因によって発生する。当該要因の例として、自然災害を原因とする停電、電力事業者からの要請による計画停電、落雷を原因とするサージ電圧、過電流により家庭内のブレーカーが落ちる、および、誤って録画装置10のコンセントが抜いてしまう、などが挙げられる。上述のように、ブレーカーが落ちる、または、コンセントが抜けるなどの場合、実際には商用電源50自体に異常は生じていない。しかし、本願明細書においては、録画装置10に所定の電力が供給されないことを、商用電源50の異常と総称する。
商用電源50が録画装置10へ電力を供給することが停止された場合、二次電池18が省電力放送受信・録画部13に電力を供給する。このことによって、商用電源50に異常が生じている最中においても、録画装置10は映像コンテンツの録画を継続することができる。録画装置10による映像コンテンツの録画方法については後述する。
異常検出部16が商用電源50の異常を検知した際に、二次電池18は、省電力放送受信・録画部13だけでなく、高画質放送受信・録画部11に対して電力を供給しても良い。
商用電源50の異常が検知された場合、高画質放送受信・録画部11は、第1の映像データの録画を安全に停止することが好ましい。一般的に、HD、BDおよびDVDなどの記録媒体に記録している最中に、装置の電源が失われると、その時に記録していたデータの内容が破壊される虞がある。または、データを正しく読み出すことができなくなる虞がある。
したがって、記録媒体への書き込みが終了し、データファイルが正しくクローズされ、トラックナンバーまたはファイル名称が与えられるまでの間、高画質放送受信・録画部11に電力が供給されることによって、映像データが破壊される、または、正しく読み出すことができなくなる危険性を解消することができる。
(アンテナ30)
高画質放送受信・録画部11(第1の録画手段)、および、省電力放送受信・録画部13(第2の録画手段)には、デジタル放送信号を受信するためのアンテナ30が接続されている。アンテナ30は、フルセグメントチューナーおよび1セグメントチューナーに対応するデジタル放送信号を受信し、それぞれの放送信号に含まれるストリームデータを、高画質放送受信・録画部11および省電力放送受信・録画部13に供給する。ここでストリームデータとは、たとえば、MPEG2ストリーム、または、MPEG4ストリームである。
録画装置10は、1セグメントチューナーに対応したデジタル放送を受信するために、アンテナ30とは別個の1セグメントチューナー用アンテナ(図示せず)を備えていても良い。
(高画質放送受信・録画部11)
高画質放送受信・録画部11は、映像コンテンツを高画質および高音質な映像音声データ(以下、単に映像データと呼ぶ)として録画可能な構成を備えている。高画質放送受信・録画部11は、たとえば、ハイビジョン放送に対応するフルセグメントチューナーと、記憶部12とを備えている。
記憶部12は、フルセグメントチューナーから供給されるストリームデータを記録媒体に記録する。フルセグメントチューナーから供給されるストリームデータは容量が大きい。したがって、記録媒体の記録容量は大きいことがより好ましい。この記録媒体としては、HD(harddisk)がより好ましく、BD(blu-ray disk)、または、DVDであってもよい。以下において、高画質放送受信・録画部11において録画される高画質および高音質な映像データを第1の映像データと呼ぶ。
(省電力放送受信・録画部13)
省電力放送受信・録画部13は、映像コンテンツを記録する際の消費電力を抑制可能な構成を備えている。省電力放送受信・録画部13は、たとえば1セグメントチューナーと、メモリ14とを備えている。メモリ14は、記憶部12と比較して消費電力の少ない不揮発性メモリである。たとえば、メモリ14としてフラッシュメモリを用いることができる。以下において、省電力放送受信・録画部13において録画される映像データを第2の映像データと呼ぶ。
省電力放送受信・録画部13は、ループ録画および通常録画を行う。そのために、メモリ14は、ループ録画用の記憶領域と、通常録画用の記憶領域とを、それぞれ別個に備えている。
ループ録画とは、受け取った映像データを、所定のサイズまたは所定の期間毎に上書き録画する録画方法のことを意味する。当該所定の期間を、以下においてはループ録画期間と呼ぶ。たとえばループ録画は、ループ録画用の記憶領域をリングバッファとして扱うことによって実現できる。
ループ録画用の記憶領域のサイズは、任意のサイズに設定することができる。しかし、後の再生および統合に係る処理を考慮すると、当該記憶領域のサイズは、第2の映像データを10〜20秒間にわたって録画可能なサイズであることがより好ましい。
なお、受け取った映像データを、上書きすることなく通常の態様にて録画する録画方法を、以下においては通常録画と呼ぶ。
制御部15からの制御信号によって省電力放送受信・録画部13が、第2の映像データの録画方法をループ録画から通常録画へ切り替えると、第2の映像データは通常録画用の記憶領域に録画されていく。映像装置10は、第2の映像データを通常録画することによって、商用電源50から電力が供給されない状況においても映像コンテンツを録画することができる。商用電源50から電力が供給されない状況が長時間続くとすると、通常録画用の記憶領域のサイズは大きいことがより好ましい。
商用電源50に異常が検知されない場合の録画手段としてループ録画を採用することによって、メモリ14が有する記憶容量のうち多くの部分を通常録画用、すなわち、商用電源50に異常が検知されている場合の録画用に用いることができる。
録画処理に際して、第2の映像データを常に通常録画しておく場合と比較して、第2の映像データをループ録画することによってメモリ14のサイズを小さく設計することができる。すわなち、メモリ14のコストを抑制することができる。
制御部15は、録画装置10が備える各部分の動作を制御する部分である。ユーザは、映像コンテンツの録画、再生、および、録画予約などに代表される録画装置10の操作を、リモコン(遠隔操作装置)40を介して行う。
(リモコン40)
リモコン40は、ユーザの操作に対応する操作信号を出力する。録画装置10が備える赤外線受光部24は、当該操作信号を制御部15へ入力する。制御部15は、赤外線受光部24から入力される操作信号に応じて、高画質放送受信・録画部11、省電力放送受信・録画部13、復号部19、再生部20、統合部21、および、OSD処理部の各部に制御信号を供給し制御する。なお、ユーザは、録画装置10の操作をリモコン40を介して行うのみならず、録画装置10が備える操作パネル(図示せず)を介して行うこともできる。
ユーザは、リモコン40を用いて、録画したい映像コンテンツが放送されるチャンネル(以下、ユーザ選択チャンネルと呼ぶ)を選択する。リモコン40は、ユーザ選択チャンネルを操作信号として出力する。当該操作信号は、赤外線受光部24を介して制御部15に供給される。
制御部15は、高画質放送受信・録画部11に対して制御信号を供給し、フルセグメントチューナーがユーザ選択チャンネルを選択するように制御する。同様に、制御部15は、省電力放送受信・録画部13に対して制御信号を供給し、1セグメントチューナーがユーザ選択チャンネルを選択するように制御する。したがって、フルセグメントチューナーおよび1セグメントチューナーが選択しているチャンネルは、同一チャンネルである。
復号部19は、高画質放送受信・録画部11が録画する第1の映像データ、および、省電力放送受信・録画部13が録画する第2の映像データを、復号する部分である。復号部19は、制御部15から供給される制御信号を受けて、第1の映像データおよび第2の映像データを復号する。復号部19によって復号された第1の映像データおよび第2の映像データは、再生部20または統合部21に供給される。
再生部20は、制御部15から供給される制御信号を受けて、再生対象の映像データを第1の映像データから第2の映像データへ、または、第2の映像データから第1の映像データへ切り替える。この切り替えの際、再生部20は、同期が取れたフレームにおいて、第1の映像データから第2の映像データへ、または、第2の映像データから第1の映像データへ再生対象の映像データを切り替える。また、再生部20は、再生対象の映像データを映像処理部22に供給する。
統合部21は、制御部15から供給される制御信号を受けて、第1の映像データおよび第2の映像データを1つの映像データに統合する部分である。この際、統合部21は、同期が取れたフレームにおいて、第1の映像データから第2の映像データへ、または、第2の映像データから第1の映像データへ映像データが変わるように、第1の映像データおよび第2の映像データを統合する。統合された映像データは、制御部15からの指示により、高画質放送受信・録画部11が備える記録部12に記録される。
OSD処理部23は、制御部15から供給される制御信号を受けて、上述した映像データの再生、または、統合に際して、ユーザの意志を確認するための確認画面を、OSD表示する。OSD処理部23は、制御部15から受ける制御信号に従いOSD表示用画像データを映像処理部22に供給する。
映像処理部22は、再生部20から供給される再生対象の映像データを、画像表示装置60が表示可能な形式に変換して画像表示装置60に供給する。OSD処理部23からOSD表示用画像データを供給された場合には、当該OSD表示用画像データを再生対象の映像データと共に、画像表示装置60に供給する。
画像表示装置60は、映像処理部22から供給される映像データを表示する。画像表示装置60としては、例えば液晶ディスプレイ(LCD)を好適に用いることができる。また、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどを画像表示装置60として用いてもよい。
本実施形態において、録画装置10と画像表示装置60とは別個の装置である。しかし、本発明の一実施形態において、画像表示装置60が録画装置10を備えるテレビジョン受像器であってもよい。
(録画処理の流れ)
録画装置10を用いて映像データを録画する録画処理の具体的な流れを、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
(S101)
商用電源50から録画装置10に電力が供給されている場合、交流/直流変換部17によって交流から直流に変換された電流は、高画質放送受信・録画部11、省電力放送受信・録画部13、および制御部15のみならず二次電池18にも供給され、二次電池18を充電する。
(S102)
次に、ユーザがリモコン40に設けられている録画ボタンを押下することによって、選択されているチャンネルの録画が開始される。録画開始の制御信号をリモコン40より受信した制御部15は、高画質放送受信・録画部11、および、省電力放送受信・録画部13に、録画を開始するための制御信号を供給する。
なお、録画開始は、ユーザがリモコン40に設けられている録画ボタンを押下すること以外によっても実行することができる。たとえば、ユーザは、EPG(electric program guide)番組表を閲覧し、所望の映像コンテンツを選択することによって録画予約を行うことができる。このように、録画予約をしておくことによって、予約された日時になったときに制御部15は、高画質放送受信・録画部11、および、省電力放送受信・録画部13に、録画を開始するための制御信号を供給することができる。
(S103)
録画開始の制御信号を受けて、高画質放送受信・録画部11は選択されているチャンネルの映像データを、フルセグメントチューナーによって受信すると共に、受信した映像データを記録部12に録画する。
一方、省電力放送受信・録画部13は、録画開始の制御信号を受けて、選択されているチャンネルの映像データを、1セグメントチューナーによって受信すると共に、受信した映像データをメモリ14にループ録画する。
(S104)
第1の映像データおよび第2の映像データの録画が開始されると、異常検出部16は、商用電源50から供給される電力が異常な状態にあるか否かを監視する。具体的には、異常検出部16は、商用電源50の電圧値Vinを測定し、参照電圧Vrefと比較する。その比較の結果、VinがVrefの範囲内に含まれていなければ商用電源50は異常、と判定する。すなわち、異常検出部16は商用電源50の異常を検知する。
異常検出部16が商用電源50の異常を検知しない場合、省電力放送受信・録画部11は、第1の映像データの録画を続け、省電力放送受信・録画部13は、第2映像データのループ録画を続ける。
(S105)
異常検出部16が商用電源50の異常を検知した場合、二次電池18は、省電力放送受信・録画部13に電力を供給する。これにより、第2の映像データの録画が継続される。この際、制御部15は、省電力放送受信・録画部13に対して、第2の映像データの録画方法をループ録画から通常録画へ切り替えるための制御信号を送る。言い換えると、省電力放送受信・録画部13は、異常検出部16が商用電源50の異常を検知することに伴って、第2の映像データの録画方法をループ録画から通常録画に切り替えるように制御される。
異常検出部16が商用電源の異常を検知した場合、制御部15は、高画質放送受信・録画部11に対して第1の映像データの録画を安全に停止するための制御信号を出力する。高画質放送受信・録画部11は当該制御信号を受けて、第1の映像データの録画を停止し、当該第1の映像データにデータファイルを識別するためのトラックナンバー、または、ファイル名称を与える。
(S106)
異常検出部16は、商用電源50の異常を検知した後も、商用電源50に異常が生じ続けているのか、または、正常な電圧に復旧しているのかを監視する。この際、商用電源50の電圧値Vinを測定する頻度は、二次電池18の消耗を抑制しつつ、商用電源50が異常な状態から復旧したことを的確に検知することができるよう適宜設定しておけばよい。
なお、商用電源50が変わらず異常な場合は、引き続き省電力放送受信・録画部13による第2の映像データの通常録画を継続する。
(S107)
商用電源50が正常な状態に復旧した場合、高画質放送受信・録画部11、および、省電力放送受信・録画部13に、交流/直流変換部17から電力を供給する。それと同時に、二次電池18から省電力放送受信・録画部13に供給していた電力を停止する。
制御部15は、高画質放送受信・録画部11を起動する。次いで、制御部15は、高画質放送受信・録画部11に対して、第1の映像データを再び録画するための制御信号を出力する。したがって、高画質放送受信・録画部11は、第1の映像データの録画を再開する。
第1の映像データの録画が再開されてから所定の時間経過したのち、制御部15は、省電力放送受信・録画部13に第2の映像データの通常録画を停止させる。通常録画を停止された第2の映像データは、通常録画が開始される前のループ録画期間に録画された第2の映像データを含んでいる。高画質放送受信・録画部11は、当該第2の映像データに、トラックナンバーまたはファイル名称を与える。
この時、省電力放送受信・録画部13は、第2の映像データの通常録画を停止すると共に、第2の映像データのループ録画を再開する。第2の映像データのループ録画を再開しておくことによって、録画装置10は、再び商用電源50に異常が生じた場合に備えることができる。
(S108)
録画している映像コンテンツを閲覧しているユーザが、録画の終了を希望する場合、当該ユーザはリモコン40に設けられている録画停止ボタンを押圧する。このことによって、録画停止の操作信号が赤外線受光部24を介して制御部15に供給される。
制御部15は、高画質放送受信・録画部11に対して、第1の映像データの録画を停止する制御信号を供給する。高画質放送受信・録画部11は、当該制御信号を受けて、第1の映像データの録画を停止する。同時に、高画質放送受信・録画部11は、録画を停止した第1の映像データに対してトラックナンバー、または、ファイル名称を付与する。
制御部15は、さらに、省電力放送受信・録画部13に対して、第2の映像データのループ録画を停止する制御信号を供給する。省電力放送受信・録画部13は、当該制御信号を受けて、第2の映像データのループ録画を停止する。
一方、ユーザが行った録画予約にしたがって映像コンテンツの録画が行われていた場合、録画予約の終了時間に、制御部15は高画質放送受信・録画部11に対して、第1の映像データの録画を停止する制御信号を供給する。その後の、高画質放送受信・録画部11、および、省電力放送受信・録画部13の動作に関しては、ユーザの意志によって録画停止の操作信号が制御部15に供給された場合と同様である。
(S109)
ユーザの意志によって録画停止の操作信号が制御部15に供給された場合、制御部15は、(1)録画中に商用電源50に異常が生じたこと、(2)その結果、録画されている映像データが、第1の映像データおよび第2の映像データに分かれていること、の2点を通知する。さらに、ユーザが、第1の映像データおよび第2の映像データを統合する意志を有しているかを確認する。
上記の通知および確認をするために、制御部15は、確認画面(図3参照)をOSD処理部23を介して映像処理部22に出力する。映像処理部22は、上記確認画面を画像表示装置60に出力し、ユーザの意志を確認する。
録画予約の内容に従って、制御部15が映像コンテンツの録画を停止した場合は、制御部15は、ユーザが録画された当該コンテンツを再生する際に、上記確認画面(図3参照)をOSD処理部23を介して映像処理部22に出力すればよい。
ユーザが上記確認画面に対して「いいえ」を選択した場合、制御部15は一連の録画処理を終了する。
(S110)
一方、ユーザが上記確認画面に対して「はい」を選択した場合、制御部15は、第1の映像データおよび第2の映像データを1つのファイルに統合する制御信号を、統合部21に供給する。なお、第1の映像データおよび第2の映像データを統合する処理については後述する。
第1の映像データおよび第2の映像データの統合処理が終了した後に、制御部15は一連の録画処理を終了する。
(再生処理)
再生部20は、第1の映像データおよび第2の映像データを切り替えながら再生する再生処理を行う。この再生処理について、第1の映像データおよび第2の映像データにおける時間的な重なりを示す概念図である図4を参照しながら説明する。
(第1の映像データから第2の映像データへの切り替え)
図4において、異常検出部16が商用電源50の異常を検知するまでに、高画質放送受信・録画部11が録画していた第1の映像データを、第1の映像データ61aで示す。
第2の映像データ62において、第1の映像データ61aに重複する期間が、第2の映像データ62のループ録画期間である。異常検出部16が商用電源50の異常を検知すると、制御部15は、第1の映像データ61aの録画を終了させると共に、第2の映像データ62をループ録画から通常録画に切り替えるよう省電力放送受信・録画部13を制御する。
図4に示すように、第1の映像データ61aと、第2の映像データ62とに重複する録画期間が存在する。したがって、録画装置10は、商用電源50に異常が生じた場合であっても、ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを欠落部分が生じさせることなく録画することができる。
本実施形態において、ループ録画期間は10〜20秒の範囲に設定している。したがって、第1の映像データ61aと、第2の映像データ62との重複期間は10〜20秒間である。
再生部20は、再生処理をする際に、この重複期間内であって、第1の映像データ61aと、第2の映像データ62との間で同期がとれたフレームにおいて、第1の映像データ61aと、第2の映像データ62とを切り替える。再生部20がこのような再生処理を行うことによって、ストリームデータとして伝送された映像コンテンツを、商用電源50に異常が生じた場合であっても、欠落部分が生じることなく再生することができる。
なお、同期フレームの特定処理については、図5を参照しながら後述する。
(第2の映像データから第1の映像データへの切り替え)
図4において、第2の映像データ62のみが録画されている期間が、商用電源50に異常が生じていた期間である。やがて、商用電源50の異常が解消されると、異常検出部16はそのことを検知する。制御部15は、高画質放送受信・録画部11に対して、第1の映像データの録画を再開するための制御信号を供給する。高画質放送受信・録画部11が第1の映像データの録画を再開した結果、録画された映像データが第1の映像データ61bである。
第1の映像データ61bの録画が再開されてから所定の時間経過したのち、制御部15は、第2の映像データ62を録画方式を通常録画からループ録画に切り替えるよう省電力放送受信・録画部13を制御する(S107参照)。本実施形態において、当該所定の時間は10〜20秒の範囲である。したがって、第2の映像データ62と、第1の映像データ61bとの重複期間も10〜20秒間である。
再生部20が再生処理をする際、この重複期間内であって、第2の映像データ62と、第1の映像データ61bとの間で同期がとれたフレームにおいて、再生する映像データを、第2の映像データ62から第1の映像データ61bへ切り替えればよい。
図4に示す映像データ63は、再生部20が制御部15からの制御信号に基づいて再生処理を行った結果として、再生された映像データを表している。図4に示すように、再生部20が上述の再生処理を行うことによって、ストリームデータとして伝送された映像コンテンツを欠落部分が生じることなく再生することができる。
(同期フレーム特定処理)
以下では、図5を参照して、再生部20によって行われる同期フレーム特定処理について具体的に説明を行う。
図5(a)は、第1の映像データから第2の映像データに切り替えるタイミングを示す概略図である。図5(b)は、第2の映像データから第1の映像データに切り替えるタイミングを示す概略図である。
第1の映像データ61aから第2の映像データ62へ映像データを切り替える際、再生部20は、第1の映像データ61a、および、第2の映像データ62において、同期をとるフレームを特定する同期フレーム特定処理を行い、特定したフレーム(境界フレーム)から、再生対象の映像データを、第1の映像データ61aから第2の映像データ62へと切り替える。
図5(a)において、異常検出部16が商用電源50の異常を検知し、制御部15からの制御信号にしたがって高画質放送受信・録画部11が第1の映像データ61aの録画を停止させたタイミングを停止タイミングと表記している。
制御部15は、停止タイミングにおいて、第2の映像データ62の録画方法をループ録画から通常録画に切り替えるように省電力放送受信・録画部13を制御する。図5(a)に示すように、第2の映像データ62において、停止タイミング以前の期間は、ループ録画によって録画されていた期間(ループ録画期間)である。
制御部15は、第2の映像データ62において、停止タイミングよりも前、すなわちループ録画期間内であって、さらに、停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有するキーフレームを復号開始点として特定する。図5(a)においては、このキーフレームをKF1と表記する。ここで、キーフレームとは、映像データを復号する復号処理の際に、他のフレームを参照することなく復号できるフレームのことである。キーフレームは、IピクチャまたはIフレームと呼ばれることもある。
復号部19は、制御部15からの制御信号にしたがって、キーフレームKF1から第2の映像データ62の復号処理を行い、復号された第2の映像データ62を再生部20に供給する。再生部20は、既に復号済の第1の映像データ61aに埋め込まれている第1のタイムスタンプと、復号部19から供給された第2の映像データ62に埋め込まれている第2のタイムスタンプとを比較参照する。再生部20は、第1のタイムスタンプおよび第2のタイムスタンプとにおいて一致したフレーム、すなわち同期がとれたフレームが存在した場合、そのフレームを同期フレーム(境界フレーム)として特定する。図5(a)においては、当該同期フレームをSF12と表記している。
再生部20は、再生映像データを同期フレームSF12において、再生対象の映像データを、第1の映像データ61aから第2の映像データ62へ切り替える。したがって、ストリームデータとして伝送された映像コンテンツを欠落部分が生じることなく再生することができる。
再生部20は、第1の映像データ61aから第2の映像データ62へ再生する映像データを切り替える際に、第1の映像データ61aに含まれる同期フレームSF12、および、第2の映像データ62に含まれる同期フレームSF12のいずれか一方を選択して再生することが好ましい。
再生する映像データの画質を考慮すると、再生部20は、第1の映像データ61aに含まれる同期フレームSF12を再生した後に、第2の映像データ62に含まれる同期フレームSF12の次のフレームを再生することがより好ましい。
なお、ループ録画期間内には複数のキーフレームが埋め込まれている。再生部20は、ループ録画期間に含まれている任意のキーフレームを復号開始点として特定し、同期フレーム特定処理を行うことができる。ただし、第1の映像データ61aおよび第2の映像データ62の画質を比較すると、第1の映像データ61aの方が優れている。ループ録画期間内であって、停止タイミングにより近いタイムスタンプを有する第2の映像データ62のキーフレームを復号開始点として特定することにより、第1の映像データ61aが再生対象となる期間がより長くなる。このように、再生対象の映像データの画質の観点からは、ループ録画期間内であって、停止タイミングにより近いタイムスタンプを有する第2の映像データ62キーフレームを復号開始点として特定することが、再生する映像データの画質の観点からは、より好ましい。
ただし、キーフレームKF1が停止タイミングに近い場合、キーフレームKF1と停止タイミングとの間に、同期フレームSF12が存在しないことも考えられる。その場合、再生部20は、停止タイミングに2番目に近いキーフレームを復号開始点として同期フレーム特定処理を行えばよい。
続いて、第2の映像データ62から第1の映像データ61aへ映像データを切り替える際の再生部20による同期フレーム特定処理について、図5(b)を参照しながら説明する。
異常検出部16が商用電源50の異常を検知しなくなると、制御部15からの制御信号に基づいて、高画質放送受信・録画部11は起動し、第1の映像データ61bの録画を再開する。図5(b)において、このタイミングを起動タイミングと表記している。
再生部20は、第1の映像データ61bにおいて、起動タイミングよりも後、すなわち図5(b)に示される所定の期間内であって、さらに起動タイミングに最も近いタイムスタンプを有するキーフレームKF2を復号開始点として特定する。
復号部19は、キーフレームKF2から第1の映像データ61bの復号処理を開始し、復号した第1の映像データ61bを再生部20に供給する。再生部20は、第1の映像データ61bに埋め込まれている第1のタイムスタンプと、既に復号済の第2の映像データ62に埋め込まれている第2のタイムスタンプとを比較参照する。その結果、再生部20は、第1のタイムスタンプと、第2のタイムスタンプとが互いに一致したフレーム、すなわち同期がとれたフレームを同期フレームと特定する。図5(b)において、同期フレームはSF21と表記されている。
再生部20は、再生映像データを同期フレームSF21において、第2の映像データ62から第1の映像データ61bへ切り替える。これにより、ストリームデータをして伝送された映像コンテンツを欠落部分が生じることなく再生することができる。
再生部20は、第2の映像データ62から第1の映像データ61bへ再生する映像データを切り替える際に、第2の映像データ62に含まれる同期フレームSF21、および、第1の映像データ61bに含まれる同期フレームSF21のいずれか一方を選択して再生することが好ましい。
再生する映像データの画質を考慮すると、再生部20は、第2の映像データ62に含まれる同期フレームSF21の前のフレームを再生した後に、第1の映像データ61bに含まれる同期フレームSF21を再生することがより好ましい。
なお、高画質放送受信・録画部11は、起動してから第1の映像データ61bの録画を再開するまでに、一定の時間を要することもある。この場合、起動タイミングと、第1の映像データ61bの録画が再開されるタイミングは一致せず、各タイミングの間にはタイムラグが生じる。タイムラグが長いと、キーフレームKF2が、タイムラグ内に含まれる場合が考えられる。この場合、再生部20は、第1の映像データ61bの録画が再開されるタイミングより後であって、かつ、第1の映像データ61bの録画が再開されるタイミングに最も近いタイムスタンプを有するキーフレームKF2を復号開始点として特定すればよい。
(統合処理)
図2に示すフローチャートのS109において、ユーザが、図3に示す確認画面の「はい」を選択した場合、言い換えると、ユーザが、第1の映像データおよび第2の映像データを統合する旨を指示した場合、統合部21は、制御部15からの制御信号にしたがって、第1の映像データ61a、第2の映像データ62および第1の映像データ61bを1つの映像データに統合する統合処理を行う。
統合部21は、同期フレーム特定処理を行うことによって、第1の映像データ61aと、第2の映像データ62とにおける同期フレームSF12(第1の境界フレーム)を特定する。当該同期フレーム特定処理は、再生部20が行う同期フレーム特定処理と同様の処理である。
統合部21は、SF12以降のフレームをキーフレームに設定し、該キーフレームを基準フレームとして参照する符号化処理を行うことによって、SF12から次のキーフレーム(KF1’)までの第2の映像データ62を再符号化処理する。
統合部21がこのような処理を行うことによって、図5(a)に示すキーフレームKF1を参照することなく、第2の映像データ62を復号することができる。また、統合部21は、第2の映像データ62と、第1の映像データ61bとを統合する際にも同期フレーム特定処理を行い同期フレームSF21(第2の境界フレーム)を特定する。さらに、SF21から次のキーフレーム(KF2’)までの第1の映像データ61bを再符号化処理する。
統合部21がこのような処理を行うことによって、図5(b)に示すキーフレームKF2を参照することなく、第1の映像データ61bを復号することができる。
統合部21は、SF12までの第1の映像データ61a、SF12からキーフレームKF1’までの再符号化された第2の映像データ62、上記キーフレームKF1’からSF21までの第2の映像データ62、SF21からフレームKF2’までの再符号化された第1の映像データ61b、および、フレームKF2’からの第1の映像データ61bを統合することによって、1つの映像データを生成する。統合部21は、統合後の映像データを記録部12に記録する。統合部21により統合された映像データは、欠落部分のない映像データである。
なお、映像データの画質の観点から、統合部19は、第1の映像データ61aと、第2の映像データ62とを統合する際に、第1の映像データ61aに含まれる同期フレームSF12を選択して統合することがより好ましい。同様に、統合部19は、第2の映像データ62と、第1の映像データ61bとを統合する際に、第1の映像データ61bに含まれる同期フレームSF21を選択して統合することがより好ましい。
(再生処理の流れ)
図2に示すフローチャートに従って録画された映像データを再生する再生処理の具体的な流れを、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
(S201)
ユーザは、リモコン40を操作することによって、録画装置10に録画されている映像データの中から再生したい映像データを選択する。リモコン40は、当該操作に対応する操作信号を、赤外線受光部24を介して制御部15に出力する。
(S202)
高画質放送受信・録画部11は、制御部15から供給される制御信号にしたがって、高画質放送受信・録画部11によって録画された高画質な映像データ(第1の映像データ61a)を復号部19を介して再生部20に供給する。再生部20は、復号部19から供給された復号済の第1の映像データ61aを、映像処理部22を介して画像表示装置60に表示する。
(S203)
再生部20は、第1の映像データ61aの再生をつづけ、図5(a)に示す停止タイミングに到達する。
(S204)
制御部15は、ユーザに対して、再生している映像データが高画質録画部(第1の映像データ)および低画質録画部(第2の映像データ)に分かれて録画されていることを通知する通知処理を行う。さらに、停止タイミング以降の映像データを続けて再生するか否かを確認する確認処理を行う。
上記の通知処理および確認処理は、制御部15からの制御信号にしたがって、OSD処理部23が映像処理部22を介して、例えば、図7に示す確認画面を表示することによって行われる。
(S205)
上記確認画面を見たユーザが、「いいえ」を選択した場合(S204でNo)、制御部15は映像データを再生する再生処理を停止するように再生部20を制御する。
(S206)
上記確認画面を見たユーザが、「はい」を選択した場合(S204でYes)、制御部15は、省電力放送受信・録画部13によって録画された低画質な映像データ(第2の映像データ62)を再生するように再生部20を制御する。
(S207)
再生部20は、第2の映像データ62の再生をつづけ、図5(b)に示す通常録画終了点に近づく。再生部20は、あらかじめ第2の映像データ62と、第1の映像データ61bとの同期フレームSF21を特定しておく。再生部20は、再生する映像データを同期フレームSF21において、第2の映像データ62から、第1の映像データ61bへ切り替える。
(S208)
再生部20は、商用電源50の異常が解消された後に録画された2つ目の高画質映像データ(第1の映像データ61b)を再生する。
(S209)
制御部15は、第1の映像データ61bの最後まで再生した後に再生処理を終了するように再生部20を制御する。
(映像コンテンツの変形例)
ストリームデータとして伝送される映像コンテンツは、デジタル放送信号によって伝送されるテレビジョン番組に限られず、インターネットを経由して配信される映像コンテンツでもよい。
インターネットを経由して配信される映像コンテンツは、同一の映像コンテンツにおいて、複数の解像度の映像音声データが配信されていることが多い。録画装置10は、インターネットを経由して配信される映像コンテンツのうち、高い解像度を有する映像音声データを高画質放送受信・録画部11によって録画すると共に、低い解像度を有する映像音声データを省電力放送受信・録画部13によって録画する構成であってもよい。
(省電力放送受信・録画部13の変形例1)
上記の説明では、省電力放送受信・録画部13が1セグメントチューナーを備える構成を例に挙げたが、省電力放送受信・録画部13の構成は、上記の例に限定されるものではない。
例えば、省電力放送受信・録画部13は、高画質放送受信・録画部11と略同様の構成、すなわち、フルセグメントチューナーを備える構成としてもよい。この場合、当該フルセグメントチューナーを構成するハードウェアのうち一部のハードウェアを用いることによって、当該フルセグメントチューナーを1セグメントチューナーとして機能させればよい。
このことによって、省電力放送受信・録画部13は、1セグメントチューナーとして使用しない回路ブロックへの給電をカットできる。すなわち、省電力放送受信・録画部13は消費電力を抑制できる。
省電力放送受信・録画部13は、第2の映像データを録画する記録部としてHDを備えていてもよい。この場合は、HDの回転数を落とすことによって、記録部の消費電力を抑制することができる。
(省電力放送受信・録画部13の変形例2)
また、省電力放送受信・録画部13を、高画質放送受信・録画部11と略同様の構成とし、制御部15が、省電力放送受信・録画部13を動作させる動作クロック周波数を、高画質放送受信・録画部11の動作クロック周波数より低い周波数に制御する構成としてもよい。
このことによって、省電力放送受信・録画部13は、高画質放送受信・録画部11よりも低いビットレートのストリームデータを記録することができる。すなわち、省電力放送受信・録画部13の消費電力を抑制できる。その結果、省電力放送受信・録画部13は、二次電池18から供給される電力によって第2の映像データを録画することができる。
(付記事項)
上述した録画装置10の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、上記装置は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである上記各装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体を、上記装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、上記各装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、映像コンテンツを録画する録画装置として、好適に適用することができる。
10 録画装置
11 高画質放送受信・録画部
12 記録部
13 省電力放送受信・録画部
14 メモリ
15 制御部(制御手段)
16 異常検出部(異常検出手段)
17 交流/直流変換部
18 二次電池
19 復号部(復号手段)
20 再生部(再生手段)
21 統合部
22 映像処理部
23 OSD処理部
24 赤外線受光部
30 アンテナ
40 リモコン
50 商用電源
60 画像表示装置

Claims (12)

  1. ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを録画する録画装置において、
    商用電源によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第1の映像データを録画する第1の録画手段と、
    二次電池によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第2の映像データであって、上記第1の映像データに比べて低画質の映像データを録画する第2の録画手段と、
    上記第1および第2の録画手段を制御する制御手段と、
    上記商用電源の異常を検知する異常検知手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、上記異常検知手段が上記商用電源の異常を検知したときに、上記第1の録画手段を停止させると共に、上記第2の録画手段による録画方式を、ループ録画から通常録画に切り替える、
    ことを特徴とする録画装置。
  2. 上記制御手段が上記第1の録画手段を停止させた停止タイミングよりも前であって、かつ、当該停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有する上記第2の映像データ中のキーフレームを上記第2の映像データの復号開始点として特定する復号開始点特定手段と、
    上記復号開始点から上記第2の映像データの復号を行う復号手段と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
  3. 上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第1の映像データから上記第2の映像データに切り替える再生手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の録画装置。
  4. 上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームを境界フレームとして、上記第1の映像データと上記第2の映像データとを統合する統合手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の録画装置。
  5. 上記制御手段は、上記異常検知手段によって上記商用電源の異常が検知されなくなったときに、上記第1の録画手段を起動すると共に、上記第1の録画手段が起動した時点から所定の期間経過後に、上記第2の録画手段による録画方式を、通常録画からループ録画に切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
  6. 上記制御手段が上記第1の録画手段を停止させた停止タイミングよりも前であって、かつ、当該停止タイミングに最も近いタイムスタンプを有する上記第2の映像データ中のキーフレームを上記第2の映像データの復号開始点として特定すると共に、上記制御手段が上記第1の録画手段を起動させた起動タイミングよりも後であって、かつ、上記所定の期間内のタイムスタンプを有する上記第1の映像データ中のキーフレームを上記第1の映像データの復号開始点として特定する復号開始点特定手段と、
    上記第2の映像データの復号開始点から上記第2の映像データの復号を行い、上記第1の映像データの復号開始点から上記第1の映像データの復号を行う復号手段と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項5に記載の録画装置。
  7. 上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第1の映像データから上記第2の映像データに切り替え、上記復号手段によって復号された第1の映像データにおいて上記第2の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームから、再生対象の映像データを上記第2の映像データから上記第1の映像データに切り替える再生手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の録画装置。
  8. 上記復号手段によって復号された第2の映像データにおいて上記第1の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームを第1の境界フレームとし、かつ、上記復号手段によって復号された第1の映像データにおいて上記第2の映像データ中のタイムスタンプと同期がとれたフレームを第2の境界フレームとして、上記第1の映像データと上記第2の映像データとを統合する統合手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の録画装置。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の録画装置を備えている、
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
  10. ストリームデータとして伝送される映像コンテンツを録画する録画装置であって、商用電源によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第1の映像データを録画する第1の録画手段と、二次電池によって駆動され、上記映像コンテンツを表す第2の映像データであって、上記第1の映像データに比べて低画質の映像データを録画する第2の録画手段と、
    を備えた録画装置の制御方法であって、
    上記商用電源の異常を検知する異常検知工程と、
    上記異常検知工程にて、上記商用電源の異常を検知したときに、上記第1の録画手段を停止させると共に、上記第2の録画手段による録画方式を、ループ録画から通常録画に切り替える制御工程を含んでいる、
    ことを特徴とする録画装置の制御方法。
  11. 請求項1から8のいずれか1項に記載の録画装置が備えている各手段としてコンピュータを動作させるためプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023229369A1 (ko) * 2022-05-25 2023-11-30 한화비전 주식회사 전원 모니터링 기능을 갖는 영상 저장 장치 및 전원 모니터링 방법

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