JP2012048997A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

【課題】部品点数を削減して軽量化できる照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具１０は、器具本体１１と、器具本体１１に取り付けられる枠１２と、ＬＥＤチップ１４およびＬＥＤチップ１４の前面に取り付けられるレンズ１６を有し、器具本体１１と枠１２との間に取り付けられるＬＥＤユニット１３とを備え、器具本体１１に、枠１２とレンズ１６との嵌め合い用のガイド２１を設ける。
【選択図】図３

Description

本発明は、ＬＥＤチップを光源として天井面に埋設されて設置されるダウンライトに適用される照明器具に関する。

従来より、ＬＥＤチップが実装された基板に反射板を介して取り付けられたレンズが、放熱用のフィンを有する器具本体にねじ止めされた照明器具が知られている（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１０−４９８３０号公報（図９、段落００２２）

前述した特許文献１に記載された照明器具は、器具本体に設けられたフィンにより効率良く放熱できる。
ところで、前述した特許文献１に記載された照明器具と同様に、ＬＥＤチップが実装された基板に反射板を介して取り付けられたレンズを板金部材で覆い、板金部材とレンズとの組体が器具本体にねじ止めされた照明器具が提案されている。
このような従来の照明器具は、板金部材とレンズとの組体が器具本体にねじ止めされることにより、板金部材を介して器具本体に対するレンズの位置が決められる。そのため、位置決め用の別部品である板金部材を必要とすることにより、部品点数が増えて軽量化し難い。

本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、部品点数を削減して軽量化できる照明器具を提供することにある。

本発明に係る照明器具は、器具本体と、器具本体に取り付けられる枠と、ＬＥＤチップおよびＬＥＤチップの前面に取り付けられるレンズを有し、器具本体と枠との間に取り付けられるＬＥＤユニットとを備え、器具本体に、枠とレンズとの嵌め合い用のガイドを設ける。

本発明に係る照明器具によれば、部品点数を削減して軽量化できるという効果を奏する。

本発明に係る一実施形態の照明器具の斜め下方から視た分解斜視図 図１の照明器具におけるレンズが取り付けられた器具本体の斜め下方から視た外観斜視図 図１の照明器具の垂直断面図

以下、本発明に係る一実施形態の照明器具について図面を参照して説明する。
本発明に係る一実施形態の照明器具１０は、器具本体１１と、器具本体１１に取り付けられる枠１２と、複数のＬＥＤチップ１４を実装した単一の基板１５、レンズ１６および反射板１７を有するＬＥＤユニット１３とを備えてコンサートホール等の天井面１に有する取付孔２に埋設されて設置されるダウンライトに適用される。

図１に本発明に係る一実施形態の照明器具１０の斜め下方から視た分解斜視図を示す。
図１に示すように、照明器具１０は、器具本体１１が、例えば硬質の樹脂材料を用いて有底の円筒形状に形成されている。器具本体１１は、その上部に放熱用のフィン１８を有するとともに、その底部に底板１９を有し、底板１９上に不図示の電源装置が収容されている。電源装置は、その一方が外部電源に接続され、その他方が基板１５に有する不図示のプリント回路に接続される。器具本体１１は、その底板１９の中央部に、ＬＥＤユニット１３の基板１５に熱的に接続される接続板部２０を有し、接続板部２０の外側に一対のガイド２１が対向配置されている。接続板部２０は、基板１５に伝わったＬＥＤチップ１４からの熱を、フィン１８に伝えて放熱する。
ガイド２１は、レンズ１６の対向位置に有する一対の平面部２２を支持可能な支持部２３と、支持部２３の両端部に形成された一対の回止部２４とを有してレンズ１６に有する側板２５を覆う略コ字形状にして底板１９から下方に向けて突出して形成されている。
なお、ガイド２１は、図示する一対に代えて二対であっても、それ以上であってもよい。

枠１２は、硬質な樹脂材料を用いて円筒形状に形成されており、意匠性を有する化粧パネルである。枠１２は、筒部２６の下端部にフランジ２７を有し、筒部２６の外側に複数の取付ばね２８が取り付けられている。フランジ２７は器具本体１１が取付孔２内に挿入される際に天井面１に当接することにより器具本体１１を天井面１に位置決めする。取付ばね２８は、器具本体１１を取付孔２に下方から挿入させる際に器具本体１１に沿うように弾性変形され、器具本体１１が取付孔２に挿入されてフランジ２７が天井面１の下面に当接した後に、それぞれの外径を大きくするように弾性復元されて器具本体１１を取付孔２に保持する。
ＬＥＤユニット１３に有するレンズ１６は、透光性を有するアクリル樹脂等を用いて成形されており、底板２９の側部に側板２５が接続されている。レンズ１６は、側板２５の対向位置に一対の平面部２２を有する。

図２に照明器具１０におけるレンズ１６が取り付けられた器具本体１１の斜め下方から視た外観斜視図を示す。
図２に示すように、ＬＥＤユニット１３に有するレンズ１６は、側板２５の平面部２２が器具本体１１のガイド２１の支持部２３に位置するように、器具本体１１の底板１９の中央部の接続板部２０に向けて進行される。これにより、レンズ１６は、側板２５の平面部２２が器具本体１１のガイド２１の支持部２３内に内嵌されて平面部２２が支持部２３により支持されることにより器具本体１１と同軸に位置されるとともに、支持部２３の両端部の回止部２４により回り止めされる。

図３に照明器具１０の垂直断面図を示す。
図３に示すように、天井面１には、器具本体１１の最大外径を有する底板１９よりも十分に大きい内径を有する取付孔２が形成されている。
ＬＥＤユニット１３は、単一の基板１５の下面に複数のＬＥＤチップ１４が実装されており、ＬＥＤチップ１４の前方に、不図示の上方頂部開口をＬＥＤチップ１４のそれぞれに一致させた反射板１７が取り付けられている。ＬＥＤユニット１３は、レンズ１６の底板２９と側板２５とに囲まれた空間に基板１５および反射板１７が収容されており、反射板１７に有する不図示の下方開口が、レンズ１６の底板２９に有する凸部３０に一致している。

照明器具１０は、レンズ１６が器具本体１１に組付けられた後に、筒部２６が器具本体１１のガイド２１の外側に位置するように枠１２が器具本体１１に組付けられる。
ここで、照明器具１０は、レンズ１６の側板２５の平面部２２が形成している外径寸法Ｄ１が、器具本体１１のガイド２１の支持部２３が形成している内径寸法Ｄ２よりもわずかに小さい。そのため、レンズ１６は、その平面部２２が器具本体１１のガイド２１の支持部２３の内側に内嵌されることにより器具本体１１の同軸の位置に配置される。
また、照明器具１０は、器具本体１１のガイド２１が形成している外径寸法Ｄ３が、枠１２の筒部２６が形成している内径寸法Ｄ４よりもわずかに小さい。そのため、枠１２は、器具本体１１のガイド２１の外側に外嵌されることにより器具本体１１のガイド２１により器具本体１１の同軸の位置に配置される。
つまり、照明器具１０は、レンズ１６の側板２５の平面部２２が形成している外径寸法Ｄ１と、器具本体１１のガイド２１の支持部２３が形成している内径寸法Ｄ２と、器具本体１１のガイド２１が形成している外径寸法Ｄ３と、枠１２の筒部２６が形成している内径寸法Ｄ４との大きさ関係が、Ｄ１＜Ｄ２＜Ｄ３＜Ｄ４に設定されている。
従って、照明器具１０は、従来のもののような位置決め用の別部品である板金部材を必要とせずに、レンズ１６と器具本体１１との位置決めおよび器具本体１１と枠１２との位置決めができる。

以上、説明した本発明に係る一実施形態の照明器具１０は、レンズ１６の側板２５の平面部２２が形成している外径寸法Ｄ１が、器具本体１１のガイド２１の支持部２３が形成している内径寸法Ｄ２よりもわずかに小さいために、レンズ１６は、その平面部２２が器具本体１１のガイド２１の支持部２３の内側に内嵌されることにより、器具本体１１の同軸の位置に配置される。
従って、本発明に係る一実施形態の照明器具１０は、従来のもののように、位置決め用の別部品である板金部材を必要とせずに、部品点数を削減して軽量化できる。

なお、本発明の照明器具においてＬＥＤユニット，反射板等は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。

１０ 照明器具
１１ 器具本体
１２ 枠
１３ ＬＥＤユニット
１４ ＬＥＤチップ
１６ レンズ
２１ ガイド

Claims (1)

1. 器具本体と、
   前記器具本体に取り付けられる枠と、
   ＬＥＤチップおよび前記ＬＥＤチップの前面に取り付けられるレンズを有し、前記器具本体と前記枠との間に取り付けられるＬＥＤユニットとを備え、
   前記器具本体に、前記枠と前記レンズとの嵌め合い用のガイドを設ける照明器具。

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