JP2012014986A - 電球形ledランプ、および照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で放熱性を高めた電球形LEDランプ、およびその電球形LEDランプを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具としての投光器10は、照射開口21が形成された傘部22とソケット部23とを備える灯具20、およびソケット部に接続される電球形LEDランプ30を有する。電球形LEDランプは、LED素子41を備える光源部40と、光源部を保持するとともに光源部に電気的に接続された口金53を備えるホルダ部50と、光源部に接続されて光源部において発生した熱が伝導されるとともにホルダ部に対して移動自在に設けられた放熱部60と、放熱部60に対して灯具の傘部の内面に接触させる方向の弾発力を付勢する押付け手段70と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電球形LEDランプ、および照明器具に関する。
照明器具において省エネルギーを図る対策として、電球に代替使用可能な電球形LEDランプが種々提案されている。電球形LEDランプは、LED素子を備える光源部を備えている。特許文献1には、LED素子において発生する熱を放熱するためのファンを設けた電球形LEDランプが記載されている。
特開2007−265892
特許文献1のように、ファンによって放熱するタイプの電球形LEDランプでは構造が複雑であり、製造コストも高くなってしまう。
本発明は、灯具が備える傘部を利用して放熱性を高めることに着目してなされたものであり、簡単な構造で放熱性を高めた電球形LEDランプ、およびその電球形LEDランプを用いた照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の電球形LEDランプは、照射開口が形成された傘部を備える灯具のソケット部に接続される電球形LEDランプであって、
LED素子を備える光源部と、
前記光源部を保持するとともに前記光源部に電気的に接続された口金を備えるホルダ部と、
前記光源部に接続されて前記光源部において発生した熱が伝導されるとともに前記ホルダ部に対して移動自在に設けられた放熱部と、
前記放熱部に対して、前記灯具の前記傘部の内面に接触させる方向の弾発力を付勢する押付け手段と、を有している。
また、上記目的を達成するための本発明の照明器具は、照射開口が形成された傘部とソケット部とを備える灯具、および前記ソケット部に接続される上記の電球形LEDランプを有する照明器具である。
本発明の電球形LEDランプ、および照明器具によれば、光源部に接続された放熱部は、ホルダ部に対して移動自在に設けられており、押付け手段から弾発力が付勢された状態で、灯具の傘部の内面に接触している。したがって、光源部において発生した熱は、放熱部を介して傘部にまで伝導され、この傘部から放熱される。このように灯具が備える傘部を利用して放熱性を高めることができるので、簡単な構造で放熱性を高めた電球形LEDランプ、およびその電球形LEDランプを用いた照明器具を提供することが可能となる。
灯具と電球形LEDランプとを有する照明器具としての第1の実施形態に係る投光器を一部断面において示す図である。 第1の実施形態に係る電球形LEDランプを、押付け手段が付勢する弾発力に抗して放熱部を図中上方に移動させた状態において示す正面図である。 図1に示される電球形LEDランプを、押付け手段が付勢する弾発力によって放熱部を図中下方に移動させた状態において示す正面図である。 図4(A)は、電球形LEDランプを示す上面図、図4(B)は、放熱部を一部取り除いた状態において光源部を示す図である。 押付け手段が付勢する弾発力に抗して放熱部を初期位置に保持したり、初期位置への保持を解除したりする切り替え機構を示す斜視図である。 灯具と電球形LEDランプとを有する照明器具としての第2の実施形態に係る投光器を一部断面において示す図である。 第2の実施形態に係る電球形LEDランプを、放熱部がホルダ部に対して図中下方に伸張された状態において示す正面図である。 ホルダ部の改変例を示す正面図である。 灯具と電球形LEDランプとを有する照明器具としての第3の実施形態に係る街路灯を一部断面において示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる。
(第1の実施形態)
図1を参照して、照明器具としての投光器10は、灯具20と、電球形LEDランプ30とを有している。灯具20は、照射開口21が形成された傘部22と、ソケット部23とを有している。灯具20は、アルミニウムなどの金属材料から形成され、傘部22は反射板として機能している。ソケット部23に接続される電球形LEDランプ30は、投光器10に元々接続されていた電球型ハロゲン球に代替して使用可能となっている。
図2〜図5をも参照して、電球形LEDランプ30は、概説すれば、LED素子41を備える光源部40と、光源部40を保持するとともに光源部40に電気的に接続された口金53を備えるホルダ部50と、光源部40に接続されて光源部40において発生した熱が伝導されるとともにホルダ部50に対して移動自在に設けられた放熱部60と、放熱部60に対して灯具20の傘部22の内面22aに接触させる方向の弾発力を付勢する押付け手段70と、を有している。以下、詳述する。
光源部40は、図4(A)(B)を参照して、LED素子41を配列したLED素子ユニット42と、LED素子ユニット42を表面に実装する基板43と、基板43を表面に取り付ける取付ブロック44と、LED素子ユニット42を覆うように取付ブロック44に固定されたレンズユニット45と、を有している。LED素子41は、例えば白色LEDであり、高輝度のパワーLEDを用いている。LED素子ユニット42には、複数個のLED素子41が配列されている。取付ブロック44は、銅やアルミニウムなどの良熱伝導性の金属材料から形成され、LED素子ユニット42において発生した熱が基板43を介して伝導される。レンズユニット45は、半球形状を有し、透明なアクリル樹脂から形成されている。レンズユニット45が透明であるので、図4(A)では、LED素子41、LED素子ユニット42、および基板43を実線を用いて表している。
ホルダ部50は、入れ子式に形成された第1と第2のホルダ51、52から構成されている。第1ホルダ51は、中空の円筒形状を有し、光源部40の取付ブロック44の裏面に接続されている。第2ホルダ52は、開口部と底部とを備える中空円筒形状を有している。第2ホルダ52の底部に口金53が設けられている。第2ホルダ52の開口部の内径寸法は、第1ホルダ51の外径寸法よりも大きい。第1ホルダ51は、第2ホルダ52に対して、第2ホルダ52内において軸方向に摺動自在となっている。ホルダ部50は、第1ホルダ51が第2ホルダ52内において軸方向に移動することによって、光源部40を軸方向に移動自在に保持している。
放熱部60は、本実施形態にあっては、光源部40を超えて照射開口21に向かって伸びるプレート状放熱板61を含んでいる。プレート状放熱板61は、光源部40の取付ブロック44に取り付けられ、LED素子ユニット42において発生した熱が伝導される。複数枚のプレート状放熱板61は、取付ブロック44の周方向に沿って間隔を隔てて取り付けられ、放射状に伸びている(図4(A)を参照)。プレート状放熱板61のそれぞれは、LED素子ユニット42を中心にして照射開口21に向けて拡がって伸びる翼形状を有している。プレート状放熱板61の外周縁の形状は、特に限定されないが、投光器10における傘部22の内面形状は一般的に円弧形状を有しているので、プレート状放熱板61の外周縁の形状も円弧形状に形成してある。但し、プレート状放熱板61の外周縁形状における曲率と、傘部22の内面形状における曲率とが一致している必要はない。プレート状放熱板61の外周縁におけるいずれかの部位が、傘部22の内面22aと接触し得る形状であれば熱を伝導できるからである。また、プレート状放熱板61の外周縁と傘部22の内面22aとの間に、良熱伝導性のオイルなどのコーティング剤を塗布することによって、プレート状放熱板61と傘部22とをより良好に接触させることができるからである。プレート状放熱板61の形成材料は、特に限定されないが、光源部40において発生した熱を伝導し易いように、銅やアルミニウムなどの良熱伝導性の金属材料から形成することが好ましい。ホルダ部50は、光源部40を軸方向に移動自在に保持している。これによって、光源部40に接続されたプレート状放熱板61は、ホルダ部50に対して移動自在に設けられた状態となっている。
白色LEDを用いた照明の場合、その光束内に板材が存在していても、その板材が光によって加熱されることはほとんどない。したがって、プレート状放熱板61は光源部40を超えて照射開口21に向かって伸びているが、光によって加熱されることがほとんどなく、十分な放熱効果を得ることができる。
しかも、高輝度のパワーLEDを用いているので、点灯時にはプレート状放熱板61を視認することができず、意匠上も何ら支障が生じない。
図2および図3を参照して、押付け手段70は、図示例では引っ張りコイルバネ71から構成してある。引っ張りコイルバネ71の一端は第1ホルダ51内の上部支持板72に取り付けられ、他端は第2ホルダ52内の下部支持板73に取り付けられている。引っ張りコイルバネ71の弾発力は、第1ホルダ51を第2ホルダ52内に引き込むように作用する。したがって、電球形LEDランプ30を灯具20のソケット部23に接続した状態においては、引っ張りコイルバネ71は、プレート状放熱板61に対して灯具20の傘部22の内面22aに接触させる方向の弾発力を付勢している。
図2には、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力に抗してプレート状放熱板61を図中上方に移動させた状態が示され、図3には、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力によってプレート状放熱板61を図中下方に移動させた状態が示されている。電球形LEDランプ30を灯具20のソケット部23に接続した状態(図1を参照)においては、プレート状放熱板61は、最も伸張した状態(図2を参照)と、最も収縮した位置(図3を参照)との間の任意の位置において、引っ張りコイルバネ71の弾発力が付勢された状態で傘部22の内面22aに接触する。したがって、傘部22の形状が異なる灯具20に対して、同一の電球形LEDランプ30を適用することが可能となる。
図5を参照して、ホルダ部50には、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力に抗してプレート状放熱板61を初期位置に保持したり、初期位置への保持を解除したりする切り替え機構80が設けられている。なお、簡略化のために、図5にはプレート状放熱板61等の図示を省略してある。
切り替え機構80は、第2ホルダ52に軸方向に沿って貫通して設けられた第1と第2の孔81、82と、第1の孔81と第2の孔82とをつなぐ連通孔83と、第1ホルダ51に径方向に突出して取り付けられたピン部材84と、を有している。第1の孔81は、第2の孔82よりも短い。連通孔83は、第2ホルダ52の開口部側の位置において、第1の孔81と第2の孔82とをつないでいる。これらの孔81、82、83の中を摺動自在に、ピン部材84が嵌まり込んでいる。切り替え機構80は、ピン部材84が第1の孔81の端部81aに係止することによって、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力に抗して放熱部60の位置を初期位置に保持している。
この状態から光源部40を矢印A1の方向に引っ張り、第1ホルダ51のピン部材84を第1の孔81の端部81aから引き上げる。次いで、光源部40を矢印A2の方向に回転させ、ピン部材84を第1の孔81から連通孔83を通して第2の孔82に位置させる。そして、光源部40の引っ張り状態を緩めると、ピン部材84が第2の孔82内を移動し、切り替え機構80は、プレート状放熱板61の初期位置への保持を解除する。プレート状放熱板61は、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力によって矢印A3の方向に移動する。
図1および図2を参照して、ホルダ部50は、ソケット部23を構成するケーシング24(がいし)の端面24aに当接する端面52aを有している。
一般的な電球では、口金の部分がソケット部に接続されるだけであり、口金に連続する部位は、ソケット部を構成するケーシング(がいし)の端面に当接することがない。このため、揺れや振動によって電球に作用した応力は、口金とソケット部とのねじ込み部分のみに作用する。このため、ねじ込み部分が緩み易いという不具合がある。
これに対して、本実施形態では、ホルダ部50の端面52aが、ソケット部23を構成するケーシング24の端面24aに当接することから、電球形LEDランプ30に作用する応力は、口金53とソケット部23とのねじ込み部分のみならず、端面52a、24a同士が接触する部位にも作用する。このため、比較的大きな応力が作用しても、ねじ込み部分が緩み難くなり、投光器10を長期間にわたって安定して使用することが可能となる。なお、Oリングを介して端面52a、24a同士を当接させることも本発明の範囲に含まれる。
本実施形態の作用を説明する。
切り替え機構80は、図5に示すように、ピン部材84が第1の孔81の端部81aに係止することによって、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力に抗してプレート状放熱板61の位置を初期位置に保持している。
電球形LEDランプ30の口金53を、灯具20のソケット部23にねじ込んで接続する。電球形LEDランプ30を灯具20に接続したときには、初期位置に保持されているプレート状放熱板61は、傘部22の内面22aから離れている。プレート状放熱板61の外周縁と傘部22の内面22aとの間に、良熱伝導性のオイルなどのコーティング剤を塗布する。
この状態から光源部40を図5の矢印A1の方向に引っ張り、第1ホルダ51のピン部材84を第1の孔81の端部81aから引き上げ、光源部40を矢印A2の方向に回転させ、光源部40の引っ張り状態を緩める。プレート状放熱板61は、引っ張りコイルバネ71が付勢する弾発力によって矢印A3の方向に移動する。
これにより、図1に示すように、プレート状放熱板61は、最も伸張した状態(図2を参照)と、最も収縮した位置(図3を参照)との間の位置において、引っ張りコイルバネ71の弾発力が付勢された状態で傘部22の内面22aに接触する。
投光器10を点灯すると、LED素子41において発生した熱は、取付ブロック44に伝導され、さらに、取付ブロック44に取り付けられたプレート状放熱板61に伝導される。プレート状放熱板61に伝導された熱は、放熱板61自体から放熱されるとともに、傘部22にまで伝導されてこの傘部22から放熱される。プレート状放熱板61のみならず、比較的広い面積を有する傘部22からも放熱することから、投光器10の放熱性が高まる。
以上説明したように、第1の実施形態では、光源部40に接続されたプレート状放熱板61は、ホルダ部50に対して移動自在に設けられており、引っ張りコイルバネ71から弾発力が付勢された状態で、灯具20の傘部22の内面22aに接触している。したがって、光源部40において発生した熱は、プレート状放熱板61を介して傘部22にまで伝導され、この傘部22から放熱される。このように灯具20が備える傘部22を利用して放熱性を高めることができるので、簡単な構造で放熱性を高めた電球形LEDランプ30、およびその電球形LEDランプ30を用いた投光器10を提供することが可能となる。また、ファンによって放熱するタイプの電球形LEDランプに比べて、製造コストを抑えることができる。さらに、プレート状放熱板61は、引っ張りコイルバネ71の弾発力が付勢された状態で傘部22の内面22aに接触することから、傘部22の形状が異なる灯具20に対しても、同一の電球形LEDランプ30を適用することが可能となる。
また、プレート状放熱板61は光源部40を超えて照射開口21に向かって伸びているが、光によって加熱されることがほとんどなく、比較的大きな放熱面積を確保して十分な放熱効果を得ることができる。しかも、高輝度のパワーLEDを用いているので、点灯時にはプレート状放熱板61を視認することができず、意匠上も何ら支障が生じない。
また、ホルダ部50が、ソケット部23を構成するケーシング24の端面24aに当接する端面52aを有しているので、電球形LEDランプ30に作用する応力は、口金53とソケット部23とのねじ込み部分のみならず、端面52a、24a同士が接触する部位にも作用する。このため、比較的大きな応力が作用しても、ねじ込み部分が緩み難くなり、投光器10を長期間にわたって安定して使用することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、放熱部160の構成などを改変したしたものである。図1〜図5と同じ部材には同一の符号をし、その説明は一部省略する。
図6および図7を参照して、第2の実施形態の電球形LEDランプ130は、第1の実施形態の電球形LEDランプ30と同様に、LED素子41を備える光源部40と、光源部40を保持するとともに光源部40に電気的に接続された口金53を備えるホルダ部150と、光源部40に接続されて光源部40において発生した熱が伝導されるとともにホルダ部150に対して移動自在に設けられた放熱部160と、放熱部160に対して灯具20の傘部22の内面22aに接触させる方向の弾発力を付勢する押付け手段170と、を有している。
ホルダ部150は、伸縮せず、一つのホルダ151が光源部40の取付ブロック44の裏面に接続されている。ホルダ151の底部に口金53が設けられている。
放熱部160は、本実施形態にあっては、光源部40よりもホルダ部150の側に配置されるプレート状放熱板161を含んでいる。プレート状放熱板161は、ホルダ151に挿通されるリング形状を有している。プレート状放熱板161の中心孔は、ホルダ151の外径よりも若干大きく形成し、プレート状放熱板161がホルダ151に沿って移動することが阻害されないようにしている。プレート状放熱板161の外周縁の形状は、特に限定されないが、投光器10における傘部22の根元に位置する首部25に接触し易いように、傾斜面に形成してある。プレート状放熱板161の外周縁と傘部22の内面22aとの間には、良熱伝導性のオイルなどのコーティング剤が塗布される。プレート状放熱板161の形成材料は、特に限定されないが、光源部40において発生した熱を伝導し易いように、銅やアルミニウムなどの良熱伝導性の金属材料から形成することが好ましい。プレート状放熱板161は、押付け手段170を構成するコイルバネ171を介して、光源部40の取付ブロック44に取り付けられ、垂下している。プレート状放熱板161は、コイルバネ171の伸縮によってホルダ部150に対して移動自在に設けられた状態となっている。
押付け手段170は、コイルバネ171から構成してある。コイルバネ171の一端を、取付ブロック44の裏面に取り付け、他端は、プレート状放熱板161に取り付けられている。プレート状放熱板161が取付ブロック44の側に移動すると、コイルバネ171が圧縮されて弾発力が生成される。電球形LEDランプ130を灯具20のソケット部23に接続した状態においては、プレート状放熱板161が傘部22の首部25に接触して取付ブロック44の側に移動する。したがって、コイルバネ171は、プレート状放熱板161に対して灯具20の傘部22の内面22aに接触させる方向の弾発力を付勢している。コイルバネ171の形成材料は、特に限定されないが、光源部40において発生した熱をプレート状放熱板161に伝導し易いように、銅やアルミニウムなどの良熱伝導性の金属材料から形成することが好ましい。
第2の実施形態では、光源部40に接続されて光源部40において発生した熱が伝導される他の放熱部としての第2のプレート状放熱板162を有している。この第2のプレート状放熱板162は、第1の実施形態におけるプレート状放熱板61と同じ翼形状を有している。但し、ホルダ部150に対して移動自在に設けられていない点において、第1の実施形態におけるプレート状放熱板61とは異なっている。第2のプレート状放熱板162は、傘部22の内面22aに接触していなくても、第2のプレート状放熱板162に伝導された熱を、放熱板162自体から放熱することができる。図示例では、電球形LEDランプ130を灯具20のソケット部23に接続した状態において、傘部22の内面22aに接触し得るように第2のプレート状放熱板162の寸法を調整してある。
本実施形態の作用を説明する。
電球形LEDランプ130の口金53を、灯具20のソケット部23にねじ込んで接続する。電球形LEDランプ130を灯具20のソケット部23に接続した状態においては、プレート状放熱板161は、傘部22の首部25に接触して取付ブロック44の側に移動する。プレート状放熱板161は、コイルバネ171の弾発力が付勢された状態で傘部22の内面22aに接触する。
投光器10を点灯すると、LED素子41において発生した熱は、取付ブロック44に伝導され、さらに、取付ブロック44にコイルバネ171を介して取り付けられたプレート状放熱板161に伝導される。プレート状放熱板161に伝導された熱は、首部25から傘部22に伝導されてこの傘部22から放熱される。プレート状放熱板161のみならず、比較的広い面積を有する傘部22からも放熱することから、投光器10の放熱性が高まる。また、第2のプレート状放熱板162に伝導された熱は、放熱板162自体から放熱されるとともに、傘部22にまで伝導されてこの傘部22から放熱される。
以上説明したように、第2の実施形態によっても、光源部40に接続されたプレート状放熱板161は、ホルダ部150に対して移動自在に設けられており、押付け手段170から弾発力が付勢された状態で、灯具20の傘部22の内面22aに接触している。したがって、光源部40において発生した熱は、プレート状放熱板161を介して傘部22にまで伝導され、この傘部22から放熱される。また、第2のプレート状放熱板162に伝導された熱は、放熱板162自体から放熱されるとともに、傘部22にまで伝導されてこの傘部22から放熱される。このように灯具20が備える傘部22を利用して放熱性を高めることができるので、簡単な構造で放熱性を高めた電球形LEDランプ130、およびその電球形LEDランプ130を用いた投光器10を提供することが可能となる。また、ファンによって放熱するタイプの電球形LEDランプに比べて、製造コストを抑えることができる。さらに、プレート状放熱板161は、コイルバネ171の弾発力が付勢された状態で傘部22の内面22aに接触することから、傘部22の形状が異なる灯具20に対しても、同一の電球形LEDランプ130を適用することが可能となる。
(ホルダ部250の改変例)
図8を参照して、ホルダ部250を、必要な機能に合わせてユニット251を選択して組み合わせ可能なように構成することができる。ユニット251には所要の機能を付加することができる。ユニット251として、例えば、ネットワーク通信をコントロールする機能を備えたユニット、AC/DCコンバート機能を備えたユニット、冷却ファンを備えたユニットなどを例示することができる。ユニット251を組合わせてホルダ部250を構成することから、所望の機能を備える電球形LEDランプを形成することができる。
(第3の実施形態)
図9を参照して、第3の実施形態に係る照明器具としての街路灯310は、第1の実施形態と同様に、灯具320と、電球形LEDランプ330とを有している。灯具320は、照射開口321が形成された傘部322と、ソケット部323とを有している。灯具320は、アルミニウムなどの金属材料から形成され、傘部322は反射板として機能している。ソケット部323に接続される電球形LEDランプ330は、投光器310に元々接続されていた電球型ハロゲン球に代替して使用可能となっている。図中の符号325は、照射開口321を塞ぐカバー部材を示している。
電球形LEDランプ330は、LED素子を備える光源部340と、光源部340を保持するとともに光源部340に電気的に接続された口金353を備えるホルダ部350と、光源部340に接続されて光源部340において発生した熱が伝導されるとともにホルダ部350に対して移動自在に設けられた放熱部360と、放熱部360に対して灯具320の傘部322の内面322aに接触させる方向の弾発力を付勢する押付け手段370と、を有している。
第3の実施形態の街路灯にあっては、ホルダ部350は、リンク機構380を介して、光源部340を回動自在に保持している。リンク機構380は、ホルダ部350の先端に回動自在に設けられたシャフト381を含み、このシャフトの先端に、光源部340の基端部を回動自在に接続している。シャフト381の基端381aには、図示のように、押付け手段370を構成する引っ張りコイルバネ371が接続されている。引っ張りコイルバネ371の弾発力は、放熱部360に対して灯具320の傘部322の内面322aに接触させる方向の弾発力を付勢する。放熱部360は、放熱フィンのような板形状でもよいし、ブロック形状でもよい。
第3の実施形態によっては、光源部340に接続された放熱部360は、ホルダ部350に対して回動自在に設けられており、引っ張りコイルバネ371から弾発力が付勢された状態で、灯具320の傘部322の内面322aに平行な状態で接触している。したがって、光源部340において発生した熱は、放熱部360を介して傘部322にまで伝導され、この傘部322から放熱される。このように灯具320が備える傘部322を利用して放熱性を高めることができるので、簡単な構造で放熱性を高めた電球形LEDランプ330、およびその電球形LEDランプ330を用いた街路灯310を提供することが可能となる。また、ファンによって放熱するタイプの電球形LEDランプに比べて、製造コストを抑えることができる。さらに、放熱部360は、引っ張りコイルバネ371の弾発力が付勢された状態で傘部322の内面322aに接触することから、傘部22の形状が異なる灯具320に対しても、同一の電球形LEDランプ330を適用することが可能となる。
(その他の改変例)
照明器具として投光器を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。灯具が備える傘部を利用して放熱性を高め得る限りにおいて、種々の電球形LEDランプ、およびその電球形LEDランプを用いた照明器具に適用することができる。
また、LED素子41として白色LEDであり高輝度のパワーLEDを用いた場合を例示したが、この場合に限定されるものでもない。
10 投光器(照明器具)、
20 灯具、
21 照射開口、
22 傘部、
22a 傘部の内面、
23 ソケット部、
24 ケーシング、
24a ケーシングの端面、
25 首部、
30 電球形LEDランプ、
41 LED素子、
40 光源部、
41 LED素子、
42 LED素子ユニット、
44 取付ブロック、
45 レンズユニット、
50 ホルダ部、
51 第1ホルダ、
52 第2ホルダ、
52a ホルダ部の端面、
53 口金、
60 放熱部、
61 プレート状放熱板(放熱部)、
70 押付け手段、
71 引っ張りコイルバネ、
80 切り替え機構、
130 電球形LEDランプ、
150 ホルダ部、
151 ホルダ、
160 放熱部、
161 プレート状放熱板(放熱部)、
162 第2のプレート状放熱板、
170 押付け手段、
171 コイルバネ、
250 ホルダ部、
251 ユニット、
310 街路灯(照明器具)、
320 灯具、
321 照射開口、
322 傘部、
322a 傘部の内面、
323 ソケット部、
330 電球形LEDランプ、
340 光源部、
350 ホルダ部、
353 口金、
360 放熱部、
370 押付け手段、
371 引っ張りコイルバネ、
380 リンク機構
381 シャフト。

Claims (5)

  1. 照射開口が形成された傘部を備える灯具のソケット部に接続される電球形LEDランプであって、
    LED素子を備える光源部と、
    前記光源部を保持するとともに前記光源部に電気的に接続された口金を備えるホルダ部と、
    前記光源部に接続されて前記光源部において発生した熱が伝導されるとともに前記ホルダ部に対して移動自在に設けられた放熱部と、
    前記放熱部に対して、前記灯具の前記傘部の内面に接触させる方向の弾発力を付勢する押付け手段と、を有する電球形LEDランプ。
  2. 前記放熱部が、前記光源部を超えて照射開口に向かって伸びるプレート状放熱板を含んでいる、請求項1に記載の電球形LEDランプ。
  3. 前記放熱部が、前記光源部よりも前記ホルダ部の側に配置されるプレート状放熱板を含んでいる、請求項1または請求項2に記載の電球形LEDランプ。
  4. 前記ホルダ部が、前記ソケット部を構成するケーシングの端面に当接する端面を有する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の電球形LEDランプ。
  5. 照射開口が形成された傘部とソケット部とを備える灯具、および前記ソケット部に接続される請求項1〜4のいずれか1つに記載の電球形LEDランプを有する照明器具。
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