JP5895192B2

JP5895192B2 - Ｌｅｄ照明器具

Info

Publication number: JP5895192B2
Application number: JP2012044026A
Authority: JP
Inventors: 有士中川
Original assignee: Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Current assignee: Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date: 2012-02-29
Filing date: 2012-02-29
Publication date: 2016-03-30
Anticipated expiration: 2032-02-29
Also published as: JP2013182698A; WO2013128896A1; CN204042628U

Description

本発明は、ＬＥＤを実装した実装基板を灯具の前面に取り付けたＬＥＤ照明器具に関するものである。

従来より、ＬＥＤを実装した実装基板を灯具の前面に取り付けたＬＥＤ照明器具が知られている（例えば、特許文献１参照）。
図８に示すように、特許文献１に記載の照明器具１００では、外周面に多数の放熱フィン１０１を有する灯具１０２の先端面１０３に、複数の光源であるＬＥＤ１０４を実装した実装基板１０５が、絶縁シート１０６を介して取り付けられる。
実装基板１０５の前側（図８において上側）には、ＬＥＤ１０４に対応した位置に光出口１０７を有する反射板１０８が、ねじ１０９により取り付けられる。反射板１０８のＬＥＤ１０４側面には、実装基板１０５の外周に設けられている位置決めガイド１１０に嵌合する位置決めピン（図示省略）が設けられており、反射板１０８を取り付ける際に、位置決めピンを位置決めガイド１１０に嵌合させて位置決めしている。

特開２０１０−２６２８４６号公報（第１図）

ところで、ＬＥＤを実装した実装基板を灯具の前面に取り付ける際に、実装基板が嵌合する凹部を設ける場合がある。この場合、凹部を形成する金型の摩耗により、凹部の底面角部にＲ部が発生するのを考慮して、Ｒ部が実装基板に当たらないように凹部を大きめに形成して、ねじで固定するのが一般的である。
しかしながら、凹部が実装基板よりも大きめに形成されているため、位置決め精度が低下する。また、ねじの締め付けトルク管理を徹底して、実装基板に与える応力と灯具への放熱効果を得るための密接さを管理しなければならないため、組立作業性が悪くなるという問題があった。

本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、ＬＥＤを実装した実装基板を、灯具に対して容易に位置決めするとともに密着させて、組立作業性および放熱効果を改善させることができるＬＥＤ照明器具を提供することを目的とする。

本発明のＬＥＤ照明器具は、実装基板にＬＥＤを実装したＬＥＤ光源と、前記ＬＥＤ光源を取り付ける取付面を有する灯具と、を備え、前記取付面に、前記実装基板を嵌め込む嵌合凹部を設けるとともに、前記嵌合凹部は、前記実装基板の大きさおよび形状よりも大きくなるように形成されており、前記嵌合凹部の内周壁に、前記嵌合凹部に嵌め込まれた前記実装基板の側端面に当接する複数個の凸部を設け、前記複数個の凸部が前記実装基板の前記側端面に当接する位置のみに、前記嵌合凹部の前記内周壁に連続する底面に窪みを設けたものである。

さらに、本発明のＬＥＤ照明器具は、前記凸部が、前記実装基板を囲む位置に３個以上設けられたものである。

本発明は、ＬＥＤを実装した実装基板を嵌合させる嵌合凹部の内周壁が、実装基板の側端面に当接する位置には、内周壁に連続する嵌合凹部の底面に窪みを設けたので、嵌合凹部の形成時に金型の摩耗により生じるＲ部は、実装基板に当接しない。これにより、実装基板を灯具に対して容易に位置決めするとともに密着させることができ、組立作業性および放熱効果を改善させることができるという効果を有するＬＥＤ照明器具を提供できる。

本発明に係る実施形態のＬＥＤ照明器具を下方から見た斜視図本発明に係る実施形態のＬＥＤ照明器具の側面図および断面図（Ａ）は灯具本体下面の平面図であり、（Ｂ）はＬＥＤ光源取付部の拡大平面図（Ａ）は灯具本体の下面の平面図で有り、（Ｂ）は（Ａ）中Ｂ部分の灯具本体の下面に設けられた凹部の斜視図拡大（Ａ）はＬＥＤ光源を灯具本体下面の嵌合凹部に嵌め込む状態を示す斜視図であり、（Ｂ）は（Ａ）中Ｂ−Ｂ位置の断面図（Ａ）は灯具本体下面の嵌合凹部に嵌め込まれたＬＥＤ光源をばね部材で取り付ける状態を示す分解斜視図であり、（Ｂ）は（Ａ）中Ｂ−Ｂ位置の断面図嵌合凹部および窪みの変形例を示す斜視図従来のＬＥＤ照明器具の分解斜視図

以下、本発明に係る実施形態のＬＥＤ照明器具について、図面を用いて説明する。
図１および図２に示すように、本発明に係る実施形態のＬＥＤ照明器具１０は、被取付部である天井面１１に設けられている埋込孔１２に取り付けて、下方を照明するのに用いることができる。
なお、以下の説明においては、天井面１１から下方を照明する場合を対象とし、照射方向を下方または下側で表示し、照射方向と反対側を上方または上側で表示することとする。

図１に示すように、ＬＥＤ照明器具１０は、下面（取付面（図２参照））２２１にＬＥＤ光源２１を備えた灯具２０と、灯具２０を天井面１１に取り付けるための灯具取付部４０を有する。
灯具２０は、電源ケース６０に収容された電源装置６１と、電源線６２により接続されている。
図２に示すように、灯具２０は、下面２２１にＬＥＤ光源２１が取り付けられた灯具本体２２を有する。灯具２０の下面２２１には、ＬＥＤ光源２１に対応して反射面２４１を有する反射板２４が取り付けられている。反射板２４の前側には、パッキン２５を介して透光性のパネル２６が設けられており、パネル２６は押え板２７によって灯具本体２２に取り付けられている。
また、灯具本体２２の外周には複数枚の放熱フィン２３が設けられている。

灯具取付部４０は、灯具本体２２を内部に収容する灯具本体用フレーム４１と、ＬＥＤ照明器具１０を天井面１１に取り付けた際に、天井面１１に下方から当接するリング状の枠部材４２を有する。
灯具本体用フレーム４１と枠部材４２とは、連結フレーム４３により連結されている。連結フレーム４３は、周方向に沿って所定間隔で複数個設けられている。

灯具本体２２のパネル２６の下方には、複数のＬＥＤ光源２１から発せられた光を所定の方向へ反射する補助反射板５０が取り付けられる。補助反射板５０は、全体略円錐台形状をしており、上側の開口部（上開口部５１）から複数のＬＥＤ光源２１が下方に露出する。
また、下側の開口部（下開口部５２）には、リング状の止め部材５３が設けられており、止め部材５３は灯具取付部４０の枠部材４２の内縁に、下方から当接して、補助反射板５０の支持および位置決めをする。

補助反射板５０の上部外側には、補助反射板取付ばね５４が取り付けられている。補助反射板取付ばね５４は、一対のばね部材５４１、５４１を有しており、一対のばね部材５４１、５４１は、互いに離反する方向へ付勢されている。
灯具本体用フレーム４１には、補助反射板５０を取り付けるための取付板４４が取り付けられている。取付板４４は、周方向に沿って長円形状の切欠き４４１が設けられており、補助反射板取付ばね５４のばね部材５４１を切欠き４４１に通すことにより、補助反射板５０は灯具本体２２に取り付けられる。

図３（Ａ）に示すように、灯具本体２２の下面２２１には、複数個のＬＥＤ光源２１が取り付けられる。
図３（Ｂ）に示すように、ＬＥＤ光源２１は、ＬＥＤ２１１と、ＬＥＤ２１１を実装する実装基板２１２を有する。また、実装基板２１２には、コネクタ２１３が取り付けられている。

図４（Ａ）に示すように、灯具本体２２の下面２２１には、ＬＥＤ光源２１用の嵌合凹部３１が、周方向に所定間隔で、下面２２１の中心ＣＰから放射状に設けられている。実装基板２１２は、嵌合凹部３１の底面３１２に密着して取り付けられる。
図４（Ｂ）に示すように、嵌合凹部３１は、ＬＥＤ光源２１の実装基板２１２の大きさおよび形状よりも若干大きめに形成されている。嵌合凹部３１の内周壁３１１には、少なくとも３個（ここでは、例えば５個）の凸部３２が、嵌合凹部３１の内側に突出して設けられている。
なお、凸部３２の位置に対応する底面３１２には、各々窪み３１３が設けられている。

図５（Ａ）に示すように、凸部３２の先端面は、嵌合凹部３１に嵌めるＬＥＤ光源２１の実装基板２１２の大きさに略対応しており、実装基板２１２の側端面２１５に当接する。
図５（Ｂ）に示すように、凸部３２位置においては、窪み３１３が設けられているので、実装基板２１２の上面角部２１４は嵌合凹部３１の底面３１２に当接しない。また、凸部３２位置以外の位置においては、嵌合凹部３１が実装基板２１２よりも大きく形成されているため、実装基板２１２の上面角部２１４は、嵌合凹部３１の底面３１２と内周壁３１１との交点である底面角部３１４に接触せずに、底面３１２に接触する。
従って、実装基板２１２の上面角部２１４は、金型の摩耗により形成時にＲ状になるおそれがある嵌合凹部３１の底面角部３１４に当接しない。

図６（Ａ）および（Ｂ）に示すように、嵌合凹部３１に嵌め込まれたＬＥＤ光源２１は、実装基板２１２をばね部材３３で押えて固定する。
ばね部材３３は、灯具本体２２の下面２２１において、嵌合凹部３１が設けられていない部位に固定するための支持部３３１と、この支持部３３１を連結する連結部３３２を有する。支持部３３１には、実装基板２１２を灯具本体２２の下面２２１に押し付ける押圧ばね部３３３を有する。

従って、ＬＥＤ光源２１の取付けは、まず、ＬＥＤ光源２１の実装基板２１２を、灯具本体２２の下面２２１に設けられている嵌合凹部３１に嵌め込む。このとき、嵌合凹部３１の凸部３２により実装基板２１２の位置決めをする。
次いで、取付ねじ３４を、ばね部材３３の支持部３３１に設けられている貫通孔３３４に通し、さらに、灯具本体２２下面２２１のねじ孔２２２に締結する。
これにより、ばね部材３３の押圧ばね部３３３が実装基板２１２を灯具本体２２の下面２２１に押し付けて固定する。

以上、説明した本発明に係る実施形態のＬＥＤ照明器具１０によれば、ＬＥＤ２１１を実装した実装基板２１２を、灯具２０の下面２２１に設けられた嵌合凹部３１に嵌合させて取り付ける。
このとき、嵌合凹部３１の内周壁３１１が実装基板２１２の側端面２１５に当接する位置には、嵌合凹部３１の内周壁３１１に連続する底面３１２に窪み３１３を設けたので、嵌合凹部３１の形成時に金型の摩耗により生じるＲ部は、実装基板２１２に当接しない。
これにより、実装基板２１２を灯具本体２２に対して容易に位置決めするとともに密着させることができ、組立作業性および放熱効果を改善させることができる。

また、嵌合凹部３１の内周壁３１１に、嵌合凹部３１に嵌め込まれた実装基板２１２の側端面２１５に当接する複数個の凸部３２を設けたので、実装基板２１２を容易に位置決めできる。

さらに、凸部３２を、実装基板２１２を囲む位置に３個以上設けたので、実装基板２１２を、嵌合凹部３１内に確実に位置決めできる。

なお、本発明のＬＥＤ照明器具は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、実装基板２１２の側端面２１５に当接する嵌合凹部３１の内周壁３１１として、複数の凸部３２を設けた場合について例示した。
このほか、図７に示すように、嵌合凹部３１Ｂの内周壁３１１が全面にわたって実装基板２１２の側端面２１５と当接する場合には、内周壁３１１に連続する底面３１２に、連続した溝状の窪み３１３Ｂを設ける。

１０ＬＥＤ照明器具
２０灯具
２１ＬＥＤ光源
２１１ＬＥＤ
２１２実装基板
２１５側端面
２２１下面（取付面）
３１嵌合凹部
３１１内周壁
３１２底面
３１３、３１３Ｂ窪み
３２凸部

Claims

実装基板にＬＥＤを実装したＬＥＤ光源と、
前記ＬＥＤ光源を取り付ける取付面を有する灯具と、を備え、
前記取付面に、前記実装基板を嵌め込む嵌合凹部を設けるとともに、
前記嵌合凹部は、前記実装基板の大きさおよび形状よりも大きくなるように形成されており、
前記嵌合凹部の内周壁に、前記嵌合凹部に嵌め込まれた前記実装基板の側端面に当接する複数個の凸部を設け、
前記複数個の凸部が前記実装基板の前記側端面に当接する位置のみに、前記嵌合凹部の前記内周壁に連続する底面に窪みを設けたＬＥＤ照明器具。
請求項１に記載のＬＥＤ照明器具において、
前記凸部が、前記実装基板を囲む位置に３個以上設けられたＬＥＤ照明器具。