JP2012047773A - カラオケシステム - Google Patents

カラオケシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2012047773A
JP2012047773A JP2010186768A JP2010186768A JP2012047773A JP 2012047773 A JP2012047773 A JP 2012047773A JP 2010186768 A JP2010186768 A JP 2010186768A JP 2010186768 A JP2010186768 A JP 2010186768A JP 2012047773 A JP2012047773 A JP 2012047773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commander
server
identification information
remote controller
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010186768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5229282B2 (ja
Inventor
Keisuke Miyachi
恵佑 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2010186768A priority Critical patent/JP5229282B2/ja
Publication of JP2012047773A publication Critical patent/JP2012047773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5229282B2 publication Critical patent/JP5229282B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】リモコン、コマンダ、サーバを有するカラオケシステムに関し、ペアリング処理及び開局処理における利便性を向上させたカラオケシステムを提供する。
【解決手段】カラオケシステム1は、コマンダ200、リモコン300、サーバ400を有して構成される。ペアリング処理を開始すると、リモコン300は、コマンダ200からコマンダ識別情報を取得する。リモコン300は、コマンダ識別情報にサーバドメイン情報が包まれていない場合、ユーザの操作に基づいて、コマンダ200に開局処理を指示する。コマンダ200は、開局処理の実行に伴い、サーバドメイン情報を取得し、コマンダ識別情報に包めて、リモコン300へ出力する。サーバドメイン情報を含むコマンダ識別情報を取得すると、リモコン300は、サーバドメイン情報に係るサーバ400を通信相手先に特定し、第1メニュー画面520をディスプレイ340に表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、リモコンと、コマンダと、サーバとにより構成されるカラオケシステムに関する。
従来、カラオケシステムの分野においては、リモコンに対する操作を行うことで、コマンダを遠隔操作して、カラオケ楽曲の予約や演奏制御を行うように構成されているものが存在する。リモコンによりコマンダを遠隔操作する必要上、リモコンは、例えば、無線LAN通信等により電波を介して、コマンダと通信可能に接続される。
このようなリモコンとコマンダの間で無線通信が行われる場合に、カラオケボックス等の複数のリモコン、コマンダが一定範囲内で使用される状況下において、ユーザがリモコンを操作した場合に、ユーザ所望のコマンダではなく、他のコマンダと通信してしまう場合がある。このような不具合を防止する為、カラオケシステムでは、予めコマンダとリモコンを対応付けておくペアリング処理(くくりつけ処理)を行うことが望ましい。
リモコンとコマンダのペアリング処理に関する発明として、特許文献1記載のカラオケ装置が知られている。特許文献1に記載されているように、ペアリング処理を行う際には、先ず、リモコンからコマンダに対して、ペアリングを要求する旨の信号が出力される。当該信号を受信すると、コマンダは、当該リモコン固有のIPアドレスを生成し、ペアリング結果に基づく情報をリモコンへ返信する。この時、ペアリング結果に基づく情報には、生成したリモコンのIPアドレスと、当該コマンダ固有のIPアドレスを含み、コマンダが保持する情報の内、リモコンにおける通信に要する全ての情報を有している。これにより、当該ペアリング処理を実行することで、リモコンとコマンダは、相互に相手先を特定した通信を行うことができ、上述した不具合を防止し得る。
特開2006−078759号公報
ここで、近年、カラオケサービスの分野においては、リモコンとサーバの間の通信を前提とするサービスが提供されている。上記サービスとしては、例えば、リモコンにおいて、ユーザ固有のユーザIDを入力し、当該ユーザID等をサーバへ送信することにより、サーバへログインし、サーバでユーザID毎に管理されている情報に基づいて提供されるサービス(例えば、ユーザの歌唱採点履歴の参照や、ユーザの得意な楽曲の予約操作)を挙げることができる。従って、これらのサービスの提供を受けるためには、リモコンは、ネットワーク上における所定のサーバを特定した通信を行う必要がある。
上述したように、リモコンは、ペアリング処理を実行することで、リモコンにおける通信に要する全ての情報を、コマンダから取得する。従って、ペアリング処理を実行した時点で、コマンダが「ネットワーク上のサーバを特定する為の情報」を有していなければ、リモコンは、「ネットワーク上のサーバを特定する為の情報」に基づいて、所定のサーバを特定することができない。つまり、この状態では、リモコンとサーバの間で通信を行うことができず、当該カラオケシステムでは、上述したサービスを受けることができない。
一方、カラオケシステムにおいては、コマンダとサーバの間を通信可能な状態とするための処理として、開局処理が知られている。開局処理では、コマンダは、自己のIPアドレスをサーバへ出力し、サーバは、当該コマンダのIPアドレスを登録する。コマンダのIPアドレスを登録した後、サーバは、コマンダに対して、「ネットワーク上のサーバを特定する為の情報」を、コマンダに対して出力する。従って、この開局処理を行った状態であれば、コマンダは、「ネットワーク上のサーバを特定する為の情報」を保持していることになる。
そして、カラオケシステムにおいては、上述したペアリング処理、開局処理は、サービスマン等の作業者が行う場合が多い。更に、ペアリング処理及び開局処理は、夫々独立して実行可能な処理である。従って、サービスマン等の作業者が、ペアリング処理を実行した後、開局処理を行うという手順で作業を進める場合がある。
この場合、開局処理終了前にペアリング処理を実行してしまうため、リモコンは、「ネットワーク上のサーバを特定する為の情報」を保持していない状態となる。つまり、ペアリング処理、開局処理の順で作業が行われてしまうと、当該リモコンでは、リモコンとサーバの間の通信を前提とするサービスの提供を受けることができない状態となってしまう。そして、この状態を解消する為には、サービスマン等は、再度、ペアリング処理に関する作業をやり直さなければならず、サービスマン等の作業負担となってしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、リモコン、コマンダ、サーバを有するカラオケシステムに関し、ペアリング処理及び開局処理における利便性を向上させたカラオケシステムを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る請求項1記載のカラオケシステムは、リモコンと、コマンダと、サーバと、から構成されるカラオケシステムであって、前記リモコンは、種々の入力操作に用いられる入力手段と、当該リモコンにおける各種制御を行う第1制御手段と、当該リモコンを識別する為のリモコン識別情報を記憶する第1記憶手段と、前記コマンダ及び前記サーバと通信可能に構成された第1通信手段と、を有し、前記コマンダは、当該コマンダにおける各種制御を行う第2制御手段と、当該コマンダを識別する為のコマンダ識別情報を記憶する第2記憶手段と、前記リモコン及び前記サーバと通信可能に構成された第2通信手段と、を有し、前記サーバは、当該サーバにおける各種制御を行う第3制御手段と、当該サーバを識別する為のサーバ識別情報を記憶する第3記憶手段と、前記リモコン及び前記コマンダと通信可能に構成された第3通信手段と、を有し、前記第1制御手段は、前記入力手段による入力操作に基づいて、前記コマンダに対して、前記コマンダ識別情報を要求する第1要求信号を出力し、前記第2制御手段は、前記リモコンから出力された第1要求信号に基づいて、前記第2記憶手段に記憶されているコマンダ識別情報を、当該リモコンに対して送信し、前記第1制御手段は、前記コマンダ識別情報を取得すると、前記第1記憶手段に当該コマンダ識別情報を格納することで、当該リモコンの通信相手先として、当該コマンダ識別情報に係るコマンダを関連付け、前記コマンダから取得したコマンダ識別情報が、前記コマンダの通信相手先として関連付けられた前記サーバに係る前記サーバ識別情報を含むか否かを判断し、前記コマンダ識別情報が前記サーバ識別情報を含んでいない場合に、前記コマンダに対して、前記サーバへ第2要求信号を出力する旨を指示する指示信号を送信し、前記第2制御手段は、前記リモコンから、前記指示信号を受信した場合に、前記コマンダ識別情報と共に、当該コマンダの通信相手先として、前記サーバを関連付けることを要求する第2要求信号を出力し、前記第3制御手段は、前記コマンダから出力された第2要求信号に基づいて、前記第3記憶手段に当該コマンダ識別情報を格納することで、当該サーバを、コマンダ識別情報に係るコマンダの通信相手先として関連付けると共に、前記第3記憶手段に格納されている前記サーバ識別情報を、当該コマンダに対して送信し、前記第2制御手段は、前記サーバからサーバ識別情報を受信すると、当該サーバ識別情報を含むコマンダ識別情報を生成して、前記リモコンに対して送信し、前記第1制御手段は、前記コマンダから、当該サーバ識別情報を含むコマンダ識別情報を受信すると、当該リモコンの通信相手先として、当該サーバ識別情報に係るサーバを関連付けることを特徴とする。
当該カラオケシステムは、リモコンと、コマンダと、サーバとを有して構成されている。リモコンは、入力手段と、第1制御手段と、第1記憶手段と、第1通信手段とを有している。コマンダは、第2制御手段と、第2記憶手段と、第2通信手段とを有している。サーバは、第3制御手段と、第3記憶手段と、第3通信手段とを有している。そして、当該カラオケシステムにおいて、リモコンは、入力手段による入力操作に基づいて、第1要求信号を出力し、コマンダは、当該第1要求信号に基づいて、コマンダ識別情報をリモコンへ出力する。コマンダ識別情報を取得すると、リモコンは、当該リモコンの通信相手先として、コマンダ識別情報に係るコマンダを関連付ける。即ち、当該カラオケシステムは、所謂、ペアリング処理を行うことで、リモコンとコマンダの通信相手先を特定しておくことができる。
そして、リモコンは、ペアリング処理で取得したコマンダ識別情報にサーバ識別情報が含まれていないと判断した場合に、指示信号をコマンダに送信する。
当該指示信号を受信すると、コマンダは、コマンダ識別情報と共に、第2要求信号をサーバへ出力し、サーバは、第2要求信号に基づいて、第3記憶手段に当該コマンダ識別情報を格納することで、当該サーバを、コマンダ識別情報に係るコマンダの通信相手先として関連付けると共に、第3記憶手段に格納されているサーバ識別情報を、当該コマンダに対して送信する。これにより、当該カラオケシステムでは、リモコンからの指示信号に基づいて、コマンダとサーバの間の開局処理を実行することができ、コマンダは、サーバ識別情報を保持した状態となる。
そして、当該サーバ識別情報を受信すると、コマンダは、サーバ識別情報を含むコマンダ識別情報を生成して、指示信号を出力したリモコンに送信する。コマンダから、当該サーバ識別情報を含むコマンダ識別情報を受信すると、リモコンは、当該リモコンの通信相手先として、サーバ識別情報に係るサーバを関連付ける。これにより、当該カラオケシステムでは、リモコンは、サーバ識別情報に係るサーバを特定した通信を行い得る状態となる。つまり、当該カラオケシステムによれば、開局処理前にペアリング処理を行ってしまった場合であっても、サービスマン等がペアリング処理に係る作業を再度行うことなく、リモコンを特定のサーバと通信可能な状態にし得る。この結果、当該カラオケシステムは、ペアリング処理、開局処理におけるサービスマン等の作業負担を軽減し得る。
本発明の一側面に係る請求項2記載のカラオケシステムは、請求項1記載のカラオケシステムであって、前記リモコンは、前記制御手段による制御に基づいて、種々の表示を行う表示手段と、を有し、前記第1制御手段は、前記コマンダから受信したコマンダ識別情報に、前記サーバ識別情報が含まれている場合に、当該サーバ識別情報に基づき、自リモコンの通信相手先として関連付けられたサーバとの通信を要する処理を実行可能に表示する第1画面を、前記表示手段に表示し、前記コマンダ識別情報に前記サーバ識別情報が含まれておらず、前記サーバが当該リモコンの通信相手先として関連付けられていない場合に、前記サーバとの通信が不要な処理のみを実行可能に表示する第2画面を、前記表示手段に表示することを特徴とする。
当該カラオケシステムにおいて、リモコンは、更に表示手段を有し、ペアリング処理において、コマンダから受信したコマンダ識別情報に、前記サーバ識別情報が含まれている場合に、第1画面を前記表示手段に表示する。上述したように、コマンダ識別情報にサーバ識別情報が含まれていれば、リモコンは、サーバ識別情報に係るサーバと通信を行うことができる。従って、この場合、ユーザは、第1画面を通じて、サーバ識別情報に基づき、自リモコンの通信相手先として関連付けられたサーバとの通信を要する処理に基づく機能を利用し得る。一方、ペアリング処理において、コマンダから受信したコマンダ識別情報に前記サーバ識別情報が含まれておらず、前記サーバが当該リモコンの通信相手先として関連付けられていない場合に、リモコンは、第2画面を表示手段に表示する。この場合であっても、リモコンは、ペアリング処理を終えている為、コマンダとの通信を行い得る。従って、この場合においては、ユーザは、第2画面を通じて、サーバとの通信が不要な処理(例えば、コマンダとの通信を要する楽曲予約処理等)のみを利用し得る。
本発明によれば、リモコンと、コマンダと、サーバとから構成されるカラオケシステムにおいて、リモコンとコマンダとの対応付け(ペアリング)が終了した後に、コマンダの開局処理を行った場合であっても、作業者の作業負担を軽減することができ、更に、リモコンとサーバとの通信環境に応じた状態で、リモコンを利用可能な状態とし得る。
カラオケシステムの構成の一例を示す説明図である。 リモコン、コマンダ、サーバの間の情報通信に関する説明図である。 ペアリング開始画面の一例を示す説明図である。 コマンダ識別情報の内容に関する説明図である。 開局指示確認画面の一例を示す説明図である。 リモコン通知処理プログラムのフローチャートである。 コマンダ識別情報更新処理プログラムのフローチャートである。 第1メニュー画面の一例を示す説明図である。 第2メニュー画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
(カラオケシステムの構成)
先ず、本実施形態に係るカラオケシステム1の構成について、図面を参照しつつ説明する。当該カラオケシステム1は、カラオケ装置100と、通信網Nと、サーバ400と、により構成される。カラオケ装置100は、通信網Nを介して、サーバ400と接続されている。尚、通信網Nは、例えば、インターネットを利用したVPNにより構成される。
(カラオケ装置の構成)
図1に示すように、カラオケ装置100は、コマンダ200と、リモコン300と、を有している。図示は省略するが、カラオケ装置100は、音声入力手段(例えば、マイク等)と、映像表示手段(例えば、ディスプレイ等)とを有している。
(コマンダの構成)
ここで、コマンダ200の構成について説明する。当該コマンダ200は、制御部210と、映像音声再生部220と、補助記憶部230と、通信I/F240とを有している。更に、コマンダ200は、音声入力手段(図示せず)、映像表示手段(図示せず)と、接続されている。尚、上述したように、コマンダ200には、当該コマンダ200を示すIPアドレスが対応付けられている。
制御部210は、CPU、ROM、RAM等を有し、コマンダ200の制御の中枢を司り、各種制御プログラム(例えば、後述するリモコン通知処理プログラム等)を実行する。映像音声再生部220は、カラオケデータに基づいて、カラオケ楽曲の伴奏音楽の音響出力を行うと共に、当該カラオケ楽曲に係る背景映像や歌詞テロップ等を、ディスプレイ等の映像表示手段(図示せず)へ出力する。補助記憶部230は、映像音声再生部220による音響出力・映像出力に必要なカラオケデータを、カラオケ楽曲毎に格納している。通信I/F240は、リモコン300側の通信I/F350を介して、リモコン300との無線通信を行うためのインタフェースである。又、当該通信I/F240は、通信網N、サーバ400側の通信I/F440を介して、リモコン300と無線通信を行う為のインタフェースとしても機能する。
(リモコンの構成)
続いて、リモコン300の構成について説明する。当該リモコン300は、制御部310と、操作部320と、補助記憶部330と、ディスプレイ340と、通信I/F350と、を有している。尚、上述したように、リモコン300には、当該リモコン300を示すIPアドレスが対応付けられる。
制御部310は、CPU、ROM、RAM等を有し、リモコン300の制御の中枢を司り、各種制御プログラム(例えば、後述するコマンダ識別情報更新処理プログラム等)を実行する。操作部320は、歌唱者等によるリモコン300に対する種々の入力操作に用いられる。本実施形態においては、当該操作部320は、後述するディスプレイ340前面に配設されたタッチパネル(図示せず)により構成される。補助記憶部330は、リモコン300により楽曲予約を行う際に、所望の楽曲を検索するための検索用データベース等を格納している。ディスプレイ340は、制御部310の制御に従って、種々の情報を表示する。具体的には、リモコン300は、後述するペアリング開始画面500、第1メニュー画面520、第2メニュー画面540等を、ディスプレイ340に表示する。通信I/F350は、コマンダ200側の通信I/F240を介して、コマンダ200との無線通信を行うためのインタフェースである。又、通信I/F350は、所定の条件の下、通信網N、サーバ400側の通信I/F440を介して、サーバ400との通信を行う為のインタフェースとして機能する。
(サーバの構成)
サーバ400は、通信網Nに接続されており、所定条件の下、コマンダ200、リモコン300とのデータ通信を行い得る。当該サーバ400は、制御部410と、記憶部420と、データベース430と、通信I/F440を有している。上述したように、当該サーバ400には、通信網Nにおける当該サーバ400を示すサーバドメインが対応付けられている。
制御部410は、CPU、ROM、RAM等を有しており、サーバ400を制御する。当該制御部410は、後述するデータベース430に格納されているカラオケデータの配信処理や、ユーザログインを前提とする種々のサービス提供に関する処理を実行する。記憶部420は、サーバ400を制御する上で必要な制御プログラムやデータを格納している。又、記憶部420は、ユーザログイン時に照会する為のユーザIDテーブルを格納している。データベース430は、カラオケデータベースと、ユーザデータベースを有するデータベースである。カラオケデータベースは、当該カラオケシステム1において、カラオケ装置100への配信対象となる複数のカラオケデータにより構成される。ユーザデータベースは、採点履歴や得意楽曲(十八番楽曲)を、ユーザID毎に管理するデータベースである。通信I/F440は、コマンダ200側の通信I/F240を介して、コマンダ200とのデータ通信を行うためのインタフェースである。又、通信I/F440は、所定の条件の下、通信網N、リモコン300側の通信I/F350を介して、リモコン300との通信を行う為のインタフェースとして機能する。
(ペアリング処理、開局処理における情報通信)
次に、本実施形態に係るカラオケシステム1に係るペアリング処理、開局処理における情報通信について、図2を参照しつつ説明する。
先ず、リモコン300は、ペアリング開始画面500をディスプレイ340に表示する(1)。図3に示すように、ペアリング開始画面500は、ペアリング処理の開始操作を促すメッセージと、実行操作部505を有している。実行操作部505は、当該リモコン300と、所望のコマンダ200とのペアリング処理を開始する際に操作される。
ペアリング処理の開始操作が行われると、リモコン300は、ペアリング要求信号をコマンダ200へ送信する(2)。ペアリング要求信号は、コマンダ200に対してペアリング処理の実行を要求する信号である。ペアリング要求信号を受信すると、コマンダ200は、ペアリング要求信号の送信元であるリモコン300を識別する為に、IPアドレスを生成し、当該リモコン300に対応付け、自装置のコマンダ識別情報を当該リモコン300に対して出力する(3)。
ここで、コマンダ識別情報について説明する。図4に示すように、コマンダ識別情報は、ペアリングリモコンIPと、ペアリングコマンダIPと、サーバドメイン情報を有して構成される。ペアリングリモコンIPは、ペアリング要求信号を出力したリモコン300に対応付けられたIPアドレスを示す。ペアリングコマンダIPは、ペアリング要求信号を受信したコマンダ200のIPアドレスを示す。サーバドメイン情報は、通信網N上におけるサーバ400を識別する為のドメイン情報であり、当該コマンダ200における開局処理を完了している場合に、コマンダ識別情報に包含される。
従って、ペアリング要求信号を受信した時点で、コマンダ200の開局処理が完了していれば、コマンダ識別情報は、ペアリングリモコンIPと、ペアリングコマンダIPと、サーバドメイン情報を包含した状態でリモコン300へ出力される。一方、ペアリング要求信号を受信した時点で、コマンダ200の開局処理が完了していない場合、コマンダ識別情報は、ペアリングリモコンIPと、ペアリングコマンダIPを包含し、サーバドメイン情報が不足した状態となる。
リモコン300は、コマンダ200から出力されたコマンダ識別情報を取得し、補助記憶部330に格納する(4)。そして、リモコン300は、ペアリング処理の対象であるコマンダ200(即ち、ペアリング要求信号の送信先であるコマンダ200)に対して、ペアリング結果を出力する(5)。当該ペアリング結果は、ペアリングリモコンIPと、ペアリングコマンダIPを含む。
ペアリング結果を受信すると、コマンダ200は、ペアリング結果に含まれるペアリングリモコンIPを、リモコン識別情報として取得し、補助記憶部230に格納する(6)。これにより、当該カラオケシステム1におけるペアリング処理を完了し、リモコン300を、コマンダ200で使用されるリモコン300として対応付け、当該コマンダ200のみで使用可能な状態となる。
ペアリング結果を送信した後、リモコン300は、コマンダ200から取得したコマンダ識別情報の構成内容に不足があるか否かを判断する(7)。具体的には、リモコン300は、コマンダ識別情報にサーバドメイン情報が包含されているか否かに基づいて、当該判断処理を行う。つまり、当該判断処理では、コマンダ200における開局処理が完了しているか否かを判断する。
ここで、本実施形態に係るカラオケシステム1においては、ペアリング処理中にリモコン300が取得したコマンダ識別情報に不足があるか否かに応じて、以後の処理内容が異なる。先ず、ペアリング処理終了時点でコマンダ識別情報に不足があった場合(つまり、サーバドメイン情報が欠如している場合)の処理について説明する。
ペアリング処理終了時点でコマンダ識別情報に不足があった場合、リモコン300は、開局指示確認画面510をディスプレイ340に表示する(8)。開局指示確認画面510は、コマンダ200に対して開局処理を実行するように、リモコン300から指示するか否かを確認するための画面である。
ここで、開局指示確認画面510について、図5を参照しつつ詳細に説明する。図5に示すように、開局指示確認画面510は、接続ステータス表示部511と、実行操作部512Aと、取消操作部512Bを有している。接続ステータス表示部511は、補助記憶部330に格納されているコマンダ識別情報に基づいて、当該リモコン300の接続ステータスを表示する。尚、接続ステータス表示部511の「サーバドメイン情報」には、コマンダ識別情報にサーバドメイン情報が包含されていない場合には、サーバドメイン情報が不明である旨を示す表示が表示される(図5参照)。
続いて、リモコン300は、開局指示をコマンダ200へ出力するか否かを判断する(9)。具体的には、リモコン300は、開局指示確認画面510において、実行操作部512Aと、取消操作部512Bの何れが操作されたかに基づいて、当該判断処理を行う。開局指示確認画面510で実行操作部512Aの操作が行われた場合、リモコン300は、開局指示信号をコマンダ200へ出力する(10、11)。開局指示信号は、コマンダ200に対して、サーバ400との間の開局処理を指示する信号である。開局指示信号をコマンダ200に出力した後、リモコン300は、第2メニュー画面540をディスプレイ340に表示する(12)。
ここで、開局指示確認画面510で取消操作部512Bの操作が行われた場合、リモコン300は、開局指示信号をコマンダ200へ出力することなく、第2メニュー画面540をディスプレイ340に表示する(20)。上述したように、ペアリング処理で取得したコマンダ識別情報には、サーバドメイン情報が含まれていないため、当該リモコン300は、サーバ400と通信できない状態にある。つまり、第2メニュー画面540は、リモコン300単体で実行可能なメニュー、リモコン300とコマンダ200の通信を要するメニューを表示する画面である。
ここで、第2メニュー画面540について、図9を参照しつつ詳細に説明する。図9に示すように、第2メニュー画面540は、メッセージ表示部541と、操作入力部545を有している。メッセージ表示部541は、ユーザログインがなされていないことを示すメッセージを表示する。
操作入力部545は、リモコン300の各種機能を実現する際に、操作部320を用いて操作される。図9に示すように、第2メニュー画面540では、操作入力部545は、歌手検索操作部545Aと、楽曲検索操作部545Bと、アプリ実行操作部545Cと、ジャンル検索操作部545Dとを有している。歌手検索操作部545Aは、カラオケ楽曲の予約を行う際に、補助記憶部330の検索用データベースを、歌手名に基づき検索する際に操作される。楽曲検索操作部545Bは、カラオケ楽曲の予約を行う際に、補助記憶部330の検索用データベースを、楽曲名に基づき検索する際に操作される。アプリ実行操作部545Cは、コマンダ200の補助記憶部230に格納されているアプリケーションプログラムを実行する指示を、リモコン300から行う際に操作される。当該アプリケーションプログラムには、ゲームプログラムやカラオケ歌唱の採点プログラム等が含まれる。ジャンル検索操作部545Dは、カラオケ楽曲の予約を行う際に、補助記憶部330の検索用データベースを、カラオケ楽曲のジャンルに基づき検索する際に操作される。
上述したように、歌手検索操作部545A〜ジャンル検索操作部545Dは、何れも、リモコン300単体、リモコン300とコマンダ200の通信に基づいて実行可能あり、サーバ400との通信を行う必要のない機能に関する操作部である。従って、第2メニュー画面540が表示されている場合、ユーザは、当該第2メニュー画面540を用いて、サーバ400との通信を要しない機能(楽曲の検索や予約、コマンダ200におけるアプリケーションの実行)に関する操作を行い得る。
図2に戻り、開局指示確認画面510で実行操作部512Aが操作され、開局指示信号がリモコン300から出力された後の情報通信について説明する。実行操作部512Aの操作に伴って出力された開局指示信号を受信すると、コマンダ200は、開局依頼信号をサーバ400へ出力する(13)。開局依頼信号は、当該コマンダ200の通信相手先としてサーバ400を対応付ける開局処理を、サーバ400に依頼(指示)する信号であり、当該コマンダ200のIPアドレス(以下、コマンダIP)を含んでいる。
開局依頼信号を受信すると、サーバ400は、開局処理を実行する(14)。開局処理では、サーバ400は、開局依頼信号に包含されているコマンダIPを、記憶部420に格納することで、当該コマンダ200の通信相手先として、サーバ400を対応付ける。そして、サーバ400は、記憶部420に登録したコマンダIPと、当該サーバ400に係るサーバドメイン情報を包含する開局処理結果を生成する。開局処理を完了することにより、コマンダ200は、サーバ400のカラオケデータベースから、カラオケデータの配信を受けることが可能な状態となる。開局処理を終了すると、サーバ400は、開局処理結果をコマンダ200へ出力する(15)。
開局処理結果を受信すると、コマンダ200は、開局処理結果に含まれているサーバドメイン情報をコマンダ識別情報に含め、リモコン通知処理を実行する(16)。リモコン通知処理では、コマンダ200の制御部210は、リモコン通知処理プログラムを実行する。
(リモコン通知処理プログラム)
ここで、リモコン通知処理プログラムについて、図6を参照しつつ説明する。図6に示すように、制御部210は、先ず、補助記憶部230にリモコン識別情報が格納されているか否かを判断する(S1)。リモコン識別情報が補助記憶部230に格納されている場合(S1:YES)、制御部210は、S2に処理を移行する。リモコン識別情報が補助記憶部230に格納されていない場合(S1:NO)、制御部210は、そのままリモコン通知処理プログラムを終了する。
尚、一のコマンダ200に対して、複数のリモコン300がペアリングされている場合、補助記憶部230には、夫々が一のリモコン300に対応するリモコン識別情報が複数格納されている。
S2では、制御部210は、コマンダ識別情報出力処理を実行する。コマンダ識別情報出力処理(S2)では、制御部210は、現在のコマンダ識別情報を、リモコン識別情報により特定されるリモコン300へ出力する。従って、補助記憶部230に複数のリモコン識別情報が格納されていれば、制御部210は、全てのリモコン識別情報に対応するリモコン300(即ち、当該コマンダ200とペアリングされている全てのリモコン300)に対して、コマンダ識別情報を出力する。コマンダ識別情報出力処理を終了すると、制御部210は、リモコン通知処理プログラムを終了する。
リモコン通知処理により、コマンダ200からコマンダ識別情報が出力されると(17)、リモコン300は、当該コマンダ識別情報を取得する。コマンダ識別情報の取得に伴い、リモコン300は、コマンダ識別情報更新処理を実行する(18)。コマンダ識別情報更新処理では、リモコン300の制御部310は、コマンダ識別情報更新処理プログラムを実行する。
(コマンダ識別情報更新処理プログラム)
ここで、コマンダ識別情報更新処理プログラムについて、図7を参照しつつ説明する。図7に示すように、コマンダ識別情報更新処理では、制御部310は、先ず、リモコン通知処理によりコマンダ200から出力されたコマンダ識別情報のペアリングリモコンIPと、自己のリモコンIPが一致するか否かを判断する(S11)。コマンダ識別情報のペアリングリモコンIPと、自己のリモコンIPが一致する場合(S11:YES)、制御部310は、S12に処理を移行する。一方、コマンダ識別情報のペアリングリモコンIPと、自己のリモコンIPが相違する場合(S11:NO)、制御部310は、そのままコマンダ識別情報更新処理プログラムを終了する。
S12においては、制御部310は、サーバドメイン情報更新処理を実行する。サーバドメイン情報更新処理では、制御部310は、補助記憶部330に格納されているコマンダ識別情報を、リモコン通知処理により出力されたコマンダ識別情報に更新する。上述したように、補助記憶部330に格納されているコマンダ識別情報には、サーバドメイン情報が包含されておらず、リモコン通知処理により出力されたコマンダ識別情報には、開局処理によりサーバドメイン情報が包含されているため、サーバドメイン情報が更新されることになる。従って、サーバドメイン情報更新処理により、リモコン300は、サーバドメイン情報を取得でき、サーバドメイン情報に基づき、通信網Nにおけるサーバ400を特定し得る。この結果、リモコン300は、サーバ400との間でデータ通信を行い得る状態となる。サーバドメイン情報更新処理を終了すると、制御部310は、コマンダ識別情報更新処理プログラムを終了する。
コマンダ識別情報更新処理(18)を終了すると、リモコン300は、第1メニュー画面520をディスプレイ340に表示する。上述したように、コマンダ識別情報更新処理により、当該リモコン300は、サーバドメイン情報を保持している。従って、当該リモコン300は、サーバ400を特定して通信を行うことができる状態にある。即ち、第1メニュー画面520は、リモコン300単体で実行可能なメニュー、リモコン300とコマンダ200の通信を要するメニューに加え、リモコン300とサーバ400の間の通信を要するメニューを表示する画面である。
ここで、第1メニュー画面520について、図8を参照しつつ詳細に説明する。図8に示すように、第1メニュー画面520は、メッセージ表示部521と、操作入力部525を有している。メッセージ表示部521は、ユーザログインがなされていることを示すメッセージを表示する。
操作入力部525は、リモコン300の各種機能を実現する際に、操作部320を用いて操作される。図8に示すように、第1メニュー画面520では、操作入力部525は、歌手検索操作部525Aと、楽曲検索操作部525Bと、アプリ実行操作部525Cと、ジャンル検索操作部525Dと、採点履歴操作部525Eと、十八番楽曲操作部525Fと、新規登録操作部525Gと、ログイン操作部525Hと、ログアウト操作部525Iを有している。
歌手検索操作部525A〜ジャンル検索操作部525Dは、第2メニュー画面540における歌手検索操作部545A〜ジャンル検索操作部545Dと同様の機能を果たす。従って、歌手検索操作部525A〜ジャンル検索操作部525Dに関する説明は省略する。即ち、第1メニュー画面520を表示している場合、ユーザは、第2メニュー画面540が表示されている場合と同様に、サーバ400との通信を要しない機能(楽曲の検索や予約、コマンダ200におけるアプリケーションの実行)に関する操作を行い得る。
採点履歴操作部525Eは、リモコン300とサーバ400との通信によって、ユーザログインがなされた状態である場合に、サーバ400のユーザデータベースで、ユーザID毎に管理されているログインユーザに係るカラオケ歌唱の採点履歴を参照する際に操作される。十八番楽曲操作部525Fは、リモコン300とサーバ400との通信によって、ユーザログインがなされた状態である場合に、サーバ400のユーザデータベースで、ユーザID毎に管理されているログインユーザに係る十八番楽曲の登録、読み出し等を行う際に操作される。十八番楽曲とは、ユーザにより選択され、ユーザデータベースに登録されたカラオケ楽曲を意味する。
新規登録操作部525Gは、ユーザが任意のユーザIDを指定し、サーバ400のユーザIDテーブル及びユーザデータベースに、当該ユーザIDを登録する際に入力される。従って、新規登録操作部525Gが操作された場合、リモコン300は、入力されたユーザIDをサーバ400へ送信する。ユーザIDを受信すると、サーバ400は、ユーザIDをユーザIDテーブル及びユーザデータベースに登録すると共に、登録結果を当該リモコン300へ返信する。
ログイン操作部525Hは、ユーザが自己のユーザIDを入力し、サーバ400へログインする際に操作される。従って、ログイン操作部525Hが操作された場合、リモコン300は、入力されたユーザIDをサーバ400へ送信する。ユーザIDを受信すると、サーバ400は、記憶部420に格納されているユーザIDテーブルを用いて、受信したユーザIDを照会し、ログイン処理を行う。
ログアウト操作部525Iは、当該リモコン300において、ユーザがログインしている場合に、ログアウトする場合に操作される。従って、ログアウト操作部525Iが操作された場合、リモコン300は、サーバ400に対してログアウトを指示する信号を送信する。そして、当該信号を受信すると、サーバ400は、ログアウト処理を実行する。
上述したように、採点履歴操作部525E〜ログアウト操作部525Iは、何れも、サーバ400との通信が必要な機能に関する操作部である。従って、第1メニュー画面520が表示されている場合、ユーザは、第2メニュー画面540が表示されている場合と異なり、当該第1メニュー画面520を用いて、サーバ400との通信を必要とする機能、サービス(例えば、ユーザログインを前提とする機能及びサービス)に関する操作を行い得る。
ここで、ペアリング処理終了時のコマンダ識別情報の構成内容に不足があるか否かの判断処理(7)において、コマンダ識別情報に不足がない場合(つまり、サーバドメイン情報を包含している場合)の処理について説明する。ペアリング処理終了時のコマンダ識別情報において、サーバドメイン情報が包含されているということは、ペアリング処理を実行する前に、コマンダ200とサーバ400の開局処理を完了している場合を意味する。
コマンダ識別情報に不足がない場合(つまり、サーバドメイン情報を包含している場合)、リモコン300は、第1メニュー画面520をディスプレイ340に表示する。上述したように、第1メニュー画面520がディスプレイ340に表示されている場合、ユーザは、サーバ400との通信を要しない機能(楽曲の検索や予約、コマンダ200におけるアプリケーションの実行)に関する操作に加え、サーバ400との通信を必要とする機能、サービス(例えば、ユーザログインを前提とする機能及びサービス)に関する操作を行い得る。
以上説明したように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、リモコン300と、コマンダ200と、サーバ400とを有して構成されている。そして、当該カラオケシステム1において、リモコン300は、ペアリング開始画面500の実行操作部505に対する操作に基づいて、ペアリング要求を出力し(2)、コマンダ200は、ペアリング要求に基づいて、コマンダ識別情報をリモコン300へ出力する(3)。コマンダ識別情報を取得すると、リモコン300は、当該リモコン300の通信相手先として、コマンダ識別情報に係るコマンダ200を関連付け、ペアリング処理を行う。
そして、リモコン300は、ペアリング処理で取得したコマンダ識別情報にサーバ識別情報が含まれていないと判断した場合に、開局指示信号をコマンダ200に送信する(10)。当該開局指示信号を受信すると、コマンダ200は、コマンダIPを含む開局依頼信号をサーバ400へ出力し(13)、サーバ400は、開局依頼信号に基づいて、開局処理(14)を行い、開局処理結果を、当該コマンダ200に対して送信する(15)。これにより、当該カラオケシステム1では、リモコン300からの開局指示信号に基づいて、コマンダ200とサーバ400の間の開局処理を実行することができ、コマンダ200は、サーバドメイン情報を保持した状態となる。
そして、開局処理結果を受信すると、コマンダ200は、サーバドメイン情報を含むコマンダ識別情報を生成して、開局指示信号を出力したリモコン300に送信する(17)。コマンダ200から、当該サーバドメイン情報を含むコマンダ識別情報を受信すると、リモコン300は、当該リモコン300の通信相手先として、サーバドメイン情報に係るサーバ400を関連付ける。これにより、当該カラオケシステム1では、リモコン300は、サーバドメイン情報に基づいて、サーバ400を特定した通信を行い得る状態となる。つまり、当該カラオケシステム1によれば、開局処理前にペアリング処理を行ってしまった場合であっても、サービスマン等がペアリング処理に係る作業を再度行うことなく、リモコン300を特定のサーバ400と通信可能な状態にし得る。この結果、当該カラオケシステム1は、ペアリング処理、開局処理におけるサービスマン等の作業負担を軽減し得る。
そして、本実施形態に係るカラオケシステム1においては、コマンダ200から受信したコマンダ識別情報に、前記サーバドメイン情報が含まれている場合に、リモコン300は、第1メニュー画面520(図8参照)をディスプレイ340に表示する(19)。上述したように、コマンダ識別情報にサーバドメイン情報が含まれていれば、リモコン300は、サーバドメイン情報に係るサーバ400を特定した通信を行うことができる。従って、この場合、ユーザは、第1メニュー画面520を通じて、サーバ400との通信を要しない機能(楽曲の検索や予約、コマンダ200におけるアプリケーションの実行)に加え、サーバ400との通信を必要とする機能、サービス(例えば、ユーザログインを前提とする機能及びサービス)に関する機能を利用し得る。
一方、コマンダ200から受信したコマンダ識別情報に前記サーバドメイン情報が含まれておらず、前記サーバ400が当該リモコン300の通信相手先として関連付けられていない場合、リモコン300は、第2メニュー画面540(図9参照)をディスプレイ340に表示する。この場合であっても、リモコン300は、ペアリング処理((1)〜(6))を終えている為、コマンダ200との通信を行い得る。従って、ユーザは、第2メニュー画面540を通じて、サーバ400との通信を要しない機能(楽曲の検索や予約、コマンダ200におけるアプリケーションの実行)のみを利用し得る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、本実施形態においては、サーバ400が、開局処理、ログインサービス等のサービス提供、カラオケデータの配信を行うように構成していたが、この態様に限定するものではない。即ち、複数のサーバにこれらの内容を分担させた構成(例えば、開局処理専用のサーバ、ログインサービス専用のサーバ、カラオケデータの配信専用のサーバ)としてもよい。尚、この場合においては、開局処理を行うサーバは、開局処理実行時に、他のサーバ(例えば、ログインサービス専用のサーバ)に係るサーバドメイン情報をコマンダ200に通知する。
1 カラオケシステム
100 カラオケ装置
200 コマンダ
210 制御部
300 リモコン
310 制御部
320 操作部
330 ディスプレイ
400 サーバ
410 制御部
500 ペアリング開始画面
520 第1メニュー画面
540 第2メニュー画面

Claims (2)

  1. リモコンと、コマンダと、サーバと、から構成されるカラオケシステムであって、
    前記リモコンは、
    種々の入力操作に用いられる入力手段と、
    当該リモコンにおける各種制御を行う第1制御手段と、
    当該リモコンを識別する為のリモコン識別情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記コマンダ及び前記サーバと通信可能に構成された第1通信手段と、を有し、
    前記コマンダは、
    当該コマンダにおける各種制御を行う第2制御手段と、
    当該コマンダを識別する為のコマンダ識別情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記リモコン及び前記サーバと通信可能に構成された第2通信手段と、を有し、
    前記サーバは、
    当該サーバにおける各種制御を行う第3制御手段と、
    当該サーバを識別する為のサーバ識別情報を記憶する第3記憶手段と、
    前記リモコン及び前記コマンダと通信可能に構成された第3通信手段と、を有し、
    前記第1制御手段は、
    前記入力手段による入力操作に基づいて、前記コマンダに対して、前記コマンダ識別情報を要求する第1要求信号を出力し、
    前記第2制御手段は、
    前記リモコンから出力された第1要求信号に基づいて、前記第2記憶手段に記憶されているコマンダ識別情報を、当該リモコンに対して送信し、
    前記第1制御手段は、
    前記コマンダ識別情報を取得すると、前記第1記憶手段に当該コマンダ識別情報を格納することで、当該リモコンの通信相手先として、当該コマンダ識別情報に係るコマンダを関連付け、
    前記コマンダから取得したコマンダ識別情報が、前記コマンダの通信相手先として関連付けられた前記サーバに係る前記サーバ識別情報を含むか否かを判断し、
    前記コマンダ識別情報が前記サーバ識別情報を含んでいない場合に、前記コマンダに対して、前記サーバへ第2要求信号を出力する旨を指示する指示信号を送信し、
    前記第2制御手段は、
    前記リモコンから、前記指示信号を受信した場合に、前記コマンダ識別情報と共に、当該コマンダの通信相手先として、前記サーバを関連付けることを要求する第2要求信号を出力し、
    前記第3制御手段は、
    前記コマンダから出力された第2要求信号に基づいて、前記第3記憶手段に当該コマンダ識別情報を格納することで、当該サーバを、コマンダ識別情報に係るコマンダの通信相手先として関連付けると共に、前記第3記憶手段に格納されている前記サーバ識別情報を、当該コマンダに対して送信し、
    前記第2制御手段は、
    前記サーバからサーバ識別情報を受信すると、当該サーバ識別情報を含むコマンダ識別情報を生成して、前記リモコンに対して送信し、
    前記第1制御手段は、
    前記コマンダから、当該サーバ識別情報を含むコマンダ識別情報を受信すると、当該リモコンの通信相手先として、当該サーバ識別情報に係るサーバを関連付ける
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  2. 請求項1記載のカラオケシステムであって、
    前記リモコンは、
    前記制御手段による制御に基づいて、種々の表示を行う表示手段と、を有し、
    前記第1制御手段は、
    前記コマンダから受信したコマンダ識別情報に、前記サーバ識別情報が含まれている場合に、当該サーバ識別情報に基づき、自リモコンの通信相手先として関連付けられたサーバとの通信を要する処理を実行可能に表示する第1画面を、前記表示手段に表示し、
    前記コマンダ識別情報に前記サーバ識別情報が含まれておらず、前記サーバが当該リモコンの通信相手先として関連付けられていない場合に、前記サーバとの通信が不要な処理のみを実行可能に表示する第2画面を、前記表示手段に表示する
    ことを特徴とするカラオケシステム。
JP2010186768A 2010-08-24 2010-08-24 カラオケシステム Expired - Fee Related JP5229282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010186768A JP5229282B2 (ja) 2010-08-24 2010-08-24 カラオケシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010186768A JP5229282B2 (ja) 2010-08-24 2010-08-24 カラオケシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012047773A true JP2012047773A (ja) 2012-03-08
JP5229282B2 JP5229282B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=45902771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010186768A Expired - Fee Related JP5229282B2 (ja) 2010-08-24 2010-08-24 カラオケシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5229282B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130300A (ja) * 2012-12-31 2014-07-10 Koshidaka Holdings Co Ltd ネットワークカラオケシステム
JP2015055754A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社コシダカホールディングス カラオケリモコンアプリケーションプログラム
JP2016206533A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社コシダカホールディングス 音声ペアリング
JP2018106039A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 ブラザー工業株式会社 リモコン装置、カラオケシステム及びリモコン用プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261807A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Yamaha Corp ペアリング方法、ネットワーク機器及びこれを用いたネットワーク通信システム
JP2007025447A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Yamaha Corp 自動演奏システム
JP2007256653A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Yamaha Corp 電子音楽装置に対するサービス提供システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261807A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Yamaha Corp ペアリング方法、ネットワーク機器及びこれを用いたネットワーク通信システム
JP2007025447A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Yamaha Corp 自動演奏システム
JP2007256653A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Yamaha Corp 電子音楽装置に対するサービス提供システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130300A (ja) * 2012-12-31 2014-07-10 Koshidaka Holdings Co Ltd ネットワークカラオケシステム
JP2015055754A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社コシダカホールディングス カラオケリモコンアプリケーションプログラム
JP2016206533A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社コシダカホールディングス 音声ペアリング
JP2018106039A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 ブラザー工業株式会社 リモコン装置、カラオケシステム及びリモコン用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5229282B2 (ja) 2013-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5139807B2 (ja) プレゼンス表示端末装置およびプレゼンス管理システム
JP5229282B2 (ja) カラオケシステム
EP2611208A1 (en) Electronic device, user input apparatus controlling the same, and control method thereof
US20140036305A1 (en) Device search system, device search method, image forming apparatus, and information processing apparatus
JP2009193433A (ja) 電気機器管理システム、電気機器管理サーバおよび電気機器管理方法
US10187336B2 (en) Transmission system, communications control apparatus, transmission terminal, communications method, and transmission method
EP2461522A1 (en) Appliance control device, registration method of appliance control device, and program
JP2009177561A (ja) テレビジョン受像機、サーバ、テレビジョン受像機の操作システムおよびテレビジョン受像機の操作用プログラム
JP2015106292A (ja) 情報処理装置、システムおよび情報処理装置の制御方法
JP2012175306A (ja) 中継通信システム
JP2008021220A (ja) 情報システム、情報管理端末、プログラム及び情報管理方法
JP2014165843A (ja) テレビ会議制御装置
JP2015041904A (ja) 無線端末、方法及びシステム
JP5640919B2 (ja) サーバ装置、対応付け方法、及び携帯機器用プログラム
JP2005173865A (ja) ネット機器の所有者特定方法
JP2015002526A (ja) 会議システムおよび通信端末装置
CN114449517A (zh) 信息处理系统、信息处理方法以及信息处理程序
JP5333499B2 (ja) カラオケシステム、リモコン装置
WO2005053298A1 (ja) 通信制御装置及び方法
JP2009218810A (ja) コールセンタ装置及びコールセンタ装置における呼接続方法
JP5136583B2 (ja) カラオケ装置
JP2020129723A (ja) 情報処理システム、情報端末、表示機器、及び情報処理方法
JP6574689B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケシステム
JP2006209406A (ja) 通信機器
JP6643168B2 (ja) カラオケ装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5229282

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees