JP2006209406A - 通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 管理端末から通信可能な通信機器の情報のみを提供することができるようにすること。
【解決手段】 本発明は、一つまたは複数の通信機器とこの通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストを備え、通信機器を管理する管理端末から通信機器に関する情報の要求を受けた際に、通信機器リストを参照し、通信機器の使用するアドレスから管理端末が通信可能な通信機器を選択し、選択した通信機器に関する情報を管理端末に送信するようにすることにより、管理端末が通信可能な通信機器のみの情報を管理端末に提供することができるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明はネットワーク通信機能を具備した家電などの通信機器に関する。
ネットワーク通信機能を具備する家電などの通信機器を制御したり管理したりするために、管理サーバを利用して通信機器を集中管理することが一般に知られている。管理サーバは、通信機器に関する情報(通信機器のアドレス、通信機器名、制御コマンドなど)を一元管理し、通信機器を制御管理する管理端末に対して、通信機器の一覧提供、通信機器との通信の仲介などを行なう。この方法には以下の3つのメリットがある。
1つ目は、管理端末自身が各通信機器のアドレスや制御内容を保持管理する必要がなくなるため、管理端末のハードウェア、ソフトウェアを小さくすることができるとともに、管理サーバのソフトウェアのみの変更で通信機器の管理内容を変更することができる。
2つ目は、管理端末と通信機器が直接通信できないネットワーク環境、例えば、管理端末のアドレスがIPv4アドレスで通信機器のアドレスがIPv6アドレスの場合においても、管理サーバがアドレス変換を行なうことにより、管理端末は通信機器を制御したり管理したりすることができる。
3つ目は、管理端末が常に管理サーバを介して通信を行なうため、各通信機器は管理サーバ以外からの通信制限を容易に行なうことができ、セキュリティをより高めることができる。
管理サーバを利用した集中管理による方法として、管理サーバが、各通信機器の制御管理内容に対応付けられたポート番号をURL(Uniform Resource Locator)に埋め込んで管理端末に公開し、管理端末がこのポート番号を用いて管理サーバと通信を行なう方法がある(特許文献1参照)。
特開2002−141954号公報
しかし、上記のような集中管理の場合、管理サーバを設置する必要があり、コストがかかるという課題がある。
また、管理サーバが停止している場合、または管理サーバがネットワークから切り離されている場合、管理端末は通信機器を制御管理することができないという課題がある。
一方、ネットワーク通信機能を具備する家電などの通信機器を制御したり管理したりするために、管理端末が通信機器と直接通信する方法がある。
しかしながら、この方法によれば、管理サーバを用いた構成による課題はなくなるが、通信機器は管理端末からの要求に対してすべて対応しなければならないという課題がある。
例えば、管理端末がテレビに対して他の家電のリストを要求したり、ビデオデッキの設定内容の確認を要求したりするといった、管理端末が通信機器に対して他の通信機器の情報を要求する場合である。
このような要求に対して、通信機器は管理端末に無関係に同一の情報を提供しては困る場合がある。例えば、DNS(Domain Name Service)に登録されていない通信機器のリストを管理端末に提供する場合、管理端末がこれらの通信機器にアクセスできるようにするためには、通信機器はこれらの通信機器のIPアドレスを提供しなければならないことになる。
ここで、IPv4のみに対応している管理端末が、IPv6アドレスで記述された通信機器のリストを受け取ってもこれらの通信機器にアクセスすることはできない。このように、単純に通信機器のリストを提供したのでは、管理端末が通信できない通信機器に関する情報を送ってしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、管理端末から通信可能な通信機器の情報のみを提供することを目的とする。
本発明は、一つまたは複数の通信機器とこの通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストを備え、通信機器を管理する管理端末から通信機器に関する情報の要求を受けた際に、通信機器リストを参照し、通信機器の使用するアドレスから管理端末が通信可能な通信機器を選択し、選択した通信機器に関する情報を管理端末に送信するようにした。
これにより、管理端末が通信可能な通信機器のみの情報を管理端末に提供することができる。
本発明の第1の態様にかかる通信機器は、通信機器を管理する管理端末から一つまたは複数の前記通信機器に関する情報の要求を受信するメッセージ受信手段と、前記通信機器と当該通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストと、前記要求を受けた際に前記通信機器の使用するアドレスから前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択し、選択した前記通信機器に関する情報を取得する通信機器選択手段と、選択された前記通信機器に関する情報を前記管理端末に送信するメッセージ送信手段と、を具備する構成を採る。
これにより、管理端末が通信可能な通信機器のみの情報を提供することができるため、通信量を削減することができるとともに、ユーザがアクセスできない通信機器を選択してしまうことを防ぐことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様にかかる通信機器において、前記管理端末から送られてくる認証情報によりアクセスを許可するかどうかを確認し、アクセスを許可する場合は前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択する。
これにより、通信機器へのアクセス許可がある管理端末のみに通信機器の情報を提供することができ、アクセス許可がない管理端末による通信機器へのアクセスを防ぐことができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様にかかる通信機器において、前記通信機器の情報は、前記通信機器のURLであり、前記URLに記述されるアドレスはインターネットアドレスである。
これにより、DNSに登録されていない通信機器に対するURLは管理端末から通信可能なアドレスで記述されるため、管理端末がURLで指定されたアドレスに対して通信することができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれかにかかる通信機器において、前記通信機器選択手段は、前記管理端末からの要求で使用された通信プロトコルに対応する前記アドレスを持つ前記通信機器のみを選択する。
これにより、例えば、管理端末がIPv4で要求した場合、IPv4に対応した通信機器の情報のみを受け取ることができるなど、通信プロトコルを明示的に指定することなく、通信可能な通信機器の情報を取得することができ、ユーザがアクセスできない通信機器を選択してしまうことを防ぐことができる。
本発明の第5の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれかにかかる通信機器において、前記通信機器選択手段は、前記管理端末が指定した通信プロトコルに対応する前記アドレスを持つ前記通信機器のみを選択する。
これにより、管理端末が指定した通信プロトコルで通信可能な通信機器のみをユーザに提示することができ、通信機器を的確に選択することが可能となる。例えば、管理端末がIPv4またはIPv6を指定した場合、要求時に使用した通信プロトコルに無関係に、IPv4またはIPv6に対応した通信機器の情報を受け取ることができ、通信可能なすべての通信機器の情報を取得することができる。
本発明の第6の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれかにかかる通信機器において、前記通信機器をグループ分けしたグループリストを具備し、前記通信機器選択手段は、前記管理端末と同一グループに属する前記通信機器を選択する。
これにより、管理端末が制御管理してもよいグループ、つまり同一グループの通信機器のみを提供するため、セキュリティ・プライバシを向上させることができる。例えば、子供が使用している管理端末と子供には使わせたくない通信機器を異なるグループに設定しておくことにより、子供にこれらの通信機器の情報を提供させないようにすることができる。
本発明の第7の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれかにかかる通信機器において、前記通信機器をグループ分けしたグループリストを具備し、前記通信機器選択手段は、前記管理端末が指定したグループに属する前記通信機器を選択する。
これにより、管理端末は、グループ単位で、複数の通信機器を簡単に指定することができる。また、管理端末が制御管理してもよいグループの通信機器のみを提供するため、セキュリティ・プライバシを向上させることができる。例えば、子供が使用している管理端末と子供には使わせたくない通信機器を異なるグループに設定しておくことにより、子供にこれらの通信機器の情報を提供させないようにすることができる。
本発明の第8の態様は、第6の態様または第7の態様にかかる通信機器において、前記グループには認証情報が対応付けられており、前記管理端末から送られてくる認証情報により前記管理端末がアクセスしてもよい前記グループを選択する。
これにより、グループ単位に通信端末の認証が行なうことができる。
本発明の第9の態様は、第1の態様から第7の態様のいずれかにかかる通信機器において、前記管理端末から送られてくる認証情報により前記管理端末がアクセスしてもよい前記通信機器を選択し、選択した前記アクセスしてもよい前記通信機器から通信可能な前記通信機器を選択する。
これにより、通信端末毎に認証を行なえ、管理端末が管理している通信機器に関する情報のみを送信することができる。
本発明の第10の態様は、第9の態様にかかる通信機器において、前記選択したアクセスしても良い通信機器に関する情報と、前記選択したアクセスしても良い通信機器を識別するアクセス識別情報を前記管理端末に送信するとともに、前記アクセス識別情報を前記選択したアクセスしても良い通信機器に送信する。
これにより、通信機器はアクセスを許可された管理端末を把握することができ、管理端末は通信機器にアクセスする際に、アクセス識別情報を通知するだけで通信機器に簡単にアクセスすることができる。
本発明の第11の態様は、第10の態様にかかる通信機器において、前記アクセス識別情報は、前記管理端末のアドレスまたは前記選択された通信機器に関する情報の少なくとも一方を含む。
これにより、通信機器はアクセスを許可された管理端末のアドレスを把握することができたり、アクセス許可されていない管理端末からの不正なアクセスを防いだりすることができる。
本発明の第12の態様は、通信機器を管理する管理端末から一つまたは複数の前記通信機器に関する情報の要求を受信するステップと、前記通信機器と当該通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストを設けるステップと、前記要求を受けた際に前記通信機器の使用するアドレスから前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択するステップと、選択した前記通信機器に関する情報を取得するステップと、選択された前記通信機器に関する情報を前記管理端末に送信するステップと、を具備することを特徴とする情報通信方法である。
本発明の第13の態様は、コンピュータに、通信機器を管理する管理端末から一つまたは複数の前記通信機器に関する情報の要求を受信するステップと、前記通信機器と当該通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストを設けるステップと、前記要求を受けた際に前記通信機器の使用するアドレスから前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択するステップと、選択した前記通信機器に関する情報を取得するステップと、選択された前記通信機器に関する情報を前記管理端末に送信するステップと、を行なわせることを特徴とするプログラムである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本実施の形態にかかる通信システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明における通信システムの全体構成図を示す概略図である。
図1において、通信システム10は、管理端末30a、30b、通信機器40a〜40cがネットワーク20で接続されている。なお、管理端末30a、30b、通信機器40a〜40cの数は図1に制限されるものではない。
管理端末30a、30bは、通信機器40a〜40cを制御管理するための通信機器である。具体的には、管理端末30a、30bは、携帯電話、パソコン、PDA、カーナビなどユーザ入出力インタフェースを備えた通信機器である。
通信機器40a〜40cは、ネットワーク20に接続することが可能なすべての機器が該当するが、とくに通信機能が備わった照明、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機など家庭で一般に使用される家電、パソコン、ホームサーバなどの通信機器である。また、管理端末30a、30b自体が通信機器40a〜40cとなることも考えられる。
次に、通信機器40a〜40cの内部構成について、図2のブロック図を用いて説明する。
通信機器40は、ネットワーク通信部201、メッセージ処理部202、通信機器選択部203、グループリストDB204、通信機器リストDB205、認証情報DB206から構成される。
ネットワーク通信部201は、管理端末30a、30bからのメッセージや他の通信機器40a〜40cからのアクセス識別情報を含むメッセージを受信してメッセージ処理部202へ渡したり、メッセージ処理部202から受け取ったメッセージを管理端末30a、30bまたは他の通信機器40a〜40cへ送信したりする。
メッセージ処理部202は、ネットワーク通信部201から受け取ったメッセージの解析を行い、必要に応じて応答メッセージを生成し、ネットワーク通信部201に渡す。メッセージ処理部202は、他の通信機器40a〜40cからアクセス識別情報を含むメッセージを受信した場合、アクセス識別情報を認証情報DB206に記録しておく。なお、このアクセス識別情報は、他の通信機器40で認証が完了したことを示す情報である。アクセス識別情報は、永久的に利用することはセキュリティ上好ましくないため、記録してからある一定時間経過した場合に、削除して、認証情報として無効にすることが望ましい。
メッセージ処理部202は、管理端末30a、30bからメッセージを受け取った時点で、管理端末30a、30bが通信機器40a〜40cへのアクセス認証が完了されていない場合、メッセージの内容に関係なく、認証情報の要求メッセージを生成する。また、メッセージ処理部202は、管理端末30a、30bがアクセス認証を完了している場合にメッセージを受け取った場合、以下のとおりメッセージを生成し、ネットワーク通信部201に渡す。
メッセージ処理部202は、管理端末30a、30bからグループリストの要求を受信した場合、通信機器選択部203からグループリストを取得し、グループリストを含む応答メッセージを生成する。
また、メッセージ処理部202は、管理端末30a、30bから通信機器40a〜40cへのアクセスのための認証情報を受信した場合、受信した認証情報と認証情報DB206で保持している認証情報を比較し、認証に成功すれば通信機器選択部203からグループリストを取得し、グループリストを含む応答メッセージを生成する。
また、メッセージ処理部202は、管理端末30a、30bからグループに属する通信機器リストの要求を受信した場合、受信したメッセージにグループに対する認証情報、通信プロトコルが含まれていれば認証情報、通信プロトコル情報を通信機器選択部203に伝え、通信機器選択部203から認証の確認と指定されたグループに属する通信機器40a〜40cのリストを取得し、通信機器40a〜40cのリストを含む応答メッセージを生成する。
なお、メッセージ処理部202は、通信プロトコルが指定されていない場合、通信に用いられている通信プロトコルを通信機器選択部203に伝える。
また、管理端末30a、30bが通信機器40a〜40cにアクセスする際に認証を簡略化できるよう、メッセージ処理部202は、管理端末30a、30bを識別するアクセス識別情報を生成し、アクセス識別情報を含むメッセージを生成する。アクセス識別情報を含むメッセージは、管理端末30a、30bおよび通信機器40a〜40cのリストに含まれる通信機器40a〜40cに送信される。
通信機器選択部203は、メッセージ処理部202からのグループリストの要求を受けた場合、グループリストDB204からグループリストを取得してメッセージ処理部202に渡す。
通信機器選択部203は、メッセージ処理部202からグループ、認証情報、通信プロトコル情報を受けた場合、グループリストDB204から指定されたグループに対する認証情報を取得し、受け取った認証情報と比較を行なう。認証が正しければ、指定されたグループに属し、かつ指定された通信プロトコルに対応した通信機器40a〜40cの情報を通信機器リストDB205から取得してメッセージ処理部202に渡す。
グループリストDB204は、グループ名、グループ識別子、およびパスワードを組にしたリストである。グループリストDB204の例を図3に示す。
グループ名301は、ユーザが特定の通信機器のリストを表示させるために、管理端末30a、30b上で表示される情報であり、AV機器、白物家電、セキュリティなどといった通信機器の上位概念を表わす名称や、利用者限定、長男などといった利用者を特定する名称などが記述される。図3の例では、グループ名301に、AV機器、白物家電、セキュリティ機器、利用者限定、長男の5つのグループが規定されている。
グループ識別子302は、通信および内部処理でグループを識別する情報であり、グループ名301と同じでも構わない。
パスワード303は、グループに属している通信機器40のリストを提供するかどうかを判断するための認証情報である。
パスワード303が設定されているグループに属する通信機器リストが要求された場合、管理端末30a、30bから正しいパスワードを得られなければ、そのグループに属する通信機器40a〜40cのリストは管理端末30a、30bに提供されない。
ただし、パスワード303が設定されていない場合、認証を行なうことなく、通信機器40a〜40cへのアクセスを許可されたすべてのユーザに対して通信機器リストを提供することになる。
図3の例では、AV機器、白物家電、セキュリティ機器にはパスワード303が設定されていないため、これらのグループに属する通信機器40a〜40cに関しては、認証を行なうことなく管理端末30a、30bに提供される。
このグループリストDB204により、通信機器40a〜40cは、通信機器40a〜40cをグループ化して管理する。また、必要に応じてグループごとにパスワードを付与することによりセキュリティを確保できる。
通信機器リストDB205は、通信機器名、通信機器識別子、グループ識別子、通信機器アドレスを組みにした通信機器情報のリストである。通信機器リストDB205の例を図4に示す。
通信機器名401は、ユーザが通信機器40a〜40cを指定できるように管理端末30a、30b上で表示される情報である。
通信機器識別子402は、通信および内部処理で通信機器40a〜40cを識別する情報であり、通信機器名401と同じでも構わない。また、通信機器識別子402は、なくても構わない。
グループ識別子403は、グループリストDB204のグループ識別子302と同じであり、通信機器40a〜40cが属するグループを表わす。
通信機器アドレス404は、通信機器40a〜40cのアドレスである。通信機器40a〜40cが複数のアドレスを持つ場合は、通信機器アドレス404は列挙される。
図4の例では、ホームサーバ、テレビ、DVDはGroup1(AV機器)、照明、冷蔵庫はGroup2(白物家電)、ネットワークカメラはGroup3(セキュリティ機器)、お風呂、エアコンはGroup4(利用者限定)、パソコンはGroup5(長男)に属している。
また、ホームサーバ、テレビ、DVD、ネットワークカメラ、お風呂は、IPv4、IPv6に対応、照明、冷蔵庫、エアコンはIPv6のみに対応、パソコンはIPv4のみに対応している。
Group4およびGroup5に属しているお風呂、エアコン、パソコンはパスワード認証が必要になっており、管理端末30a、30bから正しいパスワードを得られた場合のみ、管理端末30a、30bに情報を提供可能な通信機器となっている。
この通信機器リストDB205により、通信機器40a〜40cは、他の通信機器40a〜40cに関するアドレスなどの情報を管理できる。
認証情報DB206は、通信機器40a〜40c自体にアクセスするための認証情報(例えば、ユーザ名とパスワードの組)、他の通信機器40a〜40cで認証が完了したことを示すアクセス識別情報(例えば、他の通信機器40a〜40cで生成された文字列)で構成される。
この認証情報DB206により、許可された管理端末30a、30bに対してのみ、情報を提供するようにできる。
なお、グループリストDB204、通信機器リストDB205、認証情報DB206の管理に関しては、ユーザが各通信機器40a〜40cに手動で登録しておいてもよく、また、ひとつの通信機器40a〜40cに登録後、他の通信機器40a〜40cに自動転送して登録してもよい。
このように、通信機器40a〜40cは構成される。
次に、管理端末30aが通信機器40aと通信を行い、通信機器40bに関する情報を通信機器40aから取得し、通信機器40bにアクセスするまでの通信シーケンスの概要について、図5の通信シーケンス図を用いて説明する。
まず、管理端末30aは、通信機器40bにアクセスするためのアドレス情報を含む通信機器情報を取得するためにまず、通信機器40a〜40cのグループリストを通信機器40aに要求する(ステップS1(以下、ステップSを単にSとする))。このときの通信プロトコルとしてHTTPのGETメソッドなどを用いる。
グループリストは、グループリストDB204をもとに作成されるものであり、通信機器40a〜40cをいくつかに分類したグループのリストである。グループの分類の仕方は、図3に示すように、AV機器、白物家電といった通信機器を用途別に分類したり、アクセス許可されているユーザ単位に分類したりすることが考えられる。
なお、管理端末30aが特定のグループに属している場合、グループリストを取得することなく、管理端末30aが属すグループに属している通信機器の情報を要求してもよい。
これに対して、通信機器40aはネットワーク通信部201において、グループリストの要求を受信し、メッセージ処理部202に送る。メッセージ処理部202は、管理端末30aから通信機器40aへのアクセス認証が完了しているか判断し、完了していない場合は、ネットワーク通信部201を介して管理端末30aに対して認証情報を要求する(S2)。
認証情報は、通信機器40aにアクセスするユーザを認証するための情報であり、通信機器40aの認証情報DB206にあらかじめ保存されている。
認証情報の要求を受信した管理端末30aは、ユーザに認証情報の入力を促す、または管理端末30aが保持している認証情報を用いて、ユーザから入力された認証情報または管理端末30aが保持している認証情報を通信機器40aに送信する(S3)。このときの通信プロトコルとしてHTTPのベーシック認証などを用いる。
また、認証情報は、ユーザ名とパスワード(文字列)でも、パスワードだけでも構わない。なお、管理端末30aは、グループリストの要求時または要求前に認証情報を送信してもよい。
なお、管理端末30aから通信機器40aへのアクセス認証が不要な場合は、認証情報要求(S2)と認証情報の通知(S3)は行われない。
これに対して、通信機器40aはネットワーク通信部201において、認証情報を受信し、メッセージ処理部202に送る。メッセージ処理部202は、受信した認証情報と認証情報DB206が保持している認証情報とを比較し、認証を行なう。メッセージ処理部202は、認証に成功すれば、通信機器選択部203からグループリストDB204に蓄積されたグループ名などの情報や、通信機器リストDB205から通信機器40a〜40cの用いる通信プロトコルなどの情報を取得し、これらを用いてグループリストを作成する。ネットワーク通信部201を介して、管理端末30aにグループリストを送信する(S4)。
図3に示すグループリストDB204および図4に示す通信機器リストDB205の場合において、HTTP(ボディ部)を用いたグループリストの送信データ例を以下に示す。なお、この例ではグループに属する機器情報を取得するためのパスワードはCGIのパラメータとなっているが、HTTPのヘッダ(ベーシック認証など)に記述する方法など他の方法でも構わない。
<HTML>
<BODY>
<CENTER>メニュー</CENTER>
<A HREF=“/control.html”>制御メニュー</A>
<FORM METHOD=“GET” ACTION=“/cgi-bin/list”>
通信機器リスト<INPUT TYPE=“SUBMIT” NAME=“SUBMIT” VALUE=“送信”><BR>
<STRONG>プロトコル:</STRONG>
<SELECT NAME=“PROTOCOL”>
<OPTION VALUE=“ipv4”>IPV4</OPTION>
<OPTION VALUE=“ipv6”>IPV6</OPTION>
<OPTION SELECTED VALUE=““>未指定</OPTION>
</SELECT><BR>
<STRONG>グループ:</STRONG>
<SELECT NAME=“GROUP”>
<OPTION SELECTED VALUE=“Group1”>AV機器</OPTION>
<OPTION VALUE=“Group2”>白物家電</OPTION>
<OPTION VALUE=“Group3”>セキュリティ機器</OPTION>
<OPTION VALUE=“Group4”>利用者限定</OPTION>
<OPTION VALUE=“Group4”>長男</OPTION>
</SELECT><BR>
<STRONG>パスワード:</STRONG>
<INPUT TYPE=“TEXT” NAME=“PASSWORD” SIZE=“8” VALUE=““><BR>
</FORM>
</BODY>
</HTML>
このように、グループリストには、IPv4やIPv6といった通信プロトコルや、通信機器40a〜40cのグループ名や、グループへのアクセスのための認証情報(パスワード)を必要とすることが記述されている。このグループリストにより、ユーザに、グループリストによりグループ名、通信プロトコル、グループにアクセスするための認証情報を通知でき、ユーザは所望のグループ、通信プロトコルを選択できる。
また、通信機器40aは、管理端末30aの認証を行なうことにより、通信機器40aへのアクセス許可がある管理端末30aのみに通信機器40a〜40cの情報を提供することができ、アクセス許可がない管理端末による通信機器へのアクセスを防ぐことができる。
このグループリストを受信した管理端末30aは、ユーザにグループリストを提示し、グループの選択、および必要に応じて通信プロトコル(IPv4、IPv6など)の選択やグループへのアクセスのための認証情報(パスワード)の入力を待つ。
ユーザは、グループリストから、アクセスしたいグループを選択し、グループにアクセスするために認証情報(パスワード)が必要ならば、グループ内の通信機器40a〜40cにアクセスするための認証情報(パスワード)を入力し、さらにアクセスしたい通信機器40a〜40cとの通信プロトコルを指定したい場合、通信プロトコル情報(IPv4、IPv6など)を選択する。
このように、グループ単位で複数の通信機器をまとめて簡単に指定できる。
なお、認証情報は管理端末30aで保持しておき、ユーザがグループを選択する際に対応する認証情報を選択してもよい。
管理端末30aは、選択されたグループ、認証情報、通信プロトコル情報を含む通信機器リスト要求メッセージを通信機器40aに送信する(S5)。
なお、ユーザが管理端末30aの属しているグループを選択する場合、ユーザはグループを選択する必要はなく、管理端末30aが保持しているグループを選択するようにしてもよい。
これにより、管理端末30aは、自身が制御管理しているグループの通信機器40a〜40cの情報のみを要求できる。
例えば、子供が使用している管理端末30と子供には使わせたくない通信機器40a〜40cを異なるグループに設定しておくことにより、電子レンジ、ホームサーバなど取り扱いに注意で、子供にアクセスされたくないようにしたい通信機器40a〜40cの情報を提供させないようにすることができる。このように、管理端末30と通信してもよい通信機器40a〜40cの情報のみを提供したりする。
また、ユーザが認証情報を必要としないグループを選択する場合、認証情報を送信する必要はない。
また、ユーザが通信プロトコルを指定しない場合、管理端末30aは、ユーザが管理端末30aと通信機器40aとの間の通信プロトコルを選択したものとみなす。
これにより、管理端末30aが使用可能な通信プロトコルを選択できる。
これに対し、通信機器40aは、ネットワーク通信部201において、グループ指定、認証情報、通信プロトコル情報を含む通信機器リスト要求メッセージを受信し、メッセージ処理部202に送る。メッセージ処理部202は、通信機器リスト要求メッセージを通信機器選択部203に送る。通信機器選択部203は、通信機器リスト要求メッセージにおいて指定されたグループが認証を必要としている場合、グループリストDB204を参照し、指定されたグループのパスワード303と、通信機器リスト要求メッセージに含まれる認証情報と比較することで、認証を行なう。
このように、通信機器40aは、グループ単位でアクセス認証を行なうことができる。
次に、通信機器選択部203は、グループの認証が成功すると、通信機器リストDB205を参照し、通信機器リスト要求メッセージによって指定されたグループに含まれる通信機器40a〜40cから、通信機器リスト要求メッセージにより指定された通信プロトコルに対応した通信機器40a〜40cを選択する。そして、通信機器選択部203は、選択した通信機器40a〜40cに関する通信機器アドレス404などの情報をメッセージ処理部202に送る。そして、メッセージ処理部202は、送られてきた通信機器40a〜40cに関する情報を用いて通信機器リストを作成し、ネットワーク通信部201を介して、管理端末30aに送信する(S6)。
通信機器リストは、通信機器名、通信機器のアドレスなどの対応表であり、通信機器リストDB205に蓄積されている情報である。
このように、管理端末30aから指定されたグループであり、かつ指定された通信プロトコルを持つ通信機器40a〜40cに関する情報を送信できる。指定されたグループであり、かつ指定された通信プロトコルを用いた通信機器40a〜40cは管理端末30aが通信可能な通信機器40a〜40cであるので、管理端末30aが通信可能な通信機器のみの情報を管理端末に提供することができる。この結果、管理端末30aが通信不可能な通信機器40a〜40cに関する情報を送ることがないので、通信量を削減することができる。
また、通信機器40aは、通信機器選択部203において、管理端末30aが管理端末30aの指定するグループへの認証に成功した場合、管理端末30aを識別するためのアクセス識別情報をグループに属している通信機器(図5の例では通信機器40b)に送信する(S7)。
アクセス識別情報は、管理端末30aのアドレスまたは管理端末30aから生成される識別子でもよいし、通信機器40aが適当に生成した識別子でもよい。これにより、通信機器40bは、アクセス識別情報から、アクセスを許可された管理端末30aのアドレスを把握することができる。また、アクセス許可されていない管理端末からの不正なアクセスを防ぐことができる。
通信機器リストを受信した管理端末30aは、ユーザに通信機器リストを提示し、例えばユーザが通信機器40bを選択すると、通信機器40bのメニュー画面を通信機器40bに要求する(S8)。
このとき、管理端末30aは、通信機器40bに対するメニュー画面の要求にアクセス識別情報を含めておく。これにより、通信機器40bが通信機器40aから受信したアクセス識別情報と照合を行なうことによって、通信機器40bでの管理端末30aの認証を簡単に行なうことができる。また、管理端末30aもアクセス識別情報を送るだけで、通信機器40bに簡単にアクセスできる。
このようにして、管理端末30aは通信機器40aと通信を行い、グループリストを取得し、取得したグループリストを用いて通信機器40bに関する情報を取得し、通信機器40bにアクセスする。
次に、図6を用いて、通信機器40aが管理端末30aから通信機器リストの要求メッセージを受信してから応答するまでの処理(S5〜S7)を詳細に説明する。
通信機器40aは、ネットワーク通信部201において、管理端末30aからのメッセージを受信する。次に、通信機器40aは、メッセージ処理部202において、受信したメッセージの解析を行なう。メッセージが通信機器40aへのアクセスのための認証情報の通知や通信機器40aに対する設定など受信機器自体に関するメッセージであると判断した場合、つまり通信機器リスト要求メッセージでないと判断した場合(S601)、メッセージ処理部202は、受信したメッセージに応じた処理を行い(S602)、応答メッセージを生成して(S603)、ネットワーク通信部201を介して管理端末30aへ送信する(S604)。
一方、受信したメッセージが、他の通信機器40a〜40cの情報を要求している通信機器リスト要求メッセージであると判断した場合(S601)、メッセージ処理部202は、通信機器リスト要求メッセージを通信機器選択部203に送る。そして、通信機器選択部203が以下の処理を行なう。
まず、通信機器選択部203は、要求メッセージでグループが指定されている場合(ユーザが明示的にグループを指定している場合、または管理端末30aに設定されているグループのデフォルト値を指定している場合)、通信機器リストDB205のグループ識別子403を参照し、通信機器リスト要求メッセージより指定されたグループに対応するグループ名301に属する通信機器40a〜40cすべてを管理端末30aに提供する通信機器40a〜40cの候補とする(S605)。例えば、メッセージが、図3、図4におけるGroup4を指定している場合、通信機器選択部203は、お風呂およびエアコンを候補とする。
一方、通信機器リスト要求メッセージにグループが指定されていない場合、通信機器選択部203は、グループリストDB204を参照し、認証を必要としないグループ、つまりパスワード303のないグループ識別子302を選択する。次に、通信機器選択部203は、通信機器リストDB205を参照し、選択したグループ識別子302と同一のグループ識別子403に属する通信機器40a〜40cすべてを管理端末30aに提供する通信機器の候補とする。例えば、メッセージが、図3、図4におけるグループを指定しない場合、通信機器選択部203は、Group1、Group2、Group3に属するホームサーバ、テレビ、DVD、照明、冷蔵庫、ネットワークカメラを候補とする。
このように、通信機器リスト要求メッセージにグループが指定されていない場合には、パスワードが付与されていないグループに属する通信機器40a〜40cの情報のみ、つまり、任意のユーザに送っても良い通信機器40a〜40cの情報のみを送る。
次に、通信機器選択部203は、受信した通信機器リスト要求メッセージに通信プロトコルが指定されているか判断する(S606)。受信したメッセージに通信プロトコルが指定されている場合、通信機器選択部203は、通信機器リストDB205の通信機器アドレス404を参照することで、S605で選択した通信機器40a〜40cの通信プロトコルを把握し、S605で選択した通信機器40a〜40cから指定された通信プロトコルに対応した通信機器40a〜40cを選択する(S607)。
例えば、通信機器リストDB205が図4のようになっている状態で、管理端末30aがGroup4、IPv4を指定している場合、メッセージ処理部202は、Group4でIPv4に対応しているお風呂を選択することになる。
このように、通信機器40aは、管理端末30aが指定した通信プロトコルで通信可能な通信機器40a〜40cのみをユーザに提示することができ、ユーザは通信可能な通信機器40a〜40cを的確に選択することが可能となる。
例えば、管理端末30aがIPv4およびIPv6で通信可能であるので、IPv4およびIPv6を指定した場合、要求時に使用した通信プロトコルに無関係に、IPv4およびIPv6に対応した通信機器40a〜40cの情報を受け取ることができる。つまり、管理端末30aは、通信可能なすべての通信機器40a〜40cの情報を取得することができる。
一方、S606において、通信プロトコルが指定されていない場合、通信機器選択部203は、管理端末30aがIPv6を用いているか判断し(S608)、IPv6を用いた通信を行っている場合は、通信機器リストDBの通信機器アドレス404を参照することで、S605で選択した通信機器40a〜40cの通信プロトコルを把握し、S605で選択した通信機器40a〜40cからIPv6対応の通信機器40a〜40cを選択し(S609)、IPv6を用いた通信を行っていない場合は、S605において選択した通信機器40a〜40cからIPv4対応の通信機器40a〜40cを選択する(S610)。
このように、例えば、管理端末30aが、IPv6で通信機器リスト要求メッセージを送った場合、IPv6に対応した通信機器40a〜40cの情報のみを受け取ることができる。これにより、管理端末30aは、通信プロトコルを明示的に指定しなくても、通信可能な通信機器40a〜40cの情報を取得することができ、ユーザがアクセスできない通信機器40a〜40cを選択してしまうことを防ぐことができる。
なお、管理端末30aがIPv6以外の通信を行っている場合、IPv4対応通信機器を選択するものとしているが、IPv4対応通信機器でないものを選択してもよい。このようにして、3つ以上の通信プロトコルにも対応することができる。
このように、通信機器の選択が完了した後、メッセージ処理部202は、通信機器40a〜40cに関する情報を用いた通信機器リストを生成する(S611)。
次に、メッセージ処理部202は、管理端末30aが選択された通信機器40a〜40cのいずれかと通信する際に、認証を自動的に行なえるようにするために、管理端末30aの認証が完了したことを示すアクセス識別子を生成する(S612)。
そして、メッセージ処理部202は、通信機器選択部203が選択した通信機器40a〜40cの通信機器リストとアクセス識別子を用いた応答メッセージを生成し(S603)、ネットワーク通信部201を介して管理端末30aに送る(S604)。
このようにして、通信機器40aは、管理端末30aから通信機器リスト要求メッセージを受信して応答する。
ここで、通信機器リストの具体例について説明する。
例えば、管理端末30aが、
GET /cgi-bin/list?PROTOCOL=&GROUP=Group4&PASSWORD=wxyz
のように、HTTPのGETメソッドによりGroup4を指定する通信機器リスト要求メッセージを、IPv6を用いて、送信した場合を考える。この通信機器リスト要求メッセージには、PROTOCOL、GROUP、PASSWORDでそれぞれ通信プロトコル、グループ、パスワードが指定されている。
このときの、通信機器選択部203は、下記のような、応答メッセージ例(HTTPのボディ部)を生成する(下記の例ではアクセス識別子は省略)。下記の応答メッセージは、URL(Uniform Resource Locator)のアドレスは、管理端末30aが使用した、つまり通信可能なIPv6となっている。
<HTML>
<BODY>
<CENTER>家電一覧</CENTER>
<A href=“[3ffe:501:420::7]/index.html”> お風呂</A> <br>
<A href=“[3ffe:501:420::8]/index.html”> エアコン </A> <br>
</BODY>
</HTML>
このように、通信機器選択部203は、Group4に属するお風呂およびエアコンを選択し、そのURL(IPv6)と共にリストにした、応答メッセージを生成する。
また、管理端末30aが、
GET /cgi-bin/list?PROTOCOL=&GROUP=&PASSWORD=
のように、HTTPのGETメソッドを用いて、通信プロトコル、グループ、パスワードを指定することなくIPv4で要求メッセージを送信してきた場合を考える。
このときの、通信機器選択部203は、下記のような、応答メッセージ例(HTTPのボディ部)を生成する(下記の例ではアクセス識別子は省略)。この応答メッセージの対象となる通信機器40a〜40cは、IPv4に対応し、認証を必要としないグループに属す。また、応答メッセージに記述されたURLのアドレスは、管理端末30aが通信可能なIPv4となる。
<HTML>
<BODY>
<CENTER>家電一覧</CENTER>
<A href=“192.168.3.1/index.html”>ホームサーバ</A> <br>
<A href=“192.168.3.2/index.html”>テレビ</A> <br>
<A href=“192.168.3.3/index.html”>DVD</A> <br>
<A href=“192.168.3.6/index.html”>ネットワークカメラ</A> <br>
</BODY>
</HTML>
このように、通信機器選択部203は、認証が不要なグループに属するホームサーバ、テレビ、DVD、ネットワークカメラを選択し、そのURL(IPv4)と共にリストにした、応答メッセージを生成する。
また、応答メッセージに、通信機器40a〜40cの情報として、インターネットのアドレスが記述されたURLを用いることにより、DNSに登録されていない通信機器40a〜40cに対しても、URLは管理端末30aから通信可能なアドレスで記述される。これにより、管理端末30aがURLで指定されたアドレスを用いて、DNSに登録されていない通信機器40a〜40cと通信することができる。
なお、要求メッセージおよび応答メッセージは、上記のHTTPに限定する必要はなく、上記のように必要な情報が含まれていれば他の通信フォーマットで通信を行っても構わない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信機器40は、他の通信機器40に関する情報を要求した管理端末30に対して、管理端末30が通信可能な通信機器40のみの情報を提供できる。これにより、通信機器40は、管理端末30にとって無駄な情報を通知する必要がなくなるだけでなく、管理端末30にとって有効な情報のみをユーザに提示することが可能となり、通信機器40を的確に選択することが可能となる。
また、管理端末30が通信可能な通信機器40の判断方法として、管理端末30が要求したときに用いた通信プロトコルを用いている。例えば、管理端末がIPv4を用いて要求した場合、通信機器40はIPv4に対応した通信機器40の情報のみを管理端末に提供する。これにより、管理端末30はIPv4に対応していない通信機器40を排除した情報をユーザに提示することが可能となり、通信機器40を的確に選択することが可能となる。
また、管理端末30が通信可能な通信機器40の判断方法として、管理端末30が指定した通信プロトコルを用いている。例えば、管理端末30がIPv4で要求したにも関わらず、IPv4およびIPv6を指定した場合、通信機器30はIPv4またはIPv6に対応した通信機器40の情報を管理端末30に提供する。これにより、IPv4およびIPv6の両方に対応した管理端末30は、要求時の通信プロトコルに無関係にIPv4またはIPv6(または両方)に対応した通信機器40の情報を受けることができるようになる。
また、管理端末30が通信可能な通信機器40の判断方法として、管理端末30のグループおよびグループに関連付けられた認証情報を用いている。これにより、通信機器40は管理端末30のアクセスを許可している通信機器40のみの情報を提供することができ、セキュリティ・プライバシを向上させることができるようになる。
さらに、通信機器40は通信機器リストを管理端末30に提供するための認証が完了した際、認証が完了したことを示すアクセス識別子を管理端末30、および管理端末30に提供する通信機器リストに含まれている通信機器40に提供する。これにより、管理端末30が通信機器リストに含まれている通信機器40と通信を行なう際にアクセス識別子を通信機器40に伝えることにより、通信機器40はアクセス識別子の照合を行なうことによって、ユーザが改めて認証情報を入力する必要がなく、簡単に認証を行なうことが可能となる。
なお、本実施の形態では、グループごとに認証情報(パスワード)を付与した形態で説明したが、グループごとでなくても各通信機器40a〜40c毎にパスワードを付与しても良い。これにより、通信機器40a〜40cごとに認証を行なえ、管理端末が管理している通信機器40a〜40cに関する情報のみを送信することができる。
なお、通信機器40a〜40cが行なう処理をプログラムにし、汎用のコンピュータに行なわせる形態であっても良い。
本発明にかかる通信機器は、他の通信機器にアクセスするための情報を要求した管理端末に対して、管理端末が通信可能な通信機器のみの情報を管理端末に提供し、無駄な情報を排除することが可能となるため、通信機器を的確に選択することが可能となり、家電の制御・管理システムの構築に有用である。また、この技術は、一般の通信機器にも適用可能である。
本発明の一実施の形態における通信システムの構成図 本実施の形態における通信機器の構成図 本実施の形態におけるグループリストDBの構成図 本実施の形態における通信機器リストDBの構成図 本実施の形態における管理端末と通信機器との間の通信シーケンス図 本実施の形態にかかる通信機器の内部処理フロー図
符号の説明
10 通信システム
20 ネットワーク
30a、30b 管理端末
40a〜40c 通信機器
201 ネットワーク通信部
202 メッセージ処理部
203 通信機器選択部
204 グループリストDB
205 通信機器リストDB
206 認証情報DB

Claims (13)

  1. 通信機器を管理する管理端末から一つまたは複数の前記通信機器に関する情報の要求を受信するメッセージ受信手段と、前記通信機器と当該通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストと、前記要求を受けた際に前記通信機器の使用するアドレスから前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択し、選択した前記通信機器に関する情報を取得する通信機器選択手段と、選択された前記通信機器に関する情報を前記管理端末に送信するメッセージ送信手段と、を具備することを特徴とする通信機器。
  2. 前記管理端末から送られてくる認証情報によりアクセスを許可するかどうかを確認し、アクセスを許可する場合は前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択することを特徴とする請求項1記載の通信機器。
  3. 前記通信機器の情報は、前記通信機器のURLであり、前記URLに記述されるアドレスはインターネットアドレスであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記通信機器選択手段は、前記管理端末からの要求で使用された通信プロトコルに対応する前記アドレスを持つ前記通信機器のみを選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信機器。
  5. 前記通信機器選択手段は、前記管理端末が指定した通信プロトコルに対応する前記アドレスを持つ前記通信機器のみを選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信機器。
  6. 前記通信機器をグループ分けしたグループリストを具備し、
    前記通信機器選択手段は、前記管理端末と同一グループに属する前記通信機器を選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信機器。
  7. 前記通信機器をグループ分けしたグループリストを具備し、
    前記通信機器選択手段は、前記管理端末が指定したグループに属する前記通信機器を選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信機器。
  8. 前記グループには認証情報が対応付けられており、前記管理端末から送られてくる認証情報により前記管理端末がアクセスしてもよい前記グループを選択することを特徴とする請求項6または請求項7記載の通信機器。
  9. 前記管理端末から送られてくる認証情報により前記管理端末がアクセスしてもよい前記通信機器を選択し、選択した前記アクセスしてもよい前記通信機器から通信可能な前記通信機器を選択することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の通信機器。
  10. 前記選択したアクセスしても良い通信機器に関する情報と、前記選択したアクセスしても良い通信機器を識別するアクセス識別情報を前記管理端末に送信するとともに、前記アクセス識別情報を前記選択したアクセスしても良い通信機器に送信することを特徴とする請求項9記載の通信機器。
  11. 前記アクセス識別情報は、前記管理端末のアドレスまたは前記選択された通信機器に関する情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項10記載の通信機器。
  12. 通信機器を管理する管理端末から一つまたは複数の前記通信機器に関する情報の要求を受信するステップと、前記通信機器と当該通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストを設けるステップと、前記要求を受けた際に前記通信機器の使用するアドレスから前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択するステップと、選択した前記通信機器に関する情報を取得するステップと、選択された前記通信機器に関する情報を前記管理端末に送信するステップと、を具備することを特徴とする情報通信方法。
  13. コンピュータに、通信機器を管理する管理端末から一つまたは複数の前記通信機器に関する情報の要求を受信するステップと、前記通信機器と当該通信機器の使用するアドレスとを対応付けた通信機器リストを設けるステップと、前記要求を受けた際に前記通信機器の使用するアドレスから前記管理端末が通信可能な前記通信機器を選択するステップと、選択した前記通信機器に関する情報を取得するステップと、選択された前記通信機器に関する情報を前記管理端末に送信するステップと、を行わせることを特徴とするプログラム。
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