JP2012047367A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計工数を低減し、かつ、待機状態時の消費電力の低減を意図通りに行える空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機が待機状態となった際には、サブマイコンのみ起動して待機状態における室外機の制御を行うので、待機状態時の室外機の制御を滞りなく行えるとともに、待機状態時の消費電力を低減することができる。また、空気調和機が運転状態の際には、メインマイコンのみ起動して室外機の制御を行うので、2台のマイコンが駆動して消費電力が増大することがない。さらには、待機状態時はメインマイコンを停止させるので、選択したメインマイコンに応じて待機状態時の制御に関するプログラムを作成する必要がなく、設計工数を低減できるとともに、待機状態時の消費電力がサブマイコンでの消費電力のみとなるため、異なるメインマイコンを搭載した空気調和機でも、待機状態時において同じ消費電力の低減効果が得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、待機状態時における室外機の消費電力を低減する空気調和機に関する。
従来、空気調和機は、室内機と室外機とからなり、一対の電源ラインおよび1本の信号ラインとで相互に接続され、また、例えば室外機に商用電源が接続されて、室内機への電源供給は室外機を介して行われるものが知られている。
室外機は主に、圧縮機、四方弁、利用側熱交換器、電子膨張弁、熱源側熱交換器、を順次配管接続してなる冷媒回路と、外気温度や冷媒回路の各部温度等を検出するためのセンサ類、送風ファンおよびファンモータ、商用電源から得られる交流電力を直流電力に変換して弁類やファンモータ等といった室外機負荷に供給する制御電源部、圧縮機に駆動電力を供給する整流器やインバータ等からなる圧縮機電源部、およびこれらを制御する制御手段を備えている。
制御電源部と室外機負荷との接続ラインや、圧縮機電源部と圧縮機との接続ラインには、スイッチ等の開閉器が介設されており、空気調和機が運転を停止した際は、制御手段が開閉器を制御して接続ラインを開放し、室外機負荷や圧縮機への電力供給を遮断することで、室外機での消費電力を低減する待機状態となる。
このような空気調和機の待機状態時に、室外機の制御手段を低消費電力状態として消費電力を更に低減する空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、空気調和機が待機状態に移行した際に、室外機の制御手段に備えられたマイコンが、スリープモードやスタンバイモード等といった低消費電力モードに自ら移行することで、マイコンでの消費電力を低減するものである。
待機状態時に、室外機の制御手段への電力供給を遮断してマイコンを停止してしまうと、マイコンが待機状態時の室外機の状態を把握できない。特に冬季では外気温度に応じて圧縮機の予熱を行う必要があるが、マイコンが停止していると圧縮機の予熱を行うことができない。また、室内機からの運転開始信号の受信も行えなくなり、円滑な空気調和機の再起動が行えなくなる。
そこで、待機状態時はマイコンを低消費電力モードとし、例えば、外気温度センサからの検出信号の受信をトリガとして低消費電力モードが解除されるようにしておけば、待機状態時の室外機の状態を把握しつつ最小限の消費電力とできるので、より待機状態時の消費電力の低減が行なえる。
しかし、以上説明した空気調和機では、待機状態時の室外機の制御手段での消費電力削減を、制御手段のマイコンに予め備えられた低消費電力モードで実現することとなる。通常、マイコンは製造者や製品ラインナップによって、様々な低消費電力モードを有しているため、選択したマイコンに応じて、空気調和機の待機状態時の制御に関するプログラムを作成しなければならず、設計工数が増大するという問題があった。また、マイコン毎に保有する低消費電力モードの違いによって、また、低消費電力モード時のクロック数によって電力低減量が異なるため、選択したマイコンによって待機状態時の消費電力が異なり、意図した消費電力低減効果が得られない虞があった。
特開2000−346425号公報(第3〜5頁、第6図)
本発明は以上述べた問題点を解決し、設計工数を低減し、かつ、待機状態時の消費電力の低減を意図通りに行える空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上述した課題を解決するものであって、本発明の空気調和機は、室内機と、圧縮機および外気温度を検出する外気温度センサとを備えた室外機とを有するものであって、室外機は、室内機と通信を行うとともに圧縮機や室外機の主要な装置を制御する室外機制御手段を備え、室外機制御部は、空気調和機が運転状態である時に室外機の制御を行うメインマイコンと、メインマイコンより消費電力が少なく、空気調和機が運転を停止している状態である待機状態時に、室外機の制御を行うサブマイコンとを有し、メインマイコンとサブマイコンは、それぞれの電源端子への駆動電力の供給を相互にオンオフするものである。
尚、待機状態時におけるサブマイコンによる室外機の制御とは、室内機との通信と、外気温度センサで検出した外気温度の監視である。
また、空気調和機が運転状態から待機状態に移行する際は、メインマイコンが停止するとともにサブマイコンが起動するものである。さらには、空気調和機が待機状態から運転状態に移行する際は、メインマイコンが起動し、サブマイコンは、空気調和機の待機状態である時に記憶した室外機の制御に必要な情報をメインマイコンに送信した後停止するものである。
本発明の空気調和機は、室外機制御手段にメインマイコンとサブマイコンとを有し、空気調和機が運転を停止して待機状態となった際には、サブマイコンのみ起動(メインマイコンはサブマイコンにより駆動電力の供給が停止される)して待機状態における室外機の制御を行うので、圧縮機の予熱等といった待機状態時の室外機の制御を滞りなく行えるとともに、待機状態時の消費電力を低減することができる。また、空気調和機が運転状態の際には、メインマイコンのみ起動(サブマイコンはメインマイコンにより駆動電力の供給が停止される)して室外機の制御を行うので、2台のマイコンが駆動して消費電力が増大することがない。
また、待機状態時はサブマイコンのみ起動し、メインマイコンは電源供給を遮断して停止させるので、待機状態時の室外機の制御を行う機能を有するサブマイコンを1種類用意しておけば、選択したメインマイコンに応じて待機状態時の制御に関するプログラムを作成する必要がなく、設計工数を低減できるとともに、待機状態時の消費電力がサブマイコンでの消費電力のみとなるため、異なるメインマイコンを搭載した空気調和機でも、待機状態時において同じ消費電力の低減効果が得られる。
本発明の実施例における空気調和機の構成ブロック図である。 本発明の実施例における空気調和機の要部回路ブロック図である。 本発明の実施例における、待機状態移行時/解除時の要部の動作タイミングを説明する図であり、(A)は待機状態移行時のタイミングチャート、(B)は待機状態解除時のタイミングチャートである。 本発明の実施例における、室外機制御部での処理を示すフローチャートであり、(A)はメインマイコンでの処理、(B)はサブマイコンでの処理を、それぞれ示している。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施例としては、一組の室内機と室外機とを有する空気調和機を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
本発明による空気調和機は、図1に示すように、室内機1と室外機2とを有しており、室内機1には、室内機マイコン8を搭載した室内機制御手段3が設けられている。室内機制御手段3には、図示しない送風ファンを回転させる送風ファンモータ19と、図示しない上下あるいは左右の風向板を回動するための風向板用ステッピングモータ20と、室内機1が設置された部屋の温度を検出する室温センサ16と、室内機1の図示しない利用側熱交換器の温度を検出する熱交温度センサ14とが、それぞれ接続されている。
室内機制御手段8は、上述した室内機マイコン8の他に、図示しないリモコンから送信される赤外線信号を受信するリモコン受信部12と、室温センサ16での検出信号を入力する室温センサ入力部15と、熱交温度センサ14での検出信号を入力する熱交温度センサ入力部13と、室外機2とデータの送受信を行う室内機通信部10とを備えている。
室内機マイコン8は、空調運転時に熱交温度センサ14や室温センサ16で検出した温度を監視し、また、送風ファンモータ19や風向板用ステッピングモータ20の駆動制御を行う等、室内機1の様々な機能に関する制御を行う。
また、室内機1には、外部から供給される交流電力を、室内機1に備えられている各機器に対応した駆動電力に変換し、送風ファンモータ19や風向板用ステッピングモータ20等の各装置に供給する室内機電源部5を備えている。
一方、室外機2には、室外機マイコン9が搭載された室外機制御手段4が設けられている。室外機マイコン9は、メインマイコン9aと、メインマイコン9aより消費電力の低いサブマイコン9bとを備えており、メインマイコン9aには、インバータ18を介して圧縮機17が接続されており、また、電磁弁21と、電子膨張弁22と、四方弁23と、図示しないプロペラファン等の室外ファンを回転させる室外ファンモータ24とがそれぞれ接続されている。
室外機制御手段4は、上述した室外機マイコン9の他に、室内機1とデータの送受信を行う室外機通信部11と、外気温度センサ26での検出信号を入力する外気温度センサ入力部25とを備えている。この外気温度センサ入力部25が取り込んだ検出信号を、メインマイコン9aもしくはサブマイコン9bが読み出す。
尚、図示は省略するが、上述した外気温度センサ26の他に、室外熱交換器の温度を検出する熱交温度センサや、圧縮機17の吐出圧力を検出する圧力センサ等、室外機2を制御するために必要な様々な値を検出するセンサ類が室外機2に備えられており、これらでの検出信号はメインマイコン9aに入力される。
メインマイコン9aは、空調運転時に外気温度センサ26やその他のセンサ類で検出した値を取り込み、また、空調運転に必要な信号を、室外機通信部11を介して室内機マイコン8と通信して受信し、これらに基づいて室外ファンモータ24や圧縮機17、電磁弁21、電子膨張弁22および四方弁23の制御を行う。また、サブマイコン9bは、空調運転停止時に外気温度センサ26で検出した値を取り込むとともに、室内機マイコン8からの運転開始信号の待ち受けを行う。
尚、室外機2には、主電力供給部7が接続されており、主電力供給部7より供給される交流電力を室内機1に備えられた室内機電源部5に供給するとともに、室外機2に備えられている室外ファンモータ24や電磁弁21等の各装置に対応した駆動電力に変換し、各機器に供給する室外機電源部6を備えている。
図2は、本発明による空気調和機の要部回路ブロック図である。室内機1は、室内機マイコン8と室内機通信部10(いずれも室内機制御手段3の構成要素)と、送風ファンモータ19や風向板用ステッピングモータ20等の装置(室内機1の運転時に室内機マイコン8によって制御される装置。以下個別に言及が必要となる場合を除き、これらの装置を一括して室内機負荷30と記載する)に加えて、スイッチング電源31と、整流器39と、電源ノイズを除去するノイズフィルタ32と、室内機端子部33とを備えている。尚、図1における室内機電源部5は、上述したスイッチング電源31、整流器39およびノイズフィルタ32とから構成されている。
室外機2は、室外機マイコン9を構成するメインマイコン9aおよびサブマイコン9bと室外機通信部11(これらは室外機制御手段4の構成要素)と、電磁弁21や四方弁23、インバータ18等といった室外機2の主要な装置(室外機2の運転時にメインマイコン9aによって制御される装置。以下個別に言及が必要となる場合を除き、これらの装置を一括して室外機負荷38と記載する)と、外気温度センサ26に加えて、スイッチング電源37と、整流器40と、電源ノイズを除去するノイズフィルタ36と、整流器41と、開閉手段MRと、第3スイッチ45と、整流器41に両端を並列接続された平滑コンデンサ49と、トランジスタ50およびトランジスタ51と、室外機端子部34と、主電力端子部35とを備えている。
開閉手段MRは、抵抗42と、第1スイッチ43と、第2スイッチ44とを備えている。この開閉手段MRは、空気調和機の運転開始時にインバータ18への突入電流を防止するために設けられており、第1スイッチ43と、抵抗42と第2スイッチ44とを直列接続したものが並列接続されている。この開閉手段MRは、後述するタイミングで第1スイッチ43および第2スイッチ44がメインマイコン9aにより開閉制御される。また、第3スイッチ45は、一端がスイッチング電源37に、他端が室外機負荷38に接続されており、メインマイコン9aにより開閉制御されて、第3スイッチ45が閉じた際に室外機負荷38に駆動電力が供給される。
トランジスタ50は、PNP型トランジスタであり、エミッタ端子がスイッチング電源37に、コレクタ端子がメインマイコン9aの図示しない電源端子に、ベース端子はサブマイコン9bの図示しない出力ポートに、それぞれ接続されている。従って、サブマイコン9bの出力ポートがHiの場合は、トランジスタ50はオフとなってメインマイコン9aに駆動電力が供給されず、サブマイコン9bの出力ポートがLoの場合は、トランジスタ50はオンとなってメインマイコン9aに駆動電力が供給される。
トランジスタ51も、トランジスタ50と同様にPNP型トランジスタであり、エミッタ端子がスイッチング電源37に、コレクタ端子がサブマイコン9bの図示しない電源端子に、ベース端子はメインマイコン9aの図示しない出力ポートに、それぞれ接続されている。従って、メインマイコン9aの出力ポートがHiの場合は、トランジスタ51はオフとなってサブマイコン9bに駆動電力が供給されず、メインマイコン9aの出力ポートがLoの場合は、トランジスタ51はオンとなってサブマイコン9bに駆動電力が供給される。
尚、図1における室外機電源部6は、上述したスイッチング電源36、整流器40、整流器41、ノイズフィルタ36および開閉手段MRとから構成されている。
室内機1の室内機端子部33と、室外機2の室外機端子部34とは、端子33aと端子34aとが電源ラインL1を介して、端子33bと端子34bとが電源ラインL2を介して、端子33cと端子34cとが信号ラインLsを介して、相互に接続されている。
また、室外機2には、主電力端子部35を介して主電力供給部7が接続されており、主電力端子部35と室外機端子部34とは、端子34aと端子35aとが、端子34bと端子35bとが、それぞれ主電力ラインLacを介して接続されている。これにより、主電力供給部7より室内機1および室外機2にそれぞれ交流電力が供給される。
室内機1では、主電力供給部7より供給された交流電源が室内機端子部33からノイズフィルタを経て整流器39に入力され、直流電源に変換される。そして、変換された直流電源は、スイッチング電源31にて室内機マイコン8や室内機負荷30等の各機器に対応した電源電圧とされて各機器に供給される。
室外機2では、主電力供給部7より供給された交流電力が室外機端子部34からノイズフィルタ36を経て整流器40に入力され、直流電力に変換される。そして、変換された直流電力は、スイッチング電源37にてメインマイコン9a、サブマイコン9bおよび室外機負荷38等の各機器に対応した駆動電力とされて各機器に供給される。また、主電力供給部7より供給された交流電力が、ノイズフィルタ36および開閉手段MRを介して整流器41にも入力され、直流電力に変換されてインバータ18に供給される。
室内機通信部10は、一端が室内機マイコン8に、他端が室内機端子部33の端子33cに、それぞれ接続されており、室内機マイコン8から入力されたシリアル信号を端子33c、信号ラインLs、室外機端子部34の端子34cを介して室外機2へ出力する。また、室内機通信部10は、端子34c、信号ラインLs、端子33cを介して室外機2より受信したシリアル信号を室内機マイコン8に送信する。
同様に、室外機通信部11は、一端がメインマイコン9aおよびサブマイコン9bに、他端が室外機端子部34の端子34cに、それぞれ接続されており、メインマイコン9aから入力されたシリアル信号を端子34c、信号ラインLs、端子33cを介して室内機1へ送信する。また、室外機通信部11は、端子33c、信号ラインLs、端子34cを介して室内機1より受信したシリアル信号を、メインマイコン9aあるいはサブマイコン9bに出力する。
尚、メインマイコン9aとサブマイコン9bとは、入出力ライン60で接続され相互に通信可能となっている。
以上説明した構成を有する空気調和機において、使用者による図示しないリモコンの操作等によって、空気調和機が運転を停止して待機状態に移行する時(以下、待機状態移行時と記載する)は、室内機マイコン8はメインマイコン9aに運転停止信号を出力する。運転停止信号を入力したメインマイコン9aは、第1スイッチ43、第2スイッチ44および第3スイッチ45をそれぞれ開として、インバータ18や室外機負荷38への電力供給を停止するとともに、トランジスタ51をオンとしてサブマイコン9bへの電力供給を開始する。電力が供給され起動したサブマイコン9bは、トランジスタ50をオフとしてメインマイコン9aへの電力供給を停止する。
空気調和機が待機状態である時は、サブマイコン9bが、室内機マイコン8からの信号の待ち受けを行うとともに、外気温度センサ26で検出した外気温度を監視し、待機状態時の室外機2の制御を行う。外気温度が所定温度(例えば、0℃)以下となって圧縮機17の予熱が必要となった場合や、室内機マイコン8から運転開始信号を入力することによって室外機2を起動させる時(以下、待機状態解除時と記載する)は、サブマイコン9bはトランジスタ50をオンにしてメインマイコン9aへの電力供給を開始する。電力が供給され起動したメインマイコン9aは、トランジスタ51をオフにしてサブマイコン9bへの電力供給を停止する。
次に、図2および図3を用いて、本発明による空気調和機の待機状態移行時もしくは待機状態解除時における、室内機1および室外機2の各部の動作について具体的に説明し、待機状態時の消費電力を低減する方法について説明する。空気調和機の運転中は、室外機2においてメインマイコン9aが起動しており、室内機マイコン8と空調制御に必要な信号のやり取りを行って、圧縮機17や室外機負荷38等を制御している。また、トランジスタ51のベース端子に接続されているメインマイコン9aの出力ポートはHiとなっており、トランジスタ51がオフとなっているので、サブマイコン9bには駆動電力が供給されず、サブマイコン9bは停止している。
図3(A)の待機状態移行時のタイミングチャートに示すように、使用者による図示しないリモコンの操作やタイマー設定等によって、空気調和機が運転を停止して待機状態に移行する際は、室内機マイコン8は図3(A)の(1)に示すような運転停止信号をメインマイコン9aに出力する。尚、ここでは、室内機マイコン8がメインマイコン9aに出力する信号の波形を示しており、所定のパルス幅を有する振幅が5Vの矩形波としているが、これに限るものではなく、任意のパルス幅や振幅を有する矩形波でもよい。
室内機マイコン8より出力された運転停止信号は、室内機通信部10、信号ラインLs、室外機通信部11を介してメインマイコン9aに入力される。運転停止信号を受信したメインマイコン9aは、図3(A)の(2)および(3)に示すように、第1スイッチ43を開としてインバータ18への電力供給を遮断することでインバータ18を停止するとともに、第3スイッチ45を開として室外機負荷38への電力供給を遮断することで室外機負荷38を停止する。
メインマイコン9aは、室内機マイコン8にインバータ18や室外機負荷38を停止したことを示す信号を送信した後、図3(A)の(4)に示すように、トランジスタ51のベース端子に接続されている自身の出力ポートをHiからLoに変更してトランジスタ51をオンとし、サブマイコン9bへの電力供給を開始してサブマイコン9bを起動する。
メインマイコン9aが、室内機マイコン8にサブマイコン9bを起動したことを示す信号を出力した後、メインマイコン9aは、自身が停止する準備が整ったことを示す信号(以下、電力遮断信号と記載する)を、入出力ライン60を介してサブマイコン9bに出力する。電力遮断信号を入力したサブマイコン9bは、図3(A)の(5)に示すように、トランジスタ50のベース端子に接続されている自身の出力ポートをLoからHiに変更してトランジスタ50をオフとし、メインマイコン9aへの電力供給を遮断してメインマイコン9aを停止させる。
待機状態に移行した室外機2では、サブマイコン9bと外気温度センサ26のみが電力を供給されて起動している状態であり、サブマイコン9bは、室内機マイコン8からの信号を待ち受けるとともに、外気温度センサ26で検出した外気温度が、圧縮機17の予熱が必要となる所定の温度(例えば0℃)以下であるか否かを監視する。尚、サブマイコン9bは、待機状態に移行してからの時間の計測も行うが、これは、待機状態である時間が所定の時間(例えば、24時間)を超えた時、待機状態解除時に膨張弁を全閉として膨張弁のモータ駆動位置をリセットする必要があるためである。
次に、空気調和機の待機状態解除時の動作について説明する。尚、待機状態が解除される場合としては、使用者の操作により運転が開始される場合と、圧縮機17の予熱が必要となる外気温度となった場合とが考えられるが、ここでは、使用者の操作により運転が開始される場合について説明する。
図3(B)の待機状態解除時のタイミングチャートに示すように、使用者による図示しないリモコンの操作やタイマー設定等によって、空気調和機が運転を開始する際は、室内機マイコン8は図3(B)の(1)に示すような運転開始信号を出力する。尚、ここでも運転停止信号と同様、室内機マイコン8がメインマイコン9aに出力する信号の波形を示しており、所定のパルス幅を有する振幅が5Vの矩形波としているが、これに限るものではなく、任意のパルス幅や振幅を有する矩形波でもよい。
室内機マイコン8より送信された運転開始信号は、室内機通信部10、信号ラインLs、室外機通信部11を介してサブマイコン9bに出力される。運転開始信号を入力したサブマイコン9bは、図3(B)の(2)に示すように、トランジスタ50のベース端子に接続されている自身の出力ポートをHiからLoに変更してトランジスタ50をオンとし、メインマイコン9aへの電力供給を開始してメインマイコン9aを起動する。
サブマイコン9bは、室内機マイコン8にメインマイコン9aを起動したことを示す信号を出力するとともに、待機状態時に監視した情報、例えば、膨張弁のリセット要否を判断する要素である待機状態となっていた時間を、入出力ライン60を介してメインマイコン9aに出力する。待機状態時の情報を入力したメインマイコン9aは、図3(B)の(3)に示すように、トランジスタ51のベース端子に接続されている自身の出力ポートをLoからHiに変更してトランジスタ51をオフとし、サブマイコン9bへの電力供給を遮断してサブマイコン9bを停止させる。
次に、メインマイコン9aは、図3(B)の(4)に示すように、第3スイッチ45を閉として室外機負荷38への電力供給を開始して室外機負荷38の運転を開始する。そして、室内機マイコン8と空調運転に関する情報(例えば、使用者が要求する設定温度や現在の外気温度)を送受信した後、図3(B)の(5)に示すように、開閉手段MRを制御してインバータ18の運転を開始する。具体的には、メインマイコン9aは、まず第2スイッチ44を閉とし、平滑コンデンサ49の充電が完了した時点で第1スイッチ43を閉とし、その後所定の時間を置いて第2スイッチ44を開とする。これにより、インバータ18への突入電流を防止しつつインバータ18へ電力供給を行っている。
尚、圧縮機17の予熱が必要となって空気調和機の待機状態が解除される場合は、図3(B)の(1)において、サブマイコン9bが、室内機マイコン8から運転開始信号を受信する代わりに、外気温度センサ26で検出して取り込んだ外気温度が、所定の温度(例えば、0℃)以下となったことを認識して、図3(B)の(2)以降の処理を行う。
以上説明したように、空気調和機が待機状態に移行した際は、室外機2で電力を消費している負荷は、メインマイコン9aより消費電力の小さいサブマイコン9bと外気温度センサ26のみとなるので、待機状態時の空気調和機の消費電力が低減できるとともに、待機状態時の外気温度の監視等といった室外機2の制御を過不足無く行うことができる。
また、待機状態時はサブマイコン9bのみ起動し、メインマイコン9aは電力供給を遮断して停止させるので、選択したメインマイコン9aに応じて待機状態時の制御に関するプログラムを作成する必要がなく、設計工数を低減できるとともに、待機状態時の消費電力がサブマイコン9bと外気温度センサ26での消費電力のみとなるため、異なるメインマイコン9aを搭載した空気調和機でも同じ待機状態時における消費電力の低減効果が得られる。
次に、図4に示す制御フローチャートを用いて、本発明の空気調和機における処理の流れについて説明する。図4(A)はメインマイコン9aでの処理の流れを、図4(B)はサブマイコン9bでの処理の流れを、それぞれ示している。尚、図4のフローチャートにおいて、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。また、図4では、本発明による処理を中心にして説明しており、ユーザーの設定操作処理や詳細な冷媒回路の制御等の一般的な処理の説明は省略している。
まず、図4(A)を用いて、メインマイコン9aでの処理の流れについて説明する。使用者のリモコン操作等による運転開始指示や圧縮機17の予熱が必要となった際に、サブマイコン9bによって、メインマイコン9aに駆動電力が供給されて起動した後、サブマイコン9bより、空気調和機が待機状態である時にサブマイコン9bが入手した室外機2の制御情報を入力する(ST1)。そして、メインマイコン9aは、トランジスタ51をオフしてサブマイコン9bへの駆動電力の供給を停止する(ST2)。
次に、メインマイコン9aは、サブマイコン9bから入力した制御情報(外気温度センサ26で検出した外気温度)を確認して、圧縮機17の予熱を行うか否かを判断する(ST3)。圧縮機17の予熱を行わない場合は(ST3−No)、メインマイコン9aは、第2スイッチ44を閉じ、平滑コンデンサ49の充電が完了した時点で第1スイッチ43を閉じて、インバータ18を起動する(ST4)。これとともに、メインマイコン9aは、第3スイッチ45を閉じて室外機負荷38を起動する(ST5)。そして、メインマイコン9aは、第2スイッチ44を開き(ST6)、室外機2の運転を開始もしくは継続する(ST7)。
次に、メインマイコン9aは、室内機1(室内機マイコン8)より運転停止信号を入力したか否かを判断する(ST8)。運転停止信号を入力していなければ(ST8−No)、ST7に処理を戻す。運転停止信号を入力していれば(ST8−Yes)、メインマイコン9aは、第1スイッチ43を開いてインバータ18を停止する(ST9)とともに、第3スイッチ45を開いて室外機負荷38を停止する(ST10)。
次に、メインマイコン9aは、トランジスタ51をオンとしてサブマイコン9bへの駆動電力の供給を開始する(ST11)。そして、メインマイコン9aは、起動したサブマイコン9bによって駆動電力の供給を遮断されて停止する。
尚、ST3において、圧縮機17の予熱を行う場合は(ST3−Yes)、メインマイコン9aは、第2スイッチ44を閉じ、平滑コンデンサ49の充電が完了した時点で第1スイッチ43を閉じてインバータ18を起動し、圧縮機17の欠相運転(予熱運転)を行う(ST12)。そして、メインマイコン9aは、第2スイッチ44を開く(ST13)。
次に、メインマイコン9aは、圧縮機17の欠相運転中に室内機1(室内機マイコン8)より運転開始信号を入力したか否かを判断する(ST14)。運転開始信号を入力していなければ(ST14−No)、ST12に処理を戻し、運転開始信号を入力していれば(ST14−Yes)、ST15に処理を進める。
次に、図4(B)を用いて、サブマイコン9bでの処理の流れについて説明する。サブマイコン9bに駆動電力が供給されて起動すると、室内機1(室内機マイコン8)より運転開始信号を入力したか否かを判断する(ST21)。
運転開始信号を入力していなければ(ST21−No)、サブマイコン9bは、外気温度センサ26で検出した外気温度を取り込んで記憶する(ST22)。そして、サブマイコン9bは、取り込んだ外気温度が所定の温度以下であるか否かを判断する(ST23)。
外気温度が所定の温度以下でない場合は(ST23−No)、ST21に処理を戻す。外気温度が所定の温度以下である場合は(ST23−Yes)、サブマイコン9bは、トランジスタ50をオンしてメインマイコン9aへの駆動電力の供給を開始する(ST24)。
次に、サブマイコン9bは、起動したメインマイコン9aに待機状態時の制御情報を出力する(ST25)。そして、サブマイコン9bは、メインマイコン9aによって電源供給を遮断されて停止する。
尚、ST21において、運転開始信号を入力していれば(ST21−Yes)、サブマイコン9bは、処理をST24に進める。
以上説明した通り、本発明によれば、室外機制御手段にメインマイコンとサブマイコンとを有し、空気調和機が運転を停止して待機状態となった際には、サブマイコンのみ起動(メインマイコンはサブマイコンにより駆動電力の供給が停止される)して待機状態における室外機の制御を行うので、圧縮機の予熱等といった待機状態時の室外機の制御を滞りなく行えるとともに、待機状態時の消費電力を低減することができる。また、空気調和機が運転状態の際には、メインマイコンのみ起動(サブマイコンはメインマイコンにより駆動電力の供給が停止される)して室外機の制御を行うので、2台のマイコンが駆動して消費電力が増大することがない。
また、待機状態時はサブマイコンのみ起動し、メインマイコンは電源供給を遮断して停止させるので、待機状態時の室外機の制御を行う機能を有するサブマイコンを1種類用意しておけば、選択したメインマイコンに応じて待機状態時の制御に関するプログラムを作成する必要がなく、設計工数を低減できるとともに、待機状態時の消費電力がサブマイコンでの消費電力のみとなるため、異なるメインマイコンを搭載した空気調和機でも、待機状態時において同じ消費電力の低減効果が得られる。
1 室内機
2 室外機
3 室内機制御手段
4 室外機制御手段
5 室内機電源部
6 室外機電源部
7 主電力供給部
8 室内機マイコン
9 室外機マイコン
9a メインマイコン
9b サブマイコン
10 室内機通信部
11 室外機通信部
17 圧縮機
18 インバータ
25 外気温度センサ受信部
26 外気温度センサ
30 室内機負荷
31 スイッチング電源
37 スイッチング電源
38 室外機負荷
43 第1スイッチ
44 第2スイッチ
45 第3スイッチ
50 トランジスタ
51 トランジスタ
MR 開閉手段

Claims (4)

  1. 室内機と、
    圧縮機および外気温度を検出する外気温度センサとを備えた室外機とを有する空気調和機であって、
    前記室外機は、前記室内機と通信を行うとともに前記圧縮機や前記室外機の主要な装置を制御する室外機制御手段を備え、
    前記室外機制御部は、前記空気調和機が運転状態である時に前記室外機の制御を行うメインマイコンと、同メインマイコンより消費電力が少なく、前記空気調和機が運転を停止している状態である待機状態時に、前記室外機の制御を行うサブマイコンとを有し、
    前記メインマイコンと前記サブマイコンは、それぞれの電源端子への駆動電力の供給を相互にオンオフすることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記待機状態時における前記サブマイコンによる前記室外機の制御とは、前記室内機との通信と、前記外気温度センサで検出した外気温度の監視であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空気調和機が運転状態から待機状態に移行する際は、前記メインマイコンが停止するとともに前記サブマイコンが起動することを特徴とする請求項1および請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記空気調和機が待機状態から運転状態に移行する際は、前記メインマイコンが起動し、前記サブマイコンは、前記空気調和機の待機状態である時に記憶した前記室外機の制御に必要な情報を前記メインマイコンに送信した後停止することを特徴とする請求項1および請求項2に記載の空気調和機。
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