JP2012046798A - 溶射皮膜 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動部材の耐摩耗性を高めることができる、さらには、相手材の摩耗量をも軽減することができる溶射皮膜を提供する。
【解決手段】CrとNiCrとの混合粉末の溶射によって形成された溶射皮膜を、X線回折チャートにおける、Crの面指数(121)のピーク面積に対するCrの面指数(012)のピーク面積の割合が2%以上16%以下となるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、溶射皮膜に関する。
各種機器、或いはその部品の耐摩耗性を高める表面処理としては、窒素(N)や炭素(C)等の反応性ガスを鋼材表面から内部に拡散させる窒化処理や浸炭処理、或いは硬質Crめっき、Ni−Pめっき等のめっき処理、セラミックス、サーメット材等の溶射処理、TiN等の高硬度皮膜を形成するCVD処理、PVD処理等が知られている。このうち、溶射処理は、被処理物(溶射皮膜が形成される部材)の材質制約が少なく、比較的広く採用されている。耐摩耗性を高める溶射材料としては、酸化物系セラミックス、炭化物系セラミックス、サーメット材(セラミックスと金属との混合物)等が一般に採用され、特にサーメット材については近年研究開発が盛んに行なわれている。
例えば、非特許文献1では、HVOF(高速ガスフレーム溶射法)によるCr−NiCr溶射皮膜に関し、溶射中の脱炭が皮膜硬さに及ぼす影響、カーバイド粒子径及びその含有量がアブレシブ摩耗に及ぼす影響等について報告されている。また、特許文献1は、酸化クロムが混在するクロムカーバイドでなるコーティング層、或いは酸化クロムが混在するニッケル基合金でなるコーティング層を有する潤滑剤自発形成型摺動部材を開示し、さらに、クロムカーバイド粉末或いはニッケル基合金粉末と、酸化クロム粉末との混合材料を、プラズマまたは爆発銃で溶射することによって上記コーティング層を形成することを開示する。
特開平5−263266号公報
「HVOF溶射によるCr3C2−NiCr皮膜の組織構造と物性との相関性」社団法人溶接学会 2003年発行 溶接学会論文集 第21巻 第1号 109〜115頁
ところで、耐摩耗性の評価においては、当該表面処理をした機器又は部品の摩耗量が少ないことに加えて、相手材の摩耗量も少ないことを要求されることが多い。例えば、エンジン部品では、シール性の確保のために相互に摺動する部品各々の摩耗量が少ないことが要求される。ロータリーエンジンの例で云えば、ローターのサイドシールが摺動するサイドハウジングは、従来、例えば鋳鉄製とされて窒化処理されているが、これをアルミ合金製とすると、大幅な軽量化を期待することができるものの、サイドハウジング及びサイドシールの耐摩耗性が問題になる。特にエンジン部品の場合は、摺動面圧や摺動速度、或いは温度が変化するという厳しい環境下に置かれ、さらには潤滑油の性状も摩耗量に影響を及ぼすことから、耐摩耗性の確保が難しい。
これに対して、先に説明したように、耐摩耗性が要求される部材にサーメット系の溶射皮膜を形成することが考えられる。しかし、一般に、溶射皮膜の緻密化・硬質化により耐摩耗性は向上するものの、相手材に対する攻撃性が強くなり、或いは摺動抵抗が大きくなるなど、他の摺動特性が悪化する場合がある。
本発明の課題は、上記エンジン部品に代表される各種摺動部材の耐摩耗性を高めることができる、さらには、相手材の摩耗量をも軽減することができる溶射皮膜を提供することにある。
本発明は、CrとNiCrとの混合粉末による溶射皮膜において、その皮膜中に生成しているCr量が耐摩耗性に影響を及ぼすことを見出して本発明を完成した。
すなわち、ここに提示する溶射皮膜は、CrとNiCrとの混合粉末の溶射によって形成された溶射皮膜であって、
当該溶射皮膜のX線回折チャートにおける、Crの面指数(121)のピーク面積に対するCrの面指数(012)のピーク面積の割合が2%以上16%以下であることを特徴とする。
CrとNiCrとの混合粉末による溶射皮膜の場合、当該溶射の過程でCrを生成させてこれを溶射皮膜中に混在した状態にすることができる。本発明によれば、溶射皮膜の耐摩耗性が高くなり、しかも、相手材の摩耗も抑えられる。その理由は定かでないが、Cr−NiCr系溶射皮膜中に含まれているCrが当該溶射皮膜の硬度を高めつつ、相手材に対する攻撃性を抑制しているものと考えられる。ここに、Crの面指数(121)のピーク面積に対するCrの面指数(012)のピーク面積の割合は、溶射皮膜中のCr含有割合自体を示すものではないが、該Cr含有割合の指標になる。
上記ピーク面積の割合は5%以上16%以下であることがさらに好ましい。また、上記Crについては、X線回折測定結果を用いてシェラー式より求めた結晶子径が16nm以下であること、さらには15nm以下であることが好ましい。また、上記溶射皮膜の硬さはHV700以上であることが好ましい。好ましい実施形態では、上記溶射皮膜は、アルミ合金材の表面に設けられて、他の部材が摺動する摺動面を形成している。
本発明によれば、CrとNiCrとの混合粉末の溶射によって形成された溶射皮膜であって、X線回折チャートにおける、Crの面指数(121)のピーク面積に対するCrの面指数(012)のピーク面積の割合が2%以上16%以下であるから、当該溶射皮膜の耐摩耗性が高くなり、しかも、相手材の摩耗も抑えられる。
本発明に係る各種溶射皮膜の断面組織、HV硬さ及び気孔率を示す図である。 本発明に係る溶射皮膜の硬さとその摩耗量との関係を示すグラフ図である。 本発明に係る溶射皮膜の硬さと相手材の摩耗量との関係を示すグラフ図である。 本発明に係る溶射皮膜の硬さと焼付き限界面圧との関係を示すグラフ図である。 本発明に係る溶射皮膜の硬さと該溶射皮膜の気孔率との関係を示すグラフ図である。 本発明に係る溶射皮膜2種及び窒化処理した鋳鉄材各々の面圧2MPaでの摩擦係数を示すグラフ図である。 本発明に係る溶射皮膜2種及び窒化処理した鋳鉄材各々の面圧4MPaでの摩擦係数を示すグラフ図である。 本発明に係る各種溶射皮膜のX線回折パターンを示すグラフ図である。 本発明に係る各種溶射皮膜のCrの面指数(121)のピーク面積に対するCrの面指数(012)のピーク面積の割合を示すグラフ図である。 本発明に係るサイドハウジングの溶射皮膜の硬さとその摩耗量との関係を示すグラフ図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<溶射皮膜の形成>
板状試験片に、表1に示す溶射条件(溶射ガンの種類、溶射材料の粒径及び溶射距離)で高速ガスフレーム溶射を実施することにより、皮膜硬さが異なるCr−NiCr系溶射皮膜を有するサンプル1〜7を作成した。試験片はいずれもアルミ合金鋳物AC4B−T6(Al−Si−Cu系アルミ合金で溶体化処理後に人工時効したもの)製である。
一般に、粒径の小さい粉末を使用し、溶射速度(溶射中の粉末(粒子)速度)を速くすると、緻密で硬さが高く、基材との密着力の高い溶射皮膜が得られる。この傾向を利用し、同じ組成の溶射材料を用いながら、狙いの硬さの溶射皮膜が得られるように溶射条件を調整した。
表1に示す溶接ガンはいずれもスルーザメテコ社製である。そのうちの「WokaStar」は液体燃料式溶射ガンであり、燃料として酸素とケロシンとを用いる。「DJ−2700」及び「DJ−Std#9」はいずれもガス燃料式溶射ガンであり、燃料として酸素とプロピレンとを用いる(前者は水冷ガン、後者は空冷ガン)。それら溶接ガンの溶射速度の大小関係は、「WokaStar」>「DJ−2700」>「DJ−Std#9」となる。溶射材料は、Cr−25NiCr(Cr粉末とNiCr粉末とを75:25の質量比で混合したもの)であり、粉末粒径としては、細粒(10〜38μm)と粗粒15〜45μm)との2種類を用いた。表1には、狙いの硬さと、得られた溶射皮膜の硬さの実測値を併せて示している。
図1は上記サンプル1〜7各々の断面組織、HV硬さ及び気孔率を示す。例外はあるが、溶射速度大の溶接ガンを用いたサンプル(例えば、サンプル1,2)の方が溶射速度小の溶接ガンを用いたサンプル(例えば、サンプル5〜7)よりも、溶射皮膜が緻密で硬さも高くなっている。また、溶射材料の粉末粒径が小さいサンプル1,3,5の方が、対応する粉末粒径が大きいサンプル2,4,6,7よりも硬さが高くなっている。
<摺動特性評価>
上記サンプル1〜7の溶射皮膜の摺動特性(耐摩耗性、耐焼付き性及び摩擦係数)をピンオンディスク摩擦摩耗試験機を用いて評価した。ピンは鉄系焼結合金(Fe−3%C)製とし、また、溶射皮膜表面はダイヤモンド砥石によって表面粗さをRa=0.10〜0.16に揃えた。
−耐摩耗性−
摺速を1m/s(一定)、負荷(面圧)を6MPa(一定)とし、30分経過後の溶射皮膜及びピン(相手材)の摩耗量を測定した(潤滑なし)。溶射皮膜摩耗量の測定結果(溶射皮膜の硬さとその摩耗量との関係)を図2に示し、ピン摩耗量の測定結果(溶射皮膜の硬さとピン摩耗量との関係)を図3に示す。また、この両図には窒化処理した鋳鉄製サンプルの摩耗量も併せて示している。
図2によれば、溶射皮膜の硬さが高くなるほど該溶射皮膜の摩耗量が少なくなっており、HV700以上であれば、窒化処理した鋳鉄材よりも耐摩耗性が高くなることがわかる。図3によれば、溶射皮膜の硬さとピン摩耗量との間には強い相関はみられず、相手材(ピン)に対する攻撃性は、溶射皮膜の硬さに依らず、窒化処理した鋳鉄材と同等もしくはそれ以下であることがわかる。
−耐焼付き性−
摺速を15m/sの一定とし、負荷を段階的に高めていき、焼付きが発生する限界面圧を測定した。サンプルの温度は100℃とし、摺動面の潤滑のために、常温のエンジンオイル10W−20を0.17mL/分の流量で供給した。結果(溶射皮膜の硬さと焼付き限界面圧との関係)を図4に示す。同図には窒化処理した鋳鉄製サンプルの限界面圧を併せて示している。
図4から、サンプル1〜7は、窒化処理した鋳鉄材と同等もしくはそれ以上の耐焼付き性を有することがわかる。図4によれば、溶射皮膜の硬さが高くなるほど焼付き限界面圧が高くなる傾向がみられ、硬さが高い方が有利となる通常の傾向とは逆になっている。これには、溶射皮膜の気孔率が関係していると考えられる。すなわち、図5は溶射皮膜の硬さと気孔率との関係を示すものであり、溶射皮膜の硬さが低くなるほど気孔率が大きくなり、気孔がオイルピットの役割を担って耐焼付き性が高くなっていると考えられる。また、HV900以下であれば、窒化処理した鋳鉄材と同等以上の耐焼付き性が得られることがわかる。なお、気孔率は皮膜の断面を画像解析して求めたものである。
−摩擦係数−
サンプル4及び7、並びに窒化処理した鋳鉄製サンプルについて、負荷(面圧)及び摺速を変化させて摩擦係数を測定した。潤滑条件及びサンプル温度は上記耐焼付き性の試験と同じにした。面圧2MPaのときの結果を図6に示し、面圧4MPaのときの結果を図7に示す。同図から、溶射皮膜の摩擦係数は、皮膜硬さに依らず、窒化処理した鋳鉄材と同等であることがわかる。
<溶射皮膜中のCr(X線回折)>
図3によれば、溶射皮膜の硬さとピン摩耗量との間には、硬さが高くなるほどピン摩耗量が多くなるという、通常予想されるような相関はみられず、むしろ、溶射皮膜の硬さが高いにも拘わらず、相手材(ピン)に対する攻撃性が低いサンプルがみられる。この点を検討するために、サンプル1〜7の各溶射皮膜のX線回折データをとった。図8に各サンプルのX線回折パターンを示す。このX線回折は、株式会社リガク製RINT2000により、CuKα線を用い、40kV、200mAの条件で測定した。同図において、「121」はCrの面指数(121)のピークであり、「012」はCrの面指数(012)のピークである。
各サンプルについて、上記Crの面指数(121)のピーク面積Sa、並びにCrの面指数(012)のピーク面積Sbを、解析ソフト「Jada6.0」を用い、カーブフィッティングによって求め、ピーク面積の割合Sb/Saを算出した。また、各サンプルのCrの結晶子径をX線回折測定結果を用いてシェラー式より求めた。結果を表2に示す。また、ピーク面積の割合Sb/Saを図9に示す。
図9によれば、ピーク面積の割合Sb/Saには、サンプル2及び4を除くと、右下がりの傾向、つまり、溶射皮膜の硬さが低くなるほど小さくなる傾向がみられる。サンプル2及び4が右下がり傾向から外れる理由は定かでない。サンプル2について検討すると、図3によれば、溶射皮膜硬さがHV900以上であるサンプル1〜4のうちでは、サンプル2のみがピン摩耗量が大きくなっている。これには、サンプル2のSb/Sa割合が小さいこと、つまり、溶射皮膜中のCr量が少ないことが関係していると考えられる。また、Sb/Sa割合が比較的大きい(溶射皮膜中のCr量が比較的多い)サンプル1,3,4は、図3によれば、ピン摩耗量が少ない。Sb/Sa割合が小さいサンプル5〜7をみると、サンプル6のピン摩耗量が比較的少なくなっているが、サンプル5,7のピン摩耗量は多い。
以上から、Sb/Sa割合(溶射皮膜中のCr量)とピン摩耗量との間には強い相関はみられないものの、Sb/Sa割合が大きいほどピン摩耗量が少なくなる傾向、すなわち、相手材に対する攻撃性が弱くなる傾向があるということができる。そして、Sb/Sa割合が2%以上16%以下であるサンプル1〜7のピン摩耗量は、図3によれば、窒化処理した鋳鉄材と同等もしくはそれ以下であり、Sb/Sa割合が当該範囲にあれば、相手材に対する攻撃性が抑制されるということができる。特に、サンプル1,3,4のようにSb/Sa割合を5%以上16%以下にすると、相手材に対する攻撃性を弱くする上で効果的である。
次にCrの結晶子径をみると、サンプル1〜7のCr結晶子径は13nm以上16nm以下の範囲にあり、該結晶子径が16nm以下であれば、相手材に対する攻撃性の抑制に支障がないことがわかる。
<実機評価>
ロータリーエンジンのアルミ合金製サイドハウジングの摺動面(ローターのサイドシールが摺動する面)にCr−25NiCr溶射皮膜を形成し、実機での耐久試験を行なって溶射皮膜の摩耗量を調べた。サイドシールは鉄系焼結合金(Fe−3%C)製とした。摩耗量を調べた溶射皮膜の硬さは、HV1000、HV900及びHV830の3種類である。HV1000の溶射皮膜はサンプル2と同じ溶射条件で形成し、HV900の溶射皮膜はサンプル4と同じ溶射条件で形成し、HV830の溶射皮膜はサンプル5と同じ溶射条件で形成した。
図10はその結果を示し、また、窒化処理した鋳鉄製サイドハウジングの場合の摩耗量も併せて示す。実機でも、溶射皮膜の硬さと該皮膜の摩耗量との関係は図2に示すリグ試験の場合と同様の傾向を示しており、窒化処理した鋳鉄製サイドハウジングよりも摺動特性が優れていることがわかる。
なし

Claims (5)

  1. CrとNiCrとの混合粉末の溶射によって形成された溶射皮膜であって、
    当該溶射皮膜のX線回折チャートにおける、Crの面指数(121)のピーク面積に対するCrの面指数(012)のピーク面積の割合が2%以上16%以下であることを特徴とする溶射皮膜。
  2. 請求項1において、
    上記割合が5%以上16%以下であることを特徴とする溶射皮膜。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    X線回折測定結果を用いてシェラー式より求めた上記Crの結晶子径が16nm以下であることを特徴とする溶射皮膜。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    皮膜硬さがHV700以上であることを特徴とする溶射皮膜。
  5. アルミ合金材の表面に設けられて、他の部材が摺動する摺動面を形成していることを特徴とする溶射皮膜。
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