JP2012046318A - エレベータ設備の除湿・加湿システム及びその除湿・加湿方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベータ制御盤の電子部品の劣化を防ぎ、かご内に存在する細菌の繁殖を抑制する。
【解決手段】 エレベータ制御盤1内の計測湿度が第1の設定湿度より高くなったとき、電子部品の劣化を防ぐために除湿動作を行う前記エレベータ制御盤の除湿制御系10と、乗りかご2内の計測湿度が第2の設定湿度より低くなったとき、除湿制御系10の除湿動作で得られた除湿水を用いて、加湿動作を行う前記乗りかごの加湿制御系20とを備えたエレベータ設備の除湿・加湿システムである。
【選択図】図1
【解決手段】 エレベータ制御盤1内の計測湿度が第1の設定湿度より高くなったとき、電子部品の劣化を防ぐために除湿動作を行う前記エレベータ制御盤の除湿制御系10と、乗りかご2内の計測湿度が第2の設定湿度より低くなったとき、除湿制御系10の除湿動作で得られた除湿水を用いて、加湿動作を行う前記乗りかごの加湿制御系20とを備えたエレベータ設備の除湿・加湿システムである。
【選択図】図1
Description
本発明の実施の形態は、エレベータ設備の除湿・加湿システム及びその除湿・加湿方法に関する。
エレベータ設備としては、エレベータの運行制御を司るエレベータ制御盤やエレベータ利用者を運ぶ乗りかご等が設けられている。
エレベータ制御盤は、乗りかごを所定の走行速度で運行制御する観点から、多数の電子部品が実装され、長期に亘って安定な動作を確保することが必要となる。
そのため、エレベータ制御盤が長期に亘って安定に動作するためには、外部環境の変化に伴って生じる電子部品の劣化を防ぐ必要がある。
一方、エレベータの乗りかごは、多数の利用者が乗降することから、かご内が常にクリーンな状態を保っておく必要があるが、従来ではかご内を快適にするための温度制御だけを行っているのが一般的である。
従って、従来のエレベータでは、エレベータ制御盤における電子部品の劣化を防止するために特別な対策が講じられていない。
また、エレベータの乗りかごについては、主にかご内の温度制御であって、湿度管理がなされていない。その結果、乗りかご内は利用者が密集する場所であり、何らかの菌を保有する体調の悪い人が乗ったとき、他の利用者への影響を考える必要があるが、このような点に対する予防策も講じられていない。
そこで、本エレベータ設備の除湿・加湿システム及びその除湿・加湿方法は、エレベータ制御盤の電子部品の劣化を防ぎ、かつ、万が一かご内に菌を保有する者が乗った場合でも菌の繁殖を抑制する制御を行うことを提供する。
上記課題を解決するために、発明の実施形態によれば、エレベータ制御盤内の計測湿度が第1の設定湿度より高くなったとき、電子部品の劣化を防ぐために除湿動作を行う前記エレベータ制御盤の除湿制御系と、乗りかご内の計測湿度が第2の設定湿度より低くなったとき、前記除湿制御系の前記除湿動作で得られた除湿水を用いて、加湿動作を行う前記乗りかごの加湿制御系とを備えたエレベータ設備の除湿・加湿システムである。
また、他の実施形態によれば、エレベータ制御盤内の計測湿度が設定湿度より高くなったとき除湿動作を行う除湿動作ステップと、この除湿動作ステップで得られた除湿水を除湿水タンクに蓄える貯水ステップと、この貯水ステップで蓄えられた除湿水タンク内の水位が満水になったとき、前記除湿動作ステップで得られた除湿水を前記除湿水タンクに代えて外気へ排出する排出ステップと、乗りかご側の加湿装置から送水要求信号を受けたとき、前記除湿水タンク側に設置された送水装置により除湿水タンク内に蓄えられた除湿水を吸い上げて連係管体を介して乗りかご側の加湿水タンクに送水する送水ステップと、
前記乗りかご側の加湿装置から加湿水タンクの水位が満水による送水不要信号を受けたとき、前記送水装置による送水を停止する送水停止ステップと、前記乗りかご内の計測湿度が設定湿度より低くなったとき加湿動作を行う加湿動作ステップとを有するエレベータ設備の除湿・加湿方法である。
前記乗りかご側の加湿装置から加湿水タンクの水位が満水による送水不要信号を受けたとき、前記送水装置による送水を停止する送水停止ステップと、前記乗りかご内の計測湿度が設定湿度より低くなったとき加湿動作を行う加湿動作ステップとを有するエレベータ設備の除湿・加湿方法である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は一実施の形態に係るエレベータ設備の除湿・加湿システムを示す概略構成図である。
図1は一実施の形態に係るエレベータ設備の除湿・加湿システムを示す概略構成図である。
エレベータ設備の除湿・加湿システムは、除湿制御系10を備えたエレベータ制御盤1と、加湿制御系20を備えた乗りかご2とで構成される。
除湿制御系10は、エレベータ制御盤1の内部を除湿することで各種の電子部品の劣化を防ぐものであって、湿度計測器11、除湿装置12、除湿水タンク13、除湿装置12と除湿水タンク13を結ぶ管体14、水位計15及び送水装置16を含む構成である。
さらに、エレベータ制御盤1内部には後記するメインコントローラ17が設けられている(図2参照)。
湿度計測器11は、エレベータ制御盤1内部の湿度を計測し、その計測湿度をメインコントローラ17に送出し、除湿動作の可否を判断させる。
除湿装置12は、エレベータ制御盤1の例えば上部などに設置され、エレベータ制御盤1内の湿気を吸気して湿度を下げる機能を有する。
除湿水タンク13は、エレベータ制御盤1近傍に設置され、除湿装置12で除湿された水を管体14を通してタンク内部に蓄える。
水位計15は、除湿水タンク13の水位を計測するものであって、望ましくは後記するように2個設置される。
送水装置16は、送水や回収の要求を判断するマイクロコンピュータとその判断結果に従って送水、回収及び停止動作するポンプとが用いられ、除湿水タンク13の例えば上部などに設置される。送水装置16は、乗りかご2側の加湿装置からの送水・回収要求等に基づき、除湿水タンク13内に蓄えられている水を吸い上げ、連係管体18を介して乗りかご2側の加湿装置に送水し、また、加湿装置に送水した水の回収を行う機能を有する。
連係管体18は、樹脂製のチューブなど柔軟性に優れた管体が用いられ、例えばエレベータ制御盤1と乗りかご2とを結ぶテールコード内に収納され、または当該テールコードに添着させた状態で乗りかご2側に導入される。
一方、乗りかご2側の加湿制御系20は、乗りかご10内の湿度を計測する湿度計測器21、加湿装置22及び細菌量測定器23を含む構成である。なお。送水装置16と加湿装置22とは前述したように連係管体18で結ばれる。
加湿装置22は、除湿水タンク13に蓄えられた除湿水を利用して乗りかご2内を加湿し、エレベータ利用者の中にウィルスその他の細菌を保有す者が乗っている場合にそれら菌を死滅させ、あるいは菌の繁殖を防ぐ役割を有する。
細菌量測定器23は、例えば誘導泳動インピーダンス計測法(DEPIM)や導電率の計測によってウィルス菌,カビ菌等の量を測定し、その測定された細菌量に基づいて加湿装置22に加湿指令を送出し、加湿動作によって細菌の繁殖を抑制し、あるいは細菌を死滅させるものである。
図2はエレベータ制御盤1における除湿制御系10の具体的構成を示す図である。
エレベータ制御盤1にはメインコントローラ17が設けられている。メインコントローラ17は、湿度計測器11で計測された湿度が電子部品の劣化を速める湿度であるとき、除湿装置12に除湿指令を送出し、除湿動作を行わせる。
エレベータ制御盤1にはメインコントローラ17が設けられている。メインコントローラ17は、湿度計測器11で計測された湿度が電子部品の劣化を速める湿度であるとき、除湿装置12に除湿指令を送出し、除湿動作を行わせる。
一方、除湿装置12には除湿水の流路を選択する流路切換手段12aが設けられている。流路切換手段12aは、常時は除湿水を管体14側に流すようにしているが、除湿水タンク13が満水の状態になったとき、メインコントローラ17からの流路切換指令により、排気ダクト12b側に切換え、除湿水を外気へ排出する。
また、除湿水タンク13には2個の水位計15a,15bが設置されている。1つの水位計15aは除湿水タンク13内に蓄えられた水が満水状態になったとき、メインコントローラ17に通知する。もう1つ水位計15bは、送水装置16が乗りかご2側の加湿装置22と連携し、該加湿装置22側からの回収指示のもとに送水装置16が後記する加湿水タンクから除湿水タンク13に回収したとき、除湿水タンク13の水位を監視し、その水位状態を加湿装置22側に通知するものである。19は管体である。
図3は乗りかご2における加湿制御系20の具体的構成を示す図である。
先ず、加湿装置22は、加湿水タンク22a、コントローラ22b、清浄装置22c、水位計22d及び不純物濃度測定器22eなどで構成される。
先ず、加湿装置22は、加湿水タンク22a、コントローラ22b、清浄装置22c、水位計22d及び不純物濃度測定器22eなどで構成される。
加湿水タンク22aは、除湿制御系10側の送水装置16から送られてくる除湿水を受け取って乗りかご2内の加湿に使用される。
コントローラ22bは、水位計22dや不純物濃度測定器22eの計測データに従って、例えば加湿水タンク22aの水位状態に応じて除湿制御系10の送水装置16に対して送水要求や回収要求を行ったり、加湿水タンク22a内の水に例えば塩素,カルキ、かび臭、水銀,鉛等,エレベータ利用者の人体に影響を与える不純物が多いときに清浄動作指令を清浄装置22cに送出する。
清浄装置22cは、コントローラ22bからの清浄指令のもとに清浄動作を実行する。
次に、以上のように構成された除湿・加湿システムの作用について説明する。
(1) 除湿制御系10における除湿動作について(図4参照)。
メインコントローラ17は、所定の演算周期ごとに少なくとも湿度計測器11で計測されたエレベータ制御盤1内の湿度データaを取り込み(S1)、当該湿度データaと予め設定される湿度基準データbとを比較する(S2)。
ここで、メインコントローラ17は、計測された湿度データaが湿度基準データbよりも低いとき、除湿装置12をオフするが(S3)、計測された湿度データaが湿度基準データbよりも高いとき、除湿動作指令を除湿装置12に送出する。
除湿装置12は、除湿動作指令を受けると、除湿動作を開始し(S4)、エレベータ制御盤1内の除湿を行う。
すなわち、メインコントローラ17は、エレベータ制御盤1内の湿度データaが湿度基準データbよりも低くなるまで、除湿動作を続ける。
なお、除湿条件がb>aであるとき、エレベータ制御盤1内の湿度が変わるたびに頻繁に除湿動作と除湿停止とを繰り返すハンチング現象が発生する。そのため、例えば除湿動作によって湿度を下げる場合には湿度基準データbよりも十分に低い湿度基準データまで下げた後、a>bの条件のもとに除湿動作を行えば、ハンチング現象を無くすことができる。
(2) 除湿動作による除湿水の流路切換えについて(図5参照)。
メインコントローラ17は、所定の演算周期ごとに少なくとも水位計15aで計測された水位データcを取り込み(S11)、予め設定される満水位データと比較し、除湿水タンク13の水位が満水状態か否かを判断する(S12)。
ここで、満水状態でないと判断されたとき、流路切換手段12aが通常の流路先である管体14側に接続されているので、除湿水は管体14を通って除湿水タンク13に蓄えられる(S13)。
一方、除湿水タンク13が満水であると判断されたとき、メインコントローラ17は切換え指令を流路切換手段12aに送出する。その結果、流路切換手段12aは、排気ダクト12b側に切換え、除湿した水を外気へ排水する(S14)。
これにより、除湿水タンク13に除湿水が満タンになって溢れるようなことがなくなる。
(3) 送水装置16による加湿装置22への送水及び該加湿装置22からの回収について(図6ないし図8参照)。
(イ) 加湿装置22内のコントローラ22bは、送水装置16に対し送水要求・送水不要要求を行う(図6参照)。
コントローラ22bは、具体的には、水位計22dから加湿水タンク22aの水位データdを取り込み(S21)、水位データdから加湿水タンク22aの水位が予め設定される満水位の状態でなければ(S22)、送水要求信号を送水装置16に送信する(S23)。
コントローラ22bは、ステップS22にて加湿水タンク22aの水位が満水位の状態であれば、送水不要信号を送水装置16に送信する(S24)。
従って、加湿水タンク22aは常に満水位の状態を保持しているので、常に除湿水を加湿動作に利用することができる。
(ロ) 加湿装置22内のコントローラ22bは、送水装置16に対し回収要求を行う(図7参照)。
コントローラ22bは、計時装置(図示せず)及び水位計22dからそれぞれ時間経過データ(タイマーデータ)eと水位データdを取り込み(S31)、適宜なメモリに一時的に保存する。
しかる後、コントローラ22bは、時間経過データeと予め設定されたタイマー基準データfとを比較する(S32)。ここで、時間経過データeがタイマー基準データfを超えているとき、タイマー基準データfに相当する時間経過の間の水位データdから加湿水タンク22a内の水が使用されているか否かを判断する(S33)。
コントローラ22bは、例えば全く水位変化がないか、予め設定された水位変化まで使用されていない場合、回収要求信号を送水装置16に送信する(S34)。
コントローラ22bは、回収要求後、除湿制御系10の水位計15bから送信されてくる水位データcから除湿水タンク13の水位が満水に近い状態か否かを判断する(S35)。コントローラ22bは、満水に近い状態と判断したとき、回収停止信号を送水装置16に送信する(S36)。
(ハ) 送水装置16は、加湿装置22内のコントローラ22bから送信されてくる信号に基づき、送水及び回収処理を実行する(図8参照)。
送水装置16は、加湿装置22内のコントローラ22bから送水要求信号有りかを判断し(S41)、送水要求無しの場合には加湿装置22内のコントローラ22bから回収要求有りかを判断する(S42)。回収要求無しの場合にはステップS41に戻る。
送水装置16は、ステップS41にて、加湿装置22側コントローラ22bから送水要求信号を受けたとき、送水要求有りと判断し、送水動作を行う(S43)。すなわち、送水装置16は、除湿水タンク13から除湿水を吸い上げ、連係管体18を通して加湿水タンク22aに送水する。
送水装置16は、送水後、コントローラ22bから送水不要信号が来たとき(S44)、送水を停止する(S45)。
一方、送水装置16は、加湿装置22側の加湿水タンク22aの水が水位変化無しあるいは使用頻度が少ないなどで一定期間使用されていない場合、コントローラ22bから回収要求信号を受け取る。
送水装置16は、ステップS42にて回収要求信号有りと判断したとき、回収動作を行う(S46)。この回収動作中、水位計15bが除湿水タンク13の水位を計測し、加湿装置22側のコントローラ22bに送信する(S47)。ここで、コントローラ22bは、除湿水タンク13の水位が満水状態に近づいたとき、回収停止信号を送信する。
送水装置16は、コントローラ22bから回収停止信号を受けたとき(S48)、回収動作を停止し(S49)、ステップS21に戻る。
従って、除湿制御系10と加湿制御系20は相互に連携を取りながら除湿水を有効に利用しながら、除湿動作と加湿動を行うことができる。
(4) 加湿動作について(図9参照)。
コントローラ22bは、湿度計測器21及び細菌量測定器23で計測された乗りかご2内の湿度データh及び細菌量データjを取り込んで適宜なメモリに記憶した後(S51)、当該湿度データhと予め設定された細菌繁殖の目安となる湿度基準データiとを比較し(S52)、湿度データhが湿度基準データiよりも低いとき、加湿装置22を動作させ、乗りかご2内を加湿する(S53)。
また、コントローラ22bは、ステップS52にて湿度データhが湿度基準データiよりも高いとき、細菌量測定器23で計測された細菌量データjと細菌量基準データkを比較し(S54)、細菌量データjが細菌量基準データkと等しいか、多いとき、加湿装置22を動作させ、乗りかご2内を加湿する(S55)。
コントローラ22bは、ステップS54にて細菌量データjが細菌量基準データkよりも少ないとき、加湿装置22の加湿動作中であれば、当該加湿装置22の加湿動作を停止させる(S56)。
従って、以上のような実施形態によれば、細菌が繁殖する環境にあれば、湿度を増やして細菌の繁殖を抑制するか、あるいは死滅させるような環境に設定するので、細菌の繁殖を確実に抑制でき、エレベータ利用者によるかご内の菌感染から守ることができる。
(5) 清浄装置の清浄動作について(図10参照)。
コントローラ22bは、不純物濃度測定器22eで測定される加湿水タンク22aの水に含む不純物濃度データmを取り込んだ後(S61)、この不純物濃度データmと不純物濃度基準データnとを比較する(S62)。
ここで、コントローラ22bは、不純物濃度データmが不純物濃度基準データnを超えたとき、清浄装置22cを動作させる(S63)。ステップS62にて不純物濃度データmが不純物濃度基準データnよりも少ない場合、清浄装置22cが動作中に限り、清浄装置22cの清浄動作を停止させる。
従って、加湿水タンク22aの水の不純物濃度を調べ、清浄動作を行うので、常に浄化された水を用いて、乗りかご2内を加湿することができる。
上記実施形態における全般的な効果としては、湿気の多い夏場にはエレベータ制御盤1を除湿し、制御盤1内に使用されている部品の劣化を抑制するので、寿命を長くでき、動作の安定化にも貢献する。
また、湿気の少ない冬場では、乗りかご2内を加湿し、乾燥を防ぐことにより、細菌の繁殖を防ぐことができる。
さらに、エレベータ制御盤1及び乗りかご2に湿度計測器11,21を設け、それぞれ設定湿度に基づいて除湿動作や加湿動作を行うので、無駄な除湿動作や加湿動作が無くなり、必要にときだけ確実に除湿、加湿できる。
タンク13,22aに水位計15a,15b,22dを設置することにより、除湿水が溢れることがなく、必要なときに確実に除湿、加湿に使用することができる。
加湿水タンク22aに清浄装置22cを設置することにより、加湿する水は常に清潔に保ちつつ加湿の際に綺麗な水を使用して加湿できる。
さらに、加湿水タンク22a内の水を除湿水タンク13に戻すことで、加湿装置22の結露対策にも役立つ。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態では、エレベータ制御盤1に対して除湿制御系10を設けたが、電子部品の劣化を招くようなエレベータの他の設備,例えば各種表示器などに設けてもよい。
なお、上記実施形態では、エレベータ制御盤1に対して除湿制御系10を設けたが、電子部品の劣化を招くようなエレベータの他の設備,例えば各種表示器などに設けてもよい。
また、本発明はいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、それぞれ一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ制御盤、2…乗りかご、10…除湿制御系、11…湿度計測器、12…除湿装置、12a…流路切換手段、12b…排気ダクト、13…除湿水タンク、15(15a,15b)…水位計、16…送水装置、17…メインコントローラ、18…連係管体、20…加湿制御系、21…湿度計測器、22…加湿装置、22a…加湿水タンク、22b…コントローラ、22c…清浄装置、22d…水位計、22e…不純物濃度測定器、23…細菌量測定器。
Claims (10)
- エレベータ制御盤内の計測湿度が第1の設定湿度より高くなったとき、電子部品の劣化を防ぐために除湿動作を行う前記エレベータ制御盤の除湿制御系と、
乗りかご内の計測湿度が第2の設定湿度より低くなったとき、前記除湿動作で得られた除湿水を用いて、加湿動作を行う前記乗りかごの加湿制御系と
を備えたことを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 請求項1に記載のエレベータ設備の除湿・加湿システムにおいて、
前記除湿制御系は、エレベータ制御盤内の湿度を計測する湿度計測手段と、この湿度計測手段で計測された湿度が第1の設定湿度より高くなったとき、除湿動作指令を出力するメインコントローラと、このメインコントローラからの除湿動作指令を受けて除湿動作を行う除湿装置と、除湿動作によって得られた除湿水を蓄える除湿水タンクと、この除湿水タンクの水位を計測して前記メインコントローラに送出する第1の水位計測手段とを備え、
前記除湿水タンクの水位が満水になるまで前記除湿水を除湿水タンクへ送水することを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 請求項2に記載のエレベータ設備の除湿・加湿システムにおいて、
前記除湿装置には流路切換手段及び排気ダクトが設けられ、
前記流路切換手段は、前記第1の水位計測手段で計測された水位から前記除湿水タンクが満水であるとき、前記コントローラからの切換え指令に従い、前記除湿水タンクに代えて、前記排気ダクト側に切換えて前記除湿動作で得られた除湿水を外気へ排出することを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 請求項1または請求項2に記載のエレベータ設備の除湿・加湿システムにおいて、
前記加湿制御系は、前記除湿水タンクから除湿水を受け取って蓄える加湿水タンクと、前記乗りかご内の湿度を計測する湿度計測手段と、この計測された湿度が設定湿度より低くなったとき、加湿動作指令を出力するコントローラと、この加湿動作指令を受けて加湿動作を行う加湿装置とを備えたことを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 請求項4に記載のエレベータ設備の除湿・加湿システムにおいて、
前記乗りかご内の細菌量を測定する細菌量測定手段が設けられ、
前記コントローラは、前記湿度計測手段で計測された湿度が設定湿度より低くなっていないが、前記細菌量測定手段で測定された細菌量が設定細菌量データよりも多いとき、前記加湿装置に加湿動作指令を送出し、加湿動作を行わせることを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 前記請求項2に記載の除湿水タンク側に除湿水を送水する送水装置を設けるとともに、
当該送水装置と前記請求項4に記載の加湿水タンクとの間に連係管路を接続し、
前記送水装置は、前記加湿制御系を構成する前記コントローラから送水要求信号を受けたとき前記除湿水タンクの除湿水を前記加湿水タンクに送水し、送水不要信号を受けたとき送水を停止することを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 請求項6に記載のエレベータ設備の除湿・加湿システムにおいて、
前記除湿水タンクの水位を計測する第2の水位計測手段を設け、
前記送水装置は、前記加湿制御系を構成する前記コントローラから一定の条件のもとに回収要求信号を受けたとき、前記加湿水タンク内の水を回収するとともに、前記第2の水位計測手段で計測される前記除湿水タンクの水位を当該コントローラに送信し、当該コントローラから前記除湿水タンクが満水とする回収停止信号を受けたとき回収停止を行うことを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - 請求項4に記載のエレベータ設備の除湿・加湿システムにおいて、
前記加湿水タンク内の除湿水に含む不純物濃度を測定する不純物濃度測定手段及び不純物を含む除湿水を清浄する清浄手段を設け、
前記コントローラは、前記不純物濃度測定手段で測定された不純物濃度が設定濃度より高いとき、前記清浄手段に清浄動作指令を送出し、前記加湿水タンク内の除湿水を清浄することを特徴とするエレベータ設備の除湿・加湿システム。 - エレベータ制御盤内の計測湿度が設定湿度より高くなったとき除湿動作を行う除湿動作ステップと、
この除湿動作ステップで得られた除湿水を除湿水タンクに蓄える貯水ステップと、
この貯水ステップで蓄えられた除湿水タンク内の水位が満水になったとき、前記除湿動作ステップで得られた除湿水を前記除湿水タンクに代えて外気へ排出する排出ステップと、
乗りかご側の加湿装置から送水要求信号を受けたとき、前記除湿水タンク側に設置された送水装置により除湿水タンク内に蓄えられた除湿水を吸い上げて連係管体を介して乗りかご側の加湿水タンクに送水する送水ステップと、
前記乗りかご側の加湿装置から加湿水タンクの水位が満水による送水不要信号を受けたとき、前記送水装置による送水を停止する送水停止ステップと、
前記乗りかご内部の計測湿度が設定湿度より低くなったとき加湿動作を行う加湿動作ステップと
を有することを特徴とするエレベータ設備の除・加湿方法。 - エレベータ制御盤内の計測湿度が設定湿度より高くなったとき除湿動作を行う除湿動作ステップと、
この除湿動作ステップで得られた除湿水を除湿水タンクに蓄える貯水ステップと、
この貯水ステップで蓄えられた除湿水タンク内の水位が満水になったとき、前記除湿動作ステップで得られた除湿水を前記除湿水タンクに代えて外気へ排出する排出ステップと、
乗りかご側の加湿装置から送水要求信号を受けたとき、前記除湿水タンク側に設置された送水装置により除湿水タンク内に蓄えられた除湿水を吸い上げて連係管体を介して乗りかご側の加湿水タンクに送水する送水ステップと、
前記乗りかご側の加湿装置から回収要求信号を受けたとき、送水装置により連係管体を介して乗りかご側の加湿水タンクに蓄えられている除湿水を前記除湿水タンクに回収する回収ステップと、
回収後の当該除湿水タンクの水位を計測し、前記乗りかご側の加湿装置に通知し、当該加湿装置から前記除湿水タンクが満水であることに基づき回収停止信号を受けたとき、回収動作を停止するステップと
を有することを特徴とするエレベータ設備の除・加湿方法。
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