JP2015152180A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも消費電力を低減でき快適性が向上した加湿装置を提供する。
【解決手段】吸込口1a及び吹出口1bが設けられ内部に風路3が形成された本体1と、本体1の風路3上に設けられる加湿エレメント2と、給水弁23を有し、加湿エレメント2に給水する給水手段21と、加湿エレメント2に空気を導く送風手段5と、給水弁23及び送風手段5を制御する制御手段80と、を備え、制御手段80は、給水弁23を開放し送風手段5を停止させる洗浄モードと、給水弁23を閉塞し送風手段5を停止させる停止モードと、を有し、送風手段5を回転させた後に、洗浄モードと停止モードとを順に実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加湿装置に関する。
従来より、加湿エレメントから発せられる不快な臭いの抑制を図った加湿装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1に記載の加湿装置は、加湿運転でない状態(加湿ユニットの回転が停止している状態)において、送風手段の駆動状態に応じて、乾き抑制手段が、駆動状態に対応して定められた所定時間のインターバルで、加湿ユニットを少なくとも1回転させることで、加湿運転でない状態でも、加湿ユニット全体が、常に、貯水槽の水で濡れるようにすることで、加湿ユニットが生乾きになることを抑制し、結果として生乾きに伴う不快な臭いの発生を抑制している。
特許文献2に記載の加湿装置は、加湿運転中に運転停止操作が行われると、予め決められた風量で、予め決められた時間だけ送風を行う自動乾燥運転を実施し、加湿運転後に空気清浄運転を経由して運転停止操作が行われると、前記空気清浄運転時の風量に関わらず、前記気化フィルタの回転が停止してから一定時間以上経過したか否かを判断し、一定時間未満の場合は前記自動乾燥運転を実施することで、気化フィルタにカビや雑菌が繁殖するのを抑制し、悪臭や雑菌を放つことを抑制している。
特開2011−33253号公報([0010]) 特開2012−37169号公報([0009]、[0011])
特許文献1に記載の加湿装置では、使用者が加湿運転OFFの指令を出しているにも拘わらず、加湿ユニットが常に貯水槽の水で濡れた状態に保たれているため、送風機の運転に伴い居室内が加湿されてしまい、使用者に不快感を与えていた。
また、特許文献1に記載の加湿装置では、使用者が空気清浄運転と加湿運転とを共にOFF(すなわち、加湿付き空気清浄機を停止)の指令を出した場合、加湿ユニットの回転がOFFされる。このため、送風機停止の状態が長期間継続すると、加湿ユニットではカビや雑菌等が繁殖し、さらに自然蒸発に伴い加湿ユニットが生乾きの状態となる可能性があり、次回送風機が運転する際に、カビや雑菌等と共に生乾き臭を放つ可能性があった。
特許文献2に記載の加湿装置では、使用者が加湿装置を停止した際、停止指令を与えたにも拘わらず送風機の運転が継続しているため、使用者に対して加湿装置が故障しているような違和感を与えることが想定される。
また、特許文献2に記載の加湿装置では、乾燥制御が開始されるまでの間(すなわち、加湿運転中)に、気化フィルタ上では給水された水の気化が継続的に行われるため、気化フィルタ上のカルキ成分が高濃度になっている可能性があった。このような状況で、加湿装置の停止後に即乾燥制御を実施した場合、カルキ成分が析出する(いわゆる白粉)問題が発生する可能性があった。
また、特許文献2に記載の加湿装置では、加湿運転後に空気清浄運転を経由して運転停止操作が行われると、空気清浄運転時の風量に関わらず、前記気化フィルタの回転が停止してから一定時間以上経過したか否かを判断し、一定時間以上経過していた場合は自動乾燥運転を実施しないようにしていた。このため、空気清浄運転時に気化フィルタを通過する吸い込み空気が元々高湿であった場合には、前記一定時間を経過しても気化フィルタが乾燥しないケースがあった。このような状況で自動乾燥運転を実施しなければ、気化フィルタ上でカビや雑菌等が繁殖するため、次回送風機が運転する際に、カビや雑菌等と共に異臭を居室内に撒き散らす可能性があった。
また、特許文献2に記載の加湿装置では、加湿エレメントにおいてカビや雑菌が繁殖しなくなるまで乾燥させるには、非常に多くの時間を要する(数十分〜数時間程度)ため、加湿装置の停止期間にも拘わらず、送風機運転に伴い消費電力が増大するという課題があった。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、従来よりも消費電力を低減でき快適性が向上した加湿装置を提供することを目的とする。
本発明に係る加湿装置は、吸込口及び吹出口が設けられ内部に風路が形成された本体と、前記本体の前記風路上に設けられる加湿エレメントと、給水弁を有し、前記加湿エレメントに給水する給水手段と、前記加湿エレメントに空気を導く送風手段と、前記給水弁及び前記送風手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記給水弁を開放し前記送風手段を停止させる洗浄モードと、前記給水弁を閉塞し前記送風手段を停止させる停止モードと、を有し、前記送風手段を回転させた後に、前記洗浄モードと前記停止モードとを順に実行するものである。
本発明によれば、送風手段を回転させた後に、洗浄モードと停止モードとを順に実行するため、従来よりも消費電力を低減でき快適性が向上した加湿装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る加湿装置100の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加湿装置100の運転時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の運転シーケンス)である。 本発明の実施の形態1に係る加湿装置100の停止時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の停止シーケンス)である。 本発明の実施の形態2に係る加湿装置100の運転時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の運転シーケンス)である。 本発明の実施の形態2に係る加湿装置100の制御手段80の送風タイマー80aのカウント方法を判定する一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る加湿装置100の停止時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の停止シーケンス)である。 本発明の実施の形態3に係る加湿装置100の断面図である。 本発明の実施の形態3に係る加湿装置100の停止時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の停止シーケンス)である。 本発明の実施の形態3に係る加湿装置100の制御手段80の停止時間を判定する一例を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る加湿装置100の断面図である。
以下、本発明の加湿装置100の一実施例を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る加湿装置100の断面図である。図1に示されるように、加湿装置100は、本体1と、加湿エレメント2と、給水手段21と、給水槽31と、排水槽41と、排水手段51と、操作手段70と、湿度センサ71と、制御手段80と、空気清浄フィルタ90と、を備える。なお、加湿装置100が、排水手段51及び操作手段70を備える例について説明するが、排水手段51、操作手段70、及び空気清浄フィルタ90は必須の構成ではない。
本体1は、加湿装置100の外郭を形成する部材である。本体1には、吸込口1a、吹出口1b、給水接続口1c、及び排水接続口1dが設けられている。吸込口1a及び吹出口1bが設けられることで、ダクト搬送できるように風路3が形成される。風路3には、風路3の上流側から順に、空気清浄フィルタ90、湿度センサ71、加湿エレメント2、送風手段5が設けられている。送風手段5は、例えばシロッコファンで構成される。
給水手段21は、給水槽31に給水するためのものであり、給水配管22と、給水弁23と、を備え、本体1の内部に設けられている。給水配管22は、一端が本体1に設けられた給水接続口1cに位置し、他端(給水口22a)が給水槽31の上方に位置している。給水弁23は、給水接続口1cから給水配管22に供給された水を給水口22a側に導くように開放し、又は閉塞するものである。
給水槽31は、給水手段21から供給された水を溜める部材である。給水槽31は、加湿供給水32を溜めることができるように、底面の周囲から上方に立ち上がった周壁を有する部材である。給水槽31の底面には例えば複数の孔(図示省略)が形成されており、給水手段21により供給された加湿供給水32を加湿エレメント2に分散させている。なお、給水槽31より加湿エレメント2へ加湿供給水32を分散させる手段は他のどのようなものでもよい。
排水槽41は、加湿エレメント2の下方に設けられ、加湿エレメント2で気化されなかった加湿供給水32の残水42を溜める部材である。排水槽41は、残水42を溜めることができるように、底面の周囲から上方に立ち上がった周壁を有する部材である。排水槽41は、排水槽41に溜まった水を排水手段51によって、排出できるような手段(例えば、底面が傾斜した構造を有する等)を持つことが望ましい。
排水手段51は、排水槽41に溜まった残水42を本体1の外部に排出するためのものであり、排水配管52を備え、本体1の内部に設けられている。排水配管52は、一端が排水接続口1dに位置し、他端(排水口52a)が排水槽41の下方に位置している。排水口52aは、排水槽41の底面の最も低い位置に形成されている。
操作手段70は、例えば、加湿装置100の運転開始を要求するボタン及び加湿装置100の運転停止を要求するボタンを有するリモートコントローラである。なお、操作手段70は、図示したようなリモートコントローラでなく、本体1に設けられていてもよい。また、加湿装置100の運転開始を要求するボタン及び加湿装置100の運転停止を要求するボタンは、1つのボタンで共用されてもよい。
湿度センサ71は、本体1の内部であって風路3上に位置するように設けられ、風路3上の湿度を検知するものである。空気清浄フィルタ90は、吸込口1aから本体1の内部に導入された空気を清浄化するものである。
制御手段80は、湿度センサ71の検知値、加湿エレメント2の乾燥状態、操作手段70で操作された情報等に基づいて、送風手段5及び給水弁23を制御する。制御手段80は、例えば、この機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア、又はマイコン若しくはCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアで構成される。また、制御手段80は、計時機能を有する送風タイマー80aを備え、送風タイマー80aの計時情報に基づいて各種運転状態を変更する。
なお、送風手段5は、加湿エレメント2の上流側でなく下流側に位置されていてもよい。また、送風手段5及び湿度センサ71は、本体1の機外に設けられ、ダクト接続で本体1の上流側又は下流側に設けられていてもよい。
ここで、制御手段80が給水弁23を開放させた場合における水の流れについて説明する。給水接続口1cから給水配管22に供給された水は、給水配管22の内部を流れ、給水口22aを通って給水槽31に供給される。給水槽31に供給された加湿供給水32は、給水槽31の底面に形成された孔を通って、加湿エレメント2に供給される。加湿エレメント2に供給された加湿供給水32のうち蒸発しなかった水は、残水42となって排水槽41に排出される。排水槽41に供給された残水42は、排水口52aを通って排水配管52の内部を流れ、排水接続口1dを通って、本体1の外部に排出される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る加湿装置100の運転時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の運転シーケンス)である。図2を用いて、加湿装置100の運転を開始する要求があった後に行われるステップS21〜ステップS25、ステップS261〜ステップS264、及びステップS271〜ステップS274の処理について説明する。なお、加湿装置100の運転は、操作手段70に設けられた加湿装置100の運転開始を要求するボタン(図示省略)又は操作手段70に設けられたスケジュール機能(図示省略)を選択することで実行される。
なお、以降の説明において、加湿モードとは、制御手段80が、加湿装置100の運転時において、送風手段5を回転させ給水弁23を開放する制御モードである。
また、以降の説明において、送風モードとは、制御手段80が、加湿装置100の運転時において、送風手段5を回転させ給水弁23を閉塞する制御モードである。
ステップS21において、制御手段80は、加湿装置100の制御モードを送風モードに設定し、ステップS22に移行する。ステップS22において、制御手段80は、送風手段5を回転させ給水弁23を閉塞し、ステップS23に移行する。
ステップS23において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされたか否かを判定する。ステップS23において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされたと判定した場合には(ステップS23でYES)、加湿装置の運転シーケンスを終了し、後述する加湿装置の停止シーケンスに基づく動作を行う。一方、ステップS23において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされなかったと判定した場合には(ステップS23でNO)、ステップS24に移行する。
ステップS24において、制御手段80は、送風手段5の回転が始まってから一定時間経過したか否かを判定する。ステップS24において、制御手段80は、送風手段5の回転が始まってから一定時間経過したと判定した場合には(ステップS24でYES)、ステップS25に移行する。一方、ステップS24において、制御手段80は、送風手段5の回転が始まってから一定時間経過していないと判定した場合には(ステップS24でNO)、ステップS23に戻る。
なお、ステップS24における一定時間は例えば5分であるが、具体的な時間はこれに限定されるものではなく、湿度センサ71の検知値が安定するのに十分な時間を適宜決定することができる。なお、この時間は、例えば、制御手段80が加湿装置100の運転を開始する前に算出する。
また、ステップS24における一定時間は、加湿装置100の設置環境等に応じて調整されてもよい。例えば、ステップS24を省略してもよい。
ステップS25において、制御手段80は、制御モードが加湿モード及び送風モードの何れであるかを判定する。ステップS25において、制御手段80は、制御モードが加湿モードであると判定した場合には、ステップS261へ移行する。ステップS25において、制御手段80は、制御モードが送風モードであると判定した場合には、ステップS271に移行する。
なお、後述するステップS263及びステップS264は加湿モードの動作である。また、後述するステップS273及びステップS274は送風モードの動作である。まず、ステップS25において、制御手段80が、加湿モードと判定した場合の動作について説明する。
ステップS261において、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が「目標湿度+5%」以上であるか否かを判定する。なお、ステップS261における目標湿度は、例えば、使用者が操作手段70を操作することで設定しておく。
ステップS261において、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が「目標湿度+5%」以上であると判定した場合には(ステップS261でYES)、ステップS262において制御モードを送風モードに変更した上で、ステップS25へ戻る。一方、ステップS261において、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が「目標湿度+5%」未満であると判定した場合には(ステップS261でNO)、ステップS263へ移行する。
ステップS263において、制御手段80は、送風手段5を回転したまま給水弁23を開放させ、ステップS264へ移行する。これにより、水道水が給水口22aから給水槽31に給水される。このとき、給水槽31内の加湿供給水32は、図示しない給水槽31の底面に多数形成された孔を通して、加湿エレメント2へ供給される。このとき、送風手段5は回転しているため、吸込口1aから吸い込まれ空気が風路3内にある加湿エレメント2を通過し吹出口1bへ流れ室内へ送風されている。空気が加湿エレメント2を通過することで、加湿エレメント2上の水は気化蒸発し高湿度に加湿された空気を室内へ供給することができる。
なお、本実施の形態1の加湿装置100では、常に給水手段21から塩素を含む水道水が加湿エレメント2に直接供給されるため、加湿エレメント2上でカビや雑菌が発生しにくい構造となっている。
また、給水手段21の給水能力は、加湿モード時の蒸発水量の3倍程度の水量を給水し得るものとし、給水槽31の容積や給水槽31の底面に形成される孔の密度等は、加湿供給水32がオーバーフローしないよう設計されているものとする。
また、仮に給水槽31の加湿供給水32が給水槽31の底面が目詰まりする等の不具合によりオーバーフローした場合は、後述する排水槽41でオーバーフローした加湿供給水32を受容する構造とすることで、機外への漏水を抑制している。
なお、加湿モード中、加湿エレメント2で気化されなかった加湿供給水32の残水42は排水槽41へ流れる。残水42は、この排水槽41の底面の最も低い位置にある排水口52aから本体1に設けられた排水接続口1dを通って排水される。
なお、本実施の形態1の加湿装置100では、加湿エレメント2で気化されなかった残水42が、加湿エレメント2に循環しない構造となっているので、残水42を機内に留めないことでカビや雑菌が繁殖するような不具合がなく、また残水42が再利用されないことにより、加湿供給水32のカルキ成分が濃縮されるようなこともない。
ステップS264において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされたか否かを判定する。ステップS264において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされたと判定した場合には(ステップS264でYES)、加湿装置の運転シーケンスを終了し、後述する加湿装置の停止シーケンスに基づく動作を行う。一方、ステップS264において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされなかったと判定した場合には(ステップS264でNO)、ステップS261に戻る。
次に、ステップS25において、制御手段80が、送風モードと判定した場合の動作について説明する。
ステップS271において、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が「目標湿度−5%」以下であるか否かを判定する。ステップS271において、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が「目標湿度−5%」以下であると判定した場合には(ステップS271でYES)、ステップS272において制御モードを加湿モードに変更した上で、ステップS25へ戻る。一方、ステップS271において、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が「目標湿度−5%」超であると判定した場合には(ステップS271でNO)、ステップS273へ移行する。
ステップS273において、制御手段80は、送風手段5を回転させたまま給水弁23を閉塞させ、ステップS274に移行する。これにより、給水口22aから給水槽31への給水が止まる。すなわち、加湿エレメント2への給水が止まる。このため、加湿エレメント2では気化蒸発が進むにつれ、加湿エレメント2が乾燥し、やがて居室内へ加湿された空気が供給されなくなるため、過加湿による使用者へ不快感を与えることがなくなる。なお、送風モード時において、加湿装置100は、空気清浄フィルタ90を用いた空気清浄運転を実施している。なお、空気清浄フィルタを備え付けない構成とした場合も室内湿度を検知するため、送風モードを実施するが、この場合は、加湿モード時よりも回転数を落とす、または周期的に送風手段5の回転/停止を繰り返す制御とするのが望ましい。これにより、消費電力の削減が可能となる。
ステップS274において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされたか否かを判定する。ステップS274において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされたと判定した場合には(ステップS274でYES)、加湿装置の運転シーケンスを終了し、後述する加湿装置の停止シーケンスに基づいて動作する。一方、ステップS274において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の停止を要求する操作がされなかったと判定した場合は(ステップS274でNO)、ステップS271に戻る。
なお、図2で説明した加湿装置の運転シーケンスにおいて、制御手段80は、湿度センサ71の検知値と目標湿度との比較結果から加湿モード又は送風モードを自動で判定していたが、操作手段70から加湿モード又は送風モードを直接指示できるような手段を別途設けてもよい。
図3は、本発明の実施の形態1における加湿装置100の停止時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の停止シーケンス)である。図3を用いて、操作手段70により加湿装置100の運転の停止を要求する操作がされた後に行われる、ステップS31〜ステップS38について説明する。なお、加湿装置100の停止操作は、例えば、操作手段70に設けられた加湿装置100の運転停止を要求するボタン(図示省略)又は操作手段70に設けられたスケジュール機能(図示省略)を選択することで実行される。
なお、以降の説明において、加湿装置の停止シーケンス中に、制御手段80が、給水弁23を開放し送風手段5を停止させる制御モードを、洗浄モードと称することがある。
また、以降の説明において、加湿装置の停止シーケンス中に、制御手段80が、給水弁23を閉塞し送風手段5を停止させる制御モードを、停止モードと称することがある。
ステップS31において、制御手段80は、制御モードを洗浄モードへ変更し、ステップS32に移行する。ステップS32において、制御手段80は、給水弁23を開放し送風手段5を停止させることで、加湿エレメント2の洗浄を開始し、ステップS33に移行する。
ステップS33において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の運転の開始を要求する操作がされたか否かを判定する。ステップS33において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の運転の開始を要求する操作がされたと判定した場合には(ステップS33でYES)、加湿装置の停止シーケンスを終了し、前述した加湿装置の運転シーケンスに基づき動作する。一方、ステップS33において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の運転の開始を要求する操作がされなかったと判定した場合には(ステップS33でNO)、ステップS34に進む。
ステップS34において、制御手段80は、洗浄モードを開始してから一定時間経過したか否かを判定する。ステップS34において、制御手段80は、洗浄モードを開始してから一定時間が経過したと判定した場合には(ステップS34でYES)、ステップS35に進む。一方、ステップS34において、制御手段80は、洗浄モードを開始してから一定時間経過していないと判定した場合には(ステップS34でNO)、ステップS33に戻る。
なお、ステップS34における一定時間は例えば10分であるが、具体的な時間はこれに限定されるものではなく、加湿エレメント2の最大保水量分の水を入れ替えるのに必要な時間を適宜決定することができる。なお、この時間は、例えば、制御手段80が加湿装置100の運転を開始する前に適切な時間を算出する。
ステップS35において、制御手段80は、制御モードを停止モードへ変更し、ステップS36に移行する。ステップS36において、制御手段80は、給水弁23を閉塞し送風手段5を停止させ、ステップS37に移行する。
ステップS37において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の運転の開始を要求する操作がされたか否かを判定する。ステップS37において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の運転の開始を要求する操作がされたと判定した場合には(ステップS37でYES)、加湿装置の停止シーケンスを終了し、前述した加湿装置の運転シーケンスに基づき動作する。一方、ステップS37において、制御手段80は、操作手段70により加湿装置100の運転の開始を要求する操作がされなかったと判定した場合には(ステップS37でNO)、ステップS38に進む。
ステップS38において、制御手段80は、停止モードを開始してから一定時間経過したか否かを判定する。ステップS38において、制御手段80は、停止モードを開始してから一定時間が経過したと判定した場合には(ステップS38でYES)、ステップS31に進み、再び洗浄モードを開始する。一方、ステップS38において、制御手段80は、停止モードを開始してから一定時間が経過していないと判定した場合には(ステップS38でNO)、ステップS37に戻る。
なお、ステップS38における一定時間は例えば20分であるが、具体的な時間はこれに限定されるものではなく、加湿エレメントにカビや雑菌が繁殖しない時間を、適宜決定することができる。なお、この時間は、例えば、制御手段80が加湿装置100の運転を開始する前に算出する。
以上のように、本実施の形態1に係る加湿装置100は、制御手段80は、給水弁23を開放し送風手段5を停止させる洗浄モードと、給水弁23を閉塞し送風手段5を停止させる停止モードと、を有し、送風手段5を回転させた後に(加湿装置100の停止期間中に)、洗浄モードと停止モードとを順に実行する。このように、加湿装置100の停止期間中に、洗浄モードと停止モードとを順に実行するため、加湿エレメント2上のカビや雑菌等の繁殖、及びカルキ成分の析出を抑制し、悪臭及び白粉の発生を抑制することができる。特に、加湿装置100の停止期間中に、洗浄モードと停止モードとを順に実行し繰り返すことで、加湿装置100の停止が長期間継続した場合でも、洗浄モードの動作が定期的に繰り返されるため、加湿ユニット上でカビや雑菌等が繁殖することを抑制可能になると共に、定期的な給水により加湿ユニットが生乾きの状態となることも抑制できるため、次回送風機が運転する際に、カビや雑菌等と共に生乾き臭を放つ恐れはなくなる。
また、使用者が加湿装置100の停止操作を実施した場合、洗浄モードに遷移するため、送風機が必ず停止する。このため、使用者は送風機の音の変化により、確実に加湿停止操作が装置に反映されたことを認識できるため、使用者に違和感を与えることがなくなった。
また、加湿装置100の停止期間中に、加湿エレメント2においてカビや雑菌が繁殖しなくなる程度まで乾燥させるべく、多くの時間(数十分〜数時間程度)をかけて送風機運転をするようなことはない。このため、加湿装置100の消費電力(ランニングコスト)を大幅に削減することができる。
また、送風モードを実行している(すなわち、湿度が目標湿度に達している)状況では、加湿エレメント2が乾燥状態となるため、送風モード時に加湿空気を居室内に供給するような不具合を抑制でき、使用者に過加湿による不快感を与えることもなくなる。
また、加湿モードでの運転中に加湿エレメント2上のカルキ成分が高濃度になっていた場合でも、洗浄モードが繰り返し実施されることにより加湿エレメント上のカルキ成分を洗い流し、カルキ成分濃度を低くすることができる。このため、次回送風機が運転する際に、カルキ成分(いわゆる白粉)の析出を抑制できる。
以上のようにして、従来よりも消費電力を低減でき快適性が向上した加湿装置100を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2は、実施の形態1とは異なり、加湿装置の停止シーケンスにおいて、制御手段80が送風モードでの動作時間に応じて洗浄モードを行わないようにしている。
なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、本実施の形態2においては、実施の形態1と同一の機能や構成についての説明は省略する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る加湿装置100の運転時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の運転シーケンス)である。図5は本発明の実施の形態2に係る加湿装置100の制御手段80の送風タイマー80aのカウント方法を判定する一例を示す図である。
図4を用いて、加湿装置100の運転を停止する要求があった後に行われる、ステップS41及びステップS42の処理について説明する。なお、ステップS21〜ステップS25は、実施の形態1のステップS21〜ステップS25と同一の処理であるため、説明を省略する。また、ステップS261〜ステップS264は、実施の形態1のステップS261〜ステップS264と同一の処理であるため、説明を省略する。また、ステップS271〜ステップS274は、実施の形態1のステップS271〜ステップS274と同一の処理であるため、説明を省略する。
ステップS25において、制御手段80は、制御モードが加湿モード及び送風モードの何れであるかを判定する。ステップS25において、制御手段80は、制御モードが加湿モードであると判定した場合には、ステップS41へ移行する。ステップS25において、制御手段80は、制御モードが送風モードであると判定した場合には、ステップS42に移行する。
ステップS41において、制御手段80は、加湿モードのため、送風モードの動作時間をカウントする送風タイマー80aを0クリアした上でカウント停止する。
ステップS42において、制御手段80は、送風モードであるため、送風タイマー80aをカウントする。ここで、送風モードにおける加湿エレメント2の乾燥速度は、加湿エレメント2を通過する空気の湿度によって異なる。すなわち、低湿度の空気が通過すれば気化蒸発の効果が高く、より早く加湿エレメント2は乾燥する。一方、高湿度の空気が通過する場合は気化がなかなか進まず、加湿エレメント2は湿潤状態を保つことになる。
ステップS42において、制御手段80は、上述した乾燥速度の性質に鑑み、湿度センサ71の検知値に基づいて、送風タイマー80aのカウント方法を変更する。具体的には、制御手段80は、図5に示す表を用いてカウント方法を決定する。図5の表は具体的には以下の通りである。
(1)湿度センサ71の検知値が20%以下の場合には、1秒で4カウントする。
(2)湿度センサ71の検知値が20%超から40%以下の場合は、1秒で2カウントする。
(3)湿度センサ71の検知値が40%超から60%以下の場合は、1秒で1カウントする。
(4)湿度センサ71の検知値が60%超から80%以下の場合は、4秒で1カウントする。
(5)湿度センサ71の検知値が80%超の場合は、カウントを実施しない。
このように、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が低いほど、送風タイマー80aのカウントを早める。また、制御手段80は、湿度センサ71の検知値が高いほど、送風タイマー80aのカウントを遅め、80%超の場合には、カウントを停止する。
なお、図5に示すカウント方法における具体的な時間はこれに限定されるものではなく、加湿エレメント2を乾燥させるのに十分な時間を適宜決定することができる。また、乾燥速度(送風タイマー80aのカウント方法)は、例えば、使用者が操作手段70を操作することで設定されるようにしてもよい。また、乾燥速度は、加湿エレメント2を通過する空気の湿度だけでなく、送風量によっても変化する。このため、送風手段5の送風量が2倍になった場合に、送風タイマー80aのカウント数を2倍にしてもよい。
図6は、本発明の実施の形態2に係る加湿装置100の停止時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の停止シーケンス)である。図6を用いて、加湿装置100の運転を停止する要求があった後に行われる、ステップS61〜S63の処理について説明する。なお、ステップS31〜ステップS38は、実施の形態1のステップS31〜ステップS38と同一の処理であるため、説明を省略する。
ステップS61において、制御手段80は、加湿装置100が停止となるため(すなわち、送風手段5が停止するため)、送風タイマー80aのカウントを停止し、ステップS62に移行する。
ステップS62において、制御手段80は、送風タイマー80aのカウント値が規定値を超えたか否かを判定する。ステップS62において、制御手段80は、送風タイマー80aのカウント値が規定値を超えたと判定した場合には(ステップS62でYES)、ステップS35に進む。一方、ステップS62において、制御手段80は、送風タイマー80aのカウント値が規定値を超えていないと判定した場合には(ステップS62でNO)、ステップS63に進む。
なお、ステップS62における規定値は、例えば10800であるとする。また、本実施の形態2における規定値は、湿度センサ71の検知値が40%超60%以下の状態で、加湿装置100が送風モードを2時間行った場合のカウント値であり、加湿エレメント2が最大保水量湿潤していた場合に、加湿エレメント2が乾燥するまでの時間に相当する。送風タイマー80aのカウント値の規定値は、例えば、制御手段80が加湿装置100の運転を開始する前に算出する。
ステップS63において、制御手段80は、洗浄モードで加湿エレメント2に給水されるため、送風タイマー80aを0クリアした上でカウント停止し、ステップS31に移行する。
ステップS38において、制御手段80は、実施の形態1で説明したステップS38と同様の処理を行うが、送風タイマー80aのカウント値が規定値を超えていた場合(ステップS62においてYES)の処理について補足する。
制御手段80は、ステップS62においてYESの場合、すなわち洗浄モードを行わない場合には、ステップS38において、ステップS61に戻っても、洗浄モードを行うことなく、ステップS35に移行し、再び停止モードを行うことになる。換言すると、ステップS62においてYESの場合、制御手段80は、停止モード状態を継続することになる。
以上のように、本実施の形態2に係る加湿装置100は、送風モードでの動作時間に応じて、加湿装置の停止シーケンスにおいて、洗浄モードでの動作を行なわないようにした。すなわち、加湿エレメント2が既に乾燥状態にある場合、換言するとカビや雑菌等が繁殖しない状態の場合は、洗浄モードを行わないようにしたため、節水することができる。
また、制御手段80は、送風モードの動作時間を用いて、単純にカビや雑菌等の繁殖を抑制する制御(すなわち上述の特許文献2における自動乾燥モード、本実施の形態2における洗浄モード)の実施要否を判断するのではなく、湿度センサ71の検知値に基づいて、送風タイマー80aのカウント方法を変更している。このため、加湿エレメント2を通過する吸込み空気が高湿度で十分乾燥しきれていなかったケースでも、より確実にカビや雑菌等の繁殖を抑制する制御(すなわち、本実施の形態2における洗浄モード)で動作させることができるので、カビや雑菌等の繁殖を抑制可能となる。
なお、本実施の形態2で示したような、加湿エレメント2よりも上流側の空気が高湿となるケースとしては、吸込口1aに接続されるダクトが室外へ連通している場合、すなわち、換気装置の給気風路に本装置を組み込んだ場合が想定される。加湿装置がこのような換気装置に組み込まれた場合に、本実施の形態2で示した制御は好適である。
また、送風タイマー80aが単位時間毎にカウントするカウント数が、本発明の基準カウント数に相当する。
実施の形態3.
本実施の形態3は、実施の形態1及び実施の形態2とは異なり、風路3上であって加湿エレメント2の近傍に温度センサ72が設けられている。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については、実施の形態1及び実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、本実施の形態3において、実施の形態1及び実施の形態2と同一の機能や構成についての説明は省略する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る加湿装置100の断面図である。図7に示されるように、本体1の内部であって風路3上には温度センサ72が設けられている。温度センサ72は風路3における温度を検知する。温度センサ72が検知した検知信号は、制御手段80に入力される。制御手段80は、温度センサ72の検知値に基づいて、停止モードの実施時間(すなわち、洗浄モードの動作周期)を変更する。なお、温度センサ72は、加湿エレメント2近傍の温度を検知できればよく、例えば本体1の機外にありダクト接続により上流側に位置されていてもよい。
図8は、本発明の実施の形態3に係る加湿装置100の停止時の制御例を説明するフローチャート(加湿装置の停止シーケンス)である。以下に、図8を用いて、操作手段70により加湿装置100の運転の停止を要求する操作がされた後に行われる、ステップS81及びステップS82の処理について説明する。なお、ステップS31〜ステップS37は、実施の形態1のステップS31〜ステップS37と同一の処理であるため、説明を省略する。
ステップS81において、制御手段80は、温度センサ72の検知値に基づいて、停止モードの実施時間(以降、停止時間と称す)を決定し、ステップS37に移行する。ステップS37でNOの場合には、ステップS82に移行する。なお、ステップS81における停止時間の設定は、図9に示す表を用いて決定する。
図9は本発明の実施の形態3に係る加湿装置100の制御手段80の停止時間を判定する一例を示す図である。図9には、温度センサ72の検知温度と停止時間とが、以下の(1)〜(4)のように対応付けられている。
(1)温度センサ72の検知温度が10℃以下の場合には、停止時間を90分とする。
(2)温度センサ72の検知温度が10℃超〜15℃以下の場合には、停止時間を60分とする。
(3)温度センサ72の検知温度が15℃超〜20℃以下の場合には、停止時間を40分とする。
(4)温度センサ72の検知温度が20℃超の場合には、停止時間を20分とする。
このように、制御手段80は、温度センサ72の検知値が小さい場合には、カビや雑菌が繁殖しにくい環境となるため、停止時間を長くする。また、制御手段80は、温度センサ72の検知値が大きい場合には、カビや雑菌が繁殖しやすい環境となるため、停止時間を短くする。
すなわち、制御手段80は、カビが、高湿度環境下で温度が20℃〜30℃で活性し、加湿ユニットの生乾き臭の原因となる雑菌等が、高湿度環境下で温度が25℃以上で活性するという一般的な性質に基づいて、停止時間を調整するのである。これにより、停止時間を20分等の固定値で制御する場合に比べ、洗浄モードでの動作が頻繁に実施されることがなくなり、節水することができる。
なお、ステップS81においては、制御手段80は、加湿装置の停止シーケンスで既に停止時間が設定済みであれば、ステップS81を行わないようにしてもよいし、例えば10分単位できめ細かく再設定するようにしてもよい。
ステップS82において、制御手段80は、停止モードを開始してからステップS81で設定した停止時間が経過したか否かを判定する。ステップS82において、制御手段80は、停止モードを開始してからステップS81で設定した停止時間が経過したと判定した場合には(ステップS82でYES)、ステップS31に戻る。一方、ステップS82において、制御手段80は、停止モードを開始してからステップS81で設定した停止時間が経過していないと判定した場合には(ステップS82でNO)、ステップS81に戻る。
本実施の形態3に係る加湿装置100は、加湿エレメント2近傍の温度を検知する温度センサ72を備え、制御手段80が、温度センサ72の検知温度に基づいて停止時間を決定する。すなわち、制御手段80は、温度センサ72の検知値が低い場合には、カビや雑菌が繁殖しにくい環境となることを考慮し、停止時間を長く設定する。このため、洗浄モード(すなわち給水)の頻度を極力抑え、節水することができる。また、制御手段80は、温度センサ72の検知値が高い場合には、カビや雑菌が繁殖しやすい環境となることを考慮し、停止時間を短く設定する。このため、カビや雑菌が加湿エレメント2で繁殖する前に、洗浄モードで加湿エレメント2の洗浄が可能となるため、カビや雑菌が加湿エレメント2上で繁殖することを抑制できる。
実施の形態4.
本実施の形態4は、給水手段21が供給する加湿供給水32が、実施の形態1〜実施の形態3のように、本体1の外側から給水接続口1cを通して供給されるのではなく、本体1の内側に設置される着脱可能な給水タンク131から供給されるようにしている。
また、本実施の形態4では、排水手段51が排出する残水42が、実施の形態1〜実施の形態3のように、本体1の外側へ排水接続口1dを通して排出されるのではなく、本体1の内側に設置される着脱可能な排水タンク132に排出されるようにしている。
なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、本実施の形態4において、実施の形態1〜実施の形態3と同一の機能や構成についての説明は省略する。
図10は本発明の実施の形態4に係る加湿装置100の断面図である。図10に示されるように、加湿装置100は、給水タンク131及び排水タンク132を有する。給水タンク131は、本体1内に設けられ、給水手段21を構成するタンクである。排水タンク132は、本体1内に設けられ、排水手段51を構成するタンクである。
給水配管22は、一端が給水タンク131に接続され、他端(給水口22a)が給水槽31の上方に位置している。排水配管52は、一端が排水タンク132に接続され、他端(排水口52a)が排水槽41の下方に位置している。
本実施の形態4に係る加湿装置100は、給水タンク131及び排水タンク132を有し、給水手段21が供給する加湿供給水32が、本体1の内側に設置される着脱可能な給水タンク131から供給され、さらに排水手段51が排出する残水42が、本体1の内側に設置される着脱可能な排水タンク132に排出される。このため、本実施の形態4のような可搬形の加湿装置100についても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明は居室内を加湿する加湿装置に有用である。
1 本体、1a 吸込口、1b 吹出口、1c 給水接続口、1d 排水接続口、2 加湿エレメント、3 風路、5 送風手段、21 給水手段、22 給水配管、22a 給水口、23 給水弁、31 給水槽、32 加湿供給水、41 排水槽、42 残水、51 排水手段、52 排水配管、52a 排水口、70 操作手段、71 湿度センサ、72 温度センサ、80 制御手段、80a 送風タイマー、90 空気清浄フィルタ、100 加湿装置、131 給水タンク、132 排水タンク。

Claims (7)

  1. 吸込口及び吹出口が設けられ内部に風路が形成された本体と、
    前記本体の前記風路上に設けられる加湿エレメントと、
    給水弁を有し、前記加湿エレメントに給水する給水手段と、
    前記加湿エレメントに空気を導く送風手段と、
    前記給水弁及び前記送風手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記給水弁を開放し前記送風手段を停止させる洗浄モードと、
    前記給水弁を閉塞し前記送風手段を停止させる停止モードと、を有し、
    前記送風手段を回転させた後に、前記洗浄モードと前記停止モードとを順に実行する
    ことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記送風手段を回転させた後に、前記洗浄モードと前記停止モードとを順に実行し繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 吸込口及び吹出口が設けられ内部に風路が形成された本体と、
    前記本体の前記風路上に設けられる加湿エレメントと、
    給水弁を有し、前記加湿エレメントに給水する給水手段と、
    前記加湿エレメントに空気を導く送風手段と、
    前記給水弁及び前記送風手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記給水弁を開放し前記送風手段を停止させる洗浄モードと、
    前記給水弁を閉塞し前記送風手段を停止させる停止モードと、を有し、
    前記送風手段が回転している間、単位時間毎に基準カウント数をカウントして累積し、
    前記送風手段を回転させた後に、累積したカウント数に基づいて前記洗浄モード又は前記停止モードを実行する
    ことを特徴とする加湿装置。
  4. 前記風路上であって前記加湿エレメントの上流側に設けられる湿度センサをさらに備え、
    前記制御手段は、
    少なくとも前記湿度センサの検知値に基づいて前記基準カウント数を変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の加湿装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記送風手段の回転数に基づいて前記基準カウント数を変更する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記送風手段を回転させた後に、累積したカウント数が規定値以上であるか否かを判定し、累積したカウント数が規定値以上である場合には前記停止モードを実行し、累積したカウント数が規定値未満である場合には前記洗浄モードを実行する
    ことを特徴とする請求項3〜請求項5の何れか一項に記載の加湿装置。
  7. 前記風路上であって前記加湿エレメントの上流側に設けられる温度センサをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記温度センサの検知値に基づいて前記停止モードの動作時間を変更する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の加湿装置。
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